2017年3月

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HPが明日からリニューアルされます!

東京は桜の開花宣言が出されたものの、寒の戻りで桜の開花は足踏み状態です。 ここにきて、3月末で退職された相談員が多かったことにより、連日のように各県の移住相談者の面接に追われている。そこで考えたことですが、移住希望者の年齢層が20歳代から70歳代と幅広いこともあって、当然のことながら移住相談員もある程度の経験が必要と思っている。20歳代前半の方では移住相談員はなかなか難しい。それは、移住希望者の多くは首都圏での生活に見切りをつけて、自分の価値観を大切にし、地方での新たな生活をスタートさせるわけだ。その結果、地域になじめず、東京に戻るというリスクも考慮しなければならない。それを覚悟して新天地に行くわけだ。こうしたことを引き受ける訳ですから、人生の経験に加えて、移住相談員としての経験も重要になってくる。私の持論ですが、人生には20歳代で見えることと30歳代になって初めて分かることもある。50歳になってしかわからないこともあるということです。移住希望者は移住相談員を信用して移住を決める訳です。信用されなければ移住相談は成り立たない。40歳代の人が移住を決意するとしたら、その気持ちを理解するにはそれなりの経験がどうしてもいるということです。そんなことを考えながら、移住相談員の面接をしている。 3月も今日でお仕舞い。1月、2月、3月とセミナー開催が前年度を上回る勢いで増加してきたが、4月、5月とガクンと減っています。例年この時期は役所の人事異動などもあって情報発信側の体制が整わず、セミナー開催も少なめです。事実、先週はいくつかの県の担当者が今度移動することになりましたとあいさつに見えられた。せっかく築いた信頼関係が移動でなくなることは残念なことです。これまでも、いい形でふるさと回帰運動に参加してきた県が急に失速したり、セミナーを開催しても全く人が集まらなくなったりということはありました。理由は人だと思います。熱心な人が担当すれば自ずと人は集まります。一人でも多くの溢れるような想いのある移住担当者に担当していただきたいと思っています。そのためには県庁なり、市町村なりでの政策優先順位がまだまだ低いと思います。また今回、担当から離れた人も上京の折は是非、元気な顔を見せていただきたいと思っています。お世話になりました。 3月最後のセミナーは25、26日の両日で8階にてセミナーが開催された。25日は人気の長野県駒ケ根市がUターン,Iターンセミナー&相談会。2年目の地域おこし協力隊が駒ケ根暮らしをアピール。6家族8名の参加。同日は静岡県三島市・裾野市・伊豆の国市が「働き盛りのあなたに新幹線通勤のリアルを教えます~三島駅周辺移住セミナー」を開催。子育て世代を中心に16名の参加で盛り上がった。他に山形県最上町、宮崎県西都市も開催。26日は神戸市、岩手県久慈市、石川県、和歌山県が年度最後のセミナーを開催した。 明日、4月1日からふるさと回帰支援センターのHPがリニューアルされるとともに、あらたにWebマガジン「ふるさと」がスタートする。動画も活用した見やすく、情報も取りやすいものとなる。乞う!ご期待!

根強いシニア世代の田舎暮らし移住

 天気予報は桜の開花予想を発表し始めた。東京は23日とか、2週間は咲き続けるとのことで4月中旬までは桜が楽しめそうです。かつて、菅原文太さんなどと周防大島の桜鯛を食しながら桜を愛で、句会を楽しんだことがあった。今年は31日に久しぶりにやることにした。桜の頃は、先に逝った人たちのことが偲ばれ、辛いこともある。  17日午前、長野県大町市の牛越市長が表敬訪問に。聞くところによると今年6月4日から7月30日までの期間、本年2月の交流・移住実務者研修セミナーで記念講演をいただいた北川フラム氏が総合プロデュースする「北アルプス国際芸術祭」を開催することになったとのこと。大町市が主体となる実行委員会は芸術祭のボランティアを募集し、29日午後6時半から長野市南千歳のモリヤホール、4月12日も同時刻から松本市美術館でそれぞれ説明会を予定している。同日は同時刻に福岡県大牟田市中尾市長も視察に訪れられた。大牟田は三井三池炭鉱があったところで、かつて切羽近くまで入ったことがあり、思いで話しに花が咲いた。坑道の中で炭鉱夫同士が出会うとどちらからともなく、お互いが「ご安全に」と声をかけあう。炭坑は事故が多いこともあってそうした風習があったようだ。  3月のセミナーは48回の開催予定だが、途中経過としていくつかユニークなセミナーがあったので紹介する。14日午後1時から栃木県が学生を対象に「栃木県の就職情報を東京で」をキャッチコピーに「とちぎU・J・Iターン企業交流会」を開催。平日の午後ではあったが10名前後の参加で賑わった。17日は長野県佐久市が「佐久市うきうき移住ダブルセミナー&相談会」。1部はいきいきシニアのわくわくセカンドライフとシニア世代限定のセミナー。22家族36名が参加。シニアの田舎暮らしは相変わらず根強い人気があるようだ。2部は佐久DEワーク!現役世代のニューライフで8家族10名に留まった。18日は群馬県桐生市が「桐生においでよ!桐生暮らし相談会」を開催。5名の移住者がそれぞれの移住体験を語り、大いに盛り上がった。17家族30名の参加。参加した鳥居副市長も満足の集客であった。長崎・上天草市の移住セミナーは5名の参加で少しさびしかったが、じっくり話し込む来場者もおり、手応えがあったようだ。昨年1年間の移住実績は29家族と健闘。担当者はシニア世代の移住者は魚釣りを求めて移住する人が多いとのことだった。19日の長崎県の「起業セミナー・ながさきで独立~起業後にやるべき3つのこと~」は4月1日施行の有人国境離島新法を受けて企画されたもので、タイムリーな企画で成果が期待される。この法は離島で起業する場合1/4は自己資金を求められるが600万円までの資金が提供されるとのこと。  ここにきてマスコミの取材の多さに驚いているが、朝日新聞が4月第1週から土曜版の別刷りの[Be」で5回にわたって移住のためのQ&Aを連載することになった。乞うご期待といったところだ。朝日新聞は夕刊で先週と今週で10回連載で最近話題の「田園回帰」の特集を組んでいた。昨夜の最終回はセンターの写真を掲載していた。

移住ブーム?マスコミの取材が急増

3寒4温の日々が繰り返されていますが、春はそこまで来ているような今日この頃です。 過日は今月下旬の告示で闘われる秋田県知事選挙がらみで、地元秋田魁新聞と河北新報秋田支局の取材がありました。私の県政の移住の取り組みの評価は「東北6県の中では移住希望地ランキングでは前年の8位から20位と落ちたがトップ20に入っており、よく健闘している。特徴はUターンに特化した取り組みを8年以上も取り組んできた成果がここ数年表れている。課題は受け皿となる自治体のふるさと回帰支援センターへの加盟が4自治体に留まっていること。取り組み全体の印象は、上位県と比べて若干内向きになっているところ。ノビシロはまだまだある。」である。 今回の移住希望地人気ランキングで山梨県が2年ぶりにトップに返り咲いたが、そのポイントは何か、を探り、考えてきたが、その理由の一つがわかった。それは県を挙げた移住者受け入れの態勢が徐々に形が作られてきたこと。具体的には、月に3日ずつ、県内の北杜市・甲府市・韮崎市・都留市・甲斐市・都留市・笛吹市など有力市町村がローテーションを組んでJR有楽町駅前の東京交通会館8階のふるさと回帰支援センター内にある「山梨暮らし支援センター」に各自治体の移住相談員がやってきて、直接、移住相談に応じていること。10日からは甲府市の成澤移住・定住コンシュルジュが配置されている。甲府市への移住実績は、今年度は2月28日までで約20家族50名。独身女性が多く、「リセット移住(他の地域に移住したがうまくいかず、改めて甲府に定住した例)」も散見できるとのこと。その武器となったのが、「何で移住したいのか」「どんな暮らしをしたいのか」などを問う「甲府移住ノート」を発行したこと。また、「甲府移住」というブログやHP、フェスブックなどで情報発信も丁寧に行っていること。この24日には地元山梨日日新聞が特集記事「甲府に移住した女性たち(仮)」も掲載予定。ブース開設から4年、取り組みに勢いが感じられる。 セミナー開催状況は、10日の南房総市は「南房総で始める二地域居住」をテーマに、27名の参加と盛況であった。同日は「くまもと移住相談会~阿蘇地域編~」も行われ、1市3町2村が参加。阿蘇の広域で開催するのは初めて、参加は16家族18名。 11日は久しぶりに長野県飯山市もセミナー開催。新幹線効果もあって満員御礼の張り紙も。移住者数も昨年実績で22名、今年は70名を見込んでいるとのこと。NHK長野支局の取材も入っていた。 この日は和歌山もわかやま暮らしセミナーを開催。子ども連れが多く22組34名の参加。県は次年度から担当課も移住定住推進課に名称変更し、やる気を見せている。この日は、スイス人のフォトジャーナリストの取材も入っていた。 さらに、ふるさと回帰支援センター全体についてもNTVのバンキシャという報道番組の取材も入り、最近の移住人口の急増の真相を探っていた。 また、夕方からは北海道の「もっと知りたい!日高・うらかわ暮らし」セミナーが予定されている。さらに、ジャガイモのメークイン発祥の地で知られる厚沢部町の渋田町長、鈴木町議会議長がひょっこり顔を出された。

事務局長が交代します

 今日5日は啓蟄とか、いよいよ春は近い。しかし、一方で花粉が飛ぶ季節で、今春は特に激しいようで、初めてアレルギーの薬を飲んでいる。それだけ抗体が落ちているということなのだろう。事務所の受付に飾ってある桃の木も買ってきて一日でピンクの花を咲かせるなど、春の歩みは確実に忍び寄っているようだ。  3月の移住セミナー開催も多く、月末までの分を数えたら49回となっている。これも例年になく多い開催数で、昨年来の勢いが続いている。来客も多く、過日はソフトバンク勤務の47歳の男性がUターンして山口県にもどり、阿武町の林業の会社に勤めていると山口の移住相談窓口に報告に来ていた。2月28日には岐阜県各務原市の浅野市長が視察に訪れられた。各務原市は名古屋市から直線で25キロと近く、航空自衛隊の整備基地として知られる岐阜基地があることでも有名だ。そして、次年度以降、当面3年間、移住定住総合窓口設置事業の一環として「イオンモール各務原」内に移住定住に特化した窓口を開設し、取り組むとのこと。市内には航空機器産業をはじめ、自動車、製薬品などの企業も多く、有効求人倍率も3.0を超えているとのこと。さらに、商工会議所とも連携し、「企業人材全力応援室」を新たに開設するとのこと。昨年1年間の移住相談者の意向調査で、はじめて移住先を決めるにあたって何を優先するかというという問いに対し、従来からの「自然環境のいいところ」に変わって「仕事のあるところ」が1番重視されることになっていることからも今後移住先として期待される。3月3日には宮崎県延岡市長も顔を出され、移住・定住の現状を熱心に聞いて帰られた。  セミナーでは3日の北海道滝川市と奈井江町の「女性&アクティブシニア活躍セミナー」は、参加者は多くなかったが手応えの感じられるセミナーであった。また、同日の埼玉県秩父地域のちちぶ田舎暮らしセミナーは16名の参加で盛り上がった。秩父は早い段階で秩父地域としての「空き家バンク」を整備し、さらに最近はメイプルシロップの開発やウヰスキーの製造なども手掛けて話題となっている地域だけに面白い展開となっている。4日には岩手県の一関市・平泉町と宮城県栗原市・登米市が合同で「伊達な暮らしセミナー」を初めて開催。21家族29名と多くの参加者を集めた。この日は神奈川移住セミナーも12名の参加で開催された。5日は徳島県も美馬市・東みよし町合同で「県西部にし阿波編」を開催した。  3月は移動の月でふるさと回帰支援センター内でも青森・鹿児島・徳島など数県の相談員が変わる。移住相談員は経験が極めて重要な職種で、変わるのは残念なことだが、ふるさとに帰って移住の受け皿づくりに頑張る人や外部から視点を変えてこの運動を応援したいという人などもいてうれしい限りである。若い人たちが多いので、幸多い人生を送られることを願ってやまない。事務局も事務局長が変わる。現事務局長は代表理事補佐へ。新任は前フード連合会長で、連合総研主任研究員の江森氏が7日から着任。ふるさと回帰支援センター立ち上げの頃は連合社会政策局次長をしていた。

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