2012年9月

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盛りだくさんだったふるさと回帰フェア2012(東京会場) | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

盛りだくさんだったふるさと回帰フェア2012(東京会場)

早稲田大学でのふるさと回帰フェアも4回目、通算で8回目の「ふるさと回帰フェア2012」も無事、終了した。台風の余波の影響で空模様は怪しかったが何と持ち、終了後に雨が降った。参加自治体、参加人数は、ほぼ昨年並み。秋の3連休という絶好の行楽日に重なった割には健闘したのではと考える。ただ最近のふるさと回帰運動の高まりを反映したものとなったかどうかは?がつくものであった。 今年は前夜祭と本番とも、予算の関係もあり記念講演ではなくシンポジュウム2本を用意した。前夜祭は「ふるさと暮らしから考えるエコな暮らし」をテーマにパネルデスカッションを行ったが、原発問題が前面に出たパネルとなってしまった。それはそれで大切なことであるがふるさと回帰にうまく話しをつなげられなかったことはコーディネーターの問題であったと反省している。ただ、各パネリストはユニークで、各界で活躍中という人が多く、発言も面白く大いに学ぶところもあった。とくにキャンドル・ジュン氏は有名女優のご主人で、全身タツーという姿が目を引いたが、心はきれいな方で、そのピュアな考え方や生き方には大いに共鳴するものがあった。 本番の17日のシンポジュウムは「東日本大震災の復興のキーワードは何か」をテーマに、現在被災3県で復興支援型の地域社会雇用創造事業に取り組んでいる4団体の代表が勢ぞろいした。問題提起は金子郁容慶応大教授が行い、パネルデスカッションに入った。 金子教授は政府の新しい公共円卓会議(鳩山内閣)や新しい公共推進会議(菅内閣)の座長を務めたこの分野の第一人者で、パネリストはいずれも論客とあって、中身の濃い討論が行われた。(詳細は11月上旬発行100万人のふるさと秋号) 特に東日本大震災の復興がハード面のみが重視されていることに対する批判や地域住民の自立にはソフト面、とりわけ起業家の育成が欠かせないことなどが、具体的事例を挙げながら語られた。 このシンポジュウムに引き続いて行われた「復興六起」の第6回ビジネスコンペでは6名の発表者に対し3名の起業家が認定された。これらのテーマはふるさと回帰運動の発展形として、若者のふるさと回帰に伴い、若者が地域で暮らすためには不可欠なもので、日本社会の活性化には避けて通れない課題となっているものである。 また、ゆるキャラフェスティバルや野良着ファッションショ―、ニッポン全国ふるさと市場も開催され、フェアを盛り上げた。

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観光甲子園とは?

観光甲子園をご存知でしょうか。 観光甲子園とは4年前から行われている高校生による観光プランコンテストのことで、主催は「観光甲子園」大会組織委員会、事務局は神戸夙川学園大学に置かれている。今年も8月26日に神戸の神戸夙川学園大学で開催された。北海道から沖縄までの76校から158のプランの応募があり、本選に残った10校がそれぞれのプランに熱弁をふるった。 そして、厳正な審査の結果、松江市立女子高がグランプリの文部科学大臣賞、同じく山形県立鶴岡中央高等学校が観光庁長官賞を受けた。 松江女子高のプランは「Let’s縁きりふれっしゅ~松江ではじまる新しい自分旅~」というプランで、「断捨離」をテーマに、不要なものを断ち、捨て、執着から離れることを通して自分が変わる第一歩の旅を提案している。とくに出雲地方ということで縁結びの神となるところを、逆手に取って縁切りから始めるというという発想が面白く、高校生らしい思い込み一杯のプランであった。 もう一つのグランプリの鶴岡中央高は「“脱・ありきたりの旅"PART2~被災地と庄内を結ぶ“WinWin”な癒しツアー~」というテーマで、被災地支援の被災地観光ではなく、被災地の物販を庄内で行うことを通して交流観光につなげていくという意欲的な企画であった。   2003年の観光立国の決定から、観光庁の設立と国を挙げて海外からの観光客の誘致に取り組んできた。しかし政府の意気込みとは別に、現状においては福島第一原発事故の影響もあって観光客の足は伸び悩んでいる。こうした中で、観光甲子園の提起をうけて、高校生たちが観光プランの作成を切り口に、地域の活性化や再生取り組み、その輪が着実に広がってきている。 この取り組みは、地域の文化や歴史を知り、さらには地域の見直し、あらたな地域の創造につながる。都市と農山漁村との格差が拡大する一方の現状からは、次の時代を展望できる新しい大切な視点と考える。さらなる発展を願わざるを得ない。  

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