ふるさとブログ

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1年間の各位のご努力に敬意を評します

今年最後のブログです。1年を振り返るに、ふるさと回帰運動は今年も順調に拡大した1年であったと総括できる。そのために頑張った関係各位に対し、心から敬意を表します。センター的には5月の連休明け以降、新たに4階にセミナースペースを3ヶ所確保した。まだ、十分に活用できたとは言い切れないが、会員各位のセミナー会場が確保できないという課題には一定程度、応えることができたのではないかと思っている。その結果もあると思うが、今年1年間の移住セミナーの開催実績は台風の影響で急遽中止になった15回のセミナーを除き、545回の開催ができた。移住相談実績は目標とした5万件には至らないかもしれないが、ほぼそれに近い数字は確保できたのではないかと思っている。 ただ今年は、夏頃から、移住する気のない人を動員して、移住セミナーを満員にする。いわゆる「サクラ動員」という問題が顕在化した。こうしたことが深く静かに進行していたことは、社会的にも憂慮すべきことであり、残念なことでした。全国各地の各自治体でその被害にあっていることが12月17日の中日新聞・東京新聞1面トップでも明らかにされた。せっかくの盛り上がってきた地方創生の取り組み。その中でも地域活性化の切り札にもなろうかという地方移住の取り組みに水を差すような、こうした詐欺まがいの行為は許されない。この事態を前にして、ただただ、天に恥じない取り組みを願うばかりである。 来客・視察については、18日に長野県立科町の三矢工業が訪ねてきた。ふるさと回帰支援センターが東銀座に在った頃からの付き合いで、町と協力しあってふるさと回帰運動に取り組みたいとのことであった。20日は25時から神奈川テレビの「大人のサステナイト」という番組に出演したが、生憎東京では見ることができなかった。深夜ということもあるが、観た人は感想を聞かせてほしい。24日は群馬県前橋市に行って、山本知事と情報誌の新年号の対談を行った。知事就任前は、ふるさと回帰支援センターの団体会員は県を含む4団体に留まっていたが、知事就任以降は懸命な知事の努力もあって、あらたに15自治体が会員化に踏み切ったことなどから、その想いを知事に聞くということで設定されたもの。知事は「35全自治体の会員化を目指し、まず、その面で長野県を上回りたい」と決意を語っていた。詳細は「100万人のふるさと」2020年新春号を。25日は長野県のアンテナショップの所長の訪問が予定されている。 セミナー開催は、今年最後の週の開催で12回。これで今年は545回の開催となった。最近よく「移住セミナーの参加なくして移住なし」と言うようにしているが、移住に踏み切るための移住セミナーは「ゲート」のようなものと思っている。この門をくぐって移住に至る。その意味で、この545回の開催は、今年一年の大きなふるさと回帰運動の成果と言って良いように思う。まず、17日は北海道下川町が「せっかく転職するなら、都会じゃなくてもいいのかも」というテーマで開催。5名の参加。チラシの作り方に工夫があり、パーテイションには仕事情報、町職員の家計簿の公開、子育て情報や住宅情報も張り出され、その前で町職員と会話が行われるという参加者目線も大切にされたセミナーとなった。次に繋がる期待の持てるいいセミナーであった。20日は鳥取県がNPO学生人材バンクの協力を得て「地球仕掛け人ナイト@有楽町」を10名の参加で開催。東京にいて、いかに地元に関わるかをテーマに開催し、10名の参加。ゲストはUターンして梨農家をやっている人や地域を巻き込んでゲストハウスを開いた人、ハンモックツリーハウスを計画している例などが紹介され、盛り上がった。 21日は、例年開催している愛媛県宇和島圏域が「極南予(きょくなんよ)移住フェアー愛媛・宇和島圏域連携移住フェアー」を17組20名の参加で、今年も開催した。参加自治体は宇和島市・鬼北町・愛南町・松野町の1市3町。今回は個別相談会の形式で、参加者は複数の自治体ブースを回り、じっくりと話し込む姿が見られた。奈良県は「第9回奈良で働くセミナー&個別相談会in有楽町」を9名の参加で開催。これまでは個別相談会形式で、4組限定でやってきたが参加者を増やしたいとセミナー形式にした。運営については改善の余地があったのではと反省も。新潟県湯沢町は「就労情報付き!雪国暮らしセミナー」を開き、9名の参加。クロストークのコーナーでは雪国暮らしの実態を深堀り。少人数ながらも質問者も多く今後につながる有意義なセミナーとなった。長野県は「北信州×子育てゆるゆるおしゃべり会~自然が子どもを強くする~<木島平村・山ノ内町・栄村・中野市>」が6組13名の参加で開催。参加自治体がそれぞれ移住者を連れてきた。1才児が4名も参加とアットホームな雰囲気で開かれ良かった。熊本県は「ぎゃんアッと?くまもと!!~移住&就業フェア~」を3階のグリーンルームで開催。39組52名の参加。参加自治体は天草市など8自治体。就職関係団体も7団体が出た。 22日日曜日は山梨県東部地域が「東京に近い田舎・やまなし東部『暮らしとお金の本音トーク』」を開き、16組20名の参加。参加自治体は大月市・上野原市・都留市・丹波山村・小菅村・道志村など3市3村。静岡県静岡市・藤枝市は「セカンドライフを満喫!!まちなか移住セミナー」を開き、11組14名の参加。徳島県阿南市は「地域おこし協力隊セミナー」を開催。7組9名の参加。愛媛県は「愛あるえひめ暮らしフェア」を3階のグリーンルームで開催し、80組100名の参加。山梨県は「おしゃべりカフェvol.2」を6階のgood officeで28名の参加で開催。

移住相談が初の6000件超え

12月も残すところ、あと2週間。早いものです。仕事に追われてウロウロしているうちに、気がつけば師走。昨日の東京新聞を見たら、いきなり一面のトップに「移住相談会 参加者に現金」の見出しが。8月にセンターから会員の各自治体宛てに移住セミナー開催にあたって、民間企業から「サクラ動員」でセミナーを満杯にする営業が行われているから気をつけるようにとの情報提供を行ったが、以降も全国各地の会員自治体から「営業があった」、「業務委託を行ったが結果が出なかった」などという情報が多数寄せられていたところでです。この件に関してコメントを求められましたが、やはり地道に取り組んでいただくことが結果につながるのではないかと思います。 こうした中で、18年間にわたって地道に移住促進に取り組んできたが、その結果が現れはじめ、11月には月の移住相談件数が6870件と初の6000件超えとなりました。安易に美味しい話に飛びつくようでは実のある移住者の受け入れはできません。移住者のための受け皿をしっかり用意し、わが町ならこうした暮らしが可能です、こういう方こそ移住してきてほしいと、地道にしっかり訴えていくことが重要だと考えます。 暮も押し迫り、来客・視察は今週はなかったが、13日には奈良の法隆寺に大野玄妙管長の本葬儀に行ってきた。初代理事長の立松和平君が亡くなる少し前頃から仏教に傾倒し、法隆寺にも何回も足を運んでいた。その縁で大野玄妙管長とは同じ年齢ということで親しくさせてもらった。今年、夏には知床でカラオケをやったりもした。大野管長にはふるさと回帰運動を応援していただき、東日本大震災のときは福島県いわき市などに講演に行っていただいたことある。また、2年ほど前に京都仏教会からお招きをいただき、京都市内で講演をさせていただいたときも出席され、酒席をともにし旧交を温めさせていただいていた。早すぎる!急逝である。   セミナー開催は、16回。11日は新潟県が水曜日の恒例となりつつある5回目の「にいがた暮らしナイター相談会」を開催。主催者はアットホームな雰囲気作りを心がけている個別相談会。4名の参加で年度内8回の開催を目指している。13日は金曜日で3回の開催。石川県は「いしかわ冬の味覚と暮らし座談会」で12組14名の参加。予約は31組であったが12組にとどまった。予約後のフォローアップがと反省の声も。石川県はエリアによって降雪量や暮らしも変わり、その辺がよく表現されたセミナーで盛り上がった。徳島県南部圏域は「四国の右下移住体験ツアー(セミオーダー式)連動セミナー」を6名の参加で開催。参加自治体は阿南市・美波町・牟岐町・海洋町・那智町の1市4町。地域を知りたくて参加という人もあり、こぢんまりと、しかし中身は濃く、体験ツアーにつなげるものになったようだ。福岡県は「福岡で働こう!~遠方での就活対策講座~」を個別相談でUターン者対象にしっかり話ができたようだ。参加は4名。 14日は北海道留萌地域、2回目の開催。「北海道くらしセミナー~夕陽のまち・オロロンライン~<遠別町・天塩町・初山別村・羽幌町・苫前町>」が7組8名の参加。まちのPRや暮らしぶりを紹介し、個別相談に入った。今回は初めて留萌振興局も参加。大分県国東市・杵築市は「おいでよ、きっと好きになる『きつき』『くにさき』」は10組12名の参加。茨城県は「第3回いばらき暮らしセミナー<参加市町による子育て自慢大会!>」を5市1町の参加で開催したが参加は4名。参加者・ゲスト・参加自治体が一つの輪になって和やかな雰囲気で事例発表や意見交換を行った。子育て世代の参加は1名など集客に課題を残した。三重県は「Meet Mie カフェ Vol7 理想の子育てを語ろう」を6組11名の参加で開いた。具体的には北の鈴鹿市と南の熊野市が子育てについてのトークセッションを行い、参加者の興味を誘った。福島県は9名の参加で「地方でこそ掴めるチャンスがある 地域で喜ばれる移住者の創業・起業」を県北振興局が開いた。ゲストは福島市の特産の果物を使ったグラノーラ製造や大玉村の生乳を使ったソフトクリームなどの六次化による起業の提案などがあった。盛り上がった。京都府は「京都府就職&移住個別相談会vol.2~京都ではたらく・くらす~」を3名限定で開き、2名の参加。 15日は宮城県が「第6回みやぎ移住フェア『冬のみやぎ巡り』」を8組13名の参加で開いた。参加自治体は大崎市など3市4町。東北のイメージは冬、その暮らしを各自治体が紹介。「焼きみかん」や雪の量、スタッドレスタイヤの有無など、その地域ならではの話が出た。その後個別相談に移った。宮崎県は「からだに美味しい古民家カフェの始め方~オーガニックのまちの人気カフェ物語~」を県内のオーガニックで知られる綾町にIターンし、古民家カフェ「カフェ山猫」を開業した浅見さんがその実践報告を語った。参加者は幅広い年代で夫婦での参加も8組あった。和歌山県は66名の参加で「TURNS×WI和歌山の『移住したくなる旅へ』」を66名の参加で開いた。栃木県は「県東地域☆移住人生ゲーム」を6名の参加で。自治体は那須烏山市など2市4町が参加。県は今年から県内を東西南北の4エリアに分けて、広域で、それぞれテーマを考えセミナーを開催している。今回はオリジナルのすごろくを作り、移住人生を考えた。集客から考えると想いが先行しすぎた感が否めない。岡山県と大分県はそれぞれ12階のイベントスペースを借りて、岡山県はダイヤモンドホールで123組150名を集め、「瀬戸内おかやま移住・しごとフェア~ゆとりある『暮らし』×やりがいのある『仕事』= ∞ の未来~」を開催し、大分県はカトレアサロンBで62組79名を集め、「第6回おおいた暮らし塾in東京~おおいたを知る・おおいたを好きになる~」をそれぞれ開いた。

全職員参加の研修会を開く

12月10日から3日間の日程で、2019年度の全職員研修会を開いた。課題は「個人情報管理」、「対応困難者対策をどうするか」、「防災対策(AED)および地震対策等で避難訓練」などの必須科目と「写真の撮り方」、「就農相談への対応」など選択課題に分けて開催している。この研修会は例年のことで、センター職員の相談対応の質の向上に向けて、具体的事例にそったかたちで行っており、参加者からは参考になっていると評価を頂いている。 来客・視察は各自治体の12月議会が開催中ということもあって静かなものであった。まず3日は、日本農業新聞の信越支局の取材があった。文字通り、長野県・新潟県の移住動向について率直な意見を述べた。4日は三重県議会議員と熊野市観光協会会長などの視察を受けた。6日は大分県別府市議会公明党議員の視察があった。また、神奈川県大磯町のNPOの訪問もあった。10日はふるさと福島県の福島民報の新年号のインタビューが久しぶりにあり、午後には恒例になっている「田舎暮らしの本」の新年号の取材もあった。 セミナー開催は、12月に入ったこともあり、14回と落ち着いたものであった。4日は福島県が「ふくしまワークセッションvol.4『ふくしまぐらし。30歳からのライフデザイン』」が5組6名の参加で開かれた。お金に関するテーマだったこともあり、こじんまりと集中して行われ、参加者も新婚カップル、就農希望者など本気度の高い人ばかりであった。6日は広島県が「HIROBIRO.ひろしまinトーキョー 広島移住のいろは『転職編』」を開いた。参加者は18名とそこそこの集まり。継続した参加者が多く、ゲストはUターンして転職した人とその人が勤務する会社の社長も参加して、その暮らしを語った。 7日土曜日は7回の開催。まず、新潟県上越市・柏崎市が新潟県としての今年最後のセミナーである「にいがた暮らし『自然と暮らすアウトドアライフ』」セミナーを18名の参加で開催。柏崎出身のネイチャーガイドがその楽しみながらの暮らしを語った。持ち込んだ映像もきれいだった。静岡県は「あなたの知らない製造業&観光業の世界」をテーマに浜松市商工会議所とホテル・旅館業組合の人が来て、概要を説明。11組12名の参加。福井県は「移住前に考えるお金と幸福度」をテーマにファイナンシャルプランナーがデータで見る「県民幸福度」を紹介した。10組15名の参加。長野県大町市は「大町暮らし おしゃべりナイト~アウトドアフィールド大町市で働く~」を9組13名の参加で開催。家族連れが多いセミナーとなった。岩手県雫石町は「月10万円からの暮らし方in雫石町」で11組12名の参加。ゲストは20代のひとり暮らしの女性と4人家族の40代男性。お金という切り口で率直な移住暮らしを語っていただき、参加者からはとても参考になったという声があった。静岡市は12名の参加で「しずおか女子カフェ ~ゆるりとつながる冬のお茶会~」を開いた。内容はまず、フリーのカメラマンとフリーのアナウンサー、市の20代職員が静岡市での働き方やお出かけスポットの紹介、子育て環境などを話しあった。また、市内の紅茶の茶葉を3種類持ってきてワークショップ形式で飲み比べた。らしさの出たセミナーとなり盛り上がった。佐賀県は「「働くを彩る・自分デザイン生活~佐賀県武雄市から始まる移住セミナー~」を17組23名の参加と多くの参加者を集めた。ゲストはTV局で働いていたゲストが地域おこし協力隊として武雄市で3年働き、そのまま移住した理由を話し、参加者の共感を得た。もうひとりのゲストは農産物をメルカリで販売し、成功したという経験を語った。この中では、農業の六次化にクリエイター絡んで成功した例も紹介された。 8日日曜日は、まず鳥取県が「とっとり転職&移住 休日相談会in東京 おひとり様の移住!~とっとりで自分らしい暮らし発見~」を17組23名の参加で開催。従来から鳥取県は子育てをテーマに移住者に働きかけて来たが今回、大阪でおひとり様移住のセミナーを開催、反応が良かったので東京でもということで、集客に成功。ゲストは古民家を借りて本屋を営むおひとり様の移住者。企画が生きたセミナーとなった。埼玉県は「埼玉県ではじめる農ある暮らし 蓮田市・伊奈町編」を開き、8組9名の参加。長野県は「楽園信州移住セミナー 本気のしごとスペシャルvol.4」を開き、25組32名の参加と大盛況。山形県山形市は「山形市創業ゼミ(東京会場)」を開き、9名の参加。将来、山形へ移住し、創業を考えている人が集まった勉強会。ゲストはグランピングサイトを立ち上げ、創業した女性でお金の借り方など具体的な話を紹介し、手応えのあるセミナーとなった。山口県は33組35名を集めて「山口県に関わりのある在京者の交流会{やまぐち在京フォーラム}」を開催。ゲストはITで起業したアグレッシブな起業家。参加者を鼓舞し、トークセッションでは長門市と山口市で地域おこしで頑張っている人がそれぞれの地域での活動を紹介。最後に名物の瓦そばを食べて交流した。

セミナーをなんと一週間で22回開く

11月30日、久しぶりに仙台に行った。仙台に本社がある河北新報社主催の公開連続講座の第40回仙山カレッジで講演とパネルディスカッションに参加した。すでに森の都は晩秋でしっかり紅葉し、街路樹のイチョウが綺麗であった。このカレッジ、2003年に河北新報社が創設し、宮城県・山形県に係る地域課題について学んでいる。今回は「移住・定住が地域を変えるー広がる居住のかたち」をテーマに開かれたもので、声がかかった。河北新報は小学校の修学旅行で訪れたところでもある。この地域、全国的に見ても移住・定住の取り組みが進んでいるとは言い難い地域であり、新聞社が中心になって、企業や女性団体なども参加するかたちで、こうした取り組みが行われるということは力強いことと感心した。詳細は、そのうち河北新報で記事になるので読んでほしい。また、12月2日はTVKテレビ神奈川の毎週金曜日の深夜番組、SDG’sとサステナブルに生きる人を紹介する「大人のサスティナイト」の録画に参加した。放映は12月中。是非、見てほしい。 来客・視察は、11月26日は学生時代からの友人の前早大総長の鎌田薫さんと懇談、意見交換を行った。28日、週刊新潮の取材。連載が始まった菅原文太さんについて思い出話しを語った。 セミナー開催は、22回と大忙しだった。11月21日は福島県福島市が「ふくしまで子育てしたい。自分らしい子育てができる場所」を開催。6組7名の参加。参加者はすべて移住を前提にした福島市出身者という濃い中身のセミナーとなった。28日は山口県が恒例となりつつある「やまぐち暮らし夜の相談会/やまぐち移住創業相談会in東京」を開催。3組の参加。29日は山形県遊佐町が「ゆざを楽しむ愉快な仲間達vol.8」を開き、8組9名の参加。ゲストは遊佐町出身の主人と結婚した女性。初めての就農と知らない土地での生活、その苦労話しをした。構成は前後に個別相談会、間に愉快な仲間達のトークショーを行い、アットホームな雰囲気で参加者の満足度も高いものとなった。参加者の中にはUターン希望者が2名、冬のツアー申し込み者が1名。遊佐町はこのセミナーを通しての移住者が多いようだ。また、前回セミナー参加の7名家族が来月、移住することが決まったとの報告もあり、盛り上がった。長野県辰野町は「二地域暮らしの始め方 たつのまち×パラレルキャリア」は14名の参加と盛り上がった。宮城県栗原市は「くりはら夜カフェ@有楽町」は8組9名の参加。地元出身者が多く集まり、これからの栗原をどうするか、地元の六日町商店街はどうなるのか、などの話で盛り上がった。 30日土曜日は、香川県が満員御礼で「香川県UJIターン就職・転職セミナー」を開催。21組23名の参加。山梨県北杜市、長野県富士見町・原町が「八ヶ岳で暮らそう!相談会」を開いた。それぞれ人気の自治体が参加し、33組49名の参加と盛り上がった。北海道胆振地域は登別市など3市5町が初開催で「一緒に暮らしてみないか?北海道いぶり暮らしセミナー」を開き、16組18名の参加と初開催としては健闘した。宮城県加美町は「神戸女子が新規就農?!都会暮らしの彼女が田舎で就農できたわけ~新しい自分と出会う かみまち農ある暮らしセミナー」を町長も参加して開催。12組13名の参加。猪股町長の「移住ソング」も披露され、これからの加美町も紹介され、中身のあるセミナーとなった。長野県麻積村は「さらば!窮屈な生活。小さな村だからできるあなたらしい暮らし」をテーマに開き、10組15名の参加と盛り上がった。思い切ったテーマが良かったようだ。福島県南会津地域は南会津町・只見町・下郷町が参加して「南会津で始める『失敗しない!?トマト農家?』」を開き、7名の参加。この地域は空き家も多く、県の建築事務所なども出席し、セミナーを支えた。農業関係セミナーとしてはテーマも良かった。 12月1日の北海道は「北海道で探す!農林漁業LIFE~農林漁で働いたら私の生活どう変わる~」を7月に続いて2回目のセミナーを開催。道庁から農林漁業のそれぞれの担当者が座談会形式で一次産業の暮らしや働き方を紹介。7組10名の参加者も疑問点などが解消できたようであった。山梨県富士川エリアは「やまなし富士川エリア農ある暮らしのはじめ方<市川三郷町・富士川町・身延町・南部町・早川町>」は13組18名の参加。テーマをわかりやすくし、ゲストも若い人を用意、農ある暮らしの楽しさを語った。長野県は「デンマークの{HYGGE・ヒユッゲ}から学ぶ長野のハッピーライフ~ぐるっとながのの移住相談会”19冬~<長野市・須坂市・千曲市・坂城町・富山村・信濃町・飯綱町・小川村>」を11組15名の参加で開催。テーマがわかりにくかったようで長野県としてはもう一つの集客であった。岩手県は「北いわて暮らしセミナー~海VS山!どっちのLIFEショー~」を開いた。海側自治体は久慈市・洋野町・野田村・普代村、山側は二戸市・一戸町・軽米町・九戸村が参加。北いわては海側と山側は暮らしのスタイルが大きく異なり、それぞれに住む人が本音で語り合い、ユニークなセミナーとなった。16組19名の参加。滋賀県は「滋賀移住ラボ~ビワイチ(びわ湖一周サイクリング)×空き家ぐらし編~」を13組16名の参加で開催。長崎県は要予約で定番の「長崎で働こう!U・Iターン転職個別相談会」を7名の参加で開催。賑わった。神奈川県は「三浦半島で暮らそう 第6回神奈川移住セミナー」を19組28名の参加で開いた。山形県は初開催の「山形県U・Iターンフェア やまがた暮らし大相談会」を12階のダイヤモンドホールで全35自治体が参加して開き、230組410名を集めた。大健闘と言っていいだろう。高知県も12階のカトレアサロンAで「Uターン・Iターン相談会『高知暮らしフェア2019冬』」を開いた。参加自治体は34自治体中31自治体が参加。参加者も速報値で226組325名と健闘した。また、愛媛県は「愛媛県地域おこし協力隊合同説明会」を3階グリーンルームで開催。27組33名と集まった。山口県は4回目となる「やまぐちYYターンカレッジ~やまぐちを彩る~」を6階のGoodOfficeで開き、萩市で若者たちがやりたいと思っていることを15組コーディーネートした人がゲスト。対象が35歳以下と限定したが34組36名の参加と大賑わい。  

群馬、山本知事参加でフェアを初開催

23日、滋賀県東近江市に自治労時代の友人に頼まれて滋賀国際映画祭のシンポジウムに参加した。地域活性化の一環で、湖東地域を日本のハリウッドにと、昨年から始めたもので昨年は彦根市で、今年は東近江市で開催された。この映画祭、今年は169本の映画が全国から参加した。なんとか頑張って成功を収め、地域再生に寄与して欲しい思う。そのためには、まずは「継続は力なり」で毎年しっかりと総括しながら取り組むことと激励した。また、彼の地は県内でも紅葉のきれいなところで知られる。シンポジウム終了後、永源寺まで足を伸ばしたが、全山が紅葉し、見事なものでした。 来客・視察は、11月20日は兵庫県井戸知事、同東京事務所所長が初めて視察に見えた。過日は副知事にも来ていただいたが、兵庫県は東京交通会館のB1にあるアンテナショップも拡充し、首都圏から兵庫への人の流れを作るために動き出した。福島県湯川村村長、佐賀県移住推進室長、和歌山県担当局長も顔を出された。21日は神奈川県大磯町のNPOが顔を出した。22日の日曜日は群馬県が初の「ぐんま暮らし体験型移住フェア~オールぐんま暮らしフェア2019~」が12階で開催され、山本一太知事、渋川市市長、桐生市市長も顔を出され、移住の取組みを強化すると決意を語っていた。 セミナー開催は、17回の開催と健闘した。19日は佐賀県が「有田町資本主義×鎌倉資本主義~街づくりに参加したい人集合!地域資本主義と考える地域の魅力づくり~」は34名の参加と大健闘。テーマが重たかったが、要は有田町には資材や資源があり、可能性に満ちているので起業を考えながら地域づくりをめざそうということだった。20日は栃木県が「『したい』を『する』に栃木で酒造・蕎麦商い~好きなことを生業に~」を開き、9組11名の参加。県内で酒蔵や蕎麦屋を経営している方が来て、仕事でのこだわりや経営などについて語り、栃木への移住を呼びかけた。参加者は30代から40代だった。佐賀県は「空き家からはじめる『田舎の家(店舗)の探し方』」を、人気の「間取りスト」に来てもらって可愛いい空き家の探し方のポイントを聞いた。12名の参加。 22日は千葉県が「千葉のとっぱずれで暮らす 海匝地域移住セミナー」を11組13名の参加で開催。参加自治体は銚子市・旭市・匝瑳市。秋田県は久しぶりに「第15回由利本荘まるごと移住相談会」を2組限定で開催。秋田県の移住相談員がUターンし、由利本荘市の移住コンシュルジュをしており、彼女も参加。熱弁をふるっていた。鹿児島県志布志市は初めて「しぶし暮らしセミナー」を6名の参加で開催。初開催としてはまあまあの集客で、今後の継続した取り組みが期待される。志布志市は昨年から東京事務所も開設。佐賀県は「佐賀のIT・WEB企業への転職とフリーランスではたらく魅力」を15名の参加で開催。ゲストは佐賀に移住した女性。WEBデザインをしており、東京の会社の仕事を持ったまま移住し、3日は遠隔でその会社の仕事をし、2日は地元の仕事をし、収入もアップしたという元気の出る話しがあった。23、24日は今週5回目のセミナーの締めくくりとして、佐賀県が「佐賀の和食器で楽しむテーブルスタイリング講座・ティータイム付き♪」を6階のgood officeで2日間にわたって開催。参加者は42名と健闘した。 24日は岡山県倉敷市・井原市が「岡山移住セミナー&個別相談会『デニムのまちで暮らす』」を開催。企画は地域性を発揮した、興味深いものであったが3組4名と苦戦。ゲストはデニムに関わる仕事をと移住した人と西に移住したいと岡山にたどり着いた人がそれぞれの暮らしと生き方を語った。縫製業を目指す人集まれと幅広く呼びかけもあったのかと担当は反省。北海道は「北海道のだいたい真ん中、鷹栖町・上川町で自分らしい仕事と暮らしはじめませんか。」を開催。13組20名と家族連れの参加が多かった。北海道中頓別町も「中頓別町移住フェア~おためし暮らしのススメ~」を15組19名の参加で初開催としては健闘した。自然豊かな中頓別で、長めのおためし暮らしを体験しては、と提案した。神奈川県小田原市は2部構成で1部は「先輩移住女子&ママと小田原スイーツ座談会」、2部は「小田原市『住まい』『創業』のあれこれセミナー」を開催。1部は10名の参加で満員御礼となり、2部は19名の参加。小田原市単独開催のセミナーも定着し始めている感が出てきたようだ。宮崎県都城市も2部構成で「子育て上々!住んで上々!みやこんじょうせみなー」を開催。長野県は「移住したい女子のためのヒーリングヨガ茶会 信濃町×高山村合同移住セミナー」を開催。冒頭にも触れたが、群馬県は初の「ぐんま暮らし体験型移住フェア~オールぐんま暮らしフェア2019~」を開催。参加者は387名、延べ相談件数は479件と初開催としては大健闘。参加自治体も35自治体中33自治体と力の入ったフェア開催となった。群馬県はこれまで団体会員は4自治体と低迷していたが、知事自らが全自治体の会員化を目指すと意気込んでおり、県内会員自治体も急増中である。

NHK BSに、またセンターが登場

深まりゆく秋、通勤途中の線路沿いの道端に白い菊が一輪可憐に咲いていた。17日の日曜日のNHK BS1で18時から45分間、COOL JAPAN「田舎暮らし~Country Life~」という番組で在日の外国人から見た日本の田舎暮らしについての討論番組が放送された。参加したのはアメリカ・カナダ・イタリア・スウエーデン・タイなどの出身者。COOL JAPANの範疇に田舎暮らしが取り上げられたということに感慨深いものを感じた。移住がトレンドになったと言うことなのだろうか。最近のNHKは、さすがという目配りを感じさせるいい番組を制作している。17日に総務省・移住・交流情報ガーデンが横浜のパシフェコ横浜で「移住&地域との関わり創出フェア」を、108自治体を集めて開催したようだが、参加自治体からの情報によると閑古鳥が鳴いていたとか。その話を聞いて率直に思ったことは、「ふるさと回帰支援センター」が果たさなければならない役割の重さであった。道は遠いが、あらためてやらねばと思った。 来客・視察は、11月10日は日曜日であったが「北海道暮らしフェア」が12階を借り切って開催することから出勤した。旧知の上士幌の竹中町長とお会いした。世の中には会うと嬉しい人がいるが彼はそうした一人である。12日はNHKの取材、鹿児島県中村副知事の訪問、石川県能登地区議長会の志賀町・宝達志水町・中能登町の議長が来訪。13日は宮崎県の高千穂町・日之影町・五ヶ瀬町の各議長が来訪。群馬県の門倉・加賀谷・金澤の各県議が視察。大分県議の吉村議員の視察。鳥取県西部地区の8名の町村議長団の訪問。14日は徳島県三好市の黒川市長の訪問。15日は宮城県東松島市の渥美市長、19日は宮城県気仙沼市の産業再生戦略課主幹、長崎県大村市議会議長、新潟県柏崎市西巻副市長が来訪。 セミナー開催は、18回とまずまずの実績であった。まず、15日は神奈川県がいつもの「ちょこっと田舎な神奈川で暮らす・働く」を20組25名の参加で開催。神奈川への移住人気は高くコンスタントに人を集めている。小田原市・三浦市・大井町・真鶴町・湯河原町・清川村が参加。山梨県は「やまなしおしゃべりカフェvol1―山梨で発酵しませんか?―」は6回シリーズの1回目で、自治体抜きの移住者中心で開催。18組21名を集め、今後が楽しみなセミナーとなりそう。16日土曜日は徳島県が「とくしま移住入門vol2」を開き10組13名の参加。参加自治体は阿南市・美馬市・三好市・勝浦町・美波町・つるぎ町・東みよし町が参加。富山県は「TOYAMA DE LIFE SHIFT4 とやまで やりくり」では氷見市が出張相談会を行い、14組19名の参加。青森県は「あおもり暮らしまるごと相談会~青森で暮らす!働く!起業・就農で自己実現!~」を開き、16組19名の参加。参加自治体は弘前市・など8市町村。長野県松本市は「松本への転職ポイントセミナー」を開催。モノ作り企業の社長さんたちがきて、テーブルを囲んで話し合うなど本気度の高い人が多く、14組17名の参加。香川県は「うどん県ゼロから始める農業セミナー”2019”~香川県で農業始めませんか~」を開催。11組16名の参加と健闘。先輩移住者と農業支援のプロが来て、香川県への移住と農業を語った。北海道は「北海道地域おこし協力隊合同募集フェア」を開き、道内1市7町が参加して20組21名を集めた。和歌山県は「TURNS×W 和歌山の『地方でお店をはじめよう』」を18組22名の参加で開催。長野県南信州地域は「南信州・移住・Uターン大相談会in東京 企業で働き、自然を楽しむ」を飯田市など14市町村の連携で開催。今年2回目で31組35名の参加と近年人気の上がってきた自治体が多いことから人を集めた。 17日は静岡市が「静岡移住計画~『住まいから、しごと、暮らし、あそび』までワンストップ相談会~」を開催し、16組25名を集めた。このセミナー県内を走る静岡鉄道が来て、仕事から住まいまでが一体となった暮らしのあり方を語った。企画も良かったようだ。岐阜県は「TURNSのがっこう~岐阜科~5限目『デザイン』」を開き、29名の参加。熊本県県南地域は「ぎゃんアッと!?くまもと!!~県南編~県南地域の仕事と田舎暮し」を八代市・人吉市・水俣市など3市5町1村の参加で開催。18組19名の参加と健闘した。同じく熊本県上天草市・天草市は「あまくさ暮らし移住セミナー」を交流会形式で行い、8名の参加。このセミナー、昨年8月以来。知名度も高い地域だけにもう少し多めの開催があってもいいのでは。宮城県は「第5回みやぎ移住フェア☆移住の不安を解消しよう☆」を19組25名の参加で開催。参加自治体は県内10市町。不安解消セミナーのコーナーでは移住相談員が日頃の多種多様な相談を紹介しながら、具体的な移住に関する不安の解消法を伝授した。新潟県は12階のイベントスペースで「にいがたU・Iターンフェア」を開催。最近人気度が上がっている新潟らしく305名の参加と健闘した。19市町50団体が参加。福島県も12階で「福島くらし&しごとフェア2019」を開き、252名の参加。参加自治体は59自治体中29自治体。長野県北信州地域は「一人多役ってなんだ?『あれやこれも』やる北信州のライフスタイル説明会」を開き21名28名の参加。この地域、冬は豪雪地帯で、仕事もパラレルキャリア。2足3足の暮らしが楽しめると逆転の発想で考えると楽しいのでは。

10月、2回目の来訪者5000超え

今日は満月か、冬空とも思える澄んだ晩秋の空に煌々と月が輝いている。11月に入って、10月とは異なり、快晴が続いている。10月は台風が何度も襲来し、いくつもの県が被災したが、ここに来て晴天が続いて救われる地域もあるのではないかと思う。心からお見舞い申し上げます。台風19号の復興カンパにも取り組んでいる。関係各位のご協力を要請したい。 10月の移住相談の来訪者数が明らかになった。なんと9月の5530件を上回る5749件に達し、これまでの記録を更新した。NHKの「ドキュメント72時間」効果もさることながら12階のセミナースペースを使った全県規模のフェアの開催が多かったことによるものと理解している。結果として、セミナーも含んだ三桁の来訪者を記録したのが大分県の578件を筆頭に13県に達し、記録的な集客となったものと考える。11月も北海道の1000件規模の集客がみこめる「北海道暮らしフェア2019」が開催され、5000件を上回る勢いとなっている。また、移住相談員を配置している各県の独自の取り組みとして県下の市町村の担当者が足を運びそれぞれの県のブースで個別相談会を予約制で実施する自治体も増えてきており、10日の日曜日も7市町村が開催し、確実に成果を上げている。移住者の受け入れは、何もしなければそのまま人口減が進むだけ。まず一念発起して、移住希望者受け入れ宣言を行い、「移住セミナー」を開催し、まず一歩踏み出すところから始まる。「移住セミナーへの参加なくして移住なし」。「継続は力」を胸に一歩踏み出すときと考える。 来客・視察は、11月7日に福岡県嘉麻市の市議会議員4名他計7名が視察にきた。遠賀川の上流に位置する市で、五木寛之の「青春の門」の舞台になった飯塚市や田川市の隣の自治体。率直な意見交換ができた。8日は今月30日に宮城県仙台市で開催される河北新報主催の第40回仙山カレッジ「移住・定住が地域を変えるー広がる居住のかたち」に出演することになり、打ち合わせを行った。宮城県仙台市と山形県から仙山カレッジと命名されたようである。 セミナー開催は、14回とそこそこの開催実績であった。まず、2日は石川県能登半島の七尾市・穴水町・羽咋市が初の市町合同の個別相談会「能登暮らし相談会」を開催した。参加は5組と少なかったが初開催としては健闘したと言っていい。参加自治体のそれぞれの特徴ある暮らしがアピールできればと思う。これからである。9日土曜日は北海道が「北海道十勝で暮らそう~大自然の中でのびのび移住生活~上士幌町・本別町・足寄町・陸別町~」を午後からと夕方からの2部に分けて開催した。このセミナーは年3回のペースで開かれており、今回は18名の参加で、地域への移住セミナーとして定着しつつあるようだ。神奈川県は「ちょこっと田舎な神奈川で子育て」を茅ヶ崎市・逗子市・南足柄市・松田町・箱根町・清川町の参加で開催され、7名の参加。群馬県吾妻地域は「やりたいことは群馬で見つかる!オーダーメイドの移住先探し!~あがつま移住フェア~」を20組23名の参加で開催し、妻恋村・中之条町・長野原町・草津町・東吾妻町・高山村の4町2村がブースを並べた。最近、群馬県は地域ごとのフェア開催に注力している。福岡県は「福岡県への転職・移住相談会」を開催13名の参加。鹿児島県は「鹿児島で癒やしの島ぐらし<ホップ・ステップ・島々ライフ>」を開催した。 10日日曜日は富山県が「南砺市 空き家×古民家マッチング個別相談会」を開催。参加は5組に留まったが個別の相談が長引き、実り多い相談会となった。静岡県は「浜松市VS静岡市とゆかいな仲間たち」を開催。他に磐田市・焼津市・森町・川根本町などが参加し、県内の中部と西部地域を比べ、それぞれの良さを競って9組13名の参加。長野県は「楽園信州移住セミナー 本気のしごとスペシャルvol.3」を開催。長野市・伊那市・小諸市・茅野市・小海町・宮田村・松川村・木島平村が参加。20組23名の参加。賑わった。宮崎県は小林市・えびの市・高原町など県内の内陸部の自治体が参加して「おじゃったもんせ!暮らしと仕事 宮崎県にしもろ移住セミナー in TOKYO」を開催。ハローワークも参加し、この地域の仕事情報を提供。参加者も30代から60代と幅広い年代から9組10名の参加。長野県伊那市は「最先端フード昆虫食の世界~昆虫食から考える伊那市の文化・仕事・移住~」を10組12名の参加で開催。この地域ならではのザザムシ・イナゴ・蜂の子などの試食もあり、「とても楽しかった」と評価した人も出るなど大いに盛り上り、極みの一つのセミナーといっていい。北海道は12階の全フロアーを使って「北海道暮らしフェア2019」を開催。自治体の参加は町村を中心に67自治体。参加者は1150名と人気の北海道をアピールした。

長野県が目立った1週間であった

ここ数日、急に寒くなり、なんと風邪を引いてしまった。体調は最悪。古稀もすでに過ぎ、気を付けなければと自分を戒めている。W杯は南アの優勝で終わった。それにしてもの盛り上がりで、にわかラクビーファンが急増したようだ。毎週、酒を飲まず、さっさと家に直行し、テレビ観戦したがW杯に出場するチームはさすがにバランスがいい。ホンモノは違うと感じた。武士道に通ずるものがあるのでうまくこの国に根付けば日本のクオリティーの高さに寄与するのではと思った。 過日、長野県ブースにアメリカから一時帰国した女性の来訪が続いた。一人はシアトル、もうひとりはロスアンジェルス。年齢はシニア世代。海外に出たもののシニアになって日本に帰り、暮らしたいということのようだ。この方々もNHKのドキュメント72時間を見て訪ねてきた。NHKの影響はまだ続いている。 来客・視察は、31日は午前中に神戸市担当部長、午後には寺崎神戸市副市長の視察があった。他に長野県駒ヶ根市長が歌手の加藤登紀子さんからですと彼女のサイン入りの日本酒を持って久しぶりに来た。なんでも、センターに来る前にお会いしたとかで、これからセンターに行くと言ったら差し入れを頼まれたとのこと。駒ヶ根市は人気の長野県の中でも移住者の多いことで知られ、ここ数年は毎年100名を超える移住者を受け入れているとのこと。この日は午後、大阪センターの井内所長と新年から新たに所長に就任する山口前自治労大阪府本部委員長が挨拶に来た。山口さんとは福祉8法改正と介護保険制定の取り組みなどを一緒に闘った30年前からの知り合いで、かつての思い出話しも出た。その後の会食には平和フォーラムの福山理事長も同席、意見交換した。11月6日は、新潟県魚沼市佐藤市長、長野県宮田村新谷副村長も初めて顔を出された。 セミナー開催は、週末に3日連休もあり、6回と少なかった。まず、11月2日は長野県原村が「八ヶ岳山麓 原村 田舎暮しのはじめ方~楽じゃないけど面白い~」を開き、17組23名と人気の村だけに人を集めた。ゲストは不動産会社1名と建築会社2名の3名。住まいについての具体的な話が聞けて好評であった。何組もの住まいの相談続いて、途中で帰る参加者もなく盛り上がった。また今月、長野県は10回のセミナーを開催予定している。この日は、埼玉県も「『きっかけが地酒でもいいんじゃない?酒ができる=水がおいしい!米がうまい!』~移住定住促進セミナー行田×加須×羽生~」を初開催。3市の共通点をテーマに選ぶなどこだわりの企画であった。しかし、もう一つ集客につながらなかったが地域のらしさが表現され、継続した取り組みが期待される。ちなみに行田市は秀吉の小田原攻めのときに石田三成が攻めて落とせなかったことで知られる忍城のあったところ。山口県も「『やまぐちYY!ターンカレッジ』公開講座~やまぐちを活かそ。~」を3階グリーンルームで開催。この講座、首都圏に住みながら山口と関わる人を対象に関係人口の拡大を狙って開かれたもので59名の参加と健闘。 3日は日曜日としては珍しく新潟県の「空と大地、そして海が好きな人の移住・転職フェア~糸魚川市・五泉市・佐渡市・魚沼市のない人生はつまらない~」と思い入れたっぷりのセミナーのみの開催であった。このセミナー、魚沼市の佐藤市長の呼びかけで開かれたもので、開催趣旨に賛同した3市が参加。29組39名の参加と3連休の中日で集客に苦戦したが、次にながるセミナーとなった。 4日は広島県の「もっとひろしま U・Iターンフェア2019」と山梨県の「山梨まるごと移住セミナー&相談会」が12階イベントホールで開催された。広島県は広島カープの天谷選手が駆けつけ、フェアを盛り上げ、集客も速報値で400組600名の参加と健闘した。参加企業もマツダ自動車をはじめ地元企業と18自治体が参加し、文字通りプロ野球のある暮らしをアピールした。山梨県も速報値で150組340名の参加と健闘した。

群馬の動きが台風の目になるか

週初めに懸案であった庄内地方を訪ねた。昨年、明治維新150年であったこともあり、東北出身としては戊辰戦争で会津が落ちた後も、最後まで薩長軍と闘った庄内の風土なり、人となりを感じてみたく2年越しで行った次第。 来客・視察は、24日は北海道美唄市副市長が顔を出された。25日は北海道比布町の村中町長ほか12名の職員が研修の一環で視察に来た。5年に一回のローテーションで職員の視察を行っているとのこと。49歳の若い町長と職員の距離も近く、好感の持てる視察であった。この日は静岡市の梅ヶ島小学校の修学旅行で生徒1名が来た。校長と担任が同行。生徒は移住者の子ども。センターへの修学旅行は今年で3年目。この修学旅行が生徒の心に何を感じさせたのか、聞いてみたかった。こうした修学旅行でセンターを訪ねるのは政令市で唯一移住相談員を配置している静岡市だからのことと評価している。 27日は群馬県渋川市髙木市長が来訪した。なんでも過日、山本知事から直接、電話があり、ふるさと回帰支援センターの会員になったらと誘われたのでどんなところかと視察に来たとのこと。知事の動きも早いが、それに応える市長の動きも早い。群馬は台風の目となってふるさと回帰運動に旋風を巻き起こしそう。期待すること大である。今週は、町長が職員と一緒に視察旅行に来たり、修学旅行があったり、県知事が目の前で市町村に会員化を要請したり、といつもと違う変わった動きがあった一週間であった。 セミナー開催は今週も賑わった。まず、25日に福島県が「ワークセッションVol,3『ふくしまで学ぶ×遊ぶ』」を開き、6名の参加。同じく鹿児島県東串良町が「かごしま おおすみ ちいさな町の写真と和カフェ~『知る』から始めるローカルライフ~」を初開催。5名の参加であったが地域おこし協力隊や町職員の頑張りもあり、次に繋がる良いセミナーになったようだ。 26日、土曜日は長崎県が完全予約制で「長崎で働こう!U・Iターン転職個別相談会」を開催。移住相談に来た本気度の高い人に絞って予約制で行っているユニークなこだわり相談会。6名の予約あり。鳥取県は「とっとりに移住しました!~移住前にやっててよかった!知っててよかった!成功談・失敗談お教えします!~」と最も関心の高いテーマのセミナーを開催。17名の参加と健闘した。東京と大阪からそれぞれ岩美町と大山町に移住したゲストが「古民家は下見が前提である」などと実践編を語った。長野県は人気の安曇野市が「安曇野暮らしセミナー~安曇野の住まい探しの秘訣~」をテーマに開催。28名の参加と健闘した。三重県は「三重るん♪第2回就職・転職相談イベント」を開催。地元から3社が参加。16組19名の参加。広島県呉市は「海とつながる暮らしセミナー~ほどよく田舎~ほどよく便利~」を9名の参加で開催。ゲストは関東から倉橋島に移住した夫婦が島での暮らしを語った。京都府は「就職&移住個別相談会Vol.1~京都ではたらく・くらす~」を開催した。「北陸新幹線で気ままに探す自分好みの暮らし方~長野・新潟・富山・石川~」は3年目の開催で49組66名の参加と人気の4県の共催セミナーとしてはもう一つ集客が足りなかった。次回につなげるためには集客にもうひと工夫がいるセミナーとなった。 29日、日曜日は9回の開催と盛りだくさんのセミナー開催となった。まず、埼玉県は「都心から通える北本市・鴻巣市・ではじめよう『農ある暮らし』」を初めて開催。6組7名の参加。初開催としてはまずまず、北本市・鴻巣市も移住受け入れに取り組み始めたとアピールしたことを評価したい。栃木県は大田原市・那須塩原市・那須町・塩谷町が参加して「Uは何しに県北へ?」を開催。セミナーの模様はYoutubeでライブ配信しつつ、13名の参加。この企画は参加自治体がポスターを含め、作り上げたもの。焙煎の大田原コーヒーも出された。想いのこもった良いセミナーといえる。長野県松本市は「松本で子育てしてみない」を開き、5組のキャンセルがあったものの14組35名の参加と賑わった。新潟県妙高市は切り口を変えて「頑張っているあなたを応援したい!シングルママ&パパ移住セミナー」を開催。キャンセルがあったものの1組3名の参加。このセミナー、企画は面白そうだったが参加がいまいち、どう情報を発信したのか聞いてみたいところだった。福岡県は「産地見学ツアー&就農スタートアップ講座説明会」を開催。この説明会、12月に3回の産地見学ツアーが予定されていることから開いたもの。集客に課題が残った。静岡県は「伊豆半島移住相談会」を3回グリーンルームで開催。オープンと同時にそれぞれの参加自治体に参加者が詰め枯れるという状況。予約時点で100組を超え、最終的に173名の参加、熱気ムンムンでさすがの人気ぶりを示した。大分県は「~実感!おおいた。家族が嬉しい!魅力満載!~みんなおいでよ!おんせん県 おおいた♨わくわくフェア」を12階カトレアサロンBで開催。速報値ながら307組545名と大賑わいとなった。四国4県はカトレアサロンAで「四国暮らしフェアin東京2019」を開催。192名の参加と賑わった。和歌山県はカトレアサロンBで「和歌山移住ジャム」を開催。参加自治体は13自治体。参加自治体の物産販売を行うマルシェと移住相談を行って207組257名の参加と昨年を大幅に上回る参加者を集め、賑わった。入口には自慢のみかんが山のように積み上げられ、移住推進の強化に一歩踏み出し、参加者を楽しませた。

多様なセミナー開催で賑わった

週末もまた台風20号の影響で雨。それにしてもの不順な天気である。19号台風の傷も癒えない中での再びの台風の襲来による不順な天候は気がめいる。19号台風では東日本の約50の河川の堤防が決壊したとか、先の15号台風では千葉県内の送電線が多数倒壊したとか、基本的な社会資本が大きなダメージを受けている。抜本的な国土計画の見直しが必要になっている。この一連の天候不順が地球温暖化に帰するものであれば、来年も同じことが繰り返される。18日に、この間、何回かお会いしている全農大分の花木営農対策課長が全農部長とJA全中課長とともに来訪。開口一番、この間の経過報告に来ましたということで、九州・山口労働力支援協議会を9月下旬に設立したことなど、農業現場への労働力支援事業の現段階の取り組みを語ってくれた。そして、移住希望者の移住希望地での「お試し居住」にあたっては、積極的に農家民泊を利用することを通して農業体験や生活に馴染んでもらってはとの提案を受けた。すでに大分県では16地域にグリーンツーリズムの取り組みで受け皿となる農家民泊施設があり、これとふるさと回帰運動の連携もあるのではということになった。31日には「まち・ひと・しごと創生本部」に要請を行うことにしている。 来客・視察は、17日に岐阜県東白川村の村長他全村議会議員が視察に。これまで多くの視察があったが村長ほか全議員というのは初めて。村としては最大の課題は人口減対策であり、担当課も一本化し、光ファイバーも整備し、地域おこし協力隊の定着もいいと語っていた。こちらからは、空き家バンクを整備し、仕事を用意し、そして移住者を支援する組織を作り、東白川村だから可能な生活をアピールするためにふるさと回帰支援センターで移住セミナーを開催し、粘り強い移住者受け入れ運動に取りむことをアドバイスした。18日は、今年度から移住相談コーナーを開設し、移住者の受け入れに力を入れている滋賀県市町振興課長の訪問もあった。 セミナー開催は先の台風19号で被災した丸森町や大崎市などを抱える宮城県などが予定していた「みやぎ移住フェア」などを除き、17回の開催と健闘した。しかし、台風19号により東日本の多くの地域が被災した関係もあり、全体としてはいつもと違い、盛り上がりに欠けるような気配が感じられる状況であった。まず、16日は広島県が「HIROBIRO.ひろしまinトーキョー“水際生活都市”中心市街地リノベーション創業編」を三原市の初イベントとして開催し、21名の参加。同市出身者の参加もあり、盛り上がった。18日は宮崎県新富町が「農業未体験でもOK!みやざき【新富町】就農セミナー」を開催し、4名の参加。 19日、土曜日は8回の開催で、まず群馬県が「ぐんま西上州があなたにおくる移住相談会」を開き、7名の参加。千葉県は「はたらく×くらす ちょうどいい千葉 千葉の魅力発信セミナー」を勝浦市・君津市・市原市・山武市の参加で開催し、14組18名の参加と健闘した。三重県は「Meet Mie Café vol6空き家とお店の始め方~地域で愛されるパン屋さんの物語~」を7組8名の参加で開催した。ゲストからは空き家の探し方や移住して1年目でパン屋を開業した苦労話など具体的な話が紹介され、好評だった。山形県北村山地域は「やまがたハッピーライフカフェ≪北村山≫やまがたの仕事と暮らしに触れてみませんか?」を11組12名の参加で開催し、常連お断りとしたので初参加者が多く、大いに盛り上がった。栃木県那珂川町は「『那珂川町を知る』日帰りバスツアー事前セミナー」を開いた。北海道は「大自然で暮らそう!初心者のための週末農業講座」を3回シリーズの2回目として開催。新篠津村の大塚ファ-ムからゲストが来た。8名の参加。長野県上伊那地域は学生をターゲットに12階のカトレアサロンBで「かみいなシゴトフェスinTOKYO 長野県の企業と本音で話そう!」を駒ヶ根市・伊奈市・辰野町・宮田村と22企業が参加して開催したが25名の参加に留まった。やはり、先の台風19号での被災の影響が出たようだ。長野県伊那市は「岸野家のかぞくの話~長野県伊那市へ移住して、そば職人になるお話~」を神戸から伊那のそばを食べて感動し、移住に踏み切った実践事例として開き、3組5名の参加。 20日、日曜日はバラエティに富んだ7パターンのセミナーやフェアが開催され賑わった。まず、新潟県は「地方で起業・複業!あなたに『ちょ~どいい』働き方、新潟ではじめよう!」を14組16名の参加で開催、起業・複業とタイムリーな話題で健闘した。茨城県は「第2回いばらき暮らしセミナー 地域ではじめた、オリジナルな暮らし 私らしく生きるために~水戸の本格フランス菓子店オーナーシェフWenikoさんの開業ストーリー~」とテーマは思い入れがあってよかったが集客は9名と苦戦。参加は北茨城市・日立市・笠間市・筑西市・常総市・茨城町の5市1町。県北の知られた自治体の参加だったが集客に課題があり、きめ細やかな集客対策が必要だったようだ。神奈川県小田原市は初めての単独開催セミナーで「小田原市UJIターン就職応援合同説明会」を地元の12社が参加して行われた。参加者は12名と苦戦。集客に課題が残ったようだ。11月には移住セミナーも予定されている。栃木県は昨年に次いで2回目の「栃木ではぐくむ理想のミライ。オールとちぎ 暮らしとしごとフェア」を12階ダイヤモンドホールで開催し、122組166名の参加。21市町が参加。4市が台風で被災し、参加を見送った。熊本県は人気の「くまもん」も参加して「くまもと暮らしフェア『くまパーティー』」を初開催。108組170名の参加と健闘した。岩手県も「いわてー風と土の集いin東京~イーハトー部の暮らしと移住の始め方~ー」をこれも初開催。22自治体が参加。こちらも台風で被災した自治体のキャンセルが出た。166名の参加。山口県は3階グリーンルームで「やまぐち農業法人就業セミナー・相談会~やまぐちの農業法人で働いてみませんか?~」を開催。県内の15農業法人と山口市・柳井市・防府市・萩市・阿武町が参加。農業大学校のカリキュラムの説明や法人で働いている人の仕事の説明、4本のミニ講演会など盛りたくさんのセミナーとなり、その場で移住を決めた人も出て、42組48名の参加と賑わった。

9月の移住相談は4669件に

今回の台風19号で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。亡くなられた方々に対しても心から哀悼の意を表します。それにしても近年の自然災害の多さには驚かされる。北海道から九州まで、ここ数年で被災しなかった地域がないような状況である。とくに19号台風は10月に入ってからの台風で、これにも驚かされた。やはり地球温暖化の影響と言っていいだろうと思うが、日々の暮らしから持続可能な暮らしを心がけていくことが何よりも大切なことではないかと改めて思わされた。 この程、9月の移住相談件数が明らかになったが、なんと4669件と、9月としては過去最高の件数となった。とくに驚いたのは個別面談数が1879件と過去最高を記録したことだ。各県とも従来の倍増、さらに神奈川県のように前月比3倍増と昼食も取れないような忙しさとなった。これは9月6日金曜日の夜のNHKの「ドキュメント72時間」でふるさと回帰支援センターが取り上げられたことが大きかったようで、2週間後に再放送され、さらに移住相談が伸びた。あらためてNHKの影響力の大きさに驚かされた。相談件数の多かった県は広島・長野・静岡・佐賀・福岡の順で、個別面談の多さでは長野・静岡・福岡・広島・山梨の順となった。この顔ぶれは、人気ランキングの常連が並んだようで実力を示した。 来客・視察は、9日には山口県議会の総務・企画委員会の視察があり、率直な意見交換ができた。11日は結成30年を迎えた連合のレセプションが日比谷の帝国ホテルで午後1時半から行われ,OBの一人として江森事務局長とともに出席した。 15日は愛媛県東温市の4名の議員の視察があった。メンバーは副議長・議運委員長・監査委員・JAえひめ中央経営管理委員の方々であった。市議会の中心の方々で今後の取り組みに期待を持たせるものとなった。 16日は北九州市議会の宮崎議員の視察があり、問題意識の高さに驚いた。他に、岡山県菊池副知事、群馬県の山本知事の視察があった。山本知事とは1998年のCOP4(地球温暖化防止条約締結国会議ボン会議)でドイツのボンでお会いして以来。相変わらずのフットワークの良さで、なぜ群馬県が移住人気ランキングで14位に低迷しているのかと聞かれたので、県内自治体35団体の中でふるさと回帰支援センターの会員となって移住希望者の受け入れに努力している自治体が4団体に留まっていることが理由の一つではないかと話した。そうしたら、目の前で2つの自治体の首長に電話し、自ら会員化を要請。快諾をいただくなど本格的に移住・定住政策推進に取り組む決意を実践してみせた。 17日は茶どころで知られる岐阜県東白川村の全議員と村長が視察に見えられた。村長と全議員参加の視察は、数多ある議会議員の視察では初めてのケースで、置かれている現実の厳しさとやる気の強さに感じ入った。今後の受け皿作りに期待したい。 セミナー開催は台風19号の影響で12日の岡山毛県の「晴れの国おかやま『就農セミナーin東京』」ほか5回のセミナーと13日群馬県利根沼田地域の「季節の変化を感じて田舎暮らし~利根沼田で自分に合った働き方を見つけませんか~ぐんま利根沼田移住相談会」ほか2回のセミナーが延期ないしは中止となった。 なお、今週は19日、20日を中心に21回の移住セミナーなどが予定されている。内容などについては「ふるさと回帰支援センター」のHPで確認していただきたい。

厚労省が新規事業開始で説明会

今年は例年になく台風が多く、10月に入っても今週末に、また大型の台風が本土を直撃するようだ。場合によっては13日の日曜日に予定される日本VSスコットランドのラクビーも中止になるようだ。残念である。4日には厚労省が新たに移住希望地・移住時期が決まっている移住希望者の中で、いくつかの条件を満たしている「重点支援対象者」のための個別支援のための新規求人開拓や条件緩和交渉を行うことを決め、その説明会をセンターの移住相談員を対象に行った。厚労省も地方移住支援に本腰が入ってきたようだ。 来客・視察は、2日には福島県郡山市の品川市長が初めて顔を出された。郡山市は30万人を超える県中央に位置する中核市で移住人気も高い。この日は長野県伊南地域の駒ヶ根市・飯島町・宮田村・中川村の議員団の視察があった。この地域は移住希望者も多く、人気も高い地域で、率直な意見交換ができた。3日は福井県中村副知事、兵庫県金澤副知事、富山県朝日町の笹原町長、長野県阿智村熊谷村長の訪問を頂いた。4日は「まち・ひと・しごと創生本部」の木下総括官が着任以降、初めて視察に来た。8日は午前に三重県四日市市の「リベラル21」の6名の議員団の視察を頂いた。午後には新潟県魚沼市議会の遠藤議長外8名の視察を受け、今後の取組などの意見交換を行った。また、新しく市長に就任した山口県周南市の藤井市長も挨拶に寄られた。 セミナー開催は今週も多く、18回を数えた。まず、3日は香川県小豆島が2つの町の町長が揃って参加して「小豆島移住の手引」を初開催、18組22名の参加があった。4日は福島県南会津地域が「南会津の楽しい田舎暮らし。」を開催。7名の参加と若干淋しかったがゲストの四季のはっきりした会津の暮らしの報告に聞き入った。ゲストは山の中で暮らす30歳前後の地域おこし協力隊。佐賀県は「佐賀県移住体感ツアー連動セミナー~唐津市・多久市&鹿島市・白石町~」を開き、37名の参加。格安の体感ツアーのためのセミナーということで参加者が多かったようだ。 5日土曜日は8回の開催と賑わった。まず、北海道函館市が「はこだて暮らし~移住者の本音のハナシ」を開き、18組25名の参加。企画管理課が主催し、初参加の人が多かった。富山県朝日町は「富山でNOW!業しませんか!?」を町長も参加して開かれたが4名の参加と内容が良かったのに残念であった。参加者には自慢の新米が配られた。熊本県は「ぎゃんアッと!?くまもと!!~県央・天草編~『仕事✕暮らし』組み合わせは無限大」を開き20組26名の参加と盛況であった。栃木県日光市は「日光ではじめる起業と暮らし」をテーマに開催し、11組14名の参加。ゲストの移住者は、インバウンドで外国人の観光客が増加し、ビジネスチャンスも多くなっていることをアピールした。新潟県新発田市・胎内市は「新発田市・胎内市セミナー 若者✕仕事=働き方無限大∞」を開催し、6組8名の参加。主催者の想いがもう一つ伝わらなかったようだ。今後に期待したい。福岡県八女市・朝倉市が主催した「ふくおかよかとこ移住セミナーvol.3『就農―ふくおか農業人のすすめー』」は8組9名の参加。福井県は「しあわせふくいとの新しいかかわり方・くらし方フェア」を12階ダイヤモンドホールで開催。昨年を上回る144組202名の参加。VRを使い、地元とつなぎ、バーチャル体験もできるなど工夫を凝らした。家族連れも多かった。また、3階のグリーンルームでは新潟・福島・茨城・栃木・群馬の5県が「見て!聞いて!都心に近い田舎でのびのび子育てライフ!移住交流フェア」を開催し、そこから足を伸ばした参加者もあった。5県のフェアは参加者が36組54名に留まるなど、それぞれの県の特徴がうまく表現できていなかったなど課題を残した。 6日日曜日の鹿児島県の「クリエイトライフinかごしま~鹿児島でクリエイターはできる!~」は11組12名の参加。富山県の「TOYAMA DE LIFE SHIFT(3)とやまで子育て」は4名の参加と苦戦。ゲストは移住2年半の元気な女性だった。青森県弘前圏域・五所川原圏域は「青森暮らしセミナー ~青森県のひだりがわ編~青森県のひだりがわで楽しむ人たち~」を14市町村が参加して開かれた。参加者は残念ながら14組15名であったが、青森らしさが出た意欲的な企画であり、懲りずに、移住希望者の理解が深まるまで粘り強く取り組んでほしいと切に思う。まだ、主催者の思い込みが強すぎたかも。滋賀県は「#ほどほど田舎 ほどほど都会 滋賀移住ラボ ~伝統工芸 ~信楽焼編」を開催し、11組12名の参加。このセミナー3回目の開催。継続的な開催は、集客にとってもプラスに働いているようだ。鹿児島県奄美大島は「鹿児島県龍郷町地域おこし協力隊募集説明会」を開き、8組10名を集め、健闘した。山梨県は「富士の国山梨移住相談会」を開き、46名の参加と健闘した。佐賀県は「人生に新たな価値創造を!佐賀のIT企業にJOB CHANGE」を地元の2社が参加して開催したが4名の参加。ただ4名とも本気で、実のあるセミナーとなった。

移住セミナー、1週間で21回開く

10月に入ったが残暑がまだ残り、昼休みともなれば有楽町は半袖のサラリーマンが闊歩している。W杯は過日のアイルランド戦で日本が勝ち、ムードはヒートアップ状態、今後の展開に目が話せない状況になっている。 先週は、なんとセミナーが初めて21回も開催され、週末のセンターはNHKの「ドキュメント72時間」効果もあって大賑わい。各県の移住相談ブースも大忙しの状況が続いている。まず、9月26日は山口県が「やまぐち暮らし夜の相談会+やまぐち移住創業相談会in東京」を予約制で開催。4名の参加で移住相談や起業相談を行った。起業については200万円✕10名の今年度枠はすでに締め切った。 27日は、神奈川県がいつもの「ちょこっと田舎な神奈川の農ある暮らし」を24名の参加で相模原市・山北町・愛川町・二宮町が出席して開催。賑わった。和歌山県は19名の参加で「TURNS✕W 和歌山の『食でつながる人とまち』~クラフトビール移住~」を開催。宮崎県は「『継業』について学ぶセミナー 宮崎県内の後継者を探すお店や会社・農業を引き継ぐには?」には20名以上が参加して、県内の継業のための具体的な5事例が紹介され、参加者も多かった。 28日土曜日は8回の開催と多く、まず静岡市が「静岡市創業セミナー」を個人面談方式で行い、3組4名の参加があった。この中では飲食業での創業などの希望が出され、腰を据えた相談が行われた。新潟県は「にいがた住宅事情~新潟で見つける『ちょうどいい』住まい~」は18組23名の参加。個人面接を目当てに参加した人が多く、自治体も新潟市と三条市が出席、実りある相談会となった。石川県能美市は初めての開催で「子育て✕移住フェア」を行い、8名の参加と健闘した。継続した取り組みが望まれる。愛媛県は「愛あるえひめ暮らしセミナー 就職先の探し方編」を開き、Iターン者2名を含む20名の参加。岐阜県飛騨地域は「飛騨地域『仕事』と『暮らし』相談会~飛騨高山・飛騨古川・下呂温泉・白川郷~」を開いたが3名の参加に留まった。地方暮らしをめざすためには魅力的なところではあるがセミナー開催にあたっての準備不足が否めず残念だった。香川県三豊市の「みとよ暮らしの手引き」は15名の参加と健闘した。福島県県南地域は「福島県白河地方 地域のキーパーソンによる個別相談会」を開催したが具体性に賭け欠け、苦戦した。広島県北部地域は「ひろしまで始まる新しい食と農業~山の恵みでワールドカフェ&食の仕事・個別相談会~」を35名の参加で開き、盛況であった。参加自治体は三好市・庄原市・安芸高田市・安芸太田町・北広島町で1部はジビエを含む食材を囲み、懇談。2部は個別相談会の形式で行われた。さすがの集客であった。 29日日曜日は9回の開催でこの日も大賑わい。まず、福井県が「地域おこし協力隊・農林漁業コラボセミナー」を開き、5名の参加。栃木県は「県央エリア版とちぎ暮らしセミナー『宇都宮のトナリ』~宇都宮と隣接3市町比べてみました~」を開催。参加自治体は西隣りの鹿沼市・東隣りのさくら市・南隣りの上三川町でそれぞれの地域の特徴が紹介され、アットホームな雰囲気がでた、にぎやかなセミナーとなった。15名の参加。山梨県は「第5回やまなし暮らしセミナー 韮崎市・北杜市合同移住相談会2019」を開き、人気の自治体版ということで38名の参加。奈良県は「第8回奈良で働く相談会in有楽町」を開催し,Iターン希望の夫婦をはじめ6名の参加。首都圏で働く関西圏出身の人が多かった。三重県は「あなたが作る、新たな価値~三重での継業という生き方~」をテーマに開催し、2名の参加だが、仕事があれば南伊勢町にUターンしたいなど本気度の高い人が来た。京都府は「あなたの目指す農スタイルは?~生涯現役!YouTuber専業農家or小さな農ある暮らし・半農半X~」がテーマで夫婦での参加が多く、11組13名と健闘した。特徴のあるセミナーで京都らしさが出た。埼玉県は「移住支度金&地域おこし協力隊働き方セミナーin有楽町」13組17名の参加。面談希望者が多かったようだ。これも健闘したといえよう。長崎県は12階のカトレアサロンで「しまの暮らし相談会」を開催。37組60名の参加。昨年比で見ると参加者が若干減少。当日、人気の五島列島が別な会場でもセミナーを開催するなど課題が残った。しかし、それでも五島列島のブースには相談者の列ができた。この人気は人が人を呼ぶ、好循環の輪ができていることにあるようだ。また、長崎市はこの夏、駅前ターミナルにテントを開いて移住相談を開き、県内でも話題になったようだ。最後は山口県が「第3回やまぐちYY!ターン『やまぐちで学ぼ!』」を31組36名の参加で開き、自治体は子育て教育で特徴的な取り組みをしている光市・周防大島町が出席。周防大島町は周防大島高校生がプレゼンを行うなど特徴を出した。 視察・来客・取材は、9月25日に岩手県雫石町長が来訪。雫石町は4月からブースを開設し、移住情報の提供に努め、移住者の受け入れに積極的だ。また、過日3選なった宮城県加美町長にも来訪いただき、意見交換した。26日は和歌山県担当課長も打ち合わせに見えた。この日は朝日新聞の取材もあった。28日は山口県周防大島町議員と懇談。10月1日には宮城県佐野副知事の訪問があり、東北各県の移住動向などを意見交換した。

W杯ラクビーを横浜で観戦しました

今年は台風の当たり年のようで、毎週のように日本列島を襲っている。今度は17号で日本海を北上し、熱帯性低気圧になったが北日本から北海道へと向っている。収穫間近のりんごなど農作物への影響が心配される。こうしたなかで、ラグビーのワールドカップが20日に開幕された。ふるさと回帰支援センターの顧問をお願いしている嶋津昭さん(元総務相事務次官)が組織委員会の事務総長をされている関係で、より身近なものとして関心を持ってきた。22日には横浜日産スタジアムでのスコットランド対アイルランド戦を観戦した。かつて、関東大学リーグ戦などを時々秩父宮ラクビー場や国立競技場に観に行った。今回は本場のラクビーで、結果は優勝候補のアイルランドの一方的な試合となったが本物の肉弾戦を堪能した。初のアジア開催のW杯、近年実力をつけてきた日本がどこまで頑張れるか興味が尽きない。 視察・来客・取材は、9月24日に前全国市長会会長の森民夫さんが顔を出された。森さんは長岡市長を4期され、その間2期全国市長会会長をされた。彼とは、彼が建設省住宅局の頃に知り合い、新宿ゴールデン街などで酒を酌み交わし、語り合った中である。 セミナー開催は、9月18日は水曜日にもかかわらず、3県がセミナーを開催。福島県が「ふくしまワークセッションvol.2ふくしまでリモートワーク」。広島県竹原市が「HIROBIRO.ひろしまinトーキョー“幸せのハート探しin竹原”」を開催。観光船の船長・空き家を改修したレストラン経営者・古民家カフェ・道の駅レストランのシェフなどの起業家の経験談を聞きながら竹原市での暮らしを紹介。22名の参加と盛況であった。北海道が「北海道とつながるカフェ みそぎの郷でおもてなしナイト」を開催。今回は新幹線が停まるまち・木古内町へUターンした女性の観光コンシェルジュがゲスト。16名の参加と健闘。この「北海道とつながるナイトシリーズ」は企画もよく、期待が持てるセミナーとなっている。 21日土曜日は北海道が「北海道移住セミナー~北海道で暮らしたい。働きたい。遊びたい。学びたい~」を開催。旭川市・千歳市・上士幌町・名寄市が参加し、27名の参加と大健闘。山形県東南村山地域が「やまがたハッピーライフカフェ~やまがたの仕事と暮らし~」を開催し、15組18名を集めた。このセミナーには山形市・上ノ山市・天童市・中山町・山辺町が参加。移住者が移住者目線でセミナーチラシを作成するなど盛況であった。長野県は「小海町・南相木村 移住相談カフェ」を開き、16名を集めた。栃木県那珂川町は「寒暖差が美味しさの秘訣!栃木県で有機農業始めませんか?新規農業セミナー」を10名定員で開催。現地とテレビ中継でつなぎ、移住して有機野菜を栽培している方の実践報告も聞いた。10月にはグリーンツーリズムの一環として現地体験ツアーも計画。山形県遊佐町は「ゆざを楽しむ愉快な仲間達vol.7」を開催。定員15名のところ18名の参加。遊佐町は昨年は5回のセミナー開催に挑戦。成果を上げ、今年も11月と来年1月にも開催予定。本気の移住者受け入れが話題となって、成果を上げている。ゲストはIターン者だが父が鶴岡出身で夏休みに遊びに行き、遊佐町の人柄に行かれて移住したとのこと。茨城県は「いばらき農業アカデミー 農業体験講座 就農セミナー」を開き、13名の参加と結果を出した。今後2ヶ月に1回のペースで定員10名の参加費3000円で農業体験ツアーを計画中。詳しくふるさと回帰支援センター内いばらき暮らしサポートセンターへ。 22日日曜日は岐阜県が「TURNSのがっこう~岐阜科~3限目『空き家の利活用』」を満員御礼の30名弱を集めた。

8月の相談件数が初の3000件超え

先週、関東を襲った台風15号は千葉県を中心に大きな被害がでている。とくに送電線などの倒壊による停電は地域に深刻な影響を与えている。マスコミ報道によればこの送電線、強度は風速40メートルを想定して造られており、近年の台風の大型化には対応できないことが今回の台風で明らかになったようだ。昨年の北海道地震によるブラックアウトによる停電といい、自然災害が日本列島全体を襲っている感じでいつ、どこで、何があっても不思議ではない感じとなっている。 NHKの「ドキュメント72時間」が14日の昼に再放送されたが、これでまた相談者が目に見える形で増えており、相談部門では嬉しい悲鳴が上がっている。さすがNHKの影響力はすごいと改めて感心している。 8月の移住相談件数が明らかになった。3225件と8月としては初めて3000件を超えた。例年、8月はお盆休みがあり、稼働日が少ないことから昨年は2816件、一昨年は2483件に留まっていた。3000件超えの実績はすごいことで、頑張った県は広島・長野・愛媛・福岡・山口の順となっている。猛暑の中の各県の頑張りに敬意を評したい。 視察・来客・取材は、また、山形県市町村化地域活力創造室長の来訪もあり、東北全体の移住動向とその中における山形県の状況を話し合った。13日は神奈川県大磯町のNPOと意見交換。本格的に移住政策にも取り組みたいとの話があり、意見交換した。17日は久しぶりに山形県白鷹町の議員団が視察に来た。町議全員参加の視察で意気込みを感じさせた。 セミナー開催は.ふるさと回帰フェアも終わりホッと一息という気分であったが、先週も12回の開催で盛り上がった。まず、恒例化している新潟県の「にいがた暮らしナイター相談会」。この相談会、水曜日のノー残業デーに完全予約制で夕方5時半スタートの個別相談会。今回も5名の参加。中身の濃い相談会となっている。13日は岐阜県が6時半スタートで「若者ガヤガヤ会議in東京」を開き、9名の参加。岐阜出身者で30歳までの方を対象に開いたもので、自治体などが移住を呼びかけているが、誰に向かって、何を求めて政策を打っているのかわからない。メッセージが伝わってこないなど率直な意見が出された。14日土曜日は7回のセミナー開催と賑わった。まず、長野県飯山市は「田舎暮しはラクじゃない?!~めんどくさがりやの古民家移住体験談~」を開催。10名の参加。ゲストはニューヨーク生まれの日本人。各地で古民家を探したが結局、ここ以上のところはないと飯山に決めたとその良さを語った。岩手県県南地域は「南いわて暮らしセミナー」を14組18名の参加で開催。花巻市など5市3町が参加。企業も5社が来て、求人募集を行った。本気度の高い参加者が多く、応募者も出て、成果のあったセミナーとなった。埼玉県は「林業後継者募集 川越&比企エリアで見つける!あなたらしい暮らし~移住✕クリエーター編~」を川越市・東松山市など2市4町1村の参加に20組24名が集まった。このセミナートークセッションと交流会の二部構成でそれぞれの地域の暮らしを語った。群馬県は「群馬県地域おこし協力隊募集相談会」を開催、27名の参加。大賑わいとなった。山形県大江町は「先輩移住者と話せる!やまがた就農就農セミナー」は3名の参加と苦戦。粘り強い組みが求められる。 佐賀県は「さがMONTHLYセミナー第2弾!さが暮らしセミナーin東京」を初めて開催。なにか特徴のあるセミナーをと計画したもの。佐賀に就職したい人のためのツアーも計画している。福島県は「福島圏域移住・定住セミナー相談会 5人の先輩移住者が語る『私たちが移住した理由』」を20名弱の参加で開催した。参加自治体は福島県北9市町村と宮城県1市。各自治体ブースでの移住相談、先輩移住者のトークセッションと盛りだくさん。意気込みを感じさせる企画であったが集客がいまいち、工夫のいるセミナーであった。 15日日曜日は北海道の十勝東北部移住サポートセンターが「冬もあおぞら!雪の少ない・北海道十勝で暮らそう~本別町・足寄町・陸別町~」を予約8名、15名の参加で開いた。セミナーのネーミングが良かった。岩手県は「みやこにおでんせ!~宮古市地域おこし協力隊募集&移住相談会~あなたの『知りたい』に『答えます』」は初めての開催で18組20名の参加。これからに期待したい。佐賀県は「【満員御礼】ITエンジニア街コン【~佐賀と出会う一日~】」は12階のカトレアで90名の参加で開催。会費1000円で軽食付きでIT関係の人とそのような人に出会いたい人のイベント。新しい取り組みに注目したい。

「ふるさと回帰フェア2019」に8791人が参加

昨日の台風15号は関東地方を直撃した。3年ぶりとのこと。朝からJRを始め、私鉄も運休し、首都圏は大混乱。ただ西武鉄道は若干の遅れが出たがほぼ通常通りのダイヤで運行。この違いは一体何なのか、国民の足である公共交通機関が、いとも簡単に計画運休する、これで公共交通と言えるのだろうか。是非、識者に聞いてみたい。西武鉄道にできて、なぜJRにできないのかを。定刻運行に命を賭けていた国労(国鉄労働組合)が頑張っていた頃を知る者にとっては違和感がある。JRなどはお金儲けだけではなく、本来の業務に徹していただきたい。 「ふるさと回帰フェア2019」は無事終了した。西日本エリア、東日本エリアをあわせて、移住相談相談コーナーのみの比較では8791人と昨年と比べて51%と大幅に減った。これは会場の関係で、参加自治体を会員自治体限定にした関係で昨年比116団体少なく、会場も12階ということで少し入りにくかったようだ。こうしたことにより各県の相談件数は概ね昨年比では少なかったが、その分相談内容は時代を反映し、移住を前提に具体的で、しかも子供連れなど家族連れが多かったという声が聞かれた。とくに、キッズスペースは終日満員の状況であった。こうした中で、福岡県や高知県、広島県などは健闘し、福岡県は過去最高の件数に達し、長野県は昨年に負けない相談件数に達したようだ。また、関係県や自治体などの協力を得て有楽町駅前にテント村をつくり、さらに東京交通会館1階のマルシェスペースも確保し、物販の販売などを行いながら12階への誘導を図ったが、それは思ったほどの成果には至らなかった。それぞれの客筋は別だったようだ。ただ参加した自治体の反応は概ね、昨年ほどではなかったが熱心な相談者が多く、手応えのあるものであったと評価していただいた。また、6日夜のNHK「ドキュメント72時間」は見た人も多かったようで「ここだ」「ここだ」と訪ねてくる人が今日もあった。また、この番組は14日土曜日11時25分から再放送される。見られなかった方々には是非見ていただきたい。 視察・来客・取材は、9月5日に広島県地域政策部の西野部長と栃木県岡本副知事の来訪があり、それぞれ意見交換をさせていただいた。6日は北陸中日新聞の論説委員の取材があった。さらに、岡山県の県民生活部の房野部長の訪問もあった。7日は東京新聞の水野記者の取材もあった。この日は夕方から有楽町の朝日ホールでテーマを「なぜいま若者は地方をめざすのか」にした前夜祭が行われ、416名の参加があった。10日は読売新聞大阪本社経済部の取材があった。 セミナー開催は、先週は「第15回のふるさと回帰フェア2019」があった関係で開催されなかった。ただ、7日は西日本エリアのフェアが3846名の参加で開催され、8日は4171名の参加で東日本エリアのフェアが開催されたので、8階の移住相談エリアは通常の出勤体制で移住相談業務を行った。

50年ぶり、あんた!変わんないね

いよいよ週末の9月6日が前夜祭(有楽町・朝日ホール)、7日が西日本エリア(東京交通会館12階)、8日が東日本エリア(東京交通会館12階)を対象にした「ふるさと回帰フェア2019」が間近に迫った。初日の6日の夜の10時50分からの「ドキュメント72時間」で「さらば東京!移住相談センター」でふるさと回帰支援センターが取り上げられるので、集客が読めず、心配している。 最近、多くの県の自治体担当者が出張して来て、各県の移住相談デスクで「個別移住相談会」を開いている。9月1日の日曜日も長野県の佐久市・松本市が、群馬県が日曜日U・Iターン就職相談会を、宮城県の角田市が、滋賀県は高島市が初めて開催。とくに高島市は4名の移住相談者が来て賑わった。一歩踏み込んだ新たな試みが始まっているといえる。 視察・来客・取材は、8月28日に7月6日号の週刊「東洋経済」の第56回ひと烈風録に私が紹介されたことから、なんと50年ぶりに早稲田時代の友人が訪ねてきた。開口一番、「あんた!変わんないね」。他に「まち・ひと・しごと創生本部」の木下総括官と面談。創生本部は前任者以外、歴代厚労省出身がそのポストに座ってきた。今回の木下さんも前年金局長ということで厚労省出身。自治労時代に厚生省を長い間担当してきたこともあり、共通の知人も多く、率直な意見交換ができた。 セミナー開催は16回と多かった。まず、28日は18時39分から佐賀県が「それぞれの開業Story 佐賀でゲストハウス始めました!」を20組23名の参加で開催。3名のゲストが知人友人に声をかけたこともあって大いに盛り上がった。佐賀のセミナーは企画が面白い。30日も佐賀が「佐賀で”咲くCession”~感性を活かす手シゴトはいかが~」で7名の参加。ゲストは庭師とラーメン店主。この日は広島県も「HIROBIROひろしまinトーキョー~移住者の妻たち編~」を開催。広島らしいテーマで8名の参加。ゲストは2名で1名の方は夫がUターン。不安いっぱいで広島まで行ったがという話しで盛り上がった。 31日土曜日は7回、まず石川県が「<町家・古民家・空き家セミナー>~石川県の古きよき住まい~」を開いた。参加者は幅広い世代で40から50代が多め。金沢の町家と能登の古民家が紹介され、石川県の良さが発揮されたセミナーで42名の参加は納得できる企画であった。長野県は「ゼロからはじめる農ある暮らし 楽園信州移住セミナー」を31組41名の参加で開催。このセミナー、県がテーマを提案し、自治体が応える形で開催されている。今回は、須高地域、飯田市・中野市・茅野市・辰野町・飯島町・池田町・山ノ内町が参加。福島県は「会津若松市移住セミナー スマートシテイAiCTの”なか”の人に聞く~新しい働き~」をエンジニア限定で初開催。5組6名の参加。数名の移住希望者もあって成果があった。山形県は「山形県鮭川村移住セミナーvol.1『協力隊と子育て支援』」を初めて開催。10組12名の参加と健闘した。ファシリテーターをやった協力隊が頑張った。長野県松本市は「松本で働く。松本市転職セミナー」はそのものズバリのテーマで、20組26名と人気の自治体だけあってそれなりの集客を勝ち取った。青森県つがる市は「青森県つがる市こんなまちに住みたい!ワークショップin東京」を16組17名の参加で初めて開催。つがる市をどんなまちにしたら、どうなるのかなどを想定したワークショップが面白かった。移住希望者よりも少しライトな層も参加して実りあるセミナーとなった。高知県は3階のグリーンルームで「#私の働き方改革~高知の場合~」を高知市など3市4町の参加で開催。Uターン就職から地方公務員の中途採用枠の話し、大学から森の幼稚園までの地域の学校の生の声まで聞けて、高知まるごとフェアと言う感じのセミナーを開催。66組77名の参加。盛りだくさんのテーマで頑張った。 9月1日も6回の開催と盛り上がった。北海道上士幌町は「都会と田舎 何が違う?上士幌暮らしの生活事情」を20名の参加予定で開いた。上士幌は道内でも人気の自治体でふるさと納税でも上位をキープ、知られた存在である。新潟県は6月に開いたセミナーが好評だったので追加開催!として「にいがたで探せる!ちょ~どいい暮らし~私好みの移住体験ツアーを考えようvol.2~」を開催。13組20名を集めた。静岡県は「多世代が暮らすまち熱海・伊東」を20名の予約制で初開催。人気が高く、すぐに満員となった。熱海市は6日の前夜祭のパネルに熱海再生のために頑張った市来氏が登場する。乞うご期待!!他に、岩手県雫石町、滋賀県、香川県がセミナーを開催した。

9月6日のNHKドキュメント72時間にセンターが登場

NHKの毎週金曜日の夜10時50分からの「ドキュメント72時間」という番組があるが、9月6日に「さらば東京!移住相談センター」というテーマでふるさと回帰支援センターが取り上げられる。是非、見てほしい。 https://www4.nhk.or.jp/72hours/x/2019-09-06/21/18685/1199268/ 東京はめっきり朝夕涼しくなってきている。15回目となる「ふるさと回帰フェア2019」まで2週間となり、慌ただしさに拍車がかかっている。とくに東京交通会館12階での開催は初めての開催となることから人の流れをどうするのかが課題となり、その対応に苦慮している。また、12階の会場への誘導のためにJR有楽町駅前の広場に10張りのテント村と東京交通会館1階のマルシェスペースで各地の果物や野菜などの販売を予定しているがまだ最終の配置の確定がなされておらず、気をもんでいる。 視察・来客・取材は、8月21日に福井県が組織改革を行い、新たに移住・定住担当となった交流文化部長が顔を見せられた。また、徳島県議会総務委員会8名の視察、宮崎県議員2名の視察があった。22日は出身地の福島県いわき市の応援大使を仰せつかっている関係で市の交流の夕べが新橋第一ホテルで開かれ、出席。23日は和歌山県移住担当局長が24日の初めての山梨県とのコラボによる移住セミナー「東と西のSweet Life~フルーツのある心豊かな生活~」に参加のために来局され、久しぶりに意見交換を行った。また、この日は初めて婦人公論9月号に「ふるさと回帰フェア2019」の開催広告を打ったことから編集者と打ち合わせを行った。27日は前回のブログで紹介した民間法人による移住セミナーなどにおける「サクラ動員」に対する対応について内閣府とその善後策について打ち合わせを行った。 セミナー開催は12回で、23日夕刻からは北海道留萌中北部地域(遠別町・天塩町・初山別村・羽幌町・苫前町)の「行きたい!住みたい!夕日絶景のオロロンライン~5町村合同セミナー~」が行われ、16名の参加と健闘した。このセミナーのサブタイトルは北海道移住への架け橋で、ゲストは遠別町に地域おこし協力隊としてUターンし、ウェイブメデア「遠農物語」を運営している原田氏であった。長野県駒ヶ根市の「【駒ヶ根暮らしセミナー】駒ヶ根で『しごと』探しませんか?」には12組16名の参加。地元の特産品の提供もあってアットホームなセミナーとなった。 24日は静岡県が「オリンピック・パラリンピック間近!一足先に楽しむサイクリングライフ」を移住セミナーの裾野を広げることを狙って開催され、サイクリングに興味のある7組9名が参加。栃木県は「いちご生産量日本一のとちぎでいちご農家はじめませんか?」と栃木の強みを生かしたズバリのテーマでセミナーを開催し、10組13名を集めた。3組が就農を決意し、熱心に話に聞き入っていたことが印象的であった。上記で紹介した山梨県・和歌山県のコラボセミナーは27組33名の参加。山梨県からは甲州市・山梨市・笛吹市が、和歌山県からは有田市・田辺市・串本町が参加。新潟県の「南魚沼・湯沢あとつぎベンチャーセッション」には16組17名が参加。この地域、後継者不足が課題となっていることから、「あとつぎ」として事業承継やベンチャー起業家のトークセッションを行った。香川県は「U・I(うどん・いりこ)ターン応援女子会~“香川”で見つかる理想の暮らし~」を開き、11組13名の参加。女子会であったが、家族連れの参加が目立った。 25日日曜日、静岡市の「私が静岡市を選んだ理由~静岡市起業セミナー~」には7名が参加。市の商工会議所の協力を得て開催。青年部には起業した人が多く、その経験を学ぶなど手応えのあるセミナーとなった。継続した開催が期待されている。山形県西村山地域の「やまがたハッピーライフカフェ 緑と澄んだ空気のある暮らし~農あるまちでのライフスタイル~」には10組15名の参加。ゲストは2名の移住者で、県の公益財団のやまがた農業支援センターの研修生として学び、就農した千葉出身のさくらんぼ農家と三重出身で地元の東北芸術工科大を出て、朝日町の地域おこし協力隊から定住したデザイナーがそれぞれの暮らしを語った。長野県佐久市は「佐久市移住セミナー 経験者に聞く~SAKU de 子育て~」を開催し、11組21名と健闘した。子育て世代に限定したセミナーで参加者は30代から40代が中心。ゲストはファミリーで移住した人など3名。人気を感じさせるセミナーとなった。岩手県は「イーハトー部文化祭!?『わたしの岩手』を語る会~ツアー先輩移住者と交流しよう~」を開き18組20名を集めた。企画の勝利か。4回計画されている「岩手で『暮らす・働く・生きる』先輩移住者とめぐる旅」を紹介することを通して移住者目線で岩手の魅力や暮らしを考えるセミナーであった。山口県も「“きれいに、輝き、かしこく・かせぐ”~やまぐち農林業女子のステキ・スタイル~<やまぐち移住就業セミナー相談会>」を開いた。

7月、移住相談が5000件を突破した

18日の日曜日、恒例にしている目標1万歩の散歩で3匹のセミの亡骸を確認した。酷暑だった今年の夏もいよいよ往くのかと考えさせられた。11日から1週間のお盆休みも終わり、ふるさと回帰支援センターはこれから9月6日の前夜祭、7日の西日本エリアと8日の東日本エリアのふるさと回帰フェアの成功にむけて、一気に駆け抜けることになる。そうした中で、5年以内に地方移住をめざしているという女性の方から匿名の手紙を頂戴した。内容は民間企業が開催している移住セミナーについて、多くの場合、参加者がサクラというケースが多いという告発の文書であった。税金を使った移住セミナーや移住のためのツアーがこうしたサクラを動員した形で行われることは問題ではないかと指摘するものである。この話は2年前にもあり、各県に情報を提供してきたが、相変わらず同じことが行われていることに驚いている次第。今日来た長野県の担当課長も営業が来ていると語っていた。何らかの善処策を政府の創生本部とも検討したいと考えている。最近、高齢者などを対象にした詐欺行為が多発しているが、地方創生絡みの移住セミナーの参加者にサクラを動員して参加者を確保するなど許されることではなく、この国のモラルハザードぶりに驚愕している。 このように書いて、以下のことを紹介するのは憚れるが、7月の移住相談件数がこの程、明らかになったが、悲願であった月5000件の移住相談の達成を目指してきたがやっと5530件を達成することができた。このためには移住セミナーが56回開催され、そのうち12階での各県単位のセミナーが10回に達していた。喜ばしい限りである。移住相談が多かったのが長野県・富山県・香川県・群馬県・新潟県の順で、他に100件を超えたのが7県あった。 視察・来客・取材は、8月7日に山口県防府市議会議員7名の視察、長崎県佐世保市議会7名の視察、秋田県議会柴田議員の訪問があった。佐世保市は長崎県内で一番の移住実績を誇る自治体で移住に対する関心も高かった。9日は新潟県魚沼市議会副議長の訪問もあった。20日は長野県移住担当の出川課長の訪問もあった。 セミナー開催は、7日夕刻からの福島県の「ふくしまワークセッションvol 伝統✕新化『職人の技を生かし、革新に挑む』」を20代から50代の幅広い年代の16名の参加者で賑わった。酒づくりと民芸品つくりを例に、時代の変化の中でいかに継承していくかを巡って意見交換された。9日は岩手県盛岡エリアの8市町が参加して「盛岡エリアくらしホンネトーク」が初開催された。ゲストはたまたまIターンした人で、苦労話などが紹介された。とくに困ったのは、電話での話しでは相手の身振り、手振りが見えず、話していることがさっぱり理解できなかったことなどが紹介され、盛り上がった。初開催ではあったが参加自治体の満足度は高かった。23名の参加。12日は振替休日であったが新潟県・長野県・山梨県・静岡県中央日本4県合同移住相談会&セミナーが3階のグリーンルームで開催され、昨年を上回る102組152名を集めた。17日は新潟県上越市が「上越ふるさと暮らしセミナー“いいあんばい上越暮らし”」が開かれ5名の参加。Iターンした女性がもんぺ制作工房を経営しながらの上越暮らしを語った。北海道は「北海道移住支度金セミナー ~最大100万円をもらって東京圏から北海道に移住しよう!~」を開き、9名の参加。長野市は17日と18日の両日に渡って「長野を変えてみませんか?長野市地域おこし協力隊・応募前相談会」を開催し、8組9名の相談があった。 18日は大分県が「第4回おおいた暮らし塾in東京 大分県出身アーティストと夏のうちわを作ろう!」を中津市・臼杵市・竹田市・杵築市の参加で、夏休み特集のワークショップとして開催。20組24名を集めた。子供連れを想定したがシニアが多かったが参加自治体のブースは満席で手応えを感じたようだった。愛媛県は「愛あるえひめ暮らしフェア」を開き、87組104名の参加。県は年4回の同規模のセミナーを開催中。成果を上げている。

酷暑の中でも移住セミナーは盛況

酷暑の夏、梅雨が明けたと思ったら連日うだるような暑さが続いている。気のせいか電車は幾分空いており、ムードは夏休み気分。 香港は30年くらい前から気分転換によく訪れているが、ここに来て大変なことになっているようで、昨日はゼネストが決行された。ある種の無政府状態と言ってもいい状況だ。あのフリーな雰囲気が好きだったが、展開次第ではどうなるのか。そして、またしても若者の血が流されるのか。一方、日韓問題も抜き差しならない状況になっているようだ。新聞記事からの判断だが、なんか大事な一線を越えてしまったようで、着地点が見えなくなっている。何があっても、隣国という地政学的な条件は変えようがなく、相互理解に努力し、和解する以外にないのでは。 9月の「ふるさと回帰フェア2019」まで1ヶ月を切った。今年は国際フォーラムが来年の東京オリンピックの関係で使えず、集客のために有楽町の駅前に9月7・8の両日、テント村を開設し、東京交通会館1階のマルシェスペースも借りて、農産物の販売などを計画し、12階のフェア会場にお客さんの誘導を考えている。スペースがまだ埋まっていないので、各地のPRのために自慢の物産の販売を計画してはいかがでしょうか。早い者順で現在、募集中。問い合わせは事業部へ。 視察・来客・取材は、7月31日に香川県三豊市議会副議長、政策部長が視察。8月1日は新潟県上越市議会武藤議長、市議会事務局長の訪問があった。2日は宮城県色麻町早坂町長ほか2名の来訪があった。福井県定住交流課武部課長のあいさつもあった。その後、雑誌月刊「公評」の取材もあった。この日は、先の参院選で3回目の当選を果たした山田顧問のお祝い会もあり、出席した。6日は山形県南陽市みらい戦略課の山口課長の訪問が在り、改めて団体会員になり、本格的にふるさと回帰運動に参加したいと決意を語っていただいた。 セミナー開催は、先週は11回の開催で、2日金曜日夕刻からの北海道の「みなみ北海道で暮らしませんか」は知内町・木古内町の参加で相談者は4名。3日土曜日は長野県上田市の「~信州上田・大仕事相談会~仕事さえあれば移住したい人のための相談会」を開き、12組22名の参加。転職者向けの個別相談会で、上田市の社会人枠の公務員採用試験の説明もあり、参加者は真剣な人ばかりという感じであった。神奈川県の「第2回移住セミナーちょこっと田舎で自然豊かな神奈川で暮らす」は15組24名の参加。福岡県は「ふくおかよかとこ移住セミナーvol.2 就職・転職inふくおか」は26組34名の参加で、リピーターあり、Uターンあり、真剣味のある人ばかりで賑わった。 4日日曜日は山形県西川町が「山形県就農セミナー~西川町編~」を開き、2名の参加と苦戦したがじっくり話し込んだ。この地は名峰・月山の麓、月山を見ながら農業ができますが売りとなっている。岡山県倉敷市・総社市は「おかやま晴れの国ぐらしセミナー『古民家×移住』」は9組10名の参加。長野県は「本気のしごとスペシャルvol.1」は14組17名の参加。須坂市など15市町村が参加。転職完全マニュアルセミナーコーナーでは転職にあたっての具体的な対応の仕方も伝授され、好評であった。また、企業もUターン歓迎の4社が参加。長崎県は「長崎で働こう!U・Iターン転職個別相談会」を予約制で開催。満員御礼の14組17名を集めた。栃木県の「北関東最高級の『とかいなか』とちぎ県南大集合!あるある探検隊!」は22組25名の参加。6市町が参加。広島県は「ひろしま瀬戸内移住フェア 2拠点ワークラボ」を3階グリーンホールで開催。三原市・尾道市など県内7市町が参加。約100名の参加と頑張った。佐賀県は「ゼロからはじめる『やま』暮らし~山の魅力をEDITしよう!~」を佐賀のお山で地域おこし協力隊として活躍し、魅力あふれる山の仕事を取材してみませんか?と呼びかけ、9名の参加。今週は仕事関係のセミナーが多かったようだが、いよいよ本格的に移住を考える人が増えてきたのだろうか。

7月最後、多彩な15のセミナー開催された

東京は、やっと29日に例年に比べ8日遅れで梅雨明けした。そして、その日から満を持したように太陽がジリジリと照りつけ、この陽気は2週間続くとのこと。27日は、大阪が東京に先駆けて今年も「おいでや!!いなか暮らしフェア」を天満橋のOMMビルに全国から218自治体を集めて開催した。今年は移住者たちの物産ブースも20団体が参加し、賑わいに華を添えていた。天気の方は、昨年に引き続き2年連続で台風が来襲したが大きな影響もなく終了した。 視察・来客・取材は、24日に長崎県平戸市議会の議員団8名が視察に。平戸市は4月から東京交通会館の地下1階にアンテナショップを開設し、そのついでに顔を出したもの。26日は群馬県藤岡市高橋副市長が来訪。なんとか移住受け入れ自治体としての取り組みをと要請した。この日は雑誌「望星」の取材があった。記者は長野県への移住者で問題意識も的確で気持ちのいいインタビューであった。27日は日帰りで、大阪市で開催された上記のフェアに参加。西日本各地の自治体の方々と久しぶりにお会いし、ふるさと回帰運動の広がりを確認した。 セミナー開催は、先週は15回の開催で、25日の山口県は「やまぐち暮らし夜の相談会 YAMA JOB!ガイダンス 山口に移住して林業生活!はじめの一歩」を県内2地域の林業組合が参加して行われ、16組18名の参加と賑わった。日常的な山の管理の仕事が移住者の目線で紹介された。26日は愛媛県が「えひめの『住まい』と『お仕事』」セミナーin有楽町を8名の参加で開催した。 27日土曜日は7回とフル回転のセミナー開催となった。まず、栃木県が「見て触れて、とちぎの自然体験」と題した夏休みに栃木に田舎暮らしを体験しに来てほしいというタイムリーなセミナーを開催。7組14名で4名の子どもも参加。木工体験や昆虫研究家の話で盛り上がった。神奈川県は「第1回神奈川県移住セミナー  ちょこっと田舎で自然豊かな神奈川で暮らす」を18名25組の参加で開催。小田原市・三浦市・南足柄市・山北町・愛川町が参加。満員御礼の盛況となった。奈良県は「第7回奈良で働く相談会in有楽町」を予約制で開催。早々と満員になったが事前キャンセルや当日キャンセルが出て、3名の参加となった。参加者からは親身になった対応をいただき感謝している。益々奈良が好きになったとの声や奈良への移住の気持ちが深まったとの感想も述べられ、数は少なかったが手応えのある相談会になった。次回は9月にも同様の相談会が予定されている。北海道は「地域おこし協力隊合同募集フェア」を三笠市・倶知安町・福島町・知内町・鷹栖町・上川町・弟子屈町・別海町の8市町の参加で開き、23組27名の参加と賑わった。富山県は「TOYAMA DE SHIFT ②とやまで都会ぐらし」を開催し、ゲストは30代のダンサーと40代の映画とカフェの経営者でリアルな視点からの話で盛り上がった。神奈川県はこの日2回目の「第2回三浦市移住セミナー~三浦お試し居住のススメ(三浦Food付)~」を開き、16組21名の参加と健闘した。こちらのセミナーでは三浦弁当としてマグロかつと三浦野菜の弁当が配られ、好評だった。ゲストはトライヤルステイから2拠点居住を実践中の方と移住者が座談会形式でセッションを行った。最後は山梨県が「山梨で公務員になろう 山梨県・7市合同UIJターン公務員就職相談会」を開き、33名を集めた。 28日日曜日は、まず富山県朝日町が「お試し移住のハジメカタ~よくあるイナカの富山朝日町ふるさと暮らしセミナー~」を笹原町長も参加して開催された。参加者は9名で在日25年の中国人もおり、この夏にも訪れたいと気に入った様子であった。福井県は「ふくいのお試しを知るフォーラム~お試し居住で291(フクイ)を体験~」を開催し、県内11体験住宅の冊子を配布し、紹介した。8名の参加。長野県伊那市は夏休み企画として「伊那市の生きる力を育む教育~地方でこそ探究型の学びができる~」として、アクティブラーニング×総合学習をテーマに事前申込制で開催。18組27名の参加と大成功。伊那小の校長も参加してその実践を語った。和歌山県は「紀州わかやま発『新しい生活のヒント』~わかやまの森林、林業、山村と暮らしを愉しむ人たち~」を14名の参加で開催し、地域の特性を発揮したいい企画であった。滋賀県は「#ほどほど田舎 ほどほど都会 滋賀移住ラボ~歴史・文化編~」を15組17名の参加で開催。滋賀の歴史と文化を学び、そうした暮らしに思いを馳せた。最期は今年3回目を迎えた東北フェア「第3回東北U・Iターン大相談会~暮らす・働く・楽しむ~」は参加自治体が昨年比若干多い79自治体。参加者は196組256人。これから夏本番を迎える東北、その良さが表現できたフェアであったかと問えばもう少しの感があったが、ゆっくりではあるが東北各県の移住の取り組みも動き出した感のあるフェアではあった。 海の日に開催した群馬県は前回取り上げた。17日は広島県が「HIROBIRO.ひろしまinトーキョー 瀬戸内7島2泊3日移住~ウルトラマラニックと10のなりわいづくり~」を8名の参加で開催。企画は良かったが集客はもう一つであった。この日は、新潟県も恒例となった定員4名の「にいがた暮らしナイター相談会 転職・暮らしの個別サポート」を開き、20代2名、30代1名の3名の参加。このテーマでこの参加人数、丁寧に育てたいセミナーであった。19日は近畿・東海エリアの「夜の《移住》井戸端会議~地域を知ると行きたくなるディープな旅の案内編~」を開催。このセミナー、移住体験ツアーを計画するセミナーで初開催。参加者4名と寂しかったが5府県の移住相談員も参加して濃密なセミナーとなった。 20日土曜日は、石川県の「そうだったのか!石川県・能登暮らしのホンネ」ほか4つのセミナーが開かれた。石川県のセミナーには10組12名の参加。ゲスト2名も移住者で率直な意見交換ができた。北海道は「輪になって語ろう!北海道の農林漁業の働き方★暮らし方」を開催し、8名の参加。参加は少なかったが、農家の一日の暮らしや冬の過ごし方など具体的な暮らしの紹介などがあり、中身の濃いセミナーとなった。高知県は「第2回こうち東部移住フェア~8人の先輩移住者とまったりおはなししましょう~」を室戸市・東陽町など8市町村の参加で開催。16組19名の参加。熊本県・鹿児島県は「くまもと・かごしま お国自慢交流会~比べてわかる九州の暮らし~」を初開催。26組30名を集めた。山口県は「第2回やまぐちYY!ターンカレッジ やまぐちで創ろ。IWAKUNI ARCH BREWERY Special Talk Seminar」を、創業をテーマに開催。35名の参加。ゲストは岩国市にアメリカのビール文化をとクラフトビールを手がける兄弟の兄が参加し、盛り上がった。地域事情を踏まえた挑戦で注目される。 21日日曜日は徳島県が「『徳島で働く』がテーマの移住セミナー『とくしま仕事オールスターズ』やります!」を開催し、予約が9名のところ、17組24名の参加と大健闘。徳島県の移住相談ブース「住んでみんで徳島で!移住相談センター」では小林陽子徳島県移住アドバイザーが個別相談を行うなど、フル回転の忙しさであった。三重県は「Meet Mie Café Vol.4 伊勢志摩LIFEを知ろう うみの町で暮らしませんか?」を開催。7組の参加ではあったが従来よりもさらに深く突っ込んだ真剣な話しとなり、8月には現地を訪問したいという参加者もあり、成果のあったセミナーとなった。大分県は「おおいた就農・就職フェア×第3回おおいた暮らし塾」を12階イベントスペースで49組58名の参加で開催。昨年は11月に開催したが今年は夏にと開いたもので、大分市・中津市など9市2町が参加。農・林・漁業、畜産・しいたけ就業から企業就職までの相談を受けた。参加者は49組58名と天気は悪かったが昨年並の参加者を確保した。

静岡市、ブース開設5年で成果あったと総括

今日はもう大暑。昨年の今日は、東京の気温は39℃だったとか。今年は27℃。梅雨寒がまだ続いていると言ってもいいのでは。学校も東京は夏休みに入ったようで幾分人が少なめで通勤も楽になっている。参院選挙は大きな波乱もなく終わったが、投票率の低さには驚いた。政策課題は多く、今後の日本を占う上では極めて重要な選挙であったと考えるが、国民の関心はそうでもなかったようだ。山本太郎の「れいわ新選組」は比例区で2名の当選。既成の政党ではなく、政党の体もなしていなかった団体に票が集まったということは何を物語っているのであろうか。これが低投票率の原因の一つではあるまいか。 視察・来客・取材は、17日に政令市で唯一移住相談員を配置している静岡市の前田企画局長が断続的に行っている移住相談ブース開設自治体の移住・定住政策のヒアリングに出席。5年前のブース開設時からの担当責任者でこの5年間の経過と成果を語り、十分に成果はあったと総括していた。他に、福島県の井手副知事、滋賀県の三日月知事が顔を出された。19日は6月に人事異動があった北海道から高見地域創生局長と同課長が見えられた。20日は週刊誌のSPA!の「中高年のIターン」に関する取材があった。23日は岡山県の地域活性化推進監、同課長、岩手県八幡平市企画財政課長の訪問があった。 セミナー開催は、先週は12回の開催であったが、15日の海の日に開催した群馬県は前回取り上げた。17日は広島県が「HIROBIRO.ひろしまinトーキョー 瀬戸内7島2泊3日移住~ウルトラマラニックと10のなりわいづくり~」を8名の参加で開催。企画は良かったが集客はもう一つであった。この日は、新潟県も恒例となった定員4名の「にいがた暮らしナイター相談会 転職・暮らしの個別サポート」を開き、20代2名、30代1名の3名の参加。このテーマでこの参加人数、丁寧に育てたいセミナーであった。19日は近畿・東海エリアの「夜の《移住》井戸端会議~地域を知ると行きたくなるディープな旅の案内編~」を開催。このセミナー、移住体験ツアーを計画するセミナーで初開催。参加者4名と寂しかったが5府県の移住相談員も参加して濃密なセミナーとなった。 20日土曜日は、石川県の「そうだったのか!石川県・能登暮らしのホンネ」ほか4つのセミナーが開かれた。石川県のセミナーには10組12名の参加。ゲスト2名も移住者で率直な意見交換ができた。北海道は「輪になって語ろう!北海道の農林漁業の働き方★暮らし方」を開催し、8名の参加。参加は少なかったが、農家の一日の暮らしや冬の過ごし方など具体的な暮らしの紹介などがあり、中身の濃いセミナーとなった。高知県は「第2回こうち東部移住フェア~8人の先輩移住者とまったりおはなししましょう~」を室戸市・東陽町など8市町村の参加で開催。16組19名の参加。熊本県・鹿児島県は「くまもと・かごしま お国自慢交流会~比べてわかる九州の暮らし~」を初開催。26組30名を集めた。山口県は「第2回やまぐちYY!ターンカレッジ やまぐちで創ろ。IWAKUNI ARCH BREWERY Special Talk Seminar」を、創業をテーマに開催。35名の参加。ゲストは岩国市にUターンし、アメリカのビール文化をとクラフトビールを手がける兄弟の兄が参加し、盛り上がった。地域事情を踏まえた挑戦で注目される。 21日日曜日は徳島県が「『徳島で働く』がテーマの移住セミナー『とくしま仕事オールスターズ』やります!」を開催し、予約が9名のところ、17組24名の参加と大健闘。徳島県の移住相談ブース「住んでみんで徳島で!移住相談センター」では小林陽子徳島県移住アドバイザーが個別相談を行うなど、フル回転の忙しさであった。三重県は「Meet Mie Café Vol.4 伊勢志摩LIFEを知ろう うみの町で暮らしませんか?」を開催。7組の参加ではあったが従来よりもさらに深く突っ込んだ真剣な話しとなり、8月には現地を訪問したいという参加者もあり、成果のあったセミナーとなった。大分県は「おおいた就農・就職フェア×第3回おおいた暮らし塾」を12階イベントスペースで開催。昨年は11月に開催したが今年は夏にと開いたもので、大分市・中津市など9市2町が参加。農・林・漁業、畜産・しいたけ就業から企業就職までの相談を受けた。参加者は49組58名と天気は悪かったが昨年並の参加者を確保した。

小田原市の移住ポスターが話題に

今年の梅雨は長い。日照時間も極端に少ないようだ。しかも西日本の集中豪雨も例年のことになりつつあるようで心配だ。15日は海の日であったが、江ノ島は泳ぐ客とてなく、閑古鳥が鳴いているような状況とニュースで言っていた。農作物に被害が出なければいいがと思う。 視察・来客は、10日には長野県原村の議員団6名の視察があった。原村は人気の北杜市の隣に位置し、移住者にも人気の村で、村内に16名の田舎暮らし案内人を置いていることでも知られる。鳥取県の交流人口拡大本部長があいさつに。県はいくつかに分かれていた移住などのセクションを一元化し、ワンストップで対応できるように見直したとのことで画期的な取り組み。人口減対策に対する並々ならぬ決意が感じられる。また、この日は神奈川県小田原市長も顔を見せられた。小田原市は神奈川県の県西地域の中心都市で、5月から単独で移住者受け入れの情報提供ブースを開設している。移住受け入れのためのポスターのシンプルなデザインがセンター内で話題に。宮城県角田市大友市長もセミナーに合わせて来訪。12日は宮崎市議会副議長の視察があった。 セミナー開催は、10日水曜日の宮城県角田市など10回開催された。角田市は「宮城で飲食店開業!社長料理人目指す人募集!!」をテーマに地域おこし協力隊5名を募集した。地域での雇用を作るために角田市の農産品を使った飲食店の開業を求めたものであったが広報の時間が短く、参加者は3名に留まった。担当は次につなげたいと決意を語っていた。12日は和歌山県が3階のグリーンルームで「わかやま『the仕事人』展」を開催。このセミナーは今年6月から来年3月までの間、「わかやま しごと・くらし体験」を2泊3日・無料で体験してもらおうという意欲的な企画で、6月のセミナーには35名の参加、今回は98名の参加と健闘した。今回は説明員の中に白浜町にあるパンダが多数いることで知られるアドベンチャ-ワールドの移住者である飼育員が参加したことが影響したようだ。県内各地での体験が可能となっている。 13日土曜日は山形県など5回の開催。山形県は「やまがたハッピーライフカフェ 山形おきたまのお仕事と暮らしにふれてみませんか?」を24名参加で開催。参加者の中にはネットを見て当日参加した人が10名、男女は女性14名、男性10名。Uターン希望者に比べIターンが多数。山形への移住ニーズが高まっているのか健闘した。長野県長野地域は「ぐるっとながの移住相談会‘19夏」を、長野市を中心に広域8自治体で開催、18名の参加。ユニークなテーマのセミナー開催で話題の佐賀県は「移住者ぞくぞく!さがMONTHLYセミナー第1弾 民間等経験者枠採用CAFÉ TIME説明会」を32名の参加で開いた。県庁の採用ホームページを見て参加した人は11都府県から。ゲストは愛知・兵庫からの移住者。自分の経験を赤裸々に語った。参加者の内訳は20代4名、30代18名、40代6名など。セミナー開催の一つのパターンとなるものと評価したい。宮崎県はみやざきならではのテーマで「みやざき波乗り生活 サーフィン移住~あったか宮崎ひなた暮らしMini相談会Vol.1~」を日向市・川南町が参加して開催。11組17名の参加。このセミナー毎年開催しており、定番化。今回のゲストは2名で、リアルな生活の変化を率直に語り好評。参加者も生活のあり方がイメージできたと喜んだ。埼玉県の「比企地域ではじめる農ある暮らし」は県農林部が主催。ゲストは東松山市に移住した人と東松山と東京の二地域居住の実践者がその暮らしを語った。11組12名の参加。就農相談は9月に予定。 14日日曜日は香川県と鳥取県が開催。香川県は「香川県UJIターン就職・転職セミナー」を8階で開催。3連休の中日で集客が懸念されたが予約者はほぼ参加の18組21名。男性がやや多く、女性は20代から30代。司会からは香川県は東京に遜色ないくらいに求人倍率が高く、地方の給与水準は東京の7割だが、香川はそれを上回るとの話が紹介された。個別相談も4ブースで行われ賑わった。鳥取県は「住む×働く×鳥取県移住フェア」を12階で開催。76組107名の参加。8階の「とっとり暮らしサポートセンター」に移住相談に来た人の参加もあり、次に繋がるのではと担当相談員は期待している。15日は連休の3日目であったが群馬県が「夢を叶える移住先 縁結びフェア~オールぐんま暮らしフェア2019~」を12階で開催。80組180名の参加と頑張った。11月にもオール群馬のフェアを計画している。

一週間で20回の移住セミナー開催

七夕も過ぎ、少し日が短くなり始めたようです。6日、7日は函館に行ってきました。29回目の唐牛健太郎氏の墓参です。1990年に、60年安保闘争の全学連委員長の墓を函館山の市民墓地に建立し、例年有志が相集い行っているもの。曇り空だったが雨もふらず良かったです。ただ8000人が参加する函館マラソンとぶつかり宿舎の確保などが大変でした。 先週は、いままでの記録じゃないかと思うが、一週間の移住セミナーの開催実績が20回に達した。6月は一週おきに開催数に波があったが、先週はそれにしてもの数でした。また、6月の移住相談件数が明らかになったが、4771人に達し、6月としては過去最高の数字となった。実績は、北海道・静岡・広島・高知の順で、工夫したセミナーを開催するなどそれぞれよく頑張った結果と評価したい。 視察・来客・取材は、3日に鳥取県日南町の町議会議員8名が視察、山形県庄内町の原田町長が来訪、会員化をめざしたいと語られた。取材が週刊ポスト・女性セブンがあり、いずれも8日発売号に掲載予定とか。5日は島根県の担当部次長、同課長が打ち合わせに。9日は、2月にお邪魔した茨城県大洗町の議員3名が視察に、長野県宮田村の村長も久しぶりに見えられた。ほかに宮城県副知事も初めて来られた。取材は西日本新聞が地方創生絡みで移住の相談状況のヒアリングに。 セミナー開催は、先に紹介したとおり20回と大賑わいであった。5日金曜日は、佐賀県が「OPTiM×SAGA未来を拓くAI・loTセミナー~佐賀発!農業革命~」を開催し、13名の参加。このセミナー前回に続くITを活用した農作業を紹介、特徴のあるセミナーとなっている。 6日土曜日は、10回の開催と新たにオープンした4階のセミナールームや12階のイベントスペースも使ってのフル回転で賑わった。まず、埼玉県が「あなたの知らない埼玉北部」と銘打って熊谷市・深谷市・本庄市・神川町・美里町・上里町・寄居町の3市4町が集まって初開催。昨年の体験ツアーの報告も兼ね、お試し住宅や仕事の体験ツアーの周知として開催。17組23名を集めた。千葉県館山市も「館山人とのご縁結び 幸せに暮らすアイデイアソンinTOKYO」を開催。青森県も青森県だから実現できる多様な働き方・暮らし方を紹介した「あおもり暮らしまるごと相談会」を開催し、2名のUターン者がゲストで自分なりの青森暮らしを紹介し、21組22名を集め、健闘した。静岡県は「静岡で海活。~マリンスポーツ&マリンレジャーのある暮らし~」を牧之原市・御前崎市・沼津市の参加で、昨年に引き続いてて開催。一方的に話すのではなくワークショップ形式で聞きたいことが聞ける方式で開催。8組10名の参加。鹿児島県は「見つけてみない?幸せなかごしまライフ」を女子会として開いた。好感度で、参加してよかったの声も。次に繋がるセミナーとなったようだ。焼酎の試飲もあった。宮城県は「第3回みやぎ移住セミナー」を松島市など9自治体が参加。40歳以下で東北を希望する人で、地方で輝きたい人に対象を絞って開催。12組16名の参加。富山県は12階のイベントホールで石井知事も参加する形で開催。3年目か。「暮らす働く富山まるごと相談会2019」として開催し、180組243名を集めるなど健闘した。Uターン希望者が多かった。長野県も12階で「信州で暮らす、働くフェア」を316名の参加者で開催。Iターン希望の初参加が多く、家族連れも目立った。東海・近畿エリアの「地方とつながる出会いの場!<移住>井戸端会議in東京」は4回目の開催。参加自治体も増えた。160名を超える昨年並みの参加を確保した。3階グリーンルームで開いた佐賀県・長崎県主催の「ながさき×さが合同Uターン・Iターン相談会」は4回目の開催で昨年並みの79組99名の参加者を確保した。熱心な参加者が多く、移住に前向きな相談が多い印象。 7日日曜日は9回のセミナー開催。まず、長野県飯山市は「北信州いいやまふるさと暮らしセミナー WHY IIYAMA?~私が飯山を選んだ理由~」は5名の参加と少なかったが車座になってじっくりと話し込んだ。石川県は「先輩と達人に学ぶ 石川県加賀暮らしのススメ」は17名の参加と健闘。金沢・白山・能登への移住者も決まるなど成果のでたセミナーとなった。茨城県は「いばらき暮らしセミナー ちょこっと田舎へすてっぷスキップ!リラックス暮らしの始め方」は水戸市・那珂市・高萩市・稲敷市・利根町・小美玉市など6自治体の参加で11名を集めた。これだけの自治体の参加するセミナーならもっと集めても、課題が残った。福島県は「ふくしま 七夕女子会」を開催。8名の参加と少なかったが、和やかな雰囲気のもと、それぞれが自分を語り、Iターンが多かった。広島県は「HIROBIRO.ひろしまinトーキョー カープ女子会リーダーがお届けする”七夕移籍の夜”」を昨年に引き続き開催、23名の参加。このセミナーはカープファンのセミナーで昨年の参加者の中から広島へ移住した人も出るなどユニークなセミナーの一つ。島根県は3階グリーンルームで「しまねUターンIターン相談会in東京」を開催。110組152名と昨年を上回る参加者を集め、実力を示した。香川県は「「香川県移住フェアin東京2019」を12階のカトレアサロンで開催。移住者の体験談も聞け、昨年を上回る150組200名を集めた。新潟県は「にいがたU・Iターンフェア2019」を若い人を中心に157組188名の参加。夏は2回目の開催。新潟県は冬にもU・Iターンフェアを開催している。岡山県も「来て!見て!晴れの国おかやま移住・定住フェア」を開き、この時期ならではの名産のマスカットを始めとしたぶどうの試食もあって賑わった。109組140名の参加。

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