2017年12月

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秋田、Aターンサポートの移住目標は100世帯

なんとなく忙しない年の瀬となってきました。このJR有楽町駅前の東京交通会館前の宝くじ売り場には今日も長蛇の列。寒風のなか、ご同情申し上げます。自民党の次年度の税制大綱も明らかになってきたが、相変わらずに取りやすいところから取る姿勢は同じで、生活保護も切り下げのようだ。このままでは、国民の消費拡大は望めず、次年度もデフレ改善にはつながらず、希望が持てない大綱となっている。 12月に入って、センター内の移住相談員の一年を振り返るミーティングが盛んだ。昨年あたりから2カ月に一回のペースで行われているものの一環。12月のテーマは「今年一番うれしかったこと」。4班に分かれて、フリーデスカッション形式で行っている。そもそもは、相談員間の情報の共有化のために始めたもので、今回のミーティングでは次のような発言が出されているようだ。「移住が決定して嬉しかった」「県を指定した相談が増えてきた」「市町村の中に移住に特化した部署が出来てきた」など、日ごろのちょっとした手ごたえを喜ぶ姿が明らかになった。こうしたミーティングの結果が来年の移住相談の充実につながることを祈念している。 12月、セミナー回数は31回。年末分の一週分が少ないことから例月より寂しい感じは否めないが、開催した各県は最後のセミナーということで盛りあがった。15日午後1時からの3回目となる栃木県の「UIJターン学生等と企業との交流会in東京」には17名の参加と実りあるものとなり、定着しつつあるようだ。同日の山口県は参加者の都合を考え、金曜日の19時からと翌土曜日の12時半からの連日のセミナーを開催し、それぞれ32名と35名の参加者を確保した。参加自治体は山口市・下関市・岩国市・周南市・宇部市・光市・萩市・周防大島町で参加自治体の集客への協力と一年間の各種集まりへの積極的な参加と声掛けの成果と担当者は胸を張っていた。このあたりに集客のポイントがあるようだ。16日土曜日の秋田県の「あきたで暮らそう!mini移住・就職相談会」はテストケースの位置づけで、初開催であったが7名の参加。セミナーの後に個別相談会も行われた。県内2企業と秋田市・鹿角市・八峰町の2市1町も参加。あきたで暮らそう!Aターンサポートセンターとして、今年度の移住実績目標を100世帯に置いており、4月から現在まで60から70世帯の移住を達成、確実な成果を上げているようだ。同日の山形県最上地域の「ハッピーライフカフェ~地域おこし協力隊説明会~」には14組17名の参加。銀山町1名・船形町1名・真室川町若干名・大蔵村1名・鮭川村4名の募集人員と業務内容を明確にした説明会で、即決はなかったが金山町には応募したいとの意向を示した人もいた。同日の滋賀県の「MEET UP!移住の前に見つける、自分の価値観~滋賀移住相談会~」は6階のLEAGUE有楽町での初めての開催で5名の参加。数は少ないが問題意識の明確化につながるいいセミナーであった。17日日曜日では新潟県の「にいがたアウトドアのある暮らし&U・Iターン相談会」は27組34名と賑わった。参加自治体は胎内市・新潟市・三条市・柏崎市・十日町市・上越市の6市。新潟におけるアウトドアの魅力やアウトドアに関わる仕事、アウトドアライフなどの相談や仕事、住まい、就農など盛りだくさんのメニューを備えて臨んだ。青森県の「青森県暮らしセミナー津軽地方のくらし」は9組12名の参加。地域おこし協力隊の募集と合わせての開催。移住して果樹園をやりたいとの希望者も参加し、次につながるセミナーとなった。香川県の「カフェ・ド・うどん県~香川県入門編~セミナー」は13組15名の参加。ゲストは高松育ちで、大学進学した大学生が3年間の東京暮らしの経験から改めて香川を見てどう感じたかの問題提起をし、説得力ある講演が好評であった。 視察は19日の山形県村山市議団と20日の広島県議団、訪問は財務省関東財務局。 ふるさとブログの発信は今日が最後です。1年間、ふるさとブログをご愛読いただきありがとうございました。全48回の更新、仕事の合間のブログ発信は大変であったが、ふるさと回帰支援センターではこんなことが行われていると情報の一端を紹介できればと始めたもので、反響も大きく、次年度もさらに内容の充実に努める決意です。 今年も移住運動の広がりを感じさせる、手応えのある1年でした。皆様、よい年をお迎えください。

長野の水は王滝村が一番?!

 今年も残すところあとわずか。朝は明けるのが遅くなり、夕方は4時を過ぎると暗くなる。冬至まであと10日、今年も早い一年だった。数日前に11月の移住相談件数が明らかになったが、昨年11月を上回る3832件に達した。昨年11月は、初めて3000件を越える移住相談件数があり、今年1月から続く前年同月比を上回る移住相談件数が途切れるのではないかと思っていたが、あっさりと674件も上回った。勢いが出てきたとはこういうことを指すのだと改めて実感している。前号で紹介したセミナーやフェアなどの集客の営業活動について、各相談員にアンケートを取って調査しているが、予想以上に大掛かりに行っているようだ。いつから日本人はこうした体裁を整えるが中身のない、詐欺まがいのことを平気で行うようになってきたのだろうか。高齢者に対する詐欺も横行しているが、これなどは詐欺行為そのもの。いまさらながらだが、地方移住については安易な道は無い。丁寧に移住相談者に寄り添う移住相談を行って初めて、相談者は移住に踏み切るということを改めて肝に銘じて、このふるさと回帰運動に取り組んでいきたいと考える。最近、Uターンが急増していることが、各種アンケートなどによって明らかになっているが、青森市が8月から市役所内に「青森市Uターン就活サポートデスク」を開設している。市内の企業とのマッチング(無料職業紹介)を行う「地方版ハローワーク」として青森市が運営している。  先週のセミナー開催は9回。6日水曜日の19時から広島県が「HIROBIROひろしまinトーキョー大人女子編2017vo2」を開催。この取り組み、3年前から年3回開催し、女性ならではの悩みや課題を語り合い、移住につなげることをめざしている。この取り組みを通しては、過去に10名が移住。今回も尾道市の離島に移住し、パン屋を開業した人が報告。10名の定員に9名が参加。8日金曜日は栃木県日光市が「日光ライフスタイルミーテイング」を開催。3名のUターンやIターンの移住者が活動や暮らしなどを紹介した。参加は13名。9日土曜日は山形県尾花沢市・栃木県日光市&さくら市、福井県・熊本県阿蘇地域がセミナー開催。尾花沢市は単独では初開催で6名の参加と苦戦したが長野県から移住した人が尾花沢市での暮らしを紹介。四季のはっきりした暮らしと人の温かさが気に入っていると語った。参加者からは仕事があるのかなど具体的な質問も出て、盛り上がった。同日の日光市とさくら市のジョイントセミナーは「くらしの楽しみ方講座」として開催。10名の参加で健闘した。10日日曜日の愛媛県の「地域おこし協力隊合同募集説明会」には46名が参加。他県が地域おこし協力隊の募集では苦戦しているが愛媛県は40名を越える参加と健闘。その理由を聞けば、県として協力隊の活動が盛んであり、今回のセミナーのトークセッションでも10名の協力隊員が活動の生の声を語るなど工夫した内容であることが集客につながったのではないかとのこと。もう一つの長野県の「楽園信州移住セミナー 水が自慢の長野県」セミナーには6地域の水が自慢の地域が勢ぞろいした。試飲の結果、人口777人の王滝村の水が一番となったとのこと。参加は22組32名と賑わった。水はいのち、おもしろい企画といっていい。

移住セミナーの集客を営業か?

 12月も今日は6日、早いものです。11月30日、ふるさと納税で頑張っているふるさとチョイスから「ふるさとチョイスアワード」での審査員をお願いされ、参加した。全国各地の自治体から「ふるさと納税を活用してどのような地域政策を展開するのか」を競うアワードで、最後まで残った8自治体が企画案をプレゼンテーションし、それを審査するものであった。巷間言われるように、返礼品を目的にするのではなく、いかにそれぞれの自治体が地域政策や行政サービスの拡充に向けてふるさと納税を使用するのかが問われていると考えさせられた次第。  一方、最近各県など地方自治体に対し、移住セミナーなどでの集客を請け負う会社が、営業をかけている例があると、ある県の担当課長から連絡があった。この間、いくつかのセミナーで冒頭のみ参加し、途中で帰る参加者が目に余るケースが散見され、センター内で話題になっていたところであるが、県からこうした営業活動が行われているとの報告を初めて受け、非常に驚いている。体裁を繕ってセミナー参加者を増やしても、それが移住につながらなければ意味がない。前には、別な話しだが、ある県が人材派遣会社に移住関連の事業を委託したところ、移住相談は多いが実績がサッパリ上がらず、結局元に戻したという話を聞いたことがあるが、同じようなものである。ここまで、地方移住が広がればさまざまな会社がビジネスチャンスとして、この分野に進出してくるが、多くは営利目的であり、簡単にはうまくいくはずもないことは明らかだ。  先週のセミナーは11回開催された。1日金曜日は北海道の「北海道で暮らそう!働こう!ローカルワーク情報カフェ」には20名の定員に対し、19組21名の参加と大盛会。参加者の意識も高く、地域に密着した仕事の求人情報も提供され、グループワークの中では参加者同士の情報交換も行われた。この日は、山形県遊佐町の「遊佐町ふるさと暮らしセミナー~ゆざまちに、DIY女子、現る!~」も行われ、10名弱の参加。2日土曜日は初めての山梨県北杜市と長野県原村・富士見町など八ヶ岳定住自立圏共生ビジョンのつながりで「八ヶ岳で暮らそう!相談会」を開催。20名を越える参加。人気の地域の合同相談会ということで盛り上がった。他に佐賀県の「佐賀から始まるIターン物語」にはツアー参加者などに声をかけて開催、19名の参加。他に和歌山県の「MeetUP和歌山#04和歌山発!まちづくり・コトづくり・ひとづくり」、宮崎県の地域おこし協力隊合同募集説明会も開かれた。3日日曜日は今年3回目の「香川県UJIターン就職・転職セミナー」を開催。1回目の参加者でUターンした3名も参加し、真剣味の高いセミナーとなり、16名の参加。内訳はUターン希望者7割、年齢も30歳代が8割で充実したセミナーと言える。この日は埼玉県の「飯能で半農ライフ」は初の飯能市単独開催のセミナーで前後に個別相談会を行い、好評であった。他に、静岡県、三重県もそれぞれセミナーを開催した。  

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