2022年12月

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新年は1月4日から通常営業します! | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

新年は1月4日から通常営業します!

今年最後のブログです。1年間の購読ありがとうございました。今年はふるさと回帰支援センターを立ちあげ、20年というひとつの区切りの年でした。11月にはお世話になった方や団体、関係者の皆さんに参加いただき、ささやかな記念レセプションを開かせていただき、20年誌も発行し参加者に配布した。HPも利用者目線で全面リニューアル。事務所も使い勝手を考え、東京交通会館8階に一元化した。セミナールームはこれまでと同じく4ヶ所を確保した。そして、ふるさと回帰運動をこの国に定着させるために、なんとしても1000自治体の会員化を達成し、移住希望者の移住先の選択肢を広げ、さらなる高みをめざすことを決意している。 政府は16日、5カ年のデジタル田園都市国家構想総合戦略(案)を明らかにした。その内容は、デジタルの力を活用して地方創生を加速化・深化し、「全国どこでも誰でもが便利で快適に暮らせる社会をめざす」とした。また、東京圏への過度な一極集中の是正や多極化を図り、地方に住み働きながら、都会に匹敵する情報やサービスを利用できるようにすることで、地方の社会課題を成長の原動力とし、地方から全国へとボトムアップの成長につなげるという。さらに、基本的な考え方では、これまでの地方創生の取り組みも、蓄積された成果や知見に基づき、改善を加えながら推進していくと明らかにし、政策の継続性も担保した。施策の方向では、地方の社会課題解決として、①地方に仕事をつくる、②人の流れをつくる、③結婚・出産・子育ての希望をかなえる、④魅力的な地域をつくる、を取り上げ、その工程表の中では通年で(a)東京圏から地方への移住・定住の推進を明確にしている。 こうしたことから、ふるさと回帰支援センター的には新年以降、この5カ年が取り組みの総決算になるとの認識で、全力で地方移住推進に取り組むこととしている。 取材・来客は、年末ということで少なく、22日に中日新聞東海本社論説委員から、静岡県の移住の取組みに関する取材をうけた。午後には、宮城県加美町長が来訪、意見交換した。先日、週刊新潮の企画で、作家の佐藤優氏(元外交官)と対談した。12月27日発売号に掲載されるので、ぜひご覧いただきたい。また、12月29日19時30分から、NHKBSプレミアムで「いいいじゅー!!年末スペシャル」を放送予定。これまで放送した個性的な移住者を紹介するので、こちらもぜひ!              作家・元外交官の佐藤優氏と 先週は地方移住セミナーを20回行った。 12月13日は広島県が「広島ワインがローカルを元気にする ~人と地域をつなげるワイン造りのお話~」をオンライン開催。ゲストは、料理本等のフリー編集者の女性、ワインを通じた地方創生に取り組む男性、実家の醸造所を再興した男性の3名。海・山それぞれのワインの特徴や地域との関わり方について伺った。海のワイン瀬戸内醸造所は、地方創生に携わる企業家の方が三原にUターンして立ち上げた。地域で取れた葡萄でワインを造ることで、地域の葡萄の良さをアピールするという好循環を作り地域の活性化に取り組んでいる。山のワイン福光葡萄醸造所は、果実酒特区での葡萄酒造りで地域のイベントでのみグラス提供が可能。栽培にはできるだけ手をかけず、気候風土を表現した葡萄栽培を行っている。海と山それぞれの栽培・製造手法や地域との関わり方があり、ワインと地域活性化の可能性を感じるセミナーだった。 岐阜県は「学生と岐阜県内企業との交流会in東京」を、初めて岐阜県東京事務所の企画・運営でリアル開催した。県内から優良企業10社の人事担当が参加し、通常の合同説明会ではなく交流会形式で実施した。告知が遅れたため、参加学生は4人であったものの車座でざっくばらんに話をする時間では、笑い声も聞こえ和やかな雰囲気であった。県の移住関連事業「岐阜住学」(現地滞在型)に参加した他県出身学生もいて、滞在したことで岐阜県内への就業にも興味を持ち参加したとのこと。関係人口事業の中での好事例であった。 愛媛県と高知県は合同で「いなかで暮らす、地域で働く 自分を満たすライフワークの見つけ方 ー 多業・複業編 ー」を開催。両県から、多業・複業を実践している先輩移住者2名をゲストに招き、今の働き方にたどり着いた経緯や現在の仕事や暮らしの状況などを聞いた。今回はオンラインでのみ配信し、計15名が参加。アンケートでは、セミナー内容が魅力的だと感じた声が多く見られた。後日、アーカイブ動画を愛媛県YouTubeに掲載する予定。 16日には佐賀県が「さが暮らしセミナーVol.14 ~起業で開く NEXT DOOR~ “街の日常”をDESIGNする~シャッター街のエリアリノベーションに挑戦する若手経営者の話~」を会場とオンラインでミックス開催した。ゲストは、空き店舗が増えた佐賀市の中心街に業態の違う6店舗を展開している。「自分が開業して成功すれば、他の人も近くで起業を考えるので、街全体をデザインすることにつながる。」信念を持ってシャッター街の復興に取り組む経営者が、リアルな数字を提示しながら佐賀県での経営ノウハウを伝授。13組14名の参加者が聞き入る中身の濃いセミナーになった。 群馬県桐生市とみどり市は「群馬で新たなライフスタイルin桐生みどり」をオンライン開催。群馬の東部、桐生市とみどり市へ移住、なりわいを作り出して生活しているゲスト2名を迎えた。織物の産地でものづくりをしたいという思いで移住したゲストからは、地域の人との交流を通して家、店舗が見つかり、創作のしごとが広がった経緯を聞き、地元の方々との上手な付き合い方を知る。また山間部で地域おこし協力隊として活動しながら子育てをしているゲストからは、過疎化が進む地域で子ども達の学びに対する危機感などの話もあり、良い事だけではない地方暮らしの実情を知ることができた。50名が参加した。 兵庫県は「ひょうごで働こう!おためし企業体験 事前説明会 in TOKYO」をミックス開催した。兵庫県労政福祉課の事業「ひょうごで働こう!おためし企業体験」の説明をメインとした内容セミナーの6回目。事業説明以外では、「就活の進め方」についての講義であった。3名が参加した。本企画はさらに継続予定。 17日は愛知県蒲郡市が「暮らしセミナー ねほり はほり がまごおり」をミックスで開催した。海・山・温泉がある蒲郡市で暮らす先輩移住者と、移住希望者と地域を繋ぐ地元の団体、市職員によるクロストーク。参加者は10名で、30~40代がメイン。サブテーマに「子育て」を掲げていたが、子育て世帯以外の割合が高かった。内容が子育てに寄っていたため、該当しない参加者にとっては興味がない話になってしまったが、子育て以外にも市の魅力や実情、スーパー・病院・交通等の地域情報もしっかり組み込まれていたので、その点は良かった。オンライン参加者から多くの質問が寄せられ、アンケート結果でも「移住を検討したい」「訪問してみたい」という声があり、蒲郡市に興味を持って頂けたと感じた。 岐阜県は「岐阜県のリモートワーク施設を徹底解説!~あなたにぴったりな施設を探してみませんか?」をオンライン開催。県内4か所の拠点を繋ぎ、実際の施設を中継しながら紹介した。全ての施設で移住者が運営などに関わっているため、単に施設の紹介にとどまらず、周辺環境や地域性などについても合わせて話があった。9名の参加者からも積極的に質問があり、各地域から回答を返すなど、充実したセミナーとなった。セミナーの様子は後日岐阜県の「ふふふぎふ」(移住定住ポータルサイト)にアーカイブとして掲載し、いつでも見られるようにしている。 群馬県嬬恋村は「オンライン体験旅~ぐんまの過疎地域とオンラインで繋がってみませんか~【語ろう、触れよう 嬬恋村の暮らし。】」をオンライン開催。高原キャベツで名高い「嬬恋村」の冬の暮らしをオンライン越しに伝えた。クリスマスツリーの生産地でもある村をドローン映像で見せながら、浅間高原の雄大な自然や、自然素材を利用したショップを営む方へのインタビューを、暖炉のある村の中継先より伝えた。参加者の自宅にはクリスマスツリーワークショップのキットが届き、手も動かしながら村の暮らしを聞いた。ゲストの地域おこし協力隊からは、つまごいライフの楽しみや、子育てする上で田舎育ちの良い点などを聞いた。13名が参加した。 島根県は「しまね移住の先輩が語る!地方暮らしのアレやコレ vol.4  -移住先での住まい探し編-」をオンラインで開催。飯南町へ移住したゲストから経緯や飯南町に移住を決めた理由を聞いた。続いて「移住前と移住後の暮らしのこと」「地域の繋がりのこと」「の住まい支援や就農支援のこと」を、ゲスト目線で話していただき、参加者からは頷いたり笑顔になったりする様子も見られた。飯南町は雪が降ることを紹介すると、「雪が降る地域で暮らす覚悟とはどんなものですか?」と、具体的な質問も寄せられ、雪が降る地域での暮らしについてもリアルな声を届けることができた。参加者は30代~70代の5名。 山梨県韮崎市、笛吹市、甲府市は「山梨県3市合同セミナー&個別相談会『山から街まで』」と題し、山梨でも人気の高い3市が合同でリアル開催。第一部は、各市移住相談員(市職員)3名によるトークセッション。それぞれの市の特徴や、自治体やご近所との関わり合い等を話し、参加者も熱心にメモを取るなど聞き入っており、盛り上がった。第二部は各市個別相談。現地に行かなければ相談出来ないことを、このセミナーで聞くことが出来るとあって、参加者は集中して質問し積極的に相談していた。相談者の真剣度も伝わり、相談員も対応、各20~30分枠の予定がずれ込むこともあった。アンケートも全員にご回答いただき、好評であった。13名が参加した。 福島県会津若松市は「会津若松市移住セミナー『移住するなら、就職or起業 あなたはどっち?』」をミックス開催。多くの移住相談を受けている会津若松の視点で、就職・起業を軸に、普段からよく聞かれる内容を専門家に質問する内容だった。そのためかUターンを希望する30代の割合が高かった。就職は県の就職相談窓口であるふくしま・生活就職応援センター会津若松事務所長、起業は会津若松市のコワーキングスペース運営や、県のインキュベーションルームを統括している方にお越しいただいた。また、4月に採用予定の地域おこし協力隊の募集情報を今回のセミナーで初公開した。9名の参加。 石川県・和歌山県は、「5県を巡る暮らしの魅力発見紀行として第4回 和歌山×石川セミナー『暮』」を東京交通会館3階で開催。石川県が中心となって開催してきた、『世界塗業遺産認定県連携リレーセミナー』の第4回目。石川県からは地域おこし協力隊として移住したアートに造形の深い方、和歌山県からは嫁ターンをして肉処理加工施設でジビエに携わりつつ格闘家としても活躍している方のお二方をゲストにお迎えし、お話いただいた。お二方とも話が上手で大変盛り上がった。マルシェも開催し、ゲストにちなんだものも販売するなど一体感のあるセミナーとなった。マルシェも含めて50名が来場した。 17日、18日は、2日間連続で沖縄県が「【満員御礼】おきなわ田舎ぐらし・街ぐらし 移住セミナー&相談会」をリアル開催。沖縄県全般(協力隊)と就職の個別相談ブースを設け、途中セミナー形式でそれぞれの視点から沖縄県を紹介する時間も作った。両日あわせて14名の参加、年齢層は30~60代で、かなり本気度の高い具体的な相談が多かった。 18日、富山県は「第8回富山移住セミナー『普通の会社員』の富山移住計画」をオンラインで実施。一番多い移住層である「普通の会社員」にスポットを当て実施。実体験での仕事の探し方、住まいの探し方を「普通の会社員の目線」で紹介。また雪のこと、車が必要かなどの疑問にも答え、当日の雪の様子もライブで伝えた。18名が参加した。 滋賀県は「滋賀で暮らそ。~滋賀の歴史文化 お城編について~」をオンラインで開催。現在世界遺産登録に向けて盛り上がりを見せる彦根城を紹介し、「滋賀の城郭」をテーマに、滋賀県の魅力を発信する。城下町の歴史文化が根付く地域に惹かれて移住したゲストから移住のきっかけや滋賀県でのリアルな暮らしなどについて聞いた。滋賀の歴史文化の見どころを発信しながら情報提供を行うことで、移住に興味を持っていただき、移住者や関係人口の拡大を目指す。13名が参加し、セミナー後、個別相談を2件実施した。 山形県は「徹底解説 移住後のライフプランニング 家計はこうやって見る。」と題してセミナールームでリアル開催。第一生命経済研究所のフィナンシャルプランナーからライフプランニングのノウハウと、Uターン移住者から実際の移住前後の生活の違いや家計簿の変化について発表した。参加者は2名。参加人数は伸びなかったが、具体的に移住を検討する参加者があった。 熊本県は「イジュカツ!くまもと移住活動 趣味移住でディープな暮らし」をリアル開催。趣味移住がテーマだが、参加者6名のうち、若い方の参加はゼロだった。ターゲット層に響く告知ができていないのが毎回の課題。ゲストトークは20代ご夫婦の話で南阿蘇の生活やリノベーションなどとてもよかったので、もっと参加者が欲しかった。集客が課題である。リアル一辺倒よりもミックス開催も検討しても良いかもしれない。 長野県北アルプス地域振興局は「北アルプスの麓で暮らし・働く大相談会~Life with THE NORTHERN ALPS~」を交通会館3階で開催。セミナーは実施せず、個別相談会だけを4時間開催した。北アルプスの5市町村と仕事(就職・福祉・農業)、スイーツのマルシェブースの9つを出展。広い相談コーナーでは、北アルプス地域に移住した3組のゲストが対応した。62名が参加。山好きの参加者がほとんどで、20代から50代が中心、特に単身男性が目立っていた。カジュアルな雰囲気で相談をゆっくりできたことが良かったと好評だった。参加市町村も手ごたえを感じたようで来年度も実施したいとの意向だった。

11月の相談件数も5000件超え!

12月も中旬、今年も残すところあと僅かになってきた。今年は2月にウクライナ戦争が勃発し、世界をえーっと言わせた。特に日本は平和憲法のもと、再び戦争は起こさないと誓い、平和に77年間暮らしてきたが、一方的なロシアのウクライナへの攻撃は77年前の戦争を思い出させ、そこにある危機と現実を思い出させた。そのことをきっかけに、政府は長年守ってきた防衛予算のGDP比1%の壁はまともな議論もなく簡単に破り、27年度から2%にすることで自民党内の議論が進んでいる。そして、ことは財源問題になっている。考えれば防衛予算は単年度のものではない。通常予算としてほぼ永続的に予算化が図られなければならない。そのために限られた予算からひねり出されなければならない。しかし、この国の財政はすでに1200兆円にも達する赤字国債が積み上がっている。この現実を考えれば、防衛費増額の前に他になすべきことがあるのではないだろうか。そして、あの不戦の誓いはどこに行ってしまったのか。その議論をまずしっかりと行うことなくしての現状肯定は先の大戦以前と変わりがないのではないのか。310万人の邦人の犠牲の上に作り上げられた日本国憲法を踏みにじることに繋がりかねず、団塊の世代の一人として納得いかない。 11月の相談件数が明らかになった。11月の相談件数が5000件を超えた。1か月の相談件数が5000件を超えたのは、これまで7回ある。2019年が3回、2021年が2回、2022年が2回となっている。多かったのは北海道の515件を筆頭に、広島・福島・新潟・高知の順となっている。それぞれが県レベルでの移住セミナーを開催し、集客に努めたことがこうした結果となっている。その次に、最近頑張っている群馬・富山と続く。一方、移住相談件数が一桁の県は4県となっている。抜本的に手を入れて、その取組強化に尽力しなければと考えている。 取材・来客は、14日には俳優の松山ケンイチ氏が立ち寄られた。彼とは映画「ノルウェイの森」の時代考証を早稲田大学から頼まれた時に知り合い、以後付き合いが続いている。彼も移住者の一人である。15日は新潟県見附市の稲田市長が立ち寄られた。会員化をめざし、移住に取り組みたいと決意を語られた。16日は(株)KADOKAWAの出版事業担当、(株)浪漫堂の打ち合わせ。 先週は地方移住セミナーを18回開催した。 12月7日には、栃木県が「ちょうどいい街とちぎでアグリライフ始めませんか?」と題し、農ある暮らしから本格的な就農まで、 “アグリライフ”に興味のある方に向けてオンライン移住セミナーを開催。真岡市と栃木市に移住し就農した2名のゲストから、地域の暮らしや農業の魅力についてリアルな視点から話を聞いた。就農をテーマとしたものとしては過去最多の34名が参加し、質疑応答でも多くの質問が寄せられ、盛況だった。 群馬県は「東京のシゴトを “群馬でも”。『転職なき移住』のリアルを語る会」をオンライン開催。高崎に移住して首都圏通勤のゲストは、住まい探しに2年をかけ、現在は通勤時間を活用して生活を満喫している。もう一人は高崎に移住してテレワークを実践する方で、ワークライフバランスを充実。テレワークと首都圏通勤について、二人とも大きな問題はなく満足しているとのこと。群馬県への移住に関する、これからのトレンドを感じた。67名が参加した。 8日は、兵庫県洲本市が「『起業・テレワーク編』淡路島 洲本市から島の恵をお届け! おうちで食べながら『島暮らし』のぞき見ツアー」をオンラインで実施。ライト層向けに、移住して起業もしくはテレワークしているゲスト2名に洲本市での暮らしについて話してもらう内容。20名が参加した。プレゼント目当ての参加者も見受けられるため、次回からは計画の変更を検討中とのことだ。 大分県は「"働く女性のUターン転職を応援!おおいたでの仕事と暮らし トークセッション&相談会 ~先着順ハンドマッサージ付き」を会場で開催。Uターン女性をターゲットとしたセミナー&個別相談会。別府市、佐伯市、由布市、国東市、就職、移住、移住全般で相談。相談件数は14件。相談者30代~50代(男性6名、女性1名)で、ターゲットとした層にはリーチしなかった。 9日は、新潟県魚沼市が「魅力度ランキング県内1位ってマジですか?正直どうなの?魚沼市~育児と仕事と豪雪と~」を会場で開催。ゲストは2人とも東京都出身で異業種からのIターン。移住当初は雪のある生活に驚いたものの、東京からの近さ、安定した仕事がある安心感、市や地域のサポートが手厚いので満足しているとの事であった。参加者が2名と少ないのが残念だったが、アットホームな座談会形式となり、笑顔が多く朗らかな雰囲気で、継続相談につながった方も居たのはよかった。 宮崎県は「後継者として移住しませんか?『継業』について学ぶセミナー」を会場とオンラインのミックス開催。宮崎県の継業セミナーは6年連続で開催している。今回も後継者を探す未公開情報をセミナー参加者だけに公開した。実際に承継した方のリアルな声を動画で流すなどの工夫もされており、参加者からは具体的でわかりやすい説明だったと好評だった。7名の参加。 千葉県旭市は「生涯活躍のまち『みらいあさひ』を紹介します!」をオンラインで開催。4月にオープンした多世代交流施設「おひさまテラス」より配信。子どもから大人までが生涯活躍できるまちづくり「みらいあさひ」の構想と、街の中心地にオープンした「おひさまテラス」の活用状況を紹介。セミナー後半では、社団法人みらいあさひのメンバー5人が登壇。軽快なフリートークを展開し、旭市の魅力を語った。20~60代の6名が参加。 10日は、新潟県が「にいがたくらしセミナーVol.6『移住×リモートワーク』でライフスタイルを豊かにする」をオンラインで実施。新潟県で、リモートワーク×移住を実践中の2人がゲスト。地域との繋がり方についても踏み込んで話をきいた。新卒で入社したゲストの「本社と同待遇なら地元で友達や家族の近くで働きたい」、「リモートワークで地域と関わる事で、企業や地域にもよい影響がある」というコメントに、新しい観点を学べた内容だった。16名が参加した。 三重県は「ええとこやんか三重移住セミナー みえで始める新しい働き方」をミックス開催。二地域居住・地域おこし協力隊・コワーキングスペースなどを紹介しながら「新しい働き方」をテーマにセミナーを行った。名張市と東京都での二地域居住をしている方からは「地域の方と知り合い、色々な情報を得て移住に繋がった」という話、地域おこし協力隊の方からは「事前に地域を見に行き、担当者と仕事内容についてしっかり話し合いミスマッチにならないようにする」などのアドバイスがあった。6名が参加、2組の個別相談につながった。 福岡県北九州市と熊本県熊本市は「ライバル都市が初コラボ@北九州市x熊本市『九州への移住のススメ」をミックスセミナーで初コラボ開催。北九州市のゲストは関東出身の女性で移住と共に起業。第一印象は治安が悪くやくざが多い所というお話に会場の笑いが起こった。熊本市は子供の進学を機にUターンした男性。くまもとの暖かい人柄を再確認されたそう。会場参加は男女半々位で比較的シニア層が多く、両市の暮らしやすさが分かるセミナーであった。会場、オンラインあわせて29名が参加。 長野県茅野市は「不動産業者が教える『物件の探し方』」を会場で開催。茅野市の移住担当窓口による地域の説明、不動産業者による物件の探し方、移住体験者であり建築士である方からの土地の選び方や家づくりについて経験談をきいた。後半は3グループに分け、座談会、最後30分間は事前予約者との個別相談。茅野市ならではの地形、土地の成り立ちからの具体的なアドバイスもあり、参加者は真剣に耳を傾けていた。不動産(家探し、家づくり)にターゲットを絞ったため、17名の参加者は40代以上。移住先を探しているという方でなく、茅野市への移住が第一希望で、本気で物件を探したいという方ばかりであった。 奈良県橿原市は「橿原市移住セミナー ~橿原市は歴史だけじゃない!「しごと」と「ふるさと」が両立する町~」を会場で単独開催。市内の重要伝統的建造物群保存地区へ移住し、まちづくりに携わる方と、関東から移住・県内企業に転職した方を迎えた。4名が参加し、参加者の関心ポイントとゲストの属性が一致していたことで、全員が真剣にゲストトークを聞き入り、具体的な質疑を交わしていた。橿原市での暮らしがより具体化した時間となったに違いない。 山形県米沢市は「米沢市移住セミナー ~米沢の「今」をのぞく~」を会場とオンラインのミックスで開催した。Uターン・Iターンをして企業のトップとして活躍する二人をゲストスピーカーに迎え、米沢の仕事・暮らしの魅力を伝えた。参加者は大学生や会社員の20~30代が中心で、米沢市地域おこし協力隊員の司会による活気に満ちたセミナーだった。20名が参加。 11日は、長崎県・佐賀県が「長崎県・佐賀県の移住相談員がオススメする西九州新幹線の旅」をオンラインでコラボ開催。新幹線ルートと、かつて砂糖を長崎から運んだ街道「シュガーロード」の関係や、新幹線建設に因るまちの変化を動画とスライドで解説したほか、相談員がお互いの県のオススメスポットを紹介。チャット機能を用いた参加型のセミナーで、「どのコンテンツも興味深い」「和やかで良かった」「相談員がお互いの県のおすすめスポットを紹介したのが斬新」「訪れたい」など概ね好評だったが、「ハウリングなどがあり、聞き取りにくい。マスクで聞こえない。」といった次回に繋がる反省点あり。次回のセミナーで知りたい内容を感想と併せて回答いただいた方もいた。18名が参加した。 徳島県は「とくしまでみつけた自分らしい生き方」をミックス開催した。Uターン後、地元にブルワリーを立ち上げた経営者と、徳島県移住アドバイザーが登壇。後半はUターン・嫁ターン後県庁に就職した職員を交えてクロストーク。「自分らしい生き方」を見つけるヒントにしていただく狙い。オンライン、会場あわせて20名が参加した。 鹿児島県は「鹿児島移住オンラインセミナー2022 vol.5#子育て編」をオンラインで実施した。ゲストに鹿屋(かのや)市に移住してわんぱくな3人の男の子を育てる最強ママを迎え、話を聞いた。東京から移住して感じた暮らしの変化や、移住で実現したストレスフリーな子育ての秘訣、鹿屋の子育て環境の素晴らしさなどを元気いっぱいに語り、参加者からも共感の声が寄せられていた。申込者数は50組(後日アーカイブ視聴可能)。当日参加は16組だった。 滋賀県は「滋賀・長浜移住セミナー~新しい働き方の長浜暮らし~」を会場で開催。県の北東部に位置し、日本一の琵琶湖のほとりにある風光明媚なまち長浜市。市長と先輩移住者のゲストが登壇するリアルセミナー。自然豊かなまちでリモートワークなど新しい働き方を活用し、移住前のスタイルを維持しつつ、快適に暮らす事例を中心に紹介する。21名の参加者は、長浜市出身者と滋賀県へ興味を持つ方半々のようだった。長浜市長の話もとてもわかりやすく、暖かくて、長浜の良さが移住希望者の方々に十分伝わったようだ。参加者からは「いろいろと勉強になった。長浜がますますいい所だと思った」との声も多く聞かれた。 群馬県下仁田町は「ねぎとこんにゃくの下仁田町からお届けする子育て満喫ライフ」をオンラインで。県の特産品として名高い、ネギとコンニャクの名産地・下仁田町と群馬県が共同で初めて開催した。ブランドねぎ「下仁田ねぎ」の旬の時期に、ふるさと納税PRもかねて、役場担当から町の様子を移住支援の説明と共に聞いた。移住コンシェルジュによるこんにゃく作り体験もオンラインで開催し、国内シェア1位ということ、手作りでこんにゃくをよく作る地域文化など群馬ならではの内容を伝えた。下仁田町で子育て中のワーキングママにも登壇いただき、家族で妙義山のふもとの雄大な自然の中で川遊びやキャンプをするなど田舎の子育て事情と子育て世代への移住ポイントを話していただいた。38名が参加した。

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経団連が視察に、意見交換を行う

今週は気圧配置が冬型で日本海側は天気が悪く、太平洋側は快晴が続いている。セミナーは今週の7日から11日で18回が予定されている。来週13日から18日で19回と、それなりに多く、テーマも多岐にわたり、その充実ぶりが伺われる。 5日には3年ぶりにセンター職員向けの研修を行った。テーマは、①効果的な情報発信について、②地方移住の意義を考える~地域づくりの観点から~、③東京における移住行動の促進について~自治体からみた「ふるさと回帰支援センター」の意義、④個人情報管理、⑤グループ・デスカッション、を集中して行った。参加した職員からは実践的内容で参考になったと概ね好評であった。この研修には大阪センターから2名の職員が参加した。 また、6日にはふるさと回帰支援センター立ち上げの参加団体である日本経済団体連合会(経団連)の地域経済活性化委員会企画部会がセンター視察とヒアリングを行うために来訪。まず、ふるさと回帰運動のこれまでの経過と現況、これからの課題などについて話し、質疑応答を行った。部会長は水戸徳川家の15代宗家の徳川斉正氏(東京海上日動)で、生まれて初めて殿様と呼ばれる方にお会いし、歴史に触れた感があり、感動した。 取材・来客は、11月は取材が多く、35件を数えた。変わったところではフランスの雑誌フィガロジャポンの取材が4日にあった。また、同日東大文学部の社会調査実習で東大人文社会系研究科院生らが取材にきた。2日は宮城県大崎地域農業委員会の方々が視察に見えられた。その中の涌谷町の農業委員の方からこのほどハガキが送られてきて、賛助会員に申し込みたいと行ってこられた。視察に見えられた方からのこうした申し出は珍しく、大いに励まされた。8日は群馬県館林市長が来訪。館林市出身の江森事務局長は率先して対応していた。9日は福島県の郡山市など5市町村の方々が視察に。佐賀県の一ノ瀬県議が視察へ。2月議会で移住政策を取り上げたいと質疑を重ねた。        経団連・地域経済活性化委員会企画部会の徳川斉正部会長と          一ノ瀬 裕子佐賀県議会議員と 先週は16回の地方移住セミナーを行った。 11月30日は鹿児島県が「鹿児島・移住オンラインセミナー2022 vol.4」を、「空き家/古民家活用」をテーマにオンラインで実施。セミナー申込数は160組を超え(申込者は後日アーカイブ視聴可能)、当日参加は54組。空き家・古民家活用やDIYへの関心の高さがうかがえた。ゲストはノープランで徳之島に移住し、DIYでカフェを開業した夫妻。離島への引越しや空き家改修費用も低予算で押さえ、美しい海でサーフィンを楽しむなど、やりたいことを実現している二人に質問も多く集まった。「いまこの瞬間を楽しむ」というゲストのポリシーが印象に残った。 12月1日に愛媛県は「地方移住”ホンネ”サロン# えひめ編 内子町で築170年の古民家が育む、古くて新しいコミュニティの魅力とは?」をオンラインで開催した。愛媛県の中でも南西部に広がる南予(なんよ)の宇和島市・八幡浜市・大洲市・西予市・内子町。5市町では「南予子育て移住促進協議会」を立ち上げ、子育て世帯の移住を応援している。今回は、内子町で、地域おこし協力隊を卒業後にゲストハウスを開業した方がゲスト。観光だけでなく移住のきっかけができる場所になっている。「町に必要だと思うことは何ですか?」など具体的な質問がチャットでたくさん寄せられた。107名が参加した。 2日、長野県は「楽園信州移住セミナー 薪ストーブのある暮らし」をオンラインで実施した。漠然層をターゲットに、薪ストーブと共にある生活にフォーカスした企画。県内で薪ストーブ制作を手掛ける職人と薪ストーブ愛好家4名から話を聞いた。8市町村が参加し、それぞれ薪ストーブ設置に対する補助金、役場庁舎で活用されている様子と共に地域の魅力を紹介した。オンラインセミナーの良さを生かし、現地から薪ストーブの炎が揺らぐ様子も楽しめるよう演出。趣味の延長で地域情報がわかる内容は評判がいいと思う。「とても参考になった」「贅沢品のイメージだったが、暮らしに身近なものだとわかった」などの声が聞かれた。34名が参加した。 栃木県は「ジブンスタイルでゆるやかにつながる「地方移住のMeetup in有楽町」~話し合える仲間を見つけよう~」を実施した。移住検討層に向けて、地方と関わるキッカケとなる交流を目的に、座談会形式の完全リアル開催。栃木市、鹿沼市の両移住コーディネーターと、県専属相談員も輪に加わり、小規模ながら参加者同士の密度の濃いやり取りも生まれた。終始和やかな雰囲気の中、移住のキッカケや決め手、暮らし、仕事、コミュニティ、食などの話題で盛り上がった。11名が参加した。 北海道南空知地域は、「『北』にあるけど『南』そらち ほどよい田舎の先輩移住者と語ろう!オンラインセミナー Part 2 ~美唄市・長沼町・栗山町~」をオンライン開催した。プロ野球独立リーグに魅せられて移住した地域おこし協力隊、転勤で北海道に来てそのまま定住・起業した方、サラリーマンだったが転勤で北海道の魅力に触れ、農業法人へ転職した方などバラエティ豊かな先輩移住者のトークが大変好評だった。参加者は8名。 3日、八ヶ岳定住自立圏(山梨県北杜市、長野県富士見町・原村)は「八ヶ岳で暮らそう!相談会」をリアル開催した。従来から人気のエリアで、今回も申込開始1週間程度で満席となり、当日はセミナールームにぎっしり人が入る盛況ぶり。年代は50代前後が最多で、夫婦での参加が多かった。前半はセミナー形式で各エリアの説明と、先輩移住者3名によるトークセッション。後半は個別相談会を行った。アンケート結果では「じっくり話が聞けて参考になった」「物件が少ないことや気候の特徴がよくわかったので時間をかけて検討したい」といった感想が見られた。25名が来場した。 福井県は「空き家×地方移住~ローカルな暮らしの最前線 in 福井」を会場とオンラインのミックスで開催した。地域で空き家の活用を推進する移住者(越前市Uターン者)、空き家をリノベして住む移住者(池田町Iターン者)の2名をゲストに迎え、空き家、古民家のリアルを知ってもらう中で、福井での田舎暮らし実現の一助としてもらうことを目的として開催。セミナー後の個別相談では、2名の方とのオンライン相談も行った。15名が参加した。 岩手県盛岡地域は「盛岡エリアでエンジョイする生活~盛岡エリアで楽しむ子育て!~」をリアルで実施。子育て世代に、現役で子育中のゲストからの体験談を届けること、また市町担当者とつながることを目的に開催。ゲストの体験談から、盛岡エリアで子育てするイメージが明確にできた。また、個別相談の時間を長く確保したので、地域おこし協力隊、就職など、幅広い相談に対応。ご当地グッズをプレゼントし、盛岡エリアの移住歓迎の気持ちが伝わった。12名が来場した。 岡山県真庭市は「真庭市・里山暮らしセミナー 実録!真庭24時 真庭在住ファミリーの目覚めから眠るまで(眠った後も)に密着!!」をリアル開催。真庭市のキーマンである先輩移住者と真庭市生まれ育ちの市職員が登壇し、日常生活の24時間をプラス部分もマイナス部分もざっくばらんにお伝えし、穴場スポットや裏話も披露した。会場ではセミナー後にも具体的な相談を受け充実した時間となった。もっと多くの人に知ってほしい内容だった。2組3名参加。 山形県遊佐町は「ゆざを楽しむ愉快な仲間達 vol.1鳥海山のふもと町へ ~Iターンの本音・Uターンの覚悟~」をリアル開催した。鳥海山のふもと町へIターン・Uターンした女性3名をゲストに迎えた。移住する際の覚悟と移住後の本音トークに会場全体が沸き、参加者からも多くの質問が寄せられ、和気あいあいとしたセミナーだった。11名が参加した。 4日は、奈良県が「奈良で働く相談会 -奈良で働いてみませんか、暮らしてみませんか-」をオンラインで開催した。県内就職アドバイザー同席の奈良県庁主催セミナー。1組のみの参加であったため、参加者のご希望に寄り沿う形でオーダーメイドでの対面相談形式に切り替えたことで、個人の疑問点に丁寧に答えることができ、満足度の高いセミナーであったとのコメントが頂けた。 山形県東南村山地域は「山形での自分らしい色とりどりの働き方・暮らし方」をミックス開催。山形市、山辺町、中山町、天童市、上山市の合同開催セミナーで、Uターン者2名のゲストトークと個別相談を行った。個別相談は真剣度の高い相談が多く、長時間話す相談者が複数見られた。会場6名、オンライン5名の参加。 長崎県は「長崎県で働こう!U・Iターン転職個別相談会in東京」をリアルで開催。事前予約制の転職個別相談会。相談時間は1枠30分で設定だが、長い方は1時間ほど話をしていた。夫婦で2枠使用し、相談員2名とご夫婦4名で相談されていた方もいた。参加者のほとんどが、継続相談の方で、事前に履歴書・職務経歴書を提出頂いているため、レジュメを見ながら相談対応を行った。9名が参加した。 愛知県東三河総局(東三河8市町村)は「愛知県東三河で理想の暮らしを叶えよう vol.2 海と暮らす(蒲郡市・田原市)」をミックス開催。東三河の中で海がある暮らしができる蒲郡市と田原市の担当職員に加え、「海がある理想の暮らし」を叶えた先輩移住者2名をゲストに、移住までの経緯や現在の取り組みをトークセッション形式で展開。参加者は40~50代の割合が80%と年齢層が高かった、同じ東三河でも前回の「豊橋市・豊川市」では20~30代が半数弱だったが、今回は30代が1人だった。ゲスト2人は移住者かつ住民の目線で個人の体験談を詳細に語り、参考になった。参加者の満足度は高く、「関わりを持ちたい」「訪問してみたい」という声も。参加者の満足度は高いため、いかに集客を伸ばすかが大きな課題だと感じた。10名が参加。 石川県・新潟県は「5県を巡る暮らしの魅力発見紀行 第3回 新潟×石川「趣」セミナー」をミックス開催。石川県が中心となって開催する、世界農業遺産認定県連携リレーセミナー第3回目で、今回は新潟県と石川県がコラボし、「趣」をテーマに実施した。石川県からは釣りやスノーボードを趣味にする女性を、新潟県からは山登りや温泉巡りを趣味にもつ男性をそれぞれゲストに迎え、両県の自然環境などについて語っていただいた。同時に写真展も開催し、両県の魅力をうまく伝えられていたように感じる。7名が参加した。

創立20年でHPが全面リニューアルしました!

12月に入ったらすかさず寒波が到来した。北海道や北東北は雪とか。東京はどんよりとした曇り空。心はあんまり弾まない。創立20周年事業の一環でHPの全面リニューアルを目指してきたが、11月30日に、そのサイトが立ち上がった。だいぶ使い勝手がよくなったのではないだろうか。是非、のぞいていただきたい。早速、移住相談の予約申し込みが相次いだと広報チームは喜んでいた。 NTT東日本は働き改革の一環で人事制度を変え、7割を超える社員のテレワーク勤務が7月から可能になった。これは自宅がオフィスになることを意味し、今後は地方移住や2地域居住へのニーズが高まってくると考えられる。こうしたことから、NTT東日本と連携して、対象となる3万人の社員に向けて、センターの移住セミナーなどの開催日程を社内向けSNSで11月から定期的に情報提供することになった。ITに強いNTT職員が地域に住めば、地域の可能性は高まる。働き方改革と地方移住、これがトレンドになればさらに生き方・暮らし方の多様性も高まり、分権・分散化が進むものと期待している。 11月26日、宇都宮市がJR宇都宮駅東口の再開発地区に移住相談センターを開設した。このため、市からセンターにこの運営を委託したいと要請があった。コロナ禍で北関東3県の移住先としての人気もこのところ高くなってきており、協力することにした。担当を稲垣副事務局長にし、当面軌道に乗るまでしっかり支えることにした。 取材・来客は、29日はTV制作会社と移住の現況について意見交換。朝日新聞都内版担当の取材。30日は読売新聞富山支局取材。 地方移住セミナーは20回開催した。 22日、福島県県北地域が「おいでよ。FUKUSHIMA オンラインセミナー~故郷を出て戻ってきたからわかる福島の仕事と暮らし。~」をオンラインで実施。4名のゲストを迎え、移住の動機、起業や就農に至る経緯についてのトークセッションを展開、当時の不安を赤裸々に語っていただいた。福島には、移住者を気にかけ、助けてくれる人がいたという話は、強い応援メッセージだと感じた。後半は、「Uターン起業・まちづくり」、「Uターン就職・就農」の2テーマに分けて、参加者がゲストに聞きたい事を質問できるセッション。リアル会場で実施出来たらもっと迫力ある内容になったかと思う。福島にはチャンスがあると感じさせる内容だった。21名が参加した。 兵庫県は「ひょうごで働こう!おためし企業体験 事前説明会 in TOKYO」を会場とオンラインのミックス開催。兵庫県労政福祉課の説明をメインとしたセミナーの5回目。事業説明以外では、ビジネスマナーや面接の際の第一印象に関する内容だった。集客はリアル1名、オンライン2名。本企画はさらに継続予定だ。 千葉県鴨川市は「『知りたい!カモワーク。』~鴨川市お仕事事情をリサーチしよう!~」と題して、豊かな自然環境と温暖な気候、観光資源にも恵まれた鴨川市が、仕事に特化したオンラインセミナーを開催。サービス業、医療機関等、3つの現地法人が業務内容や職種、どんな働き方ができるかを丁寧に説明した。現在募集中の求人情報も紹介した。移住し入社した職員からは、地域と関わりの深い仕事のため、現地になじみやすかったこと、通勤時間が短縮され暮らしに余裕が生まれたことが語られた。20~60代の10名が参加。半数以上が男性であった。 23日には高知県が、移住フェアと就職フェアを東京交通会館の12階で開催した。移住フェアの「高知暮らしフェア2022冬」では、県内全34市町村や各就業分野の担当者がブースを構えたほか、先輩移住者交流会、高知県地域おこし協力隊サミットなど多彩なプログラムを用意し、‟オール高知“の体制で移住検討者を迎えた。当日はあいにくの雨だったが、130組180名(速報値)が来場した。 就職フェアである「U・Iターン相談会 高知就職・転職フェア2022冬」では、製造業を中心に8業種33社が出展し、52名が来場。参加者アンケートでは、ブース訪問をした企業について「就職・転職したい」が回答者の42%、「会社見学や再度面接したい」が11%、「もっと詳しい情報を知りたい」が45%という結果で、フェアの参加により、高知の企業への就職意欲が高まった方が目立った。 25日は、東京都青梅市が「青梅を知る、見る、聞いてみる~東京で山のある暮らし~」をミックス開催。山や多摩川のある、自然豊かな地域での暮らし方を市職員より説明。その後、先輩移住者から自然との触れ合いや子育てのエピソード、NPO「かぷかぷ山の幼稚園」「森のとしょかん」の活動を紹介した。質疑応答では会場、オンラインともに参加者から多くの質問が出て、活発なやり取りが見られた。数人の参加者が先輩移住者の活動に共感、ボランティアを兼ねて訪れる約束をしていたのが印象的だった。13名が参加。 北海道南空知地域は「『北』にあるけど『南』そらち ほどよい田舎の先輩移住者と語ろう!オンラインセミナー Part 1 ~岩見沢市・南幌町・由仁町~」をオンラインで。移住するならここしかない!と大阪府岸和田市から4人のお子さんを連れて岩見沢市に移住した方が、豪雪地帯での子育て、豊かになった暮らしを語った。3市町とも日本ハムファイターズ新球場から近く利便性も高い。10名が参加した。 群馬県東吾妻町は「カタテマグンマTALKING~土偶界のスーパースター『ハート型土偶』作りワークショップ~」をオンライン開催。「緑のふるさと協力隊」をきっかけに大阪府から移住した20代女性をゲストに迎え、縁もゆかりもなかった群馬での地元住民との交流や、地域おこし協力隊として過ごした3年の活動について聞いた。同町で出土した、日本を代表する原始造形ともいわれるハート形土偶の制作ワークショップも同時開催し、画面越しに親子でぐんま暮らしを体感いただいた。34名が参加。 三重県は「三重県UIターン就職情報セミナー みえの田舎ぐらしと仕事について語ろう!」と題して、地元企業を迎えて暮らしと仕事をテーマにしたセミナーをミックス開催。企業紹介の他、先輩移住者が就職先の探し方、移住前と移住後の違いなどを紹介した。実際の経験に基づく話を聞くことができ、20~50代の4名の参加者からは「移住のリアルな話が聞け興味深かった」との感想があった。 26日、和歌山県は「メルカリshops×和歌山県 和歌山県から発信する地方ビジネスの可能性」と題して、ECサイト「メルカリShops」を手がける株式会社ソウゾウの協力のもとオンラインで開催。メルカリ社員からのメルカリShopsの概要説明の後、実際に活用されている県内在住者からそのコツを聞いた。56名が参加(後日アーカイブ視聴を含む)。 兵庫県は「幸せ運ぶひょうご移住セミナー『ひょうご暮らしのリアル教えます』in東京」をミックス開催。「若い層、子育て層」をターゲットに、peatixを使って参加者を募集した。「地方暮らしの魅力」を的確に伝えるプレゼンや、ある牧場に一目ぼれしてまっしぐらに移住したゲストの話が印象的だった。11名が参加した。 福島県南会津地域は「南会津U・Iターンセミナー~豪雪地域の暮らしと南郷トマト農家~」を開催。南会津地域の本年度初セミナーで、第1部は特色である「豪雪」と「南郷トマト」をテーマにトークセッションを行った。第2部は参加自治体と個別相談。参加自治体は南会津町、只見町、下郷町、南会津建設事務所、南会津農林事務所、トークゲスト2組。30代~70代の幅広い層が参加し、多くの方が個別相談会に残った。個別相談も各自治体が単独で受けるだけでなく、自治体とゲストや関係機関が同席することで丁寧な個別相談になった。 山口県は「やまぐちYY!カレッジ<第6回>山口とつながる part.2~温泉街のミライをつくる、地域おこし協力隊のススメ~」をリアル開催した。長門市俵山温泉の活性化に地域おこし協力隊が関わり続け、活気を取り戻している取り組みの紹介と、県内3市(長門市、光市、山陽小野田市)の地域紹介・地域おこし協力隊募集案内、3市担当者との個別相談会を実施した。集客は、DMやメールでの直接案内、SNS、県人会経由、外部移住情報サイトの掲載など様々な手法を実施、26名が参加した。 27日、福島県が「福島くらし&しごとフェア2022 移住 with You!」を、県内63団体47市町村が参加し、東京交通会館12階で過去最大規模で開催した。セミナーやイベントは行わず、市町村・仕事(企業・就農・起業・副業・テレワーク・地域おこし協力隊等)・住まい・お試し移住・先輩移住者などのブースを設置し、様々な移住相談に対応できる体制を構築した。150件を超える事前予約もあり、来場者数254人は過去最高となった。本気度が高い幅広い年齢層の方の来場が見受けられた。 岡山県は、「暮らしJUICY!岡山県 秋の大移住祭2022in東京(個別相談会)」を東京交通会館3階で開催。100名を超える来場者に恵まれ、どの市町のブースでも相談が入り、フェア会場が狭く感じるほどの盛況ぶりであった。3テーマで開催された8階セミナーでは、特に「住まい」テーマが人気が高く、3テーマすべてに参加した来場者もいた。 静岡市は「静岡市職員採用セミナー ~まちづくりの舞台裏にプロフェッショナルの仕事がある~」をオンラインで実施。静岡市の職員採用では多様な人材獲得を目指しており、20~40代の学生・社会人を対象に、当市へ移住(UIJターン)して、市職員としてまちづくりに関わる魅力を伝える機会の提供を目的として実施した。73名の参加者があり、ゲストの先輩職員への質問も活発に出て、大盛況であった。 長野県飯山市は「雪なし県から雪国へ!20代夫婦の四季の楽しみ方 北信州いいやまふるさと暮らしセミナー」を会場で開催。都会での暮らしに息が詰まり、アウトドア関連の転職先を探して信州いいやま観光局に就職した先輩移住者の話を聞いた。若い移住者にとって雪国や田舎での暮らしは新鮮なことが多く、地元の人には当たりまえのことがそうではないことも多い。参加者にとって非常にわかりやすい表現、説明であった。移住1年目の冬に買ったものとして、スノーブラシ、こたつとこたつホース、テムレス手袋(防寒、防水加工)、冬用ワイパー、撥水加工のリュックといった紹介は具体的で暮らしがイメージしやすいものだった。4組7名が参加した。 愛知県東三河総局(東三河8市町村)は「愛知県東三河で理想の暮らしを叶えよう vol.1 街で暮らす(豊橋市・豊川市)」をミックス開催した。「街で暮らす」をテーマに豊橋市と豊川市の移住担当職員と、両市への移住者ゲスト2名を迎え、東三河の魅力、移住までの経緯、移住で叶えた暮らし等をトークセッション形式で展開。参加者は20~40代の割合が77%で、全体としては満足と答えた方が多数だったが、ゲストがともに子育て世代(子育て目的の移住)であり、「独身向けの意見が無かった」「人生を見直し移住するシニア世代の事例を聞きたい」という意見も寄せられた。ゲストの属性が被らないことが大事だと感じた。ミックス形式で開催したが、会場1名、オンライン12名という割合だった。同日にサッカーW杯日本戦があったため、オンライン参加が多数であったと推察される。 「東洋のフロリダ」と言われる鹿児島県肝付町は「【鹿児島県肝付(きもつき)町】移住とお金のセミナー」をミックス開催。移住専門のファイナンシャルプランナーが「移住とお金」をテーマに移住資金の計画や助成金についてじっくり説明した。個別相談を希望される方も多く、参加者の真剣度が高いことが印象的だった。会場6名、オンライン22名の計28名が参加した。

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