2018年8月

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7月も移住相談4000件を越える

 お盆休みも終わり、ふるさと回帰支援センターも17日から通常勤務に戻っている。一部には気分転換ができてない人もいるようだが、今週にはフル回転ということになるはず。22日にはふるさと回帰フェアのプログラムも出き、9月8、9日のふるさと回帰フェアにむけて、気分も盛り上がってきた。今年のプログラムは初めてカラー印刷にした。参加自治体の写真を掲載していることから、自慢の風景などがモノクロでいまひとつ臨場感がないのでは、ということで思い切ってカラーにした次第。また、27日から9日までは京浜東北線で、3日から9日までは山手線の車内吊るし広告が行われる。朝日新聞にも3日から7日の間で社会面に5段組みの広告も掲載されることになっている。  7月の移住相談件数については、当初、セミナーも68回の開催が予定され、初の5000件突破かと期待したが、下旬に台風の到来があり4回のセミナーがキャンセルとなった。さらに例年になく今年の夏は酷暑が続き、移住希望者の足を止め、4733件に留まった。7月の移住相談件数の多かった県は、長野・富山・新潟の順となっている。これらの県は7月に大きなセミナーを開催したことが相談件数を伸ばしたようだ。  24日には、「まち・ひと・しごと創生本部」の総括官が変わったことから表敬訪問に伺った。2014年秋の設立から3代目になるが、初めて総務省出身の前消防庁長官の稲山博司さんが就任した。また、同補佐には2年前に国土交通省に戻られた伊藤明子さんが住宅局長から返り咲いた。前任の総務省出身の末宗さんは復興庁へ出られた。このように創生本部は4年目にして幹部人事が大きく変わり、今後の政策展開が注目されることになった。なお、稲山総括官は9月9日のふるさと回帰フェアのオープニングセレモニーに出席して、あいさついただけることになった。25日にはこの間、移住・定住で健闘されている富山県朝日町の笹原町長が同町主催のセミナー「朝日町『コンパクトタウン』のすすめ」に出席し、熱弁を振るわれ、朝日町への移住を訴えていた。26日は佐賀県唐津市の峰市長が地元出身の山下参議員、市議会議員、同市部長など8名で視察に見えられ、率直な意見交換をさせていただいた。市長からは最近途中採用者の応募を行ったが多くのUターン者の応募があり、Uターンを含む移住者の増加を実感しているとの発言もあった。同日は山口県の総合企画部審議監の訪問もあった。  セミナーの開催もお盆休み明けの18日土曜日には長野県の8組9名の子どもを集めた「楽園信州移住セミナー パパママキッズの幸せ信州」をはじめ、熊本県・長崎県・福井県・岐阜県各務原市が、19日日曜日は愛媛県・岐阜県・熊本県・栃木県・熊本県上天草市がそれぞれ開催した。  今週のセミナーも24日は北海道留萌エリアが4回目のセミナーとして」「北海道移住の架け橋」として遠別町他3町1村の主催で開催し、7組8名の参加があった。この日は長野県駒ケ根市も「そこが知りたい!田舎暮らしライフ」を開催。有楽町の長野県の窓口で紹介され、駒ケ根に移住した夫婦がゲストで登場し、6名の参加者と懇談し、移住暮らしの喜びを語った。25日土曜日も上記の朝日町を始め、4回のセミナーが開かれた。なかでも大分県の「おんせん県おおいた 田舎暮らしの実際」には4回目ということもあって20名の参加があり、健闘した。26日日曜日も山口県の6回連続の開催が予定される「おいでませ やまぐちYY!ターンカレッジ第1回しごと編 やまぐちのひとが集まる『場』」を始め、5回のセミナーが開催され、いつもの賑わいが戻った。とくに、宮崎県の「あったか宮崎 ひなた暮らし移住相談会」は95組165名もの移住希望者を集めていた。

週末から事務所はお盆休みに

 今週末の11日から16日まで、恒例のお盆休みに入る。前にも書いたが、せめてお盆くらいはふるさとに帰り、ふるさとの夏を満喫してほしいと考えるからだ。そんなこともあって、先週末にふるさと・いわき市に久しぶりに友人の映画監督・高橋伴明君を連れて帰ってきた。県内でも最大規模の小名浜港の花火大会を見るためで、ふるさとの空に上がる花火を満喫した。 来客は、8月1日に岩手県北上市議員団8名の視察。同日は石川県の県議会議員2名も視察。それぞれ最近の移住・定住の状況を確認され、議会での質問等に反映したいと意気込んでおられた。また3日には久しぶりに千葉県いすみ市が、それに山形県最上町、群馬県館林市が顔をだし、館林市は過日の市長の来訪を受けて、担当部長と課長が訪ねられ、団体会員化を含めた取り組み強化を決意されていた。  セミナー開催は、3日から5日の3日間で宮城県の第3回みやぎ移住フェア地域おこし協力隊トークイベント&募集説明会をはじめ13回。この日は岐阜県も「若者ガヤガヤ会議in東京」をUターン者に特化した形で開催、手ごたえを感じ取ったようだ。4日土曜日は静岡県が「30歳になったら静岡県!移住・就職セミナー」と小山町の「金太郎・森のようちえん・自然塾 インストラクター養成講座」を開催。前段のセミナーはIターン者がUターンよりも多く、15名の参加。プロフィッショナル人材専門の人材紹介のゲストに会いたいと参加者が多かった。小山町のセミナーは保育者が多く、12名の参加。関係人口の増加を狙った地元の金太郎ファミリープロジェクトの取り組み。ほかに栃木県が「初心者・初学者歓迎!基礎からわかる とちぎで始めるホンキの農業」を開き、13組15名の参加。2名のゲストも移住者でそれぞれ農業者として活躍中。出展団体は日本一のいちごの街・真岡市と宇都宮市、益子町。5日日曜日は山梨・静岡・長野・新潟の4県が「中央日本4県合同移住相談会&セミナー」を開催。99組124名と昨年を上回る集客があったが、3階のグリーンルームということで会場が狭く、相談スペースの確保に苦戦したようだった。佐賀県の初開催の「民間等経験者枠採用CAFÉ TIME説明会」には10数名の募集のところに34組42名の参加があり、大いににぎわった。鳥取県の「とっとりの夏の暮らし!~先輩移住者は”鳥取の夏の一週間を”このように暮らしました~」というセミナーには9名の参加。具体的、実践的内容でユニークなセミナーで面白かった。富山県南砺市の「いなか暮らしセミナー~移住の先輩と話そう~」は初の市単独開催とあって3名の参加と苦戦。知名度アップに課題を残したようだ。移住先として魅力的なところであり、継続した取り組みが望まれる。京都府は「『働き方』から考える3つの京都暮らしvol,3 ローカルで見つけた自分の輝く場所×『なりわいづくり・地域で働く』という選択」は3回開催の仕事編の最終回で、ゲストに対し、事前に何を聞きたいのかのアンケートを取るなど工夫を凝らした。ゲストからは地域でいかにして仕事を探したのかの詳細な報告があった。参加者は14組15名。

大阪の回帰フェアが盛況のうちに終了

 暑い!暑い!といっているうちに季節は8月に入った。皆さんお変わりありませんか。酷暑もこれからが本番と思われます。ご自愛ください。 先週土曜日28日は台風12号の影響もあり、週末のセミナーは中止したものも出るなど若干の混乱もあった。大阪ではふるさと回帰フェア「おいでや 田舎暮らしフェア」が開催された。岡山県や愛媛県内の自治体の一部が災害などの影響で欠席したところもあったが200地域から153ブースが出展。交通機関に影響が出る恐れもあり、890組2618名の来場者で今年も盛況のうちに終わった。この日は日帰りで大阪に向かい、主催者あいさつを行ったが、すでに早朝の東京は風雨が強く、東京に戻れるのかと心配したが、静岡あたりでは晴れ間の覗く空模様。大阪は台風の余波は感じられるものの真夏の暑さだった。各参加自治体のブースを回ったが、どこもにぎやかなものだった。その中で、4月から手掛け始めた高知市の二段階移住の取り組みは、すでに7名の実践者が出たとのことでそれなりの手ごたえを感じているようだ。この二段階移住は、まずいったん高知市内に移住し、慣れたところで中山間地などに本格的に移住するもの。今後の展開が注目される。また、鳥取市は移住者の人気の高い地域ではあるが、なんと昨年度は371世帯487人の移住実績があったとか。これまでの実績は2007年からの12年で400人を超え、昨年急増したのは、「ようこそ移住奨励金事業」を、一定の条件のもとで移住者に対し20万から30万の奨励金を配布したことによるものとか、それにしてもの移住実績であった。  来客は27日の岩手県保副知事のみであった。時間的余裕があったことから副知事とは東北6県の中の岩手県の移住・定住についての取り組みなどについて率直な意見交換を行った。その中では、東北は全国的には取り組みが遅れ気味であること、とりわけ受け皿となる各自治体の受け入れ態勢が十分ではなく、その強化をめざしてほしいこと。東日本大震災の影響もあるが、だからこそ太平洋側の各自治体には震災復興と合わせた移住者の受け入れ、とくに近年、Uターン者が若者を中心に増加の傾向にあることがはっきりしていることからUターン者への働きかけを強化してほしいこと、そのために県の移住担当の体制の強化も要請した。  セミナーは、25日は富山県が「とやまでみつけるWork&Life」を開き、10名の参加。ゲストは若いIターン者で、移住後にいかにして地域コミュニティ―に溶け込むのかを語り、笑顔でこちらから地域の方々にアプローチしていくことが重要であることなどが語られた。27日はこの間、3回連続で実施した北海道南空知地域の最終回の「南空知ふるさと暮らしカフェ~夕張市・岩見沢市・美唄市~」で7組8名と健闘。1回目は5組10名、2回目は1名だったが、主催自治体の集客の努力と東京のネットワークを活用した取り組みが結果を生む。北海道の移住セミナーはまだ始まったばかり。「継続は力」を胸に継続した取り組みを期待したい。この日は山口県も、やまぐちYYターンカレッジ「やまぐち暮らし 夜の相談会~やまぐちの山で遊ぶ、山で働く,WOOD LIFEのすすめ~」を開催し23組24名の参加。林業女子を対象にしたが盛況。今後、しごと編・海編・山編・文化編と6回のカレッジを予定。注目したい仕掛けと言える。28日土曜日は台風が関東方面に上陸か、との予報もあって、神奈川県や宮崎県綾町は中止。広島市・新潟県上越市・長野市などは予定通り実施したが、多くのキャンセルが出るなど苦戦した。29日日曜日は台風の余波が残ったものの山口県が「やまぐちYY!ターン 公開講座 ローカルライフの可能性」をカレッジのキックオフと位置付けて、ローカルライフに興味のある人を対象に開催し、56組61名を集め、気を吐いた。山形県も3回目の「やまがたでハッピーライフカフェ~山とアウトドアを満喫する暮らし~」を開き、18名を集めた。新規の人が多く、座談会が盛り上がった。福岡県は「福岡で新しい仕事を見つける!~農業する?起業する?それとも?~」をUターンして就農し、アスパラ・イチゴ・イチジクを作っている移住者をゲストに開催。13組23名の参加。実践編として説得力の話しで盛り上がった。和歌山県は「紀州発『新しい生活のヒント』~山村を楽しむ人たち~」は和歌山らしいテーマ設定で盛り上がり、16名の参加。

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