2017年7月

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7月のセミナー開催62回と新記録

 東京も先週、梅雨が上がった。毎日、激しい暑さにめまいがしそうな陽気となっている。7月も残り少なくなったが、今月は毎週末のセミナー開催が花盛りで、月に62回という記録的な開催実績となった。1日に7回もの開催となった23日は、3階のグリーンルームでしまねUターンIターン相談会、8階セミナースペースAでは栃木県の「キッカケをつくる場#01とちぎで見つけたわたしのローカル」と静岡県南伊豆町「南伊豆移住起業塾2017事前説明会」、セミナースペースBでは石川県七尾市「田舎(能登)で生きる。~地域の仕事のつくり方」と「かごしま暮らしセミナーin東京」、12階カトレアサロンでは「オール山梨[移住セミナー&相談会]山梨相談会」、ダイヤモンドホールでは「第1回東北U・Iターン大相談会」と5会場で一斉に開催された。また、有楽町駅の反対側の国際フォーラムでは「やまぐちのわいわい楽しい暮らしを実感!やまぐち暮らしフェア」が知事をはじめ8市1町の市長・町長が参加し、県下全19市町村が勢ぞろいする形で初めて開催された。また、国際フォーラムの地下のイベントスペースでは「新農業人フェア」も開催され、有楽町は1年に1回あるかないかの移住関連イベントエリアと化した。12階のオール山梨のセミナーは全自治体が参加してのセミナーで、昨年人気ランキングNO1の貫録を見せて512名を集め、賑わった。ブランド品の桃も即売され、彩りを添えた。東北U・Iターン大相談会は初めて東北6県が勢ぞろいし、258組302名と昨年の北東北フェアの倍の人数を集め、気を吐いた。ただ、両方とも移住相談に訪れる人が少ない自治体もあり、課題を残した。そうした自治体こそ移住者が必要な面もあり、集客に更なる工夫が必要なことが確認された。この東北大相談会は、一昨年、昨年と北東北3県で開催してきたものをスケールアップして開催したもので、次年度以降に期待を感じさせるものとなった。  7月に入って、長野と静岡両県の市町村デスクが再開されている。それぞれの移住者の受け入れに熱心な自治体の移住担当者が交代で両県デスクに座り、移住相談に応じる仕組みで、この方式は山梨で成果を上げている。長野は7月に入ってまず人気の飯山市からスタートを切った。こうした日常的な取り組みが成果につながっているということを実感させられる取り組みである。また、21日は北海道歌志内市議団の視察があった。歌志内市は日本一小さな市として知られるところで、かつては炭鉱の町として栄え、人口も4万を超える市であったが、炭鉱閉山後徐々に人口が減り、現在は4000人を割り込むところまで来ている。現地を見ずに軽々にものをいうことは控えなければならないが、まず地元の人が動き出し、それを周りから支える仕組みを作ることが前提のような気がする。聞くところによると、春の山菜は自慢できるということなので、まずその時期に移住体験ツアーを山菜取りとその加工をセットにして実施してはどうかと提案した。具体化のためには、せめて受け皿を作ってほしいとお願いした。乞うご期待!!23日には宮城県栗原市議会議員の視察もあり、上記のセミナー開催の様子を見て、移住希望者の多さにも驚き、受け入れ態勢の整備を確認して帰られた。宮城県は他県に比べ、若干取り組みが遅れ気味ということもあり、何か期するものがあったようである。

高知、社団法人で移住受け入れ組織立ち上げ

 まだ、梅雨あけは宣言されていないが、酷暑が続いている。そうした中で、来客が続いている。過日は、高知県の担当課長が来た。移住促進・人材確保のための体制強化を図るとして、あらたに一般社団法人を7月に立ち上げることにしたとのこと。役員体制は代表理事に副知事を置き、副理事長・専務理事・理事・監事。設立時の社員は県、全市町村、農協・漁協・森林組合・商工会議所・県社協・県宅建協会など各産業団体8団体など43団体。運営資金は基本的に県からの補助金。業務内容は、移住相談・中核人材確保・U Iターン就職などの相談窓口の一元化、移住や就職に関する情報発信、関連イベントの実施、市町村の移住相談員の人材育成など。全国では初めてのケースで、従来まで県や市町村の担当者が人事異動などで変わることによって、一時的にも取り組みが停滞することが課題になっていたが、こうした全県的な移住・定住の推進組織が立ち上がることによって、こうした停滞が一掃されるとともに、経験が蓄積され、人材育成にもつながることになる。こうした組織は全国的にも例がなく、画期的で意欲的なことといえる。また、石川県企画振興部長、富山県観光交通局長、三重県副知事、高知県梼原(ゆすはら)町矢野町長が表敬訪問。視察も佐賀県嬉野市市議団、北海道足寄町議員団、長崎市市議団、島根県公明党県議団、秋田県由利本荘市議団、山梨県北杜市議団があった。梼原町は、坂本竜馬などが脱藩したときに通った道があるところで知られ、町が無償で空き家を借り受け、その後空き家を35戸もリフォームし、格安料金で移住希望者に貸し出すなど、いくつかの画期的な取り組みを行っている。  セミナーも先週は9回開催され、15日の土曜日は長野県の山ノ内町と木島平村の「美味づくりをなりわいに!農業移住相談会」を行い、農業で移住した人を含め、4名の農家の経験談を聞いた。参加は11家族18名。他に早稲田の学生4名も学びたいと木島平村に連絡し、参加。この日は北海道と福井県の地域おこし協力隊の募集フェアもそれぞれ行われ、双方の募集フェアに参加者が参加する光景も見られた。福井県には12名の参加。16日は、やまなし暮らしセミナー「おひさまのくに 山梨 子育て移住セミナー~森のようちえん~」5家族10名の参加。山梨県は9月県議会に子育て条例が議員提案で出される動きもあり、関心が高まっている。他に静岡県の「海と暮らすセミナー」も下田市、御前崎市、牧之原市、吉田町など3市1町の参加で行われた。下田市は初参加で、移住ニーズが高くなっていることを知ってもらうだけでも参加してもらった意味があったと担当相談員は語っていた。吉田町は大井川の河口近くに位置し、ウナギ屋が多いことでも知られる。なお、今週末の23日にはオール山梨移住セミナー&相談会が予定され、「山梨が移住先人気No1の理由を見に行こう!!」とキャンペーンが展開されている。当日は、東北6県の移住相談会や山口県の移住セミナーも有楽町の国際フォーラムで予定され、合計7回の移住セミナーが企画され、有楽町はふるさと回帰支援センター主催のセミナーで埋め尽くされることになる。ふるさと回帰支援センターのHPを確認し、是非あなたの移住先を探しに有楽町まで足を運んでいただきたい。

夏を前に、6月の移住相談3000件突破!

 九州北部の集中豪雨で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。  さて、この程、6月の移住相談件数が明らかになったが、なんと昨年11月以来の2回目の3000件超えを達成した。例年、夏場には移住相談が増加する傾向にあったが、6月の3069件は運動の弾みにもなり、評価できるものだ。今月も順調に相談件数は伸びており、7日の夕方からは福岡県が「ふくおかよかとこ移住セミナー」七夕スペシャル「星に願いを」この夏、福岡県で出会うお試し住宅利用の暮らしを開催し、15名を集めた。この日は、徳島県もとくしま移住セミナー「魅力体感!徳島移住体験ツアー事前セミナー」を開催し、ゲストには高校野球で有名な池田高校蔦監督のお孫さんに当たる映画監督の蔦氏が徳島の魅力を語った。32名の参加。8日の12階のセミナースペースを使った長野、和歌山両県のセミナーはにぎわった。  長野県は県内25市町村が参加し、「信州で暮らす、働くフェア 長野県最大級の移住イベント」と銘打って開催し、223家族313名が参加。さすが人気の長野県という感じであった。和歌山も「和歌山×ナリワイ×暮らし展~つながる ひろがる わわわの日~」として、昨年比約3倍の255名を集め、人気ランキングベスト20入りに意地を見せた。他にも、静岡市が「暮らしたい場所で思い切り働く」U Iターン転職相談会を開き、14名を集めた。京都府も「京都丹後の豊かな地域と人をつくるこれからの暮らしのデザイン」を開き、27名とそれなりの集客があった。南房総市&鴨川市 移住・二地域居住セミナー 千葉房総で海のある生活をデザインしよう!も季節感の出た企画で盛り上がり、23名を集めた。鹿児島県のSaturday Talking―女(おごじょ)たちのかごしま移住―も3月まで鹿児島県の移住相談員でUターンした方が中心で15家族19名を集め、手応えのあるセミナーとなった。  9日も岡山と富山の両県が12階セミナースペースで県を挙げてのセミナーを開催、競い合った。岡山はさすが果物王国と言われるだけあって、マスカットとピオーネ、白桃の試食会までやって集客。158名を集めた。富山は県下全市町村が参加し、人気急上昇中の県らしく、「笑顔で!」「おもてなし!」の掛け声をかけながら移住相談に取り組んだ。各自治体とも先輩移住者が同席し、移住相談に応じ、さらに県内20の企業も参加し、就職相談に応じていた。意気込みの感じられるセミナーとなった。参加263人。  他にも、茨城、熊本、栃木の各県もセミナーを開催。特に茨城県は第1回いばらき暮らしセミナーを日立市・石岡市・大子町など6市町が参加して、「おいしい『さとやま』暮らしはじめませんか」を開催し、30名を集めて、次につながるセミナーとなった。  今週は議員団の視察も多く、愛知県田原市議団、青森県三沢市議団、大分県玖珠町議員団、新潟県佐渡市議・東京都八丈島町議、静岡県小山町込山町長、徳島県美馬市藤田市長から視察をいただいた。中でも、移住の取り組みが4年目に入った青森県からは初めての視察団が来局し、移住の現状を1時間にわたって説明申し上げ、「知らなかった」の声が聞かれる、実りある視察をいただいた。ありがとうございました。このように、移住の取り組みはこれから夏場に向かって、さらに盛り上げっていく。1つでも多く市町村がこのふるさと回帰運動に参加しますと手を上げていただきますようお願いしたい。

愛知がブース開設、45道府県が勢ぞろい

 7月に入った。そしたら鳥取県から自慢の大栄スイカが届いた。もう何年前になるか、立松和平理事長が健在の時だったから8年ほども前になるか、平井知事と大栄のスイカを食べながら移住セミナーを開催したことがあった。あれ以来、ご縁ができ、スイカをお送りいただいている。このスイカを食すると当時のことを思い出す。食は文化というが、思い出にもつながり、食することは大切なことだと思う。昨日、今日と東京は猛暑となり、台風4号も来襲している。この台風、小型でスピードが速く、九州北部に上陸し、1日で日本列島を縦断し、明日明け方には太平洋に抜けるようだ。これは地球温暖化の影響であることは明らかで、人類の業の結果といって間違いあるまい。  7月は移住相談件数が例年増加する。今月も、15日までのセミナー開催予定を見ると、なんと29回も予定されている。なかでも8日と9日は、12階のカトレアサロンとダイヤモンドホールの大きなセミナースペースで、8日は長野県・和歌山県、9日は岡山県・富山県が、それぞれ県主催の市町村を集めたセミナーを開催予定。多くの集客が見込まれている。また、1日からは愛知県がブースを開設した。これで、45道府県がブース開設となる。責任の重さを実感している。  一概に45道府県といっても取り組みには強弱があり、確実に移住者を取り込んでいる県もあれば、まだ受け入れ態勢も十分でないところもある。ばらつきがあるが、それぞれの県の特徴を生かしながら、結果をいかに出すかに知恵を絞りたい。そのためには、結果の出ている県の取り組みをいかに学ぶかだと思う。学ぶも、真似るも同じこと。それが、45県が一堂に会するスケールメリットであり、大いに真似ることを勧めたい。  1日のセミナーは5回の開催だった。新潟県新発田市は「しばたで自分らしく生きる人たち~就職編~」で予約は7名あり、全員が参加、当日2名で9名。イチゴ農家、稲作農家、地域おこし協力隊からそれぞれ実践的な報告があり、次につながる中身の濃いセミナーとなった。7月22日から1泊2日の体験ツアーも予定されている。同じく、山形県は「やまがたハッピーライフカフェ~農業での暮らしと里山の自然~」を西村山地域の寒河江市など1市5町で開催。8名参加。県は県内6地区ごとの移住交流推進協議会主催のセミナーとツアーを計画している。移住相談員が配置されて初めての滋賀県の「滋賀で暮らそう相談会」は予約が2名。しかし、当日参加があり、8組10名の参加。ほっと胸をなでおろす出来であった。これからに期待したい。2日は3回目の長崎県と佐賀県の「ながさき暮らし・さが暮らしUIJターン相談会」を開催。この相談会、地方創生の連携協定によって2年前から行っているもので今年も73組112人の参加で盛り上がった。同じく山梨県も富士・東部地域8市町合同セミナーを開催。24組38名の参加。山梨県は、今年度は県内を4エリアに分けて合同セミナーの開催を計画中でその一環としての開催であった。

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