東北2県(岩手、福島)の移住フェアがにぎわった

10月に入ってやっと、朝夕すっかり秋めいてきた。数日前には中秋の名月を望むことができた。3週間ぶりに、1日の日曜日に休みを取った。恒例にしている1万歩の散歩は8754歩でやめたが、道端にシャクナゲを発見した。例年になく暑かったこともあるのか10日ほど開花が遅れたようで、あの真っ赤な花を見ることができた。シャクナゲはパッと咲いて、線香花火の燃えカスのように花が消えるようになくなってしまう。その潔さが好きだ。

9月30日と10月1日の連日、東北の岩手県、福島県が力と思いのこもったフェアを開催した。30日は岩手県が「THEいわてDAY 2023」を年に一度の岩手ファンミーティングとして開催。今年は毎年首都圏で開催してきた就職イベントと同時開催し、さらにNHKの朝の連ドラの「あまちゃん」のヒロイン・のんちゃんも参加。500名(速報値)というかつてない集客となった。県内の33全自治体が参加し、出展者、参加者とも満足度の高いフェアとなった。また、同時並行で8階では上記フェアのサブ会場として、3件のセミナーを開催。「企業✕学生交流会『いつかシゴトで会うかもね』」と、遠野市を始めとした2市3町の「地域おこし協力隊募集プレゼン」に加え、県内の企業と県外の岩手ファンを仕事を通じてマッチングする「遠恋複業課 説明会」。同説明会は、参加者の多数が女性であった。

10月1日(日)には福島県が「福島くらし&しごとフェア」を県内59自治体中55自治体が参加という、過去最大規模で開催した。福島県は従来にもまして移住の取り組みに力が入っている。すでに県内13市全てがセンターの会員化となり、移住者の受け入れ態勢も確立している。今回はセミナーやイベントは開催せず、市町村への移住相談、仕事相談、空き家などの住まい相談、先輩移住者との具体的移住生活のイロハ相談などのブースを設置して、移住に関する全ての相談に対応できる体制とした。来場者は本気度の高い人を中心に、197組285人と過去最高の参加者となった。

取材・来客は、29日は青森県東北町長久保町長が初めて視察に。長芋とにんにくの産地とかで、センターへの入会を考えたいと話された。東京都下、伊豆七島の御蔵島村清水副村長、三宅支庁の田代支庁長が有楽町駅前でのイベント参加に併せて視察に。本格的に移住者受け入れに取り組みたいと語った。千葉県鴨川市議会議員5名が視察に。鴨川市は早い段階から移住に取り組み、市役所内に鴨川市ふるさと回帰支援センターを置いて移住者の受け入れに取り組んでいた時代もあった。市内には20年ほど前からセンター理事の加藤登紀子(歌手)さんが有機農法による農業法人「鴨川自然王国」を設立し、現在も継続している。30日は岩手フェアに参加。全自治体に挨拶。4日は山口県防府市池田市長、挨拶。福島県小野町の菅野副町長視察。5日は東京海上ホールディングスの永野会長(経団連副会長)が視察に。過日の経団連の地域部会の視察に次ぐもので、経済界のこの問題に対する関心の高まりは大いに歓迎されるものである。

高知県出身、東京海上ホールディングスの永野毅会長(経団連副会長)と

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