2020年1月

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島根のU・Iターン相談会に132名が参加

27日から28日にかけて東京にも雪が降った。暖冬ということで木々の木の芽も膨らんでいた。1月末の雪は、なにかホッとするものがある雪であった。 最近、個別の移住相談が増加の傾向がある。昨年は前年比でも2割ほど増加した。加えて、各県のブースに市町村が来て、個別相談を実施する自治体も増加している。その数も土曜日には10市町村にもなる。本気で地方移住を考えている人が多くなっている表れと考える。 来客・取材などについては、22日には鹿児島県さつま町の日高町長が顔を出された。特産のきんかんをいただいた。甘くて、その美味しさに驚いた。広島県竹原市今栄市長も来訪。他に、テレビ朝日の取材があった。24日は宮城県加美町の来訪があった。その中では、昨年町がふるさと納税を実施。20万円の納税で町内のバッハホールで町民のオーケストラをバックに一曲タクトを振ることができることにしたら1名の応募があり、実現できたとの報告があった。町の財産を使ってのユニークな提案が面白かった。28日は北海道の移住担当の松浦地域振興監が顔を出され、意見交換した。午後には山形県村山市議会議員団9名の視察があった。4月に立ち上がる山形県の一社のやまがた移住定住・人材確保推進協議会に対する期待の話などで盛り上がった。 移住セミナーについては、先週は15回の開催であった。24日の北海道釧路・根室地域の「北海道根室で!酪農で暮らす!相談会」は6名の参加。参加自治体は釧路市・根室市・標津町・厚岸町・浜中町・標茶町・弟子屈町・鶴居村。集客に苦戦したが、開催しないことには何も始まらないと継続することに意味があるようだ。大阪府岬町は「ミサキノ交流会 関係人口の始め方~五感で感じる岬町~」を10組14名の参加で行われた。25日は富山県が「TOYAMA DE LIFE SHIFT⑤ とやまで働く とやまと働く」を小矢部市・入善町・上市町の参加で開催。8名の参加。県内で活躍する男女2名のゲストが、それぞれ富山で働くことの意味を語った。静岡市は「静岡市職員採用セミナー」を開催し、21組23名と人を集めた。兵庫県養父市は「農業特区 兵庫県養父市(やぶし)が応援する」が初開催ながら11名の参加。和やかな雰囲気で良かった。個別相談も行われた。長野県立科町は9名の参加で「信州・立科町”住の匠”養成型移住セミナー」を開催。北海道深川市は「深川市移住セミナー&相談会 北海道で暮らす 深川で働く~注目!5つのプロジェクト~」を開催。15組22名の参加。町の紹介から始まり、深川ポークのブランド化やシードルの拡販など5つのプロジェクトの紹介を行い、個別相談会につなげた。岡山県井笠圏域・倉敷市は「井笠圏域&倉敷市 移住相談会~星降るまちで暮らす~<笠岡市・井原市・浅口市・倉敷市>」は12組15名の参加。この地域は晴れ率が高く、星の光のゆらぎが少ないことが評価され、国立天文台が設置されたことなども紹介された。個別相談会では参加自治体ごとにブースを置き、移住相談を行った。集客についても各自治体がSNSを活用しての発信を行った。鹿児島県は「鹿児島県主催!『ワ―ホリかごしま説明会』」を開き、3名の参加。石川県・富山県は「暮らしのお見合い大作戦@能登半島”real local life”<石川県羽咋市・七尾市・穴水町・富山県氷見市>」を初の両県コラボで開催し、11組13名の参加。テーマのとおり、にぎやかなお見合いとなって盛り上がった。福島県は「福島県 地域おこし協力隊・復興支援員合同募集説明会」を県内14自治体が参加して、3階グリーンルームで開催。23名の参加。 26日は福岡県糸島市が「ママが主役の糸島生活~ほっと一息お茶会~」を7組11名の参加で開催。糸島市は人口急増中で待機児童も70名もおり、母親の望む子育て情報の提供をメインに座談会形式で開催。地域性を踏まえたユニークなセミナーとなった。新潟県中越エリアは「にいがた暮らしセミナー体験&交流編『新潟中越エリア”暮らしたいまち“を体験!』」を9組11名の参加で開催。参加自治体は柏崎市・燕市で、参加者は20代から30代が中心。体験型のイベントだった。柏崎市はボードゲームを使って地域を紹介。燕市は金属加工のまちらしく、アルミ板を加工するオリジナルキーホルダー作りで紹介。満足度の高いセミナーだった。島根県は3階グリーンルームで「しまねUターンIターン相談会in東京」を開催。13自治体が出展。104組132名の参加と大賑わいのフェアで人気の高さを示した。

新春なのに、移住セミナーが花盛り!

なんと、新春から移住セミナーは花盛り。先週は19回の開催となった。調べてみたら、昨年1月の開催実績は38回。それが今年はいきなり52回の開催が予定されている。上々に滑り出しと言っていい。嬉しい限りである。また、今年第1回目の企画会議に提出された12月の個別面談件数を見ると、なんと初めて福岡県がトップの個別面談件数となった。これまでも九州の中ではトップの実績を誇ってきたが、長野や山梨などを押しのけてトップとなったことは評価できる。やはり、ブースの相談員の丁寧な対応が人を呼んだのではと考える。 来客・取材については、16日には秋田県の佐竹知事の訪問があった。17日には岡山県自民党県議団18名の視察があった。県議団の視察は、今年はじめてのことで率直な意見交換をさせていただいた。特に岡山県は東日本大震災の翌年の2012年には人気ランキングが長野県に次ぐ第2位だったものが、その後ジリジリと順位を下げていることなどについての質問もでた。また、中国エリアの各県に比べUターン者の割合が少なく、Iターンが75・5%と他県と比べ10%以上も高いことなどが報告された。また、富山県議会議員の来訪もあった。他に3月下旬に放映予定のNHKの「密着!引っ越し人生~これが私の生きる道(仮)~」の取材があった。18日には山口県岩国市の中山間地域振興課長の来訪があり、今年は会員となって移住に取り組みたいと決意を語った。21日は群馬県議会総務企画常任委員会10名の視察があった。山本知事は移住・定住策に熱心で、新年度に地域創生部を新たに設置し、移住促進に力を入れる決意をしていることから、その出先になるふるさと回帰支援センターを視察したもの。質問・意見も出され、活発な意見交換ができた。 移住セミナーについては、16日の岡山県の「晴れの国 おかやま就農セミナーin東京」が10組14名の参加で行われた。ゲストは就農し、作物を生産する喜びを語った。岡山を移住先に選んだのは受け入れ体制がしっかりしていたのと現場の人の人柄が決め手になったと語った。 17日は北海道さっぽろ圏が「さっぽろ圏移住相談会2020」を開催し、人気の札幌圏ということで30名の参加。和歌山県は「TURNS×W 和歌山の『つぎつぎ、継業』」をテーマに、県が力を入れている継業支援で初開催。21名を集めて大賑わい。ゲストは昨年7月に第1号で継業した方。長野県信濃町は「いなかまちのおしごとMATCHI!!」を開き、10名が求人票を持って参加した。山梨県は「やまなしおしゃべりカフェvol3」を開催。住まいに関するトークと不動産鑑定士から空き家物件などの評価な説明などがあった。 18日土曜日は岐阜県が「TURNSのがっこう~岐阜科7限目『二拠点居住』~」を開き、27名の参加と大賑わい。ゲストは飛騨市と諏訪市に拠点を置いて活躍する若者。満員盛況であった。三重県は「三重県庁の仕事 はじめてセミナー~若手職員にフリーに聞いてみよう~」を11名の参加で開催。若い人の参加が多かった。愛媛県八幡浜市は「やはたはま移住相談会」を初めて開催。17名の参加と健闘した。子供連れと女性の参加が多かったが、本気の出た良いセミナーとなった。今後に期待が持てる。香川県は「うどん県香川で起業する×事業を引き継ぐ あなたの夢 応援セミナー」を開催し、19名の参加。テーマも良かったが、県の移住者支援の気持ちが出たセミナーが人を呼んだようだ。山形県遊佐町は「ゆざを楽しむ愉快な仲間達vol.9」を開催。このテーマが定着しつつある状況で21名の参加。宮崎県日向市は「リラックスサーフタウン 宮崎県日向市 浜辺で暮らす移住相談会」を、子連れを含む18名の参加。長野県は「楽園信州移住セミナー 本気のしごとスペシャルvol.2」を開いた。15組17名の参加で、地元からは工務店など4社が出店。転職のためのマニュアルのコーナーもあり、参加者の関心を集めた。 19日日曜日は、群馬県が「標高差800m!あなた好みの農業が見つかる!!~ぐんま就農相談会in東京~」を開催。19名の参加と盛況であった。昨年も開催したが、今後は定期的な開催を展望したいところ。鹿児島県は「かごしま連携中枢都市圏 移住かごトーク!!<鹿児島市・日置市・いちき串木野市・姶良市>」を左記の4市の参加で開催し、8組11名の参加。併せて、夕方からは日置市が「日置市『戦国島津』軍議大会in東京」を連続して開催。こちらは4名の甲冑を着込んだ人もおり、丸十の薩摩の旗を閃かせての開催で盛り上がった。若い人や歴女を中心に11組14名の参加。福島県は「ふくしまぐらしLab.新”縁”会」を満員御礼の21名を集めて開催した。キーワードは「結ぶ」で、福島産の米を使ったおにぎりを提供。ゆるく繋がっていこうということで盛り上がった。佐賀県は「林業(しごと)やMTB(あそび)で地域おこし!~季節の移ろいを感じながら、五感くすぐる山での暮らし~」で本気の人を含む14組19名の参加。ゲストからは黒檀や黒柿の端材を使って箸を作るなど山の暮らしの稼ぎや楽しさの紹介もあった。岡山県は「おかやまぐらし移住相談会 桃太郎だけじゃない!!岡山には◯◯がある!!」を3階グリーンルームで開催し、59組92名の集客と大盛況。参加自治体は岡山市・津山市など8市町。トークセッションは「成功のヒケツは用意周到な”とりあえず移住”」をテーマに行った。午後の個別相談は各自治体とも満員の状況。広島県は6階のgoodofficeで「広島県・移住フェア ひろしま暮らしをあそぶ1日」を、子育てをテーマに行い、40組を超える集客があった。

昨年の移住相談件数は4万9401件に!

先週の11日から今年の移住セミナーも始まった。今年は600回の開催を追求することを明らかにしているが、先週は10回と静かに始まった。それぞれ工夫を感じさせる内容のセミナーが多かった。 また、12月の移住相談件数が明らかになったが、初めて4000件を超えて、4153件に達した。年間でも49401件と目標の5万件には599件足りなかったが、前年比7883件増とまずまずの健闘ぶりで評価できるものであった。12月の相談件数で健闘した県は、山形県・高知県・愛媛県・岡山県・広島県の順となり、広島県以外は12階での全県を上げたフェアの開催を行った県となった。山形県のトップは初めてのことであり、次年度から一般社団で移住・定住の取り組みを行うことを決めていることからも今後の積極的な取り組みに期待が高まる。 先週からの来客・取材については、9日に今年はじめての取材があった。日経グローカル誌のインタビューで、地方移住についての今年の見通しを語った。この日は栃木県大田原市の移住・定住サポートセンターの理事長、事務局長の来訪もあった。このセンター2年半前に立ち上げ、移住希望先としては県内一番と言われている自治体で、成果も順調に伸ばしてきたが、予算の関係で次年度以降見通しが立たない状況にあるとのこと。今後の方策を相談した。10日は「まち・ひと・しごと創生本部」の木下総括官と新年の挨拶と意見交換を行った。11日は鳥取県担当課長、鳥取市市民生活部長と挨拶。この中では鳥取県の移住実績は、2018年度は2157人になっていることなどが報告された。ほかに、石川県のいしかわ就職・定住サポートセンターの永下センター長の訪問があった。14日は宮城県地域復興支援課長、移住・定住担当課長補佐の来訪があり、令和2年度に初めて全県イベントを開催予定していることが報告され、上記の山形県の動向とあわせ、東北エリアの動きが今年は注目されそうだ。14日は広島県の山田担当課長ほかが挨拶に見えられた。 移住セミナーについては、11日の土曜日に5回、12日の日曜日に5回の計10回開催された。10日は、滋賀県が「#ほどほど田舎 ほどほど都会 滋賀移住ラボ~山の仕事編~」を開催。8組14名の参加。シニア世代の夫婦の参加が目立った。ゲストは慶應大学出身の27歳。物心ついた頃から山の仕事に憧れっていたとのことで賃金から家賃までの生活費を含む日々の暮らしを明らかにし、滋賀での生活を率直に語り、参加者の共感を得ていた。和歌山県は「わかやま発 きのくにフォレスター林業移住フェス~紀州林業体感セミナー~」を開催し、周知期間の問題もあり4名の参加に留まった。和歌山といえば林業というストレートなテーマでのセミナーであったが課題を残すセミナーとなってしまい、明日が見える切り口でのセミナー開催でリベンジを期待したいところである。茨城県那珂市は単独で「理想の暮らしがきっと見つかる!いい那珂暮らしフェア」を初開催としては驚きの14組15名の参加と健闘した。この集客は情報発信もさることながら、これまでのイベントなどでつながった方々へのアフターフォローが徹底されていることではないかと関係者は総括している。富山県は「採用直結!社長と語るセミナー~富山移住支度金セミナーVol3~」を開き、10名の参加。シニア世代が半数以上と年齢の高いセミナーとなった。ゲストは3名でそれぞれ興味をもたせる内容の話しで、3クールで行われたカフェ交流会も充実した内容となり、好評であった。鳥取県は今年第1号の12階ダイヤモンドホールでの「鳥取UIターンBIG相談会」を開催し、114名の参加。県内企業30社も参加したが若者の参加がいまいちであった。 12日日曜日は、長野県が「楽園信州移住セミナー 田舎ならではの物件探しのコツ教えます」と参加してみたい内容のセミナーを開催し、28組41名の参加と盛会であった。テーマ設定の勝利と言っていいようなセミナーであった。北海道十勝地域は「なつぞらの舞台 北海道・十勝 初心者のための暮らしセミナー」を振興局主体で開催。キャンセルもあって10組12名の参加に留まったが、十勝での暮らしを振興局が生活者目線で紹介したことが好評であった。静岡県は「静岡まるごと移住フェア」を12階ダイヤモンドホールで開催し、速報値で300名を超える参加者を集めた。熊本県天草市は「あまくさライフカフェ『島暮らしセミナー』」開催した。参加者は16組18名。 また、この日はふるさと回帰支援センター主催で第1回目の「地方暮らしを考えるワークショップ」を開催。32名の参加で、初参加が半数を占めた。このワークショップは最近漠然とした移住希望者が増加傾向にあることから、田舎暮らしのイメージをしっかりと固定化してもらうことをテーマに開催したもので、今後も2回程度の開催を予定している。

今年の移住セミナーは600回の開催をめざす!

あけましておめでとうございます。東京のお正月は三が日とも天気もよく、暖かなお正月でした。しかし、目を転ずればあまり愉快なことはなく、内憂外患の状況です。中東はアメリカのチョッカイで火を吹きそうな雲行き。国内的にはIR問題をめぐる汚職事件やいわゆる「サクラ」問題がくすぶり続け、年末にはゴーン氏が海外逃亡という事件までが勃発するという有様で前途多難な幕開けとなっている。 今年のふるさと回帰運動は、従来の右肩上がりの移住相談の件数の伸びは続くと思っている。課題は、5万を超えると考えられる移住希望者の受け入れ体制を整備し、失敗しない地方暮らしを可能にする自治体をいかに組織するかにあると考える。加えて、そのための入門編とも言える「移住セミナー」をどれだけ開催できるかだと思う。これは上記の自治体の組織化とも関連するが、移住者を受け入れて地域の活性化を目指すことを決意した自治体が、具体化のために一歩踏み出して、有楽町のふるさと回帰支援センターで首都圏の移住希望者に向かってそれぞれの自治体での可能な地方暮らしの具体的なかたちをアピールすることである。この移住セミナーは、昨年は545回の開催実績があるが、これをなんとか600回に乗せて行きたいと考える。 年末には、帰省する首都圏在住の人たちを対象にした「30歳の同窓会」を開催した道府県もあったようだが、昨年夏のお盆の帰省者を対象にした「30歳の大同窓会」を開催した福島県は、年末の29日にも郡山市で「30歳の大同窓会」を開き、U・Iターン者を中心に250名を超える参加者を集め、盛り上がった。 ふるさと回帰支援センターは、今年は7日からスタートした。来客・視察については、初日に長野県の出川課長が訪ねてきて、意見交換を行った。この中では5日付の日本農業新聞が一面トップで28府県が18年度の移住者が過去最高になったとの記事を掲載したことが話題になった。そして、長野県は2315名の移住者があったと報告を受けた。そして、移住者の定義は各県ばらばらでカウントの仕方が難しいということになった。過去にもこのブログで長野県の移住者の定義について書いた記憶があり、昨年総務大臣と情報誌「100万人のふるさと」の早春号で対談した時にも申し上げたが、総務省が考える移住の定義を明らかにし、都道府県の移住実績の調査を行ってはと要請している。この日は、ほかに福島県いわき市東京事務所の所長の来訪があった。8日には前の全国市長会の森民夫会長(前長岡市長)の訪問があった。彼とは彼が旧建設省住宅局に在籍していたときからの長い付き合いで、現在一社法人地方行政リーダーシップ研究会を主宰している。この研究会が開く「地方議員のためのリーダーシップセミナー」がこの22日に永田町であり、そこで「ふるさと回帰志向の増加と今後の可能性」をテーマに講演することになっており、その打ち合わせを行った。まだ、ワクがあるようなのでこのセミナーに参加希望の自治体議員の方は[email protected]までお問合せを。 セミナー開催は、11日土曜日からスタートする。乞うご期待!! 今年も移住希望者に寄り添った移住相談をめざしますのでよろしくお願いいたします。  

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