2023年12月

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「理念」策定、1月に公表へ | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

「理念」策定、1月に公表へ

年末になって、東京もぐっと冷え込んできた。そして、海外からの観光客を含め、銀座は大賑わい、もう今年も残りわずかとなりました。このふるさとブログも今日が最終回。1年間ご愛読いただきありがとうございました。読者の皆様にとって来年も実り多き1年となりますようにご祈念申し上げます。 今年4月からスタートしたふるさと回帰支援センターの「理念」策定会議は月1回ないし2回のペースで、全員参加で行われてきたが、このほどまとまり、新年1月4日付でHPに掲載し、センターのこの運動にかける考え方の一端を明らかにすることにした。全体は、ビジョン、ミッション、組織風土の3本の柱からなり、ビジョンでは「私たちがめざす社会」、ミッションでは「ビジョンの実現に向けた私たちの役割」、組織風土では「私たちが大切にする組織風土」を明らかにし、それぞれ数項目の具体的な考え方を役職員創意のものとしてシンプルにまとめ上げた。是非、関係各位の意見を頂戴し、浸透させたいと考えている。 12月も移住セミナーなどは昨年並みの57回開催され、大いに賑わった。特に、高知県はU・Iターン相談会「高知暮らしフェア2023」を開催し、16日は東京で175組220人、17日は大阪で129組185人の参加者を集めた。全市町村はじめ、林業など産業分野、中山間地域の事業所などが参加。高知を体験するイベントやワークショップも用意したほか、セミナーではANAの女性社員が移住者目線での現地訪問を語った。また、移住者も登場。「よさこい踊りが好き」と、高知でしか体験できないことを求めて移住した経緯や、移住後の生活を語った。17日には愛媛県が「えひめまるごと移住フェアin東京」を県内20市町が参加して開催し、こちらも158組217人を集めた。トークイベントでは家族で移住した先輩移住者が愛媛暮らしの豊かさを話し、参加者の共感を与えた。また、相談コーナーでは移住者に人気の松山市と今治市にそれぞれ30組を超える相談が集中するなど手応えのあるフェアとなった。 今年最後のセミナーは、26日の茨城県行方市のセミナー「働き方×暮らし方」で、ハイブリット形式で開催。就職セミナーとして開き、市の広報が地元の高校にまでセミナーを紹介したことから高校生から大学生まで、8名がオンラインで参加。参加企業は自治体を含め4企業で、それぞれの企業が具体的な仕事の内容や募集スケジュールなどを紹介した。 取材、来客は、21日は兵庫県県民局長や東京事務所長など12名が視察に訪れ、意見交換した。22日には熊本県南阿蘇村議会広報委員会が2年ぶりに視察に。懐かしい顔もあって再会を喜んだ。午後、宮城県東松島市長、同市議会議長が表敬訪問、意見交換した。広島県移住相談ブースに若手起業たちの「マチビトキタル」のメンバーが来て、あいさつした。26日はデジタル田園都市国家構想実現会議参事官と意見交換。次年度予算で地方創生関係予算は1000億円が確保されそうとの感触を得た。広島県大崎上島町長谷川町長来訪。27日は鳥取県江南町白石町長来訪、意見交換。全国町村会事務局次長と打ち合わせ、1月に情報誌で全国町村長との対談を行う予定。

11月、移住相談は過去2番目の6234名!

東京は、今日は朝からどんよりとした雲が空を覆い、なんとなく気が重い感じであった。どうしたことか、気分が落ち着かない。1週間前から風邪気味ではあったが熱はなかったので適当に過ごしていたが、身体がきしむように痛い。今朝は有楽町のセンター着がラッシュの関係もあって10時となり、いつもの時間と比べ30分以上遅かった。 集めた訳ではないが理事長室に広報担当、事務局長、西日本担当部長が集まって、フリートーキング。多岐にわたる課題について勝手に率直に話し合うのは嫌いではない。そういえば、現在進行中のふるさと回帰支援センターの「理念」策定の中に、風通しのいい組織風土をつくろうとあった。NPOのような理念を大切にする運動は、こうしたことはとても重要なことだと思っている。 振り返ってみると、11月は年間を通して最高に忙しかった。毎週のように週末には各県主催の移住フェアなどが9回も12階のイベントホールで開かれ、あいさつをさせていただいた。お陰様で11月は3日の文化の日のみの休みとなった。11日の「北海道移住・交流フェア2023」は537人の集客があり、大いに賑わった。 月ごとの移住相談件数が明らかになったが、11月は上記のような状況もあり、2019年11月の「NHK・ドキュメント72時間」でセンターが取り上げられ、過去最高の6870人を集めて以来の6000件を超える6234人を集客した。電話・Eメール・面談など本気度の高い相談件数では広島・群馬・同数で宮城と栃木が並び、福岡の順となった。セミナーを含むランキングでは600件の北海道が、私の記憶では初めてトップとなり、次いで群馬・宮城・新潟・富山と上位5県をこれまた、初めて東日本が独占した。東日本はコロナ禍による東京圏を取り囲む茨城・栃木・群馬・山梨・静岡などが従来以上に相談件数を伸ばしていることもあってのことである。 取材、来客は、8日にはダイヤモンド社取材。12日は読売新聞取材。13日は長野県飯山市移住担当係長と意見交換。16日は高知県最大のU・Iターン相談会「高知暮らしフェア2023冬」に出席。19日はNHK取材、静岡市交流レセプションに出席、難波市長と親しく懇談、市長として視察に来ていただくよう要請。20日は埼玉県市民フォーム議員団10名と意見交換。

セミナー報告 12月6日~10日

12月6日~10日は、16回の地方移住セミナーを開催した。 6日は、群馬県が「群馬科2023(8限目) スパイス学 」を会場とオンラインのミックスで開催した。県の山間部で “食の可能性” を探求している起業家の夫妻をゲストに、限界集落の生活、アーティスト活動、ブランディング、新たなビジネスモデル紹介と話題がぎっしりで時間が足りない展開だった。事前予約200組を超える人気で、当日は会場参加19名、オンライン213名。会場参加者には水沢うどんが出されスパイスとのマッチングを試した。活気あるセミナーとなった。 鹿児島県さつま町は移住トークバラエティ「さつまトーク」を開催した。役場職員と地域おこし協力隊員2名の愉快なトークを中心に、移住して良かったことや困ったことのベスト3をクイズ形式で披露し盛り上がった。さつま町の地域ブランド「薩摩のさつま」のお茶とお饅頭が振舞われ、会場参加9名を交えて和やかに交流し、「人」がきっかけの移住が多いさつま町の魅力に触れる楽しいひとときとなった。 同日、鹿児島県は「【鹿児島移住セミナー2023】#地域で楽しく子育て編」をオンラインで実施。生まれ故郷の奄美大島・瀬戸内町に移住し、大自然に囲まれた環境で子育て中の方をゲストに迎えた。移住者やシングルマザーが地域とのつながりを深めるためのコミュニティ立ち上げや、地域に根ざした情報を発信する「せとうちラジオ放送」の運営など、地域密着型でエネルギッシュに活動する長井さんに、質問が多く寄せられた。事前申込みは59組、リアルタイムでは26組が参加した。(申込者は後日アーカイブ視聴可能) 静岡県静岡市は「移住者さんと転職エージェントさんが登壇。静岡移住×転職セミナー2023」をオンラインで開催した。静岡の転職事情に強いキャリアコンサルタントを講師に招き、静岡転職の実態を伝え、静岡市へのUIJターン就職を促すことが目的である。ゲストの先輩移住者の現実的な話に対して、活発な質問もあった。プラス面もマイナス面も伝え、参加者の満足度も高かったようだ。16名の参加があり、途中離脱者もほぼいなかった。20~30代が中心で、この年代の地方移住の関心の高さが伺えた。 8日、沖縄県が「沖縄ぐらしの住ゝめ(すすめ)冬の移住相談会&座談会」を久米島町と合同で開催した。うるま市、就職相談窓口のりっか沖縄、県の教育委員会も参加し、暮らしと仕事両面での相談を受けた。平日の開催にも関わらず事前予約を上回る参加があり、20代~60代の幅広い年齢層が集まった。本気度の高い相談者が多く、同時に実施した座談会では、暮らしの様子を具体的に教えてほしいと、活発な意見交換がおこなわれた。 宮崎県は「移住・継業セミナー&相談会 ~移住者のための失敗しない継業のススメ~」をミックスで開催。宮崎県毎年度恒例(7回目)の継業セミナーで、後継者を探す事業所の紹介とともに継業の基本的な考え方や留意点を詳しく説明した。これまで以上に踏み込んだ内容もあり、会場参加者は特に熱量が高く、当日3枠の個別相談が満席になるなど好評を得た。12名が参加した。 福島県・栃木県・群馬県・新潟県は4県合同オンライン移住セミナー「移住してできた、自分らしい暮らし ~休日編~」を開催した。20代から40代を対象に、移住者の休日にスポットを当てた各県の暮らしの魅力を伝え、ゲストトークでリアルな日常や体験を話した。参加者プレゼントとして4県の「ちょっといいものセット」を抽選で30名に用意した。参加者の途中離脱も少なく、各県の暮らしに興味を持てるセミナーになった。51名が参加した。 9日は、栃木県那須地域が「那須地域定住自立圏移住合同セミナー~NASUっぴんREAL~」と題して、4市町(那須塩原市、大田原市、那須町、那珂川町)の移住セミナーをミックスで開催。先月に続き2回目。ゲストの移住者から住まい探しや田舎暮らしの良い点、大変な点を聞いた。セミナー終了後も自治体移住担当者と話し込む参加者も目立ち、少人数ながらも満足度の高いセミナーになったと思う。15名が参加した。 大分県は「【対決!海の暮らし・山の暮らし】 & 【お仕事&移住 大相談会】」を開催した。参加自治体は、佐伯市と竹田市で、海暮らし代表の佐伯市と、山暮らし代表の竹田市の対決をテーマにして掛け合い方式でのセッションを実施。ざっくばらんな感じが良かったとの感想が上がった。第2部は、自治体、就職、事業継承、キャリアカウンセラー、移住全般での大相談会。参加20組のうち13組までがこれまでも相談歴があり、移住へのモチベーションの高さを感じた。 群馬県は「ぐんまでKIKORIになろう~次世代に森をつなぐ林業実践者に学ぶ~」をミックスで開催。ゲストには、長野県から群馬県高崎市へ移住をして林業事業体へ勤めている方と、群馬の都市部出身で桐生市で森林組合で勤めている2人。「山での仕事に憧れを抱いてスタートしたが、受け入れ先の社長からしっかり研修を受けるようにと叱咤激励を受けた」「実際の作業や危険性を把握してから従事した」との話から、山に入るには、技術や精神面での心構えが重要なのだと感じた。12名が参加した。 奈良県橿原市は「先輩移住者に聞く!かしはら暮らしのホンネ 関東と比べて奈良は・・・」を開催した。関東から橿原市に移住した先輩移住者との座談会がメインの移住セミナー。「住まいの探し方」「クルマの無い暮らし」「他地域の比較検討」などの質問があがり、橿原市を有力な移住先候補地としている様子が伺えた。7名が参加した。 長野県茅野市は「中古物件のリアルな話~数百万円で中古物件って本当に買えるの!?」を開催した。攻めたタイトルで中古物件のリアルを知ってもらうことが目的。ゲストは中古物件を購入した移住者2組と不動産業者。トラブルになった事例や良い物件に巡り合うポイントなど質問が相次ぎ時間を30分延長しても足りないほど盛り上がった。参加者は50代の夫婦を中心に30代から60代で、購入を考えている真剣度の高い人が多かった。23名が参加した。 10日、静岡県は「静岡県職員採用セミナー~私たちと一緒に、より良い静岡県を創りましょう~」をミックスで開催。Uターンして入庁した30代の職員2名から話を聞くセミナーで、学生から50代まで幅広い層の参加があった。試験・選考の概要、民間企業や市町の役場との違い、県庁で働くことのやりがい、異動、リモートワークや産休の取りやすさなどについて聞いた。2人とも学生時代を東京で過ごしたため、首都圏と静岡県の生活環境の違いまで、リアルな話を聞くことができた。25名が参加した。 香川県は「オンライン移住相談会」を2週にわたり、県内の全市町の移住担当者とオンライン相談を実施。相談4組中、香川に来たことがない方が3組いたが、「瀬戸内」のイメージの良さから移住候補地として選ばれているようだ。今回の参加者の中で一番遠くは、石川県からだった。昨年に比べて、全体の相談件数が減ったことが残念だったが、遠方からの相談が可能であることはオンラインの良さだと実感した。 徳島県は「おひとりさまのとくしま移住」を開催した。近年相談が多い単身・40代~50代をターゲットに設定。移住を考え始めた人から移住を決めた人まで幅広く参加できる個別相談会形式とした。参加者のほとんどが単身で移住予定。フェア等で相談済みの方が多く、継続的な相談に繋がっている様子。セミナー部分を短縮して相談時間を延長するほどであった。8名が参加した。 北海道胆振地域は「北海道『いぶり暮らし』オンラインセミナー」を実施した。エリア紹介の後、参加者の関心が高い「移住後の仕事」「夏、冬の過ごし方」「子育て、教育環境」「移住先、住まいの決め方」について、ブレイクアウトルームに分かれてトーク。人数が少ない分、各担当者が十分に発言することがきた。「ぜひまちを訪れたい」「地域おこし協力隊」への応募を考えたい等の声があがるなど、大変盛り上がり手ごたえのあるものとなった。11名が参加した。

全職員参加で研修会開く!

12月に入って朝晩はぐっと冷え込んできた。なんとなくJR有楽町駅前を行き交う人々も忙しそうな雰囲気を漂わせている。4日の月曜日は通常なら公休日だが、大阪センターの所長以下4名の職員も参加して、恒例の全職員研修会を97名の出席で開催した。東京交通会館8階のセミナールームをすべて開放して会場としたが、目一杯の混雑となった。 冒頭、開会挨拶をし、ざっくりセンター設立20年を振り返り、「過ぎてしまえば20年は簡単に振り返られるような短さだと感じてしまう」と感想を述べた。そして、次なる20年に向けて、センターの取り組みを社会インフラとして社会に定着させることを通して、この国を地域から再生していこうと訴えた。そのためにも惰性に流されずに、日々、新たな気持ちでふるさと回帰運動に取り組んでほしいと職員を激励した。 最初の講義は嵩國學院大准教授が「移住をめぐる状況の変化」をテーマに、センター設立以来の20年を振り返った。次いで、前静岡市葵区長の前田氏が政令市としてはじめて2015年4月にセンターに移住相談ブースを開設した時の想いを紹介。人口減に歯止めをかけ、以降、多くの移住者を受け入れ、期待通りの成果を上げているとこれまでの取り組みを語った。前田氏は、窓口開設時は企画課長で、予算は市の独自予算でまかない、国の補助金では政策が変われば止めざるを得なくなるのでとその理由を語り、設置者の責任もあって、開設時は毎月、上京し、相談員を叱咤したと苦労話を率直に語った。昨今、静岡県が人気ランキングでトップを走っているが、それは静岡市の健闘に裏打ちされていると言ってもいい状況にある。 その後、法制定により「2023年4月から、民間、国の行政機関等、自治体はすべて個人情報保護法の適用を受ける」という観点から、情報公開クリアランスハウスの三木理事長から話を聞いた。移住を考えている方、仕事を探している方などの相談内容には個人情報が多く含まれており、個人情報管理の重要性についての講義だった。以降、大阪センターの勝見主任からは、展示ブース17府県中、14府県が定例相談会を行っているなどの活動報告を受けた。最後に、参加者が20班に分かれてセンター内での仕事上の経験や成功・失敗事例等の共有化をめざしてグループディスカッションを行い、終了した。 参加者からは、センターの歴史や個人情報保護法制定後の対応の重要性などがわかってよかったなどの声も聞かれた。また、政令市で唯一ブースを開設している静岡市からの報告は、その狙いや決意が伝わってきて好評だった。 取材は、12月7日にNHK「いいいじゅー!!」の制作会社と打ち合わせ。十勝毎日新聞の取材。帯広本社からきた記者とじっくり、過疎や高齢化で人口減が進む地方創生の在り方などを話した。

セミナー報告 11月29日~12月3日

11月29日~12月3日は、16回の地方移住セミナーを行った。 29日は、京都府が「京都暮らしおしゃべりCafe ~お茶の京都編~」をオンラインで実施した。京都府南部エリアの自治体の移住担当者が主役となり、移住検討者に向けて地域の魅力などをPRする場で、3回シリーズの最終回となった。オンライン上での交流は難しい部分もあるが、自治体担当者の名前をニックネーム表記にするなど工夫を行った。だいぶ柔らかい雰囲気で開催できたように思う。 30日は、北海道日高地域が「“ひだか”オンライン移住カフェ~子育て編~」を開催した。昨年度も好評だった日高振興局主催によるランチタイムセミナーで、子育てがテーマのため参加者の9割近くが女性だった。昨年度からのリピーターも多く、担当者同士の親しみやすい掛け合いが好評だった。21名が参加した。   12月1日には、群馬県高崎市が「What’s 『くらぶち英語村』? ~自然豊かな『くらぶち』での暮らしをご紹介!~」をオンラインで行った。高崎市立の山村留学施設「くらぶち英語村」で、夕食中の子どもたちを食堂から施設の案内もあわせて、生配信した。動画やスライドを効果的に使用し、普段の様子や年間の体験イベントを紹介でき好評だった。東京から家族で移住をした英語村スタッフをゲストに迎え、子育て世代の暮らしぶりも紹介された。英語教育と自然体験をテーマにした施設に関心も高く、52組80名の申込があった。 徳島県は「事業承継でかなえるとくしま移住」を会場とオンラインのミックスで開催した。事業継承についての説明、事例紹介のほか、業承継体験ツアーを紹介。事例紹介は焼肉屋、熱帯魚販売店、鉄工所など地域密着型の小規模譲渡が中心で、関心層にも想像しやすい業態が多かった。参加者は3名と少なくPRに課題あり。PR期間が短かったことが主な原因と思われる。 長野県は「Xmasリース作り×女子会 楽園信州移住セミナー」として、リースの制作と女子会を組み合わせたセミナーを開催。ワークショップを通じて参加者同士や自治体職員の交流を図り、そのあとの座談会、相談会へとつなげる企画。16名の参加者は女性だけで、20代から70代まで幅広い年代。最後の相談会まで1組以外が全員残った。終始和やかな雰囲気でおしゃべりが弾み、参加者、自治体からも満足の声が多く聞かれた。 岩手県雫石町は「Let’s薪ストーブLife」をミックスで開催した。田舎暮らしでチャレンジしたい人が多い「薪ストーブ」がある暮らしの楽しさ、豊かさを伝えることがテーマ。薪ストーブのスペシャリストをゲストに招き、薪の準備の方法、設置にかかる費用など具体的な例を聞いた。参加者はオンラインで現地の移住担当とも話すことができ、充実した時間となった。8名が参加。 2日は、静岡県が「アウトドア・スポーツを楽しめる、生き生きとした暮らしセミナー」を開催した。自然、アウトドア、スポーツをきっかけに静岡県東部地域に移住したゲスト3名を招き、移住の経緯や進め方、雇われない働き方などを話してもらった。フリータイムは市町の担当者も交えて、畑、狩猟、空き家の実情など具体的な話で盛り上がった。6名が来場。 岡山県備前市は「晴れの国おかやまに住む ~地方移住×食~ かたちづくる街 BIZEN」をオンライン開催。「生産者が間近にいる暮らし」を求めて移住した2名の先輩移住者が、地域おこし協力隊として地元の食に関わりながら、地産地消のレストランを立ち上げるまでの体験談を話した。後半では質問に答えた。地域おこし協力隊の働き方やグルメに関心のある方など9名が参加。 三重県は「三重県UIターン就職情報セミナー 体験談から学ぶ みえの移住就職」をミックスで開催した。先輩移住者のリアルな体験談を伝えることで、移住就職についてのイメージを明確にすることが狙い。各ゲストの就職活動の仕方や、移住に至った経緯を聞いた。より現実的な体験談を参加者に伝えることができた。5名が参加した。 広島県は「東京からせとうちへ!! 〜ゼロから学ぶローカルプロジェクトのはじめ方〜」をミックス開催。広島・岡山の備後エリアの14人の地域プレーヤーが集合した(地域プレーヤーとは、移住コーディネーターや地域おこし協力隊など、現地で地域に関わる人たち)。プレーヤーの活動紹介の後、4グループに分かれて、参加者とプレーヤーによる座談会を行った。最後は、お菓子をつまみ、ソフトドリンクを飲みながらの交流会。参加者がプレーヤーの話を聞き、自治体職員に移住相談を行うなど、イベントが終了するまでかなりの盛り上がりを見せた。27名が参加した。 3日は、香川県が「オンライン移住相談会」を開催、8自治体が対応した。2組が参加し、1組は米国NYからの参加で、時差はあるものの距離を感じさせないところは、オンラインの良さだと思った。来週は今回参加しなかった9自治体が参加予定。同じ形式で行う。 高知県は「高知県移住コンシェルジュが送る高知家移住ラジオ vol.5アウトドアを楽しむ暮らしを実現したい人集まれ!~釣り・サーフィン・キャンプ編~」をオンラインで放送した。 今回は、高知県への移住希望者に多い「アウトドアを楽しむ暮らし」をテーマに、3名のコンシェルジュが相談者や移住者、自身の経験などを織り交ぜながらトークを展開した。計8名が参加した。 岡山県真庭市は「真庭に⼦育て移住!?笑いあり、涙あり、愛ありの物語だった件」をミックスで開催した。起業や家族で農園経営など、地方ならではの働き方をしながら子育てをしている2名の移住者がゲスト。学校事情や近隣との距離感などリアルな話も飛び交った。3名参加。 福島県県北地域は「ふくしまで農業をする選択!! 農業移住経験者のリアルな声をきいてみよう!」を開催。農業移住者2人のゲストに、就農実体験や現在の生活スタイルをリアルに語ってもらった。その後の個別相談会では疑問に答えたり、支援制度を案内したりした。参加者は4名と少なかったが、多くの質問が飛び交う等、活発なセミナーとなった。令和6年度に福島県農業短大への入学を目指す高校生の参加もあった。 長野県の伊那市・飯田市、阿智村・松本市は、それぞれ「長野県が”推し”ている移住エリア!?~移住モデル地区 伊那市・飯田市 を知ろう~」「長野県が”推し”ている移住エリア!?~移住モデル地区 阿智村・松本市 を知ろう~」を開催した。全国唯一の「長野県移住モデル地区」を紹介する全3回のセミナーの第2回目と3回目。 「長野県移住モデル地区」とは以下の要件を満たした地区で、県が認定している。 移住者の溶け込み支援を官民一体となって積極的に行っていること 積極的に移住者との交流を図る意欲があること 相談やアドバイスのできる人材がいること など 平たく言うと、長野県が移住先として推している地区、安心して移住先候補としてもらえる地区である。参加者はそれぞれ当日参加の1名と7名。事前予約者がいなかったことについて検証をしっかりしてほしい。タイトルの付け方、内容の見直しなどセンター相談員にも意見を聞いて提案してほしい。

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