2019年5月

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宮城県議会人材確保対策調査特別委員会が視察に

トランプ米国大統領が令和になって初の国賓として来日した。その厚遇ぶりがアメリカならず世界の話題になっているようだが、少し冷静になったらどうであろうか。友人関係を強調したいようだが、それとて程度があると思う。 天気の方も、5月下旬というのに連日30度を超え、帯広は38度を超えたとか、盛夏の到来が怖い。 視察・来客は、21日には石川県能美市企画振興部長、滋賀県商工観光労働部長、同労働雇用政策課長が来訪された。22日は宮城県議会産業人材確保対策調査特別委員会の視察があり、各県の移住・定住の取り組みや、東北各県の取り組みに比べ宮城県の状況はどうかなど、熱心に現状を聞いていた。午後も三重県議会副議長、新潟県県民部長、山形県南陽市議会議長の来訪があった。23日は宮崎県東京事務所長が来訪。25日は、昨年いきなり人気ランキング10位に登場した佐賀県から、県都佐賀市の訪問を受けた。佐賀県のさらなるランクアップには佐賀市の健闘が鍵ではと激励した。 24日は6月20日に予定されるふるさと回帰支援センターの第22回総会に向けた会計監査が行われた。 セミナーの開催は、先週は8回と少なかった。まず、22日は広島県が「Hirobiroひろしまinトーキョー アートで生活する10の方法」を開催。広島らしい凝ったセミナーの設定であったが集客は14名といま一歩であった。アートで生活するためにはという課題についてはゲストのアートプロデューサーは①絵書きなら絵を書き続けること、②諦めずにアピールし続けること、などを訴えていた。現地訪問につながる参加者も複数名参加しており、盛り上がった。 24日は岡山県が「岡山暮らしの相談会~岡山で暮らす、岡山で働く~」を開き、6名の参加に留まった。25日土曜日は栃木県が「座って通勤!?栃木で実現、東京通勤スタイル」と銘打って、栃木ならではの特徴を活かしたセミナーを開催して16組21名の参加と健闘した。参加自治体は那須塩原市・小山市・栃木市と特急料金などを補助している自治体が中心。ゲストもこの制度利用者で賑わった。北海道も「はじめの一歩!初心者のための北海道暮らしセミナー」を開催。従来は振興局が中心で開いてきたが、今回は地域戦略課が主催。移住希望の初心者を対象にしたのがあたって18組28名の参加と大健闘し、北海道人気を証明することになった。山形県遊佐町は「ゆざを楽しむ愉快な仲間たちvol.6」を今年度初開催。ゲストは地域おこし協力隊を3年経験して、地域で起業した人。反物をほどき、スカーフなどに加工することで生業を立てている方が遊佐での実践編を語った。8名の参加。遊佐の粘り強い取り組みが全国のモデルになるか? 26日日曜日は宮城県が「第1回みやぎ移住フェア~まずは、宮城県にきてみませんか?~」を開催。参加自治体は移住の取り組みで先行している登米市・栗原市・白石市・加美町・南三陸町・石巻市・気仙沼市・七ケ宿町などが参加。オーダーメードの体験ツアーの案内もあって28組31名の参加と盛況であった。静岡県は「働き方どうする?地方で始める副業・小商い・拠点活用のすすめin shizuoka」を関係人口の拡大をテーマに開催。5組6名の参加。通常はIターンが多い静岡県のセミナーだが、今回はゆかりのある人が多く、本気度の高い参加者が目立った。長野県は「楽園信州移住セミナー人生二毛作のススメ 第3弾」を開き。狙い通りシニア世代が中心のセミナーとなった。12名の参加。上田市・中野市・佐久市・長和町・諏訪圏エリアの各自治体が出席した。真剣な眼差しが印象に残った。

岐阜の移住支援金セミナー Uターン希望者が8割

東京は、今日は本格的な雨。雨が上がれば当分暑い日が続くと気象予報士は言っていた。相変わらず、移住相談者がじわじわと増えている感がある。移住相談員に聞くと、それに伴って、「どこか、いいとこないですか」という漠然移住希望の人がじわりと増えてきたようだととのこと。かつても、こうした漠然派が多かったが、それが少なくなって、また増えてきた。さらに、移住希望者の輪が拡大してきている気がする。 視察・来客は、15日には岐阜県揖斐川町議会議員13名が大挙してお訪ねいただき、率直な意見交換ができた。その後、かつて地域社会雇用創造事業の展開に協力いただいた慶應大SFC研究員が長崎県対馬市前市長を案内してきた。大いに話しが弾んだ。他に広島県理事の訪問も頂いた。16日は朝日新聞の取材があった。17日は朝から旧知の佐賀県唐津市議3名の訪問を受けた。「激励と応援に来ました」とのことで率直な意見交換を行った。他に福岡県企画・地域振興部次長の訪問を受けた。 セミナーの開催は、先週は12回と平均的開催回数に戻った。15日の新潟県の恒例となっている完全予約制の「にいがた暮らしナイター相談会」は3名の参加。17日の福島県の「ふくしま暮らし はじまりの大”縁”会」は16名の参加と夕方からの開催としては健闘。参加者からは現地訪問したときに各振興局に配置されている移住コーディネーターにフォローしていただけてよかったとの声もあった。18日土曜日は山梨県など4回の開催。山梨県は移住支援金をテーマにした初めての「やまなし暮らしガイダンス・セミナー」を開き、参加者は12組17名。30代の男性が中心。従来のセミナーとは顔ぶれが異なった印象。次回は6月15日に予定。鳥取県は「とっとりで、自然に育まれた子育てしています!」を20名の参加で開催。森の幼稚園の西村園長も参加して大賑わいのセミナーとなった。山形県も「やまがた暮らしガイダンス・セミナー」を開き、24名の参加。北海道占冠村も「北海道とつながるカフェ第10回『村のメープルを活かさナイト』」を開催した。 19日の日曜日は6回と多かった。まず佐賀県は「休日はMTB三昧~佐賀市地域おこし協力隊募集~」を行った。岡山県は「おかやまぐらし移住相談会」を岡山市など5市3町の参加で開き、24組50名の参加。宅建協会も参加して各自治体のお試し住宅の説明など実践的・具体的なセミナーとなった。長野県駒ヶ根市は「信州 駒ヶ根暮らしセミナー 今、駒ヶ根の『テレワーク』が面白い」を開催。12組16名の参加と市単独の開催としては健闘。シニアに人気で、移住者が勤務するIT企業も参加し、少し働きたい人を応援していると紹介。移住者本人も大変満足していると語る。普段は自転車のある生活を楽しみ、自転車サークルの結成を考慮中とか。富山県は「TOYAMA DE LIFE SHIFT ①とやまで 遊ぶ」を開催。このセミナー、遊ぶ・都会くらし・子育て・やりくり・働く・住まうの6回シリーズで移住を包括的に捉え、移住支援金で裏打ちする形で移住政策を展開したいと意欲的。2回目は6月22日に予定され、女性が活躍する3社がゲスト。富山県はこの間、796名―905名と移住者を増やしており、今年度1000名の移住者を確保したいと意気込んでいる。岐阜県は「ぎふ 移住支援金・起業支援金 講座」として初めてセミナーを開催し、注目された。参加者は12組17名とそれなりの参加者を集めたが、参加者に特徴があり、Uターン希望の参加者が80%、うち起業希望者が50%となった。 今週も、テーマが絞られた特徴あるセミナーが開催され、運動の手応えを感じている。

上士幌町の「ふるさと創生」が本になった

10日連休の余韻も日々遠のき、忙しい日常が戻ってきている。ただ、セミナーの開催は、先週は7回にとどまり、まだ本格稼働には至っていない。しかし、今週は12回が予定され、いよいよセミナースペースの倍増を受けて、フル活用となるかというところである。 4月分の移住相談件数が明らかになった。先月は2411件と1月から続いていた3000件超えには至らなかったが、昨年までの4月の相談実績は上回った。12階のイベントスペースの使用が6月一杯まで使用できないことが影響していることも間違いない。健闘した県は広島・大分・静岡・高知・長野の順となっている。 令和に入っての初めての視察は2名の和歌山県会議員で、一人は今回の統一自治体選挙で初当選した田辺市職員の方で、市では移住担当責任者をやっていたということで移住の概況には精通している議員であった。14日には徳島県政策創造部地方創生局長、市町村課長、地方創生推進課長の訪問があった。15日には北海道上士幌町の竹中町長が来訪。この程、上士幌町の地方創生の取り組みが「ふるさと創生 北海道上士幌のキセキ(木楽舎刊)」という本になったと報告に来てくれた。 セミナーの開催は、上記のとおり、7回であったがそれぞれ集客も多く、充実した内容のセミナー多かった。5月10日の栃木県大田原市は元号が変わって初の開催であったが3名と苦戦。前回は好評で第2弾「大田原市でとうがらし生産日本一の苗植え体験セミナー」としたが油断があったのかイマイチの集客であった。ただ大田原市は6月1日から一泊2日でとうがらし栽培体験と先輩移住者宅見学会を参加費2000円で募集中。また、お試し住宅もこの程完成し、移住者の受け入れ体制は着々と進んでいる。11日土曜日は広島県他か3県が開催。広島県は3階グリーンルームで「因島移住フェスタMOVE TO INNOSIMA FESTIVAR‘19」を開催。資料が足りなくなるほどの賑わいで143名の参加とグリーンルームが人で埋まった。しかも途中で帰る参加者が少なく、5つのワークショップも満員。広島県の仕掛けのダイナミックさに驚いていた。京都府は「京都移住のイロハ~移住って何からはじめたらいいの?~」をテーマに開催し、27名の参加と健闘。地域活性化担当課長も参加して盛り上がった。茨城県は「いばらきで農業やってみませんかセミナー&就農相談会in東京」と率直な呼びかけで開催。これまでの就農相談会の実績が物を言い24組28名の参加と就農セミナーとしては大成功であった。山形県大江町は初の単独開催で「先輩移住者と話せる!やまがた就農セミナー」を開催。参加者は少なかったが本気の人に参加してほしかったと満足の様子であった。 12日日曜日は長野県伊那市の「食から考える地方移住~空気・水・野菜・そして給食。毎日があたりまえに美味しい生活~」は21組26名と健闘。有機農業者・地域おこし協力隊・地産地消の学校給食を進める校長先生などがそれぞれの思いを語った。新潟県柏崎市の「移住ボードゲームであそぼう~新潟県柏崎市移住セミナー~」は柏崎の暮らしをボードゲームにして説明するなど工夫され、30代から60代の幅広い参加者6名を楽しませていた。

山梨・北杜市の移住実績、昨年は768名に

今年も銀座のマロニエ・ゲートのある1丁目と2丁目の街路樹のマロニエの白い花が咲きだした。ひとつ、ひとつの花が花房状に咲くその花は5月の青空に似合う。10日間の連休も終わり、東京はいつもの忙しい日常が戻ってきている。30年前の昭和から平成の御代代わりと違って、今回はお祭り騒ぎとなって、賑々しく「令和」の世を祝いでいる。ただ、10日間もの連休には、昭和生まれの小生にはある種の違和感がある。この国の抱える多くの課題を考えるとき、このまま浮かれて10日も休んでいいのだろうかという気分になってくる。話しが変わるが、様々なところで地方移住が話題になっているが、なんと山形市にある東北芸術工科大学の入試で、全学部共通の小論文の課題としてふるさと回帰支援センターのデータも活用する形で地方移住がテーマとして取り上げられ、話題となっている。この大学には、かつて「ゆとり教育の推進」を担当した文科省の寺脇研審議官に頼まれて、講演に行ったことがあり、時代の変遷に敏感な大学だけのことがあると感心した次第。 来客・視察は、4月20日は群馬県企画部長、同課長。岩手県八幡平市、福井県小浜市食・地域創生戦略室長の来訪があった。25日は愛媛県企画振興部長、同局長、岡山県中山間地・地域振興課長が見えられた。26日は山梨県北杜市担当課長他の来訪があった。この中では 2017年は834人、2018年は768人の移住実績があり、今年4月からは北杜市の長坂総合支所内に「移住定住・しごと相談窓口」を移転し、3名の相談員を配置し、さらなる移住実績の上積みをめざしたいと決意を語っていた。更に市内在住者のために「空き家の活用」についての相談も受け付けているとのことだった。移住希望地ランキングで常時、上位にランクされている山梨県に置いて、人気ナンバーワンは常に北杜市であったがこれほどの実績があることを聞いて、改めて驚いた次第。また、同市は日照時間が長いことで知られ、太陽光発電が多数の地域で行われていることから移住者からその無秩序な開発にクレームが付くようなところもあったが、この件についても規制条例が6月市議会に提案される事になっているとのこと。27日は代々木公園で中央メーデーが開催され、参加した。ふるさと回帰支援センターのブースでは地方移住の推進のリーフなどを配布したが、合わせて東日本大震災からの復興に取り組む福島県いわき市も復興支援の物販を行った。5月7日には鹿児島県の南日本放送が「令和」に入ってはじめての来客として来て、打ち合わせを行った。九州の中では、他県に比べて遅れている鹿児島県の移住・定住の取り組みの活性化に向けて地方のマスコミとしてどのような役割を果たせるのかを巡って意見交換をした。その中では地方の放送局として、各地域の移住者の暮らしをしっかりフォローする形で、移住者の暮らしの社会化を自治体と組んで発信するようなことも考えたらとアドバイスした。この街に移住したらこんな暮らしが楽しめるということが移住希望者の自治体選びのポイントの一つであることから具体化したら面白い展開になることは確かである。8日は8階フロアーもリニューアルしたことから朝礼を開き、元号も変わったことでもあり、新たな気持で移住相談に取り組もうと挨拶した。午後には、大分県東京事務所次長が新任あいさつに、3年前まで移住担当をしていたとのことであり、大いなる活躍を期待したい。 セミナーの開催は、連休前ということで少なく、4月24日に広島県が「Hirobiroひろしまinトーキョー 湯来温泉復活へ!皆さんのアイデアを募集!」を開催したのみであった。参加者は16名と広島のセミナーとしては少なかったが参加者全員の自己紹介もできて交流は深まり、参加者の中から早速、現地訪問希望者が出るなど成果のあったセミナーとなった。また、連休初日の27日はふるさと回帰支援センター主催で4階のセミナースペースで4月20日に続いて「『はじめての地方暮らしセミナー』失敗しない地方移住のために」を開催し、使用感を試した。20日の参加は15名で単身の若者が多く、27日は夫婦での参加が多く、20名の参加。初参加が70%を占め、終了後8階の移住相談コーナーでの移住相談を案内し、好評であった。集客はWebのみで行ったがそれなりの反響があり、地方移住の波が来ていることを実感させるものがあったった。

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