2015年4月

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ひばりあんもちの思い出

うれしい話をひとつ。29日のメーデーを前に福島相双地方振興局のメンバーが訪ねてきた。メーデーに参加し、震災復興にがんばる相双地域をアピールするためだ。そのお土産がうれしい。なんとJR常磐線の原ノ町駅で売っている「ひばりあんもち」だ。 この餡餅には多くの思い出がある。10年前に亡くなった父親のお土産といえばいつもこの「ひばりあんもち」と決まっていた。弟と取り合って食べた記憶がある。今は冷凍してあり、1時間もすれば自然解凍し、甘さ控えめでおいしくいただける。かつては生で売っていたが、今はそうではないようだ。奥羽本線「峠」駅にも峠の力餅というのがあるそうだが、同じような餅なのではないだろうか。食べたことはないが、峠を越えてふるさとを出る人が最後の名残に食べたのではないだろうか。そして、ふるさとに帰ってきた人が最初にふるさとを感ずるのがこの峠の力餅なのではないだろうか。 原ノ町の餡餅にはしおりがついている。そこには、「『故郷を失くしてはいけない』地産池沼を失くしても、地元・福島から離れなかった理由。みんな居なくなってしまったら、誰も戻って来れないから。避難した子ども達が帰って来れる環境が、いつか整うと信じて、私たちはこの地元・福島で、皆様の温かいお心を支えに踏ん張り続けたいのです。絶えず諦めずに乗り越えた先に、私達や未来を担う子ども達の夢が広がることを願って。」とある。この地域は、原発事故の影響が残るが、心を熱くし、現在もがんばっている。7月下旬には数百年続く相馬野馬追いが南相馬市の雲雀が原で勇壮に行われる。 29日は第86回メーデーだった。今年は、春闘でベースアップがあり、参加者も多かった。ふるさと回帰支援センターは今年も参加し、情報誌とチラシの配布を行った。この配布行動において、高知に移住した方から「ふるさと回帰支援センターの紹介で高知に移住できました。その節はありがとうございました」と声をかけられ、うれしかったとの報告があった。こうしたところにもふるさと回帰運動の手ごたえを感じさせられるようになった。 27日、久しぶりに映画に行った。観たのはビートたけしの「龍三と7人の仲間たち」。前評判もよさそうだったので行ったが、これがさっぱり。ただ単なるドタバタ劇で心を打つものがない。劇場は圧倒的にシニア世代。笑い声は数箇所で起きたがそれだけ。もっと別なつくり方があったのではないだろうか。テーマは面白そうなのだが、つくり方が安直だ。思想がないのが決定的のような気がする。明日から風薫る5月。皆様にとって実り多き月であることを祈ります。

オープニング・セレモニーに100名参加

もうすぐ連休です。町には緑があふれ、春本番の勢いを感じます。今年は1週間から10日ほど季節のめぐりが早いようで、もうはなみずきは満開です。はなみずきは桜と異なり風情に欠けるが、華々しさは数段上で、心を励ましてくれるような気がします。 前号に引き続き、ふるさと回帰運動の国際化の話を紹介します。ついにアメリカ人の山梨県への移住第1号が決まりました。一昨日クッキーを持ってお礼にこられたそうで、ついでイタリア人もほぼ決定のようです。さらに今日はオランダの新聞社から取材の申し込みがありました。日本経済の取材で来日の折に取材したいということです。急速にふるさと回帰運動が国際化していることを実感させられます。数年前は韓国からの視察が相次ぎ、韓国まで行って講演もしてきましたが、ついに欧米までこうした日本の運動が広がりつつあることに驚いています。 セミナー開催も順調で、すでにセミナー開催の予約は155回と昨年の開催実績を上回りました。昨日は、町で初めてブースを開設した富山県朝日町が満を持してセミナーを開催し、30名ほどを集めました。挨拶に立った笠原町長は自然環境、水のうまさ、山あり海あり、生活環境はよく、受け入れ態勢もしっかり整えており、是非一度お訪ねくださいとアピール。じっくり腰をすえて移住者の受け入れに取り組みたいと決意を語っていました。今日も新潟県が新潟市、上越市、佐渡市、三条市、十日町市といっしょにセミナーを開催。こちらも30名程度の参加。この間、全体的には昨年比で約2~3割増しの参加状況で、3月に続いて1000名を超える月の相談件数ということになりそうな勢いです。 22日は、午前中は静岡県と静岡市の合同相談センターのオープニング・セレモニーが盛大に行われ、さらに午後からは4月からの各県移住相談員の配置等、体制や全体のレイアウト変更などを記念し、リニューアル・セレモニーを開催しました。そして、なんと100名を越える参加者で、会場の5階のセミナースペースは人であふれておりました。全国市長会や町村会から祝電や挨拶をいただき、鳥取県副知事、静岡県副知事、宮崎県副知事、静岡市長、長野県駒ヶ根市長、大分県日田市長などからお祝いの挨拶をいただきました。最後に27名の各県相談員を一人ひとり紹介し、健闘を誓い合いました。 こうした盛り上がりを受けて、マスコミの取材も多く、29日のテレビ東京の夜11時からのワールドビジネスサテライト、5月7日(木)の朝8時15分からのNHKアサイチ、5月17日(日)のBS TBSの夜6時からのニュースふかぼりなどで取り上げられる予定で現在、取材が続けられています。是非チェックをお願いいたします。

ふるさと回帰運動が世界へ広がる

有楽町のふるさと回帰支援センターの近く、茨城と福井のアンテナショップの間の道は八重桜の並木道だ。今日は昼休みに散歩に出たら、その桜並木は桜吹雪となっていた。もう、ここまで東京は春が進んだのかと驚いた。 4月だからだと思うがこのところ全国の自治体からの来客が多い。あとから、あとから予約なしでくる。これでは仕事にならない。いや、お相手するのも仕事なのだが、それほど多い。うれしい悲鳴ということ。このくらい移住希望者の来訪が多ければ万々歳なのだがまだそこまではいっていない。もう少し時間が必要なようだ。 4月から専従相談員を配置した各県が五月雨的にオープニングセレモニーを開催している。昨日も群馬県の企画部長が参加してセレモニーが行われた。名物の高崎だるまの進呈も相談員に行われた。それなりに工夫されているようだ。 センター全体のセレモニーは22日午後1時半から交通会館5階で開催される。続々と各県から参加者が報告されてきている。現段階で70名を越える参加者が報告されている。さらに増えそうな勢いである。当日は統一自治体選挙で再選されたばかりの政令市の静岡市の田辺市長も参加される予定だ。 スペースを確保してブースを開設した各県もそれぞれ工夫が施され、人目を引く配置となっている。広島はカープの赤を基調にした配色で統一し、らしさを強調している。高知は県産材を使ったテーブルと椅子を用意した。和歌山はパンダのぬいぐるみを置いてアピール。山梨は富士山のポスターで埋め尽くされている。山形は新幹線初のリゾート列車のポスター「地酒の人も ジュースの人も 次の駅まで 一杯いかが?」の文字入りを正面に飾っている。これ以外の県はこれからの工夫となるようだ。 意外な話をひとつ。昨年、移住人気ランキングでトップとなった山梨県。この情報が世界に向けて発信されたようで、なんとイタリア、アメリカ、カナダなどからの移住希望者が相次いでいる。これらの国の移住希望者は奥様が日本人とのこと。さらにスペインからも移住の相談が山梨県移住相談コーナーに来ているようだ。台湾の大学からは学生の宿泊つきの研修の相談も来ているとのこと。ふるさと回帰も世界化し始めているようだ。

大波に向かって進む以外に道はない

今日の雨で桜は終わりか?桜が咲くのを待ちに待っていたのに、結局は花見が出来なかった。余裕がないのだ。今朝の高架を走る通勤電車の中で、過ぎていく町並みを眺めながら、桜は心で思うほうがいいのかもしれないなどと考えていた。だって、桜は散るのが早いんだもの。 明日、京都仏教会に呼ばれて講演に京都へ行く。久しぶりに哲学の道を歩いてみようかなどと思っている。20ど前に京都で半年ほど仕事をしたことがあるが、あの道は好きな散歩コースであった。銀閣寺から歩き始めるが、近くに「おめん」といううどんやがあった。行くたびに満員であったが、おいしいうどんであった。   有楽町の事務所がリニューアルして1週間。まだ落ち着かない。何より人が多い。5階と6階で46人いる。リニューアルし、34県1政令市4市2町がパネルブースを構え、27県1政令市が専従相談員を配置し、移住希望者の相談にあずかっていることも知られていない。当面の課題はこのことを周知することである。必要なら週末に限ってサンドイッチマンをこの交通会館の周りに配置しようかとも思っている。この間マスコミの取材も多いので、まずこのことをアピールしたいと考えている。3月末から4月にかけて休んでいたセミナーも今週からスタートする。4月は一部空きがあるが、5月連休以降は隙間のないほどに魅力的な企画のセミナーが目白押しだ。ここがポイントで、よそにない企画であるか否かがセミナーの成功の決め手といってもいいかもしれない。担当者はまず自分が参加したい企画を作ることから始めるのもひとつではないだろうか。 4月7日現在、セミナー予約は122回の多数に及ぶ。昨年の開催実績の136回は目の前だ。勢いが出てきたなあーというのが実感である。   雑感をひとつ。前にも書いたかもしれないがふるさと回帰運動をめぐる情勢が急だ。「まち・ひと・しごと創生本部」の設立で一斉に全国の自治体が動いている。その余波が27県1政令市の専従相談員の配置である。従来は5名の相談の配置が、一挙に23人の相談員が増えた。一つひとつ積み上げてきたものが一挙に増えた。大波が来たといってもいい。この大波、操船を誤れば船は転覆するほどに大きい。転覆を避けるためには、この大波に向かって、臆せず、真っ直ぐに向かっていくしか道はない。大波を避けようと逃げれば横波を食らってアウト。丹田に力を入れ、真っ直ぐ進むことを誓っている今日この頃である。

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地方創生に体制整い、スタート

ふるさと回帰支援センターは有楽町の情報センターをリニューアルして、今日新たな船出をした。10時からのミーテイングには45名のスタッフが勢ぞろいした。この45名で全国各地へ移住希望者を送り出すのかと思うとおのずと身がしきしまるような思いがする。昨日のブログでも書いたが2002年NPO発足から月1000件の相談を達成するまでを第1期とすれが34県1政令市4市2町のブース開設、27県1政令市の専従相談員を配置しての移住推進の取り組みは新たな出発ともいえるもので、この運動を主催する立場からは身の引き締まる思いがする。まさにこのふるさと回帰運動は新しい次元の運動に突入したといっていいと思う。相手は生身の人であり、モノとは違う。一人ひとり違う。その違いを理解するところから移住相談は始まる。このことを自覚して相談業務に携わるよう訓示した。午後からは各担当よりオリエンテーションが行われたまた、リニューアルオープンのセレモニーは22日午後1時から行うことにしている。 なお、マスコミはNHK福井支局、高知新聞、京都新聞、共同通信の取材があった。 新たにブース開設した自治体、団体は以下の通り。 東日本(5階) 事務所スペースを確保し、専従相談員配置の県・政令市 福島県、山梨県、秋田県、山形県、福井県、富山県、静岡県、静岡市。 専従相談員配置県 青森県、岩手県、岐阜県、群馬県、栃木県、茨城県、長野県。 パネルブース設置県・団体・企業 新潟県、石川県、神奈川県、愛知県、飯山市、大町市、駒ヶ根市、富山県朝日町、北海道上士幌町、公益財団山の暮らし再生機構(長岡市)、グリーンふるさと推進機構(茨城県県北地域)、(株)生活科学運営、アット・ホーム。 西日本(6階) 事務所スペースを確保し、専従相談員配置の県 和歌山県、広島県、山口県、高知県、宮崎県。 専従相談員配置県 三重県、岡山県、愛媛県、香川県、長崎県、熊本県、大分県、鹿児島県、 パネルブース設置県 鳥取県、島根県、徳島県。

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