2023年8月

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セミナー報告 8月23日~27日

8月23日~27日は13回の地方移住セミナーを開催した。 25日は、徳島県が「地方で創る!自分だけの働き方 “新しいふるさと” とご縁をつなぐ “まちしごと”」をオンラインと会場のミックスで開催した。今回のゲストは出身地で藍染め工房を立ち上げた協力隊OGと、孫ターン移住後サテライトオフィス勤務から独立した起業家。開催後には参加者とゲストで各自情報交換を行うなど活気のある会となった。16名が参加した。 福島県は「福島で新規就農した2人が語る農業のイメージが変わる90分」と題したミックスセミナーを開催。ゲスト2人から農業を生業にするなかでの様々な出来事や心の葛藤、苦労話を聞くことが出来てとても興味深かった。就農支援制度や具体的な就農方法のセミナーが多い中、2人のゲストの話から、生産から販売に至る中で「農業」という仕事がいかに他者とのつながりが重要であるかを知ることができた。 長野県は「8人の山マニアに聞く!信州秋山の魅力!楽園信州オンライン移住セミナー」を開催した。初心者向けの山の楽しみ方や、先輩移住者による「身近に山がある暮らし」について聞いた。山が好きで移住したり、登山中心の生活をしたり、世界初の SEA TO SEVEN SUMMITS(海抜0mから人力のみで七大陸最高峰を登る)に挑戦中の冒険家がトレーニングする話などを紹介。「トレイルランにはまり、大会で長野に多く行くようになったのがきっかけで地方移住を検討中」「ゲストの話は、登山の醍醐味を聞けて楽しかった」「8つの市町村それぞれに山との暮らしがあることを改めて実感」などの感想が聞かれた。 スクール形式にしたことでメモをしやすい環境だったためか、熱心にメモをとる様子がみられた。個別相談にも7組の夫婦が残り、時間が押すほど話に花が咲いたようだった。30~40代中心の42名が参加。首都圏だけでなく関西方面からの参加もあった。 岡山県は「\島暮らしの不安・疑問解消/ 島ぐらしの説明書」と題して、笠岡諸島に焦点を当てたオンラインセミナーを開催。離島に移住をした子育て中の2名のゲストが島ぐらしの魅力だけでなくデメリットを含めて本音を話した。「人とのご縁により直感で移住を決めた」という言葉が印象的だった。15名が参加した。 26日は、兵庫県が「みんなで考えよう!《移住×防災》」と題して、9月1日の防災の日を前に、「暮らしの中の防災」をテーマにミックスセミナーを開催した。被災地県としての創造的復興の歩みに加え、移住者であり防災士のゲストを迎えて話を聞き、後半は2つの参加型ワークショップを行った。40代~80代の10名が参加した。 静岡県静岡市は「静岡移住計画セミナー&個別相談会 ~静岡市の『暮らし』と『住まい』と『仕事』」を会場で開催した。静岡市移住支援センターが「静岡市で暮らす」、静岡鉄道株式会社が「静岡市に住む」、株式会社TurnXが「静岡市で働く」、市役所移住相談員が「静岡市の移住施策やイベント」を紹介。トークセッションでは、移住までの具体的なスケジュールなどの話に熱心にメモを取る参加者が多く、質疑応答も活発だった。セミナー後の個別相談会は全員が参加、今後のまち歩き案内、お試し住宅、お試しテレワーク体験、就職相談など具体的な移住促進へ繋がった。参加者6名。 岩手県は「いわてローカルトーク!~遠野市・一関市~」をミックスで開催した。担当者が知るホットな地域情報(スポーツ、文化、仕事)を参加者に伝えることをコンセプトに、遠野市と一関市の協力で開催した。13名の参加者は30代~40代が中心。参加者同士でも会話が盛り上がっていた。 茨城県は「出会って、知って、見つかる茨城~自然と暮らしながら、豊かにあそび楽しむことのススメ~」をセミナー会場で開催した。5テーブル設定し、各テーブルに市の担当者を配置。4市からは自慢の地域やイベントなどを全体に向けて紹介。交流会形式で各テーブルにて交流会を実施した。その後個別相談会を実施した。13名が来場した。 群馬県は「移住希望者と県内企業との交流会 ~ぐんまの魅力ある企業を知ろう編~」をオンラインで実施。設計事務所、小売業、製造業、新進気鋭のベンチャーと幅広いラインナップの企業が参加。ZOOMのブレイクアウトルームを利用し、企業ごとのルームに分かれる仕組みで活発に交流していた。後半では、先輩移住者との座談会でリアルな体験談を聞くことができた。U・Iターンの就職希望者11名が参加した。 27日は、福島県が「福島県南会津U・Iターンセミナー 南会津で始める憧れの里山暮らし~わたし達が思う移住とは~」を会場で開催。2名の先輩移住者が南会津地域での「暮らし」「仕事」「子育て」のリアルを語った。参加町村からの「お試し移住」「住宅支援」等の支援制度の説明、参加町村との個別相談会も行われた。参加者は5名と少なかったが、町村が自ら東京に来て個別相談会を通じて地域ならではの情報を伝えるセミナー手法は、意味があると思う。 和歌山県は「空き家ではじめる新しいコト ~先輩移住者が伝授する活用のヒケツ~」をオンラインで実施した。空き家をリノベーションして飲食店やゲストハウスを営んでいる先輩移住者2名をゲストに迎え、空き家改装の過程や費用面について経験談をもとに話を聞いた。質疑応答の時間も多く取り、空き家の購入やリノベに興味がある人にとっては、具体的な話を聞くことができる満足度の高いセミナーとなった。95名が参加した。 愛知県豊橋市は「『TOYOHASHI RECRUIT』- 豊橋市役所採用ガイダンス in 東京 -」を会場で開催、豊橋市が9月より募集する採用に先立つガイダンスであった。セミナールーム内に4つの小ブースを設け、参加者は一定時間ごとにそのブースを回って話を聞くという形態。6名が参加。和やかな雰囲気の中、ほぼマンツーマンで職員から直に話を聞けた点は良かったようである。会を締めた後も、残って質問している参加者もいた。 長野県下諏訪町と新潟県三条市は、「空き家・移住セミナー」を開催した。地域おこし協力隊のつながりで実現した県を超えての初コラボ。1部は新潟県三条市で空き家のセミナーを、2部はセンターで移住セミナーを行った。どちらも会場とオンラインの両方で行い、主にオンラインでの参加者が多かったが、リアルにも4組参加があった。魅力度対決では、最後に両市町の首長も参加して、双方の魅力についてプレゼンし、参加者の投票で最終的に三条市に軍配があがった。移住した人たちが楽しそうに生活している様子が伝わったようだ。

日韓親善交流事業で青少年交流団30名が視察に! | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

日韓親善交流事業で青少年交流団30名が視察に!

昨年4月からセンターに移住相談ブースを開設した東京都は、25・26の両日にJR有楽町駅の広場と東京交通会館1・3階のイベントスペースを使って初めての「多摩島しょ移住・定住フェア2023」を開催した。土曜日はあいにくの雨模様とあって広場の集客はもう一つであったが、3階のセミナースペースでの「知れば住みたくなるたましまセミナー」には三宅島など5つのエリアの紹介イベントがあり、それぞれ定員いっぱいの参加者がありにぎわった。 この週末は、茨城・和歌山・福島・群馬・兵庫・愛知・長野・岩手・静岡市など9県・市が多岐にわたるテーマの移住セミナーを開き、にぎわった。なかには兵庫県のように「みんなで考えよう!《移住×防災》」、茨城県の「出会って、知って、見つかる茨城~自然と暮らしながら、豊かにあそび楽しむことのススメ~」、和歌山県の「空き家ではじめる新しいコト~先輩移住者が伝授する活用のヒケツ~」などユニークなテーマでの移住セミナーも開催され、話題になった。 9月に入る、今週末の2日、3日も宮崎、山形、島根、千葉、鳥取、福井、広島・山口・島根は3県の合同、東京、徳島、岡山、石川の13県が移住セミナーを予定している。なかでも、福井県は12階のイベントスペースで「移住交流フェアWelcome!!福井県~旅する!関わる!暮らす!~」を12市町の参加で開催。ほかに総合案内や観光案内、若狭塗り体験コーナーなどもあってにぎやかなフェアとなる予定。広島・山口・島根の3県は合同で「ひろしま広域都市圏移住フェア2023」を開催。山口県からは周防大島町・上関町が参加。島根県からは美郷町が参加。全体で19自治体が集合する。石川県も「いしかわUIターン大相談会in東京」を予定している。例年のことながら、9月以降は移住セミナーやフェアが1年の中でも一番開催数が多い時期に入り、移住を考えている人にとっては目が離せない時期となる。 22日から1泊2日の日程で和歌山県へ。和歌山放送主催の「人口減少シンポジウム『移住・定住問題を中心に』」に参加。出席者は130名で自治体関係者を中心に集まった。4名のパネリスト移住者のうち、3名がセンターを利用して移住した方々でそれぞれが元気に移住生活を送っていることが報告され、嬉しかった。また、自治体を代表して参加された、すさみ町長の岩田氏は元漁師とのことでざっくばらんな話し方で好感が持てた。和歌山県は全国で唯一の定住センターが古座川町にあり、その維持管理運営業務をセンターが約10年間請け負い、毎年通ったところで、前仁坂知事には大変お世話になった。 取材・来客は、24日に(一財)青少年国際交流推進センターの紹介で30名の韓国の親善交流団が来訪。東京以上にソウルへの一極集中が進む韓国で、NPOによる移住支援団体の存在に大いに興味を持ったようで、活発な意見交換が行われた。25日は山口県周防大島町にある周防大島高校太田校長が来訪。率直な意見交換をした。26日は岐阜県大垣市副市長が視察に。前東京都の島しょ振興公社事務局長が有楽町駅前広場などで開催されたイベント参加後、表敬訪問に来られ意見交換。30日は長崎県議会副議長が視察に見えられた。夕方には山口県下松市長が視察に。7年ぶりに人口減になったということで総務省の帰りに立ち寄られた。そこで話し込んでいる中で元山口県知事の山本繁太郎氏の話になった。山本氏とは30年ほど前の彼が建設省住宅局長時代に高齢社会の住宅政策の勉強会を厚生省の担当者と自治労でやっていたことがあり、ひとしきり思い出話に花が咲いた。市長も山本氏にはとりわけの思い入れがあり、初めて会ったが大いに盛り上がった。

7月の相談件数5686件、7月としては過去最高!

東京は連日、猛暑日が続き、データ的には過去最高の暑い夏となっている。過日の台風7号も紀伊半島に上陸し、列島を横断し、鳥取県を始め、各地で猛烈な雨が振り、被害が出ている。一方で、首都圏は雨が少なく、酷暑となっていることもあり、水源地の水不足が懸念され始めている。 センターは、恒例の夏休みも17日で終わり、18日からフル回転の活動となっている。19日には早速、12階全体(カトレアホール、ダイアモンドホール)を確保した静岡県の「静岡まるごと移住・就職フェア」が開催され、昨年並みの150組255名の参加があった。この猛暑日の中の参加ということから健闘したと言っていい状況であった。また、この日は今年始めて、ブース出展のない奈良県が奈良で働く相談会セミナー「奈良で働いてみませんか、暮らしてみませんか」をオンラインで県と橿原市が共同で企画、開催した。参加者は13名。ゲストは橿原市に移住した人で参加者は半数が奈良県相談者であった。今春、知事も変わられたこともあり、奈良県のふるさと回帰センターへの出展も検討していただきたいと思う次第である。 暫定値だが7月の移住相談件数がまとまった。総数は7月としては2019年7月の5530件以来、過去最高の5686件と多かった。これは移住セミナーが62回の開催と、多かったことも影響している。電話・Eメール・面談の本気度の高い相談件数では、広島・北海道・宮城・福岡・静岡の順となっている。これにセミナーを加えた合計では長野・群馬・富山・福島・愛媛の順となり、長野・群馬は、セミナーでの集客で成果を上げた。また、7月としての過去最高の相談件数は北海道・青森・宮城・山形・群馬・千葉・東京・富山・静岡・滋賀・兵庫・長崎・熊本の13県にのぼった。 取材・来客は、お盆休みもあってほとんどなく、10日の岐阜県高山市副市長が来訪。22日は宮城県加美町の猪俣町長が退任挨拶。8月の町長選で4期目をめざしたが惜敗。町長は早い段階から地方創生に取り組み、センターにも上京するたびに顔を出し、意見交換してきた。移住者もこれまで410名を受け入れるなど、成果を出してきた。個人的には捲土重来を期待したい。

テーマから探す移住フェアに335組が参加! | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

テーマから探す移住フェアに335組が参加!

ふるさと回帰支援センターは11日から17日まで1週間、恒例となっている夏休みに入ります。センター設立当時からお盆には故郷に帰り、しっかり故郷の今を見てきて、ふるさと回帰運動に活かしてほしいと恒例としてきた。そして、夏休みが終われば、9月16日前夜祭、17日は本番の19回目となる「ふるさと回帰フェア2023」が控えている。場所は有楽町の国際フォーラム。今年のフェアには過去最高の390自治体が参加。2万人の参加を見込んでいる。また、いつもの移住者の作った野菜の販売など、マルシェも48店が店を出す。前夜祭は明治神宮外苑の再開発がホットな話題になっている中、その問題点を指摘する石川幹子中大研究開発機構・機構教授が「社会的共通資本(コモンズ)の視点から考えるこれからの日本~都市と地方の役割とは~」を話す。パネルディスカッションは、コモンズ的考え方で地域づくりを展開している3自治体が登場する。是非ともの参加を期待したい(事前登録制)。 7月の移住セミナーは64回と健闘した。8月はお盆の休みも入ることから46回と若干開催数は少ないが、8月6日に開催された「テーマから探す!移住フェア」は、今年初めてセンター主催で開催し335組の参加と集客に成功した。会場は12階のイベントスペースで、参加自治体は「住まい」「テレワーク」「農林漁業」「地域ならではの仕事」」「子育て」「ライフスタイル」「暮らしの環境」などのカテゴリーごとに90自治体ブースが並び、あたかも夏祭りのような盛り上がりとなった。このフェアの特徴は、興味・関心のある分野ごと地域を探すことができる。従来の移住したい自治体を探すフェアとは逆の発想で、移住者目線で地域も探しやすいと話題になっている。 各県の動向では、鳥取県が動いている。鳥取県は東銀座にセンターがあった時代からこの運動に参加し、ブース開設も最初の5県のうちの一つである。5日に12階で開いた「住む・働く鳥取県移住フェア」は完全リアルで開催、54組77名の参加と健闘した。このフェアはU・J・Iターン希望者が移住と就職の両方の相談ができ、先輩移住者とも直接話ができることをPRした。参加自治体は11自治体。その他、ハローワーク、住宅・就職関係団体、政策金融公庫、県人事委員会、事業継承関係で県産業未来創造課が参加。また、(財団)鳥取県ふるさと定住機構理事長に「とっとり暮らし支援課」元課長が就任し、移住・定住政策の強化を図っている。 取材・来客は、4日は宮崎県五ヶ瀬町小迫町長が来訪。共通の友人の話しが出て盛り上がった。5日、いわき市小名浜花火大会参加。6日は12階で初開催となった「テーマから探す移住フェア」に参加、NHKの取材。回帰フェア前夜祭の記念講演の石川教授と打ち合わせ。2時間以上の打ち合わせで盛り上がった。小島敏郎弁護士同席。熊本県荒尾市長来訪、あいさつ。8日は静岡県議会議員5名が視察。春の自治体選挙で初当選した5名の方々で活発な意見交換ができた。石川県議会善田議員が視察。1日に8名の能美市議会議員の視察を受け、参加された市議会議員からの紹介・要請もあって視察に。熱心な意見交換ができた。9日は鳥取県の東京本部副本部長と懇談。              宮崎県五ヶ瀬町小迫町長と               静岡県議会議員ら6名と             石川県議会善田議員と

栃木県が活性化、宇都宮市が移住・定住相談窓口を昨年開設!

今年の7月の平均温度は過去最高になったとマスコミが報じた。8月に入ってもその暑さに陰りはない。先週末の隅田川の花火は多くの見物客が押しかけるなど、コロナ禍で開催が見送られてきた分、盛り上がったようだ。また、宮城県・三陸沿岸の塩竈港や気仙沼港でクロマグロやカツオの水揚げが本格化している。塩釜港は6年連続クロマグロ水揚げ日本一になったとか。気仙沼港はカツオ漁が早くも昨季超え、連日豊漁に湧いているようだ。 センターへの来客は、夏休みに入っていることもあるが、この暑さの中、週末に限定せず一週間を通して多く移住相談者がきている。中には、TVを見たので来てみたという人もあるようだ。前にも報告したように相変わらず漠然相談が多く、また予約無しでの来訪者が目立つとの報告を受けている。 さらに、市議会などの議員団の視察もコンスタントにある。一人でも多くの議員の方々にセンターの取組みの重要さをアピールするよう心がけている。 各県の動向では、栃木県の取り組みが活発化している。昨年11月からは、宇都宮市が駅前の再開発に伴って、JR宇都宮駅東口に宇都宮市移住定住相談窓口『ミヤカム』を開設。2名の相談員を配置して、これまでの8ヶ月累計で203件の相談を受け、来訪が130件、メールが54件と成果を上げている。また、8月には移住体験ツアーを25日から2泊3日で計画。場所は那珂川町、大田原市で対象は栃木県に移住を検討している方。参加費は中学生以上が10000円、小学生は3000円となっている。 取材・来客は、25日は大正大学塚崎教授がインターン希望の学生2名と来訪、懇談。26日は北海道上士幌町竹中町長来訪。27日熊本県八代市議会議員団12名視察。フリーの記者から移住ビジネスについての取材あり。北海道歌志内市長視察。28日はトレジオン社謝罪に来訪。1日は静岡県袋井市自民・公明市議団視察9名。石川県能美市議団7名視察。大阪センター所長、同次期所長候補来訪、懇談。山田参議院議員、柴田・秋田県議会議員と懇談。2日はいわき市東京事務所所長来訪。静岡県裾野市議員視察、福島県矢祭町長来訪懇談。日経取材。センター内のハラスメント研修会で挨拶。

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