富山県が「移住・定住促進課」を8名体制で新設

 オリンピックはメダルの数が長野オリンピック並みと健闘しているようだ。2つの金メダルもそれぞれ感動的なストーリーがあったようで、そのくらいじゃないと金は難しいと思わせられた。

 移住・定住の取り組みは、ふるさと回帰運動的には15年強の歴史を刻んできたが、少しずつ結果が出始めてきている。先のブログでも取り上げてきたが静岡市や長野県の結果をはじめ、今度は富山県が新年度移住・定住の促進に取り組むために、これまで観光・交通・地域振興局地域振興課「定住・交通促進係」と商工労働部労働雇用課「雇用対策係」で対応してきたものを再編・一元化し、総合政策局企画調整室に「移住・定住促進課」を新設し、課長以下8名体制で取り組むことにした。石井知事は「人口減少に対処し、若者や女性の移住・定住をより効果的・戦略的に推進していきたい」と決意を述べている。また、ある県は一桁アップの予算を計上。やる気を見せている。年間の移住相談が昨年は3万3000件に達するなど、フォローの風が吹く中、いずれの自治体もぜひ一歩踏み込んだ対応をお願いしたいところである。

 過日、神奈川県県西地域の首長研修会に呼ばれ、ふるさと回帰運動の現状について話をさせていただいた。2市8町の首長と担当者50名ほどが集まり、盛況であった。その地域の中心都市の小田原市長が早速、有楽町のふるさと回帰支援センターをお訪ねしたと言ってきた。次の一歩につながればと思っている。

 来客は、地方議会の開催も近いことから少なく、14日は新潟県魚沼市長、国土交通省課長、オイシックスドット大地。15日は静岡県島田市長、長野市の担当課長ほか。

 2月のセミナー開催予定は48回と昨年並み。先週は12回。15日木曜日は秋田県と埼玉県がそれぞれ「学生向け!秋田県UIターン就職ミニセミナー」と「埼玉県移住・就農相談会」。秋田は1月に引き続いての開催で9名の参加。東京で頑張るか、秋田で頑張るかを問うものとなったようだ。
 16日金曜日は三重県と福岡県。三重県は「ええとこやんか三重 U・Iターン就職セミナー」、福岡県は「ふくおかよかとこ移住セミナー 先輩移住者によるトークライブ『わたしの移住体験 何でもお話しします』」を開催。福岡県はこの間月1回のペースで移住セミナーを開催、今回も14名の参加と健闘。3名の先輩移住者の経験談や福岡移住計画からの話もあり、最後は2つのテーブルを囲んでの話となり、和気あいあいで盛り上がった。
 17日土曜日と18日日曜日はそれぞれ4回ずつのセミナーが行われた。土曜日の栃木県日光市とさくら市の「日光市&さくら市 暮らしの楽しみ方講座」は12月に同じタイトルで開催しており、8名の参加と苦戦。反省会を開き、今後の展開を相談中。同日の群馬県桐生市の「桐生へおいでよ!桐生暮らし相談会」は21名の参加。行政からも18名の参加で盛り上がり、織物体験なども行われた。桐生市は早い段階から移住者の受け入れを行って来ており、県内でも草分け的な自治体のひとつである。新潟県柏崎市の「かしわざきlifestyle café 女性のしごとのつくりかた~『好き』が生まれるこだわりの店~」は独身女性が多数の17名の参加。ユニークなセミナーで成功したといっていい。
 福井・石川・富山の「北陸3県合同 地域おこし協力隊募集説明会」は各県の3自治体、合計9自治体が参加し30名の参加と健闘した。8割が県外からの参加であった。日曜日の岐阜県の「森をしごとにする」は、きめ細かな集客の努力もあって20名の参加。一人ひとりに働きかけ、県立森林文化アカデミーの協力もあって成功した。他に群馬県、鹿児島県、愛知県のセミナーが開催された。

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