2018年3月

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例年より10日も早く桜が満開に

 東京は桜が満開、例年よりも10日も早く開花したとか。今年の冬が寒かった分、一気に都民は浮き足立っているような状況。日本人にはやはり桜が似合っているようだ。ただ、一方で先の大戦での特攻隊のイメージに重なるところもあり、散り際を見ていると涙がこぼれそうになる時もある。  セミナー開催は14回とそれなりの開催数となった。紙面の関係で、前々回のブログで取り上げなかった宮崎県の「『継業』について学ぶセミナー」は、その反響の大きさが話題になっている。セミナー開催前日から具体的中身についての問い合わせがあり、セミナー終了後も、どのような内容だったのかという問い合わせが続いた。団塊世代のリタイアが続く中で、家業などの跡継ぎがなく、何十年も続いた仕事が当代で終わるのかという危機感がある。それを引き継ぐ若者を全国から集めたいという宮崎県の切実な思いがアピールしたようで、「継業」をテーマにしたセミナーはもっと数多く開催される必要がある。ただし、その場合、内容についてはより具体的な提案が何よりも肝要である。  今週のセミナーは20日火曜日の和歌山県紀美野町の「地域おこし協力隊編」と富山県上市町の「かみいち暮らしセミナー” 地域をデザインする仕事”」で幕を開けた。上市町のセミナーは今年初開催で、デザイナーが地域に移住した場合、多方面に仕事が拡散する一方で、どのようなことになるのかの質問も飛び出すなど盛り上がった。14名の参加。22日木曜日は三重県が「伊勢市ふるさと暮らしセミナー~起業創業編~」が開催されたが参加者が1名に留まり、告知期間が短いなど課題を残す開催となった。23日金曜日は山梨県、神奈川県、佐賀県の3県が開催。山梨県都留市は「『生涯活躍のまち・つる』移住セミナー~充実したセカンドライフを都留市で送りませんか~」を9組10名の参加で開催。シニア世代を中心に、3名の女性も参加と健闘した。佐賀県は唐津市が23日と24日の2日間、23日は6名の参加で「“美をつくる”コスメビジネス始めませんか~コスメで世界とつながる『KARATU』でくらす・はたらく!起業セミナー~」を開催。24日は9組13名の参加で2日間とも同じテーマながら、中身の濃いセミナーを開催。唐津市はジャパンコスメティックセンターが置かれるなどコスメ関係の集積地になっており、今後が期待されている。24日土曜日は鳥取県,愛媛県、静岡県、岩手県、福岡県がそれぞれ開催。内容も充実し、それなりの集客もあった。鳥取県は湯梨浜町・南部町「とっとり創生フォーラム2018」を開催。41組46名の参加と大賑わいのフォーラムとなった。愛媛感は恒例の「愛あるえひめ暮らしフェア」を開催し、35組51名の参加と健闘した。静岡県は「移住して見つけた私の幸せ~静岡のリアルLife~」を開催。開催の目的は起業家や就農希望者などとりわけの移住者ではなく、普通の人の普通な移住生活を楽しみたい人を対象に据え、20名を集めて成功した。岩手県は雫石町が「いい景色で農的暮らし移住セミナー&相談会」を開催し、11名の参加。500㎡の農地付き住宅での農ある暮らし希望者を募った。福岡県は糸島市が単独セミナー「『いとしま 住む』~イトシマドットスム~」を開催。予約41件の満員盛況のセミナーとなり、各県相談員の注目を集めた。SNSで情報を発信し、ゲストも移住者の人気ブロガーで「愛しの糸島ライフ編集長」が登場。セミナーの集客に一石を投じた形となった。25日日曜日は人気の長野県飯山市が「農的ナ暮ラシノススメ」と石川県が「加賀地方の田舎のしごと・暮らし座談会」を開催した。  来訪者も各地の3月地方議会もそろそろ終わりとなり、訪問や視察が増加傾向にある。25日には仙台市議のあとべ議員と菊地議員の訪問を受け、28日は高知県議2名の訪問を受け、意見交換をさせていただいた。

産業雇用安定センターと連携で調整へ

 東京も桜の開花宣言が出た。例年よりも一週間は早いようだ。しかし、今日・明日は寒の戻りで真冬並みの寒さとか。緩んだ寒さに慣れた体には堪える。とはいえ、明日は彼岸。これで冬も終わるのではないだろうか。過日、産業雇用安定センターの事務局長と会った。どうも自治労時代に数回お会いしているようだがあまり記憶がない。このセンター、厚労省の外郭団体で、企業に勤めながら転職を考えている人を他の企業へ転職させる手伝いをする厚労省の外郭団体。理事長はかつて厚労省の厚生労働審議官をやっていた太田俊昭さん。この方にはかつて大いに世話になった。うまく連携できれば、首都圏から地方への移住を考えている移住希望者の地方企業への転職が可能となる。このサービス、ふるさと回帰支援センターに置かれている品川ハローワーク分室でも受けることができる方向で調整が進んでいる。先の全国商工会に続き、産業雇用安定センターとの連携の強化は、ふるさと回帰支援センターの首都圏から地方への移住・定住の取り組みの就職面からの支援強化につながり、大いに成果が期待されるものである。  セミナーの開催は13回。火曜日以外はすべての日にセミナーが開催された。12日月曜日は宮城県仙台市がはじめて「仙台で働きたい!仙台・宮城UIJターン就職セミナー&合同説明会」を開催した。地元企業中心に25社が参加。参加者は、学生を中心に35名。周知にもう少し工夫があればさらに参加が増えたのではと惜しまれる。14日水曜日は新潟県の「にいがた暮らしナイター相談会 平日夜のにいがた転職・移住ガイダンス&U・Iターン相談会」が、15日木曜日は「宮城県・広島県合同移住セミナー~地方の大都市と海・山が織りなす複業のあり方~」が、それぞれ行われた。16日金曜日は埼玉県移住・就農相談会と石川県の「能登地方で!!あなたが望む仕事や暮らしを探してみませんか?~地域おこし協力隊募集~」が。能登地方からは能登町・志賀町・穴水町が参加。個別相談会も行われた。17日土曜日は宮城県蔵王町が初めて「みやぎ蔵王/生涯活躍のまちセミナー」を20名~30名の参加で開催。鳥取県も「とっとり移住休日相談会~とっとり移住のカタチ!ベスト特選☆発表」を開催。地元で受け入れを行っているゲストの事例を交えた話が好評で盛り上がった。9組11名の参加。長野県も「楽園信州移住セミナー がっつり農業 ゆる~く農業」を開き、18組21名の参加。がっつり農業ではリンゴ栽培で就農した方が、ゆるーくは家庭菜園を楽しむ暮らしが紹介され、盛り上がった。移住後の選択肢が提案されて興味深かった。また、長崎県も「長崎で働こう!U・Iターン転職個別相談会」を完全予約制で開催した。18日日曜日は長野県上伊那地域が「アフタヌーン女子会『これぞわたしの生きる道』」を女子11名の参加で開催。ワークショップ形式でワインも出され、盛り上がった。北海道「十勝上士幌暮らしセミナー」は23名の参加。受け入れ態勢ができていることもあって、この間コンスタントに20名前後を集客している。山口県の「やまぐち暮らしセミナーin東京~移住後の暮らしの不安、解消します~」は夫婦連れが多い42名の参加。ファイナンシャルプランナーが移住後の家計の話しをし、来年移住を考えている参加者からもこれまでどのような準備をしてきたのかなどが語られ、大いに盛り上がった。京都府も「セミナー以上、移住未満!なんちゃって『京都丹後体感ツアー』」in東京を9名の参加で開催。テレビ画面で丹後と結び、現地の生の手触り感を重視してやり取りするなど、工夫のあるセミナーとなった。

2月の移住相談が2,500件を越え

 東京は昨日、今日と20℃越えの気温で一気に春がやってきた。桜の開花も近いのではないだろうか。  来客は、6日に岐阜県多治見市議会議長が、2月9日に視察に来た同市議員団の勧めもあって寄られた。市を上げた受け入れ体制が構築されれば名古屋の通勤圏内という立地もあり、今後に期待したい。 7日には、2月13日の神奈川県の県西地域の首長研修会で講演したときに知り合った中心都市の小田原市の加藤市長が視察に来られた。一度お邪魔すると約束しても多くの首長は多忙なこともあって、なかなか約束を果たすことができないのが現状であるが、多忙の合間に一カ月もしないうちにお訪ねいただくというのはさすがというべきか。そのフットワークの良さに敬意を表し、ふるさと回帰運動への参加を期待したい。  9日は岩手県の特命課長が来訪された。昨年、担当が変わり、しかも2名体制で移住を担当しており、どこから手を付けるべきかと悩んでいるとのこと。東京的視点からは、岩手は各自治体の顔が見えず、受け入れ態勢も不十分。まず、受け入れ態勢の整備から手掛けてはいかがかとアドバイスした。今後の活躍を期待したい。 10日は群馬ふるさと回帰支援センターの要請でみなかみ町へ。移住と子育てのイベントで講演。設立以来、久しく活動停止だったセンターを本格的に動かしたいという関係者の想いもあり、ふるさと回帰運動の現状とこれからの取り組みを話した。それなりの感触を得て帰ってきたところである。  セミナー開催は、先週は12回。6日夕方からの岩手県は今年度初の「久慈市ふるさと暮らし相談会」を開催。7日の長野県上伊那地域は「長野県上伊那deシゴトと暮らし~上伊那クリーンセンターオープニングスタッフ募集~会社説明会×U・Iターン相談会」と具体的な仕事を持ってセミナー開催。  9日は宮崎県の「『継業』について学ぶセミナー」と福島県の「南会津UIターンセミナー~農業やるなら南会津!~」が行われた。「『継業』について学ぶセミナー」は初めての開催で、県商工会議所の事業引き継ぎセンターから3件の具体的な話が報告された。引き続き、資金融資などの話しも出て、本気度の高い人が多いセミナーとなった。「南会津UIターンセミナー」はクラインガルテン利用者や短期就農研修のPRも行われた。9名の参加。  10日土曜日は長野県駒ケ根市、奈良県、栃木県下野市、山梨県東部エリアの4回のセミナーが開催された。駒ケ根市の「信州駒ヶ根!U・Iターンセミナー&相談会同時募集!地域起こし協力隊」は3組の子ども連れなどを含む12名の参加で盛り上がった。奈良県は「奈良の魅力再発見!第3回奈良で働く、暮らす相談会in有楽町」を開催し、4名の参加。個別相談会形式で行った。山梨県は大月市、上野原市、小菅村、丹波山村、道志村など県内東部の各自治体が参加。予約が3日前までゼロだったが、最終的には19名の参加と力量を示した。  11日日曜日は富山県、岡山県、北海道根室地域、和歌山県の4道県が開催。根室地域は別海町、標津町が参加、17名の参加と健闘した。和歌山県は「Meet Upわかやま#6リノベ初心者の古民家暮らし編」として、古民家をリノベーションして住む暮らしや狩猟を生業の一部に組み込んだ暮らしなどを紹介し、23名の参加と盛況。こんな暮らしならしてみたいという移住希望者の期待に応える提案で人を集めた。

春近く、セミナーも花盛り

 例年思うことだが、2月は過ぎるのが早い。3月も入ったと思ったらもう6日、明日は啓蟄。春の陽射しが感じられるようになった。梅や桃の花も満開。寒の戻りはあったとしても、春は確実に近づいている気がする。  季節の変化があってのことではないが、過日は全国商工会連合会の専務理事とお会いした。商工会が活動している地域は人口減が激しく、人材も不足しているとのこと。首都圏からの有為な人材を確保したく、一緒にできるところは一緒にやれないものかとのこと。ふるさと回帰支援センターとしても、福島県の小野町商工会などがイニシアチブを発揮し、移住者の受け入れに協力してきてもらっているところもあるので、事務レベルで連携強化をどうするか検討することになった。具体化すれば、それぞれの町村において一歩踏み込んだ移住者の受け入れ体制の構築が可能になり、窓口も強化されることになる。そして、その先には全国商工会議所との連携も考えたいと思っている。こうした連携の話も移住相談などの結果が出ているからのこと、気を引き締めて頑張っていきたい。  先週の移住セミナーは12道府県14回の開催。少し暖かくなっても来たので移住セミナーもいよいよ本格的に開催回数が伸びてくる時期だ。このうち、富山県と北海道は週2回の開催。27日火曜日は夕方から富山県が「とやまで はたらくくらす(働く・暮らす)」を12名の参加で開催。  28日は千葉県・京都府が。千葉県は房総半島の先っぽの館山市・鴨川市・南房総市・鋸南町が「南房総移住先診断セミナー」を館山市の移住応援組織「おせっ会」の進行で行われた。人気の高い地域であることから27名の参加。和気あいあいで盛り上がった。京都府も「働く×都会に近いいなか=京都丹波」をテーマに開催し、8名の参加。現地訪問の希望者も出て、中身の濃いセミナーとなった。ウィークデーの開催であってもテーマが面白ければ人は集まることを実証した。  3月1日は、ちば移住セミナー「都心直結の田舎暮らし 毎日帰るもよし!週末だけ帰るもよし!」をテーマに匝瑳市、一ノ宮町、東金市などが参加して、通勤時間をテーマに開催し、13人の参加と健闘した。こうしたテーマなら首都圏の他の県も取り組んでみたら面白そうだ。  2日金曜日は神奈川県、長野県。神奈川県は「ちょこっと田舎で、『海が見える暮らし』。」をアピールした。長野県は宮田村が2回目の「長野県宮田村ってどこ?交流会 第2弾」を開催。9名の参加で名産のワインを持ち込み、座談会形式で盛り上がった。  3日土曜日は宮城県・岩手県合同の「いにしえの春風薫る『伊達なくらしセミナー』~岩手県南(平泉・一関)宮城県北(登米・栗原)への誘い~」をはじめ4県が開催。宮城県・岩手県は県境の自治体が集まり、かつては同じ文化圏。初の開催で参加したくなるセミナーであった。広島県は呉市が単独で開催。数か月前に市議会議員団が視察に来るなど、市を挙げた移住受け入れの機運もあり、真剣度の高いセミナーとなった。次年度は2~3回はセミナーを開催したいと決意を語っていた。複数名の現地調査希望者も出た。北海道旭川地域は「旭川地域(旭川市・鷹栖町・東神楽町・東川町)UIターン就職相談会in東京」今年2回目の開催で参加は9名、これからの健闘を期待したい。栃木県は「移住女子会~これからの私のライフスタイルを考える会~」を開催。  4日日曜日も群馬県など4県が開催。群馬県は「ぐんま暮らし相談会『移住先での仕事の見つけ方、はじめ方』」を前橋市など11自治体の参加で開催。27組31名の相談件数を数え、盛況であった。富山県は県内の移住地として人気の南砺市と朝日町がそれぞれの首長も参加して「過疎っとるんが、いいが♡南砺・朝日の“きっときと”な田舎暮らしのはなし」を開催。人気上昇中の富山県の中でも人気の両自治体のセミナーで盛り上がった。静岡県三島市他は「リアル休日deいずっぱこ 伊豆箱根鉄道沿線さんぽ&食~電車があるまちの暮らし~(三島市・函南町・伊豆の国市・伊豆市)~」を開催。伊豆箱根鉄道からの営業マンが参加し、沿線の見どころなども報告し、満員の盛況となった。こうしたセミナーはもっともっとあってもいいと感じた。工夫が出ている。他に北海道が上士幌町などが参加して「生きがいと安心のある暮らしを発見!北海道移住セミナー&相談会~生涯活躍のまちの取組をご紹介~」を開催した。

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