2021年12月

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移住セミナーと個別相談会、合計1000回開催!

冬至も過ぎ、今年も残すところあと僅か。ふるさとブログも今日が今年の最終回。1年間ご愛読ありがとうございました。 今年も、昨年に引き続きコロナ禍に振り回された1年でした。しかし、地方移住の勢いは続き、移住セミナーは1月からの1年間で565回と過去最高を記録した。さらに、42道府県2政令市の移住相談窓口で、各市町村がオンラインで行っている個別移住相談会も499回に達し、合計1064回とかつてない勢いで拡大している。また、こうした勢いを裏付けるように、年11月の各県の移住相談件数は24県で過去最高を記録した。 昨年4,5月の第1波の新型コロナの緊急事態宣言以降、首都圏近郊の各県の移住相談が前年同月比で1.5倍から2.0倍に移住相談が増加したが、今年に入って、それが全国化し、とくに東北は宮城県、中国は広島県、九州は福岡県などの大都市を抱える県での移住相談件数もはっきりと増加の傾向を示している。 こうした状況から、しっかりと移住相談をフォローしていけば、この地方移住の動きはさらに拡大していくのではないかと考える。その理由は、若者の価値観の多様化、さらにバブル崩壊以降の新自由主義的発想に基づく規制緩和や過度な競争の推進などにより貧富の差の拡大等が「失われた30年」と言われるような未曾有のデフレを招いており、地方移住への流れを後押ししているからである。 来年は、なんとしてもこのふるさと回帰、地方移住の流れをさらに定着させ、この国を希望の持てる国へと変えていければと思っている。 この1週間の取材・来客は、14日に愛知県東三河総局と打ち合わせ、神戸市東京事務所長と打ち合わせ。15朝日新聞社打ち合わせ、雑誌「LIFULL」取材。17日NHK福井が電話取材、まち・ひと・しごと創生本部総括官と意見交換。18日長野県宮田村小田切村長と懇談。21日は中小企業振興センター面談。22日テレビ制作会社テムジン他2社と懇談、読売新聞編集委員と懇談。23日読売新聞名古屋本社取材、広報ブレイス社長面談。 地方移住セミナーはオンライン・リアル会場含め、24回も開催された。 14日には、福島県が「Withコロナの「働き方」~副業・テレワーク、だったらふくしま!~」と題して、コロナ禍での『働き方』をテーマに24名が参加してオンラインセミナーを開催した。人材マッチングサイトを利用して、福島と関わっている方をゲストに「福島とつながるきっかけ」や、時間の有効活用法など、副業ならではのリアルな話を聞くことができ、今後働き方を変えていきたい人にとって大変参考になるセミナーだったと思う。 広島県は、「地方都市・住民参加のまちづくり!~本業・複業・地域貢献、にぎわいづくりの関わり方~」をオンラインで開催。県内のまちづくりの実践者や、全国で活躍するプレイヤーを招き、地方都市でのまちづくりへの関わり方を提案したセミナー。Uターン人材の活躍や、Iターン時の具体的な事例もあり盛り上がった。 15日は、山梨県が「二拠点居住と山梨 Vol.3」をオンラインで実施した。県内でコワーキングスペースを運営している女性2人をゲストに、都留市と品川との二地域居住で子育てしている様子や、富士吉田市で異業種交流会を開催して首都圏からリモートワーカーを呼び寄せる活動が紹介された。40名が参加し、山梨県を舞台にした多様な暮らし方、働き方の可能性に聞き入っていた。 福島県は、「福島で起業を考えてみない?第3回 起業するなら知っておくべき! 事業計画とは何か?」を22名が参加してオンライン開催。「福島駅⻄口インキュベートルーム」の統括マネージャーである新城榮一氏を迎えて、事業計画書づくりのノウハウや、「事業計画書をつくることは自分の事業をデザインすること」など、将来をデザインすることの大切さについて聞いた。 16日は、福島県が「コロナ禍における都市部と地方の住宅事情~ふくしまお試し移住のススメ~」をオンライン開催。「LIFULL HOME'S PRESS」の編集長と、元地域おこし協力隊で空き家を活用した商店を経営する方をゲストに迎え、コロナ禍で変わった都市部と地方の住宅事情や、空き家の利活用方法などを伺った。具体的な家賃相場や、コロナ前後の変化などをデータで示すなど分かりやすい内容だった。 17日は、福井県が「福井県地域おこし協力隊募集セミナー」を実施。福井県永平寺町の協力隊募集をメインに、協力隊制度や募集内容について紹介した。永平寺町の担当者が、動画を交えながら「ブドウの栽培管理」「魅力発信イベント企画」「漁協の各種業務」の3業務活動について説明したほか、どのような方に活躍してほしいかを伝えた。参加者は個別相談にも参加して、より具体的な情報を得ることが出来たようだ。 佐賀県は、「さが暮らしセミナーVol.10佐賀でステキな仕事を継いでみませんか?」を参加者5名でオンライン開催。佐賀県唐津市の離島・高島をテーマにした、地域と仕事紹介を兼ねたセミナー。降雪の中でのオンライン配信となり、高島暮らしのリアルな一面が垣間見られたほか、「最終便を逃したら帰宅できないか?」など離島暮らしならではの質疑もあり、少人数ではあったが濃い内容となった。 福島県は、「福島で見つける理想の『仕事』と『暮らし』」をオンライン開催。移住をきっかけに理想とする暮らしと仕事を実現しているゲスト3名を迎えたセミナー。41名が参加し、終始なごやかな雰囲気でセミナーは進行、地域おこし協力隊の仕事などゲストへの関心の高さがうかがえる質疑が交わされた。 宮崎県は、「『継業』について学ぶセミナー~宮崎県内の後継者を探すお店や会社を引き継ぎませんか?」を会場とオンラインのミックスで開催した。参加者限定で、普段は公開していない継業案件を9事例紹介。参加者からは、具体的な案件を見られる機会が少ないので参考になったという声が多くあった。会場は10名、オンラインは35名の参加。参加者の年齢は幅広く特に40~50代の男性が多く、ご夫婦での参加もあった。 18日は、兵庫県が「ひょうご暮らし・就職ラボ DAY2」をミックス開催。兵庫県の概要、企業紹介、移住準備等のレクチャーのあと、質疑応答と移住計画プランニング講座をワークショップ形式で行った。リアル・オンラインとも申込者はほぼ参加され、ワークショップに取り組む様子からも真剣度の高さが伺えた。 長野県は、「地方移住してふつうの転職ってどうしたらいいのかを学ぶ夜 楽園信州移住セミナー」をリアル開催、12名が参加した。キャリアコンサルタントによる長野県の産業、求人内容、必要とされている人材などについてのセミナーの後、参加市町村が、まちのPRと求人紹介をした。参加者は定員いっぱいで、ほとんどの方が残って参加市町村と個別相談をし、盛況であった。 山形県天童市は「第2回天童市移住セミナー オンライン芋煮会」と題して、山形の風物詩「芋煮会」をオンラインで開催。自治体職員、地域おこし協力隊、料理指導などをされている方や先輩移住者が、芋煮を食べながら、オンラインで10名の参加者と交流をした。参加者には事前に芋煮を届けており、和やかな雰囲気の中、チャットでは多くの質問やコメントが寄せられていた。 栃木県は、「ワーケーション?アウトドア?新しいライフスタイルのススメ」をオンラインで開催。株式会社ライフルの担当者から、リゾートワークを実践するうえでのポイントや、充実したワーケーション環境について紹介があった。日光市と鹿沼市からIターン女性を迎え、情報収集で活用したサイトや仕事の探し方、友人の作り方など紹介がありチャットへの質問も盛り上がりを見せていた。21名の参加者のうち、ワーケーションを検討しているミドル世代の男性が多かった。 三重県は、「2021年三重県庁の仕事はじめてセミナー~若手職員にフリーに聞いてみよう~」をミックス開催。会場参加者6名、オンライン12名で、ほぼ全員が20代であった。交流の時間を多く設けたのが特徴で、参加者は県庁の若手職員とのグループトークで公務員としての働き方や心構えなどを質問し、熱心にメモを走らせていた。 広島県は、「瀬戸内発まちと繋がる私の暮らし~私の思いが生きる、SDGsと関わる暮らし~」をオンライン開催。広島県と山口県にまたがる広島広域都市圏の23自治体が参加し、セミナーと個別相談を行った。市町PRのほか、地域やまちづくりに関わる仕事について、などのミニセミナーを行い、様々な角度から魅力をPRした。特設サイトから動画視聴が可能で、興味のあるセミナーをピンポイントで見ることもでき好評であった。当日の個別相談の申し込みが可能だったため、PRを聞いて関心のある自治体についてすぐに相談ができる仕様となっていた。 徳島県は、「とくしま・丸ごと魅力発見!ハイブリッド型移住相談会」をミックス開催。徳島県、徳島市、小松島市の3県市が東京に来場したほか、10市町がオンラインで参加。移住のプロの方からの移住の極意についてのセミナーや、希望者には個別相談も行った。徳島県に興味がある方だけでなく、漠然と移住をしたい方に向けてもわかりやすいセミナーであり、リアル・オンラインともに満員御礼となった。 岩手県は、「いわて暮らしセミナー ~地方公務員の暮らし~」をミックス開催。首都圏から県内各地にUターンした職種の異なる5人の公務員が、それぞれの働き方や暮らしぶり、Uターンして気付いた岩手暮らしの良さなどを紹介した。また、来年度の採用スケジュールや転職活動の進め方についても5人の体験を交えながらレクチャー。会場、オンライン合わせて12名が参加、学生の参加もあり、セミナー後の個別相談も盛況であった。 19日は、富山県が「だから移住した/移住しない大討論会」を21名が参加してオンライン開催。富山県出身で大学入学を機に上京、現在は富山に移住した人と、東京で活躍している2人が討論をするという内容。移住の理由、休日の過ごし方、お金事情などざっくばらんに話し、U・Iターンを迷っている方にも参考になる内容であった。参加自治体からも自治会費やゴミの出し方などリアルな情報を聞くことが出来た。 北海道函館市は、「はこだて暮らし×テレワーク ~移住者が語る“ここでもできること”~」を10名が参加しオンラインで開催した。東京から結婚を機にUターンし函館でテレワークをしている女性と、カナダの企業に所属しテレワークで働くカナダ人男性をゲストに、函館でのテレワーク事情、暮らしぶりを聞いた。テレワークのメリット、デメリット、東京で働いていた時との比較など具体的な話が多く、イメージが伝わりやすかった。市内のワーケーション施設や体験ツアーの紹介もあり、テレワークに関心のある人が同市に足を運ぶきっかけになればと思う。 鹿児島県は、「なんかしたい県かごしま・鹿児島移住セミナー【お仕事編】」を今年初めてのリアルセミナーとして14組17名の参加で開催。鹿児島の就職事情や就職先の探し方、暮らしについて聞いた。前半はセミナー形式で自治体の紹介や先輩移住者のトーク。後半は個別相談で、就職から3ブース、自治体からは鹿児島市・薩摩川内市・霧島市・南大隅町が出展。若い方の参加が多く、Uターンの相談もあった。 沖縄県は、「はじめての沖縄移住相談会」を会場でリアル開催した。沖縄県・久米島町・就職の3ブースが出展。日曜日夜の時間帯だったからか、参加者は20~30代の若い方が多く、9組10名と満員御礼。複数のブースを回られた方もおり、変わらぬ沖縄の人気の高さがうかがえた。 愛媛県は、「愛あるえひめ暮らしフェアin東京」を会場でリアル開催した。セミナーコーナーでは 『移住体験プログラム 』や 『地域おこし協力隊トークセッション』 を実施。市町村単位の出展ではなく、【島】【海】【山】【街】と、わかりやすい4カテゴリーに分け、相談対応を行った。そのほか、JAによる就農ブースや、仕事相談窓口も設けた。70名が来場し、じっくりと相談している様子だった。

福島県、この4ヶ月で33回セミナー開く!

今年もだいぶ押し迫ってきましたが、今秋以降、福島県の移住セミナー開催が活発だ。9、10、11、12の4ヶ月でなんと33回の多さで、東日本大震災から10年ということもあるのか、10年ぶりに突然、目覚めたようだ。福島県は2010年までの3年間は、連続して移住希望地ランキングでトップを占めていた。しかし、東日本大震災がおき、東京電力の原発事故で浜通りの12市町村などが放射能で汚染され、住民の方々は全国各地に避難した。現在まで、地域にもよるが浜通りを中心に20数%の避難者しか戻っていない地域もある。久方ぶりに福島県の動きが活発になっていることは出身者としても嬉しい。内訳を見ると県が中心で開催したセミナーが4回、民間企業の協力を得て県が開催した起業セミナーなどが8回、県内の7カ所ある振興局が広域で開催したセミナーが9回、市町村が連携して開いたものが5回などである。 11月の移住相談件数が明らかになった。その合計は5,715件と過去4番目の多さである。コロナの感染者数が下火になっているとはいえ、先月の6,181件もすごいが、11月の5,715件も驚くような件数である。全国的に地方移住希望者が増加し、自治体の地方移住希望者受け入れの取り組みが活発化していることを表していると言って過言ではあるまい。総計のトップは初めて北海道で2016年にブースを開設して5年、初めてのことである。以下、群馬・長野・富山・福島の順となっている。これらの各県は移住セミナーでの集客が影響した。また、電話・メール・面談の本気度の高い相談件数では広島・福岡がワン、ツーで、岐阜・静岡・山口県が同数で並んだ。これも初めてのことで、努力している県が確実に結果を出している。 12日、東京交通会館12階で開かれた「高知暮らしフェア2021冬」は県下すべての34自治体(1自治体がオンライン)が参加して開かれ、141組215名の参加と健闘した。昨年はハイブリット型で開催し、51組の参加。2019年は186組の参加と徐々にコロナ禍前に戻りつつある。高知県は全国に先駆けて取り組み主体を一般社団法人高知県移住促進・人材確保センターにして、特徴を出している。 9日発行の全国農業会議所の「iju info 2021冬号」は「都市と農山漁村を結ぶ!ふるさと回帰支援センター」を特集している。購読したい方はふるさと回帰支援センターまでご連絡ください。無料で送付いたします。 この1週間の取材・来客は、9日に青柳元文化庁長官、高橋伴明・惠子夫妻、山田顧問などと懇談。10日は三重県今井県議と意見交換。12日は高知県フェアで挨拶。 地方移住セミナーは23回開催した。8日は、群馬県が「『テレワーク』と『複業』でライフスタイルを豊かにする方法」と題し、中之条町、みなかみ町の先輩移住者をゲストに迎え、オンライン参加者55名で開催した。それぞれの経験談、各町でテレワークに利用できる施設や利用実態のほか、ワーケーションなど様々な働き方についても紹介。参加者からの質問も多く、関心の高さがうかがえた。 広島県は、「瀬戸内でおしゃべり会~フリーランスのお仕事と地域とつながる私の時間~」を今週開催中の「ひろしまU・Iターンフェア2021」のコンテンツの1つとして開催。三原市、尾道市、福山市にそれぞれ移住し、フリーランスで働く女性3人をゲストに、暮らしや働き方についての体験談を聞いた。移住までの経緯や仕事の見つけ方、移住する際の不安やその乗り越え方など、三者三様の思いや移住先での暮らしの楽しみ方を共有した。 9日は、引き続き広島県が「KENZO Paris Japanの元トップが挑む 広島での企業ブランディング」を開催。広島に移住して老舗企業のブランディングに携わるゲストと、その企業担当者が登場。東京や世界で活躍した人材を受け入れて挑戦する現状について語り合った。センターからは、東京の相談窓口と県庁が連携して相談者と企業をマッチングした経緯を紹介。ゲストは「移住して今のキャリアを広島で生かしてほしい」と呼び掛けていた。 10日は、千葉県旭市が「クリエーターなワタシが旭市で働き続ける理由(わけ) ~海辺のまちの『ちょいなか暮らし』移住セミナー ~」を開催。来春オープンの生涯活躍のまち「みらいあさひ」が、シニア・子育て世代が暮らしやすいコンパクトシティとして紹介された。また、雑貨屋を会場に、移住者でオーナーのゲストから4年間の歩みをお聞きした。現在はお店でワークショップを開くなど、客同士の交流が活発になっていることに喜びを感じているそうである。参加は6組8名で女性がほとんどであった。 福島県は、「地域おこし協力隊オンライントークセッション『卒業』⇒『定住』した隊員たち」と題し、卒業後に定住して県中地域で働いている元協力隊員を迎えてのトークセッションを、ウェビナー形式で配信。協力隊としての経験や地方での暮らし、働き方について語っていただいた。県中地域における地域おこし協力隊の募集に関する説明もあり、「活動地を決めるには現地を訪問してほしい」というアドバイスが語られた。オンラインで10名が参加。 愛媛県は、「<瀬戸内海・離島暮らしのリアル>上島町セミナー『島暮らしへのセカンドステップ 住居編』」を会場開催。地域おこし協力隊をゲストに迎え、空き家の見つけ方を中心に展開した。移住にあたり気になることのひとつである住宅事情に関するセミナーということで、6名の参加者は熱心に聞き入っていた。 広島県は、「ひろしまU・Iターンフェア2021海・山・都市で楽しむアクティビティ×キャンプ」として、まちと自然が近接する広島県ならではの暮らしの魅力を、3人のゲストによるトークで紹介した。写真や映像を多用し、アクティビティとキャンプを組み合わせた一日の楽しみ方や広島県の穴場スポットが次々に登場し、広島でこんな楽しい生活がしたいという気持ちを喚起させるようなセミナーであった。 11日には山形県が「山形県西村山地移住セミナー『雪降るまちの積もる話』」として降雪地域の冬の暮らしをテーマにしたセミナーを開催。先輩移住者2名の体験談と、西村山地域にある5市町(寒河江町、河北町、西川町、朝日町、大江町)のPR&グループトークの2部構成で展開した。雪のある暮らしの実態のほか、雪があるからこその楽しみを紹介し、地域の魅力を伝えた。4名の参加者からは、子育て環境や現在の積雪の様子など、さまざまな質問が寄せられた。 岩手県雫石町は、「田舎の住まい探し~家探しの選択とチェックポイント~」を1年以上ぶりにリアル会場を含むハイブリッド形式で開催、15名が参加した。宅地建物取引士で、地域おこし協力隊として空き家対策に取り組む先輩移住者をゲストに、町内の住宅事情や住まい探しの実態を紹介。空き家の事例や物件を見る際のチェックポイントなど具体的な助言もあり、参加者は熱心に聞き入っていた。 新潟県は、「にいがた暮らしセミナーvol.6地域とつながる、私のしあわせ」と題し、オンラインセミナーを開催。糸魚川市へUターンし、駅北広場の運営に携わる方と、三条市へ移住しウコン農家・ものづくり企業の企画業務を行う方の2名をゲストに、まちづくりや地域コミュニティの再生、継業、農業の6次産業化などについて語っていただいた。それぞれの地域に対する思いと地域の文化や暮らしを受け継ぎながら、新たな交流を生みだしている様子が印象的だった。 和歌山県が「わかやま林業体感セミナー2021」の2回目をリアル会場で開催、14名が参加した。1部は「林業の基礎知識と和歌山県の林業」の紹介、2部は林業従事者によるトークセッションが行われ、参加者からは「ボランティアなど手伝いをしながら山の事は勉強できる」という質問や「雨の日の作業内容」について質問があった。1回目から継続参加している方、昨年から複数回参加している方、ミドル世代の女性2名の参加も印象的であった。終了後も個別で相談している方が多く、相談者の熱量の高さを感じた。 静岡県は、「どぼくっておもしろい!伊豆って最高!~建設業と伊豆の魅力をお届けします~」と題し、伊豆エリアの建設業の魅力とともに、リゾート地での暮らしぶりを伝えるオンラインセミナーを開催。建設業に従事するゲストからは、建設業・暮らし・移住について幅広く語っていただいた。9名の参加者からは「建設業への転職の心構え」「女性の働きやすさ」など踏み込んだ質問が見られた。 奈良県は、「奈良で働く相談会 -女性でも男性でも活躍できる奈良-」をオンライン開催。女性の働きがいや起業支援制度の紹介を中心に、働く女性のインタビュー動画を交えた構成で進められた。事前申込のあった12名全員が参加し、関心の高いテーマであったことがうかがえた。 静岡市は「静岡市職員採用オンラインセミナー出没!シズ街ック天国」をオンライン開催。毎回多数の参加者でにぎわう恒例の静岡市職員採用セミナーで、今回も申込時点で100名に達した。参加者の殆どが20代で、学生が大多数を占めていた。人気TV番組を模して静岡市役所の仕事ぶりをランキング形式で紹介し、職場の雰囲気の良さが存分に伝わる内容であった。 宮城県は「宮城まるごとOnline Meetup!宮城で自分らしく働く」を参加者7名でオンライン開催。参加市町は気仙沼市、栗原市、登米市、仙台市、丸森町、南三陸町の7市町。2グループに分かれて参加者に地域情報を紹介した。市町側にはUIターン者もいたため自身の経験を語り、参加者へPRしていた。 宮城県石巻市は「宮城県いしのまき移住フェア<しごと・働きかた編>」をリアル会場で開催した。11名の参加者は、学生を含む20-40代の参加者が中心。Iターンしたゲストが、暮らしの変化にポジティブに対応し暮らしを楽しむ様子を語った。参加者は個別相談や座談会グループに参加して交流を深めた。参加者からは「聞きたいことを直接聞けて良かった」と好評だったようだ。 12日には、和歌山県「わかやま移住相談会~わかやまで“あたたかい”暮らしをはじめよう~」を会場とオンラインのミックス開催。ミニセミナーとして和歌山市他の紹介のあと、有田市・田辺市・串本町・県庁のブースを設けて個別相談会を開催、12名参加した。全市町に申込があり、和歌山県の移住人気が伺えた。 滋賀県は、「そうか、滋賀があったか!滋賀ぐらし万華鏡(かれいどすこうぷ)~滋賀のパワースポット編~」を20名の参加者とともにオンラインで開催した。滋賀のパワースポットをテーマに、滋賀県各地の神社・仏閣・明智光秀縁の坂本城などから、サンショウウオまで歴史的な伝承と共に紹介された。また京都から滋賀県大津市の比叡平に移住された2組のゲストは、いずれも京都の狭い住宅から大津の広い庭のある住宅へ移住し、のびのびと田舎暮らしを満喫している様子を語っていた。 島根県は、「島根移住ステップセミナー 第4回『暮らし編』:どこに住む?まちなか・山あい・島の暮らしと住まい探し」として、「住まい」をテーマに各地の住まいと暮らし方を紹介した。ゲストは東京出身で仕事を失ったことを機に移住を考え、全国の空き家バンクから島根県を選ばれた方。移住後に大変な思いをされたそうで、その様子を忌憚なく語られた。空き家バンクで住まいを探されている方の参考になる内容であった。7名が参加した。 広島県は、『ひろしまU・Iターンフェア2021~ポストコロナ、Well-Beingな暮らしのはじめ方~』の最終回をオンラインで開催。第1部はワークショップ形式で広島風お好み焼きを作る内容を実施。講師にオタフクソース株式会社のお好み焼きのプロをお呼びし、お好み焼きの歴史や、おいしく作るコツを教えていただいた。チャットで質問も飛び交い、盛り上がった。2部では、エンディングトークとして広島出身のお笑い芸人『アンガールズ』さんと瀬戸内隠れ家リゾート代表の高掛氏から、「Well-Being」な暮らしについて伺った。こちらもチャットでも感想が寄せられ、大変にぎわった。 群馬県高崎市は「親子で参加!クリスマスツリー作りワークショップ~ぐんまな日々・地方都市のファミリー編~」をオンライン28組46名参加でにぎやかに開催した。市内で親子コミュニティづくりをしている移住者ママ2名が、布のクリスマスツリーづくりを紹介。参加者には事前にキットが送られており、配信を見ながら一緒に布のクリスマスツリーを完成させた。参加者は親子が大半。ボランティアによる交流活動の紹介や元気に遊びまわる子供たちの様子も中継され、地方都市高崎市での暮らしが伝わった。 高知県は、冒頭でも触れたとおり、「高知暮らしフェア2021」を開催。コロナ対策として、3部制としたほか、1度に入場できる人数に制限を設けるなど徹底していた。セミナー会場では、高知県の特色紹介や、移住者交流会、地域おこし協力隊セミナーなども行った。県内全自治体が参加し、個別相談ブースでも随時相談が行われ、盛り上がっていた。

所信表明、地方創生に言及なし!

6日、第207回臨時国会が始まり、総理の所信表明演説が行われたが、地方創生に関する記述はどこにもなかった。地方創生総合戦略5カ年計画の2期目以降はどうなるのか、今後の展開をしっかり注視していく必要があるようだ。内閣が変わるたびに新たな政策が話題になるが、現在進行中の政策は一体どうなるのか、固唾を飲んで見守るだけでは納得できないこともあると思うがいかに。過日、若かりし頃よく飲みに行った新宿ゴールデン街のスナックでよく一緒になった知り合いが訪ねてきた。どうもテレビか何かに出演したところを見たようだ。近くに来たので寄ったということだった。スナックでは個人的に話した記憶はない。世代は同じで、東京教育大(現筑波大)を出て、都立高の教員をやっていたが、辞めて長野県茅野市に移住。有機野菜を栽培し、注文を受けて宅配で都内のお客さんに届けて生業を立てているとのこと。当時はそうした事するようには見えず、アイビールックが似合いそうな優男であった。時代の先端、流行が似合うということから「今も地方移住で有機農業という時代の先端をいってるね」と言ったが、期せずしてそうなったのか、そうしたことが様になる男なので、茅野市での活躍を期待したい。 昨日、8階の移住相談センター内を歩いていたら「神戸くらしなんでも相談窓口」で相談員と目があった。20~21年の実績・業務報告がまとまったというではないか。神戸市は昨年4月、兵庫県と並んで移住相談ブースを41番目として、ふるさと回帰支援センターに開設。順調に推移し、昨年、今年とそれぞれ4回の移住セミナーを開催。2月には同じ政令市の静岡市とコラボで「静岡市✕神戸市 どっちの移住ショー」を開催するなど話題になった。移住相談実績は20年4月-11月と今年21年4月―11月でなんと255.6%増と大きな成果を上げたようだ。内訳はIターンが53.1%、Jターンが27.7%、Uターンが19.2%。最近のコロナ禍でしっかり発信すれば成果はついてくることは証明されたようだ。 この1週間の取材・来客は、3日にいわき市東京事務所が来訪。4日は青森県企画政策東部長、同次長、地域活力振興課長代理が来訪。最近、移住相談件数が伸びていることを巡って意見交換を行った。7日は宮城県企画部地域振興課総括補佐と意見交換。8日は農協中央会が、担当が変更になったことから挨拶にきた。 先週は19回の地方移住セミナーを行った。12月3日は、福島県県南地方が「地元工務店が解説!リアルな空き家で学ぶツアー」をオンライン開催。地元の工務店と共に、空き家バンクの登録物件を巡り、購入の際の注意点や改修費について学ぶセミナー。特徴のある物件の隅々までカメラで映しながら解説し、改修費といった必要経費がかかるのか等具体的にイメージしやすいものとなっていた。 北海道南空知地域は、「『北』にあるけど『南』そらち 北海道南そらちを知るセミナー」をオンライン開催した。8市町村(夕張市・岩見沢市・美唄市・三笠市・南幌町・由仁町・栗山町・月形町)が参加し、それぞれの市町の特徴や魅力を紹介。12名の参加者は30代を中心に幅広く、関西や中国地方など遠方からの参加もあった。 愛媛県は「瀬戸内海 離島暮らしのリアル@上島町―島暮らしへのファーストステップ 準備編―」をリアル開催した。2週連続の上島町初の単独移住セミナーで、第1回目は、協力隊員から島暮らしの基本情報、先輩移住者のリアルな島暮らし事情をじっくり話していただいた。8名が参加し、相談会が終わった後も自治体とのコミュニケーションが活発に行われた。 千葉県鴨川市は「カモ活のすすめ~千葉県鴨川のコミュニティ、のぞいてみませんか?~」を8名の参加でオンラインで実施した。参加コミュニティは「鴨川市農林業体験交流協会」、「特定非営利活動法人・大山千枚田保存会」、「農事組合法人・鴨川自然王国」とバラエティに富んでおり、移住計画の進捗状況や求める暮らし方によってコミュニティを選択肢できる事が伝わる内容だった。 12月4日は、青森県が「青森県関係人口交流会~関係人口に教わりたい!関係人口のつくり方~」をテーマに、他県で関係人口に関わる活動をしているゲストを招き、課題や思いなどを共有した。具体的に「遊休施設(空き家など)の活用」「地域コーディネーターなどのサポート体制」について事例を交えて意見交換した。関係人口に関心がある参加者にとっては青森とのかかわり方について考える機会となった。会場とオンラインで16名が参加。 福島県は「福島の有機農家と郷土料理を体験 ! 地ビールとワインを味わうオンラインセミナー」を14名の参加者で開催。県北、特に二本松市で活躍する農家、ワイナリー経営者、料理人が日頃の活動や思いを語った。参加者は、手元にあらかじめ届けられた特産品のワインや地ビールを味わいながら、ゲストの話に耳を傾け、暮らしに関する質問をチャットで書き込むなど和やかな雰囲気だった。 三重県「みえの企業とつながろう 正規雇用転職支援セミナー」をオンライン開催。三重県への移住を機に正規雇用で就職できる支援について、県内4つの企業の話を聞いた。参加者は3名と少ないながらも、車通勤や二拠点居住での就業といった地方への転職ならではの質疑が出された。 栃木県は、「地域おこし協力隊市町オンライン合同募集セミナー」をオンラインで実施した。足利市、真岡市、矢板市、那須烏山市、市貝町、塩谷町が協力隊の募集内容について紹介。ゲストに地域おこし協力隊を招き、活動内容や3年間任期の使い方、任期後のビジョンがあると有効的な時間の使い方が出来るなど、5名の参加者は真剣に内容に聞き入っていた。 長崎県は「長崎県で働こう!U・Iターン転職個別相談会」として、今年度2回目の個別就職相談会を会場で実施。5名の参加者は UIターン共に20~30代の若者が多かった。新規相談のほか、継続相談もあり、就職相談員と対面でしっかりとしたコミュニケーションも取れていた。 山口県は「YY!ターンカレッジ公開講座『やまぐち×のびしろ食材』」を24名の参加者とオンライン開催。ゲストに、萩市に移住し古民家カフェをオープンした方を迎え、地域の食材を活かした料理や、食材の可能性についてお話いただいた。実際に料理を作るところを中継したほか、猟友会の話など、興味深い内容であった。ゲストを囲んだグループトークでは、地域との交流など質問も多く出て盛り上がった。 岡山県倉敷市は、「くらしきで暮らす移住相談会」を開催。卒業間近の地域おこし協力隊員3名をゲストに、仕事のやりがいやリアルな生活などについて忌憚なく語っていただいた。後半は交流会を行い、岡山が大好きな大学生やシニアのご夫婦など様々な属性の4名の参加者とゲストが熱心に語り合った。3名のゲストは卒業後も倉敷市で起業、就職など引き続き定住されるそうだ。 宮城県気仙沼市は「朝ドラの舞台であなたの移住プランを一緒に作ろう! オンライン移住相談会」を開催。朝ドラの舞台となった東北3市(宮城県気仙沼市、岩手県久慈市、福島県福島市)による、初の合同セミナー。動画や中継で市の魅力をPRした後、移住プランを作成するワークショップを少人数のグループに分かれて実施した。11名が参加し、「移住について考えるきっかけになった」との声もあるなど好評を得た。 静岡県は「フリーランス直伝!富士山の見える静岡県でかなえる自分らしい暮らし」を17名が参加してオンライン開催。静岡県に移住しフリーランスとして活躍する3名をゲストに迎え、暮らしや仕事ぶりを聞いた。トークセッションに多くの時間をさき、フリーランスへのステップや仕事の探し方、収入のことなど誰もが関心のある話題がでて、大変参考になった。 5日は、北海道十勝地域が「とかちの暮らしにズームイン!~広い大地でうららかに~」と題したオンラインセミナーを開催。広尾町と浦幌町の担当者が映像を交えながら町の魅力や特徴を紹介した。両町が力を入れるワーケーションスタイルのほか、広尾町からは働きながら地方の暮らしを体験できる「ふるさとワーキングホリデー」の制度も紹介。「十勝クイズ」など、楽しみながら参加できる工夫もあり、質問も多く寄せられた。30代を中心に、首都圏などから24名が参加した。 広島県は「オープニングトーク『移動が持つ価値について』先輩移住者訪問バーチャルツアー」を行った。前半は「移動が持つ価値について」を広島県出身の予防医学研究者の石川氏に語っていただいた。移動を人間の特性と定義し、移動の多い人の方がよりクリエイティブで「Well-Bing」であるという理由について、新鮮な切り口で見ることができた。後半は、「先輩移住者訪問バーチャルツアー」を実施。竹原市で地域活性化に携わる方や、尾道市でアクティビティ事業に携わる方などから自身の取り組みなどを聞いた。 熊本県は「イジュ活!熊本移住活動Vol.10 人生とキャンプの共通点とは」を10名の来場者とオンラインのミックス開催。熊本県への移住とキャンプ・アウトドアライフを絡めたユニークなテーマのセミナー。熊本県出身の人気芸人ヒロシさんを交えたトークコーナーでは、参加者が大きく頷くような熊本の良さが伝えられ、個別相談会も参加自治体すべてで相談が行われるなど盛況であった。 神奈川県は「ちょこっと田舎な神奈川の湘南エリアで暮らそう」と題して、17組の参加者とともにオンラインで開催。エリア内で特色が違う事がプレゼン方法から伝わった。茅ヶ崎市は日常の買い物スポットや海を動画で紹介。お洒落な街並みの様子が伝わった。寒川町は、先輩移住2名と小学1年生が登壇。小学1年生のお子様から「12月に向日葵が見れて、色んな学年のお友達と毎日公園で遊べて楽しく、二宮が好き」とのエピソードがあり、和やかな雰囲気が伝わった。

三井グループが取材に!!

気がつけば師走。気分的にもなんか落ち着かない。セミナーは22日の完全オンラインによる群馬県の移住セミナー「市民ライターから学ぶ地域の情報発信方法」まで58回も予定されている。年末までしっかりと頑張ることになりそうである。最近、各方面からの取材のアクセスが多くなったとこれまでも紹介してきたが、12月3日にはなんと「シニア雇用とキャリア活用推進~地域社会で活躍するシニア~」をテーマに、三井グループの「三井業際研究所」の2名の課長が朝から話を聞きたいと来訪。この研究所、三井グループにおいて、異業種間の業際分野における知識集団として機能を果たすこと目的に1978年に設置されているようだ。 この1週間の取材・来客は、26日には高知県の(一社)高知県移住促進・人材確保センターの辻理事長他が来訪し、懇談。28日は12階で開催された山形フェアに来られた(一社)ふるさと山形移住・定住推進センターの駒林専務理事他が来訪、打ち合わせを行い、今後の連携強化を確認した。この打ち合わせにはふるさと総研の玉田社長も同席した。3日は読売新聞長野支局取材。 先週は地方移住セミナーを16回開催した。 24日は佐賀県が「佐賀の魅力を徹底チェック!”佐賀暮らスイッチ”検証スペシャル」と題したオンラインセミナーを実施。雑誌などを手掛けるアスキー社との共催シリーズで、仕事、生活環境を掘り下げた。コワーキングスペースやワーケーションなどの拠点、お試し住宅も紹介。YouTube配信中は参加者からのコメントも入り、佐賀暮らしの良さを共有した。 25日は、徳島県が「地域おこし協力隊起業のリアル TOKUSHIMA地方で未来を創る」を開催。会場とオンラインで20名が参加した。地方での起業に関心のある方に向けて、徳島県内での創業支援施策や、地域おこし協力隊として移住後に創業したゲストの体験談を聞いた。参加者を交えた活発なディスカッションが行われ、本気度の高さがうかがえた。 26日は、群馬県「『自然』の香りとマインドフルネスで 自分を癒す方法」を開催、オンライン参加者40名、会場参加者10名と健闘した。トレッキングガイドや、アロマブランドの代表ご夫婦をゲストに迎え、移住のきっかけや、地域資源を活用した暮らしについて話を聞いた。参加者は30~50代が多く、女性が8割。セミナー後にゲストと話した方も多かったようだ。 長野県は「ながので楽しむ農ある暮らし~秋冬物語~楽園信州移住セミナー」をリアル開催。8名が参加した。長野県の「農ある暮らしアドバイザー」が、秋冬の暮らしぶりについて写真を使って紹介。9市町村・団体のPRと個別相談も行われた。久しぶりのリアルセミナーだったが、話を聞く雰囲気や閉会後にも自治体の方が話をされる様子から、参加者の真剣度が伝わってきた。 兵庫県と神戸市は「週末に考える 農ある暮らしのファーストSTEP 兵庫×神戸」をオンラインで開催した。丹波篠山市、神戸市北区、淡路島でそれぞれ農業を営むゲストの移住の経緯と移住後のよかった点、苦労した点を忌憚なくお話していただいた。まずは地域の人と仲良くなって繋がりを作ることが大事との事。参加者は20名で男女比半々であった。 27日は、福島県が「南会津で働く『南郷トマト農家と林業者』」をオンラインと会場のミックスで7名の参加で開催。南郷トマト生産を営むご夫婦と、林業を営む方をゲストに迎えたトークセッションでは、移住までの家探しの苦労や雪、農業経営について詳しく伺った。代々家業として木こりをされている方は、会津の林業について熱く語られた。後半の個別相談は、どの参加者も時間いっぱいまで熱心に相談した。 鹿児島県志布志市は、「移住者Presents 田舎暮らしのリアルトーク」を会場とオンライン合わせて16組18名の参加で単独のセミナーを開催。先輩移住者2名をゲストに、移住前後のエピソードや実生活のリアルを聞いた。会場参加者とオンライン参加者が一体となって参加できるようにコミュニケーションを工夫しており、とても和やかな雰囲気だった。 岡山県は「岡山県津山圏域移住・定住フェア」として、岡山県北の6市町の紹介と、子育て世代に焦点を当てた、『子育てセミナー』を実施した。会場・オンラインで6名が参加したセミナーでは、先輩移住者家族とオンラインでつながり、子育てについて現状を聞いた。現地の公園や鉄道館からの生配信などの工夫もあり、その後個別相談でも疑問にもお答えするなど、満足度の高い内容であった。 群馬県は、2市5町が「太田・邑楽・館林地域移住相談会 ~都心から約1時間…緑と水辺のある暮らしをあなたに~」をオンラインで開催、12名が参加した。ゲストは、館林へ移住後も首都圏通勤をしている方と、無農薬野菜の農家になったご夫婦。移住後のライフスタイルの変化についてトーク。首都圏にも近く、大型ショッピングモールや買い物スポットの選択肢が多いことなど利便性の高さをPRしていた。 北海道は「北海道とつながるBar ~酔い処 ほっかいどう~」をオンライン開催。今回は「お酒」をテーマに、日本酒の蔵元と、クラフトビールレストランの店主をゲストに迎えた。酒造りの歴史や地域の特産品を使った取り組みを紹介。17名の参加者は50代が最も多く、北海道内からの参加もあった。町に興味がわき、実際に訪問してみたいという人もいて、地域に関心を持ってもらうためのセミナーとして、よい試みだったと思う。 岩手県は「いわてで農業をしよう!(酪農・トマト編)」をミックスで、参加者13名で開催。畜産業を支える酪農ヘルパーと、Uターンでトマト生産を始めた新規就農者にスポットをあて、各々の仕事や暮らし、就農までの道のりなどを具体的に紹介。農業公社の担当者は就農支援制度や活用実態についても紹介した。本気度の高い参加者が多く、個人面談にもつながった。 新潟県は11月27日、28日「にいがたU・Iターンフェア2021」をオンラインと会場のミックスで開催、58名が参加した。会場では、モニターでの配信プログラムの視聴や、現地の市町村・団体等とつないでの個別相談が行われ、会場、オンラインともに充実した2日間となった。 28日には、和歌山県が「わかやま林業体感セミナー2021(第1回)」をリアル開催。県庁担当者による林業の基礎知識のレクチャーに加え、ゲストの「きのくにフォレスター」2名に日々の仕事内容や面白さ・やりがいなど語っていただいた。後半はレイアウトを変更してゲストを囲んで質問タイム。さまざまな質問が飛び交い、盛り上がった。申し込み20名に対し参加者18名と和歌山県の林業の人気がうかがえた。 静岡県は「自分らしいライフスタイルを実現したい!プロに聞くときめく空き家の見つけ方!」をオンライン開催した。住まい探しのスペシャリスト2名をゲストに招いたセミナーで、14名が参加。空き家の見つけ方や想定すべき費用等、実践的な内容が多く、質疑内容もポイントを深掘りする話で盛り上がり、真剣度の高い参加者が集まったと言える。 香川県は「かがわUIターン就活シンポジウム」と題し、東京近郊の大学生(就活生)で香川県に関心のある方を対象としたセミナーをリアル開催。就活スタート講座では、就職活動のノウハウを伝え、パネルディスカッションでは県外大学から香川県内の企業に就職した若手社員から就職の決め手などを共有した。最後に先輩社員を囲んでグループ講座を行い、個別の疑問にも答えた。質問も多く出て盛り上がった。18名が参加した。 山形県は「くらすべ山形! 移住・交流フェア」をリアル開催した。県内全市町村がオンライン又は直接会場で移住相談に対応。住宅相談、仕事相談(看護や福祉介護、一次産業)の相談も実施した。Uターンや何かのご縁がある方の相談が多い中で、理想の暮らしのイメージに合う場所を探すIターン者も。ラ・フランスのお土産も功を奏し、会場は200名の参加者で大いに賑わった。

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