14回のセミナー開催で大賑わいに

 夏至も過ぎ、沖縄では23日梅雨が明けたそうだ。この日は、先の大戦で県民の1/4にあたる20万人超が亡くなった沖縄の終戦記念日でもあった。合掌。東京では日の入りも午後7時といよいよ夏本番ということになっている。ふるさと回帰運動的にはこの日は土曜日とあって6県がセミナーとは別に市町村出張デスクを開設し、個別移住相談を行っていた。過日、最近このデスクを開設する県が多いと思って数えてみたら、なんと17道県が実施、成果を上げているという。最初は静岡県が開設し、山梨県が続いたようだ。いずれも人気ランキングが高い県で、これらの県では、ふるさと回帰支援センターに移住相談に来る移住希望者の多さを市町村の担当者が実感し、それを地域に持ち帰り、移住者の受け皿整備に努力したことが人気につながったと考えられる。

 また、21日には2016年から行っている中央公論9月号で、今年は9月8日の前夜祭・9日の本番で開催される「ふるさと回帰フェア2018」のキャンペーンの一環で取り組んでいる巻頭対談で、元岩手県知事で総務大臣の増田寛也さんとの対談が行われ、無事終わった。人口減のこの国の今後やまち・ひと・しごと創生本部の取り組みなど多岐にわたる対談で、興味深いものとなった。詳細は8月10日発売の中央公論を読んでいただきたい。併せて、長野県や富山県、石川県、鳥取県、高知県、北海道上士幌町、長野県飯山市・宮田村なども広告掲載に協力いただいた。心から感謝しています。

 来客は、各自治体の6月議会が開会中のところが多いこともあって22日の山口県美祢市長と25日の神戸市経済部長、富山県氷見市長に留まった。

 セミナーは、22日から24日までの3日間で14回と多かった。しかも企画も、よく検討され、それぞれ多くの移住希望者を集めた。特に、北海道は北海道ウイークとして22日が「知りたい!聞きたい!ほっかいどうの農林漁」、23日が「北海道十勝で暮らそう【本別町・足寄町・陸別町】」、24日は「~北海道へ~本気の移住相談会2018」と「北海道暮らしセミナー~本気の移住相談会の楽しみ方~」を12階のカトレアサロンAと8階Aのセミナースペースで開催。12階には54自治体と10企業が出展し、203組の参加者で会場に入れきれないほどの状況となった。今回は初のふるさと回帰支援センターとの共催で成功を収めた。

 23日は山口県が「来て見てビックリ!やまぐち農業体験ツアー説明会」を山口市・防府市・岩国市・周南市・田布施町の参加で開催。27名の参加で今回も盛況。長野県松本市も人気の自治体で「新しい働き方を見つけよう!松本暮らしセミナー~松本で、働く~」と仕事を前面に出した企画で34組48名の参加と納得の集客となった。この日は山梨県も「第3回やまなし暮らしセミナー 韮崎市×北杜市 合同移住相談会2018」と人気の自治体がタッグを組み、40名を越える集客で満員御礼の盛況ぶりであった。

 24日は愛媛県も初の全市町が参加するオール愛媛の「あのこの愛媛」移住フェアを開催。122組176名と健闘した。求人募集の企業や職業紹介や起業相談団体も参加し、特色を出し、成功した。高知県も「高知県最大級のUターン・Iターン相談会 高知暮らしフェア2018」を開催し、189組259名を集めた。このフェアではファーストステップコーナーを開設し、移住を考え始めた人への丁寧な相談や案内を行った。このフェア、30日には大阪でも開催される。他に、石川県が「いしかわUIターン 子育て&お仕事セミナー」、栃木県は「自分を変える、地域が変わる ~地域おこし協力隊合同募集セミナー~」、埼玉県秩父地域も「『若い世代が集まるちちぶの魅力とは!』~地域おこし協力隊が語るちちぶに住み続けるわけ~」を開催し、文字通り各県ふるさと回帰フェア・セミナーウイークとなった。

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