2024年5月

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4月の相談件数、過去最高を達成

風、薫る季節。銀座のマロニエは今年も咲き出した。インバウンドの外国人旅行者でにぎわう銀座のマロニエ通りでひっそりと咲いている。見上げると咲いていることに気がつく。もう、今年もそんな季節になったかと思ってしまう。 4月の移住相談件数が明らかになった。前年同月比で120%増の3,755人で、2021年と2023年にも3,043人、3,273人と3,000人を超えたが、それらを上回った。本気度の高い電話・Eメール・面談の相談では群馬・福岡・長野・宮城・広島の順となった。セミナーを加えた合計では、オンラインセミナーなどで人を集めた群馬がダントツのトップ、福岡・長野・宮城・広島と続く。また、パネルブースを開設している市町村では静岡市が100件を超える電話・Eメール・面談の移住相談があった。以下、長野県松本市・長野県宮田村・神奈川県小田原市と続く。 先週の移住セミナーでは10日の群馬県のオンライン、「グルメ旅・前橋編」が話題になり、参加者も51名と健闘した。Uターンしたテレワーカーが、食から地域の魅力を伝えた。移住して飲食店を開業したゲストを訪ね、移住のきっかけや食を通じて地域にコミュニケーションの場をつくり作り出した話をリアルタイムで、チャットを交わしながら聞いた。前橋市へ移住したゲストは、世田谷区の元人気レストラン経営者。子育て環境を自然に近いところでしたい、安心・安全な食を提供したいと夫婦で考え始め、「オールぐんま移住フェア」に参加し、前橋市移住コンシェルジュと出会った。移住コンシェルジュによる地域住民や協力者との丁寧な人と人をつなぐ体制や、一人ひとりに向き合い、寄り添う移住サポートが紹介された。 11日の「長野県とつながる大相談会」は、今年度第1回目で、75名の参加。市町村の準備の負担が少ない相談会形式を今年も採用した。セミナールームを2室使い、時間的にも1部、2部とした。14団体とハローワーク、宅建協会による専門相談と併せて16ブースを使って対応した。家族連れ、30~40代夫婦、男女単身者など多様な相談者が予約の上で、参加。知名度の高い松本市や安曇野市などから木曽地域や下條村、千曲市など知らなかった地域の情報も収集できてよかったと参加者から喜ばれ、盛り上がった。 取材、来客は、10日は三重県監査委員視察、質疑応答。福島県中島村副村長視察。14日は前静岡市葵区長,「I loveしずおか協議会」理事長と打ち合わせ。福岡県鞍手町岡崎町長、的野町議会議長来訪、懇談。鞍手町は北九州市に隣接する町で、最近の「人口戦略会議」の報告書で744自治体に数えられたこともあり、受け入れ体制を整えて移住者の受け入れに頑張りたいと語られた。15日は広島県大崎上島町谷川町長来訪、打ち合わせ。

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各県意見交換会が岡山県からスタート

今年のゴールデンウイークは最大10連休ということだったようだ。羨ましいことだ。最終日の6日に、有楽町の事務所で書類の整理をしたついでに日比谷で映画「オッペンハイマー」を見た。公開になって久しいが満員の盛況ぶりであった。それなりに見ごたえはあったが、見る者の立場によって評価が分かれるような内容であった。原子爆弾の想像を超える破壊力や、こうした兵器を製造し使用することが果たして許されるものなのか。また、投下時の映像がなかったことについての是非もあるようだが、使用した結果について、誰も責任など取れない人知を超えた破壊力を想像させられ、改めて二度と広島や長崎を繰り返してはならないと強く思った。そして、この時期にこうした映画を制作したことに敬意を評したいとも思った。 今年のメーデーは4月27日の土曜日だった。センターは代々木公園の中央メーデーに参加した。「失われた30年」と言われる中、貧困層の拡大などすべての面で弱者にしわ寄せがくる諸政策の展開。30年も実質賃金が上がらなかったことに、なぜ怒りがもっと出てこないのか。働くものの祭典なのだから、怒りがもっと前に出てきてもいいと思うのは私だけではあるまい。私は参加できなかったが、手応えが感じられないメーデーであったようだ。 毎年恒例の各県との意見交換会が4月25日の岡山県から始まった。内容は、①2023年度の移住実績、相談実績。②2024年度の移住施策の事業計画など。③2024年度のセミナー開催予定、④その他の共有事項、⑤センターへの要望――の5つ。意見交換し、今年度から次年度にかけての移住実績を更に上積みするための一助にすることを考えている。また、今年度からスタートした「移住セミナー企画運営」の担当者も同席している。現場の声を聞かせていただき、セミナー企画運営の参考にしていきたい。 取材、来客は、5月1日は農水省都市農村交流課企画官名刺交換。7日は新潟県魚沼市内田市長、市議会森嶋議長などが来訪。懇談。8日は鹿児島県錦江町新田町長、篠原町議会議長などと名刺交換。徳島県阿南市岩佐市長が視察に。意見交換の中で移住者の受け入れに取り組みたいと語った。読売新聞浜松支局の取材。  

セミナー報告 4月24日~27日

4月24日~27日は5回の地方移住セミナーを行った。 24日、富山県が「とやまで暮らす、自然と暮らす。」をオンラインで開催した。富山県の豊かな自然環境、楽しみ方を紹介し、GW期間などにレジャーがてら訪れてもらえるように企画した。自然を満喫している先輩移住者2名(Uターン9年目と、Iターン4カ月目)をゲストに迎え、それぞれが住んでいる魚津市、黒部市とその隣町の入善町の3市町の担当者も参加。各市町の自然を楽しめるレジャースポットを紹介した。チャットからの質問もその場で受け付けて、「日本海側のイメージが変わった」との感想もあり、テーマ通り自然の豊かな魅力が伝わったと思う。19名が参加した。 25日は群馬県が「がっこう群馬科1限目 ローカルビジネスのつくり方」をオンラインで行った。昨年度10回開催し、大いに実績が上がったシリーズ。本年度も装い新たにキックオフとなった。今回はUターンで現在はみどり市と前橋市で「地域資源を活かした循環型ビジネス」を実践する方と、愛知県生まれで福岡育ち、現在はみどり市でデザイン・映像・アートデイレクターの仕事に携わる2名をゲストに迎えた。開業までの苦労話、成功例失敗例、コミュニティーへの入り方などのクロストークをメインに進んだ。実体験に基づくトークに引き込まれた。133名が視聴した。 岡山県は「晴れの国DAKARAセミナー 晴れの国おかやま×移住のイロハ」を会場とオンラインのミックスで開催した。事前の申込者数41組と、岡山県のセミナーでは過去最高の申し込みがあった。当日欠席者があり参加者数31組となったが、20代~60代と幅広い年齢層の参加があった。移住までの基本ステップの整理をした後、相談員5人が岡山県の魅力について様々な角度から語った。セミナー翌日にも相談者の方から「参加してよかった」との感想や質問をいただくなど、次回のセミナーにも続く良い結果が得られたと感じている。 27日は群馬県が「移住プランナー直伝!地方移住を成功させる、5つのステップ」を会場とオンラインのミックスで開催した。国内初の移住専門FP「移住プランナー」として活動をされている仲西康至先生を講師に迎え、移住を実現するための5つのステップについて解説いただいた。ライフイベント表、キャッシュフロー表を作成するポイントなど具体的な内容で参考になったと好評だった。熱心な事前質問も多く関心の高さが感じられた。会場 11名オンライン 17名、合わせて 27名が参加した。 鳥取県は「その風景が日常になる鳥取編~海ある岩美・山ある若桜~」を開催した。「移住を後押しした風景」をテーマに、先輩移住者2名の移住プロセスを紹介。1名は大学進学を機に鳥取に住みはじめ、冬の景色に魅了され若桜町へ移住。もう1名は、高台からの海の景色が気に入り、地域おこし協力隊として岩美町へ移住。どちらもほんの小さなきっかけかもしれないが、移住を実現する大きな原動力になったことを伝えた。セミナー後半では、鳥取の食を知ってもらうため現地スーパーのチラシを参加者と一緒に見ながら、鳥取ならではの特徴や、物価基準について紹介。セミナー後の個別相談に6名中4名が参加。個別相談希望者も増えてきたように感じた。

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