2016年7月

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7月も活気づく移住相談会

 事務所移転から5日目、まだ慣れません。広すぎて、目が行き届かないところが出ているのではないかと内心ヒヤヒヤです。26日には県議会議長会議があったことにもよるのでしょうが三重、群馬などの県議会議長の視察がありました。また、長野市長、徳島県三好市長も顔を出していただきました。異口同音に広いねという感想を述べておられました。  この週末は、22日に朝日新聞に藻谷浩介さんとの対談と相談員を紹介する見開き4ページのタブロイド判の広告50万枚を織り込みしたこともあり、それを見た来場者も多かったようだった。  また、セミナーもそれぞれ特徴が出て、いいセミナーが多かったようです。金曜日と土曜日の2日間・昼から夕方にかけての鳥取のセミナーは初めての試みであったが、23日の土曜日は3階のグリーンルームでふるさと鳥取定住機構と県の主催で行われ、約60名を集めた。県内を西部、中部、東部と分け、それぞれの地域に移住した方々に暮らし方を紹介してもらった。西部は看護師の女性が介護・看護サービスの法人を起業した取り組みを、中部は倉吉市へ孫ターンして就農した事例を、東部は智頭町の森のようちえんでの活動などを紹介した。セミナー準備期間が1週間足らずと課題を残したがまずまずの立ち上がりであった。この日は長野県も信州楽園移住セミナーを10市町村が参加する形で開催。18家族27名の参加で、個別相談会では順番待ちの移住相談者もでる盛況ぶりであった。さらに栃木県も25家族26名の参加で地域おこし協力隊に絞ったセミナーを開催した。Fecebookでセミナーページを立ち上げ、市町村の方が仕事内容などを紹介するなど地道な取り組みを行い、活気あるセミナーとなった。新潟県新発田市も初の移住セミナーを開催。9名と参加者はもう一つであったが、若い人を中心に移住者と交流を行い、雰囲気のあるセミナーとなった。新潟県佐渡市も初の開催であったが25家族35名の参加。子ども連れの参加が多くにぎやかなセミナーとなった。  24日は富山県が2部構成でとやま暮らしセミナーを開催。1部は「海も山もまちもある!とやま暮らしをイメージしよう」と題し、富山県の魅力や暮らしを紹介した。2部は「富山で介護職」をテーマに、移住体験者の話を聞くなどしたのち、個別移住相談会に入った。参加者は30名を超え、盛況であった。熊本県も「くまもと移住相談会」を開催。参加は16家族24名、県内から移住者10名と7市町村の担当者が出席。移住者から熊本へ移住するまでの経緯といまの暮らしについて報告があり、熱心に聞き入っていた。個別相談会でも活発な意見交換が行われ、参加自治体は手ごたえを感じ取っていた。さらに昨年、人気ランキング3位につけた島根県が「しまねU・Iターン相談会in東京」グリーンホールで行った。116家族143名が参加。島根県のセミナーは各自治体がどのような人に移住してきてほしいのかをしっかり打ち出して移住相談を行っているのが特徴で、相変わらずの人気ぶりであった。

ふるさと回帰支援センター・リニューアルオープン

 梅雨明けが遅れているようで、東京は梅雨らしい日が続いている。梅雨はもういいと思いながら、しかし利根川水系の水不足は解消の兆しが出ているのだろうか、などと思ったりもする。そして、その雨に濡れる白い鉄砲百合の姿は凛々しいと思う。1週間お休みをいただいて、無事ふるさと回帰支援センターの引越しが終了した。広さは、従来の1.6倍の990㎡。ここに43府県が勢ぞろい。さすがの迫力で、43府県からの200名を超える関係者からもすごいねとの声が上がった。  専従の相談員を配置したのが36府県、相談員の数が複数配置の県もあり54名。昨日はマスコミ・関係者の方々へのリニューアルオープンの内覧会。この式典には石破担当大臣、唐澤統括官など創生本部の方々、総務省、農水省、厚生労働省からもお祝いに駆けつけていただいた。道府県からは移住希望地域ランキング1位の阿部長野知事のほか今年以降首都圏を集中的に攻めたいと意気込む平井鳥取県知事が大栄スイカを持って来られた。他にも、富山県朝日町町長、静岡県難波副知事、新潟県糸魚川市長などが来訪された。  また今日から移住相談業務も再開したが、朝から来客でごった返した。再開に当たり、「移住相談者に寄り添う対応を心掛けること、事務的・官僚的対応はやめること、事務局対応は移住相談者目線で行うこと」などを訓示した。11時からはセミナースペースAで、まず青森県がリニューアルセレモニーを行い、見城理事長も関係者(青森大学副学長)の立場から激励した。同じくセミナースペースBでは鳥取県が平井知事出席のもと、ゲゲゲの鬼太郎・名探偵コナンも参加する形で第1回目のセミナーを開いた。参加者には平井知事持参のスイカも振る舞われた。続いて、埼玉県も相談員配置を宣言するセレモニーを行った。午後からは新たに就職相談員の配置と移住相談員も2名体制となる群馬県が高崎だるまに目を入れるなどのセレモニーをにぎにぎしく行った。この中では、移住相談件数が2014年の207件から2015年には651件と3倍に増加し、相談員配置の成果が出ていることが報告された。  さらに、夕方からは静岡市がAスペースで、高知県がBスペースでセミナーを開催。また、明日は長野県をはじめ5回、明後日は富山県をはじめ5回、3日間で13回のセミナーが開催が予定され、この回数は記録である。  また、これまで準備を重ねてきたオウンドメディアがいよいよ今日から立ち上がった。ふるさと回帰支援センターのHPを立ち上げるとWebマガジンfurusatoが表示され、そこをクリックすると入れます。ぜひ覗いてください。昨日のリニューアルセレモニーについては日経新聞をはじめいくつかのマスコミが取り上げ、今日も夕方からの静岡市のセミナーは静岡第一テレビが生中継を行いました。さらに来訪者の数も関係者含め200名を超える勢いで、今日からブースを構えた北海道足寄町安久津町長がひょっこりお訪ねいただきました。

盛況だった北東北3県移住セミナー

 参議院選挙も終わり、梅雨明けが待たれる季節となりました。今次参議院選挙は憲法改正か、否かを問う選挙と言われてきたが、自公の争点隠し戦術が功を奏し、目標としてきた2/3を超えた。選挙戦術の勝利と言っていいだろう。マスコミは自公が憲法改正の発議が可能な2/3以上の議席確保なるかがポイントと言っていたが、結果は改憲をめざす勢力で2/3を超え、いよいよ憲法改正に手がかかったという感じである。国民は憲法改正よりもまず目先の景気や福祉の充実などに目を奪われていることが明らかになった。事実、11日の株価は600円以上上げた。これが庶民の普通の感覚なのだろう。  今週も、セミナー開催の勢いは止まらず、金・土・日で11回の開催となった。注目すべきセミナーは、昨年に引き続き開催された北東北3県主催の「青森・秋田・岩手の暮らし発見フェア~きっと見つかる!あなただけのスローなくらし~」。昨年は、参加者が各自治体を情報収集で回り歩き、適当な自治体を訪ねて受け入れ状況を確認するような傾向があったが、今年はいくつかの自治体に移住先を絞り込み、じっくり話し込む傾向があった。参加自治体は昨年を上回る46自治体。参加者も133家族156名と約40名増。キッズコーナーを廃止し、自治体ブースを拡張する騒ぎ。熱気あるセミナーとなった。まず、青森は昨年の6自治体から21自治体の参加と大幅増。3年目の取り組みとして、受け皿つくりが大きく飛躍したといえる。秋田は昨年の人気ランキングで14位から8位と、東北6県の中でトップを占めたが、そのままの勢いで、今月末には県下の移住者のネットワークを立ち上げるとのこと。さらに、現在660世帯が移住相談の順番待ちという状況から、急遽、補正予算で秋田市内にあるNPO秋田移住・定住総合支援センターの移住相談員を2名拡充を決意したとか。今回初参加の湯沢市も移住者提案型住宅整備事業を持ってきた。この事業、移住者が選択した空き家を市が借り上げ、移住者の希望に合わせて改修し、移住者に安価で貸し付けるというもの。いくつかの条件があるが面白い提案と言っていい。 岩手も10自治体が参加。このうち8自治体で空き家バンクの整備が完了。雫石町と八幡平市では創生本部が進めるCCRCの建設も行う。最近、特に力を入れているのが若者のネットワークの構築とのこと。  10日の日曜日は県主催のセミナーが多く、人気の岡山県もセミナーを開催。19市町と就労・就農・地域おこし協力隊の募集のブースが用意された。参加者は195名。真剣に移住を検討している人が多く、それぞれの自治体とじっくり話し込む人が多かった。その他、茨城・栃木・和歌山・香川の各県が開催。栃木は那須塩原・宇都宮・小山の各市に移住した人たちがそれぞれの体験を語り参加者の質問に答えた。和歌山はオーダーメイドの現地見学メニューを紹介し、一日で3家族4名の申込みがあった。

日本海スタイルという提案に賛成します

7月に入ってもう5日。3日からは前理事長の立松和平氏が始めた北海道斜里町にある知床毘沙門堂の例大祭に参加した。この例大祭には奈良・法隆寺大野管長、同じく東大寺の北河原長老、京都・聖護院門跡宮城門主など宗派を超えた宗教者や経済人などが集まり、世界平和と自然環境の保護を祈願した。 22日にはふるさと回帰支援センターのリニューアルオープンを迎える。それに先駆け、マスコミ・関係者向けの内覧会が21日14時からスタートする。15時半からは安田喜憲・立命館大環太平洋文明研究センター長が「環境文明論的視点から考えるふるさと回帰運動」と題して記念講演を行う。この後17時からはパーティーで、先程、石破地方創生担当大臣も出席するとの話が事務方から寄せられた。 43府県(予定を含む)が一堂に会し、ワンストップで全国各地の移住相談ができる初めてのセンターが立ち上がる。就職相談コーナーも設けられ、全国の就労相談も行うことができる。乞う!ご期待である。22日からは通常営業となる。 7月、8月は例年移住相談が増える時期で、今月は1日から3日の3日間で10回のセミナーが開催された。1日は平日の午後であったが、人気の長野県松本市のセミナーとあって19家族24名が参加。会場では親子5名で練馬区から移住した奥さまが体験報告。小学生の長女は移住して、お城があり、給食がおいしく、田んぼがあってよかったと喜んでいると報告。車はないが、基本は自転車で動いていると参加者目線での報告を行っていた。 夕方からの千葉県館山市のセミナーには29名の参加。地元のNPO「おせっかい」が館山暮らしを報告、トークセッション形式で温かみのあるセミナーが行われた。 2日、土曜日は初めて北海道函館市が「IT技術者のための移住・就職セミナー」を開いた。10名の参加であったが成果のあるセミナーとなったようだ。同日の新潟県長岡市のセミナーも18名の参加。同じく山梨県甲府市には26家族32名の参加。課題はこのセミナー後の体験ツアーやお試し住宅への案内など一歩踏み込んだ対応が必要ではないかということであった。 3日、日曜日の山形県遊佐町・酒田市・庄内町・三川町・鶴岡市の庄内地域の「庄内のくらし&お仕事」には19名が参加。はじめてのセミナーとしてはまずまずの参加といっていい。年明けには2回目が予定される。 「日本海スタイル」というタブロイド判8面の新聞が5階の東日本エリアに置いてある。企画・製作は日本海スタイル事業実行委員会。メンバーは日本海に面した各県とそれらの県をカバーする各地方紙。紙面は2、3面で歴史文化や6、7面で7名の移住者のインタビュー記事、8面は日本海スタイルのカフェIN東京情報として、7日から17日まで新丸ビル7階で各県日替わりの厳選食材を使ったメニューなど盛りだくさん。是非行ってみたいところである。

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