ふるさとブログ

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昨年、移住相談4万1518件。セミナー開催539回達成!

 1月も今日は15日。東京は、数日前には初雪も観測されるなど、それなりの寒さとなっている。ふるさと回帰支援センターは6日が仕事始め。セミナーも先週から始まり、12、13日の2日間で11回の開催と通常ペースの開催となっている。  総理には、年末の官邸での「まち・ひと・しごと創生会議」に続いて、新年4日の年頭記者会見でも、地方創生の実績を記者から問われ、「東京にあるふるさと回帰支援センターでも、10年前に比べ、移住相談が10倍、そのうち9割が50歳以下の現役世代に占められている。正に地方にこそチャンスがあると考え、地方に飛び込んでいこうとする若者が出てきている」と活動実績の一端を紹介いただいた。そして、大都市から地方への人の流れを分厚いものにし、その為の支援もしっかり行なっていきたいという政府の決意をしっかり受け止め、今年一年、期待に応える移住支援に全力を上げたいと考える。  この程、昨年12月の移住相談件数が明らかになった。その数は3194件となり、一昨年12月の1961件を1233件上回り、年間で4万1518件となった。セミナー開催は539回と500回を越えた。  来客は、8日に今年の最初として富山県の舟根担当課長が来て、今年一年の移住推進の進め方などを意見交換した。10日には長野県の出川室長が、新年度からの楽園信州・移住推進室としての取り組みを報告いただき、意見交換した。翌11日は山口県の担当副課長も立ち寄っていただき、懸案事項などについての意見交換を行った。それぞれ、今年に賭ける意気込みを感じさせる面談で、今年こそはと心に誓わざるを得ない面談であった。  今年初めての12階のイベントホールでのフェアは、12日土曜日の静岡県の「31市町が大集合!『暮らし』・『住まい』・『仕事』がまるごとわかる!静岡まるごと移住フェア」で234組300名を越える移住希望者が集まり、新年早々から、昨年の勢いを引き継ぐ盛況ぶりであった。13日には同じく静岡市が「静岡市U・Iターン転職セミナー」を開催した。このセミナーは個人面談方式で行われ、満員御礼の12名の参加であった。  12日は、他に長野県が「南信州移住Uターン大相談会in東京 『暮らし』『住まい』『しごと』」は50名と健闘した。この参加者はダイレクトメールなどを見ての参加ではなく、全員が自分で情報を集めて参加という、本気度の高い人の参加であった。旭川地域は「北海道のだいたい真ん中。旭川市・鷹栖町・比布町・上川町で自分らしい仕事と暮らしはじめませんか」は19組24名と健闘した。このセミナー、圏域50万人の地域で新しい仕事に挑戦したい人や継業に興味のある人など5項目のテーマを列挙して集客に努めるなど、工夫が出たいいセミナーであった。富山県は「とやま暮らしの家計簿大公開!ここが知りたい!移住のイロハとお金のお話」は都会と富山の家計簿の収支を比較して富山暮らしをアピール。本気で移住を検討している人13組14名を集め、手ごたえを感じ取っていた。石川県は「“農”“林”“漁”自然の中のお仕事セミナー」を開催。農林漁業に従事している方の経験談を聞いた後、座談会を開いた。14名の参加の内、約半数が個別面談を希望するなど、こちらも移住につながる感触を得るセミナーとなった。香川県は「香川県内地域おこし協力隊合同募集説明会 in 東京〜地域の顔が見える化〜」を開き、4名の参加。  13日日曜日は島根県など4県がセミナー開催。島根県は「しまねUターンIターン相談会in東京」を3階グリーンルームで開催し、111組139名を集めた。さすがに年間移住者4000名を誇るだけある人気ぶり。宮城県は「みやぎ県の県北地域ってなじょなとこ祭」を開催した。この県北地域は、比較的早い段階から移住者の受け入れに努力してきた地域で、このセミナーも2回目。37組40名の参加と上々の滑り出しだった。長野県は、起業をテーマに「楽園信州移住セミナー 田舎で起業が意外にいい!」を初めて開催。15組26名を集めた。このテーマ、移住が前提になるので本気度の高い、移住に前向きな人の参加が多かった。ほかに熊本県が「くまもと暮らしセミナー~森のお仕事と田舎の暮らし編~」を開催し、13名の参加。

2019年頭のあいさつ

今年は国内外とも先が見通せず、難しい状況になることは明らかだ。 国外は、相変わらずアメリカ・トランプ政権は「アメリカ第一主義」のもと、歴史を逆戻りさせるような政策を連発し、世界を混乱させている。特に、米中貿易問題は世界経済に与える影響は大きく、1月4日の株価が大きく値を下げたことからも明らかなように予断を許さない。隣国韓国との間も中傷合戦に終始しており、ロシアとの北方領土問題も新たな次元に入りそうである。イギリスのEUからの離脱も先が見えない状況である。国内的には国会軽視の安倍内閣を国民がどう評価するのか、7月の参議院選挙と4月に地方選挙への影響がどうなるのか、景気も10月に予定される消費税の10%への引き上げがどう影響するのか先が読みにくいものとなっている。 今年、2019年はふるさと回帰支援センターが設立して17年となる。ふるさと回帰支援センターは2014年秋の「まち・ひと・しごと創生本部」の設立もあって、都市と地方の交流・移住・定住をめざすふるさと回帰支援センターの運動は飛躍的に拡大し、年末の官邸で開催された「まち・ひと・しごと創生会議」では、総理からふるさと回帰センターの移住相談のことが報告されるなど、国レベルでも取り組みが評価されるところまで来ている。 その創生本部が地方創生政策推進にあたって取りまとめた地方創生推進総合戦略は今年最終年の5年目になる。政府は、この5年を総括し、新たな5カ年計画の策定を明らかにし、2024年度までの地方創生の継続を明らかにしている。しかし、今夏の参院選の結果次第ではどうなるか分からない。1年ごとに厳しくその成果が問われることは当然のことである。 ふるさと回帰支援センターは、こうした背景の中で、各県の地方創生の推進の中の移住・定住政策推進を業務委託として引き受け、この4年間頑張ってきた。当然、毎年その成果が問われてきた。とりわけ、今年は新5カ年計画策定につなぐためにも、従来にも増して総括と成果が問われることになることは明らかである。こうしたことから、各県の移住政策推進の意向を十分に受け止め、各県の動向なども掌握する中からそれぞれの県の担当との連携を密にし、移住政策の推進の一翼を担っていきたい。そのためには、常に気持ちをあらたにして移住相談やセミナーの計画・開催などに取り組んでいきたい。また、この分野への営利を目的としたベンチャーの参入などが行われていることから、「新しい公共」を担うというスタンスで、非営利でこの事業に取り組んでいるふるさと回帰支援センターの特徴を生かした対応(移住相談者に寄り添うという目線)を忘れずに行っていきたい。 健康に留意し、今年も気持ちを一つにしてふるさと回帰運動に取り組んでいくよう、年頭のあいさつとします。 2019年1月6日 認定NPOふるさと回帰支援センター 理事長 高橋 公

今日が最後、1年間のご愛読に感謝します

年末寒波が来るという。暖冬と言われた今冬も、冬至が過ぎて、いよいよ本番がやってくる。しかし、「冬至 10日で 日が伸びる」といわれるようにこれからは春がミリ単位で伸びていく。ささやかなことですが、そうした希望が持てるということは、どこか心を和ませるものがある。このブログ、今日が最後。1年間のご愛読ありがとうございました。来年は、「まち・ひと・しごと総合戦略」も最終年。結果が問われる1年となることは明らか。しっかりと結果の出せる1年としたいと思う。また、そうしなければと心に誓っている。とくに猪年生まれのこの身にとってはなおさらのこと。 来客や取材などは、20日にはBE-PALの取材があった。このアウトドア雑誌は40~50代以上が主な読者とのことで、2月10日発売の3月号で8ページ程度の特集を組む予定とか。早速今日センターの取材も行われた。乞うご期待!21日は朝一番で宮城県加美町長があいさつに見えられた。いつものことながら、熱い想いを語られていた。なかでも、この3年間で移住者が123人なったことや2020年のパラリンピックのチリ選手団の合宿地に選ばれたこと、循環型社会構築のための新電力会社の設立・運営に取り組んでいると語った。この日は、ほかに中央公論も打ち合わせに。22日は午後から滋賀県に。夜は元自治労県職員組合の3役の方々と意見交換。野洲市長や守山市議会議員とも現状などについて語り合った。今日、26日は最終日。先の石田総務大臣の訪問に引き続き、今度は鈴木総務副大臣の視察を受けた。この運動の更なる発展のためにも関係省庁の政務三役の方々に現場を知っていただくのは望外の喜びといっていい。この日は、朝一番で静岡県の難波副知事の訪問もあった。 セミナーは、21日は長野県宮田村が「第3弾信州宮田村移住交流会 田舎VS都会 生活・子育て・仕事 移住で何がどう変わる?」を開催。11組15名の参加。ゲストは昨年のセミナーに参加し、移住した2家族が実践編を語り、参加者の心をつかんでいた。宮田村は唯一、村としてブースを開設し、移住者の受け入れに尽力している地域である。この日は千葉県鴨川市も久しぶりに「稲わらで縄網体験も!『ゆるーくつながる農的暮らし』~南房総・鴨川生活~」を開催。11名の参加。加藤登紀子理事の娘さんの歌手のYaeさんも参加して、ワイワイの盛り上がりとなった。22日土曜日は、静岡県浜松市など4地域が開催。浜松市は「まちと田舎のちょうどいい暮らし 移住しやすいまち浜松」を開催。ゲストは、まちづくりに熱心な不動産屋と天竜浜名湖線の営業担当が参加し、街中暮らしと里山暮らしをそれぞれ語り、比較してもらった。参加は13名であったが幅広い年齢層が集まり、中身の濃いセミナーとなった。セミナー開催の参考になるセミナーといっていい。愛媛県宇和島圏域の「極南予(きわみなんよ)移住フェア<宇和島市・松野町・鬼北町・愛南町>」は23組26名の参加。愛媛大好きの人が集まり、ほどほどに盛況。旬のみかんやミカンジュースも配られた。三重県と和歌山県の合同セミナー「世界の訪れるべき地域第5位 紀伊半島の人と魅力をたどるセミナー」は世界の旅雑誌「ロンリープラネット」の2018年版で第5位に選ばれた紀伊半島の魅力を探るということで開催されたもので、移住者と移住アドバイザーがそれぞれ紀伊半島の魅力を語り合った。参加は15名での濃い内容で、第2弾、第3弾と継続してほしい内容であった。神奈川県の「『物件』も『仕事』もまるわかり 第1回三浦市移住セミナー」は地元のハローワークと宅建協会からそれぞれ2名の方が説明に来て、リアルな仕事紹介や具体的な物件の紹介をして好評。14組20名の参加と初回にしては健闘した。23日は愛媛県が「愛あるえひめ暮らしフェア−ストレスオフな暮らし編−」を開催し、約70名の参加であった。 来年は6日日曜日10時からセンターはオープンします。帰省したときの熱い想いを持っての移住相談を歓迎します。よいお年をお迎えください。

はじめて総務大臣が視察に来た

今年も残り少なくなってきた。忙しい一年ではあったが、それなりの成果を出すことができた一年であったと総括できる年であった。とくに移住相談は4000件を越えた月が5カ月に達し、年間で4万件をクリアした。10年前に2400件であったことを考えると信じられない数といっていい。理由はいくつかあるが、東京にはかつてのような勢いもなくなり、求心力もなくなっていることは事実だろう。さらに、若者たちの価値観も大きく変わった。地方には多くの可能性もある。まじめに働けば、自ずと結果はついてくるような気がする。それは、WEBなどに氾濫する移住情報を見れば明らかだ。 また、移住セミナーも530回に達した。昨年485回に留まっていたところを45回も上回った。もうこれが限界と思っていたが、この程東京交通会館4階に約100坪の部屋が空くことになったので、セミナースペースとして来年4月から借りるとこにした。これで、セミナースペースがなくて移住セミナーが開催できないということは一定程度回避できるのではと考えている。セミナーについては、ただ開催すれば人が集まるという段階は過ぎた。530回にもなると数人しか集まらないところも出てくる。多くの参加者を集める自治体は、しっかりとテーマを絞り、わが町に来ればこうした暮らしが可能である、ということをしっかりアピールしている。さらに、移住者の経験談も重要で、その辺のところもカバーされている。移住してできる暮らしも重要なポイントになる。11月、12月は仕事をテーマにしたセミナーも多かった。仕事はその地域の特徴ともつながる。セミナー開催にあたっては、この辺のところをしっかりアピールしてみたいものだ。 来客は年末ということもあって多くはなかった。14日には北海道地域創生局長と新潟県柏崎市長の訪問があった。人口減の激しい北海道は必死の取り組みで、最近、エンジンがかかってきており、過日のフェアには1000人を超える来場者があった。新潟もホップ・ステップ・ジャンプとこの3年人気ランキングを上げてきており注目株だ。 16日の福井県の水産部技幹は農業分野への移住者の取り組みについての問い合わせであったが、現在は茨城県と静岡県が月に1~2回程度農業分野への移住相談会を実施し、受け皿を用意し、成果を上げていることを報告し、今後の展開などについて話し合った。 18日は栃木県副知事と静岡市議の訪問があった。静岡市は政令市で唯一移住相談員を配置していることもあり、関心が高く、昨年もこの時期に査察に来ておられた。 また、この日は午前中に官邸で開かれた「まち・ひと・しごと創生会議」で、総理から移住の取り組みの現況が「ふるさと回帰センターでは移住相談件数が10年で10倍、しかも若者の割合が急増している」と報告されていたようだ。 19日は初めて総務大臣の視察があった。前職が和歌山県海南市の市長であったこともあり、移住には関心が高く、有意義な視察となった。その後、総務省に場所を移して情報誌の来年新春号の対談を行った。 セミナーは年末にもかかわらず14回という多数に上った。14日は北海道と石川県が開き、石川は「いしかわ冬暮らし座談会~冬の味覚を味わいながら話さんけ~」という北陸の冬の暮らしを語り合い、16組18名の参加。15日土曜日は人気の山梨県ほか3県が開催し、山梨県北杜市・韮崎市・甲斐市の「北杜市×韮崎市×甲斐市 合同移住相談会」には32名の参加と賑わった。 16日日曜日は福井県の「ふくい移住・就職フェア」をはじめ8回開かれ、12階のカトレアサロンの福井県は131組177名の参加と気を吐いた。今回は参加自治体がそれぞれ、自分の自治体にU・Iターンした人を伴い、その場で相談できる体制を取ったことが良かったようだ。新潟県も12階のダイヤモンドホールで「にいがたU・Iターンフェア2018」.を開催。なんと274組346名を集めた。その特徴は、参加自治体が50自治体を越え、併せて学生の就職イベントも開催し、成功したようだ。

今年は移住相談4000件超えが5カ月も

今年は、暖冬ということだが今日は寒い。有楽町の駅前では枯れ葉が寒風にあおられ、道行く人はコートの襟を立て、足早に通り過ぎていた。12月に入っても、セミナーの開催は多く、先週は20回の多さであった。一カ月の開催実績では、7月に64回という記録を達成。今月は47回で、9日と16日の日曜日が8回と健闘した。ちなみに今年最後のセミナーは23日日曜日の「愛ある愛媛暮らしセミナー」で締めくくることになる。 11月の移住相談件数が明らかになったが、4564件と9・10・11月と連続で4000件をオーバーした。多かったのが北海道・福島・広島・長野・岡山の順となった。これで今年は6月、7月と合わせて5カ月で4000件を越えた。 来客は、5日に週刊誌「サンデー毎日」、7日に「田舎暮らしの本」の取材があった。7日には日曜日ではあったが、山口県の担当副課長と相談業務のあり方についての意見交換を行った。この日は12階のダイヤモンドホールで高知県が「高知県最大級のUターン・Iターン相談会『高知暮らしフェア2018冬』」を開催。県下34自治体のうち32自治体が参加するという大規模なもので186組245名を集めた。メインプログラムでは地方都市代表と中間地域代表、山里地域代表がそれぞれの地域の暮らしをアピールする比較セミナーを開催するなど、盛り沢山のフェアであった。前の週の1日には大阪でも開催している。 セミナーの開催は、7日が宮崎県と三重県が開催。-宮崎県は「移住者に聞く!『福祉の仕事と宮崎の魅力~あったか宮崎ひなた暮らしセミナーVOL5~』」を6名の参加で開催した。参加者は少なかったが本気度の高い人が多く、ゲストは宮崎市・小林市・綾町への移住者が実戦経験に基づいた話しをした。8日土曜日は愛媛県他5県が開催し、愛媛県は8・9の両日にわたって「地域おこし協力隊イベント」を開催し、8日は19組21名、9日は24名36名と大健闘した。具体的な内容による相談会であったことが良かった。8日の岩手県一関市・平泉町と宮城県登米市・栗原市の旧伊達藩に属する自治体が合同で「2018伊達なくらしセミナー」を開催。13組20名の参加。来年3月にも予定されている。この日は長野県の北信地域の木島平村・山内町・栄村が「冬と上手につきあう暮らし~冬のお仕事・夏のお仕事ご案内します~」を開催し、10組12人を集めた。この日は旬のりんごや野沢菜を持ち寄り、ワークショップ形式で意見交換をした。和歌山県の「なにする?わかやま、”継業編 地域のナリワイを引き継ぐ”」は11組17名参加で充実したセミナーとなった。和歌山県は国の政策を先取りする形で政策展開をしており、継業の取り組みも評価できるものだ。 9日日曜日は山口県の2回のセミナーなど8回と目いっぱいの開催であった。山口県の「山口県に関わりのある在京者の交流会~触れてみよう地元のこと 働くこと~」には60名を越える参加があった。山口に移住し、活躍している若者を呼んで、彼らの目線での経験を語ってもらい、好評であった。もう一つの「やまぐち暮らし休日相談会~お金のプロに聞く、移住するうえで大切なお金の話~」は27組34名の参加。ファイナンシャルプランナーが、移住するにあたってのお金・しごと・家の問題を年表にして、アドバイス。また、住むエリアによっての収支の違いなども明らかにして相談に応じていた。ほかに、埼玉・青森・秋田・富山などが開催した。埼玉県は「家の建て方・借り方・暮らし方セミナー~埼玉で暮らす~」を加須市・川島町・寄居町・宮代町の参加で開催。ゲストを島根県隠岐から呼んで中心市街地の活性化の取り組みを学んだ。青森県は弘前市・黒石市・三沢市・平内町・田子町・南部町・おいらせ町が参加して「青森暮らしセミナー~子育てのまち編~」を開き、10名の参加。タイトルが抽象的で、参加してみようという気になるものが必要だったかもしれない。7自治体の共催による開催としては少しさびしかった。青森の子育てにはこういうものということが必要だったのでは。富山県の「とやま子育て移住セミナー」は6組11目の参加で子どもが5名。にぎやかなセミナーであった。

神山町長など徳島5町村長が視察に

 12月になり、急にあわただしくなってきた。今年は暖冬の予報もあり、今日などは20度になろうかという気温で、銀座も春霞がかかったような気候である。このブログ、先週はお休みをいただいた関係で内容は盛りだくさんの感じになる。  来客は、11月28日は全国町村会があったとかで、長野県阿智村の村長が顔を出していただき、今日付けで会員化の連絡があった。移住実績が積みあがる長野県、さらに会員化が進むことになった。29日は徳島県の勝浦町・上勝町・神山町・石井町・佐那河内村の5町村長が視察に、いずれの町村も全国的に知られた所で、神山町は移住希望者が200名も順番待ちの状況とか。この日は、6名の福島県会議員の視察もあった。30日は全農大分の花木課長が全農としての就農者受け入れの中間報告に来た。さらに、読売・朝日、ベルギーの「ラ・リーブル・ベルジック」紙の取材を受けた。12月1日は富山県黒部市議会の10名の議員の視察も。4日は日本共済協会から「共済と保険」4月号への原稿依頼もあった。この日は午後、まち・ひと・しごと創生本部に来てもらって、新年度予算から6年間にわたって移住者に対する「わくわく地方生活実現政策パッケージに係る要求事項」としての就業・起業に対する国費の提供に関するヒアリングを行った。これは、一部マスコミで移住者に対する資金の提供が行われるとの情報により、移住希望者からの問い合わせが来ていることから行ったもの。創生本部からの説明では、①この事業は移住支援の一環で、各県の手上げ方式で行われるもの。②詳細は現在検討中で、12月21日をメドに決定される。③規模は6年間で6万人。④今後とも必要に応じて意見交換していく、ことなどが確認された。  セミナー等の開催は、21日から25日までの間は石川県の「住んでいる人に聞いてみよう。町家・古家のホントのトコロ」や長野県南信州地域の「リニアでグッと近くなる南信州移住相談会in東京 将来を見据えて移住先を決めよう」など10県11回の開催。  28日から12月2日の間は15回の開催と賑わった。広島県は28日と12月1日の2回開催にチャレンジした。28日は「広島の社長と語ろう”とっておきの仕事ミニセミナー”」にはIT企業のインジニアなど5名の参加。こじんまりとしたセミナーになったが充実したものでゲストは2名。1日は「HIROSIMA.ひろしまinトーキョー『ひろしまにFA宣言!』」ということで、10名の参加。広島カープのある暮らしの楽しみ方などを具体的に紹介。ガンガン盛り上がった。この日は長野県松川町も「求む!保健師『移住定住』×『保健師就職ガイダンス』~あなたの力で松川に健康を~」を開催。参加は1名であったが継続してやっていくことになった。30日は栃木県小山市・那須塩原市が「小山市×那須塩原市セミナー~都会を使いこなす暮らし方~」を開催。宮崎県も「『継業』について学ぶセミナー~あったか宮崎ひなた暮らしセミナーVol.4~」をほぼ男性ばかりの29名を集めて開催。事業承継センターからのゲストが5つの具体的事例に基づき話し、好評であった。1日は佐賀県武雄市が「星と暮らす 星をシェアする~佐賀・武雄ではじめる花まる生活~」をテーマに官民一体型学校の花まる学園の取り組みを紹介。24名の参加で四国からの参加者もあった。民間のノウハウを生かした公教育の位置づけで展開している。佐賀県は2日にも「豊かな自然でスローな生活!さがの林業について知ってみようセミナー」を開催。山を走るトレイルランを趣味にしている人も山での仕事に変えることを検討して参加。8名が集まった。他に、長野県地域連携中枢都市圏、大町市、神戸市などが開催。大町市は20名の参加でりんごと野沢菜を食べながらテーブルを囲んでのセミナーとなった。神戸市も起業支援が手厚いとのことで23名の参加。2日も富山県、埼玉県、滋賀県、京都府がそれぞれセミナーを開催した。埼玉はときがわ町で起業塾を開いている方がコーディネーターを務め、東京を中心に11名の参加。京都も初めて「京野菜をつくりませんか?」のセミナーを開き、9名の参加。

3日間で九州5県が7回のセミナー開く

 東京も朝夕冷え込み、すっかり神宮外苑の銀杏並木も黄色く色づいたとニュースが報道していた。11月も、もう下旬。暖冬とはいうものの寒くなってきている。  先週は全国市長会も開催されたとのことで来客も多かった。14日は徳島県三好市の黒川市長が顔を出された。新たに採用された徳島県の岩佐移住相談員が同郷ということで来ていたようだ。15日は滋賀県野洲市長の山仲さんが、16日は前全国市長会会長であった森さん、岐阜県白川町長、福岡県副知事、山形県天童市議の視察があった。山仲市長とは30年来の友人で、久しぶりの再会。旧交を温めた。  セミナーは16日からの3日間で16回開催と健闘した。16日金曜日は千葉県海匝地域が「千葉のとっぱずれで暮らす 銚子市・旭市・匝瑳市移住セミナー」を開催。同日は神奈川県も「ちょこっと田舎で『山が見える暮らし』」を開催。佐賀県も「心と体をリラックス・佐賀のくらしサガヨガ茶会~beauty&morning~」を16日、17日の連日、定員20名500円会費で東京交通開館6階のLEAGUE有楽町で開催した。  17日は福岡県も「ふくおかよかとこ移住セミナー 入門編セミナー『移住体験のススメ』」を12名の参加で開催した。佐賀県は18日も長崎県とコラボし、「佐賀県・長崎県合同 Uターン・Iターン相談会」を12階ダイアモンドホールに70組92名集めて開催した。この合同相談会は3回目の開催で、相互乗り入れ効果もあって盛会であった。このように佐賀県は3日連続のセミナー開催と奮闘した。18日は大分県も「おおいた就農・就業フェア×第6回おおいた暮らし塾」を開き、55組68名と健闘したが、この九州3県の同時開催はお互いを刺激しあい、集客が伸びる効果を上げた。先週末は上記のように九州の4県が7回のセミナーを開催し、あたかも九州ウイークのようであった。  17日は、静岡県が「静岡県には、大好きな温泉を好きなだけ楽しめる暮らしがある!」と温泉をテーマにセミナーを行い16名集めた。長野県も「一人多役ってなんだ?『あれやこれも』やる 北信州のライフスタイル説明会」を、山口県は「やまぐち移住就農セミナー」を開いた。山口県のセミナーでは、農業を始めるにあたって農業法人で働きながら独り立ちするという方法を、山芋・いちご・米・野菜・トマトを生産する7法人が具体的提案を行った。18名の参加。さらに、山口は17日と18日の日程で、現地山口でこの間実施しているYYターンカレッジの参加者に絞った体験ツーリズムを10名定員で9名の参加で実施。成果を上げた。この日は青森県も「西北津軽の移住相談会『これが私の暮らす道』」を五所川原市・つがる市など2市5町による開催、8名の参加。ゲストもUターン2名,Iターン1名で地方暮らしの喜びを語った。  翌18日も「青森暮らしセミナー~南部の暮らし編~」を八戸市・十和田市・三沢市など3市4町が開催し、18名が参加した。2日間ともゲストを交え、具体的な青森暮らしの提案を行い、好評であった。17日は岐阜県も「観光のシゴトの魅力に迫る!~岐阜の企業で働こう~」を開催した。  18日は宮城県が「第5回みやぎ移住フェア 海辺のまちの”わくわく“サミット」を気仙沼市・石巻市・南三陸町・女川町・松島町の参加で開催。20代から40代の男性中心のセミナーで気を吐いた。福井県も「ふくいUIターン相談会」を開催し、移住が前提の4名を含む7名の参加と中身のある相談会となった。他に、宮崎県も「自然とともに生きるまち綾 子育てセミナー~あったか宮崎ひなた暮らしせみなーVOL3~」を開いた。

9月、10月と2カ月連続で初の移住相談4000件超

 昨日は長野県の自治研センターに講演に招かれ、久しぶりに長野市を訪れた。山々はすっかり紅葉し、秋本番。駅で「シナノゴールド」という青りんごを購入し、食したが実がしまり、甘みも高くおいしかった。最近、ふるさと回帰支援センターのマスコミへの露出が高くなっているが、なんと5日の参議院予算委員会総括質問で公明党議員の地方創生に関する質問について、総理から「UIJターンを支援するNPO法人では、現在、10年前に比べて相談件数が15倍以上に増えている。そのうち半分以上が30歳代以下の若者のとなっています。」とセンターのデータをもとに回答するという一幕があった。国会答弁のデータでも紹介されるなど、確実に取り組みへの評価が高まってきている。  10月の移住相談件数が明らかになった。4117件と9月に引き続き、2ヶ月連続で4000件を越えた。上位は広島・栃木・群馬の順で、栃木・群馬のベスト3位入りは初めて。いよいよ北関東も動き始めたようだ。ブース開設市町村では相変わらず静岡市がトップをキープ、開設自治体の有効活用が課題となっている。  視察、訪問は、7日に栃木県市長会の視察があった。県内14市の担当者17名で、初めてのこと。県内の移住に対する関心の高まりの一環と評価している。8日は北海道積丹町長、熊本県の西原村副村長、同玉東町町、同大津町長、静岡県島田市長、鹿児島県錦江町議会議員団11名、長野県伊那地方の松川町など4町村長。伊那地方の4町村長との話し合いでは合同の移住セミナーを開催しようかなどの発言も飛び出し、盛り上がった。  セミナーの開催では、7日には広島県の「HIROBIRO.ひろしま 働き方を提案する talking night」はインテリアコーディネイター2名がゲスト。Uターン希望者を含む17名の参加と盛りあった。会費300円でコーヒータイムも用意した。9日金曜日は山口県の「おいしい創業やまぐち」首都圏在住者向け創業セミナーが開催され、20名の定員が満杯になる盛況ぶり。このプログラムは12回のコースで2回目の開催。NPO山口経営者フォーラムが運営。経営者と直接、創業について話せるのが売りで話題となっている。北海道知内町・木古内町・福島町の「みなみ北海道の暮らし紹介します~海、山、大自然の中で憧れのスローライフを~」はオーソドックスな暮らし紹介のセミナーに留まり6名の参加。神奈川県は「ちこっと田舎で『海の見える暮らし』」を横須賀市・三浦市・二宮町・小田原市・湯河原町の参加で開催。ゲストは昨年のセミナーに参加し、二宮町に移住した人。湘南暮らしの楽しみ方をアピール。18組25名の参加。10日は鳥取県が「鳥取でおもしろい仕事あります!TOTTORI Night@有楽町」を6階Leagueで開催。Uターン者がなぜUターンしたのかを人生として語り好評。参加者はIターン希望者が多く盛り上がった。群馬県は「群馬あがつま~星空がきれいに見える地域での働き方・暮らし方~」をテーマに開催。20名の参加。地域の特徴を生かしたセミナーで参加者も多かった。鹿児島県は「夜のかごしま暮らし相談会」を鹿児島移住計画の進行で開催。11組13名の参加。ワークショップ形式で展開した。北海道「北海道十勝で暮らそう~大自然の中でのびのび暮らそう~」は2部形式で上士幌町・本別町・足寄町・陸別町の参加4町ごとにテーブルを囲み、地場の食材を持ち込んで開催。25組30名の参加と健闘した。北海道は11日も朝から12階を借り切って3日連続の「北海道暮らしフェア」を展開。79自治体が参加して1150人の参加と大賑わい。人気の上士幌町は64名の相談件数。北海道は初めての大規模フェア開催で大きな手ごたえを感じたようで、次年度も継続して開催を希望していた。他に、町長自らが出席して移住セミナーを開催して成果を上げている富山県朝日町と宮城県加美町、栃木県、三重県もそれぞれセミナーを開催し、ふるさと回帰支援センターは1日中大賑わいとなった。

修学旅行で来た生徒から礼状が来た

 11月に入って朝夕すっかり寒くなってきたと思ったら、明日7日は立冬とか。自然は待ってくれません。31日はふるさと回帰支援センターを休みにして、早朝から一日、恒例となっている職員研修を実施した。参加者は81名、多くなったものだ。研修内容は、①NPOで働く~NPOの役割と求められるコンプライアンス~、②個人情報漏えいリスクとセキュリティ対策、③AED講習、④観光以上定住未満~「関係人口」とその可能性~、④移住者のしごとづくりと継業支援、⑤移住者に寄り添った相談対応とは、と幅広い内容でしっかりこれでもかという感じで詰め込んだ。参加者からの反応はおおむね良好で、継続してほしいとの要望も多かったが、もう少し参加者同士の意見交換もほしかったという声もあった。ローカルジャーナリストの田中輝美さんの「観光以上定住未満~『関係人口とその可能性』」は触発されるものがあり、移住に向けた裾野の拡大という観点からも重要な視点で、参考になったとの声が多かった。この中で、島根県の移住実績が紹介され、2016年で4376人、内Iターンが1643人,Uターンが2687人。2017年は若干減少したとのことであった。また、「移住者のしごとづくりと継業支援」は秋田県由利本荘市まるごと営業本部仕事づくり課の長谷部浩司さんが、「移住者に寄り添った相談対応とは」は長野県駒ケ根市移住・交流促進室の移住相談員の山田秀明さんがそれぞれ、現場での経験をもとに、移住者に寄り添う対応の在り方を講演した。  来客は、視察が1日は熊本県の菊池広域連合2市2町の議長の方々、2日は宮城県議会議員2名、6日は島根県益田市議会経済建設常任委員会7名。  セミナーは、2日は愛媛県の「えひめのお仕事&暮らしセミナー」のみで、15名の参加。地元の海運会社、ITベンチャー、コットン製造販売会社の3社が参加し、盛り上がった。3日は文化の日で休日であったが佐賀県が「佐賀で働く・暮らすセミナーin東京~地方で生きる編~」を6階LEAGUE有楽町で開催。35名の参加と賑わった。  4日日曜日は6県がセミナーやフェアを開いた。岡山県は12階カトレアサロンで116名の参加で「来て!見て!晴れの国おかやま移住・定住フェア」を開催。向いのダイヤモンドホールでは福島県が「福島くらし&しごとフェア」を199組248名の参加で開催。一昨年ランキングが19位まで落ちた福島が昨年8位と健闘したが、更なる上位をめざす気概を感じさせるフェアで盛況であった。和歌山県は6階LEAUE有楽町で「Kii Turn~人生が変わる和歌山~」を開催。Kiiを紀伊に掛けたこだわりのセミナーで20名を集めた。長野県は「楽園信州移住セミナー 移住のがっこう」を移住のための入門編として開催。机といすを用意、チャイムを流し、1限目から7限目まで移住に関するカリキュラムを用意した。参加者は8割方が初参加者。22名の参加。奈良県は「第5回 奈良で働く相談会in有楽町」を完全予約制で開催。仕事があれば移住したいという人が対象で3名の参加。北海道は根室地域が「人よりも牛が多い!北海道ねむろ大自然暮らしセミナー」を開催。予約2名、当日参加8名、計10名。Iターンした2名の移住者が根室暮らしを語った。参加者は地元出身者や何回か現地を訪れた人が多く、具体的な内容で中身の濃いセミナーとなった。  先のブログで紹介した静岡市立梅ヶ島小中学校の4名の修学旅行でセンターを訪れた生徒からお礼の手紙が届いた。その中で地域外からの人を受け入れると地域の見直し、再評価が始まるという説明が新鮮だったということが書いてあった。地域のことは地域の人が一番詳しいと思っていたので驚いたとあった。考えさせられる内容である。また、来年来てください。待ってまーす。

絶好調のセミナー相次ぐ、日曜は8回も

 先々週、先週とセミナーが花盛り。お陰様で、2週連続で休みなしで頑張ることになった。先週は3日間で12回のセミナーが開かれ、28日の日曜日は8回の開催と3階、6階、8階、12階と東京交通会館内のセミナースペース4会場がフル回転といった状態だった。その中で、28日の鳥取の「鳥取県IJUターンBIG相談会in東京2018」で9 年前の政府の地域社会雇用創造事業に「農村六起」という地域の起業家の育成事業で参加し、100名の起業家の育成を行ったが、その起業家第1号の瀬尾君と出会った。彼は現在、鳥取県×岡山県共同アンテナショップの新橋館の店長をやっている。地域での起業家志向が評価され、政府の起業資金提供をうけ、その経験がいまの仕事につながった、と感謝された。10年ぶりの出会いであったが、うれしい出会いであった。うれしい話をもう一つ。先週発表の文化功労章に、なんと旧友の北川フラム君が選ばれた。文化勲章や文化功労章なんて、別の世界のことと思っていたが友人がそれをいただくというのは感慨が深い。出会ってから50年、生きて、積み上げてきた実績が社会に評価される年代にわれわれも達しはじめたのかと思った。わがことのようにうれしかった。  来客・視察等は、23日は夕方から岐阜県の交流会に参加。ご祝儀相場もあって、なんと2個で54万円の新しい柿「天下富舞」を試食した。八等分して1片3万円。4片食べたので12万円。値段で驚き、甘さでまた驚いた。 24日、25日は昨年に続き、静岡市の小・中学校4校の修学旅行を受け入れた。お土産はなんと移住促進のポスターなど、中山間地で暮らす子どもたちの生活が、日常が聞けてよかった。25日は山梨県北杜市の市議団7名の視察。北杜市は山梨県一番の人気自治体で全相談件数の45%に達する。率直な意見交換ができた。 26日は福島県の南相馬ふるさと回帰支援センター一行7名の訪問を受けた。28日の宮城県登米市の「登米市の魅力まるごと生LIVE! 登米市で『育む』豊かな暮らしセミナー」には熊谷市長自らが参加、アピールした。  セミナーは、26日は山口県と広島県がそれぞれ開催。広島県は県の真ん中に位置する福富町・豊栄町での既存の型にはまらない自分らしい生き方の選択を提案。23名の参加。山口県は事業継承をテーマに開催し、26名の参加。27日土曜日は香川県観音寺市・愛媛県四国中央市・徳島県三好市の3市合同の「四国まんなか子育てライフ」を開いた。人気の長野県原村も「信州八ヶ岳 原村移住相談会」を、原村を知り尽くした「田舎暮らし案内人」を登場させ、21名の参加と盛況であった。群馬県は「ぐんま利根沼田移住フェア~豊かな自然ある地域で見つける5つの道しるべ~」を開催。このフェアには利根沼田振興局長も参加。意気込みを感じさせ、21名を集めた。千葉県は「千葉の魅力発信セミナー」を南房総市など5市の参加で開催、25名の参加。  28日は上記の通りで大賑わい。四国暮らしフェアin東京2018は四国4県が合同で開催し、121組170名と多くの人を集めた。三重県も初の「三重の暮らしの見本市」に83組120名の参加。日本3大美林の一つの尾鷲檜の木工品の販売も行われた。鳥取県は「鳥取IJUターンBIG相談会in東京」を開催し、98組129名と盛況であった。琴浦町は地域おこし協力隊の募集を行い、「酒米」の生産者募集をアピールした。広島県は先週2回目、昨年に続く「仕事と暮らしを自分でデザイン!~広島”山”の働き方フェア~」を開き、64名の参加。地域の特徴を生かしたセミナー開催で成果を上げている。新潟県は大地の芸術祭で知られる地域が「【越後妻有ファン拡大セミナー】豪雪地と呼ばれるまちで暮らす人たち~津南の『人』を知る、出会う~」を開催。テントまで持ち込み、車座になって話し込んだ。23名の参加。20から30代と子育て世代が多かった。思い入れたっぷりの開催趣旨が良かった。茨城県は「第2回いばらき暮らしセミナー」、熊本県も「くまもと暮らしセミナー」を開催した。

南信州14市町村32名議員団視察に

 ここ数日、朝夕すっかり寒くなり、日一日と秋が深まってくる季節となってきた。地方議会も終わり、次年度予算に対する陳情行動や研修会の時期ということで各級議員の方々の視察も増えてきた。23日には長野県の南信州広域連合の14市町村議員団の32名が視察に見えられた。こんなに大勢の視察団は年に数回のことで、人気ランキングトップの長野県らしく、さらに受け皿つくりに励んでいるのかとそのやる気をしっかり受け止めた。ただ、こうしたまとまった議員団の視察はせめて1時間半くらいの時間を確保しての視察をお願いしたい。先週の17日には上記の南信州エリアに含まれる売木村と天竜村の清水村長と永嶺村長も顔を出された。売木村はマラソンで村興しをめざし、人口の1/3がIターン者という村で知られる。天竜村は南信州の中心都市飯田市に隣接、村に住んで飯田市に通勤も可能なところとアピールしていた。  19日金曜日は久しぶりにNHK首都圏情報ネタドリ!スペシャル「輝け!第二の人生」に生出演した。19時30分から20時42分の生放送にもかかわらず15時30分NHK入りという長時間の拘束。出演は15分程度。たまたま見た人も多く、4名の友人から「変わらないね」などのメールが入り、さすがNHKは視聴者が多いと思った。テーマは3部構成で私はシニア世代の移住に出演。10年前は移住の主流はシニア、近年は若者世代。しかし、シニアの希望者は根強い人気という状況にある。  セミナーは20日と21日の週末の2日間で12回の開催。20日、土曜日は山梨県が「子育て日本一!山梨県移住イベント『やまなし子育てランド』」を12階のカトレアサロンに35組56名を集めて開催。甲府市・北杜市・笛吹市など7自治体が参加。目先を変えた新しい取り組みだった。ほかに、長野・新潟・富山・石川の4県が合同で「北陸新幹線沿線 4県合同フェア」を開催。98組の参加。この合同フェアは今年で4回目の開催ながら期待通りの集客とはならなかった。人気の4県が揃っての開催にもかかわらず、もう一つ何かが足りないようだ。新潟県新発田市は「しばた的空き家を活用した暮らし」と今回も実践的内容のセミナーを開催。今年2回目、毎回テーマを変えてチャレンジ。7名の参加。和歌山県は「しごと×くらしの移住相談会 和歌山で始める、新しいワークスタイル&ライフスタイル」をテーマに13名の参加。長野県南相木村・小海町は11組13名の参加で「深呼吸したくなる暮らし、あります。南相木村・小海町移住座談会カフェ」を開催。空気の良い村をアピール。ヨガの体験もあり、飛び込み参加の夫婦がいきなりお試し住宅を予約するハプニングも。三重県は「余暇を充実させる働き方を三重で探しませんか?U・Iターン就職セミナー」を開き、11名の参加でIターン希望の9名も参加。盛り上がった。  21日日曜日は栃木県と群馬県が12階カトレアサロンで隣り合わせの会場設定。ブース・スタンプラリーやアンケートも共有する形で開催。4回目の開催となる群馬は26自治体の参加で「あなたと移住先の縁むすびフェア~オールぐんま暮らしフェア2018~」、栃木は初の25全自治体の参加で「あなたの理想は栃木にある!『オールとちぎフェア2018』」をテーマに、それぞれ155名と217名の参加という成果をあげ、次につながる健闘ぶりであった。他に、大分県は「おおいたフォーラムin東京 アクティブシニア向け移住セミナー」を3回グリーンルームで開催。31名の参加。岩手県は「イーハトー部に入ろう!~いわての郷土愛と言葉に浸る会~」を開催。ゲストはラグビーワールドカップに湧く釜石市の旅館の女将とカッパ伝説のある遠野市から市公認の「カッパ淵の守り人」がお国言葉で地域の紹介をするなど、テーマ通りに岩手に浸った。27組31名の参加と盛り上がった。長崎県は完全予約制のU・Iターン転職個別相談会、福井県は地域おこし協力隊募集セミナーを開催した。

16年目で初の税務調査が入った

 ふるさと回帰支援センターは11月で設立16年になるが、この程、初めて税務調査が入った。えっ、非営利の団体にも入るんだと驚いた。2名体制で3日間にわたり、3年分をしっかり精査いただいた。とりわけ何があるからということで来たわけではありませんと言っていた。そして、帳簿類はしっかり整理されているとおほめに預かった。二人とも九州出身で、一人の方は鹿児島出身で将来鹿児島に帰りたいといっていた。個人的には好感の持てる方々だった。そして、国の徴税システムの末端を垣間見た。  来客は9日午後に鳥取県琴浦町議会9名の視察があった。にぎやかな視察団で会話も盛り上がった。夜は山口県周防大島町の議員団と交流会。大島のさらに先の沖家室島の泊清寺に早稲田の先輩のお墓があることから何回もお邪魔しており、楽しいひと時であった。11日は岩手県雫石町の2名の議員団の視察。12日には千葉県鴨川市にある加藤登紀子さんの鴨川自然王国の宮田君が来訪。13日には静岡県牧之原市の杉本市長他の来訪があり、意見交換を行った。  週が変わって16日には大分県津久見市議会の9名の議員団の視察をいただいた。最盛時には4万人近くもいた人口が1万7000人と減っており、何とかしたいということであった。人口減に特効薬はないがじっくり腰を据えて移住者の受け入れに取り組みましょうと激励。また、お会いしたい方々だった。  セミナーは10月の開催予定は8階のふるさと回帰支援センターにある2カ所のセミナースペースで33回、12階のイベントスペースで6回、6階のLEAGUE有楽町で5回、3階のグリーンルームで3回の計47回と7月に次ぐ多さとなっている。 先週は10日の夕方から広島が「HIROBIROひろしまinトーキョー 古民家レストラン編」を世羅町とコラボして開催。23名の参加。世羅町のセミナー参加は初めてのこと。ゲストは世羅町で古民家を改装しカフェを開いた方。自分がカフェを開店する夢を語り、面白かった。  12日は静岡県南伊豆町の「ミートアップ~南伊豆出身者・南伊豆ファンの交流会~」で地域おこし協力隊からゲストハウスを起業した人の報告。満員の盛況であった。この日は、山梨県の「やまなしUJIターン Night for20’sand 30’s inTokyo―あなたの為のオリジナル就職相談会―」もあった。  13日土曜日は埼玉県の「秩父ちかいなか暮らしセミナー(秩父の移住者大集合)」が9名の参加。高知県の「高知×継業or開業~オーナーへの道~」は20名の定員で18名の参加で開催され、高知市内から香美市へ移住、地域の商店を引き継ぎ、商店+食堂を開いた移住者がその経験談を語った。また、県からはこうした取り組みの支援情報の提供もあり、盛況であった。三重県鳥羽市は「空き家を利用した商い創りセミナー『商いのゆりかご 鳥羽なかまち』」を開き、5名の参加。うち一人は30代の移住確定者で2名の子ども連れ。興味深いセミナーとなった。この日、佐賀県も「人生に新たな感動を!!農業の新3Kとはなにか 『住まなきゃ損SAGAセミナー』」を開き、13組14名の参加。JAとJAから自立して農業を実践している二人からの話しがあった。因みに、3Kとは稼げる・かっこいい・感動する農業とのこと。  14日日曜日も宮城県ほか静岡県・山形県・徳島県の4県がセミナーを開催。宮城県は「第4回みやぎ移住フェア 五感で四季を感じることのできる九の“まち”仙南~SENNAN~」を18組27名の参加で開催。白石市・蔵王町・角田市・丸森町など9自治体が参加した。静岡県は「『移住×起業=静岡県』セミナー~森町・沼津市・富士市・清水町~」を7名の参加で。徳島県は「オーガニックな暮らし方 魅力体感!とくしま移住体験ツアーのすすめ」を開き17組21名の参加。山形県は「やまがたハッピーライフカフェ~地域おこし協力隊&田舎暮らし大相談会!~」を開いた。

9月、今年3回目の4000件の相談件数に

 この季節、一雨ごとに気温が1度下がると言われるがすっかり秋めいてきた。酷暑と言われた今夏の暑さも懐かしさすら覚える。安倍内閣の内閣改造が行われ、梶山大臣から片山大臣に変わった。梶山大臣とはふるさとも近いこともあって率直な意見交換ができていた。今回は才媛とのうわさが高い女性の大臣ということもあり、さらなる進展を期待する。早い段階でお会いしたと思っている。  9月の移住相談件数が明らかになったが、今年3回目の4000件超えで4036件。昨年の同月は2859件であったから1177件の増であった。多かったのは大分・山梨・広島の順で、大分県と山梨県は12階でのオール県のイベントを開催したことによるもの。面談で多かったのは長野・山梨の順で、静岡・広島は同数。北海道・福岡と続いた。従来から9月は比較的多いが、4000件超えはよく入ったという感がする。  9月29日に、会員自治体・団体宛に「移住セミナー・相談会の成功に向けたご協力のお願いについて」という文書を出した。この文書は、セミナー開催が500回に迫ろうとする中で、集客にバラつきが目立ち始めたことから、改めてセミナーの開催にあたってのお願い事項を整理して出したもの。是非、ご一読いただきたい。  来客は、3日に長崎県松浦市議会の議員団6名の視察。4日は長野県木島平村の前芳川村長。5日はまち・ひと・しごと創生本部の広報担当3名、厚労省地域雇用対策課長。9日は高知県前連合会長。取材も7日に政府広報のインタビューが収録され、BS-TBSで11月18日の12時から30分のワクで、再放送が25日の同時間帯で放映される。  セミナーの開催は6日と7日の2日間に集中し、8回。6日土曜日は佐賀県のコスメテッククラスターの実現をめざす唐津市が「ゼロからはじめるコスメ起業家セミナー」を開催。50名を越える参加者があり、70%以上が女性。今年2回目ながら多くの参加者を集めた。なぜ唐津なのかと言えば、かんきつ類などの天然資源が豊富で、創業の支援・サポート体制が充実。知る人ぞ知るところで目が離せないようだ。和歌山県は「なにする?わかやま~起業編~『先輩移住者と語る会』」を開いた。和歌山県は全国に先駆けて起業家支援を展開してきた県で15名の参加。お茶とせんべいが出され、グループ討論を行うなど中身のあるセミナーとなった。ゲストは先輩移住者で起業家。三重県は「みえ女子トークカフェ」を開催。13名の参加。参加自治体は海辺の鳥羽市・紀北町・御浜町。埼玉県は「県東部で挑戦!野菜・果物就農セミナー~はすだ暮らしのススメ~」には8名の参加。山梨県は「第5回やまなし暮らしセミナー『富士川流域移住セミナー』」を開催。富士川沿いの峡南エリアの身延町・早川町・富士川町・市川美郷町・南部町が参加、セミナーの内容などがもう一つあいまいで6名の参加に留まった。  7日日曜日は長野県が「楽園信州移住セミナー 人生二毛作のススメ 第2弾」を、昨年も好評だったことから開催、47名の参加。シニア世代に的を絞ったことが当たり、多くの人を集めた。長野県は県内エリアごと10カ所のシニア大学があり、定年後の暮らし方や地域の歴史、新聞の読み方などを学んでいる。年会費1万円で60時間のセミナーが受講可能。滋賀県は「起業より企業で働く魅力に迫る!しが移住相談会」を開催し、9名を集めた。他に、新潟県が「にいがたライフスタイルミーティングVol4『ウインタースポーツ×新潟』~雪からはじまる新潟的暮らし~」を開いた。

今年、移住セミナー開催526回の予定に

 9月30日の台風24号には驚かされた。首都圏では8時以降、JRをはじめ各会社が電車を止めた。電車はダイヤ通りに運転されるものだと思っている人間にとっては、台風が来るから電車を運行停止にするという発想が理解できない。今年のように自然災害が多発する現状で、公共交通機関が一方的にこれを止めるということがあっていいのだろうか。これでは都市機能はストップする。国民への影響をどう考えるのか、あるべき姿をしっかり議論すべきことではないだろうか。  ところで、26日夕方、広島県の移住相談ブースにNHKのTVカメラが入った。何事かと思えば、広島県は5月に160組を集めた「Cターンフェア『移住で始まるスポーツのある暮らし』」を開催。今回の広島カープのセ・リーグ優勝をきっかけに、スポーツのある暮らしを希望する移住者の動向を取材に来たもの。広島県の移住窓口には、こうした暮らしを希望する移住相談者が毎月来るなど反響は大きいものがあるようだ。  今週も来客は少なかった。台風の影響もあったのかもしれないが、28日に岐阜県議会松村議員と本巣市議会議員2名、前全国市長会会長で新潟県長岡市長であった森民夫さんが。10月2日には青森県三沢市の米田副市長に訪れていただいた。  今週のセミナーは台風の来襲もあり、30日の宮崎県の「“星降るまち”をふるさとに ~あなたの『田舎暮らし』を考える移住相談会~」、三重県の「Meet Mie café vol.4 あなたが受け継ぐ!!技と想いの継業編」、京都府の「京都移住のイロハ~移住って何から始めたらいいの?~@東京」が中止となり、8回に留まった。28日は「北海道暮らしmini暮らしフェア」が住んでみたい北海道推進会議の主催で開かれ、定員通りの17組20名が集まった。自治体は名寄市・鷹栖町・上川町・東川町・下川町が参加。傍聴で沼田町・幌加内町・小平町が参加するなど道内各自治体の移住への期待を感じさせるセミナーであった。神奈川県の「『ちょこっと田舎』な神奈川で暮らす」は当初7月に予定されていたが台風で中止になっていたもの。県内の人口減地域と言われる県西地域と三浦半島の小田原市・南足柄市・三浦市・中井町・真鶴町・松田町などが参加してグループ討論を行うなど、26組32名の参加と賑わった。  29日土曜日は島根県が「しまねアグリセミナーin東京~島根らしい就農スタイルを知る~」を開催し、12名の参加。北関東・磐越5県合同の「テーマで見つけるローカルライフseasonⅡ~新潟・福島・茨城・栃木・群馬移住フェア~」を3階グリーンルームで73組92名の参加。2回目の開催だがテーマが絞り切れてない感があった。千葉県の「南房総市&館山市二地域居住セミナー 南房総のつかいかたーふるさとは一つじゃないー」は定員10名のところに13組16名の参加と盛況。南房総だから可能な二地域居住という暮らしと実践者の話、こうした方々を支援するNPOのキーパーソンもいることを紹介するなど具体的で実り多いセミナーとなった。他に、山形県、米沢市、栃木県日光市などそれぞれ工夫を凝らしたセミナーを開いた。30日日曜日は山口県と福島県のセミナーが台風来襲をものともせず開催。それなりの集客もあった。  このほど、12月末までのセミナー開催予定が明らかになったが、9月30日現在で526回の予約があるなど、当初の目標を上回ることが明らかになった。こうしたところからも、移住・定住の取り組みの確実な前進を感じさせられている。

次年度からセミナースペースは3カ所に

 今秋は台風も多いが、雨も多い。季節の移ろいも早く、彼岸に咲くから彼岸花といわれる曼珠沙華も、今年は彼岸にはすでに盛りが過ぎていた。暖かな秋の陽を背中に受けて、ゆっくりと散歩を楽しむのが私の休日の喜びの最たるものだが、今年はそんな機会は少ない気がする。窓から見える有楽町のビル群は今日も雨に煙っている。  各自治体からセミナーの会場が取りにくいとの声が寄せられて久しいが、この程、東京交通会館の4階に来年4月に空きスペースが確保できる見込みが立ち、セミナー会場を現在の2カ所から3ヵ所に増設する方向で検討に入った。言わずもがななことではあるが、JR有楽町の駅前という立地条件から部屋代も飛びぬけて高い。それが頭痛の種ではあるが、先行投資と割り切ってなんとかすると決意を固めている。乞う!ご期待!  来客は、20日に徳島県黒川三好市長がひょっこり顔を出した。21日には福井県の若者・定住支援課長が初めて訪れ、全国的な取り組み状況の中の福井県の状況について、率直な意見交換をさせていただいた。この日は、富山県の担当課長も政府のヒアリングがあったとかで顔を出され、近況報告を取り交わした。香川県直島の担当者にも初めて立ち寄っていただいた。初めてお訪ねいただくというのはうれしく、是非頑張っているふるさと回帰支援センターを知ってほしいと思う次第だ。  先週のセミナーは、この間積極的にセミナー開催に取り組んでいる19日の新潟県の「にいがたライフスタイルミーテイング『地域旅×新潟―Local Life Trip―』」ほか、10回の開催。この日は広島県竹原市が「HIROBIRO.ひろしまinトーキョー 観光ビジネス編」を開いた。竹原市は毎年1回のペースでセミナーを開催し、参加者は30名を越えた。ゲストは街のツアーガイド、花カフェ経営者など3名。竹原市は人気アニメ「たまゆら」の舞台になっていることから集客に成功したようだ。  21日は静岡市が「静岡市で創業・起業しよう!静岡市×私×創業セミナー」を開き、11名の参加。ゲストはふるさと回帰支援センターの静岡市窓口経由で葵区に移住。洋裁師として生計をたて、繁盛している方で話しが具体的で好評であった。静岡市は東京事務所の副所長が前の移住担当者で、さらに連携が深まっている。福岡県は「ふくおかよかとこ移住セミナー 福岡県の地域おこし協力隊はおもしろい!」を小竹町・香春町の協力隊募集で開催。22組24名の参加。  22日土曜日は山口県など5回の開催。山口県は「やまぐち農業体験ツアー説明会」を開き、宇部市・長門市・山口市が参加。他に農業法人なども参加して13名の参加と盛り上がった。来る10月6日から2泊3日の日程で「やまぐち就農ゆめツアー」を予定、参加者を募集中。埼玉県は「~埼玉のまんなか~川越&比企エリアで見つける!あなたらしい暮らし」を初開催。ゲストは和光市在住で越生町でカフェ経営を計画する2段階移住者。新しい形の移住を提案して盛り上がった。長野県辰野町は「たつの暮らし×子育てカフェ やさしさはどこから育つ?」をテーマに初開催。2組の家族連れを含む6名の参加。山形県は大江町が「やまがたハッピーライフカフェ~移住・創業セミナー~」を開いた。ゲストは移住してカフェを開いた体験談を語り好評。20名を越える参加者を集めた。香川県も「うどん県 ゼロから始める農業セミナー」を開催。JAや県農政部も参加して具体的な就農相談ができた。14名の参加。  23日は休日ではあったが大分県のほぼ全自治体が参加した「おんせん県おおいた暮らしフェア」を12階のイベントホールで開催し、666名の参加。県内4自治体が自慢の水を提供し、飲み比べもあった。人気の豊後高田市は子育て世帯の相談が目を引いた。おんせん県ということもあり、中高年が若干多めという感じ。

遊佐町セミナー、3回目で満員に

 秋雨前線が停滞していることから東京は雨が多く、すっきりしない天気が続いている。季節が動いていることを実感している。  今回のふるさと回帰フェアは参加人数が初めて2万人を超えたことから、運動への手応えを感じた人も多かったようだ。8月の移住相談件数は2816件と8月としては過去最高となった。移住相談件数の多かった県は、宮崎・長野・静岡・広島の順となっている。宮崎はオール宮崎のフェアで160名を越える参加者を集めたことが大きかった。面談件数は静岡・山梨・北海道・福岡の順となっている。  ふるさと回帰フェアの補足情報では、鹿児島県が昨年比1.7倍の139組の相談があり、中でも奄美群島が25組35名と突出した集客があった。また、神奈川県も相模原市・大磯町・二宮町・山北町が参加したが111組の相談と健闘した。鹿児島は少なからずNHKの大河ドラマの人気が影響した感はあるようだ。  来客は、今週は少なく、13日に埼玉県秩父振興センターの副所長、課長の視察があり、今日、18日はノンフィクション作家の黒川克行氏の来訪があった。  この1週間のセミナーは、12日水曜日の新潟県の「にいがた暮らしナイター相談会」を皮切りに9回の開催。このナイター相談会は年6回の開催予定で、移住を前提にした完全予約制。仕事と住まいについて、具体的で突っ込んだ内容の相談会となっている。今回は予約4名であった。  14日は「\鳥取県におもしろい仕事あります/とっとりくるーとNight in 有楽町」を17名の参加で開催。首都圏に住む鳥取出身者を中心に開催。複数名が移住のための下見に行く予定など、成果の出たセミナーとなった。  15日土曜日は青森県を始め4回の開催。青森県は「Uターン目線で故郷を盛り上げよう」がテーマ。14組17名の参加であった。多くはUターン希望者。ゲスト2名もUターン者。一人は鶴田町にUターンしてワイナリーを立ち上げ、もう一人は平内町で家業の石材店を継ぎ、商工会で活躍している人。テーマも良く、盛り上がった。  新潟県佐渡市の「佐渡暮らしセミナー」は20組23名の参加。佐渡は年1回のペースでセミナーを開催し、今回は移住者を受け入れる側の地域の人が来て、住宅情報と移住してきてほしい人について率直な話しがされた。全員が個別相談会に参加し、交流会にも参加と盛り上がった。人間関係が濃い、離島らしい内容のセミナーとなった。  山形県遊佐町の「ゆざを楽しむ愉快な仲間達 Vol.3」は14組21名と満員御礼となった。ゲストは母親と二人で移住してきた若い女性の地域おこし協力隊員で、遊佐町ならでの暮らしを紹介した。遊佐町のセミナーは今年3回目で回を重ねるごとに参加者が増加するなど、手応えのあるセミナーとなっている。  静岡県磐田市の「移住・転職交流会TO静岡―海と山のあるまち いわたでみつける『いいわたし』―」は30代以下の若い人6名の参加。数は少なかったが移住が決まりそうな人もいて和気あいあいのセミナーとなった。交流会も住宅や仕事についての率直な質問も出て、実りあるものとなった。  19日日曜日は長野県飯山市など3回のセミナーが開かれ、飯山市の「Enjoy The Snow!雪国の暮らしを楽しもう」は6名の参加ではあったが、ファミリーでの参加者とUターン希望者、起業希望の女性、スキーが好きなシニアと多彩な参加者でそれぞれ満足できる内容となった。ゲストは9年前の農水省の「田舎で働き隊!」のプログラムで移住した人で飯山暮らしの喜びを語り、さすが飯山市のセミナーと好評であった。  栃木県那須烏山市の「“なすから“で働こう!ふるさと暮らしセミナー」は4名の参加。このセミナー、年一回のペースで開催しており、今回は後継者不足から継業をどうするかの話しであった。  熊本県は「くまもと暮らしセミナー~農業編パートⅡ~」で、ゲストは横浜市からのIターン者で、山都町で有機農業の傍らミュージシャンとして活躍している人。山都町での暮らしの充実ぶりを語った。

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ふるさと回帰フェア2018に参加者2万人以上

ふるさと回帰フェア2018へのご参加・ご支援をありがとうございました。お陰様で無事終了し、参加人数も昨年を上回る2万686人の参加を得て、悲願だった2万人を越えることができました。 今日もすでに、朝からふるさと回帰フェアに参加した移住希望者の来訪者がみられるなど、早速成果が出ている県もある。また、今回は直前に北海道地震があった関係で芦別市・別海町・浜中町・弟子屈町の4自治体が不参加となったことは残念であった。しかし、こうした事態に対し、参加自治体から支援カンパや激励の寄せ書きを行ったらという声が寄せられ、実施した。 今年のふるさと回帰フェアの状況は、昨年の傾向を引き継ぐ形で、若者やファミリー層の参加が多く、移住につながる相談が多かったようで、入り口の外に置いたラックの各県資料の減りが激しく、補充が大変だったという声も聞かれた。また、ロビーギャラリーに開設したハローワークの就職相談も悲鳴が上がるほどの活況ぶりだったようで、産業雇用安定センターの就職相談も賑わいをみせていた。 全体的には一部の県を除き、おおむね昨年以上の相談件数であったとの報告が寄せられている。また、例年にも増して、事前にしっかり調べ上げて参加し、めざす県に直行する相談者の姿も多く見られ、結果、人気県に人が集中した。これは、常日頃から情報の発信に努め、定期的に移住セミナーを開催している県はその成果が表れていたといってもいい。この地道な取り組みを怠っている自治体がいきなりフェアに参加しても、努力している県や自治体と比べれば自ずと差が出ることはやむを得ないことといっていい。会場の配置によって、移住相談者の数に差が出る傾向が従来からあったが、上記のことから全体的にはその傾向は少なくなってきている感触があった。 各県の状況は、人気の長野県は4時半の終了時間が来ても移住相談が続くなど、盛況。山梨県は、昨年を越える相談件数であったが、それよりも実のある相談が多かったとのこと。静岡県は昨年が良すぎたこともあり、今年はそこまではという感じ。しかし、浜松市は30件を越える相談があり健闘した。参加者の傾向は、入り口近くというもあり漠然層が多かった。静岡市も昨年を上回る相談者を確保した。広島県は先の集中豪雨の関係もあり、2自治体の出展に留まった。新潟県は、参加自治体数は10自治体と変わらなかったが、全体として移住相談件数が伸びており、評価している。 他に、福岡県は県の他4市が出展。どこも相談件数が伸び、全体で90組を超える相談があった。山口県は昨年に比べ、この間の頑張りが出て、若い夫婦を中心にメチャメチャよかったと評価。夫婦が多かったのは群馬県も同じ。大分県は昨年比3割増しの244名と健闘した。香川県は昨年の倍の相談者を確保した。京都府は、昨年並みか、若干良かったが、次につながる相談もあり、切れ目なく相談があった。福井県は3町の参加ではあったが、25組の相談と健闘した。山形県は酒田市や朝日町が20組を超える相談があるなど健闘。全体で100組を超えた。宮城県も昨年より多く、新規の相談が70%を超えるなど健闘した。富山・三重・茨城・鳥取・青森も昨年より良かったようだ。 ふるさと回帰フェア2019の来年の予定がほぼ固まった。来年はオリンピックの前年で、その関係で都内のイベントスペースはすべて抑えられていることから、ふるさと回帰フェアは9月7日(土)・8日(日)の予定で、東京交通会館12階のイベントスペースで東西に分けて開催することにした。詳細は後日ということにしたい。参加できる自治体数は今年並みとなる予定。

9月最初の土曜、6回のセミナー開く

 東京も9月に入って朝夕若干涼しくなってきたような気がする。しかし、今日は25年ぶりの大型台風21号が徳島県南部に上陸したとか。この影響で大阪センターは臨時休業。一方、ふるさと回帰フェアまで一週間を切り、一部の人は大忙し。今年もしっかり集客できるのか不安もある。成功にむけて様々な広報活動を展開してきたが、果して移住希望者に届いているのかも心配だ。明日、5日の朝日新聞の社会面に5段の広告が出るが、それが最後となる。8日土曜日の有楽町の朝日ホールでの前夜祭は、まだ余力があり、これからでも参加できるので是非、足をお運びいただきたい。 27日には日帰りで秋田県にかほ市にお邪魔した。4月に、あらたに商工会やJA、漁協など8団体による「にかほ市移住・Uターン推進協議会」が設立されたことを記念して開催された講演会に行ったもの。講演では、最近の傾向として移住者受け入れ希望自治体より移住希望者の方が上回っていることから「移住者が住める空き家、仕事、移住者応援組織の受け皿3点セットをしっかり作ってほしい」と訴えた。彼の地は秋田県の最南端に位置し、鳥海山の麓にある。松尾芭蕉が訪ねた奥の細道の最北の地で知られる。市川市長曰く、秋田県一の美人の産地でもあるとか。 来客は、29日には静岡県掛川市議会議員団8名、佐賀県嬉野市村上市長も視察に。31日は山口県美祢市議団5名が視察に。  セミナーは、29日は新潟県が「にいがたライフスタイルミーテイングvol.2『起業×新潟』~地域資源をデザインする~」を開催。新潟チャレンジと銘打って21名を集めた。終了後はゲストの作ったクラフトビールが提供された懇親会も開かれ、盛り上がった。水曜日の夜ではあったが企画が良ければ集客も見込めることを証明した。31日は岐阜県の「ぎふ『農林業チャレンジフェア』~岐阜県の『農林業』のここがスゴイ~」が開かれ、第一次産業のことなら何でもOKと20名を越える関係者も来て相談に応じた。この日は福岡県も「先輩移住者によるトークライブ『私の移住体験 何でもお答えします』」を開き、3名の移住者を囲んで率直な意見交換が行われ、20名の参加。9月1日は土曜日とあって、6回のセミナーが用意された。3階グリーンルームの高知県は高知市や室戸市、仁淀川町など6市町村が参加して「高知働くフェア」を昨年に引き続き開催。53名の参加。高知市は59歳までのUJIターン者を募集するセミナーを開催し、30名が参加。仕事があれば移住したいというニーズが強いことが証明された。室戸市は廃校水族館が話題となっているが、サラリーマン漁師を募集し、10名が応募するなど手ごたえを感じたフェアとなった。他に、秋田県、新潟県、新潟県柏崎市、熊本県天草市、香川県がそれぞれ開催した。2日は北海道上士幌町が「北海道十勝 上士幌町暮らしセミナー」に18組24名を集めて開催。夫婦の参加が多かった。宮崎県も「あったか宮崎ひなた暮らしセミナーvol.2 宮崎県で働く!宮崎県を楽しむ!」を9組12名の参加で開催。この参加者のうち6名がHPを見て参加。ゲストはIターンのアートデレクターの起業家。参加者の中には移住を検討し、旅行で行ったことのある宮崎をと参加した人も。質の高いセミナーだったとの声も寄せられた。ほかに、群馬県が地域おこし協力隊募集相談会を開催した。

7月も移住相談4000件を越える

 お盆休みも終わり、ふるさと回帰支援センターも17日から通常勤務に戻っている。一部には気分転換ができてない人もいるようだが、今週にはフル回転ということになるはず。22日にはふるさと回帰フェアのプログラムも出き、9月8、9日のふるさと回帰フェアにむけて、気分も盛り上がってきた。今年のプログラムは初めてカラー印刷にした。参加自治体の写真を掲載していることから、自慢の風景などがモノクロでいまひとつ臨場感がないのでは、ということで思い切ってカラーにした次第。また、27日から9日までは京浜東北線で、3日から9日までは山手線の車内吊るし広告が行われる。朝日新聞にも3日から7日の間で社会面に5段組みの広告も掲載されることになっている。  7月の移住相談件数については、当初、セミナーも68回の開催が予定され、初の5000件突破かと期待したが、下旬に台風の到来があり4回のセミナーがキャンセルとなった。さらに例年になく今年の夏は酷暑が続き、移住希望者の足を止め、4733件に留まった。7月の移住相談件数の多かった県は、長野・富山・新潟の順となっている。これらの県は7月に大きなセミナーを開催したことが相談件数を伸ばしたようだ。  24日には、「まち・ひと・しごと創生本部」の総括官が変わったことから表敬訪問に伺った。2014年秋の設立から3代目になるが、初めて総務省出身の前消防庁長官の稲山博司さんが就任した。また、同補佐には2年前に国土交通省に戻られた伊藤明子さんが住宅局長から返り咲いた。前任の総務省出身の末宗さんは復興庁へ出られた。このように創生本部は4年目にして幹部人事が大きく変わり、今後の政策展開が注目されることになった。なお、稲山総括官は9月9日のふるさと回帰フェアのオープニングセレモニーに出席して、あいさついただけることになった。25日にはこの間、移住・定住で健闘されている富山県朝日町の笹原町長が同町主催のセミナー「朝日町『コンパクトタウン』のすすめ」に出席し、熱弁を振るわれ、朝日町への移住を訴えていた。26日は佐賀県唐津市の峰市長が地元出身の山下参議員、市議会議員、同市部長など8名で視察に見えられ、率直な意見交換をさせていただいた。市長からは最近途中採用者の応募を行ったが多くのUターン者の応募があり、Uターンを含む移住者の増加を実感しているとの発言もあった。同日は山口県の総合企画部審議監の訪問もあった。  セミナーの開催もお盆休み明けの18日土曜日には長野県の8組9名の子どもを集めた「楽園信州移住セミナー パパママキッズの幸せ信州」をはじめ、熊本県・長崎県・福井県・岐阜県各務原市が、19日日曜日は愛媛県・岐阜県・熊本県・栃木県・熊本県上天草市がそれぞれ開催した。  今週のセミナーも24日は北海道留萌エリアが4回目のセミナーとして」「北海道移住の架け橋」として遠別町他3町1村の主催で開催し、7組8名の参加があった。この日は長野県駒ケ根市も「そこが知りたい!田舎暮らしライフ」を開催。有楽町の長野県の窓口で紹介され、駒ケ根に移住した夫婦がゲストで登場し、6名の参加者と懇談し、移住暮らしの喜びを語った。25日土曜日も上記の朝日町を始め、4回のセミナーが開かれた。なかでも大分県の「おんせん県おおいた 田舎暮らしの実際」には4回目ということもあって20名の参加があり、健闘した。26日日曜日も山口県の6回連続の開催が予定される「おいでませ やまぐちYY!ターンカレッジ第1回しごと編 やまぐちのひとが集まる『場』」を始め、5回のセミナーが開催され、いつもの賑わいが戻った。とくに、宮崎県の「あったか宮崎 ひなた暮らし移住相談会」は95組165名もの移住希望者を集めていた。

週末から事務所はお盆休みに

 今週末の11日から16日まで、恒例のお盆休みに入る。前にも書いたが、せめてお盆くらいはふるさとに帰り、ふるさとの夏を満喫してほしいと考えるからだ。そんなこともあって、先週末にふるさと・いわき市に久しぶりに友人の映画監督・高橋伴明君を連れて帰ってきた。県内でも最大規模の小名浜港の花火大会を見るためで、ふるさとの空に上がる花火を満喫した。 来客は、8月1日に岩手県北上市議員団8名の視察。同日は石川県の県議会議員2名も視察。それぞれ最近の移住・定住の状況を確認され、議会での質問等に反映したいと意気込んでおられた。また3日には久しぶりに千葉県いすみ市が、それに山形県最上町、群馬県館林市が顔をだし、館林市は過日の市長の来訪を受けて、担当部長と課長が訪ねられ、団体会員化を含めた取り組み強化を決意されていた。  セミナー開催は、3日から5日の3日間で宮城県の第3回みやぎ移住フェア地域おこし協力隊トークイベント&募集説明会をはじめ13回。この日は岐阜県も「若者ガヤガヤ会議in東京」をUターン者に特化した形で開催、手ごたえを感じ取ったようだ。4日土曜日は静岡県が「30歳になったら静岡県!移住・就職セミナー」と小山町の「金太郎・森のようちえん・自然塾 インストラクター養成講座」を開催。前段のセミナーはIターン者がUターンよりも多く、15名の参加。プロフィッショナル人材専門の人材紹介のゲストに会いたいと参加者が多かった。小山町のセミナーは保育者が多く、12名の参加。関係人口の増加を狙った地元の金太郎ファミリープロジェクトの取り組み。ほかに栃木県が「初心者・初学者歓迎!基礎からわかる とちぎで始めるホンキの農業」を開き、13組15名の参加。2名のゲストも移住者でそれぞれ農業者として活躍中。出展団体は日本一のいちごの街・真岡市と宇都宮市、益子町。5日日曜日は山梨・静岡・長野・新潟の4県が「中央日本4県合同移住相談会&セミナー」を開催。99組124名と昨年を上回る集客があったが、3階のグリーンルームということで会場が狭く、相談スペースの確保に苦戦したようだった。佐賀県の初開催の「民間等経験者枠採用CAFÉ TIME説明会」には10数名の募集のところに34組42名の参加があり、大いににぎわった。鳥取県の「とっとりの夏の暮らし!~先輩移住者は”鳥取の夏の一週間を”このように暮らしました~」というセミナーには9名の参加。具体的、実践的内容でユニークなセミナーで面白かった。富山県南砺市の「いなか暮らしセミナー~移住の先輩と話そう~」は初の市単独開催とあって3名の参加と苦戦。知名度アップに課題を残したようだ。移住先として魅力的なところであり、継続した取り組みが望まれる。京都府は「『働き方』から考える3つの京都暮らしvol,3 ローカルで見つけた自分の輝く場所×『なりわいづくり・地域で働く』という選択」は3回開催の仕事編の最終回で、ゲストに対し、事前に何を聞きたいのかのアンケートを取るなど工夫を凝らした。ゲストからは地域でいかにして仕事を探したのかの詳細な報告があった。参加者は14組15名。

大阪の回帰フェアが盛況のうちに終了

 暑い!暑い!といっているうちに季節は8月に入った。皆さんお変わりありませんか。酷暑もこれからが本番と思われます。ご自愛ください。 先週土曜日28日は台風12号の影響もあり、週末のセミナーは中止したものも出るなど若干の混乱もあった。大阪ではふるさと回帰フェア「おいでや 田舎暮らしフェア」が開催された。岡山県や愛媛県内の自治体の一部が災害などの影響で欠席したところもあったが200地域から153ブースが出展。交通機関に影響が出る恐れもあり、890組2618名の来場者で今年も盛況のうちに終わった。この日は日帰りで大阪に向かい、主催者あいさつを行ったが、すでに早朝の東京は風雨が強く、東京に戻れるのかと心配したが、静岡あたりでは晴れ間の覗く空模様。大阪は台風の余波は感じられるものの真夏の暑さだった。各参加自治体のブースを回ったが、どこもにぎやかなものだった。その中で、4月から手掛け始めた高知市の二段階移住の取り組みは、すでに7名の実践者が出たとのことでそれなりの手ごたえを感じているようだ。この二段階移住は、まずいったん高知市内に移住し、慣れたところで中山間地などに本格的に移住するもの。今後の展開が注目される。また、鳥取市は移住者の人気の高い地域ではあるが、なんと昨年度は371世帯487人の移住実績があったとか。これまでの実績は2007年からの12年で400人を超え、昨年急増したのは、「ようこそ移住奨励金事業」を、一定の条件のもとで移住者に対し20万から30万の奨励金を配布したことによるものとか、それにしてもの移住実績であった。  来客は27日の岩手県保副知事のみであった。時間的余裕があったことから副知事とは東北6県の中の岩手県の移住・定住についての取り組みなどについて率直な意見交換を行った。その中では、東北は全国的には取り組みが遅れ気味であること、とりわけ受け皿となる各自治体の受け入れ態勢が十分ではなく、その強化をめざしてほしいこと。東日本大震災の影響もあるが、だからこそ太平洋側の各自治体には震災復興と合わせた移住者の受け入れ、とくに近年、Uターン者が若者を中心に増加の傾向にあることがはっきりしていることからUターン者への働きかけを強化してほしいこと、そのために県の移住担当の体制の強化も要請した。  セミナーは、25日は富山県が「とやまでみつけるWork&Life」を開き、10名の参加。ゲストは若いIターン者で、移住後にいかにして地域コミュニティ―に溶け込むのかを語り、笑顔でこちらから地域の方々にアプローチしていくことが重要であることなどが語られた。27日はこの間、3回連続で実施した北海道南空知地域の最終回の「南空知ふるさと暮らしカフェ~夕張市・岩見沢市・美唄市~」で7組8名と健闘。1回目は5組10名、2回目は1名だったが、主催自治体の集客の努力と東京のネットワークを活用した取り組みが結果を生む。北海道の移住セミナーはまだ始まったばかり。「継続は力」を胸に継続した取り組みを期待したい。この日は山口県も、やまぐちYYターンカレッジ「やまぐち暮らし 夜の相談会~やまぐちの山で遊ぶ、山で働く,WOOD LIFEのすすめ~」を開催し23組24名の参加。林業女子を対象にしたが盛況。今後、しごと編・海編・山編・文化編と6回のカレッジを予定。注目したい仕掛けと言える。28日土曜日は台風が関東方面に上陸か、との予報もあって、神奈川県や宮崎県綾町は中止。広島市・新潟県上越市・長野市などは予定通り実施したが、多くのキャンセルが出るなど苦戦した。29日日曜日は台風の余波が残ったものの山口県が「やまぐちYY!ターン 公開講座 ローカルライフの可能性」をカレッジのキックオフと位置付けて、ローカルライフに興味のある人を対象に開催し、56組61名を集め、気を吐いた。山形県も3回目の「やまがたでハッピーライフカフェ~山とアウトドアを満喫する暮らし~」を開き、18名を集めた。新規の人が多く、座談会が盛り上がった。福岡県は「福岡で新しい仕事を見つける!~農業する?起業する?それとも?~」をUターンして就農し、アスパラ・イチゴ・イチジクを作っている移住者をゲストに開催。13組23名の参加。実践編として説得力の話しで盛り上がった。和歌山県は「紀州発『新しい生活のヒント』~山村を楽しむ人たち~」は和歌山らしいテーマ設定で盛り上がり、16名の参加。

十勝・上士幌町が野心的な塾を開講

 酷暑お見舞い申し上げます。先週の週末は北海道十勝地方の上士幌町に行ってきた。町が7月、10月、2月の3期に分けて、「生涯活躍 かみしほろ塾」を開講。その第1期の4講目の「豊かさの発見~田舎暮らしを楽しむ~」というテーマの鼎談を計画、それに参加したもの。相手は俳優の風間トオル氏、前理事長の見城美枝子さん。それぞれの経験やふるさと回帰運動の現状、上士幌町の取り組みの全国的視点から見た評価などを語り合った。会場には女性6割の200名の参加者。野心的な塾でその成果が期待される。 24日には、業務終了後、管理職を中心としたハラスメント研修会を行った。20数名の参加。NPOの監事の豊岡税理士と若井弁護士からその問題点のレクチャ―を受けた。  来客は18日に富山県氷見市副市長、宮城県美里町議7名の視察。20日は新潟市担当部長、同課長。24日は長野県駒ケ根市議4名の視察。25日は岐阜県議2名、長崎県大久保県議、鳥取県日野町小谷町議会議長、江府町白石町長、徳島県三好市黒川市長、上士幌町竹中町長。  セミナーは、17日は岡山県が恒例となっている「『おかやま白桃』セミナー~おいしい白桃をつくるには~」を開催。就農希望者2名を含む6名の参加。事務局にも桃が振る舞われ、岡山の格別の白桃を堪能させていただいた。18日は高知県が「あなたに合った地方企業の見つけ方~高知の仕事と暮らしを教えます~」には県内18酒蔵から無手無冠を出している酒蔵の杜氏が心のこもったモノつくりを語った。5名の参加ではあったが本気度の高い人が多く、手応えのあるセミナーとなった。19日は館山市、20日は南房総市と鋸南町の千葉県下の自治体の連続セミナー。それぞれ10組13名と13組15名を集め健闘した。とくに南房総と鋸南町の「農業×移住セミナー~稼ぐ農業を南房総から考える~」は東京の大田青果市場の関係者が来て、生産から流通までの川上から川下までの一貫した体制の重要性を語り、その後就農の個別相談も行われた。房総半島の過疎化が進む各自治体の懸命の移住セミナーとなった。21日は広島県の福山市など東部6市2町が「『とっておきの』仕事探しフェア」を開催。100名を越える相談者が詰めかけ、大盛況となった。この日は福島県も福島市・伊達市・二本松市、宮城県の白石市など福島圏域10市町村が参加して初の「福島圏域合同移住セミナー」を開催し、それなりの人を集めた。もともと福島に帰る気はなかったが、東日本大震災をきっかけにUターンした3名の方のトークもあって盛り上がった。京都府も「『働き方から考える3つの京都暮らしvol 2』京都で働く体験から移住を実現する×『仕事体験・お試し移住』という選択」を開き、13名を集めた。その他に、宮崎県、山形県遊佐町、石川県がそれぞれセミナーを開催した。22日日曜日も6道府県がセミナーを開催。島根県は「しまねUターンIターン相談会in東京」を3階グリーンる無で開催し、松江市・安来市・出雲市などの相談ブースには行列ができるなど盛況で131名の参加となった。静岡県の伊豆南地域の「伊豆への移住がグッと近づく!ランチ交流会」は30人定員で開催し、満員の盛況となった。山形県庄内地域の「やまがたハッピーライフカフェ~庄内で実現!仕事も子育てもあきらめない幸せな田舎暮らし~」には酒田市や鶴岡市など2市3町が参加、14名を集めた。ゲストは仙台市から酒田市へIターンした人で、酒田市にも仕事はあると訴えた。

6月、2回目の移住相談4000件オーバー

 東京は酷暑の夏になっていますが、ふるさと回帰支援センターの取り組みは、この暑さを吹き飛ばすような勢いとなっている。先頃明らかになった6月分の移住相談件数は、昨年7月以来の4253件と2回目の4000件超えとなった。多かったのは北海道、高知、和歌山の順で、それぞれ全県規模のセミナーを開催したことが影響している。個別面談件数では山梨、静岡、福岡の順で、長野、広島と続く。この勢いが維持できれば、7月はセミナー開催が68回予定されていることもあり、悲願の1カ月5000件の移住相談件数を達成できそうである。  来客は、11日が静岡県磐田市渡部市長、同島田市伊藤議員。北海道北斗市池田市長。大分県津久見市長。12日が徳島県原井議員。14日が山梨県南部町佐野町長、佐賀県嬉野市河内議員。15日岐阜県揖斐川町長、香川県琴平町長。琴平町長は「香川県移住フェアin東京2018」に参加したもので、町紹介では熱弁を振るい、やる気を見せていた。  フェア等は15回の開催と多かった。北海道は11、12、13日と今週も北海道ウイークとして、北斗市が「キミとボクとホクトセミナーin東京~介護福祉職 就業・移住合同説明会~」を開き、「母がハハハで元気な街」をチャッチコピーに13時から18時30分まで3部構成で16組17名を集めて気を吐いた。他に2地域がセミナーを開いた。11日は福島市が「先輩移住者と語るふくしまぐらし~就職相談コーナーも開設~」でゲストは30代前半の女性、参加者は半数が女性と賑わった。13日金曜日は、石川県が「~まち・山・海のある加賀で暮らそう~白山加賀の魅力・移住体験説明会」を開いた。この地域のセミナーは初開催で加賀白山定住機構の高峰事務局長が熱弁を振るい、8名の参加。14日は長野県安曇野市が年1回の「安曇野を楽しみながら働こう!安曇野暮らしセミナー」を30名限定で開催し、人気の地域だが酷暑ということもあり15組22名に留まった。就労相談では地元のハローワークの参加もあり盛り上がった。静岡県の「静岡で海活”ウミカツ”~マリンスポーツ&マリンレジャーのある暮らし~」には、牧之原市・御前崎市・沼津市が参加、サファーも参加して賑わった。12名の参加。長野県小海町の「憩い癒しの信州の里山カフェ 小海町・南相木移住座談会町」も5名の参加。15日日曜日の今回2回目となる「東北U・Iターン大相談会 東北で暮らす!」には東北6県から77自治体が参加。193組240人が集まった。期待の割には集客がいまいちだった。課題を整理し、来年につなぎたい。香川県の「移住フェアin東京2018」は101組137人と健闘した。岐阜県の「空き家をリノベーションして岐阜で暮らそう!~専門家に聞く、住宅改修のイロハ~」は昨年4月以来の開催だったが、工務店のプロが参加するなど、内容が具体的で好評であった。参加は27名。徳島県の「農・林・漁は徳島で」テーマはいいが、その内容が具体的でなく3名の参加。第1次産業への就労は一人前になるまでの道筋をしっかりと提案することが肝要で抽象的な提案が集客が難しい。長野県伊那市の「地方で『育てる』を体感!伊那でよかったと思える子育て」は10組20名と盛況。最近の子連れ移住の増加を映したものとなり、成功した。栃木県の「東京駅から最短約40分!身近なとちぎ暮らしをはじめよう!東京通勤・二拠点生活という選択」は19組22名と大賑わい。参加者も山梨・埼玉・神奈川など、二拠点生活の可能性の高い地域からの参加者もあり、内容も実践的かつ具体的でセミナー開催のモデルになるような企画であった。

梶山大臣が視察、移住・定住をやると決意語る

 東京の梅雨が明けたら思ったら、台風が来て、その影響で日本列島が水浸しになるような豪雨が西日本を襲い、死者も120人を超えた。被災地の皆さんには心からのお見舞いを申し上げます。先週末、函館に行ったが雨。やっぱり異常気象です。  4日には、地方創生担当の梶山大臣が視察に来られた。梶山担当大臣は3代目の大臣ですが、ふるさと回帰支援センターへの大臣の視察は初めてのこと。スタッフは緊張していたようだが、いつものままの姿を見ていただくことが大事と、とりわけの準備もせずに対応させていただいた。この中で大臣は、今年度は移住・定住を、人の動きのところをしっかりやっていきたいと決意を述べ、次期5カ年の「総合計画」もしっかりと検討していきたいと1月の情報誌の対談からは一歩踏み込んだ話をされた。また、地元茨城のブースでは受け皿つくりがまだ十分じゃないと茨城県の課題にも触れ、激励していた。さらに、ハローワークにも立ち寄られ、ご苦労様ですとあいさつ。忙しい日程の中、30分にわたって丁寧に回られ、パンフやリーフレットの充実ぶりにも目を見張らせていた。  セミナー開催は、17回という記録的な数を4日から8日日曜日の4日間で実施した。4日水曜日は北海道下川町の「ヒュッゲな時間ってなんだろう?心地よい暮らしを探る旅へのご案内」のみ。6日金曜日は埼玉県と岡山県。埼玉県は「農ある暮らしin埼玉 移住ビギナーズセミナー」と「おかやま高梁川流域で暮らすセミナー」の2回で、埼玉県のセミナーには9名の参加、主催は県農業ビジネス支援課。2部では先輩移住者と地域の移住支援者によるトークセッションが行われた。岡山県のセミナーには8組10名の参加。7日土曜日は東海・近畿エリアなど7回の開催。東海・近畿エリアには岐阜県・三重県・滋賀県・京都府・和歌山県の5県が初めて、≪移住≫井戸端会議として開催。37ブース開設予定が西日本豪雨の影響で33ブースとなり、参加自治体は32自治体、参加者は113組146名。丸テーブルを囲んでスタンディング方式で開き、参加自治体間の情報交換もできたと概ね好評であった。また、「いまさら聞けない移住座談会」のコーナーでは「移住のイロハ」「空き家のイロハ」「いなか子育てのイロハ」「はたらき方のイロハ」のテーマに分かれ、本音も含んだ率直な意見交換が行われた。岡山県も「来て!見て!晴れの国 岡山移住・定住フェア」を開催し、18市町がブースをだし、113組152名の参加。  8日日曜日は「とやま移住・転職フェア『暮らす働く富山まるごと相談会2018』」など7回が開催された。富山県フェアには今年も石井知事が参加され、自治体を激励した。参加自治体はオール市町が参加、自治体職員と移住者や地域おこし協力隊がセットでブースに座り、移住相談に応じていた。企業も20社がブースを構えた。参加者は速報値で226組309名に上った。長野県は長野市はじめ26自治体が出展。ゲストは信州で活躍する2名の起業家が「長野に移住したことがすべての始まりだった」「ないからつくる」などと起業に至った経緯などを話した。285組413名の参加。新潟県も「アナタが新潟の主人公 にいがたU・Iターンフェア」を三条市・糸魚川市・新見市・上越市など18自治体が参加して開催。若者や子連れが目立つフェアとなり、200組250名を集めた。新潟県は12月にもさらに拡大したフェア開催を予定している。他に、山形県最上地域がワーキングママ2名をゲストに「やまがたハッピーライフカフェ~そこが聞きたい!田舎の子育てライフ~」を開催。参加者は男性多数の8名。山形は男性の郷土愛が強く、戻りたい志向が強い?。茨城県は「2018年第1回いばらき暮らしセミナーー夏のライフスタイルー」を高萩市など7市町村の参加で開催し、17組21名の参加。毎月1回の定期就農相談会も満員の盛況となっている。

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