2016年8月

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海女さんも参加した鳥羽セミナー

 温暖化の影響でしょうか。ここにきて台風が一挙に3個もやってくるなどおかしな天気となっています。これで、今年の夏は終わりになるのでしょうか。鳴き終えたセミの亡骸を道路で見かけるのも一度ならずありました。甲子園もオリンピックも終わり、なんか拍子抜けしたような気分です。甲子園の決勝戦を見たのですが、審判のジャッチミスともいえる場面がありました。ハーフスイングを取らず、その結果、ピッチャーの気落ちが見え、それが4回の大量得点につながりました。残念でした。高校生のハートはガラスのように壊れやすい。いい試合だっただけに一球の判断ミスがこの試合をぶち壊したような気がします。オリッンピックで史上最高のメダル獲得はすごかったが、気になったのがレスリングの吉田選手の銀メダル。人目をはばからないあの号泣には思わずチャンネルを変えました。いやなものを見たという感じでした。3連覇は誰にも成しえない快挙であることは誰も否定できない。だからといってあの号泣はない。道を極めた人の振る舞いとも思えない。まして国民栄誉賞受賞者の姿とも思えない。驕りがあったのかと思った。ただ目先の勝利だけを追い求めた結果なのだろうか。少し、武道を齧ったものの一人としてそんなことを思った。  先週のセミナーについては、平日19日の駒ケ根市は年1回の地元野菜と地ビール、養命酒の水を持ち込んでのセミナー。2家族が移住を真剣に検討ということで和気あいあいのセミナーとなった。同じく、南房総市も平日開催にチャレンジ。子育て世代に絞っての開催と特徴を持たせたが、子育て世代の平日の参加は少し無理があったかと反省も。次につながるセミナーと言っていいだろう。20日土曜日の北陸3県+新潟県は参加自治体も昨年比増加し、65家族95名の参加と盛り上がった。いま、注目の地域とあって継続した取り組みが何よりも重要と感じられるセミナーとなった。さらに、鳥羽市のセミナーは「海辺のくらし始めませんか」と銘打ったセミナー。海女さん2名も参加、うち1名は地域おこし協力隊出身とか。27日には鳥羽なかまち体験ツアーも準備中。  21日日曜日のBスペースは就農の連続セミナーとなった。まず、徳島県の海部郡でJAかいふの協力できゅうりを育てて年収500万を稼ごうという具体的なテーマで盛り上がった。引き続いて、「千葉の大地で農業を始めたい方へ」という就農セミナー、こちらも20名弱の参加と手応えを感じさせるものとなった。スペースAでは静岡市が「オクシズ(奥静)里山暮らし」を午前・午後の2部構成で開催。16名の参加。2部構成にすることによってきめ細やかな個別相談を行うことができるというのが担当者の弁。 今週末も25日から4日間で12回の開催予定。是非、HPで開催日程を確認していただきたい。

農村文明塾が設立されました

 長いお盆休みも終わり、今日からふるさと回帰支援センターは通常勤務に戻りました。そこに、富山県砺波市の議員7名が視察に。帰ったと思ったら高岡市の高橋市長が。高岡市は7月からブースを開設。その状況を確認するとともに、直近の移住情報を聞きに。若者の移住希望の多さに驚いたようでした。この間、8日には日帰りで盛岡市に行った。盛岡は、2年ほど前に達増知事に会いに行って以来でした。このときは、北東北3県移住推進セミナーを東京で開催することへの賛同をお願いに行ったのですが、この北東北3県移住セミナーは2回目が7月8日に開催され、昨年よりは一歩前進した熱気あるシンポになったことは前に紹介した通り。今回は「いわてで暮らそう!シンポジウム」での基調講演とトークセッションでのコメンテーターを要請され、行った次第です。県内自治体・関係団体からの参加者も熱心で、いよいよ岩手県も動き出しそうという感触を得て帰ってきました。このシンポのスピーカーに長野県大町市の定住促進アドバイザーの前川さんがいましたが、彼の住む人口997名の美麻地区(旧美麻村)は移住者の数が40%以上という地域で前田さんも23年前に大阪からの移住者とのこと。彼曰く、うちの地域は「移住者が当たり前」とのこと。大町市には移住者による定住促進アドバイザーが7名も配置され、移住促進住宅やクラインガルテンも整備され、成果を上げているとのこと。  10日には初めて福井県の西川知事が視察に見えられ、相談員を励まされた。西川知事は「ふるさと納税」の提唱者で知られ、早い段階からふるさと回帰運動に賛同され、北陸3県でも先駆的役割を果たしてきた。夕方には9日の原爆慰霊の日を終えたばかりの田上長崎市長も視察に訪れられ、熱心に移住についての全国状況を聞かれていた。特に、最近の傾向として移住希望者の多様化によって地方都市、とりわけ県都への希望者も顕著になってきているとの報告に、「よし」とやる気をみせていた。  12日には、4月に準備会が開かれた「農村文明創生日本塾」の設立総会とシンポが都道府県会館で開催され、出席した。この塾に賛同する193を超える多くの市町村町長のうち32名が出席し、活発な議論が行われた。シンポには岩手県遠野市長、富山県南砺市長、歌手の加藤登紀子さん、私の4名がパネリスト。コーデネーターが早稲田大学の宮口教授。農村における文明とは何か、なぜ今農村文明なのかを巡って意見が闘わされた。ふるさと回帰支援センター的にも農山村における暮らし・伝統文化・営み・なりわいなどがしっかり次世代に引き継がれる持続可能な地域づくりこそがいま重要であり、都市から地方への若者たちを引き付けるものとなっているのではないかと考える。  セミナーの開催状況は、19日の金曜日から3日間で11回、来週は25日の木曜日から4日間で12回と目白押し。自分のめざす地方暮らしをしっかりとイメージし、有楽町に足をお運びください。お待ちしています。

176自治体参加の大阪ふるさと回帰フェア開

不安定だった大気もやっと安定し、東京は夏本番。気温はぐんと上がり35度と今年一番の暑さとなりました。南の海上には台風5号が本土を覗うという状況です。ふるさと回帰支援センターは11日から一週間お盆休みとなります。これはNPO発足時からの習慣で、せめてお盆くらいはしっかり休み、ふるさとに帰ったり、地方を旅行したりし、ふるさとを身近に感じてもらうことが大切としてきたことによるものです。ご理解をお願いいたします。 過日、7チャンネルのTOKYO MXテレビに出演したものが8月20日(土)朝9時30分から30分間の「ぷらちなライフ」という番組で放送されます。テーマは田舎暮らしとはなにかということです。さらに,2~3か月前に放送されたBS朝日の田舎暮らしを扱った2時間番組が30日の夕方7時から再放送されます。移住実践者の報告で話題になった番組です。広島の離島、山梨県などに移住した方々が紹介されています。 今年のふるさと回帰フェアは大阪が8月5~6日と例年に比べ1カ月以上早い開催となった。参加自治体は176自治体と昨年比60%増と大幅に増加した。とくに兵庫県下の参加自治体が多く、14ブースが並び他県を圧倒していた。この多さは、昨今のふるさと回帰運動の盛り上がりを反映したものと言っていいだろう。前日の5日に行われた自治体研修セミナーにも70~80名の参加があり、盛況だった。 ふるさと回帰フェア東京は、会場の関係で10月22日。有楽町で開催します。 セミナーは、5日はJR東日本と組んで移住・定住に取組んでいることで話題の長野県佐久市と高知県が開催。「あったか高知で暮らす移住笑談会・起業編」には20名弱の参加者。6日の土曜日は宮城県加美町と富山県朝日町が開催。それぞれの町長さんが熱心で、自らがセミナーに参加し、町のアピールに努めている。加美町のセミナーは農業・林業がテーマ。地球の歩き方社の取材も入り、盛り上がっていた。朝日町は半年前に移住した30代の子育て世代が体験報告。移住してよかったと喜びの報告をしていたことが印象に残った。7日は山形・長崎両県がセミナー開催。 お盆も近いこともあり、今週はセミナーの数が普通の週末に比べ、半分以下という状況で少しさびしい。お盆が過ぎると移住相談も例年のことながらUターン者の相談がぐんと増える傾向がある。今年はどうなるか、近年のUターン者の増加傾向から言って今年はさらに増えるような気がする。 今週も自治体関係者の視察が多かったが、特に4日の兵庫県たつの市は栗原市長以下市議会議長など総勢30名の視察団で、移住政策に賭ける市の意気込みを感じさせる訪問であった。お土産に頂いた揖保そうめん、さっそくいただいたがコシがあっておいしかった。

自治体議会議員団の視察が本格化しています

 7月28日、例年より一週間遅れでやっと梅雨が明けました。しかし、天気はまだ安定せず、これはという夏空はまだ数日と続かない状況です。事務所が移転して10日、広すぎてまだ落ち着きません。しかし、例年、7月、8月は相談件数が多い月でそんなことも言っていられません。入口が狭い、来訪者の記帳はいらないではないかなど、いくつかの改善点が来客の方から寄せられています。もう少し、様子を見て、改善していこうと考えていますので、気がついたことがあればどしどし意見を寄せていただきたいと思います。職員にも言っていますが、移住相談者にとって何が一番いいのかを前提に考えて、行動すべきと考えていますので。  この時期、市町村議会議員の視察が多くなっているように感じがします。28日には長崎県大村市議員団8名の視察、長野県麻績村は村長と町議団8名、29日は山形県白鷹町議団8名ほど。8月2日は徳島県議団8名、4日は兵庫県たつの市長ほか30名の視察団が現状視察ということです。これまでも、多くの視察に対応してきたが、月の相談件数が2000件という説明には皆さん大いに驚かれて帰られます。すでに14年の長きにわたってこの取り組みを行ってきたという話しに2度びっくりという状況です。また、43府県がブースを開設し、移住相談員を36府県1政令市が配置している状況を見て、わが自治体に来てくれる人はいるのだろうかと聞かれますが、現状はまだまだ受け皿となる自治体が参加目標の半分という説明に3度びっくりされます。前にも書いたかもしれませんが、過日対談した藻谷裕介氏は、ふるさと回帰運動はいわゆるイノべーター曲線的な経過をたどっているねと評価され、運動的にはまだ始まったばかりですねと言っておられました。この運動、時間はかかりましたが、まだ始まったばかりです。これからですので、全国の自治体の皆さん、それぞれの地域の再生のために、是非、参加してください。まだ、間に合いますので。  28日から月末までの4日間もセミナーは11回も開催された。28日の新潟県のセミナーにはウイークデーにもかかわらず32名の参加があった。テーマは「ローカルビジネス」。若い参加者が圧倒的に多く、3名のスピーカーと参加者の目線が近く、しっかり話し込むことができたいいセミナーであった。30日の愛媛セミナーは「U35わかもの移住セミナー」として若者を対象に絞ったセミナ―を開催。20~30代が23組34名の参加と盛り上がり、松山商工会議所、宇和島市から田舎にも活躍の場はあると激励されていた。ぐんま暮らし相談会には前橋市など11市町村が参加。35家族42名と盛況でセンターがリニューアルしたというニュースを見てきたという方も多かった。31日の宮城県の初開催のセミナーには20~50代と幅広い年齢層の方22家族28名が参加。震災時の状況を赤裸々に語る中から、その後の復興状況も説明され、参加市町村の「災害に強い街づくり」の報告もあり、それぞれの暮らしぶりの報告に聞き入っていた。個別移住相談にも参加する人も多く、初開催のセミナーとしてはいい形でスタートしたといっていいような感じであった。  ふるさと回帰支援センターでは時々、各相談員などの出身地のつまみを持ち寄り、仕事終了後にビールなどを飲みながら交流会をやっています。過日も新人研修会の終了後に行いましたが、そこで好評だったのが長野県宮田村の村長が送ってくれたシングルモルトのウイスキー「駒ケ岳」。前に埼玉県秩父市の空き家バンク協議会から頂いた地元のシングルモルトのウイスキーに負けず劣らずの旨いものでした。この場を借りて御礼申し上げます。日本酒はもともと地酒がありましたが、最近は地ビールもありますが、ウイスキーもあるんですね。それもスコッチに負けないようなものが。うれしい限りです。

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