2018年7月

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十勝・上士幌町が野心的な塾を開講

 酷暑お見舞い申し上げます。先週の週末は北海道十勝地方の上士幌町に行ってきた。町が7月、10月、2月の3期に分けて、「生涯活躍 かみしほろ塾」を開講。その第1期の4講目の「豊かさの発見~田舎暮らしを楽しむ~」というテーマの鼎談を計画、それに参加したもの。相手は俳優の風間トオル氏、前理事長の見城美枝子さん。それぞれの経験やふるさと回帰運動の現状、上士幌町の取り組みの全国的視点から見た評価などを語り合った。会場には女性6割の200名の参加者。野心的な塾でその成果が期待される。 24日には、業務終了後、管理職を中心としたハラスメント研修会を行った。20数名の参加。NPOの監事の豊岡税理士と若井弁護士からその問題点のレクチャ―を受けた。  来客は18日に富山県氷見市副市長、宮城県美里町議7名の視察。20日は新潟市担当部長、同課長。24日は長野県駒ケ根市議4名の視察。25日は岐阜県議2名、長崎県大久保県議、鳥取県日野町小谷町議会議長、江府町白石町長、徳島県三好市黒川市長、上士幌町竹中町長。  セミナーは、17日は岡山県が恒例となっている「『おかやま白桃』セミナー~おいしい白桃をつくるには~」を開催。就農希望者2名を含む6名の参加。事務局にも桃が振る舞われ、岡山の格別の白桃を堪能させていただいた。18日は高知県が「あなたに合った地方企業の見つけ方~高知の仕事と暮らしを教えます~」には県内18酒蔵から無手無冠を出している酒蔵の杜氏が心のこもったモノつくりを語った。5名の参加ではあったが本気度の高い人が多く、手応えのあるセミナーとなった。19日は館山市、20日は南房総市と鋸南町の千葉県下の自治体の連続セミナー。それぞれ10組13名と13組15名を集め健闘した。とくに南房総と鋸南町の「農業×移住セミナー~稼ぐ農業を南房総から考える~」は東京の大田青果市場の関係者が来て、生産から流通までの川上から川下までの一貫した体制の重要性を語り、その後就農の個別相談も行われた。房総半島の過疎化が進む各自治体の懸命の移住セミナーとなった。21日は広島県の福山市など東部6市2町が「『とっておきの』仕事探しフェア」を開催。100名を越える相談者が詰めかけ、大盛況となった。この日は福島県も福島市・伊達市・二本松市、宮城県の白石市など福島圏域10市町村が参加して初の「福島圏域合同移住セミナー」を開催し、それなりの人を集めた。もともと福島に帰る気はなかったが、東日本大震災をきっかけにUターンした3名の方のトークもあって盛り上がった。京都府も「『働き方から考える3つの京都暮らしvol 2』京都で働く体験から移住を実現する×『仕事体験・お試し移住』という選択」を開き、13名を集めた。その他に、宮崎県、山形県遊佐町、石川県がそれぞれセミナーを開催した。22日日曜日も6道府県がセミナーを開催。島根県は「しまねUターンIターン相談会in東京」を3階グリーンる無で開催し、松江市・安来市・出雲市などの相談ブースには行列ができるなど盛況で131名の参加となった。静岡県の伊豆南地域の「伊豆への移住がグッと近づく!ランチ交流会」は30人定員で開催し、満員の盛況となった。山形県庄内地域の「やまがたハッピーライフカフェ~庄内で実現!仕事も子育てもあきらめない幸せな田舎暮らし~」には酒田市や鶴岡市など2市3町が参加、14名を集めた。ゲストは仙台市から酒田市へIターンした人で、酒田市にも仕事はあると訴えた。

6月、2回目の移住相談4000件オーバー

 東京は酷暑の夏になっていますが、ふるさと回帰支援センターの取り組みは、この暑さを吹き飛ばすような勢いとなっている。先頃明らかになった6月分の移住相談件数は、昨年7月以来の4253件と2回目の4000件超えとなった。多かったのは北海道、高知、和歌山の順で、それぞれ全県規模のセミナーを開催したことが影響している。個別面談件数では山梨、静岡、福岡の順で、長野、広島と続く。この勢いが維持できれば、7月はセミナー開催が68回予定されていることもあり、悲願の1カ月5000件の移住相談件数を達成できそうである。  来客は、11日が静岡県磐田市渡部市長、同島田市伊藤議員。北海道北斗市池田市長。大分県津久見市長。12日が徳島県原井議員。14日が山梨県南部町佐野町長、佐賀県嬉野市河内議員。15日岐阜県揖斐川町長、香川県琴平町長。琴平町長は「香川県移住フェアin東京2018」に参加したもので、町紹介では熱弁を振るい、やる気を見せていた。  フェア等は15回の開催と多かった。北海道は11、12、13日と今週も北海道ウイークとして、北斗市が「キミとボクとホクトセミナーin東京~介護福祉職 就業・移住合同説明会~」を開き、「母がハハハで元気な街」をチャッチコピーに13時から18時30分まで3部構成で16組17名を集めて気を吐いた。他に2地域がセミナーを開いた。11日は福島市が「先輩移住者と語るふくしまぐらし~就職相談コーナーも開設~」でゲストは30代前半の女性、参加者は半数が女性と賑わった。13日金曜日は、石川県が「~まち・山・海のある加賀で暮らそう~白山加賀の魅力・移住体験説明会」を開いた。この地域のセミナーは初開催で加賀白山定住機構の高峰事務局長が熱弁を振るい、8名の参加。14日は長野県安曇野市が年1回の「安曇野を楽しみながら働こう!安曇野暮らしセミナー」を30名限定で開催し、人気の地域だが酷暑ということもあり15組22名に留まった。就労相談では地元のハローワークの参加もあり盛り上がった。静岡県の「静岡で海活”ウミカツ”~マリンスポーツ&マリンレジャーのある暮らし~」には、牧之原市・御前崎市・沼津市が参加、サファーも参加して賑わった。12名の参加。長野県小海町の「憩い癒しの信州の里山カフェ 小海町・南相木移住座談会町」も5名の参加。15日日曜日の今回2回目となる「東北U・Iターン大相談会 東北で暮らす!」には東北6県から77自治体が参加。193組240人が集まった。期待の割には集客がいまいちだった。課題を整理し、来年につなぎたい。香川県の「移住フェアin東京2018」は101組137人と健闘した。岐阜県の「空き家をリノベーションして岐阜で暮らそう!~専門家に聞く、住宅改修のイロハ~」は昨年4月以来の開催だったが、工務店のプロが参加するなど、内容が具体的で好評であった。参加は27名。徳島県の「農・林・漁は徳島で」テーマはいいが、その内容が具体的でなく3名の参加。第1次産業への就労は一人前になるまでの道筋をしっかりと提案することが肝要で抽象的な提案が集客が難しい。長野県伊那市の「地方で『育てる』を体感!伊那でよかったと思える子育て」は10組20名と盛況。最近の子連れ移住の増加を映したものとなり、成功した。栃木県の「東京駅から最短約40分!身近なとちぎ暮らしをはじめよう!東京通勤・二拠点生活という選択」は19組22名と大賑わい。参加者も山梨・埼玉・神奈川など、二拠点生活の可能性の高い地域からの参加者もあり、内容も実践的かつ具体的でセミナー開催のモデルになるような企画であった。

梶山大臣が視察、移住・定住をやると決意語る

 東京の梅雨が明けたら思ったら、台風が来て、その影響で日本列島が水浸しになるような豪雨が西日本を襲い、死者も120人を超えた。被災地の皆さんには心からのお見舞いを申し上げます。先週末、函館に行ったが雨。やっぱり異常気象です。  4日には、地方創生担当の梶山大臣が視察に来られた。梶山担当大臣は3代目の大臣ですが、ふるさと回帰支援センターへの大臣の視察は初めてのこと。スタッフは緊張していたようだが、いつものままの姿を見ていただくことが大事と、とりわけの準備もせずに対応させていただいた。この中で大臣は、今年度は移住・定住を、人の動きのところをしっかりやっていきたいと決意を述べ、次期5カ年の「総合計画」もしっかりと検討していきたいと1月の情報誌の対談からは一歩踏み込んだ話をされた。また、地元茨城のブースでは受け皿つくりがまだ十分じゃないと茨城県の課題にも触れ、激励していた。さらに、ハローワークにも立ち寄られ、ご苦労様ですとあいさつ。忙しい日程の中、30分にわたって丁寧に回られ、パンフやリーフレットの充実ぶりにも目を見張らせていた。  セミナー開催は、17回という記録的な数を4日から8日日曜日の4日間で実施した。4日水曜日は北海道下川町の「ヒュッゲな時間ってなんだろう?心地よい暮らしを探る旅へのご案内」のみ。6日金曜日は埼玉県と岡山県。埼玉県は「農ある暮らしin埼玉 移住ビギナーズセミナー」と「おかやま高梁川流域で暮らすセミナー」の2回で、埼玉県のセミナーには9名の参加、主催は県農業ビジネス支援課。2部では先輩移住者と地域の移住支援者によるトークセッションが行われた。岡山県のセミナーには8組10名の参加。7日土曜日は東海・近畿エリアなど7回の開催。東海・近畿エリアには岐阜県・三重県・滋賀県・京都府・和歌山県の5県が初めて、≪移住≫井戸端会議として開催。37ブース開設予定が西日本豪雨の影響で33ブースとなり、参加自治体は32自治体、参加者は113組146名。丸テーブルを囲んでスタンディング方式で開き、参加自治体間の情報交換もできたと概ね好評であった。また、「いまさら聞けない移住座談会」のコーナーでは「移住のイロハ」「空き家のイロハ」「いなか子育てのイロハ」「はたらき方のイロハ」のテーマに分かれ、本音も含んだ率直な意見交換が行われた。岡山県も「来て!見て!晴れの国 岡山移住・定住フェア」を開催し、18市町がブースをだし、113組152名の参加。  8日日曜日は「とやま移住・転職フェア『暮らす働く富山まるごと相談会2018』」など7回が開催された。富山県フェアには今年も石井知事が参加され、自治体を激励した。参加自治体はオール市町が参加、自治体職員と移住者や地域おこし協力隊がセットでブースに座り、移住相談に応じていた。企業も20社がブースを構えた。参加者は速報値で226組309名に上った。長野県は長野市はじめ26自治体が出展。ゲストは信州で活躍する2名の起業家が「長野に移住したことがすべての始まりだった」「ないからつくる」などと起業に至った経緯などを話した。285組413名の参加。新潟県も「アナタが新潟の主人公 にいがたU・Iターンフェア」を三条市・糸魚川市・新見市・上越市など18自治体が参加して開催。若者や子連れが目立つフェアとなり、200組250名を集めた。新潟県は12月にもさらに拡大したフェア開催を予定している。他に、山形県最上地域がワーキングママ2名をゲストに「やまがたハッピーライフカフェ~そこが聞きたい!田舎の子育てライフ~」を開催。参加者は男性多数の8名。山形は男性の郷土愛が強く、戻りたい志向が強い?。茨城県は「2018年第1回いばらき暮らしセミナーー夏のライフスタイルー」を高萩市など7市町村の参加で開催し、17組21名の参加。毎月1回の定期就農相談会も満員の盛況となっている。

自治体の団体加盟360団体に

 6月の梅雨明けは初めてとのこと。やっぱり異常気象は否めない。しかも暑い。これから夏本番を迎えるのに、一体どうなることやらという感じ。しかも台風が襲来し、日本海を北上中、こちらも心配。7月は例年セミナーが集中するが、今年も数えたらなんと1カ月で68回の開催予定。昨年は61回で、年間で4838件の移住相談を達成した。今年7月の開催数は、これまでの最高の開催数で大いに勇気づけられる。一方で、昨年の開催数が485回であったことから、今年はどうなることやらと期待を込め、ひそかに500件超えを狙っている。6月末の自治体団体加盟数の報告を担当から受けた。千葉県木更津市や山形県飯豊町など7自治体があらたに参加し、360自治体を超えたとのこと。着実に毎月10自治体前後が加入しているようで、少しずつではあるが努力が報われているようで、うれしい。また、7月2日に開催された今年度2回目の移住・定住担当者の新任研修セミナーは24自治体とセンターの新人14名の計38名が参加、それぞれ大いに勉強になったと概ね好評であった。  来訪・視察者は、27日に佐賀県鹿島市議団7名の視察。28日は神奈川県大井町副町長来訪。29日は群馬県館林市須藤市長、岐阜県ふるさと郡上会理事、秋田県にかほ市商工政策課長が来訪。 セミナーの開催は、27日には鳥取県が「鳥取県におもしろい仕事があります!『とっとりくるーと』」を開催し、20代から30代の若者を中心に17名の参加。Uターン、Iターンの起業家2名が、なぜ鳥取に移住したかなどの体験を語って参加者の共感を得ていた。28日の広島県の「HIROSIMAひろしまinトーキョー~大人女子編2018vol.1」は8名の参加。尾道市の離島へ移住し、パン屋を営む移住者が参加して、移住を前に悩む参加者にアドバイス。好評であった。29日は北海道南空知地域の「南空知ふるさと暮らしカフェ~南幌町・長沼町・栗山町~」と福島県いわき市地域おこし協力隊募集説明会及び相談会が行われた。南空知地域は5組10名の参加。今年度3回の開催予定の1回目。30日土曜日は滋賀県、福岡県、山形県尾花沢市、福島県の4回の開催。滋賀県は「第1回移住相談会」で「滋賀事業承継セミナー~滋賀で事業承継してみませんか~」には7名の参加。2名のゲストスピーカーが「私が会社を継いだ理由」などを語った。東近江市と湖東地域定住支援ネットワークが取り組み紹介と移住個別相談を行った。福岡県は「しごと発見!ふくおか暮らし体験事業」参加者募集説明会を開き、18名の参加。山形県尾花沢市は予約3組のところに12名の参加。尾花沢はスイカの名産地で、この日はスイカサイダーが提供され、移住体験ツアーの案内も行われた。参加者の中にはふるさと納税の礼状でこのセミナーを知り、参加した3名の家族もあり、バラエティーに富んだ参加者となった。7月1日日曜日は新潟県新発田市、長崎県、香川県の3回で、新発田市は「しばたで自分らしく子育てする」をテーマに開き、6名の参加。20代と30代の男子の参加者もあり、今月28日と29日にはツアーも予定される。参加者募集中。長崎県は長崎市・西海市・松浦市・大村市・南島原市が参加。参加者は22組30名でファミリーが多く、移住決定者も出た。松浦市は副市長が参加、熱意ある訴えが好感を呼んだ。香川県は、昨年から5回目の「香川県UJIターン就職・転職セミナー」でこれまで80組の参加者ですでに10組が移住を決めるなど成果のあるセミナーで、今年度は初開催であった。

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