ふるさと回帰支援センター

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飯山市、2019年度は115名が移住した!

東京は桜が満開だが、花見をする人もなく、その花がとりわけ悲しいもののように見えてならないのは気の所為でしょうか。小池都知事は今週末(28日、29日)の不要不急の外出の自粛などを求めた。一方で、一都4県の知事もテレビ会議を行い、「知事共同メッセージ」を発表。その中では「不要不急の外出やイベントの開催、参加を自粛する」ように求めた。また「密閉空間」「不特定多数の人の密集」「近距離での会話」などの条件が重なる場は避けるよう呼びかけた。さらに、在宅勤務と時差出勤の実施なども要請した。こうした矢継ぎ早の動きは、東京では4日連続でコロナウィルス感染者が過去最高を更新し、昨日、一昨日は感染者が40人を超えこと。その4割は感染ルートが不明というということで、今後、感染者が急増することが予想されることから踏み切ったようだ。 この動きを受けてふるさと回帰支援センターとしては、28日、29日は①移住相談等の対面相談を中止し、電話・メールによる相談のみとする、②各県ブースで実施している自治体の出張相談デスクは中止、にすることを26日付の事務連絡で会員自治体に連絡している。 その後の対応については、東京都を始め、各県や各会員自治体の考え方や対処方針を踏まえて、臨機応変に対応していくことにしている。 元気の出る話が長野県の移住相談員から先程あった。それは、飯山市の2019年度の飯山市ふるさと回帰支援センターを通しての移住者が拡大し、115名に達し、2006年度からでは通算776名となったとの報告があった。 来客や取材は、21日に夕刊フジの取材があった。新年度以降週一回のペースで地方移住の記事を連載したいのでと取材があった。24日には長野県信州暮らし推進課の出川課長が新任の課長を伴って退任挨拶に見えられた。25日は長野県宮田村の小田切村長が陣中見舞いに自慢のウイスキー「駒ケ岳」を持って見えられた。なんとか4月下旬ころには果樹栽培の移住者セミナーを開催したいと話しておられた。香川県東京事務所帳も退任挨拶に。また、アンテナショップ「銀座NAGANO」の小山所長も顔を出された。夕方には前香川県移住相談員谷村さんの訪問もあった。26日午後には自治労東京都本部座光寺委員長の来訪があった。 4月の移住セミナーの開催は、3月26日現在で17回の開催が予定されており、すでに10回のキャンセルが発生している。今後のコロナウィルス動向次第でどうなるか全くわからない。状況の変化についてはその都度HPなどで周知することにしたい。

東京の桜が開花宣言

先週末の14日に、東京の桜の開花宣言が出された。昨年より7日、例年より12日、都心の開花では史上初の速さとか。だいぶ早かったようだ。暖冬であったが、それにしても3月中旬に開花など、少し気持ちが悪い。何事もなければと祈るだけである。コロナウィルスは一向に収まる気配がない。世界中で大騒ぎ。ヨーロッパも各国が国境を封鎖し、人の出入りを止めた。あっさりと閉鎖した。それでいいのかと心配してしまう。経済的落ち込みもすごいものになることが予想され、中国の落ち込みはかつてないものとなったようだ。アメリカは連日の株価の乱高下に驚き、金利を1%も下げ、ゼロにした。このままでは、トランプの再戦も難しいことになりかねず、思い切って踏み込んだようだ。ただ、日本はすでに実質0%であり、残された手は少ない。財務省は一度上げてものを下げるなんてと大反対するだろうが、現下の状況からは消費税の5%への引き下げがあってもおかしくないと考える。 こうした状況で、自治体からの来客はなし。3月議会開催中という自治体もあるだろうが、コロナウィルスで足止めになっているケースが多いようだ。面談の申込みは各自治体の東京事務所からのものが多い。 移住セミナーの開催は、2月28日の福島県しらかわ地域の「ゲストハウスを使って、地方と関わるきっかけをつくろう!」以来の3月14日の鹿児島市の「鹿児島移住プラス創業・農業相談会」のみ。2週間ぶりの開催とあって、何かあってはと緊張感も漂い、主催側も、参加者もマスクを着用。アルコール除菌スプレーや除菌ウェットティッシュなども用意された。机や椅子の配置もいつもより離し、途中換気のために窓を開けるなど可能な限りの対応を行った。参加者は予約2名、鹿児島市への移住相談に来た夫婦1組の計4名の予定が、飛び込みの参加もあって9組12名の参加と賑わった。 このセミナー、都市の利便性と豊かな自然環境を併せ持つ鹿児島市で新たに創業、農業をめざしませんかと相談会形式で計画されたもの。ゲストは創業については鹿児島県相互信用金庫からインキュベーションマネージャーが、農業は吉田農林事務所長が参加され、個別相談にも応じていた。 国を上げての自粛モードの中で、セミナー開催に踏み切った福島県しらかわ地域と鹿児島市の取り組みに敬意を表したい。コロナウィルス感染症については過日の朝日新聞にあったが、「正しく恐れる」というスタンスが大事ではないだろうか。いくつかの徹底した予防措置を施し、できるところから始める。このスタンスでこの災に打ち勝っていきたい。 なお、現段階の4月の移住セミナーの開催予定は14回(詳細についてはHPを参照)で、予定が1回、検討中が1回となっている。政府は19日頃に基本的な考え方を示したい言っているのでその状況を見ながらセンターも今後のセミナーの持ち方を判断したいと思っている。

本気の移住相談は減ってない

今週末の14日頃には東京のサクラの開花宣言が出るのではないかと,昨日のNHK天気予報キャスターが言っていた。気温も20度まで上がるとのことでもあった。暖冬とは言われていたが、それはそれとして朝夕はしっかり寒い日もあった。だが、それも一山越して春はもう目の前。世界中で罹患者が増加するコロナウィルス感染症はWTOがついにパンデミックを宣言し、アメリカの株は大暴落している。影響はリーマンショック以上ともいわれ、我が国の株もまた、暴落。先が見えない経済は不安に駆られるが、何がどうなるのかさっぱりわからなくなっている。明けない夜はない。腰を落ち着けて、夜明けを待とう! 当面の移住セミナーの予定は、3月14日の鹿児島市の「鹿児島移住プラス創業・農業相談会」のみとなっている。なにも、右ならえですべてのセミナーを中止や延期で、見送るのはいかがかと思う。不特定多数を集めての開催は時節柄、遠慮すべきだと思うが、多くても20名前後の参加で、予約制。参加するにあたっては手洗いの徹底やマスクの着装をして、風邪気味や熱のある人は遠慮していただくという形での、ガードを固めてのセミナー開催はあるのではないかと思っている。この対策を徹底すれば、開催数が限定的となることからじっくり腰を据えたセミナーとなり、中身の濃いセミナー開催となるのは必定、期待できるのではないだろうか? また、3月に入って来訪者の数も平日で40人前後、移住相談件数は減少気味である。週末は多い時で100名前後、少ない時で70名前後となっている。20%から25%程度の減少となっている。この結果、じっくり腰を据えた移住相談が行われ、来訪者には喜ばれている。特に、昨年9月下旬のNHKのドキュメント72時間放映以降は大変な騒ぎとなり、移住相談も倍増という反響があったが、ここに来てやっと落ちついてきている。 若干のリスクはあるが、来訪者が心持ち少なくなっているこの時期は、本気の移住相談者には電話予約での移住相談がおすすめとなっている。ぜひ、チャレンジしてほしい。 2月の来訪者の移住相談件数が発表になった。2月もまた、3399件と同月の相談件数は過去最高となった。昨年2月以降、連続で前年比を上回る相談件数を更新してきており、波に乗った感がある。多かった県は、静岡・長野・広島・愛媛・福岡の順となっている。面談が多いのは、福岡・北海道・長野・山梨・広島の順となっている。心配なのは、この上昇気流が今回のコロナウィルス感染症でどうなるのかである。一部には、地方は大都市とは違って、人と人の密集度が少なく、爆発的に蔓延するということはないので、移住の良さが見直されるのではないかという人もいるようだ。 いずれにしましても、手洗いの徹底など予防対策をしっかりして、この危機を乗り越えていきたいものと思っています。御身、ご自愛ください。無理は禁物です。

移住セミナー、中止・延期が続出

2月下旬の移住セミナーは、静岡県中部地域、埼玉県秩父地域、山梨県の3ヶ所が中止になった。以降、2月28日から3月28日までの約1ヶ月に予定されていた移住セミナー64回の内、開催されたのは2月28日の福島県しらかわ地域の4名の参加で開催された「ゲストハウスを使って、地方と関わるきっかけをつくろう!」のみで、検討中が3月14日に開催予定の和歌山県わかやま和み暮らし推進協議会主催の「和歌山をめぐる旅 新生活へのプロローグ」と鹿児島市の「鹿児島移住プラス創業・農業相談会」のみとなっている。残りの61回は中止あるいは延期となった。 各主催自治体が政府の人の集まるイベントなどの中止や回避などへの協力要請を受けてのものだが、右ならえとばかりに大相撲やプロ野球のオープン戦は無観客での開催。ラクビーのトップリーグは延期となった。不特定多数の観客が入るイベントは中止も仕方ないと考えるが、なぜ一律に小中高を休校させるのか、どれ程の効果があるのか。その前に新型コロナウィルス感染拡大の実態はどうなっているのか、そこまでしないと感染防止ができないところまできているのか、丁寧な説明が必要ではなかったのか。年度末で、卒業式など重要なイベントが重なるこの時期、いきなり1300万人の児童・生徒を臨時休校にさせるだけでは、いたずらに不安をあおることになりはしないのか、釈然としないものが残った。学校などの場合、生徒とは、顔の見える関係にあり、「手洗いの励行」「マスクの着用」など感染症対策の初歩的な対応をしっかり教育し、熱がある場合や咳が出るなどの症状がある場合は学校を休ませる。その後、地域内などで罹患者が出るようなことになれば休校という段階を踏んだ対応でもよかったのではと考える。いずれにせよ、政府は実態の把握に努め、情報の公開をしっかり行い、専門家の知見を集め、総合的な政府の対策を明確に示し、場当たり的な対応を極力避けていただきたいと思う。 3月1日の日曜日に散歩の途中に、スーパーに寄ったがすでにトイレットペーパーは買い占めが行われ、なにも残っていなかった。この間の、一連の政府の「桜を見る会」や「検察庁の定年延長問題」などに対する政府の対応に不信が強まる中で、総理が何を言っても信頼されていないように見受けられる。結果、国民は信ずることができるのはわれ一人と自己防衛に走っているようだ。50年前のオイルショックを思い出させる。対応を間違え、なにか大変なことが起こってしまっているようだ。日本経済への影響も予測がつかないことになりかねない。収束の見通しがつかない中、この国はいきなり正念場を迎えた感があるが、ここは冷静になって、手洗いの励行など感染症対策の徹底で乗り越えていく以外にはないのではないだろうか。がんばれ!!日本。 ふるさと回帰支援センターとしての新型コロナウィルス感染症問題についての基本的対応は、現段階においては各自治体の判断を重視し、その要請に従って対応することにする。移住セミナーの開催にあたっては、参加者希望者は事前申し込みを基本にし、手洗いの励行や消毒液の利用、マスクの着用を前提とし、熱のある方や咳のある方の参加はご遠慮いただくことで対応していくことにしたい。 また、移住セミナーの開催が難しい中、電話による移住相談等を積極的に受け、従来通り10時から18時までの通常勤務で対応することにしていますのでご連絡いただきたい。

移住希望地域ランキング、長野の首位動かず

新型コロナウィルスは、現段階では収まる気配がない。先週の移住セミナーが、静岡県中部地域、埼玉県秩父地域、山梨県の3ヶ所が中止になった。この影響は今後も続きそう。政府の対応も場当たり的の感じがしてならない。このままでは、経済的なダメージも大変なことになるのではないかと思われる。最近明らかになったことだがクルーズ船の中も安全エリアと汚染エリアも明確に分けられていなかったようだ。それを指摘した神戸大教授は下船させられた。忖度政治がまかり通り、それが今回のコロナウィルス対策にも影響しているようだ。開いた口が塞がらない。 例年2月に発表している移住希望地域ランキングがこの程、明らかになった。それによれば、長野県が3年連続でトップを守った。2位には前年6位の広島県が座った。3位は昨年2位の静岡県が。以下、北海道・山梨県・福岡県・新潟県と続く。そして、佐賀県・高知県・愛媛県となっている。このあたりまでは、各県しっかり体制を固め、取り組んだ成果が現れた。移住セミナーも定期的に開催され、違和感のない順位と言える。ただ、最近少し取り組みが緩くなっている気がする県は沈み、移住セミナー1つ取ってみても工夫の跡が見える県は、じわじわと順位を上げてきている。なかでも、広島県の2位は値打ちのある2位で、関係各位の頑張りに敬意を表したい。山梨県は、前半は大きく落ち込んだが、後半よく盛り返した感がある。新しい移住相談員が地域おこし協力隊で山梨県に入り、その経験を生かして奮闘した結果のようだ。佐賀県・高知県・和歌山県が成果を上げ、それに初めて山形県が20位に飛び込んだのも評価できる。移住・定住の取り組みは、まだまだ始まったばかり。移住希望者が、移住者を受け入れたい自治体よりも多数で、やれば結果が付いてくる状況にあると感じている。 来客・取材などについては、20日に大阪センターの井内前所長が顔を見せ、当面の大阪センターの体制などの打ち合わせを行った。21日は朝日新聞の電話取材があり、地方移住の総括的話をした。また、日本農業新聞の取材もあった。22日は栃木県大田原市の担当課長らが報告に来た。予算の関係で移住・定住の取り組みが次年度難しいのではということになっていたが、予算の確保ができたので規模は若干縮小になるが継続となったこと。さらに、那須地域の自治体で、広域で取り組むことも検討したいと言っていた。すでに、この広域での取り組みは今年度も何回か行われ、成果が出始めているところである。 移住セミナーは、先週は上記のとおり、3回の中止があり、11回の開催。19日は福島県が「誰でもわかる!移住支援金の活用×地方転職 ふくしまワークセッションvol.5」を開き、13名の参加。移住支援金の概要の説明から支援金を活用している企業の話もあって、次につながるセミナーとなった。この日は、新潟県も「にいがた暮らしナイター相談会」を完全予約制で開催。2名の参加。今年度この方式で7回の開催。水曜日の定番セミナーになるか期待されている。広島県は7組8名の参加で「HIROBIRO.ひろしまinトーキョー 移住のいろは“住まい編”」を開いた。移住者がコーディネーターをつとめ、物件の具体例を紹介。東広島市も参加。空き家バンクの紹介もした。ゲストの漆塗り作家は地域への入り方などを紹介。盛りだくさんのセミナーとなった。 長野市は21日、22日と連続で「地域おこし協力隊&ワーホリ@ながの説明会PART2」を開催。三重県多気町は「みえつどい たきつどい 三重で暮らす×働く」を30名の参加で開催。盛況であった。栃木県那須地域は「那須地域合同移住セミナー NORTH TOCHIGI~自分に合った暮らし方・働く方を見つけよう~」を那須塩原市・大田原市・那須町・那珂川町の参加で開催。6名の参加と少なかったが、栃木県の特徴が凝縮された地域であり、展開次第では成果も期待できる。今後に期待したい。福島県県北地域は「第7回ふくしま“県北”移住セミナー」を開催。4月に福島市に移住する人が参加した。1組2名。山形県米沢市は「米沢暮らし×渡米プロジェクト~SAMURAIトークイベント~」を開催。スピーカーは首都圏の大学生が陣羽織を着込んでの報告、盛り上がった。12名の参加。(渡米とは米沢に行く・交流すること。) 23日は山口県が「やまぐち移住就業セミナー相談会<農業法人の選び方・就業・ポイント!>」を開催。23組26名の参加と大盛況。農業法人の選び方では、周南市の農業法人で山芋を作って4年目の就農者が体験を語った。また、首都圏の大学生2名も参加し、その体験を報告した。 24日は静岡県が「まるごと静岡就職フェア!」を12階のイベントスペースで開催。  

新型コロナウィルスで移住セミナーに影響も

新型コロナウィルスによる肺炎の拡大が猛威をふるい、その影響がふるさと回帰支援センターでの移住セミナー開催にまで、出始めている。今週末に予定されるセミナー開催について、いくつかの自治体から問い合わせが来ている。移住セミナーの規模が20名前後で、基本顔の見える関係で開催するセミナーについても中止とすることは過剰な対応であるのではないかと考える。100名を超えるフェアなどについては別途、当該自治体と話し合うことで対応したいと考える。また、各県の移住相談員を始めとした対応については、マスクの着用、手洗いの励行に務めることにする。すでに、政府もその対応の指針を明らかにしているように、現段階では手洗いの徹底やアルコール消毒の実施など予防措置をしっかりすれば防げるものとの認識である。 私の花粉症も14日から始まった。暖冬の影響もあるのか、今年は早いような気がする。上記のコロナウィルスとの関係もあり、今年は嫌な春先となりそうな気配だ。 来客・取材などについては、13日に徳島県三好市の黒川市長が顔を出された。14日は福井県の坂井市・福井市・鯖江市の市議各1名の視察があった。また、北九州都市圏広域行政推進協議会7名の視察も。15日は北海道上士幌町の上士幌まるごと見本市―ふるさと納税大感謝祭―が日本橋蛎殻町であり、顔を出した。18日は長野県の銀座アンテナショップの小山所長が見えられ、意見交換を行った。 移住セミナーは、先週は少なく13回の開催に留まった。まず、12日はふるさと回帰支援センター主催で嵩副事務局長がコーディネーターで「第3回地方暮らしを考えるワークショップ~公開市内地方移住のために~」を開き、13名の参加。全国各地の自治体での移住者の動向を踏まえて、失敗しない移住のあり方を語った。15日土曜日は7回と多く、まず、群馬県桐生市が市長も参加して「桐生へおいでよ!桐生暮らし相談会~桐生でかなえるやりたいこと~」を10組13名の参加で開催した。山梨県は甲府市・甲斐市・中央市・韮崎市・北杜市・南アルプス市が参加し、「中北地域合同移住セミナー『山から街まで』」を23組30名の参加で開催。人気の北杜市や県庁所在地の甲府市などの参加もあり、大賑わいのセミナーとなった。愛媛県西予市は「西予市移住セミナー 女だけの移住の本音。」をアットホーム的に4つのこたつを囲んで、旬のみかんを食べながら14名の参加。率直な話しを重ねあった。新潟県上越市は「上越市 お仕事&ふるさと暮らしセミナー」を開催し、7組8名の参加。福井県は「FukuiちおこCafé Night~Re start in Fukui 地域おこし協力隊からはじめる~」を7組10名の参加で開催。県では今年度から地域おこし協力隊の3年間の終了以降の定着を狙って定着支援金の交付を行っており、定着率が60%から66%に伸びるなど効果を上げている。長野県は恒例となっているセミナー「楽園信州移住セミナー 起業創業のヒント」を開催し、29組33名を集めた。宮城県は「第7回みやぎ暮らしの魅力、再入門」を県内4エリアから、それぞれ代表する栗原市、角田市、南三陸町、仙台市が登壇し、その暮らしを語り、アピールした。13組16名の参加。主催者としては力の入ったセミナーであったが集客がいまいちであった。ただ、「来てよかった」と帰った参加者もいて、手応えのあるセミナーとなった。 16日日曜日は5回の開催で、茨城県は「第4回いばらき暮らしセミナー 海暮らし、山暮らし、まるっと話そう『THE・座談会』 」を8組9名の参加で開催。海暮らしは大洗町・鉾田市・鹿嶋市、山暮らしは常陸大宮市・石岡市、湖畔暮らしはかすみがうら市などが参加。ゲストはUターン者で、日立市内で事業継承したレストランのオーナー。企画はおもしろく、思い込みの強いセミナーであり、問い合わせも多かったが、集客がいまいち。人気の高い地域であり、継続的なセミナー開催が望まれる。和歌山県は「TURNS×W 和歌山の『地方の経済入門』」を田辺市・那智勝浦町・串本町が参加して開催。約30名の参加と賑わった。ゲストは2名の移住者。福岡県は「福岡県への転職・移住相談会」を福岡市・北九州市・久留米市などが参加して開催。26組27名の参加。集客は、窓口に移住相談者に来た人などにチラシ配布するなど丁寧な対応が功を奏したようだ。熊本県は天草市、県北地域がそれぞれ開催。天草市は「あまくさ暮らし移住セミナー 旅のYoutuber&離島+都市暮らし」を12組14名の参加で開催。県北地域は「ぎゃんアッとくまもと!!~県北編~熊本県・県北地域は盛だくさん!」を荒尾市・玉名市・南関町・長州町・和水町・玉東町などが参加して開催した。

初代理事長の遠雷忌を開く

2月8日は初代理事長の立松和平氏の命日で、11回目の遠雷忌を開いた。全国から約30名の友人・知人が鴬谷の法昌寺に集まり、思い出話に花を咲かせた。7日には福島県石川地方町村会議長会主催の研修会に参加した。この研修会には5町村の町長・村長や議員の方々、移住担当者も参加し、参加者は60名を上回った。この研修会、昨年10月に開催となっていたが、台風19号でこの地域が被災し、延期となっていたもの。もともとは、昨年5月下旬に議長会としてふるさと回帰支援センターを視察に訪れ、一度地元での講演をとなっていたもの。県内でも議長会主催で、各首長も全員参加しての研修会への参加は初めてのことで、この地域の移住・定住推進に掛ける意気込みに敬意を評したい。 この程、1月の移住相談件数が明らかになった。結果は1月としては初の4000件を超えた4118件となった。頑張った県は静岡、広島、長野、岡山、福岡の順となっている。また、移住情報発信ブース開設自治体では、静岡市・とやま呉西圏域・北九州・南砺市・小田原市の順となっている。 来客・取材などについては、5日は鹿児島県志布志市議5名の視察、福島県葛尾村長の来訪。6日は三重県鳥羽市議5名、新潟県柏崎市議1名、同小千谷市議1名、山口県岩国市議3名の視察があった。9日は広島県山田副知事の表敬訪問があった。12日は毎日新聞の取材があった。 30日は山口県が「やまぐち暮らし 夜の相談会+やまぐち移住創業相談会in東京」を3組5名の起業希望者が参加して開催。31日は長野県小諸市が「おしゃれ田舎プロジェクト説明会」を14組15名の参加で開催。小諸市は軽井沢町の隣りに位置し、30戸の空き店舗のチラシも用意し、起業を呼びかけた。 2月1日土曜日は7自治体が開催。まず、香川県が「香川県UJIターン就職・転職セミナー」を定員オーバーの23名を集めて開催。このセミナー2ヶ月に1回のペースで開催し、人気のセミナーになっている。3名のキャリアコンサルも来て相談に応じ、移住相談も受けた。福島県も「第2回福島U・J・I企業就職セミナー」を開いた。石川県は「いしかわ農林漁業”里山里海の豊かな自然を仕事に”」を5組6名の参加で開催。県の出先や農林漁業組合からゲストが参加。北海道は「そこが知りたい!みなみ北海道暮らしセミナー」を5組6名の参加で開催。ゲストは渡島・檜山振興局と道庁から。北海道への移住の説明を行った。長野県は「信州東御(とうみ)市移住セミナー『農』と『くらし』を知る夜~がっつり農・ほどよく農・ゆる農~」を市単独としては2回目の開催。満員の15組18名の参加。テーマが肩の力が抜けていてよかったのか?神奈川県小田原市は「小田原市暮らし座談会@有楽町」を14組22名の参加で開催。参加者は20代から60代までの幅広い層の参加。ゲストは地域のキーマン、新幹線通勤者、子育て中のママさんとバライティーに富んでいた。全体として本気度の高い人が多かった。小田原の魅力が語られたセミナーといえる。愛媛県は3階のグリーンルームで「愛あるえひめ暮らしフェア」を67組91名の参加で開催。出展自治体は11自治体。他に商工会議所など6団体も参加。 2日日曜日は6自治体が開催。とやま呉西圏域は「“とやま”で暮らすと『幸せ度』がアップ!~とやま呉西圏域しごと・子育てセミナー~<高岡市・射水市・氷見市・砺波市・小矢部市・南砺市>」を12組22名の参加で開催。静岡県は「空き家で叶える理想の暮らし」を10組15名の参加で開催。青森県は「八戸都市圏移住セミナー『今、私のやりたいこと』」を23組24名の参加で開催。健闘した。ゆかりの人も半分以上、タイトルに惹かれて参加もあり。ゲストはIターン者2名。田舎に帰るとやることも決まっていると思ったが、ゲストの話を聞いて可能性を感じたとコメントする参加者もいた。茨城県鉾田市は「[日本一の果菜王国]鉾田市地域おこし協力隊募集セミナー」を開催。5組9名の参加。参加者はバラェティーに富んでいた。協力隊への応募者には現地視察も予定されていた。愛媛県は「愛媛・愛南町みどり<海・山・農のある暮らしセミナー>地域資源の活用」を県が支援する地域団体「まるごと緑」が主催。5組9名の参加。夏までに現地視察も計画中。山口県は「やまぐちYY!ターンカレッジ⑤~やまぐちで駆けよ。~ やまぐち移住就業セミナー相談会 農業法人就業シリーズ」を6階good officeで開催。ゲストはG2のレノファ山口のGMが来て話した。36組42名の参加。

北海道も一般社団法人で移住交流促進協議会結成

2月になり、若干ではあるが日が伸びたような気がする。4日は立春。今年もまた、春が待ち遠しい。30日から31日にかけて北海道・札幌に行った。従来の任意団体としての北海道移住促進協議会が解散し、あらたに(一社)北海道移住交流促進協議会(会長は上士幌町の竹中町長が就任)が設立され、基調講演に行ったもの。参加自治体は146/179。一般社団法人での移住推進の取り組みは高知県に次ぐもので、4月には山形県も設立予定となっている。町村からの参加には移住者の移住担当者も複数名おり、それぞれ悩みを抱えながら頑張っていた。今年は、北海道も暖冬のようで大通公園の雪まつりのための雪像もまだで、雪の塊が置いてあるだけだった。 来客・取材などについては、29日には鹿児島県志布志市の市長と東京事務所所長があいさつに見えられた。今後の移住・定住の取り組みについて意見交換を行った。この日は、自治労本部の副委員長であった山形県出身の加藤さんも顔を見せられた。2月4日には福島県の東白川地方の町村会の関根鮫川村長・宮田塙町長・佐川矢祭町長・湯座棚倉町長・事務局長の5名の視察があり、移住政策の進め方などについて意見交換した。 移住セミナーは18回の開催で、29日の水曜日に3回のセミナーがまず開催された。そのうち京都府は「京都府就職&移住個別相談会vol.3~京都ではたらく・くらす~」を開催。個別相談会ということで予約の4組5名が参加。栃木県は「大田原市の『高齢者が元気に活躍できるまち大田原』」のセミナーを4名の参加で開催した。このセミナー、2月に予定される高齢者向けの移住体験セミナーの事前説明会を兼ねて開かれたもの。日赤病院や医療福祉大学などもあり、充実した医療環境も大田原市の売りのひとつなどの説明があった。シニアを対象にしたセミナーもそれなりの集客が可能と手応えを感じたようだ。広島県は「HIROBIRO.ひろしまinトーキョー 広島移住のいろは『起業編』」を満員御礼の26名を集めて開いた。参加者の半分は起業希望者、半分は初参加者。手応えを感じさせるセミナーであった。 30日は山口県が「やまぐち暮らし 夜の相談会+やまぐち移住創業相談会in東京」を3組5名の起業希望者が参加して開催。31日は長野県小諸市が「おしゃれ田舎プロジェクト説明会」を14組15名の参加で開催。小諸市は軽井沢町の隣りに位置し、30戸の空き店舗のチラシも用意し、起業を呼びかけた。 2月1日土曜日は7自治体が開催。まず、香川県が「香川県UJIターン就職・転職セミナー」を定員オーバーの23名を集めて開催。このセミナー2ヶ月に1回のペースで開催し、人気のセミナーになっている。3名のキャリアコンサルも来て相談に応じ、移住相談も受けた。福島県も「第2回福島U・J・I企業就職セミナー」を開いた。石川県は「いしかわ農林漁業”里山里海の豊かな自然を仕事に”」を5組6名の参加で開催。県の出先や農林漁業組合からゲストが参加。北海道は「そこが知りたい!みなみ北海道暮らしセミナー」を5組6名の参加で開催。ゲストは渡島・檜山振興局と道庁から。北海道への移住の説明を行った。長野県は「信州東御(とうみ)市移住セミナー『農』と『くらし』を知る夜~がっつり農・ほどよく農・ゆる農~」を市単独としては2回目の開催。満員の15組18名の参加。テーマが肩の力が抜けていてよかったのか?神奈川県小田原市は「小田原市暮らし座談会@有楽町」を14組22名の参加で開催。参加者は20代から60代までの幅広い層の参加。ゲストは地域のキーマン、新幹線通勤者、子育て中のママさんとバライティーに富んでいた。全体として本気度の高い人が多かった。小田原の魅力が語られたセミナーといえる。愛媛県は3階のグリーンルームで「愛あるえひめ暮らしフェア」を67組91名の参加で開催。出展自治体は11自治体。他に商工会議所など6団体も参加。 2日日曜日は6自治体が開催。とやま呉西圏域は「“とやま”で暮らすと『幸せ度』がアップ!~とやま呉西圏域しごと・子育てセミナー~<高岡市・射水市・氷見市・砺波市・小矢部市・南砺市>」を12組22名の参加で開催。静岡県は「空き家で叶える理想の暮らし」を10組15名の参加で開催。青森県は「八戸都市圏移住セミナー『今、私のやりたいこと』」を23組24名の参加で開催。健闘した。ゆかりの人も半分以上、タイトルに惹かれて参加もあり。ゲストはIターン者2名。田舎に帰るとやることも決まっていると思ったが、ゲストの話を聞いて可能性を感じたとコメントする参加者もいた。茨城県鉾田市は「[日本一の果菜王国]鉾田市地域おこし協力隊募集セミナー」を開催。5組9名の参加。参加者はバラエティに富んでいた。協力隊への応募者には現地視察も予定されていた。愛媛県は「愛媛・愛南町みどり<海・山・農のある暮らしセミナー>地域資源の活用」を県が支援する地域団体「まるごと緑」が主催。5組9名の参加。夏までに現地視察も計画中。山口県は「やまぐちYY!ターンカレッジ⑤~やまぐちで駆けよ。~ やまぐち移住就業セミナー相談会 農業法人就業シリーズ」を6階good officeで開催。ゲストにG2のレノファ山口のGMが来て話した。36組42名の参加。

島根のU・Iターン相談会に132名が参加

27日から28日にかけて東京にも雪が降った。暖冬ということで木々の木の芽も膨らんでいた。1月末の雪は、なにかホッとするものがある雪であった。 最近、個別の移住相談が増加の傾向がある。昨年は前年比でも2割ほど増加した。加えて、各県のブースに市町村が来て、個別相談を実施する自治体も増加している。その数も土曜日には10市町村にもなる。本気で地方移住を考えている人が多くなっている表れと考える。 来客・取材などについては、22日には鹿児島県さつま町の日高町長が顔を出された。特産のきんかんをいただいた。甘くて、その美味しさに驚いた。広島県竹原市今栄市長も来訪。他に、テレビ朝日の取材があった。24日は宮城県加美町の来訪があった。その中では、昨年町がふるさと納税を実施。20万円の納税で町内のバッハホールで町民のオーケストラをバックに一曲タクトを振ることができることにしたら1名の応募があり、実現できたとの報告があった。町の財産を使ってのユニークな提案が面白かった。28日は北海道の移住担当の松浦地域振興監が顔を出され、意見交換した。午後には山形県村山市議会議員団9名の視察があった。4月に立ち上がる山形県の一社のやまがた移住定住・人材確保推進協議会に対する期待の話などで盛り上がった。 移住セミナーについては、先週は15回の開催であった。24日の北海道釧路・根室地域の「北海道根室で!酪農で暮らす!相談会」は6名の参加。参加自治体は釧路市・根室市・標津町・厚岸町・浜中町・標茶町・弟子屈町・鶴居村。集客に苦戦したが、開催しないことには何も始まらないと継続することに意味があるようだ。大阪府岬町は「ミサキノ交流会 関係人口の始め方~五感で感じる岬町~」を10組14名の参加で行われた。25日は富山県が「TOYAMA DE LIFE SHIFT⑤ とやまで働く とやまと働く」を小矢部市・入善町・上市町の参加で開催。8名の参加。県内で活躍する男女2名のゲストが、それぞれ富山で働くことの意味を語った。静岡市は「静岡市職員採用セミナー」を開催し、21組23名と人を集めた。兵庫県養父市は「農業特区 兵庫県養父市(やぶし)が応援する」が初開催ながら11名の参加。和やかな雰囲気で良かった。個別相談も行われた。長野県立科町は9名の参加で「信州・立科町”住の匠”養成型移住セミナー」を開催。北海道深川市は「深川市移住セミナー&相談会 北海道で暮らす 深川で働く~注目!5つのプロジェクト~」を開催。15組22名の参加。町の紹介から始まり、深川ポークのブランド化やシードルの拡販など5つのプロジェクトの紹介を行い、個別相談会につなげた。岡山県井笠圏域・倉敷市は「井笠圏域&倉敷市 移住相談会~星降るまちで暮らす~<笠岡市・井原市・浅口市・倉敷市>」は12組15名の参加。この地域は晴れ率が高く、星の光のゆらぎが少ないことが評価され、国立天文台が設置されたことなども紹介された。個別相談会では参加自治体ごとにブースを置き、移住相談を行った。集客についても各自治体がSNSを活用しての発信を行った。鹿児島県は「鹿児島県主催!『ワ―ホリかごしま説明会』」を開き、3名の参加。石川県・富山県は「暮らしのお見合い大作戦@能登半島”real local life”<石川県羽咋市・七尾市・穴水町・富山県氷見市>」を初の両県コラボで開催し、11組13名の参加。テーマのとおり、にぎやかなお見合いとなって盛り上がった。福島県は「福島県 地域おこし協力隊・復興支援員合同募集説明会」を県内14自治体が参加して、3階グリーンルームで開催。23名の参加。 26日は福岡県糸島市が「ママが主役の糸島生活~ほっと一息お茶会~」を7組11名の参加で開催。糸島市は人口急増中で待機児童も70名もおり、母親の望む子育て情報の提供をメインに座談会形式で開催。地域性を踏まえたユニークなセミナーとなった。新潟県中越エリアは「にいがた暮らしセミナー体験&交流編『新潟中越エリア”暮らしたいまち“を体験!』」を9組11名の参加で開催。参加自治体は柏崎市・燕市で、参加者は20代から30代が中心。体験型のイベントだった。柏崎市はボードゲームを使って地域を紹介。燕市は金属加工のまちらしく、アルミ板を加工するオリジナルキーホルダー作りで紹介。満足度の高いセミナーだった。島根県は3階グリーンルームで「しまねUターンIターン相談会in東京」を開催。13自治体が出展。104組132名の参加と大賑わいのフェアで人気の高さを示した。

新春なのに、移住セミナーが花盛り!

なんと、新春から移住セミナーは花盛り。先週は19回の開催となった。調べてみたら、昨年1月の開催実績は38回。それが今年はいきなり52回の開催が予定されている。上々に滑り出しと言っていい。嬉しい限りである。また、今年第1回目の企画会議に提出された12月の個別面談件数を見ると、なんと初めて福岡県がトップの個別面談件数となった。これまでも九州の中ではトップの実績を誇ってきたが、長野や山梨などを押しのけてトップとなったことは評価できる。やはり、ブースの相談員の丁寧な対応が人を呼んだのではと考える。 来客・取材については、16日には秋田県の佐竹知事の訪問があった。17日には岡山県自民党県議団18名の視察があった。県議団の視察は、今年はじめてのことで率直な意見交換をさせていただいた。特に岡山県は東日本大震災の翌年の2012年には人気ランキングが長野県に次ぐ第2位だったものが、その後ジリジリと順位を下げていることなどについての質問もでた。また、中国エリアの各県に比べUターン者の割合が少なく、Iターンが75・5%と他県と比べ10%以上も高いことなどが報告された。また、富山県議会議員の来訪もあった。他に3月下旬に放映予定のNHKの「密着!引っ越し人生~これが私の生きる道(仮)~」の取材があった。18日には山口県岩国市の中山間地域振興課長の来訪があり、今年は会員となって移住に取り組みたいと決意を語った。21日は群馬県議会総務企画常任委員会10名の視察があった。山本知事は移住・定住策に熱心で、新年度に地域創生部を新たに設置し、移住促進に力を入れる決意をしていることから、その出先になるふるさと回帰支援センターを視察したもの。質問・意見も出され、活発な意見交換ができた。 移住セミナーについては、16日の岡山県の「晴れの国 おかやま就農セミナーin東京」が10組14名の参加で行われた。ゲストは就農し、作物を生産する喜びを語った。岡山を移住先に選んだのは受け入れ体制がしっかりしていたのと現場の人の人柄が決め手になったと語った。 17日は北海道さっぽろ圏が「さっぽろ圏移住相談会2020」を開催し、人気の札幌圏ということで30名の参加。和歌山県は「TURNS×W 和歌山の『つぎつぎ、継業』」をテーマに、県が力を入れている継業支援で初開催。21名を集めて大賑わい。ゲストは昨年7月に第1号で継業した方。長野県信濃町は「いなかまちのおしごとMATCHI!!」を開き、10名が求人票を持って参加した。山梨県は「やまなしおしゃべりカフェvol3」を開催。住まいに関するトークと不動産鑑定士から空き家物件などの評価な説明などがあった。 18日土曜日は岐阜県が「TURNSのがっこう~岐阜科7限目『二拠点居住』~」を開き、27名の参加と大賑わい。ゲストは飛騨市と諏訪市に拠点を置いて活躍する若者。満員盛況であった。三重県は「三重県庁の仕事 はじめてセミナー~若手職員にフリーに聞いてみよう~」を11名の参加で開催。若い人の参加が多かった。愛媛県八幡浜市は「やはたはま移住相談会」を初めて開催。17名の参加と健闘した。子供連れと女性の参加が多かったが、本気の出た良いセミナーとなった。今後に期待が持てる。香川県は「うどん県香川で起業する×事業を引き継ぐ あなたの夢 応援セミナー」を開催し、19名の参加。テーマも良かったが、県の移住者支援の気持ちが出たセミナーが人を呼んだようだ。山形県遊佐町は「ゆざを楽しむ愉快な仲間達vol.9」を開催。このテーマが定着しつつある状況で21名の参加。宮崎県日向市は「リラックスサーフタウン 宮崎県日向市 浜辺で暮らす移住相談会」を、子連れを含む18名の参加。長野県は「楽園信州移住セミナー 本気のしごとスペシャルvol.2」を開いた。15組17名の参加で、地元からは工務店など4社が出店。転職のためのマニュアルのコーナーもあり、参加者の関心を集めた。 19日日曜日は、群馬県が「標高差800m!あなた好みの農業が見つかる!!~ぐんま就農相談会in東京~」を開催。19名の参加と盛況であった。昨年も開催したが、今後は定期的な開催を展望したいところ。鹿児島県は「かごしま連携中枢都市圏 移住かごトーク!!<鹿児島市・日置市・いちき串木野市・姶良市>」を左記の4市の参加で開催し、8組11名の参加。併せて、夕方からは日置市が「日置市『戦国島津』軍議大会in東京」を連続して開催。こちらは4名の甲冑を着込んだ人もおり、丸十の薩摩の旗を閃かせての開催で盛り上がった。若い人や歴女を中心に11組14名の参加。福島県は「ふくしまぐらしLab.新”縁”会」を満員御礼の21名を集めて開催した。キーワードは「結ぶ」で、福島産の米を使ったおにぎりを提供。ゆるく繋がっていこうということで盛り上がった。佐賀県は「林業(しごと)やMTB(あそび)で地域おこし!~季節の移ろいを感じながら、五感くすぐる山での暮らし~」で本気の人を含む14組19名の参加。ゲストからは黒檀や黒柿の端材を使って箸を作るなど山の暮らしの稼ぎや楽しさの紹介もあった。岡山県は「おかやまぐらし移住相談会 桃太郎だけじゃない!!岡山には◯◯がある!!」を3階グリーンルームで開催し、59組92名の集客と大盛況。参加自治体は岡山市・津山市など8市町。トークセッションは「成功のヒケツは用意周到な”とりあえず移住”」をテーマに行った。午後の個別相談は各自治体とも満員の状況。広島県は6階のgoodofficeで「広島県・移住フェア ひろしま暮らしをあそぶ1日」を、子育てをテーマに行い、40組を超える集客があった。

昨年の移住相談件数は4万9401件に!

先週の11日から今年の移住セミナーも始まった。今年は600回の開催を追求することを明らかにしているが、先週は10回と静かに始まった。それぞれ工夫を感じさせる内容のセミナーが多かった。 また、12月の移住相談件数が明らかになったが、初めて4000件を超えて、4153件に達した。年間でも49401件と目標の5万件には599件足りなかったが、前年比7883件増とまずまずの健闘ぶりで評価できるものであった。12月の相談件数で健闘した県は、山形県・高知県・愛媛県・岡山県・広島県の順となり、広島県以外は12階での全県を上げたフェアの開催を行った県となった。山形県のトップは初めてのことであり、次年度から一般社団で移住・定住の取り組みを行うことを決めていることからも今後の積極的な取り組みに期待が高まる。 先週からの来客・取材については、9日に今年はじめての取材があった。日経グローカル誌のインタビューで、地方移住についての今年の見通しを語った。この日は栃木県大田原市の移住・定住サポートセンターの理事長、事務局長の来訪もあった。このセンター2年半前に立ち上げ、移住希望先としては県内一番と言われている自治体で、成果も順調に伸ばしてきたが、予算の関係で次年度以降見通しが立たない状況にあるとのこと。今後の方策を相談した。10日は「まち・ひと・しごと創生本部」の木下総括官と新年の挨拶と意見交換を行った。11日は鳥取県担当課長、鳥取市市民生活部長と挨拶。この中では鳥取県の移住実績は、2018年度は2157人になっていることなどが報告された。ほかに、石川県のいしかわ就職・定住サポートセンターの永下センター長の訪問があった。14日は宮城県地域復興支援課長、移住・定住担当課長補佐の来訪があり、令和2年度に初めて全県イベントを開催予定していることが報告され、上記の山形県の動向とあわせ、東北エリアの動きが今年は注目されそうだ。14日は広島県の山田担当課長ほかが挨拶に見えられた。 移住セミナーについては、11日の土曜日に5回、12日の日曜日に5回の計10回開催された。10日は、滋賀県が「#ほどほど田舎 ほどほど都会 滋賀移住ラボ~山の仕事編~」を開催。8組14名の参加。シニア世代の夫婦の参加が目立った。ゲストは慶應大学出身の27歳。物心ついた頃から山の仕事に憧れっていたとのことで賃金から家賃までの生活費を含む日々の暮らしを明らかにし、滋賀での生活を率直に語り、参加者の共感を得ていた。和歌山県は「わかやま発 きのくにフォレスター林業移住フェス~紀州林業体感セミナー~」を開催し、周知期間の問題もあり4名の参加に留まった。和歌山といえば林業というストレートなテーマでのセミナーであったが課題を残すセミナーとなってしまい、明日が見える切り口でのセミナー開催でリベンジを期待したいところである。茨城県那珂市は単独で「理想の暮らしがきっと見つかる!いい那珂暮らしフェア」を初開催としては驚きの14組15名の参加と健闘した。この集客は情報発信もさることながら、これまでのイベントなどでつながった方々へのアフターフォローが徹底されていることではないかと関係者は総括している。富山県は「採用直結!社長と語るセミナー~富山移住支度金セミナーVol3~」を開き、10名の参加。シニア世代が半数以上と年齢の高いセミナーとなった。ゲストは3名でそれぞれ興味をもたせる内容の話しで、3クールで行われたカフェ交流会も充実した内容となり、好評であった。鳥取県は今年第1号の12階ダイヤモンドホールでの「鳥取UIターンBIG相談会」を開催し、114名の参加。県内企業30社も参加したが若者の参加がいまいちであった。 12日日曜日は、長野県が「楽園信州移住セミナー 田舎ならではの物件探しのコツ教えます」と参加してみたい内容のセミナーを開催し、28組41名の参加と盛会であった。テーマ設定の勝利と言っていいようなセミナーであった。北海道十勝地域は「なつぞらの舞台 北海道・十勝 初心者のための暮らしセミナー」を振興局主体で開催。キャンセルもあって10組12名の参加に留まったが、十勝での暮らしを振興局が生活者目線で紹介したことが好評であった。静岡県は「静岡まるごと移住フェア」を12階ダイヤモンドホールで開催し、速報値で300名を超える参加者を集めた。熊本県天草市は「あまくさライフカフェ『島暮らしセミナー』」開催した。参加者は16組18名。 また、この日はふるさと回帰支援センター主催で第1回目の「地方暮らしを考えるワークショップ」を開催。32名の参加で、初参加が半数を占めた。このワークショップは最近漠然とした移住希望者が増加傾向にあることから、田舎暮らしのイメージをしっかりと固定化してもらうことをテーマに開催したもので、今後も2回程度の開催を予定している。

今年の移住セミナーは600回の開催をめざす!

あけましておめでとうございます。東京のお正月は三が日とも天気もよく、暖かなお正月でした。しかし、目を転ずればあまり愉快なことはなく、内憂外患の状況です。中東はアメリカのチョッカイで火を吹きそうな雲行き。国内的にはIR問題をめぐる汚職事件やいわゆる「サクラ」問題がくすぶり続け、年末にはゴーン氏が海外逃亡という事件までが勃発するという有様で前途多難な幕開けとなっている。 今年のふるさと回帰運動は、従来の右肩上がりの移住相談の件数の伸びは続くと思っている。課題は、5万を超えると考えられる移住希望者の受け入れ体制を整備し、失敗しない地方暮らしを可能にする自治体をいかに組織するかにあると考える。加えて、そのための入門編とも言える「移住セミナー」をどれだけ開催できるかだと思う。これは上記の自治体の組織化とも関連するが、移住者を受け入れて地域の活性化を目指すことを決意した自治体が、具体化のために一歩踏み出して、有楽町のふるさと回帰支援センターで首都圏の移住希望者に向かってそれぞれの自治体での可能な地方暮らしの具体的なかたちをアピールすることである。この移住セミナーは、昨年は545回の開催実績があるが、これをなんとか600回に乗せて行きたいと考える。 年末には、帰省する首都圏在住の人たちを対象にした「30歳の同窓会」を開催した道府県もあったようだが、昨年夏のお盆の帰省者を対象にした「30歳の大同窓会」を開催した福島県は、年末の29日にも郡山市で「30歳の大同窓会」を開き、U・Iターン者を中心に250名を超える参加者を集め、盛り上がった。 ふるさと回帰支援センターは、今年は7日からスタートした。来客・視察については、初日に長野県の出川課長が訪ねてきて、意見交換を行った。この中では5日付の日本農業新聞が一面トップで28府県が18年度の移住者が過去最高になったとの記事を掲載したことが話題になった。そして、長野県は2315名の移住者があったと報告を受けた。そして、移住者の定義は各県ばらばらでカウントの仕方が難しいということになった。過去にもこのブログで長野県の移住者の定義について書いた記憶があり、昨年総務大臣と情報誌「100万人のふるさと」の早春号で対談した時にも申し上げたが、総務省が考える移住の定義を明らかにし、都道府県の移住実績の調査を行ってはと要請している。この日は、ほかに福島県いわき市東京事務所の所長の来訪があった。8日には前の全国市長会の森民夫会長(前長岡市長)の訪問があった。彼とは彼が旧建設省住宅局に在籍していたときからの長い付き合いで、現在一社法人地方行政リーダーシップ研究会を主宰している。この研究会が開く「地方議員のためのリーダーシップセミナー」がこの22日に永田町であり、そこで「ふるさと回帰志向の増加と今後の可能性」をテーマに講演することになっており、その打ち合わせを行った。まだ、ワクがあるようなのでこのセミナーに参加希望の自治体議員の方は[email protected]までお問合せを。 セミナー開催は、11日土曜日からスタートする。乞うご期待!! 今年も移住希望者に寄り添った移住相談をめざしますのでよろしくお願いいたします。  

1年間の各位のご努力に敬意を評します

今年最後のブログです。1年を振り返るに、ふるさと回帰運動は今年も順調に拡大した1年であったと総括できる。そのために頑張った関係各位に対し、心から敬意を表します。センター的には5月の連休明け以降、新たに4階にセミナースペースを3ヶ所確保した。まだ、十分に活用できたとは言い切れないが、会員各位のセミナー会場が確保できないという課題には一定程度、応えることができたのではないかと思っている。その結果もあると思うが、今年1年間の移住セミナーの開催実績は台風の影響で急遽中止になった15回のセミナーを除き、545回の開催ができた。移住相談実績は目標とした5万件には至らないかもしれないが、ほぼそれに近い数字は確保できたのではないかと思っている。 ただ今年は、夏頃から、移住する気のない人を動員して、移住セミナーを満員にする。いわゆる「サクラ動員」という問題が顕在化した。こうしたことが深く静かに進行していたことは、社会的にも憂慮すべきことであり、残念なことでした。全国各地の各自治体でその被害にあっていることが12月17日の中日新聞・東京新聞1面トップでも明らかにされた。せっかくの盛り上がってきた地方創生の取り組み。その中でも地域活性化の切り札にもなろうかという地方移住の取り組みに水を差すような、こうした詐欺まがいの行為は許されない。この事態を前にして、ただただ、天に恥じない取り組みを願うばかりである。 来客・視察については、18日に長野県立科町の三矢工業が訪ねてきた。ふるさと回帰支援センターが東銀座に在った頃からの付き合いで、町と協力しあってふるさと回帰運動に取り組みたいとのことであった。20日は25時から神奈川テレビの「大人のサステナイト」という番組に出演したが、生憎東京では見ることができなかった。深夜ということもあるが、観た人は感想を聞かせてほしい。24日は群馬県前橋市に行って、山本知事と情報誌の新年号の対談を行った。知事就任前は、ふるさと回帰支援センターの団体会員は県を含む4団体に留まっていたが、知事就任以降は懸命な知事の努力もあって、あらたに15自治体が会員化に踏み切ったことなどから、その想いを知事に聞くということで設定されたもの。知事は「35全自治体の会員化を目指し、まず、その面で長野県を上回りたい」と決意を語っていた。詳細は「100万人のふるさと」2020年新春号を。25日は長野県のアンテナショップの所長の訪問が予定されている。 セミナー開催は、今年最後の週の開催で12回。これで今年は545回の開催となった。最近よく「移住セミナーの参加なくして移住なし」と言うようにしているが、移住に踏み切るための移住セミナーは「ゲート」のようなものと思っている。この門をくぐって移住に至る。その意味で、この545回の開催は、今年一年の大きなふるさと回帰運動の成果と言って良いように思う。まず、17日は北海道下川町が「せっかく転職するなら、都会じゃなくてもいいのかも」というテーマで開催。5名の参加。チラシの作り方に工夫があり、パーテイションには仕事情報、町職員の家計簿の公開、子育て情報や住宅情報も張り出され、その前で町職員と会話が行われるという参加者目線も大切にされたセミナーとなった。次に繋がる期待の持てるいいセミナーであった。20日は鳥取県がNPO学生人材バンクの協力を得て「地球仕掛け人ナイト@有楽町」を10名の参加で開催。東京にいて、いかに地元に関わるかをテーマに開催し、10名の参加。ゲストはUターンして梨農家をやっている人や地域を巻き込んでゲストハウスを開いた人、ハンモックツリーハウスを計画している例などが紹介され、盛り上がった。 21日は、例年開催している愛媛県宇和島圏域が「極南予(きょくなんよ)移住フェアー愛媛・宇和島圏域連携移住フェアー」を17組20名の参加で、今年も開催した。参加自治体は宇和島市・鬼北町・愛南町・松野町の1市3町。今回は個別相談会の形式で、参加者は複数の自治体ブースを回り、じっくりと話し込む姿が見られた。奈良県は「第9回奈良で働くセミナー&個別相談会in有楽町」を9名の参加で開催。これまでは個別相談会形式で、4組限定でやってきたが参加者を増やしたいとセミナー形式にした。運営については改善の余地があったのではと反省も。新潟県湯沢町は「就労情報付き!雪国暮らしセミナー」を開き、9名の参加。クロストークのコーナーでは雪国暮らしの実態を深堀り。少人数ながらも質問者も多く今後につながる有意義なセミナーとなった。長野県は「北信州×子育てゆるゆるおしゃべり会~自然が子どもを強くする~<木島平村・山ノ内町・栄村・中野市>」が6組13名の参加で開催。参加自治体がそれぞれ移住者を連れてきた。1才児が4名も参加とアットホームな雰囲気で開かれ良かった。熊本県は「ぎゃんアッと?くまもと!!~移住&就業フェア~」を3階のグリーンルームで開催。39組52名の参加。参加自治体は天草市など8自治体。就職関係団体も7団体が出た。 22日日曜日は山梨県東部地域が「東京に近い田舎・やまなし東部『暮らしとお金の本音トーク』」を開き、16組20名の参加。参加自治体は大月市・上野原市・都留市・丹波山村・小菅村・道志村など3市3村。静岡県静岡市・藤枝市は「セカンドライフを満喫!!まちなか移住セミナー」を開き、11組14名の参加。徳島県阿南市は「地域おこし協力隊セミナー」を開催。7組9名の参加。愛媛県は「愛あるえひめ暮らしフェア」を3階のグリーンルームで開催し、80組100名の参加。山梨県は「おしゃべりカフェvol.2」を6階のgood officeで28名の参加で開催。

移住相談が初の6000件超え

12月も残すところ、あと2週間。早いものです。仕事に追われてウロウロしているうちに、気がつけば師走。昨日の東京新聞を見たら、いきなり一面のトップに「移住相談会 参加者に現金」の見出しが。8月にセンターから会員の各自治体宛てに移住セミナー開催にあたって、民間企業から「サクラ動員」でセミナーを満杯にする営業が行われているから気をつけるようにとの情報提供を行ったが、以降も全国各地の会員自治体から「営業があった」、「業務委託を行ったが結果が出なかった」などという情報が多数寄せられていたところでです。この件に関してコメントを求められましたが、やはり地道に取り組んでいただくことが結果につながるのではないかと思います。 こうした中で、18年間にわたって地道に移住促進に取り組んできたが、その結果が現れはじめ、11月には月の移住相談件数が6870件と初の6000件超えとなりました。安易に美味しい話に飛びつくようでは実のある移住者の受け入れはできません。移住者のための受け皿をしっかり用意し、わが町ならこうした暮らしが可能です、こういう方こそ移住してきてほしいと、地道にしっかり訴えていくことが重要だと考えます。 暮も押し迫り、来客・視察は今週はなかったが、13日には奈良の法隆寺に大野玄妙管長の本葬儀に行ってきた。初代理事長の立松和平君が亡くなる少し前頃から仏教に傾倒し、法隆寺にも何回も足を運んでいた。その縁で大野玄妙管長とは同じ年齢ということで親しくさせてもらった。今年、夏には知床でカラオケをやったりもした。大野管長にはふるさと回帰運動を応援していただき、東日本大震災のときは福島県いわき市などに講演に行っていただいたことある。また、2年ほど前に京都仏教会からお招きをいただき、京都市内で講演をさせていただいたときも出席され、酒席をともにし旧交を温めさせていただいていた。早すぎる!急逝である。   セミナー開催は、16回。11日は新潟県が水曜日の恒例となりつつある5回目の「にいがた暮らしナイター相談会」を開催。主催者はアットホームな雰囲気作りを心がけている個別相談会。4名の参加で年度内8回の開催を目指している。13日は金曜日で3回の開催。石川県は「いしかわ冬の味覚と暮らし座談会」で12組14名の参加。予約は31組であったが12組にとどまった。予約後のフォローアップがと反省の声も。石川県はエリアによって降雪量や暮らしも変わり、その辺がよく表現されたセミナーで盛り上がった。徳島県南部圏域は「四国の右下移住体験ツアー(セミオーダー式)連動セミナー」を6名の参加で開催。参加自治体は阿南市・美波町・牟岐町・海洋町・那智町の1市4町。地域を知りたくて参加という人もあり、こぢんまりと、しかし中身は濃く、体験ツアーにつなげるものになったようだ。福岡県は「福岡で働こう!~遠方での就活対策講座~」を個別相談でUターン者対象にしっかり話ができたようだ。参加は4名。 14日は北海道留萌地域、2回目の開催。「北海道くらしセミナー~夕陽のまち・オロロンライン~<遠別町・天塩町・初山別村・羽幌町・苫前町>」が7組8名の参加。まちのPRや暮らしぶりを紹介し、個別相談に入った。今回は初めて留萌振興局も参加。大分県国東市・杵築市は「おいでよ、きっと好きになる『きつき』『くにさき』」は10組12名の参加。茨城県は「第3回いばらき暮らしセミナー<参加市町による子育て自慢大会!>」を5市1町の参加で開催したが参加は4名。参加者・ゲスト・参加自治体が一つの輪になって和やかな雰囲気で事例発表や意見交換を行った。子育て世代の参加は1名など集客に課題を残した。三重県は「Meet Mie カフェ Vol7 理想の子育てを語ろう」を6組11名の参加で開いた。具体的には北の鈴鹿市と南の熊野市が子育てについてのトークセッションを行い、参加者の興味を誘った。福島県は9名の参加で「地方でこそ掴めるチャンスがある 地域で喜ばれる移住者の創業・起業」を県北振興局が開いた。ゲストは福島市の特産の果物を使ったグラノーラ製造や大玉村の生乳を使ったソフトクリームなどの六次化による起業の提案などがあった。盛り上がった。京都府は「京都府就職&移住個別相談会vol.2~京都ではたらく・くらす~」を3名限定で開き、2名の参加。 15日は宮城県が「第6回みやぎ移住フェア『冬のみやぎ巡り』」を8組13名の参加で開いた。参加自治体は大崎市など3市4町。東北のイメージは冬、その暮らしを各自治体が紹介。「焼きみかん」や雪の量、スタッドレスタイヤの有無など、その地域ならではの話が出た。その後個別相談に移った。宮崎県は「からだに美味しい古民家カフェの始め方~オーガニックのまちの人気カフェ物語~」を県内のオーガニックで知られる綾町にIターンし、古民家カフェ「カフェ山猫」を開業した浅見さんがその実践報告を語った。参加者は幅広い年代で夫婦での参加も8組あった。和歌山県は66名の参加で「TURNS×WI和歌山の『移住したくなる旅へ』」を66名の参加で開いた。栃木県は「県東地域☆移住人生ゲーム」を6名の参加で。自治体は那須烏山市など2市4町が参加。県は今年から県内を東西南北の4エリアに分けて、広域で、それぞれテーマを考えセミナーを開催している。今回はオリジナルのすごろくを作り、移住人生を考えた。集客から考えると想いが先行しすぎた感が否めない。岡山県と大分県はそれぞれ12階のイベントスペースを借りて、岡山県はダイヤモンドホールで123組150名を集め、「瀬戸内おかやま移住・しごとフェア~ゆとりある『暮らし』×やりがいのある『仕事』= ∞ の未来~」を開催し、大分県はカトレアサロンBで62組79名を集め、「第6回おおいた暮らし塾in東京~おおいたを知る・おおいたを好きになる~」をそれぞれ開いた。

全職員参加の研修会を開く

12月10日から3日間の日程で、2019年度の全職員研修会を開いた。課題は「個人情報管理」、「対応困難者対策をどうするか」、「防災対策(AED)および地震対策等で避難訓練」などの必須科目と「写真の撮り方」、「就農相談への対応」など選択課題に分けて開催している。この研修会は例年のことで、センター職員の相談対応の質の向上に向けて、具体的事例にそったかたちで行っており、参加者からは参考になっていると評価を頂いている。 来客・視察は各自治体の12月議会が開催中ということもあって静かなものであった。まず3日は、日本農業新聞の信越支局の取材があった。文字通り、長野県・新潟県の移住動向について率直な意見を述べた。4日は三重県議会議員と熊野市観光協会会長などの視察を受けた。6日は大分県別府市議会公明党議員の視察があった。また、神奈川県大磯町のNPOの訪問もあった。10日はふるさと福島県の福島民報の新年号のインタビューが久しぶりにあり、午後には恒例になっている「田舎暮らしの本」の新年号の取材もあった。 セミナー開催は、12月に入ったこともあり、14回と落ち着いたものであった。4日は福島県が「ふくしまワークセッションvol.4『ふくしまぐらし。30歳からのライフデザイン』」が5組6名の参加で開かれた。お金に関するテーマだったこともあり、こじんまりと集中して行われ、参加者も新婚カップル、就農希望者など本気度の高い人ばかりであった。6日は広島県が「HIROBIRO.ひろしまinトーキョー 広島移住のいろは『転職編』」を開いた。参加者は18名とそこそこの集まり。継続した参加者が多く、ゲストはUターンして転職した人とその人が勤務する会社の社長も参加して、その暮らしを語った。 7日土曜日は7回の開催。まず、新潟県上越市・柏崎市が新潟県としての今年最後のセミナーである「にいがた暮らし『自然と暮らすアウトドアライフ』」セミナーを18名の参加で開催。柏崎出身のネイチャーガイドがその楽しみながらの暮らしを語った。持ち込んだ映像もきれいだった。静岡県は「あなたの知らない製造業&観光業の世界」をテーマに浜松市商工会議所とホテル・旅館業組合の人が来て、概要を説明。11組12名の参加。福井県は「移住前に考えるお金と幸福度」をテーマにファイナンシャルプランナーがデータで見る「県民幸福度」を紹介した。10組15名の参加。長野県大町市は「大町暮らし おしゃべりナイト~アウトドアフィールド大町市で働く~」を9組13名の参加で開催。家族連れが多いセミナーとなった。岩手県雫石町は「月10万円からの暮らし方in雫石町」で11組12名の参加。ゲストは20代のひとり暮らしの女性と4人家族の40代男性。お金という切り口で率直な移住暮らしを語っていただき、参加者からはとても参考になったという声があった。静岡市は12名の参加で「しずおか女子カフェ ~ゆるりとつながる冬のお茶会~」を開いた。内容はまず、フリーのカメラマンとフリーのアナウンサー、市の20代職員が静岡市での働き方やお出かけスポットの紹介、子育て環境などを話しあった。また、市内の紅茶の茶葉を3種類持ってきてワークショップ形式で飲み比べた。らしさの出たセミナーとなり盛り上がった。佐賀県は「「働くを彩る・自分デザイン生活~佐賀県武雄市から始まる移住セミナー~」を17組23名の参加と多くの参加者を集めた。ゲストはTV局で働いていたゲストが地域おこし協力隊として武雄市で3年働き、そのまま移住した理由を話し、参加者の共感を得た。もうひとりのゲストは農産物をメルカリで販売し、成功したという経験を語った。この中では、農業の六次化にクリエイター絡んで成功した例も紹介された。 8日日曜日は、まず鳥取県が「とっとり転職&移住 休日相談会in東京 おひとり様の移住!~とっとりで自分らしい暮らし発見~」を17組23名の参加で開催。従来から鳥取県は子育てをテーマに移住者に働きかけて来たが今回、大阪でおひとり様移住のセミナーを開催、反応が良かったので東京でもということで、集客に成功。ゲストは古民家を借りて本屋を営むおひとり様の移住者。企画が生きたセミナーとなった。埼玉県は「埼玉県ではじめる農ある暮らし 蓮田市・伊奈町編」を開き、8組9名の参加。長野県は「楽園信州移住セミナー 本気のしごとスペシャルvol.4」を開き、25組32名の参加と大盛況。山形県山形市は「山形市創業ゼミ(東京会場)」を開き、9名の参加。将来、山形へ移住し、創業を考えている人が集まった勉強会。ゲストはグランピングサイトを立ち上げ、創業した女性でお金の借り方など具体的な話を紹介し、手応えのあるセミナーとなった。山口県は33組35名を集めて「山口県に関わりのある在京者の交流会{やまぐち在京フォーラム}」を開催。ゲストはITで起業したアグレッシブな起業家。参加者を鼓舞し、トークセッションでは長門市と山口市で地域おこしで頑張っている人がそれぞれの地域での活動を紹介。最後に名物の瓦そばを食べて交流した。

セミナーをなんと一週間で22回開く

11月30日、久しぶりに仙台に行った。仙台に本社がある河北新報社主催の公開連続講座の第40回仙山カレッジで講演とパネルディスカッションに参加した。すでに森の都は晩秋でしっかり紅葉し、街路樹のイチョウが綺麗であった。このカレッジ、2003年に河北新報社が創設し、宮城県・山形県に係る地域課題について学んでいる。今回は「移住・定住が地域を変えるー広がる居住のかたち」をテーマに開かれたもので、声がかかった。河北新報は小学校の修学旅行で訪れたところでもある。この地域、全国的に見ても移住・定住の取り組みが進んでいるとは言い難い地域であり、新聞社が中心になって、企業や女性団体なども参加するかたちで、こうした取り組みが行われるということは力強いことと感心した。詳細は、そのうち河北新報で記事になるので読んでほしい。また、12月2日はTVKテレビ神奈川の毎週金曜日の深夜番組、SDG’sとサステナブルに生きる人を紹介する「大人のサスティナイト」の録画に参加した。放映は12月中。是非、見てほしい。 来客・視察は、11月26日は学生時代からの友人の前早大総長の鎌田薫さんと懇談、意見交換を行った。28日、週刊新潮の取材。連載が始まった菅原文太さんについて思い出話しを語った。 セミナー開催は、22回と大忙しだった。11月21日は福島県福島市が「ふくしまで子育てしたい。自分らしい子育てができる場所」を開催。6組7名の参加。参加者はすべて移住を前提にした福島市出身者という濃い中身のセミナーとなった。28日は山口県が恒例となりつつある「やまぐち暮らし夜の相談会/やまぐち移住創業相談会in東京」を開催。3組の参加。29日は山形県遊佐町が「ゆざを楽しむ愉快な仲間達vol.8」を開き、8組9名の参加。ゲストは遊佐町出身の主人と結婚した女性。初めての就農と知らない土地での生活、その苦労話しをした。構成は前後に個別相談会、間に愉快な仲間達のトークショーを行い、アットホームな雰囲気で参加者の満足度も高いものとなった。参加者の中にはUターン希望者が2名、冬のツアー申し込み者が1名。遊佐町はこのセミナーを通しての移住者が多いようだ。また、前回セミナー参加の7名家族が来月、移住することが決まったとの報告もあり、盛り上がった。長野県辰野町は「二地域暮らしの始め方 たつのまち×パラレルキャリア」は14名の参加と盛り上がった。宮城県栗原市は「くりはら夜カフェ@有楽町」は8組9名の参加。地元出身者が多く集まり、これからの栗原をどうするか、地元の六日町商店街はどうなるのか、などの話で盛り上がった。 30日土曜日は、香川県が満員御礼で「香川県UJIターン就職・転職セミナー」を開催。21組23名の参加。山梨県北杜市、長野県富士見町・原町が「八ヶ岳で暮らそう!相談会」を開いた。それぞれ人気の自治体が参加し、33組49名の参加と盛り上がった。北海道胆振地域は登別市など3市5町が初開催で「一緒に暮らしてみないか?北海道いぶり暮らしセミナー」を開き、16組18名の参加と初開催としては健闘した。宮城県加美町は「神戸女子が新規就農?!都会暮らしの彼女が田舎で就農できたわけ~新しい自分と出会う かみまち農ある暮らしセミナー」を町長も参加して開催。12組13名の参加。猪股町長の「移住ソング」も披露され、これからの加美町も紹介され、中身のあるセミナーとなった。長野県麻積村は「さらば!窮屈な生活。小さな村だからできるあなたらしい暮らし」をテーマに開き、10組15名の参加と盛り上がった。思い切ったテーマが良かったようだ。福島県南会津地域は南会津町・只見町・下郷町が参加して「南会津で始める『失敗しない!?トマト農家?』」を開き、7名の参加。この地域は空き家も多く、県の建築事務所なども出席し、セミナーを支えた。農業関係セミナーとしてはテーマも良かった。 12月1日の北海道は「北海道で探す!農林漁業LIFE~農林漁で働いたら私の生活どう変わる~」を7月に続いて2回目のセミナーを開催。道庁から農林漁業のそれぞれの担当者が座談会形式で一次産業の暮らしや働き方を紹介。7組10名の参加者も疑問点などが解消できたようであった。山梨県富士川エリアは「やまなし富士川エリア農ある暮らしのはじめ方<市川三郷町・富士川町・身延町・南部町・早川町>」は13組18名の参加。テーマをわかりやすくし、ゲストも若い人を用意、農ある暮らしの楽しさを語った。長野県は「デンマークの{HYGGE・ヒユッゲ}から学ぶ長野のハッピーライフ~ぐるっとながのの移住相談会”19冬~<長野市・須坂市・千曲市・坂城町・富山村・信濃町・飯綱町・小川村>」を11組15名の参加で開催。テーマがわかりにくかったようで長野県としてはもう一つの集客であった。岩手県は「北いわて暮らしセミナー~海VS山!どっちのLIFEショー~」を開いた。海側自治体は久慈市・洋野町・野田村・普代村、山側は二戸市・一戸町・軽米町・九戸村が参加。北いわては海側と山側は暮らしのスタイルが大きく異なり、それぞれに住む人が本音で語り合い、ユニークなセミナーとなった。16組19名の参加。滋賀県は「滋賀移住ラボ~ビワイチ(びわ湖一周サイクリング)×空き家ぐらし編~」を13組16名の参加で開催。長崎県は要予約で定番の「長崎で働こう!U・Iターン転職個別相談会」を7名の参加で開催。賑わった。神奈川県は「三浦半島で暮らそう 第6回神奈川移住セミナー」を19組28名の参加で開いた。山形県は初開催の「山形県U・Iターンフェア やまがた暮らし大相談会」を12階のダイヤモンドホールで全35自治体が参加して開き、230組410名を集めた。大健闘と言っていいだろう。高知県も12階のカトレアサロンAで「Uターン・Iターン相談会『高知暮らしフェア2019冬』」を開いた。参加自治体は34自治体中31自治体が参加。参加者も速報値で226組325名と健闘した。また、愛媛県は「愛媛県地域おこし協力隊合同説明会」を3階グリーンルームで開催。27組33名と集まった。山口県は4回目となる「やまぐちYYターンカレッジ~やまぐちを彩る~」を6階のGoodOfficeで開き、萩市で若者たちがやりたいと思っていることを15組コーディーネートした人がゲスト。対象が35歳以下と限定したが34組36名の参加と大賑わい。  

群馬、山本知事参加でフェアを初開催

23日、滋賀県東近江市に自治労時代の友人に頼まれて滋賀国際映画祭のシンポジウムに参加した。地域活性化の一環で、湖東地域を日本のハリウッドにと、昨年から始めたもので昨年は彦根市で、今年は東近江市で開催された。この映画祭、今年は169本の映画が全国から参加した。なんとか頑張って成功を収め、地域再生に寄与して欲しい思う。そのためには、まずは「継続は力なり」で毎年しっかりと総括しながら取り組むことと激励した。また、彼の地は県内でも紅葉のきれいなところで知られる。シンポジウム終了後、永源寺まで足を伸ばしたが、全山が紅葉し、見事なものでした。 来客・視察は、11月20日は兵庫県井戸知事、同東京事務所所長が初めて視察に見えた。過日は副知事にも来ていただいたが、兵庫県は東京交通会館のB1にあるアンテナショップも拡充し、首都圏から兵庫への人の流れを作るために動き出した。福島県湯川村村長、佐賀県移住推進室長、和歌山県担当局長も顔を出された。21日は神奈川県大磯町のNPOが顔を出した。22日の日曜日は群馬県が初の「ぐんま暮らし体験型移住フェア~オールぐんま暮らしフェア2019~」が12階で開催され、山本一太知事、渋川市市長、桐生市市長も顔を出され、移住の取組みを強化すると決意を語っていた。 セミナー開催は、17回の開催と健闘した。19日は佐賀県が「有田町資本主義×鎌倉資本主義~街づくりに参加したい人集合!地域資本主義と考える地域の魅力づくり~」は34名の参加と大健闘。テーマが重たかったが、要は有田町には資材や資源があり、可能性に満ちているので起業を考えながら地域づくりをめざそうということだった。20日は栃木県が「『したい』を『する』に栃木で酒造・蕎麦商い~好きなことを生業に~」を開き、9組11名の参加。県内で酒蔵や蕎麦屋を経営している方が来て、仕事でのこだわりや経営などについて語り、栃木への移住を呼びかけた。参加者は30代から40代だった。佐賀県は「空き家からはじめる『田舎の家(店舗)の探し方』」を、人気の「間取りスト」に来てもらって可愛いい空き家の探し方のポイントを聞いた。12名の参加。 22日は千葉県が「千葉のとっぱずれで暮らす 海匝地域移住セミナー」を11組13名の参加で開催。参加自治体は銚子市・旭市・匝瑳市。秋田県は久しぶりに「第15回由利本荘まるごと移住相談会」を2組限定で開催。秋田県の移住相談員がUターンし、由利本荘市の移住コンシュルジュをしており、彼女も参加。熱弁をふるっていた。鹿児島県志布志市は初めて「しぶし暮らしセミナー」を6名の参加で開催。初開催としてはまあまあの集客で、今後の継続した取り組みが期待される。志布志市は昨年から東京事務所も開設。佐賀県は「佐賀のIT・WEB企業への転職とフリーランスではたらく魅力」を15名の参加で開催。ゲストは佐賀に移住した女性。WEBデザインをしており、東京の会社の仕事を持ったまま移住し、3日は遠隔でその会社の仕事をし、2日は地元の仕事をし、収入もアップしたという元気の出る話しがあった。23、24日は今週5回目のセミナーの締めくくりとして、佐賀県が「佐賀の和食器で楽しむテーブルスタイリング講座・ティータイム付き♪」を6階のgood officeで2日間にわたって開催。参加者は42名と健闘した。 24日は岡山県倉敷市・井原市が「岡山移住セミナー&個別相談会『デニムのまちで暮らす』」を開催。企画は地域性を発揮した、興味深いものであったが3組4名と苦戦。ゲストはデニムに関わる仕事をと移住した人と西に移住したいと岡山にたどり着いた人がそれぞれの暮らしと生き方を語った。縫製業を目指す人集まれと幅広く呼びかけもあったのかと担当は反省。北海道は「北海道のだいたい真ん中、鷹栖町・上川町で自分らしい仕事と暮らしはじめませんか。」を開催。13組20名と家族連れの参加が多かった。北海道中頓別町も「中頓別町移住フェア~おためし暮らしのススメ~」を15組19名の参加で初開催としては健闘した。自然豊かな中頓別で、長めのおためし暮らしを体験しては、と提案した。神奈川県小田原市は2部構成で1部は「先輩移住女子&ママと小田原スイーツ座談会」、2部は「小田原市『住まい』『創業』のあれこれセミナー」を開催。1部は10名の参加で満員御礼となり、2部は19名の参加。小田原市単独開催のセミナーも定着し始めている感が出てきたようだ。宮崎県都城市も2部構成で「子育て上々!住んで上々!みやこんじょうせみなー」を開催。長野県は「移住したい女子のためのヒーリングヨガ茶会 信濃町×高山村合同移住セミナー」を開催。冒頭にも触れたが、群馬県は初の「ぐんま暮らし体験型移住フェア~オールぐんま暮らしフェア2019~」を開催。参加者は387名、延べ相談件数は479件と初開催としては大健闘。参加自治体も35自治体中33自治体と力の入ったフェア開催となった。群馬県はこれまで団体会員は4自治体と低迷していたが、知事自らが全自治体の会員化を目指すと意気込んでおり、県内会員自治体も急増中である。

NHK BSに、またセンターが登場

深まりゆく秋、通勤途中の線路沿いの道端に白い菊が一輪可憐に咲いていた。17日の日曜日のNHK BS1で18時から45分間、COOL JAPAN「田舎暮らし~Country Life~」という番組で在日の外国人から見た日本の田舎暮らしについての討論番組が放送された。参加したのはアメリカ・カナダ・イタリア・スウエーデン・タイなどの出身者。COOL JAPANの範疇に田舎暮らしが取り上げられたということに感慨深いものを感じた。移住がトレンドになったと言うことなのだろうか。最近のNHKは、さすがという目配りを感じさせるいい番組を制作している。17日に総務省・移住・交流情報ガーデンが横浜のパシフェコ横浜で「移住&地域との関わり創出フェア」を、108自治体を集めて開催したようだが、参加自治体からの情報によると閑古鳥が鳴いていたとか。その話を聞いて率直に思ったことは、「ふるさと回帰支援センター」が果たさなければならない役割の重さであった。道は遠いが、あらためてやらねばと思った。 来客・視察は、11月10日は日曜日であったが「北海道暮らしフェア」が12階を借り切って開催することから出勤した。旧知の上士幌の竹中町長とお会いした。世の中には会うと嬉しい人がいるが彼はそうした一人である。12日はNHKの取材、鹿児島県中村副知事の訪問、石川県能登地区議長会の志賀町・宝達志水町・中能登町の議長が来訪。13日は宮崎県の高千穂町・日之影町・五ヶ瀬町の各議長が来訪。群馬県の門倉・加賀谷・金澤の各県議が視察。大分県議の吉村議員の視察。鳥取県西部地区の8名の町村議長団の訪問。14日は徳島県三好市の黒川市長の訪問。15日は宮城県東松島市の渥美市長、19日は宮城県気仙沼市の産業再生戦略課主幹、長崎県大村市議会議長、新潟県柏崎市西巻副市長が来訪。 セミナー開催は、18回とまずまずの実績であった。まず、15日は神奈川県がいつもの「ちょこっと田舎な神奈川で暮らす・働く」を20組25名の参加で開催。神奈川への移住人気は高くコンスタントに人を集めている。小田原市・三浦市・大井町・真鶴町・湯河原町・清川村が参加。山梨県は「やまなしおしゃべりカフェvol1―山梨で発酵しませんか?―」は6回シリーズの1回目で、自治体抜きの移住者中心で開催。18組21名を集め、今後が楽しみなセミナーとなりそう。16日土曜日は徳島県が「とくしま移住入門vol2」を開き10組13名の参加。参加自治体は阿南市・美馬市・三好市・勝浦町・美波町・つるぎ町・東みよし町が参加。富山県は「TOYAMA DE LIFE SHIFT4 とやまで やりくり」では氷見市が出張相談会を行い、14組19名の参加。青森県は「あおもり暮らしまるごと相談会~青森で暮らす!働く!起業・就農で自己実現!~」を開き、16組19名の参加。参加自治体は弘前市・など8市町村。長野県松本市は「松本への転職ポイントセミナー」を開催。モノ作り企業の社長さんたちがきて、テーブルを囲んで話し合うなど本気度の高い人が多く、14組17名の参加。香川県は「うどん県ゼロから始める農業セミナー”2019”~香川県で農業始めませんか~」を開催。11組16名の参加と健闘。先輩移住者と農業支援のプロが来て、香川県への移住と農業を語った。北海道は「北海道地域おこし協力隊合同募集フェア」を開き、道内1市7町が参加して20組21名を集めた。和歌山県は「TURNS×W 和歌山の『地方でお店をはじめよう』」を18組22名の参加で開催。長野県南信州地域は「南信州・移住・Uターン大相談会in東京 企業で働き、自然を楽しむ」を飯田市など14市町村の連携で開催。今年2回目で31組35名の参加と近年人気の上がってきた自治体が多いことから人を集めた。 17日は静岡市が「静岡移住計画~『住まいから、しごと、暮らし、あそび』までワンストップ相談会~」を開催し、16組25名を集めた。このセミナー県内を走る静岡鉄道が来て、仕事から住まいまでが一体となった暮らしのあり方を語った。企画も良かったようだ。岐阜県は「TURNSのがっこう~岐阜科~5限目『デザイン』」を開き、29名の参加。熊本県県南地域は「ぎゃんアッと!?くまもと!!~県南編~県南地域の仕事と田舎暮し」を八代市・人吉市・水俣市など3市5町1村の参加で開催。18組19名の参加と健闘した。同じく熊本県上天草市・天草市は「あまくさ暮らし移住セミナー」を交流会形式で行い、8名の参加。このセミナー、昨年8月以来。知名度も高い地域だけにもう少し多めの開催があってもいいのでは。宮城県は「第5回みやぎ移住フェア☆移住の不安を解消しよう☆」を19組25名の参加で開催。参加自治体は県内10市町。不安解消セミナーのコーナーでは移住相談員が日頃の多種多様な相談を紹介しながら、具体的な移住に関する不安の解消法を伝授した。新潟県は12階のイベントスペースで「にいがたU・Iターンフェア」を開催。最近人気度が上がっている新潟らしく305名の参加と健闘した。19市町50団体が参加。福島県も12階で「福島くらし&しごとフェア2019」を開き、252名の参加。参加自治体は59自治体中29自治体。長野県北信州地域は「一人多役ってなんだ?『あれやこれも』やる北信州のライフスタイル説明会」を開き21名28名の参加。この地域、冬は豪雪地帯で、仕事もパラレルキャリア。2足3足の暮らしが楽しめると逆転の発想で考えると楽しいのでは。

10月、2回目の来訪者5000超え

今日は満月か、冬空とも思える澄んだ晩秋の空に煌々と月が輝いている。11月に入って、10月とは異なり、快晴が続いている。10月は台風が何度も襲来し、いくつもの県が被災したが、ここに来て晴天が続いて救われる地域もあるのではないかと思う。心からお見舞い申し上げます。台風19号の復興カンパにも取り組んでいる。関係各位のご協力を要請したい。 10月の移住相談の来訪者数が明らかになった。なんと9月の5530件を上回る5749件に達し、これまでの記録を更新した。NHKの「ドキュメント72時間」効果もさることながら12階のセミナースペースを使った全県規模のフェアの開催が多かったことによるものと理解している。結果として、セミナーも含んだ三桁の来訪者を記録したのが大分県の578件を筆頭に13県に達し、記録的な集客となったものと考える。11月も北海道の1000件規模の集客がみこめる「北海道暮らしフェア2019」が開催され、5000件を上回る勢いとなっている。また、移住相談員を配置している各県の独自の取り組みとして県下の市町村の担当者が足を運びそれぞれの県のブースで個別相談会を予約制で実施する自治体も増えてきており、10日の日曜日も7市町村が開催し、確実に成果を上げている。移住者の受け入れは、何もしなければそのまま人口減が進むだけ。まず一念発起して、移住希望者受け入れ宣言を行い、「移住セミナー」を開催し、まず一歩踏み出すところから始まる。「移住セミナーへの参加なくして移住なし」。「継続は力」を胸に一歩踏み出すときと考える。 来客・視察は、11月7日に福岡県嘉麻市の市議会議員4名他計7名が視察にきた。遠賀川の上流に位置する市で、五木寛之の「青春の門」の舞台になった飯塚市や田川市の隣の自治体。率直な意見交換ができた。8日は今月30日に宮城県仙台市で開催される河北新報主催の第40回仙山カレッジ「移住・定住が地域を変えるー広がる居住のかたち」に出演することになり、打ち合わせを行った。宮城県仙台市と山形県から仙山カレッジと命名されたようである。 セミナー開催は、14回とそこそこの開催実績であった。まず、2日は石川県能登半島の七尾市・穴水町・羽咋市が初の市町合同の個別相談会「能登暮らし相談会」を開催した。参加は5組と少なかったが初開催としては健闘したと言っていい。参加自治体のそれぞれの特徴ある暮らしがアピールできればと思う。これからである。9日土曜日は北海道が「北海道十勝で暮らそう~大自然の中でのびのび移住生活~上士幌町・本別町・足寄町・陸別町~」を午後からと夕方からの2部に分けて開催した。このセミナーは年3回のペースで開かれており、今回は18名の参加で、地域への移住セミナーとして定着しつつあるようだ。神奈川県は「ちょこっと田舎な神奈川で子育て」を茅ヶ崎市・逗子市・南足柄市・松田町・箱根町・清川町の参加で開催され、7名の参加。群馬県吾妻地域は「やりたいことは群馬で見つかる!オーダーメイドの移住先探し!~あがつま移住フェア~」を20組23名の参加で開催し、妻恋村・中之条町・長野原町・草津町・東吾妻町・高山村の4町2村がブースを並べた。最近、群馬県は地域ごとのフェア開催に注力している。福岡県は「福岡県への転職・移住相談会」を開催13名の参加。鹿児島県は「鹿児島で癒やしの島ぐらし<ホップ・ステップ・島々ライフ>」を開催した。 10日日曜日は富山県が「南砺市 空き家×古民家マッチング個別相談会」を開催。参加は5組に留まったが個別の相談が長引き、実り多い相談会となった。静岡県は「浜松市VS静岡市とゆかいな仲間たち」を開催。他に磐田市・焼津市・森町・川根本町などが参加し、県内の中部と西部地域を比べ、それぞれの良さを競って9組13名の参加。長野県は「楽園信州移住セミナー 本気のしごとスペシャルvol.3」を開催。長野市・伊那市・小諸市・茅野市・小海町・宮田村・松川村・木島平村が参加。20組23名の参加。賑わった。宮崎県は小林市・えびの市・高原町など県内の内陸部の自治体が参加して「おじゃったもんせ!暮らしと仕事 宮崎県にしもろ移住セミナー in TOKYO」を開催。ハローワークも参加し、この地域の仕事情報を提供。参加者も30代から60代と幅広い年代から9組10名の参加。長野県伊那市は「最先端フード昆虫食の世界~昆虫食から考える伊那市の文化・仕事・移住~」を10組12名の参加で開催。この地域ならではのザザムシ・イナゴ・蜂の子などの試食もあり、「とても楽しかった」と評価した人も出るなど大いに盛り上り、極みの一つのセミナーといっていい。北海道は12階の全フロアーを使って「北海道暮らしフェア2019」を開催。自治体の参加は町村を中心に67自治体。参加者は1150名と人気の北海道をアピールした。

長野県が目立った1週間であった

ここ数日、急に寒くなり、なんと風邪を引いてしまった。体調は最悪。古稀もすでに過ぎ、気を付けなければと自分を戒めている。W杯は南アの優勝で終わった。それにしてもの盛り上がりで、にわかラクビーファンが急増したようだ。毎週、酒を飲まず、さっさと家に直行し、テレビ観戦したがW杯に出場するチームはさすがにバランスがいい。ホンモノは違うと感じた。武士道に通ずるものがあるのでうまくこの国に根付けば日本のクオリティーの高さに寄与するのではと思った。 過日、長野県ブースにアメリカから一時帰国した女性の来訪が続いた。一人はシアトル、もうひとりはロスアンジェルス。年齢はシニア世代。海外に出たもののシニアになって日本に帰り、暮らしたいということのようだ。この方々もNHKのドキュメント72時間を見て訪ねてきた。NHKの影響はまだ続いている。 来客・視察は、31日は午前中に神戸市担当部長、午後には寺崎神戸市副市長の視察があった。他に長野県駒ヶ根市長が歌手の加藤登紀子さんからですと彼女のサイン入りの日本酒を持って久しぶりに来た。なんでも、センターに来る前にお会いしたとかで、これからセンターに行くと言ったら差し入れを頼まれたとのこと。駒ヶ根市は人気の長野県の中でも移住者の多いことで知られ、ここ数年は毎年100名を超える移住者を受け入れているとのこと。この日は午後、大阪センターの井内所長と新年から新たに所長に就任する山口前自治労大阪府本部委員長が挨拶に来た。山口さんとは福祉8法改正と介護保険制定の取り組みなどを一緒に闘った30年前からの知り合いで、かつての思い出話しも出た。その後の会食には平和フォーラムの福山理事長も同席、意見交換した。11月6日は、新潟県魚沼市佐藤市長、長野県宮田村新谷副村長も初めて顔を出された。 セミナー開催は、週末に3日連休もあり、6回と少なかった。まず、11月2日は長野県原村が「八ヶ岳山麓 原村 田舎暮しのはじめ方~楽じゃないけど面白い~」を開き、17組23名と人気の村だけに人を集めた。ゲストは不動産会社1名と建築会社2名の3名。住まいについての具体的な話が聞けて好評であった。何組もの住まいの相談続いて、途中で帰る参加者もなく盛り上がった。また今月、長野県は10回のセミナーを開催予定している。この日は、埼玉県も「『きっかけが地酒でもいいんじゃない?酒ができる=水がおいしい!米がうまい!』~移住定住促進セミナー行田×加須×羽生~」を初開催。3市の共通点をテーマに選ぶなどこだわりの企画であった。しかし、もう一つ集客につながらなかったが地域のらしさが表現され、継続した取り組みが期待される。ちなみに行田市は秀吉の小田原攻めのときに石田三成が攻めて落とせなかったことで知られる忍城のあったところ。山口県も「『やまぐちYY!ターンカレッジ』公開講座~やまぐちを活かそ。~」を3階グリーンルームで開催。この講座、首都圏に住みながら山口と関わる人を対象に関係人口の拡大を狙って開かれたもので59名の参加と健闘。 3日は日曜日としては珍しく新潟県の「空と大地、そして海が好きな人の移住・転職フェア~糸魚川市・五泉市・佐渡市・魚沼市のない人生はつまらない~」と思い入れたっぷりのセミナーのみの開催であった。このセミナー、魚沼市の佐藤市長の呼びかけで開かれたもので、開催趣旨に賛同した3市が参加。29組39名の参加と3連休の中日で集客に苦戦したが、次にながるセミナーとなった。 4日は広島県の「もっとひろしま U・Iターンフェア2019」と山梨県の「山梨まるごと移住セミナー&相談会」が12階イベントホールで開催された。広島県は広島カープの天谷選手が駆けつけ、フェアを盛り上げ、集客も速報値で400組600名の参加と健闘した。参加企業もマツダ自動車をはじめ地元企業と18自治体が参加し、文字通りプロ野球のある暮らしをアピールした。山梨県も速報値で150組340名の参加と健闘した。

群馬の動きが台風の目になるか

週初めに懸案であった庄内地方を訪ねた。昨年、明治維新150年であったこともあり、東北出身としては戊辰戦争で会津が落ちた後も、最後まで薩長軍と闘った庄内の風土なり、人となりを感じてみたく2年越しで行った次第。 来客・視察は、24日は北海道美唄市副市長が顔を出された。25日は北海道比布町の村中町長ほか12名の職員が研修の一環で視察に来た。5年に一回のローテーションで職員の視察を行っているとのこと。49歳の若い町長と職員の距離も近く、好感の持てる視察であった。この日は静岡市の梅ヶ島小学校の修学旅行で生徒1名が来た。校長と担任が同行。生徒は移住者の子ども。センターへの修学旅行は今年で3年目。この修学旅行が生徒の心に何を感じさせたのか、聞いてみたかった。こうした修学旅行でセンターを訪ねるのは政令市で唯一移住相談員を配置している静岡市だからのことと評価している。 27日は群馬県渋川市髙木市長が来訪した。なんでも過日、山本知事から直接、電話があり、ふるさと回帰支援センターの会員になったらと誘われたのでどんなところかと視察に来たとのこと。知事の動きも早いが、それに応える市長の動きも早い。群馬は台風の目となってふるさと回帰運動に旋風を巻き起こしそう。期待すること大である。今週は、町長が職員と一緒に視察旅行に来たり、修学旅行があったり、県知事が目の前で市町村に会員化を要請したり、といつもと違う変わった動きがあった一週間であった。 セミナー開催は今週も賑わった。まず、25日に福島県が「ワークセッションVol,3『ふくしまで学ぶ×遊ぶ』」を開き、6名の参加。同じく鹿児島県東串良町が「かごしま おおすみ ちいさな町の写真と和カフェ~『知る』から始めるローカルライフ~」を初開催。5名の参加であったが地域おこし協力隊や町職員の頑張りもあり、次に繋がる良いセミナーになったようだ。 26日、土曜日は長崎県が完全予約制で「長崎で働こう!U・Iターン転職個別相談会」を開催。移住相談に来た本気度の高い人に絞って予約制で行っているユニークなこだわり相談会。6名の予約あり。鳥取県は「とっとりに移住しました!~移住前にやっててよかった!知っててよかった!成功談・失敗談お教えします!~」と最も関心の高いテーマのセミナーを開催。17名の参加と健闘した。東京と大阪からそれぞれ岩美町と大山町に移住したゲストが「古民家は下見が前提である」などと実践編を語った。長野県は人気の安曇野市が「安曇野暮らしセミナー~安曇野の住まい探しの秘訣~」をテーマに開催。28名の参加と健闘した。三重県は「三重るん♪第2回就職・転職相談イベント」を開催。地元から3社が参加。16組19名の参加。広島県呉市は「海とつながる暮らしセミナー~ほどよく田舎~ほどよく便利~」を9名の参加で開催。ゲストは関東から倉橋島に移住した夫婦が島での暮らしを語った。京都府は「就職&移住個別相談会Vol.1~京都ではたらく・くらす~」を開催した。「北陸新幹線で気ままに探す自分好みの暮らし方~長野・新潟・富山・石川~」は3年目の開催で49組66名の参加と人気の4県の共催セミナーとしてはもう一つ集客が足りなかった。次回につなげるためには集客にもうひと工夫がいるセミナーとなった。 29日、日曜日は9回の開催と盛りだくさんのセミナー開催となった。まず、埼玉県は「都心から通える北本市・鴻巣市・ではじめよう『農ある暮らし』」を初めて開催。6組7名の参加。初開催としてはまずまず、北本市・鴻巣市も移住受け入れに取り組み始めたとアピールしたことを評価したい。栃木県は大田原市・那須塩原市・那須町・塩谷町が参加して「Uは何しに県北へ?」を開催。セミナーの模様はYoutubeでライブ配信しつつ、13名の参加。この企画は参加自治体がポスターを含め、作り上げたもの。焙煎の大田原コーヒーも出された。想いのこもった良いセミナーといえる。長野県松本市は「松本で子育てしてみない」を開き、5組のキャンセルがあったものの14組35名の参加と賑わった。新潟県妙高市は切り口を変えて「頑張っているあなたを応援したい!シングルママ&パパ移住セミナー」を開催。キャンセルがあったものの1組3名の参加。このセミナー、企画は面白そうだったが参加がいまいち、どう情報を発信したのか聞いてみたいところだった。福岡県は「産地見学ツアー&就農スタートアップ講座説明会」を開催。この説明会、12月に3回の産地見学ツアーが予定されていることから開いたもの。集客に課題が残った。静岡県は「伊豆半島移住相談会」を3回グリーンルームで開催。オープンと同時にそれぞれの参加自治体に参加者が詰め枯れるという状況。予約時点で100組を超え、最終的に173名の参加、熱気ムンムンでさすがの人気ぶりを示した。大分県は「~実感!おおいた。家族が嬉しい!魅力満載!~みんなおいでよ!おんせん県 おおいた♨わくわくフェア」を12階カトレアサロンBで開催。速報値ながら307組545名と大賑わいとなった。四国4県はカトレアサロンAで「四国暮らしフェアin東京2019」を開催。192名の参加と賑わった。和歌山県はカトレアサロンBで「和歌山移住ジャム」を開催。参加自治体は13自治体。参加自治体の物産販売を行うマルシェと移住相談を行って207組257名の参加と昨年を大幅に上回る参加者を集め、賑わった。入口には自慢のみかんが山のように積み上げられ、移住推進の強化に一歩踏み出し、参加者を楽しませた。

多様なセミナー開催で賑わった

週末もまた台風20号の影響で雨。それにしてもの不順な天気である。19号台風の傷も癒えない中での再びの台風の襲来による不順な天候は気がめいる。19号台風では東日本の約50の河川の堤防が決壊したとか、先の15号台風では千葉県内の送電線が多数倒壊したとか、基本的な社会資本が大きなダメージを受けている。抜本的な国土計画の見直しが必要になっている。この一連の天候不順が地球温暖化に帰するものであれば、来年も同じことが繰り返される。18日に、この間、何回かお会いしている全農大分の花木営農対策課長が全農部長とJA全中課長とともに来訪。開口一番、この間の経過報告に来ましたということで、九州・山口労働力支援協議会を9月下旬に設立したことなど、農業現場への労働力支援事業の現段階の取り組みを語ってくれた。そして、移住希望者の移住希望地での「お試し居住」にあたっては、積極的に農家民泊を利用することを通して農業体験や生活に馴染んでもらってはとの提案を受けた。すでに大分県では16地域にグリーンツーリズムの取り組みで受け皿となる農家民泊施設があり、これとふるさと回帰運動の連携もあるのではということになった。31日には「まち・ひと・しごと創生本部」に要請を行うことにしている。 来客・視察は、17日に岐阜県東白川村の村長他全村議会議員が視察に。これまで多くの視察があったが村長ほか全議員というのは初めて。村としては最大の課題は人口減対策であり、担当課も一本化し、光ファイバーも整備し、地域おこし協力隊の定着もいいと語っていた。こちらからは、空き家バンクを整備し、仕事を用意し、そして移住者を支援する組織を作り、東白川村だから可能な生活をアピールするためにふるさと回帰支援センターで移住セミナーを開催し、粘り強い移住者受け入れ運動に取りむことをアドバイスした。18日は、今年度から移住相談コーナーを開設し、移住者の受け入れに力を入れている滋賀県市町振興課長の訪問もあった。 セミナー開催は先の台風19号で被災した丸森町や大崎市などを抱える宮城県などが予定していた「みやぎ移住フェア」などを除き、17回の開催と健闘した。しかし、台風19号により東日本の多くの地域が被災した関係もあり、全体としてはいつもと違い、盛り上がりに欠けるような気配が感じられる状況であった。まず、16日は広島県が「HIROBIRO.ひろしまinトーキョー“水際生活都市”中心市街地リノベーション創業編」を三原市の初イベントとして開催し、21名の参加。同市出身者の参加もあり、盛り上がった。18日は宮崎県新富町が「農業未体験でもOK!みやざき【新富町】就農セミナー」を開催し、4名の参加。 19日、土曜日は8回の開催で、まず群馬県が「ぐんま西上州があなたにおくる移住相談会」を開き、7名の参加。千葉県は「はたらく×くらす ちょうどいい千葉 千葉の魅力発信セミナー」を勝浦市・君津市・市原市・山武市の参加で開催し、14組18名の参加と健闘した。三重県は「Meet Mie Café vol6空き家とお店の始め方~地域で愛されるパン屋さんの物語~」を7組8名の参加で開催した。ゲストからは空き家の探し方や移住して1年目でパン屋を開業した苦労話など具体的な話が紹介され、好評だった。山形県北村山地域は「やまがたハッピーライフカフェ≪北村山≫やまがたの仕事と暮らしに触れてみませんか?」を11組12名の参加で開催し、常連お断りとしたので初参加者が多く、大いに盛り上がった。栃木県那珂川町は「『那珂川町を知る』日帰りバスツアー事前セミナー」を開いた。北海道は「大自然で暮らそう!初心者のための週末農業講座」を3回シリーズの2回目として開催。新篠津村の大塚ファ-ムからゲストが来た。8名の参加。長野県上伊那地域は学生をターゲットに12階のカトレアサロンBで「かみいなシゴトフェスinTOKYO 長野県の企業と本音で話そう!」を駒ヶ根市・伊奈市・辰野町・宮田村と22企業が参加して開催したが25名の参加に留まった。やはり、先の台風19号での被災の影響が出たようだ。長野県伊那市は「岸野家のかぞくの話~長野県伊那市へ移住して、そば職人になるお話~」を神戸から伊那のそばを食べて感動し、移住に踏み切った実践事例として開き、3組5名の参加。 20日、日曜日はバラエティに富んだ7パターンのセミナーやフェアが開催され賑わった。まず、新潟県は「地方で起業・複業!あなたに『ちょ~どいい』働き方、新潟ではじめよう!」を14組16名の参加で開催、起業・複業とタイムリーな話題で健闘した。茨城県は「第2回いばらき暮らしセミナー 地域ではじめた、オリジナルな暮らし 私らしく生きるために~水戸の本格フランス菓子店オーナーシェフWenikoさんの開業ストーリー~」とテーマは思い入れがあってよかったが集客は9名と苦戦。参加は北茨城市・日立市・笠間市・筑西市・常総市・茨城町の5市1町。県北の知られた自治体の参加だったが集客に課題があり、きめ細やかな集客対策が必要だったようだ。神奈川県小田原市は初めての単独開催セミナーで「小田原市UJIターン就職応援合同説明会」を地元の12社が参加して行われた。参加者は12名と苦戦。集客に課題が残ったようだ。11月には移住セミナーも予定されている。栃木県は昨年に次いで2回目の「栃木ではぐくむ理想のミライ。オールとちぎ 暮らしとしごとフェア」を12階ダイヤモンドホールで開催し、122組166名の参加。21市町が参加。4市が台風で被災し、参加を見送った。熊本県は人気の「くまもん」も参加して「くまもと暮らしフェア『くまパーティー』」を初開催。108組170名の参加と健闘した。岩手県も「いわてー風と土の集いin東京~イーハトー部の暮らしと移住の始め方~ー」をこれも初開催。22自治体が参加。こちらも台風で被災した自治体のキャンセルが出た。166名の参加。山口県は3階グリーンルームで「やまぐち農業法人就業セミナー・相談会~やまぐちの農業法人で働いてみませんか?~」を開催。県内の15農業法人と山口市・柳井市・防府市・萩市・阿武町が参加。農業大学校のカリキュラムの説明や法人で働いている人の仕事の説明、4本のミニ講演会など盛りたくさんのセミナーとなり、その場で移住を決めた人も出て、42組48名の参加と賑わった。

9月の移住相談は4669件に

今回の台風19号で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。亡くなられた方々に対しても心から哀悼の意を表します。それにしても近年の自然災害の多さには驚かされる。北海道から九州まで、ここ数年で被災しなかった地域がないような状況である。とくに19号台風は10月に入ってからの台風で、これにも驚かされた。やはり地球温暖化の影響と言っていいだろうと思うが、日々の暮らしから持続可能な暮らしを心がけていくことが何よりも大切なことではないかと改めて思わされた。 この程、9月の移住相談件数が明らかになったが、なんと4669件と、9月としては過去最高の件数となった。とくに驚いたのは個別面談数が1879件と過去最高を記録したことだ。各県とも従来の倍増、さらに神奈川県のように前月比3倍増と昼食も取れないような忙しさとなった。これは9月6日金曜日の夜のNHKの「ドキュメント72時間」でふるさと回帰支援センターが取り上げられたことが大きかったようで、2週間後に再放送され、さらに移住相談が伸びた。あらためてNHKの影響力の大きさに驚かされた。相談件数の多かった県は広島・長野・静岡・佐賀・福岡の順で、個別面談の多さでは長野・静岡・福岡・広島・山梨の順となった。この顔ぶれは、人気ランキングの常連が並んだようで実力を示した。 来客・視察は、9日には山口県議会の総務・企画委員会の視察があり、率直な意見交換ができた。11日は結成30年を迎えた連合のレセプションが日比谷の帝国ホテルで午後1時半から行われ,OBの一人として江森事務局長とともに出席した。 15日は愛媛県東温市の4名の議員の視察があった。メンバーは副議長・議運委員長・監査委員・JAえひめ中央経営管理委員の方々であった。市議会の中心の方々で今後の取り組みに期待を持たせるものとなった。 16日は北九州市議会の宮崎議員の視察があり、問題意識の高さに驚いた。他に、岡山県菊池副知事、群馬県の山本知事の視察があった。山本知事とは1998年のCOP4(地球温暖化防止条約締結国会議ボン会議)でドイツのボンでお会いして以来。相変わらずのフットワークの良さで、なぜ群馬県が移住人気ランキングで14位に低迷しているのかと聞かれたので、県内自治体35団体の中でふるさと回帰支援センターの会員となって移住希望者の受け入れに努力している自治体が4団体に留まっていることが理由の一つではないかと話した。そうしたら、目の前で2つの自治体の首長に電話し、自ら会員化を要請。快諾をいただくなど本格的に移住・定住政策推進に取り組む決意を実践してみせた。 17日は茶どころで知られる岐阜県東白川村の全議員と村長が視察に見えられた。村長と全議員参加の視察は、数多ある議会議員の視察では初めてのケースで、置かれている現実の厳しさとやる気の強さに感じ入った。今後の受け皿作りに期待したい。 セミナー開催は台風19号の影響で12日の岡山毛県の「晴れの国おかやま『就農セミナーin東京』」ほか5回のセミナーと13日群馬県利根沼田地域の「季節の変化を感じて田舎暮らし~利根沼田で自分に合った働き方を見つけませんか~ぐんま利根沼田移住相談会」ほか2回のセミナーが延期ないしは中止となった。 なお、今週は19日、20日を中心に21回の移住セミナーなどが予定されている。内容などについては「ふるさと回帰支援センター」のHPで確認していただきたい。

厚労省が新規事業開始で説明会

今年は例年になく台風が多く、10月に入っても今週末に、また大型の台風が本土を直撃するようだ。場合によっては13日の日曜日に予定される日本VSスコットランドのラクビーも中止になるようだ。残念である。4日には厚労省が新たに移住希望地・移住時期が決まっている移住希望者の中で、いくつかの条件を満たしている「重点支援対象者」のための個別支援のための新規求人開拓や条件緩和交渉を行うことを決め、その説明会をセンターの移住相談員を対象に行った。厚労省も地方移住支援に本腰が入ってきたようだ。 来客・視察は、2日には福島県郡山市の品川市長が初めて顔を出された。郡山市は30万人を超える県中央に位置する中核市で移住人気も高い。この日は長野県伊南地域の駒ヶ根市・飯島町・宮田村・中川村の議員団の視察があった。この地域は移住希望者も多く、人気も高い地域で、率直な意見交換ができた。3日は福井県中村副知事、兵庫県金澤副知事、富山県朝日町の笹原町長、長野県阿智村熊谷村長の訪問を頂いた。4日は「まち・ひと・しごと創生本部」の木下総括官が着任以降、初めて視察に来た。8日は午前に三重県四日市市の「リベラル21」の6名の議員団の視察を頂いた。午後には新潟県魚沼市議会の遠藤議長外8名の視察を受け、今後の取組などの意見交換を行った。また、新しく市長に就任した山口県周南市の藤井市長も挨拶に寄られた。 セミナー開催は今週も多く、18回を数えた。まず、3日は香川県小豆島が2つの町の町長が揃って参加して「小豆島移住の手引」を初開催、18組22名の参加があった。4日は福島県南会津地域が「南会津の楽しい田舎暮らし。」を開催。7名の参加と若干淋しかったがゲストの四季のはっきりした会津の暮らしの報告に聞き入った。ゲストは山の中で暮らす30歳前後の地域おこし協力隊。佐賀県は「佐賀県移住体感ツアー連動セミナー~唐津市・多久市&鹿島市・白石町~」を開き、37名の参加。格安の体感ツアーのためのセミナーということで参加者が多かったようだ。 5日土曜日は8回の開催と賑わった。まず、北海道函館市が「はこだて暮らし~移住者の本音のハナシ」を開き、18組25名の参加。企画管理課が主催し、初参加の人が多かった。富山県朝日町は「富山でNOW!業しませんか!?」を町長も参加して開かれたが4名の参加と内容が良かったのに残念であった。参加者には自慢の新米が配られた。熊本県は「ぎゃんアッと!?くまもと!!~県央・天草編~『仕事✕暮らし』組み合わせは無限大」を開き20組26名の参加と盛況であった。栃木県日光市は「日光ではじめる起業と暮らし」をテーマに開催し、11組14名の参加。ゲストの移住者は、インバウンドで外国人の観光客が増加し、ビジネスチャンスも多くなっていることをアピールした。新潟県新発田市・胎内市は「新発田市・胎内市セミナー 若者✕仕事=働き方無限大∞」を開催し、6組8名の参加。主催者の想いがもう一つ伝わらなかったようだ。今後に期待したい。福岡県八女市・朝倉市が主催した「ふくおかよかとこ移住セミナーvol.3『就農―ふくおか農業人のすすめー』」は8組9名の参加。福井県は「しあわせふくいとの新しいかかわり方・くらし方フェア」を12階ダイヤモンドホールで開催。昨年を上回る144組202名の参加。VRを使い、地元とつなぎ、バーチャル体験もできるなど工夫を凝らした。家族連れも多かった。また、3階のグリーンルームでは新潟・福島・茨城・栃木・群馬の5県が「見て!聞いて!都心に近い田舎でのびのび子育てライフ!移住交流フェア」を開催し、そこから足を伸ばした参加者もあった。5県のフェアは参加者が36組54名に留まるなど、それぞれの県の特徴がうまく表現できていなかったなど課題を残した。 6日日曜日の鹿児島県の「クリエイトライフinかごしま~鹿児島でクリエイターはできる!~」は11組12名の参加。富山県の「TOYAMA DE LIFE SHIFT(3)とやまで子育て」は4名の参加と苦戦。ゲストは移住2年半の元気な女性だった。青森県弘前圏域・五所川原圏域は「青森暮らしセミナー ~青森県のひだりがわ編~青森県のひだりがわで楽しむ人たち~」を14市町村が参加して開かれた。参加者は残念ながら14組15名であったが、青森らしさが出た意欲的な企画であり、懲りずに、移住希望者の理解が深まるまで粘り強く取り組んでほしいと切に思う。まだ、主催者の思い込みが強すぎたかも。滋賀県は「#ほどほど田舎 ほどほど都会 滋賀移住ラボ ~伝統工芸 ~信楽焼編」を開催し、11組12名の参加。このセミナー3回目の開催。継続的な開催は、集客にとってもプラスに働いているようだ。鹿児島県奄美大島は「鹿児島県龍郷町地域おこし協力隊募集説明会」を開き、8組10名を集め、健闘した。山梨県は「富士の国山梨移住相談会」を開き、46名の参加と健闘した。佐賀県は「人生に新たな価値創造を!佐賀のIT企業にJOB CHANGE」を地元の2社が参加して開催したが4名の参加。ただ4名とも本気で、実のあるセミナーとなった。

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