2018年9月

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次年度からセミナースペースは3カ所に

 今秋は台風も多いが、雨も多い。季節の移ろいも早く、彼岸に咲くから彼岸花といわれる曼珠沙華も、今年は彼岸にはすでに盛りが過ぎていた。暖かな秋の陽を背中に受けて、ゆっくりと散歩を楽しむのが私の休日の喜びの最たるものだが、今年はそんな機会は少ない気がする。窓から見える有楽町のビル群は今日も雨に煙っている。  各自治体からセミナーの会場が取りにくいとの声が寄せられて久しいが、この程、東京交通会館の4階に来年4月に空きスペースが確保できる見込みが立ち、セミナー会場を現在の2カ所から3ヵ所に増設する方向で検討に入った。言わずもがななことではあるが、JR有楽町の駅前という立地条件から部屋代も飛びぬけて高い。それが頭痛の種ではあるが、先行投資と割り切ってなんとかすると決意を固めている。乞う!ご期待!  来客は、20日に徳島県黒川三好市長がひょっこり顔を出した。21日には福井県の若者・定住支援課長が初めて訪れ、全国的な取り組み状況の中の福井県の状況について、率直な意見交換をさせていただいた。この日は、富山県の担当課長も政府のヒアリングがあったとかで顔を出され、近況報告を取り交わした。香川県直島の担当者にも初めて立ち寄っていただいた。初めてお訪ねいただくというのはうれしく、是非頑張っているふるさと回帰支援センターを知ってほしいと思う次第だ。  先週のセミナーは、この間積極的にセミナー開催に取り組んでいる19日の新潟県の「にいがたライフスタイルミーテイング『地域旅×新潟―Local Life Trip―』」ほか、10回の開催。この日は広島県竹原市が「HIROBIRO.ひろしまinトーキョー 観光ビジネス編」を開いた。竹原市は毎年1回のペースでセミナーを開催し、参加者は30名を越えた。ゲストは街のツアーガイド、花カフェ経営者など3名。竹原市は人気アニメ「たまゆら」の舞台になっていることから集客に成功したようだ。  21日は静岡市が「静岡市で創業・起業しよう!静岡市×私×創業セミナー」を開き、11名の参加。ゲストはふるさと回帰支援センターの静岡市窓口経由で葵区に移住。洋裁師として生計をたて、繁盛している方で話しが具体的で好評であった。静岡市は東京事務所の副所長が前の移住担当者で、さらに連携が深まっている。福岡県は「ふくおかよかとこ移住セミナー 福岡県の地域おこし協力隊はおもしろい!」を小竹町・香春町の協力隊募集で開催。22組24名の参加。  22日土曜日は山口県など5回の開催。山口県は「やまぐち農業体験ツアー説明会」を開き、宇部市・長門市・山口市が参加。他に農業法人なども参加して13名の参加と盛り上がった。来る10月6日から2泊3日の日程で「やまぐち就農ゆめツアー」を予定、参加者を募集中。埼玉県は「~埼玉のまんなか~川越&比企エリアで見つける!あなたらしい暮らし」を初開催。ゲストは和光市在住で越生町でカフェ経営を計画する2段階移住者。新しい形の移住を提案して盛り上がった。長野県辰野町は「たつの暮らし×子育てカフェ やさしさはどこから育つ?」をテーマに初開催。2組の家族連れを含む6名の参加。山形県は大江町が「やまがたハッピーライフカフェ~移住・創業セミナー~」を開いた。ゲストは移住してカフェを開いた体験談を語り好評。20名を越える参加者を集めた。香川県も「うどん県 ゼロから始める農業セミナー」を開催。JAや県農政部も参加して具体的な就農相談ができた。14名の参加。  23日は休日ではあったが大分県のほぼ全自治体が参加した「おんせん県おおいた暮らしフェア」を12階のイベントホールで開催し、666名の参加。県内4自治体が自慢の水を提供し、飲み比べもあった。人気の豊後高田市は子育て世帯の相談が目を引いた。おんせん県ということもあり、中高年が若干多めという感じ。

遊佐町セミナー、3回目で満員に

 秋雨前線が停滞していることから東京は雨が多く、すっきりしない天気が続いている。季節が動いていることを実感している。  今回のふるさと回帰フェアは参加人数が初めて2万人を超えたことから、運動への手応えを感じた人も多かったようだ。8月の移住相談件数は2816件と8月としては過去最高となった。移住相談件数の多かった県は、宮崎・長野・静岡・広島の順となっている。宮崎はオール宮崎のフェアで160名を越える参加者を集めたことが大きかった。面談件数は静岡・山梨・北海道・福岡の順となっている。  ふるさと回帰フェアの補足情報では、鹿児島県が昨年比1.7倍の139組の相談があり、中でも奄美群島が25組35名と突出した集客があった。また、神奈川県も相模原市・大磯町・二宮町・山北町が参加したが111組の相談と健闘した。鹿児島は少なからずNHKの大河ドラマの人気が影響した感はあるようだ。  来客は、今週は少なく、13日に埼玉県秩父振興センターの副所長、課長の視察があり、今日、18日はノンフィクション作家の黒川克行氏の来訪があった。  この1週間のセミナーは、12日水曜日の新潟県の「にいがた暮らしナイター相談会」を皮切りに9回の開催。このナイター相談会は年6回の開催予定で、移住を前提にした完全予約制。仕事と住まいについて、具体的で突っ込んだ内容の相談会となっている。今回は予約4名であった。  14日は「\鳥取県におもしろい仕事あります/とっとりくるーとNight in 有楽町」を17名の参加で開催。首都圏に住む鳥取出身者を中心に開催。複数名が移住のための下見に行く予定など、成果の出たセミナーとなった。  15日土曜日は青森県を始め4回の開催。青森県は「Uターン目線で故郷を盛り上げよう」がテーマ。14組17名の参加であった。多くはUターン希望者。ゲスト2名もUターン者。一人は鶴田町にUターンしてワイナリーを立ち上げ、もう一人は平内町で家業の石材店を継ぎ、商工会で活躍している人。テーマも良く、盛り上がった。  新潟県佐渡市の「佐渡暮らしセミナー」は20組23名の参加。佐渡は年1回のペースでセミナーを開催し、今回は移住者を受け入れる側の地域の人が来て、住宅情報と移住してきてほしい人について率直な話しがされた。全員が個別相談会に参加し、交流会にも参加と盛り上がった。人間関係が濃い、離島らしい内容のセミナーとなった。  山形県遊佐町の「ゆざを楽しむ愉快な仲間達 Vol.3」は14組21名と満員御礼となった。ゲストは母親と二人で移住してきた若い女性の地域おこし協力隊員で、遊佐町ならでの暮らしを紹介した。遊佐町のセミナーは今年3回目で回を重ねるごとに参加者が増加するなど、手応えのあるセミナーとなっている。  静岡県磐田市の「移住・転職交流会TO静岡―海と山のあるまち いわたでみつける『いいわたし』―」は30代以下の若い人6名の参加。数は少なかったが移住が決まりそうな人もいて和気あいあいのセミナーとなった。交流会も住宅や仕事についての率直な質問も出て、実りあるものとなった。  19日日曜日は長野県飯山市など3回のセミナーが開かれ、飯山市の「Enjoy The Snow!雪国の暮らしを楽しもう」は6名の参加ではあったが、ファミリーでの参加者とUターン希望者、起業希望の女性、スキーが好きなシニアと多彩な参加者でそれぞれ満足できる内容となった。ゲストは9年前の農水省の「田舎で働き隊!」のプログラムで移住した人で飯山暮らしの喜びを語り、さすが飯山市のセミナーと好評であった。  栃木県那須烏山市の「“なすから“で働こう!ふるさと暮らしセミナー」は4名の参加。このセミナー、年一回のペースで開催しており、今回は後継者不足から継業をどうするかの話しであった。  熊本県は「くまもと暮らしセミナー~農業編パートⅡ~」で、ゲストは横浜市からのIターン者で、山都町で有機農業の傍らミュージシャンとして活躍している人。山都町での暮らしの充実ぶりを語った。

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ふるさと回帰フェア2018に参加者2万人以上

ふるさと回帰フェア2018へのご参加・ご支援をありがとうございました。お陰様で無事終了し、参加人数も昨年を上回る2万686人の参加を得て、悲願だった2万人を越えることができました。 今日もすでに、朝からふるさと回帰フェアに参加した移住希望者の来訪者がみられるなど、早速成果が出ている県もある。また、今回は直前に北海道地震があった関係で芦別市・別海町・浜中町・弟子屈町の4自治体が不参加となったことは残念であった。しかし、こうした事態に対し、参加自治体から支援カンパや激励の寄せ書きを行ったらという声が寄せられ、実施した。 今年のふるさと回帰フェアの状況は、昨年の傾向を引き継ぐ形で、若者やファミリー層の参加が多く、移住につながる相談が多かったようで、入り口の外に置いたラックの各県資料の減りが激しく、補充が大変だったという声も聞かれた。また、ロビーギャラリーに開設したハローワークの就職相談も悲鳴が上がるほどの活況ぶりだったようで、産業雇用安定センターの就職相談も賑わいをみせていた。 全体的には一部の県を除き、おおむね昨年以上の相談件数であったとの報告が寄せられている。また、例年にも増して、事前にしっかり調べ上げて参加し、めざす県に直行する相談者の姿も多く見られ、結果、人気県に人が集中した。これは、常日頃から情報の発信に努め、定期的に移住セミナーを開催している県はその成果が表れていたといってもいい。この地道な取り組みを怠っている自治体がいきなりフェアに参加しても、努力している県や自治体と比べれば自ずと差が出ることはやむを得ないことといっていい。会場の配置によって、移住相談者の数に差が出る傾向が従来からあったが、上記のことから全体的にはその傾向は少なくなってきている感触があった。 各県の状況は、人気の長野県は4時半の終了時間が来ても移住相談が続くなど、盛況。山梨県は、昨年を越える相談件数であったが、それよりも実のある相談が多かったとのこと。静岡県は昨年が良すぎたこともあり、今年はそこまではという感じ。しかし、浜松市は30件を越える相談があり健闘した。参加者の傾向は、入り口近くというもあり漠然層が多かった。静岡市も昨年を上回る相談者を確保した。広島県は先の集中豪雨の関係もあり、2自治体の出展に留まった。新潟県は、参加自治体数は10自治体と変わらなかったが、全体として移住相談件数が伸びており、評価している。 他に、福岡県は県の他4市が出展。どこも相談件数が伸び、全体で90組を超える相談があった。山口県は昨年に比べ、この間の頑張りが出て、若い夫婦を中心にメチャメチャよかったと評価。夫婦が多かったのは群馬県も同じ。大分県は昨年比3割増しの244名と健闘した。香川県は昨年の倍の相談者を確保した。京都府は、昨年並みか、若干良かったが、次につながる相談もあり、切れ目なく相談があった。福井県は3町の参加ではあったが、25組の相談と健闘した。山形県は酒田市や朝日町が20組を超える相談があるなど健闘。全体で100組を超えた。宮城県も昨年より多く、新規の相談が70%を超えるなど健闘した。富山・三重・茨城・鳥取・青森も昨年より良かったようだ。 ふるさと回帰フェア2019の来年の予定がほぼ固まった。来年はオリンピックの前年で、その関係で都内のイベントスペースはすべて抑えられていることから、ふるさと回帰フェアは9月7日(土)・8日(日)の予定で、東京交通会館12階のイベントスペースで東西に分けて開催することにした。詳細は後日ということにしたい。参加できる自治体数は今年並みとなる予定。

9月最初の土曜、6回のセミナー開く

 東京も9月に入って朝夕若干涼しくなってきたような気がする。しかし、今日は25年ぶりの大型台風21号が徳島県南部に上陸したとか。この影響で大阪センターは臨時休業。一方、ふるさと回帰フェアまで一週間を切り、一部の人は大忙し。今年もしっかり集客できるのか不安もある。成功にむけて様々な広報活動を展開してきたが、果して移住希望者に届いているのかも心配だ。明日、5日の朝日新聞の社会面に5段の広告が出るが、それが最後となる。8日土曜日の有楽町の朝日ホールでの前夜祭は、まだ余力があり、これからでも参加できるので是非、足をお運びいただきたい。 27日には日帰りで秋田県にかほ市にお邪魔した。4月に、あらたに商工会やJA、漁協など8団体による「にかほ市移住・Uターン推進協議会」が設立されたことを記念して開催された講演会に行ったもの。講演では、最近の傾向として移住者受け入れ希望自治体より移住希望者の方が上回っていることから「移住者が住める空き家、仕事、移住者応援組織の受け皿3点セットをしっかり作ってほしい」と訴えた。彼の地は秋田県の最南端に位置し、鳥海山の麓にある。松尾芭蕉が訪ねた奥の細道の最北の地で知られる。市川市長曰く、秋田県一の美人の産地でもあるとか。 来客は、29日には静岡県掛川市議会議員団8名、佐賀県嬉野市村上市長も視察に。31日は山口県美祢市議団5名が視察に。  セミナーは、29日は新潟県が「にいがたライフスタイルミーテイングvol.2『起業×新潟』~地域資源をデザインする~」を開催。新潟チャレンジと銘打って21名を集めた。終了後はゲストの作ったクラフトビールが提供された懇親会も開かれ、盛り上がった。水曜日の夜ではあったが企画が良ければ集客も見込めることを証明した。31日は岐阜県の「ぎふ『農林業チャレンジフェア』~岐阜県の『農林業』のここがスゴイ~」が開かれ、第一次産業のことなら何でもOKと20名を越える関係者も来て相談に応じた。この日は福岡県も「先輩移住者によるトークライブ『私の移住体験 何でもお答えします』」を開き、3名の移住者を囲んで率直な意見交換が行われ、20名の参加。9月1日は土曜日とあって、6回のセミナーが用意された。3階グリーンルームの高知県は高知市や室戸市、仁淀川町など6市町村が参加して「高知働くフェア」を昨年に引き続き開催。53名の参加。高知市は59歳までのUJIターン者を募集するセミナーを開催し、30名が参加。仕事があれば移住したいというニーズが強いことが証明された。室戸市は廃校水族館が話題となっているが、サラリーマン漁師を募集し、10名が応募するなど手ごたえを感じたフェアとなった。他に、秋田県、新潟県、新潟県柏崎市、熊本県天草市、香川県がそれぞれ開催した。2日は北海道上士幌町が「北海道十勝 上士幌町暮らしセミナー」に18組24名を集めて開催。夫婦の参加が多かった。宮崎県も「あったか宮崎ひなた暮らしセミナーvol.2 宮崎県で働く!宮崎県を楽しむ!」を9組12名の参加で開催。この参加者のうち6名がHPを見て参加。ゲストはIターンのアートデレクターの起業家。参加者の中には移住を検討し、旅行で行ったことのある宮崎をと参加した人も。質の高いセミナーだったとの声も寄せられた。ほかに、群馬県が地域おこし協力隊募集相談会を開催した。

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