2022年3月

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ウクライナへの無差別爆撃は許されない

東京の桜が20日、開花した。昨日、今日と花冷えの寒さで一気に咲き出す感じではないが、待ちに待った開花宣言は嬉しい。31日に、30年間続く友人たちとの花見を兼ねた句会が予定されているがなんとか持ちこたえてくれそうだ。 過日の地震には驚いた。寝入りばなだったので起き出すこともなくそのまま寝入ってしまったが、揺れが長く続き、これは場合によっては被災した地域があるのではないかなどと考えた。案の定、我がふるさとの福島県浜通りなどはそれなりの被害があったようだ。心からお見舞い申し上げます。この影響で、東北新幹線が脱線。当分の間、不通とか。加えてこの地域の火力発電所が止まった関係で、22日から急に節電の要請が出された。昨日、今日と寒さがぶり返したこともあるが、取ってつけたような節電要請は別の意図があるのではなどという人もいる。 ウクライナの徹底した抗戦もあって、ロシアの侵攻が思ったようには進まず、膠着状態に陥っている。結果、無差別爆撃もあって非武装の一般国民の被害が急増し、大変なことになっている。21世紀になり、すでに先の大戦の経験を語る人も少なくなっている関係もあるが、突然戦争が露出し、その悲惨さを目の当たりにし、忘れていた戦争の記憶が蘇り、あってはならないことがロシアによって一方的に行われている現実に驚愕している。歴史は繰り返すとは言われるが、ロシアの20年に及ぶ独裁は結果として、こうした強者の論理が幅を利かせ、独善的な行為に及ぶことはままあることである。第二次世界大戦に突入した経緯のおさらいを、いま現実のものとしている感まである。そして、私は無力さに打ちひしがれてもいる。 この1週間の取材・来客は、22日は長野県立科町の三矢工業来訪、北海道上士幌町竹中町長と懇談。23日は長野県千曲市小川市長来訪、会員になって移住をしっかり頑張りたいと決意を語っていただいた。愛知県の松井副知事2回目の視察。 地方移住セミナーは11回行った。 3月16日は、和歌山県が「わかやまナイトな移住相談会~お仕事終わりに立ち寄ってみませんか?」として、和歌山県内3市町と県庁(移住・就職)がオンラインの個別相談会を開催した。7組10名が参加し、年代・居住地域ともにさまざまで、すべての窓口に予約が入ったが、和歌山市の相談が最も多かった。 長野県松本市は 「やりたいを実現!移住×創業まつもと暮らしセミナー」として、移住して起業を目指す方向けのセミナーを開催。自身もIターン者であるゲストからは起業・創業のアドバイスとともに、移住や起業の決め手や決断の背景などの情報が提供され、移住と起業の両立を目指す参加者には有意義な内容であった。25名が参加した。 17日は、兵庫県洲本市が「起業・テレワーク編 淡路島洲本市から島の恵をお届け! おうちで食べながら島暮らしのぞき見ツアー」を開催。ゲストが起業までの流れやテレワークの実情を伝えた。大阪から仕事を変えずに移住した方は、出勤ストレスがないことや心の余裕が生まれたことを話した。38名が参加し、交流会ではおすそ分け文化や光熱費などについて、さまざまな質問がよせられた。 青森県は「Uターンを意識する女子が知っておきたいお金と仕事のハナシ」を開催。青森に帰りたい気持ちはあっても、お金やお仕事などについて不安を抱える方に向けて、専門家が解説する企画。「お金のハナシ」はFPから、「仕事のハナシ」では就職支援に携わる方から、専門家ならではの視点で話した。交流会では冬の暮らしや移住にかかる費用につて、専門家ゲストと先輩移住者から話を聞いた。 18日は、新潟県長岡市が「長岡市の移住×企業×リモートワークのリアル 首都圏企業と同待遇のリモートワーク『NAGAOKA WORKER』とは?」を開催。長岡で暮らしながら首都圏企業に「完全リモートワーク」で勤める働き方 “長岡ワークモデル”。その実践者である『NAGAOKA WORKER』のゲスト、経営者、現役リモートワーカー、4月からリモートワークを行う学生、移住のプロの4名が、リモートワークのメリット・デメリット、長岡を選んだ理由、支援制度について語った。インターネットの速度や、コワーキングスペースなどリアルな声を聞くことができた。ゲストが多岐に渡っていたので、参加者も自分に近い方の話を聞くことができた。100名が参加し、チャット形式で質問も多く非常に盛り上がった。 19日には、石川県能登地域が「のとにWork!!×行くじぃ~!!~起業や仕事&子育て環境のリアルを紹介~」を開催した。参加市町村の保育・医療・買い物事情が分かる「3市町施設マップ」や、先輩移住者の子育ての様子を紹介した。24名が参加し、アンケートでは「実体験を伺う事ができて有意義な時間だった」「進行役のトークも面白く、最後までとても楽しく話を聞けた」と好評だった。 山口県は「やまぐちYY!ターンカレッジ やまぐち×熱中する仕事」を開催。地域おこし協力隊・創業・継業をテーマに、協力隊を卒業して飲食業と蔵人を兼業している方の起業ストーリーや、継業して地域産業のタコ壺を作っている方の話を聞いた。継業はまだこれからの分野であるように思うが、経験者から話を聞くことができ、有益であった。23名が参加した。 神奈川県山北町は「山北町の暮らし~陽だまりで生きる~」を開催した。山北町職員から町の概要や支援制度の紹介があり、先輩移住者のインタビュー映像も上映した。10名の参加者からは、自治会費や空き家見学ツアーの有無、車はなくても生活できるか、移住後に農業ができるか、小中学校の数や高齢者への支援についてなど、具体的に移住を検討していることが伺える質問が多くあった。 20日には、兵庫県洲本市が 「就農編 淡路島洲本市から島の恵をお届け! おうちで食べながら島暮らしのぞき見ツアー」を開催。就農しているゲスト2名から、それぞれ移住(就農)のきっかけや暮らしの様子を聞いた。同じ就農でも人によりライフスタイルが違うのが興味深かった。初期費用や農地取得についてなど具体的な質問があり、本音の回答が得られ、就農を志す方にも非常にためになる内容であった。 埼玉県は「埼玉ではじめる農ある暮らし ~埼玉で新規就農するぞ!編~」を開催。秩父にある 「いちごの森 赤ずきん」園主をゲストに、農業を始める上での苦労話や、農業や秩父の魅力などを存分に聞いた。50代を中心とした13名が参加した。 岩手県雫石町は「移住×起業応援セミナー 雫石起業のリアル」を開催。移住後、親子カフェの開業をきっかけに、まちづくり支援のNPOを経営するに至った女性をゲストに、雫石町での起業の実態に迫った。物件探しや売り上げ確保に向けた工夫など自身の体験に加え、同NPOに所属しながら、デザイン、動画編集を副業とする2名の若手移住者も登場し、地域での仕事の作り方について解説。地方での収入源としての起業が身近に感じられる内容だった。11名が参加した。  

2月も19県が過去最高の移住相談件数に

東京はここに来て春のような暖かい陽気となっている。桜も幾分開花が早まりそうな気配である。16日の23時過ぎに福島県沖で地震があった。東日本大震災を思い出させるような震度6の地震。大いに驚かされた。3月は地震が多いのだろうか。大災害に至らなかったことにホッとした。 月1回の企画会議に報告される各県の移住相談件数が毎月のように過去最高を更新する勢いとなっている。2月も電話・メール・面談・オンラインによる各県の個別市町村のオンライン相談などの本気度の高い相談が、19県で過去最高になっている。1月は27県で過去最高と、コロナ禍もあって、昨年来毎月のように相談件数が更新されている。理由はいくつか考えられるが、ここに来て、多くの県が県下の市町村ごとの個別相談会をオンラインで開いていることが結果につながっていることは、鹿児島などで確認されている。また、2月は移住セミナーの開催も74回と多かったことが移住相談に繋ったと考えられる。とくに山口は1月下旬から2月にかけて6回の移住セミナーを開催し、過去最高を記録した。コロナ禍が背中を押していることはあるが、それにしてもの賑わいである。頑張れば結果がついてくる。10年前の苦闘が嘘のようである。 この1週間の取材・来客は、9日は地方自治研究機構の嶋津会長と懇談、10日はイギリスのガーディアン紙の取材。11日は静岡新聞の取材、山梨県移住担当と名刺交換。15日は東京交通会館の営業と空き室状況などについて意見交換、(株)織絵社長作山氏と意見交換。 地方移住セミナーはオンラインを中心に20回行った。 3月8日は、長野県平谷村が「農山村親子留学 説明会~まだ間に合う!ちいさな山の学校で親子留学 一期生募集~」を開催。人口の少ない平谷村ならではの生徒全員が友達であること、先生との距離が近いこと、また、やりたいことが実現できることなど語られた。5名が参加した。 福島県は「第3回 ふくしま12市町村移住セミナー」を開催。メインのトークセッションでは、「仕事」をテーマに川俣町、楢葉町、田村市、富岡町で起業や就職をしたゲスト4名が自身の経験を語った。移住後の苦労や現在の充足感が細かく語られ、参考になる内容だった。29名が参加した。 9日は、北海道岩内町・鷹栖町・別海町が「しゃべり場!!北海道~移住者が語る暮らしのポイント」を開催した。32名が参加。ゲストからは、道央のリアルな北海道暮らしの様子などを写真等で具体的に紹介。道産子である北海道庁の職員がメインMCを務め、「おばんです」という挨拶から始まり、時折、北海道弁の混じる、親しみやすい印象を受けるセミナーであった。 佐賀県は「さが暮らしセミナーVol.15 ひろゆきvs佐賀県!ひろゆきさんそろそろ佐賀に移住しませんか討論会」を限定100名で開催した。論客として活動する「2ch」創設者のひろゆき氏をゲストに迎え、「ひろゆきさんに是非佐賀に移住していただくための大プレゼン大会」という趣向で開催。佐賀の魅力をひろゆき氏にPRすることで、参加者に対しても佐賀の魅力を伝えられる設計となっていた。参加者はzoomのチャットで会話に参加。活発にコメントが展開されていた。 10日は、山口県が「やまぐちYY!ターンカレッジ 第5回やまぐち×移住女子のリアル」を開催。山口県の良さをさまざまな角度から深堀りする「YY!ターンカレッジ」の5回目。今回は県内の6市町の女性移住担当者が、女性から見た「やまぐち暮らし」の実態や魅力、女性移住者の活躍ぶりを熱く語った。東京から萩市へ移住した地域おこし協力隊を講師にした、マッサージソルト作りのミニワークショップと少人数のグループトークも行い、方言も交えながら楽しく交流を深めた。37名が参加した。 11日は、北海道上士幌町が「移住へのファーストステップ!地域おこし協力隊!~北海道十勝 上士幌暮らしセミナー~」を実施。現地の協力隊員がモニターから参加、会場には上士幌町のスタッフが入り、上士幌町の暮らしなどを話した。募集中の協力隊についても、紹介した。現地スタッフが熱心に説明し活気のあるセミナーであった。参加は男性4名女性6名。 群馬県富岡市は「小屋&古民家リノベーションx起業~コーヒーの淹れ方ワークショップ~」を開催。2名のゲストがリノベ―ションや起業をテーマに話した。会場は納屋をリノベしたカフェ。後半のコーヒーの淹れ方ワークショップは、誰でもおいしくドリップパックを淹れる方法について教えてもらった。参加者からもチャットがたくさん入り、活気あるセミナーであった。 福井県は1月、2月に続き、3回目となる夜の個別相談会「福井移住・就職相談会(夜の部)」を開催。参加者は20代2名、40代1名だった。3人とも県の就職情報サイトへの登録者であり、このようなイベントが移住相談をするきっかけとなっているようだ。 12日は、山形県が「やまがた移住オンラインセミナー」を子育て世代をターゲットに開催した。ゲストトークには、より良い子育て環境を求めてリモートワークでのUターンを果たした先輩移住者が登場。移住する前と後の生活費、物価、人付き合い、子育て環境、教育環境の違いについてデータを交えながら解説し、16名の参加者からは「具体的でわかりやすい」と好評だった。山形市及び周辺地域の担当者は、子育てに関する地域のトピックスを紹介した。 茨城県は「~就農のススメ~ いばらき暮らしセミナー」を開催。稲敷市で地域おこし協力隊制度を活用し農家で研修をしているゲストと、農林振興社とのクロストーク。就農への経緯、ご近所づきあい、生活の利便性、お金のことなどを紹介した。各市からのPRでは移住に関する情報だけでなく農業の特徴や制度の紹介もあり、個別相談会に参加する方も多かった。 神奈川県小田原市は「子育て世代の移住者が語る 小田原暮らし」を開催。小田原に移住した3組の子育て家族をゲストに招き、移住までの経緯や今の暮らしを語った。土地建物の見つけ方や普段の買い物、子供の預かり、豊かな食生活などが語られ、和やかな雰囲気で進んだ。セミナールームでは約10組が参加し、その後、3組が個別相談をした。 山口県と愛媛県は、合同で「南瀬戸内シーサイドライフ- 知られざる南瀬戸内の魅力!多様な暮らし方ができる、ほどよい田舎暮らし」を開催した。それぞれの県からのゲストが、南瀬戸内での暮らしについてクロストーク形式で行った。柳井市のゲストは屋外(古墳の上)から中継し空の広さや街の様子なども伝わった。ゲストのうち2名が芸人だったこともあり、話も聞きやすくチャットで質問も多く出て、盛り上がった。15名が参加した。 静岡市と神戸市は合同で「住みごこちハンパないって! 静岡市VS神戸市」と題して、約1年ぶりに「住み心地対決」をテーマに開催。スタートは両市の駅周辺から中継し、景色や食など見どころを紹介。移住したゲストがそれぞれの「住みやすさ」をアピールした。後半のクロストークも白熱し、中継でも淡路島をつなぐ明石海峡大橋や静岡市の「あさはた緑地公園」に場所を移し、にぎやかな様子を伝えた。最後の投票では僅差で神戸市の勝利となったが、両市の住みやすさが充分に伝わる内容であった。18名が参加した。 岩手県一関市と平泉町は、「一関市&平泉町 暮らしセミナー」を会場とオンラインのミックス形式で開催した。市町の担当者による地域紹介の後、現地で仕事探しの支援を行っている先輩移住者が、暮らしぶりや仕事、人とのつながりが強くあたたかい地域の魅力について語った。移住検討を具体的に進めている参加者もいて、家や仕事の見つけ方などの体験談に真剣に耳を傾けていた。個別相談を含めて時間が足りないほど盛り上がった。会場2名、オンライン5名が参加。 石川県は「石川移住計画~ファイナンシャルプランナー平田さんと考える移住後のライフプラン~」と題して、移住とお金を考えるセミナーを実施。ゲストのファイナンシャルプランナーも嫁ターンの移住者で、自身の体験談も紹介。プロパンガスが高くオール電化が多いなど暮らしの違いや、スポーツクラブの指導者を任されて地域に溶け込んでいる様子を話した。車や住宅の購入などお金の面からも丁寧にアドバイスしていた。10名が参加。 兵庫県洲本市は、「子育て編 淡路島洲本市から島の恵をお届け! おうちで食べながら島暮らしのぞき見ツアー」を開催。子育て中の先輩移住者2名から、保育園の様子やご近所の人との温かいつながり、普段の買い物や暮らしについて率直に語ってもらった。28名の参加者には事前に淡路島の特産品を使ったオニオンスープが送られ、参加者は味わいながら耳を傾けた。 13日は、長野県が「地域で育む子どもの未来 楽園信州移住セミナー」を開催。長野県は、自然保育や学校教育について県独自の取り組みを行っている。信州型自然保育(信州やまほいく)認定制度の創設に携わった竹内延彦さんによるスペシャルトーク。その後、元小学校教諭で平谷村に移住した方と、根羽村の親子山村留学中の方を交えてクロストークを行った。「地域で子供を見守ってくれている安心感がある」と移住後の暮らしについても語られた。参加市町村からは各自治体の子育て支援政策や信州やまほいく認定園も紹介した。 香川県は「うどん県公務員セミナー」を開催。学生と社会人の方を対象に、香川県庁の職員(土木・農業・林業職)が技術職の仕事について内容や魅力、やりがいについてリアルな声を伝えた。12名の参加者は学生の方が多く、職種ごとの座談会や個別相談の時間もあり、より深く話を聞いてもらえたように感じる。 静岡県浜松市は「HAPPY*子育てライフ@浜松」を開催。浜松市へU/Iターンして子育て中のファミリー2組をゲストに、浜松市での理想の暮らしぶりを紹介した。参加者の多くは子育て中の30代で、「移住体験施設」「家賃相場」「住宅の探し方」「ご近所づきあい」などの誰もが知りたいテーマが挙げられ、有意義な時間となった。10名が参加。 静岡県は「今こそ!静岡テレワーク移住‼~新幹線がとまる三島市・富士市~」と題して、首都圏からのアクセス良好な三島市・富士市でのテレワーク移住を伝えるセミナーを開催。各地コワーキング情報のほか、テレワーク移住したゲストとのトークでは、二地域居住や地域コミュニティの入り方など実践的な質問が相次いだ。25名の参加者は、30代が多く女性も目立った。

2月の移住相談等は過去最高を記録

このほど、2月の移住相談件数が明らかになった。相談件数とセミナー参加者の合計で4,363件と過去最多となっている。昨年9月以降、6ヶ月間4,000件を超える相談件数が続き、コロナ禍での移住相談が高止まりしている。面談件数では福岡県が初めてトップで、鹿児島・静岡・長野・北海道と続く。セミナー参加者では福井・静岡・群馬・宮崎・愛媛の順となる。合計では面談とセミナーの両部門でトップ5に入った静岡がトップで、長野・福井・広島・鹿児島となった。とくに、2月は福井県と鹿児島県の頑張りが目立ち、福井はリアルでの移住セミナーを12階のイベントスペースで開催、140名を超える集客を確保したことが反映された。鹿児島はコロナ禍もあってUターンの相談が多かったようだ。 この1週間の取材・来客は、3日は15日から4月28日までの期間、テーマ別の講演を含む研修内容をオンラインで配信する「都市と農山漁村の交流・移住実務者研修セミナー」の主催者あいさつの収録。今年度の参加者は38道府県から117団体197名と、前年度の参加者数の倍増に近い参加者がある。4日は山梨県の移住相談員面接、11月の設立20周年に合わせて発行する記念誌打ち合わせ。 地方移住セミナーはオンラインを中心に15回行った。 3月1日は、広島県が「Sustainable Life can be realized in Hiroshima」と題して、海外から広島に移住された方をMC&ゲストに迎え、全編英語で開催。丁寧な暮らし方と自分の生業を作ることに興味のある方に向けた内容で、参加者数は集計中だが申し込みは100を超え、関心の高さが伺えた。 山梨県は「TOKYO FM デュアルでルルル♪オンライン座談会」を開催した。「ライフ シフトのヒントを山梨から」がテーマのラジオ番組のパーソナリティーの進行によるオンライン座談会。「やまなし農業女子」の2名をゲストに迎え、就農や日々の暮らし、子育て事情などを楽しく紹介した。テンポよく進行し、あっという間の時間だった。10名が参加した。 4日は、福島県県南地域が「好評につき第2弾 ! 地元工務店が解説 ! リアルな空き家で学ぶツアー」を開催。地元工務店の解説付きで、空き家探し、修繕から入居後の維持管理までの心得を、実在する空き家物件を題材に学ぶセミナー。誰もが疑問を持つポイントを丁寧に説明し、地域事情も織り交ぜて、福島県南部の暮らしをリアルにイメージできる内容となった。15名が参加した。 群馬県沼田町とみなかみ町は「ぐんまのてっぺん!(利根沼田地域)移住者が教える絶品地元メシ!」と題して、県北部の沼田市とみなかみ町に移住したゲスト2名が、地元のグルメをメインテーマに移住生活を語った。名物料理、カフェ、温泉等現地訪問の際に立ち寄りたくなる情報のほか、ご家族が新幹線通勤をするゲストの暮らしぶりなど、56名の参加者の興味をそそる内容であった。 5日は、富山県が「第6回とやま暮らしセミナー  富山で家探し~こんな情報はありがたい~」を開催。参加市町村が、イチオシの物件を中継で紹介し、実際の現地案内のような流れで物件の状態・周囲の環境などをしっかりと見ることが出来た。26名が参加し、井戸水を使える物件・納屋や家庭菜園付きの物件などを見学した。移住担当者から移住支援についての説明もあり、実際の光熱費や地区会費の説明も参考になった。 長野県は「住まいのプロと解決 信州移住オンラインセミナー 長野県の物件探しのノウハウ×古民家リノベ」を開催。長野県宅建協会が主催し、実際の物件を中継で物件見学して、契約の際に確認すべきポイントの紹介など、プロの目線での実用的な話を聞いた。寒冷地ならではの住まいの工夫や断熱使用などの見方、物件のリフォームにかかる費用など具体的に説明し参考になった。22名が参加した。 熊本県は「イジュカツ! くまもと移住活動 熊本のど真ん中にIJUSURU 暮らしの質が上がる秘密」と題して、熊本市近郊の5市町が、都市部の機能と自然とが両方ある生活の魅力を紹介した。各市町の移住担当者のクロストークの後、阿蘇市からは空き家バンクで購入した家をリノベーションした先輩移住者宅から中継も行った。22名が参加した。 宮崎県は「宮崎県北9市町村  移住者トークイベント&ミーティング~meeting himuka life~」を開催。“ひむか共和国”と呼ばれる宮崎県北部の9市町村で制作した、移住者のショートムービー「himuka life」の出演者がイベントを開催した。それぞれの個性が大変面白く、人に魅力を感じる内容であった。17名の参加者を巻き込み、交流できるものとなっていた。 青森県つがる市は「青森県つがる市の『農業』と『観光』に関する課題解決プロジェクト オンライン報告会」を開催。「農業」と「観光」に関する課題解決プロジェクトについて、これまでの取り組みが報告した。7名の参加者はこのプロジェクトに関わってきた方ばかりで、全員顔出しで多くの意見を交わした。今後に向けた提案も多くあり、プロジェクトがこれからどのように形になるのか楽しみな内容だった。 広島県は「広島県移住 フェア 広島で『農あるくらし』や『丁寧なくらし』を始めませんか?」を開催。広島県北部5市町が参加して、オーガニックな高原暮らしをテーマに2部制で開催。それぞれ4名のゲストが登場し、クロストークやブレイクアウトルームでの座談会の時間も設け暮らしの様子を紹介した。ゲストの感性豊かな話ぶりで、都会では感じにくい五感に響く日常の様子が伝わった。 6日には、青森県が「八戸都市圏移住セミナー なんぶぐらしの始め方」を南部地方の8市町村への移住をテーマに開催。起業や就農を果たした先輩移住者3人をゲストに、各自の起業、就農への道のりや現状を紹介した。困りごとを解決するために助けになってくれた人や支援団体なども具体的に紹介し、同様の道に進みたいと考える人に役立つ内容だった。18名が参加した。 長野県長野地域は「ぐるっとながの移住セミナー21冬 教えて!ながのの暮らし方」を開催。3人の先輩移住者ゲストから子育てや冬の暮らし・車事情などについて聞いた。ゲストトークでは保育園の広さや習い事といった子育ての話題、ガソリン代など生活費に関する話題で盛り上がった。後半の深堀トークでは「住まい」「就農」「地域おこし協力隊」の3つのテーマについて、ゲストから更に詳しい内容が紹介された。 同日に、長野県南信州地域は「秘境のひと×暮らし巡り 南信州秘境オンラインツアー」と題し、南信州の「秘境」と呼ばれるエリアに注目したセミナーを開催。天龍村の秘境大学や、売木村の旧旅館を活用したテレワーク施設など参加町村のスポットを中継で紹介した。先輩移住者からは「日々の暮らしに変化があることが楽しい」など移住後の生活の良さを語った。27名が参加した。 静岡県は「静岡まるごと移住フェア」をオンラインで開催。4日間にわたり「相談WEEK」として静岡県内の市町や、仕事・住まいなどの関係団体が参加する大規模な移住相談会を行った。今年度4回目の開催となったが、全国各地より20代~40代の若い世代が多く参加した。 香川県は「島ぐらしの手引き ~子育て×お金編~」を小豆島(+豊島)が開催。子育て世代の先輩移住者2名をゲストに迎え、クロストーク形式で語った。小豆島ならではの子育て(自然、周囲の環境、サポートなど)や、ここが大変(病院事情、買い物事情など)、島での生活費などについて聞いた。11名が参加し、質問も多く出て、正直ベースのリアルな回答が得られたこともあり、島暮らしを考えている方に大変参考になる内容だった。

ロシアがウクライナへ侵攻!岡山・鳥取が過去最高の相談件数

やっと3月になった、と思うほどに今冬は寒かった気がする。歳のせいもあることは承知しているが、梅の開花も遅かった。スマホで1年前、2年前の写真が表示されるが、それぞれ満開の梅が写っているが、今年はちらほらであった。それでもここ最近は急に暖かくなってきている。春は近いのだ。 ロシアのウクライナへの侵攻には驚いた。一挙に攻め込むなど、信じられないことだ。1968年のソビエトのプラハ侵攻を思い出した。この間、アメリカは侵攻が秒読みに入ったと報道していたが、まさかの感じは否めなかった。1989年ベルリンの壁が東側から崩れて33年。以降、かつて東側に属していたポーランドやチェコ、バルト3国などのNATO加盟により、ジワジワと西側からの圧力が強まり、同じ民族とも言えるウクライナがNATO加盟を志向するなど、ロシアにとっては耐えられないことだったのかもしれない。だからといって軍事侵攻はあってはならない。クリミア半島の併合では、それほど大きなリアクションも起こらなかったことから、少し問題を軽く見たのかもしれない。また、18年にも及ぶ独裁体制により、側近をイエスマンで固めたことが、今回の侵攻に繋ったかもしれないし、状況を甘く見たのかもしれない。長期政権は往々にして最後は判断ミスをして自滅するケースが多い。一方、今朝の朝刊によると、ウクライナ在日大使館が義勇兵を募集し、男女70名を超える志願があったという。予断を許さない状況となっているようだ。それにしても、この時代に強行侵攻とは、信じられない暴挙で、このまま許すわけにはいかないのは自明のことだ。ウクライナ国民の徹底したレジスタンスに期待するしかないのか。ウクライナから目が離せない。 昨年来、各県での移住相談が増加しているが、比較的苦戦していた岡山県が2月は過去最高になり、鳥取県も1月は移住相談が過去最高を記録した。徐々にではあるが両県とも増加している。丁寧な、相談者の立場に沿った対応が実を結びつつあることは確かだ。 この1週間の取材・来客は、26日はエリア担当新採者面談。3月1日は新たに相談員を配置する県の新採者面接、日生協伊藤執行役員が退任あいさつ。2日は佐賀県嬉野市村上市長が再選あいさつ。また、11月に予定されるNPO設立20周年記念誌製作の第1回打ち合わせがあった。 地方移住セミナーはオンラインを中心に20回行った。 22日は、愛媛県が「地方移住”ホンネ”サロン#14」えひめのグルメで移住ミートアップ!〜美味しいものを楽しみながらZoomで気軽に移住を語り合いませんか?~」を開催。愛媛の美味しいものを事前に自宅へお送りし、「リモート飲み会」のような参加型の形式で食べながら盛り上がった。22名の参加者の満足度等はこれから検証予定だ。 24日は群馬県「群馬と関わる時間~群馬の給食を生中継で作ります!~」を、学校給食をテーマに開催。郷土食(給食スタイル)を料理研究家の方が生中継で調理される様子を見ながら、群馬県平野郡・前橋市・伊勢崎市・玉村町の話を聞いた。Uターン移住者の料理研究家からは、経緯などを詳しく聞いた。51名が参加し、チャットで積極的に意見交換していた。 広島県は「地方移住に不安がある "あなた" に聞いてもらいたい。あの時の私の悩み、そして今」と題して先輩移住者2名をゲストに迎え、移住の準備期間中の悩みや、どのように解決したのかなどについてパネルトーク形式で開催。センター相談員からは、窓口の利用方法などを紹介。後日個別相談も設定しているため、センターの利用を促進できるセミナーとなった。 25日は宮崎県が「リラックスサーフタウン 宮崎県日向市 サーフィン移住相談会」を開催。サーフィン移住した子育て世代のゲストを迎えて、日向の暮らしを知るセミナー。農業、林業、仕事相談の担当者も登壇し、参加者はブレイクアウトルームを自由に移動して話を聞いた。ゲストは移住前と後の暮らしの変化や家、仕事探し、サーフィンについてもオープンに話し、25名の参加者からも積極的に質問が出た。 長野県平谷村は「平谷村農山村親子留学 説明会~まだ間に合う!ちいさな山の学校で親子留学 一期生募集~」を開催し、先輩移住者、集落支援員、移住相談員が様々な質問に答えた。4名の参加者からは「夏休みに子供が住める場所はあるか」「図書館はある」「親子留学用の住宅はペットOKか」など、具体的な質問が多数寄せられ、本気度が感じられた。 福井県は「福井移住・就職相談会(夜の部)」として就職と移住を併せて相談できる個別相談会を開催。今回は福井県にゆかりがある3名が参加。就職相談員、移住相談員らと面談した。福井県の就職活動で役立つ片道交通費助成や割引制度なども活用するよう促した。 26日は埼玉県秩父市が「暮らす秩父、働く秩父」を開催。秩父市の地元企業で働いて暮らす複業インターン「秩父でプチ移住体験」の参加者3名が、ゲストとして体験談を話した。集落での狩猟体験やキャンプ施設の仕事などを通して、地元の人と関わる楽しさや自然の恵み、暮らす目線で秩父のリアルが紹介された。22名が参加した。 石川県は「いしかわの農林漁業~能登・加賀編~」を開催。農業・林業・漁業に従事しているゲストと、それぞれの支援機関が、石川県の一次産業について話した。ゲストからは異分野に挑戦するに至った経緯や活用した体験制度、移住後の生活の変化、「能登の祭りをきっかけに林業と地域に興味を持った」「未経験でも体験・研修できる制度があったことが移住先との縁になった」などの具体的な話が聞かれた。 岐阜県各務原市は単独のセミナー「Gallery 各務原 ~かかみがはらの魅力発信と移住相談セミナー~」を開催。市名の読み方から、市内の名物スポット、移住者が取り組むリノベーションイベント、職員の撮影した秘蔵ショットの紹介など、短時間で各務原市を幅広く理解できる内容で、Uターン・Iターン問わず参加者の深い頷きぶりが印象的であった。7名が参加した。 鹿児島県は「なんかしたい県かごしま・鹿児島移住セミナー(南国暮らし編)」を、薩摩川内市・霧島市・十島村・屋久島町・天城町・鹿児島県北薩地域振興局が開催した。霧島市へのIターンと屋久島町へのUターン先輩移住者がゲスト。42名の参加者は20代~80代までと幅広く、個別相談の予約も多くあった。 愛媛県は「えひめとつながるオンライン移住セミナー  えひめ移住の職探し ゼロから林業・漁業始めてみませんか?」を林業、漁業をテーマに開催。Iターンで未経験から従事した2名をゲストに迎え、今の仕事に携わるようになった経緯や、支援制度ついて、1日のスケジュール、漁の種類などについて聞いた。7名の参加者からは、チャットを使って多くの質問も寄せられた。林業・漁業は1次産業の中でも農業ほどセミナーも多くないため、仕事の幅を知ることができる貴重な機会になったと思う。 同日に愛媛県が「~好きが仕事に!愛媛ならではの働き方編~」を、働き方をテーマに開催。ゲストは趣味や好きなものをきっかけに、愛媛ならではの仕事についている2名で、内子町で和紙や印刷に携わる仕事をしている方と、宇和島育ちで現在は伊方町で『裂き織り』に携わりつつ民泊をされている方。毎回の傾向ではあるが、すでに愛媛に移住をされている方や、就農をされる予定の方など本気度の高い方が参加され、質問も多く飛び交いリアルな『えひめ暮らし』を知ることができた。 27日は沖縄県が「りっか沖縄移住相談会 ~沖縄で保育士として働こう~」を開催。沖縄県の保育市支援センタ-や、4市の保育園の方々が参加し、沖縄の保育士の現状や支援制度、やりがいや園のPR等を行った。園で働く方々は皆元気いっぱいで、明るい陽ざしと半袖姿に東京との環境の違いを感じた。沖縄らしい仕事、ということで保育士を勧めるのも良いと思った。14名の参加者からの質問も多くあり、優しく丁寧な受け答えで不安が解消されていたように感じた。 新潟県は「新潟で、はじめる。ゆったり子育て!」を開催。Iターンで子育て中の女性のゲスト2名のクロストークの後、ブレイクアウトルームにて少人数で自治体と繋がれる企画。ゲストの親しみやすい語りから、セミナーの雰囲気も良く14名の参加者は、それぞれ個別市町村の部屋で相談をされていた。 長野県諏訪地域は「ググれない!? 諏訪圏×空き家・小商い・冬の暮らし」を開催。諏訪湖・八ヶ岳エリアのリアルを知りたい人向けインターネットでは検索できない、ここでしか聞けないリアルな“諏訪湖・八ヶ岳エリアの日常生活”を伝えるという内容。諏訪湖・八ヶ岳エリアの紹介や空き家・小商い・冬の暮らしについてのプレゼンを行った。30名の参加者からは様々な質問が寄せられ、後半のブレイクアウトルームにも多くの方が参加し盛り上がった。30代~40代参加が多かった。 神奈川県は「ちょこっと田舎な神奈川で暮らそう~二宮・湯河原編~」を開催。湯河原町は、ワーケーションにも適したリトリート施設と、ゲストが家族で満喫する湯河原での暮らしぶりを写真で紹介。二宮町は、吾妻山からのリポート動画と3名の移住者ゲストのトークセッションで生活の様子を紹介した。11名が参加した。 島根県は「島根暮らしセミナー」を開催、関東方面から県内各地に移住した3名のゲストが、移住前との違いを語った。それぞれ仕事や家族構成は違うが共通しているのは「車が必須であること、コミュニティが密であること、歩いている人が少ないこと」など。どれもマイナスに捉えられがちであるが、3名のゲストは、プラスにとる心の柔軟性や理屈で説明できない肌感覚を大事にされているように思った。26名が参加した。 岡山県は「つながりづくり!ОKAYAMA~ネットだけじゃなく、ヒトにもききたくないですか?~」を、コロナ禍で関心が高まっている【二地域居住】をテーマに開催。二地域居住で活躍中の3名と、都市と岡山をつなげる活動をする2名をゲストに、行く側・受け入れる側両面から話を聞いた。それぞれの滞在スケジュールや、交通手段、メリットデメリット、継続するコツなどについて聞くことができた。受け入れる側の意見も聞けたことで、多角的に見ることができる機会となったと思う。39名が参加し、チャットを使用しての質問も多く出て、大変盛り上がった。 香川県は「島ぐらしの手引き~家×お金編~」を開催。土庄町と小豆島の担当者がそれぞれの地域の家探しやお金について話した。家探しで都市部との違いは、ネットやメールが使えないので直に不動産屋に足を運ぶことが大事だそう。また、物件資料の見方や設備関係(ガス、トイレなど)の説明など、島暮らしを希望する方にとって大変丁寧な内容であった。第二部の参加者は、ブレイクアウトルームに分かれて、より具体的な質問タイムをとった。

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