ふるさとブログ

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9月の移住相談は4669件に

今回の台風19号で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。亡くなられた方々に対しても心から哀悼の意を表します。それにしても近年の自然災害の多さには驚かされる。北海道から九州まで、ここ数年で被災しなかった地域がないような状況である。とくに19号台風は10月に入ってからの台風で、これにも驚かされた。やはり地球温暖化の影響と言っていいだろうと思うが、日々の暮らしから持続可能な暮らしを心がけていくことが何よりも大切なことではないかと改めて思わされた。 この程、9月の移住相談件数が明らかになったが、なんと4669件と、9月としては過去最高の件数となった。とくに驚いたのは個別面談数が1879件と過去最高を記録したことだ。各県とも従来の倍増、さらに神奈川県のように前月比3倍増と昼食も取れないような忙しさとなった。これは9月6日金曜日の夜のNHKの「ドキュメント72時間」でふるさと回帰支援センターが取り上げられたことが大きかったようで、2週間後に再放送され、さらに移住相談が伸びた。あらためてNHKの影響力の大きさに驚かされた。相談件数の多かった県は広島・長野・静岡・佐賀・福岡の順で、個別面談の多さでは長野・静岡・福岡・広島・山梨の順となった。この顔ぶれは、人気ランキングの常連が並んだようで実力を示した。 来客・視察は、9日には山口県議会の総務・企画委員会の視察があり、率直な意見交換ができた。11日は結成30年を迎えた連合のレセプションが日比谷の帝国ホテルで午後1時半から行われ,OBの一人として江森事務局長とともに出席した。 15日は愛媛県東温市の4名の議員の視察があった。メンバーは副議長・議運委員長・監査委員・JAえひめ中央経営管理委員の方々であった。市議会の中心の方々で今後の取り組みに期待を持たせるものとなった。 16日は北九州市議会の宮崎議員の視察があり、問題意識の高さに驚いた。他に、岡山県菊池副知事、群馬県の山本知事の視察があった。山本知事とは1998年のCOP4(地球温暖化防止条約締結国会議ボン会議)でドイツのボンでお会いして以来。相変わらずのフットワークの良さで、なぜ群馬県が移住人気ランキングで14位に低迷しているのかと聞かれたので、県内自治体35団体の中でふるさと回帰支援センターの会員となって移住希望者の受け入れに努力している自治体が4団体に留まっていることが理由の一つではないかと話した。そうしたら、目の前で2つの自治体の首長に電話し、自ら会員化を要請。快諾をいただくなど本格的に移住・定住政策推進に取り組む決意を実践してみせた。 17日は茶どころで知られる岐阜県東白川村の全議員と村長が視察に見えられた。村長と全議員参加の視察は、数多ある議会議員の視察では初めてのケースで、置かれている現実の厳しさとやる気の強さに感じ入った。今後の受け皿作りに期待したい。 セミナー開催は台風19号の影響で12日の岡山毛県の「晴れの国おかやま『就農セミナーin東京』」ほか5回のセミナーと13日群馬県利根沼田地域の「季節の変化を感じて田舎暮らし~利根沼田で自分に合った働き方を見つけませんか~ぐんま利根沼田移住相談会」ほか2回のセミナーが延期ないしは中止となった。 なお、今週は19日、20日を中心に21回の移住セミナーなどが予定されている。内容などについては「ふるさと回帰支援センター」のHPで確認していただきたい。

厚労省が新規事業開始で説明会

今年は例年になく台風が多く、10月に入っても今週末に、また大型の台風が本土を直撃するようだ。場合によっては13日の日曜日に予定される日本VSスコットランドのラクビーも中止になるようだ。残念である。4日には厚労省が新たに移住希望地・移住時期が決まっている移住希望者の中で、いくつかの条件を満たしている「重点支援対象者」のための個別支援のための新規求人開拓や条件緩和交渉を行うことを決め、その説明会をセンターの移住相談員を対象に行った。厚労省も地方移住支援に本腰が入ってきたようだ。 来客・視察は、2日には福島県郡山市の品川市長が初めて顔を出された。郡山市は30万人を超える県中央に位置する中核市で移住人気も高い。この日は長野県伊南地域の駒ヶ根市・飯島町・宮田村・中川村の議員団の視察があった。この地域は移住希望者も多く、人気も高い地域で、率直な意見交換ができた。3日は福井県中村副知事、兵庫県金澤副知事、富山県朝日町の笹原町長、長野県阿智村熊谷村長の訪問を頂いた。4日は「まち・ひと・しごと創生本部」の木下総括官が着任以降、初めて視察に来た。8日は午前に三重県四日市市の「リベラル21」の6名の議員団の視察を頂いた。午後には新潟県魚沼市議会の遠藤議長外8名の視察を受け、今後の取組などの意見交換を行った。また、新しく市長に就任した山口県周南市の藤井市長も挨拶に寄られた。 セミナー開催は今週も多く、18回を数えた。まず、3日は香川県小豆島が2つの町の町長が揃って参加して「小豆島移住の手引」を初開催、18組22名の参加があった。4日は福島県南会津地域が「南会津の楽しい田舎暮らし。」を開催。7名の参加と若干淋しかったがゲストの四季のはっきりした会津の暮らしの報告に聞き入った。ゲストは山の中で暮らす30歳前後の地域おこし協力隊。佐賀県は「佐賀県移住体感ツアー連動セミナー~唐津市・多久市&鹿島市・白石町~」を開き、37名の参加。格安の体感ツアーのためのセミナーということで参加者が多かったようだ。 5日土曜日は8回の開催と賑わった。まず、北海道函館市が「はこだて暮らし~移住者の本音のハナシ」を開き、18組25名の参加。企画管理課が主催し、初参加の人が多かった。富山県朝日町は「富山でNOW!業しませんか!?」を町長も参加して開かれたが4名の参加と内容が良かったのに残念であった。参加者には自慢の新米が配られた。熊本県は「ぎゃんアッと!?くまもと!!~県央・天草編~『仕事✕暮らし』組み合わせは無限大」を開き20組26名の参加と盛況であった。栃木県日光市は「日光ではじめる起業と暮らし」をテーマに開催し、11組14名の参加。ゲストの移住者は、インバウンドで外国人の観光客が増加し、ビジネスチャンスも多くなっていることをアピールした。新潟県新発田市・胎内市は「新発田市・胎内市セミナー 若者✕仕事=働き方無限大∞」を開催し、6組8名の参加。主催者の想いがもう一つ伝わらなかったようだ。今後に期待したい。福岡県八女市・朝倉市が主催した「ふくおかよかとこ移住セミナーvol.3『就農―ふくおか農業人のすすめー』」は8組9名の参加。福井県は「しあわせふくいとの新しいかかわり方・くらし方フェア」を12階ダイヤモンドホールで開催。昨年を上回る144組202名の参加。VRを使い、地元とつなぎ、バーチャル体験もできるなど工夫を凝らした。家族連れも多かった。また、3階のグリーンルームでは新潟・福島・茨城・栃木・群馬の5県が「見て!聞いて!都心に近い田舎でのびのび子育てライフ!移住交流フェア」を開催し、そこから足を伸ばした参加者もあった。5県のフェアは参加者が36組54名に留まるなど、それぞれの県の特徴がうまく表現できていなかったなど課題を残した。 6日日曜日の鹿児島県の「クリエイトライフinかごしま~鹿児島でクリエイターはできる!~」は11組12名の参加。富山県の「TOYAMA DE LIFE SHIFT(3)とやまで子育て」は4名の参加と苦戦。ゲストは移住2年半の元気な女性だった。青森県弘前圏域・五所川原圏域は「青森暮らしセミナー ~青森県のひだりがわ編~青森県のひだりがわで楽しむ人たち~」を14市町村が参加して開かれた。参加者は残念ながら14組15名であったが、青森らしさが出た意欲的な企画であり、懲りずに、移住希望者の理解が深まるまで粘り強く取り組んでほしいと切に思う。まだ、主催者の思い込みが強すぎたかも。滋賀県は「#ほどほど田舎 ほどほど都会 滋賀移住ラボ ~伝統工芸 ~信楽焼編」を開催し、11組12名の参加。このセミナー3回目の開催。継続的な開催は、集客にとってもプラスに働いているようだ。鹿児島県奄美大島は「鹿児島県龍郷町地域おこし協力隊募集説明会」を開き、8組10名を集め、健闘した。山梨県は「富士の国山梨移住相談会」を開き、46名の参加と健闘した。佐賀県は「人生に新たな価値創造を!佐賀のIT企業にJOB CHANGE」を地元の2社が参加して開催したが4名の参加。ただ4名とも本気で、実のあるセミナーとなった。

移住セミナー、1週間で21回開く

10月に入ったが残暑がまだ残り、昼休みともなれば有楽町は半袖のサラリーマンが闊歩している。W杯は過日のアイルランド戦で日本が勝ち、ムードはヒートアップ状態、今後の展開に目が話せない状況になっている。 先週は、なんとセミナーが初めて21回も開催され、週末のセンターはNHKの「ドキュメント72時間」効果もあって大賑わい。各県の移住相談ブースも大忙しの状況が続いている。まず、9月26日は山口県が「やまぐち暮らし夜の相談会+やまぐち移住創業相談会in東京」を予約制で開催。4名の参加で移住相談や起業相談を行った。起業については200万円✕10名の今年度枠はすでに締め切った。 27日は、神奈川県がいつもの「ちょこっと田舎な神奈川の農ある暮らし」を24名の参加で相模原市・山北町・愛川町・二宮町が出席して開催。賑わった。和歌山県は19名の参加で「TURNS✕W 和歌山の『食でつながる人とまち』~クラフトビール移住~」を開催。宮崎県は「『継業』について学ぶセミナー 宮崎県内の後継者を探すお店や会社・農業を引き継ぐには?」には20名以上が参加して、県内の継業のための具体的な5事例が紹介され、参加者も多かった。 28日土曜日は8回の開催と多く、まず静岡市が「静岡市創業セミナー」を個人面談方式で行い、3組4名の参加があった。この中では飲食業での創業などの希望が出され、腰を据えた相談が行われた。新潟県は「にいがた住宅事情~新潟で見つける『ちょうどいい』住まい~」は18組23名の参加。個人面接を目当てに参加した人が多く、自治体も新潟市と三条市が出席、実りある相談会となった。石川県能美市は初めての開催で「子育て✕移住フェア」を行い、8名の参加と健闘した。継続した取り組みが望まれる。愛媛県は「愛あるえひめ暮らしセミナー 就職先の探し方編」を開き、Iターン者2名を含む20名の参加。岐阜県飛騨地域は「飛騨地域『仕事』と『暮らし』相談会~飛騨高山・飛騨古川・下呂温泉・白川郷~」を開いたが3名の参加に留まった。地方暮らしをめざすためには魅力的なところではあるがセミナー開催にあたっての準備不足が否めず残念だった。香川県三豊市の「みとよ暮らしの手引き」は15名の参加と健闘した。福島県県南地域は「福島県白河地方 地域のキーパーソンによる個別相談会」を開催したが具体性に賭け欠け、苦戦した。広島県北部地域は「ひろしまで始まる新しい食と農業~山の恵みでワールドカフェ&食の仕事・個別相談会~」を35名の参加で開き、盛況であった。参加自治体は三好市・庄原市・安芸高田市・安芸太田町・北広島町で1部はジビエを含む食材を囲み、懇談。2部は個別相談会の形式で行われた。さすがの集客であった。 29日日曜日は9回の開催でこの日も大賑わい。まず、福井県が「地域おこし協力隊・農林漁業コラボセミナー」を開き、5名の参加。栃木県は「県央エリア版とちぎ暮らしセミナー『宇都宮のトナリ』~宇都宮と隣接3市町比べてみました~」を開催。参加自治体は西隣りの鹿沼市・東隣りのさくら市・南隣りの上三川町でそれぞれの地域の特徴が紹介され、アットホームな雰囲気がでた、にぎやかなセミナーとなった。15名の参加。山梨県は「第5回やまなし暮らしセミナー 韮崎市・北杜市合同移住相談会2019」を開き、人気の自治体版ということで38名の参加。奈良県は「第8回奈良で働く相談会in有楽町」を開催し,Iターン希望の夫婦をはじめ6名の参加。首都圏で働く関西圏出身の人が多かった。三重県は「あなたが作る、新たな価値~三重での継業という生き方~」をテーマに開催し、2名の参加だが、仕事があれば南伊勢町にUターンしたいなど本気度の高い人が来た。京都府は「あなたの目指す農スタイルは?~生涯現役!YouTuber専業農家or小さな農ある暮らし・半農半X~」がテーマで夫婦での参加が多く、11組13名と健闘した。特徴のあるセミナーで京都らしさが出た。埼玉県は「移住支度金&地域おこし協力隊働き方セミナーin有楽町」13組17名の参加。面談希望者が多かったようだ。これも健闘したといえよう。長崎県は12階のカトレアサロンで「しまの暮らし相談会」を開催。37組60名の参加。昨年比で見ると参加者が若干減少。当日、人気の五島列島が別な会場でもセミナーを開催するなど課題が残った。しかし、それでも五島列島のブースには相談者の列ができた。この人気は人が人を呼ぶ、好循環の輪ができていることにあるようだ。また、長崎市はこの夏、駅前ターミナルにテントを開いて移住相談を開き、県内でも話題になったようだ。最後は山口県が「第3回やまぐちYY!ターン『やまぐちで学ぼ!』」を31組36名の参加で開き、自治体は子育て教育で特徴的な取り組みをしている光市・周防大島町が出席。周防大島町は周防大島高校生がプレゼンを行うなど特徴を出した。 視察・来客・取材は、9月25日に岩手県雫石町長が来訪。雫石町は4月からブースを開設し、移住情報の提供に努め、移住者の受け入れに積極的だ。また、過日3選なった宮城県加美町長にも来訪いただき、意見交換した。26日は和歌山県担当課長も打ち合わせに見えた。この日は朝日新聞の取材もあった。28日は山口県周防大島町議員と懇談。10月1日には宮城県佐野副知事の訪問があり、東北各県の移住動向などを意見交換した。

W杯ラクビーを横浜で観戦しました

今年は台風の当たり年のようで、毎週のように日本列島を襲っている。今度は17号で日本海を北上し、熱帯性低気圧になったが北日本から北海道へと向っている。収穫間近のりんごなど農作物への影響が心配される。こうしたなかで、ラグビーのワールドカップが20日に開幕された。ふるさと回帰支援センターの顧問をお願いしている嶋津昭さん(元総務相事務次官)が組織委員会の事務総長をされている関係で、より身近なものとして関心を持ってきた。22日には横浜日産スタジアムでのスコットランド対アイルランド戦を観戦した。かつて、関東大学リーグ戦などを時々秩父宮ラクビー場や国立競技場に観に行った。今回は本場のラクビーで、結果は優勝候補のアイルランドの一方的な試合となったが本物の肉弾戦を堪能した。初のアジア開催のW杯、近年実力をつけてきた日本がどこまで頑張れるか興味が尽きない。 視察・来客・取材は、9月24日に前全国市長会会長の森民夫さんが顔を出された。森さんは長岡市長を4期され、その間2期全国市長会会長をされた。彼とは、彼が建設省住宅局の頃に知り合い、新宿ゴールデン街などで酒を酌み交わし、語り合った中である。 セミナー開催は、9月18日は水曜日にもかかわらず、3県がセミナーを開催。福島県が「ふくしまワークセッションvol.2ふくしまでリモートワーク」。広島県竹原市が「HIROBIRO.ひろしまinトーキョー“幸せのハート探しin竹原”」を開催。観光船の船長・空き家を改修したレストラン経営者・古民家カフェ・道の駅レストランのシェフなどの起業家の経験談を聞きながら竹原市での暮らしを紹介。22名の参加と盛況であった。北海道が「北海道とつながるカフェ みそぎの郷でおもてなしナイト」を開催。今回は新幹線が停まるまち・木古内町へUターンした女性の観光コンシェルジュがゲスト。16名の参加と健闘。この「北海道とつながるナイトシリーズ」は企画もよく、期待が持てるセミナーとなっている。 21日土曜日は北海道が「北海道移住セミナー~北海道で暮らしたい。働きたい。遊びたい。学びたい~」を開催。旭川市・千歳市・上士幌町・名寄市が参加し、27名の参加と大健闘。山形県東南村山地域が「やまがたハッピーライフカフェ~やまがたの仕事と暮らし~」を開催し、15組18名を集めた。このセミナーには山形市・上ノ山市・天童市・中山町・山辺町が参加。移住者が移住者目線でセミナーチラシを作成するなど盛況であった。長野県は「小海町・南相木村 移住相談カフェ」を開き、16名を集めた。栃木県那珂川町は「寒暖差が美味しさの秘訣!栃木県で有機農業始めませんか?新規農業セミナー」を10名定員で開催。現地とテレビ中継でつなぎ、移住して有機野菜を栽培している方の実践報告も聞いた。10月にはグリーンツーリズムの一環として現地体験ツアーも計画。山形県遊佐町は「ゆざを楽しむ愉快な仲間達vol.7」を開催。定員15名のところ18名の参加。遊佐町は昨年は5回のセミナー開催に挑戦。成果を上げ、今年も11月と来年1月にも開催予定。本気の移住者受け入れが話題となって、成果を上げている。ゲストはIターン者だが父が鶴岡出身で夏休みに遊びに行き、遊佐町の人柄に行かれて移住したとのこと。茨城県は「いばらき農業アカデミー 農業体験講座 就農セミナー」を開き、13名の参加と結果を出した。今後2ヶ月に1回のペースで定員10名の参加費3000円で農業体験ツアーを計画中。詳しくふるさと回帰支援センター内いばらき暮らしサポートセンターへ。 22日日曜日は岐阜県が「TURNSのがっこう~岐阜科~3限目『空き家の利活用』」を満員御礼の30名弱を集めた。

8月の相談件数が初の3000件超え

先週、関東を襲った台風15号は千葉県を中心に大きな被害がでている。とくに送電線などの倒壊による停電は地域に深刻な影響を与えている。マスコミ報道によればこの送電線、強度は風速40メートルを想定して造られており、近年の台風の大型化には対応できないことが今回の台風で明らかになったようだ。昨年の北海道地震によるブラックアウトによる停電といい、自然災害が日本列島全体を襲っている感じでいつ、どこで、何があっても不思議ではない感じとなっている。 NHKの「ドキュメント72時間」が14日の昼に再放送されたが、これでまた相談者が目に見える形で増えており、相談部門では嬉しい悲鳴が上がっている。さすがNHKの影響力はすごいと改めて感心している。 8月の移住相談件数が明らかになった。3225件と8月としては初めて3000件を超えた。例年、8月はお盆休みがあり、稼働日が少ないことから昨年は2816件、一昨年は2483件に留まっていた。3000件超えの実績はすごいことで、頑張った県は広島・長野・愛媛・福岡・山口の順となっている。猛暑の中の各県の頑張りに敬意を評したい。 視察・来客・取材は、また、山形県市町村化地域活力創造室長の来訪もあり、東北全体の移住動向とその中における山形県の状況を話し合った。13日は神奈川県大磯町のNPOと意見交換。本格的に移住政策にも取り組みたいとの話があり、意見交換した。17日は久しぶりに山形県白鷹町の議員団が視察に来た。町議全員参加の視察で意気込みを感じさせた。 セミナー開催は.ふるさと回帰フェアも終わりホッと一息という気分であったが、先週も12回の開催で盛り上がった。まず、恒例化している新潟県の「にいがた暮らしナイター相談会」。この相談会、水曜日のノー残業デーに完全予約制で夕方5時半スタートの個別相談会。今回も5名の参加。中身の濃い相談会となっている。13日は岐阜県が6時半スタートで「若者ガヤガヤ会議in東京」を開き、9名の参加。岐阜出身者で30歳までの方を対象に開いたもので、自治体などが移住を呼びかけているが、誰に向かって、何を求めて政策を打っているのかわからない。メッセージが伝わってこないなど率直な意見が出された。14日土曜日は7回のセミナー開催と賑わった。まず、長野県飯山市は「田舎暮しはラクじゃない?!~めんどくさがりやの古民家移住体験談~」を開催。10名の参加。ゲストはニューヨーク生まれの日本人。各地で古民家を探したが結局、ここ以上のところはないと飯山に決めたとその良さを語った。岩手県県南地域は「南いわて暮らしセミナー」を14組18名の参加で開催。花巻市など5市3町が参加。企業も5社が来て、求人募集を行った。本気度の高い参加者が多く、応募者も出て、成果のあったセミナーとなった。埼玉県は「林業後継者募集 川越&比企エリアで見つける!あなたらしい暮らし~移住✕クリエーター編~」を川越市・東松山市など2市4町1村の参加に20組24名が集まった。このセミナートークセッションと交流会の二部構成でそれぞれの地域の暮らしを語った。群馬県は「群馬県地域おこし協力隊募集相談会」を開催、27名の参加。大賑わいとなった。山形県大江町は「先輩移住者と話せる!やまがた就農就農セミナー」は3名の参加と苦戦。粘り強い組みが求められる。 佐賀県は「さがMONTHLYセミナー第2弾!さが暮らしセミナーin東京」を初めて開催。なにか特徴のあるセミナーをと計画したもの。佐賀に就職したい人のためのツアーも計画している。福島県は「福島圏域移住・定住セミナー相談会 5人の先輩移住者が語る『私たちが移住した理由』」を20名弱の参加で開催した。参加自治体は福島県北9市町村と宮城県1市。各自治体ブースでの移住相談、先輩移住者のトークセッションと盛りだくさん。意気込みを感じさせる企画であったが集客がいまいち、工夫のいるセミナーであった。 15日日曜日は北海道の十勝東北部移住サポートセンターが「冬もあおぞら!雪の少ない・北海道十勝で暮らそう~本別町・足寄町・陸別町~」を予約8名、15名の参加で開いた。セミナーのネーミングが良かった。岩手県は「みやこにおでんせ!~宮古市地域おこし協力隊募集&移住相談会~あなたの『知りたい』に『答えます』」は初めての開催で18組20名の参加。これからに期待したい。佐賀県は「【満員御礼】ITエンジニア街コン【~佐賀と出会う一日~】」は12階のカトレアで90名の参加で開催。会費1000円で軽食付きでIT関係の人とそのような人に出会いたい人のイベント。新しい取り組みに注目したい。

「ふるさと回帰フェア2019」に8791人が参加

昨日の台風15号は関東地方を直撃した。3年ぶりとのこと。朝からJRを始め、私鉄も運休し、首都圏は大混乱。ただ西武鉄道は若干の遅れが出たがほぼ通常通りのダイヤで運行。この違いは一体何なのか、国民の足である公共交通機関が、いとも簡単に計画運休する、これで公共交通と言えるのだろうか。是非、識者に聞いてみたい。西武鉄道にできて、なぜJRにできないのかを。定刻運行に命を賭けていた国労(国鉄労働組合)が頑張っていた頃を知る者にとっては違和感がある。JRなどはお金儲けだけではなく、本来の業務に徹していただきたい。 「ふるさと回帰フェア2019」は無事終了した。西日本エリア、東日本エリアをあわせて、移住相談相談コーナーのみの比較では8791人と昨年と比べて51%と大幅に減った。これは会場の関係で、参加自治体を会員自治体限定にした関係で昨年比116団体少なく、会場も12階ということで少し入りにくかったようだ。こうしたことにより各県の相談件数は概ね昨年比では少なかったが、その分相談内容は時代を反映し、移住を前提に具体的で、しかも子供連れなど家族連れが多かったという声が聞かれた。とくに、キッズスペースは終日満員の状況であった。こうした中で、福岡県や高知県、広島県などは健闘し、福岡県は過去最高の件数に達し、長野県は昨年に負けない相談件数に達したようだ。また、関係県や自治体などの協力を得て有楽町駅前にテント村をつくり、さらに東京交通会館1階のマルシェスペースも確保し、物販の販売などを行いながら12階への誘導を図ったが、それは思ったほどの成果には至らなかった。それぞれの客筋は別だったようだ。ただ参加した自治体の反応は概ね、昨年ほどではなかったが熱心な相談者が多く、手応えのあるものであったと評価していただいた。また、6日夜のNHK「ドキュメント72時間」は見た人も多かったようで「ここだ」「ここだ」と訪ねてくる人が今日もあった。また、この番組は14日土曜日11時25分から再放送される。見られなかった方々には是非見ていただきたい。 視察・来客・取材は、9月5日に広島県地域政策部の西野部長と栃木県岡本副知事の来訪があり、それぞれ意見交換をさせていただいた。6日は北陸中日新聞の論説委員の取材があった。さらに、岡山県の県民生活部の房野部長の訪問もあった。7日は東京新聞の水野記者の取材もあった。この日は夕方から有楽町の朝日ホールでテーマを「なぜいま若者は地方をめざすのか」にした前夜祭が行われ、416名の参加があった。10日は読売新聞大阪本社経済部の取材があった。 セミナー開催は、先週は「第15回のふるさと回帰フェア2019」があった関係で開催されなかった。ただ、7日は西日本エリアのフェアが3846名の参加で開催され、8日は4171名の参加で東日本エリアのフェアが開催されたので、8階の移住相談エリアは通常の出勤体制で移住相談業務を行った。

50年ぶり、あんた!変わんないね

いよいよ週末の9月6日が前夜祭(有楽町・朝日ホール)、7日が西日本エリア(東京交通会館12階)、8日が東日本エリア(東京交通会館12階)を対象にした「ふるさと回帰フェア2019」が間近に迫った。初日の6日の夜の10時50分からの「ドキュメント72時間」で「さらば東京!移住相談センター」でふるさと回帰支援センターが取り上げられるので、集客が読めず、心配している。 最近、多くの県の自治体担当者が出張して来て、各県の移住相談デスクで「個別移住相談会」を開いている。9月1日の日曜日も長野県の佐久市・松本市が、群馬県が日曜日U・Iターン就職相談会を、宮城県の角田市が、滋賀県は高島市が初めて開催。とくに高島市は4名の移住相談者が来て賑わった。一歩踏み込んだ新たな試みが始まっているといえる。 視察・来客・取材は、8月28日に7月6日号の週刊「東洋経済」の第56回ひと烈風録に私が紹介されたことから、なんと50年ぶりに早稲田時代の友人が訪ねてきた。開口一番、「あんた!変わんないね」。他に「まち・ひと・しごと創生本部」の木下総括官と面談。創生本部は前任者以外、歴代厚労省出身がそのポストに座ってきた。今回の木下さんも前年金局長ということで厚労省出身。自治労時代に厚生省を長い間担当してきたこともあり、共通の知人も多く、率直な意見交換ができた。 セミナー開催は16回と多かった。まず、28日は18時39分から佐賀県が「それぞれの開業Story 佐賀でゲストハウス始めました!」を20組23名の参加で開催。3名のゲストが知人友人に声をかけたこともあって大いに盛り上がった。佐賀のセミナーは企画が面白い。30日も佐賀が「佐賀で”咲くCession”~感性を活かす手シゴトはいかが~」で7名の参加。ゲストは庭師とラーメン店主。この日は広島県も「HIROBIROひろしまinトーキョー~移住者の妻たち編~」を開催。広島らしいテーマで8名の参加。ゲストは2名で1名の方は夫がUターン。不安いっぱいで広島まで行ったがという話しで盛り上がった。 31日土曜日は7回、まず石川県が「<町家・古民家・空き家セミナー>~石川県の古きよき住まい~」を開いた。参加者は幅広い世代で40から50代が多め。金沢の町家と能登の古民家が紹介され、石川県の良さが発揮されたセミナーで42名の参加は納得できる企画であった。長野県は「ゼロからはじめる農ある暮らし 楽園信州移住セミナー」を31組41名の参加で開催。このセミナー、県がテーマを提案し、自治体が応える形で開催されている。今回は、須高地域、飯田市・中野市・茅野市・辰野町・飯島町・池田町・山ノ内町が参加。福島県は「会津若松市移住セミナー スマートシテイAiCTの”なか”の人に聞く~新しい働き~」をエンジニア限定で初開催。5組6名の参加。数名の移住希望者もあって成果があった。山形県は「山形県鮭川村移住セミナーvol.1『協力隊と子育て支援』」を初めて開催。10組12名の参加と健闘した。ファシリテーターをやった協力隊が頑張った。長野県松本市は「松本で働く。松本市転職セミナー」はそのものズバリのテーマで、20組26名と人気の自治体だけあってそれなりの集客を勝ち取った。青森県つがる市は「青森県つがる市こんなまちに住みたい!ワークショップin東京」を16組17名の参加で初めて開催。つがる市をどんなまちにしたら、どうなるのかなどを想定したワークショップが面白かった。移住希望者よりも少しライトな層も参加して実りあるセミナーとなった。高知県は3階のグリーンルームで「#私の働き方改革~高知の場合~」を高知市など3市4町の参加で開催。Uターン就職から地方公務員の中途採用枠の話し、大学から森の幼稚園までの地域の学校の生の声まで聞けて、高知まるごとフェアと言う感じのセミナーを開催。66組77名の参加。盛りだくさんのテーマで頑張った。 9月1日も6回の開催と盛り上がった。北海道上士幌町は「都会と田舎 何が違う?上士幌暮らしの生活事情」を20名の参加予定で開いた。上士幌は道内でも人気の自治体でふるさと納税でも上位をキープ、知られた存在である。新潟県は6月に開いたセミナーが好評だったので追加開催!として「にいがたで探せる!ちょ~どいい暮らし~私好みの移住体験ツアーを考えようvol.2~」を開催。13組20名を集めた。静岡県は「多世代が暮らすまち熱海・伊東」を20名の予約制で初開催。人気が高く、すぐに満員となった。熱海市は6日の前夜祭のパネルに熱海再生のために頑張った市来氏が登場する。乞うご期待!!他に、岩手県雫石町、滋賀県、香川県がセミナーを開催した。

9月6日のNHKドキュメント72時間にセンターが登場

NHKの毎週金曜日の夜10時50分からの「ドキュメント72時間」という番組があるが、9月6日に「さらば東京!移住相談センター」というテーマでふるさと回帰支援センターが取り上げられる。是非、見てほしい。 https://www4.nhk.or.jp/72hours/x/2019-09-06/21/18685/1199268/ 東京はめっきり朝夕涼しくなってきている。15回目となる「ふるさと回帰フェア2019」まで2週間となり、慌ただしさに拍車がかかっている。とくに東京交通会館12階での開催は初めての開催となることから人の流れをどうするのかが課題となり、その対応に苦慮している。また、12階の会場への誘導のためにJR有楽町駅前の広場に10張りのテント村と東京交通会館1階のマルシェスペースで各地の果物や野菜などの販売を予定しているがまだ最終の配置の確定がなされておらず、気をもんでいる。 視察・来客・取材は、8月21日に福井県が組織改革を行い、新たに移住・定住担当となった交流文化部長が顔を見せられた。また、徳島県議会総務委員会8名の視察、宮崎県議員2名の視察があった。22日は出身地の福島県いわき市の応援大使を仰せつかっている関係で市の交流の夕べが新橋第一ホテルで開かれ、出席。23日は和歌山県移住担当局長が24日の初めての山梨県とのコラボによる移住セミナー「東と西のSweet Life~フルーツのある心豊かな生活~」に参加のために来局され、久しぶりに意見交換を行った。また、この日は初めて婦人公論9月号に「ふるさと回帰フェア2019」の開催広告を打ったことから編集者と打ち合わせを行った。27日は前回のブログで紹介した民間法人による移住セミナーなどにおける「サクラ動員」に対する対応について内閣府とその善後策について打ち合わせを行った。 セミナー開催は12回で、23日夕刻からは北海道留萌中北部地域(遠別町・天塩町・初山別村・羽幌町・苫前町)の「行きたい!住みたい!夕日絶景のオロロンライン~5町村合同セミナー~」が行われ、16名の参加と健闘した。このセミナーのサブタイトルは北海道移住への架け橋で、ゲストは遠別町に地域おこし協力隊としてUターンし、ウェイブメデア「遠農物語」を運営している原田氏であった。長野県駒ヶ根市の「【駒ヶ根暮らしセミナー】駒ヶ根で『しごと』探しませんか?」には12組16名の参加。地元の特産品の提供もあってアットホームなセミナーとなった。 24日は静岡県が「オリンピック・パラリンピック間近!一足先に楽しむサイクリングライフ」を移住セミナーの裾野を広げることを狙って開催され、サイクリングに興味のある7組9名が参加。栃木県は「いちご生産量日本一のとちぎでいちご農家はじめませんか?」と栃木の強みを生かしたズバリのテーマでセミナーを開催し、10組13名を集めた。3組が就農を決意し、熱心に話に聞き入っていたことが印象的であった。上記で紹介した山梨県・和歌山県のコラボセミナーは27組33名の参加。山梨県からは甲州市・山梨市・笛吹市が、和歌山県からは有田市・田辺市・串本町が参加。新潟県の「南魚沼・湯沢あとつぎベンチャーセッション」には16組17名が参加。この地域、後継者不足が課題となっていることから、「あとつぎ」として事業承継やベンチャー起業家のトークセッションを行った。香川県は「U・I(うどん・いりこ)ターン応援女子会~“香川”で見つかる理想の暮らし~」を開き、11組13名の参加。女子会であったが、家族連れの参加が目立った。 25日日曜日、静岡市の「私が静岡市を選んだ理由~静岡市起業セミナー~」には7名が参加。市の商工会議所の協力を得て開催。青年部には起業した人が多く、その経験を学ぶなど手応えのあるセミナーとなった。継続した開催が期待されている。山形県西村山地域の「やまがたハッピーライフカフェ 緑と澄んだ空気のある暮らし~農あるまちでのライフスタイル~」には10組15名の参加。ゲストは2名の移住者で、県の公益財団のやまがた農業支援センターの研修生として学び、就農した千葉出身のさくらんぼ農家と三重出身で地元の東北芸術工科大を出て、朝日町の地域おこし協力隊から定住したデザイナーがそれぞれの暮らしを語った。長野県佐久市は「佐久市移住セミナー 経験者に聞く~SAKU de 子育て~」を開催し、11組21名と健闘した。子育て世代に限定したセミナーで参加者は30代から40代が中心。ゲストはファミリーで移住した人など3名。人気を感じさせるセミナーとなった。岩手県は「イーハトー部文化祭!?『わたしの岩手』を語る会~ツアー先輩移住者と交流しよう~」を開き18組20名を集めた。企画の勝利か。4回計画されている「岩手で『暮らす・働く・生きる』先輩移住者とめぐる旅」を紹介することを通して移住者目線で岩手の魅力や暮らしを考えるセミナーであった。山口県も「“きれいに、輝き、かしこく・かせぐ”~やまぐち農林業女子のステキ・スタイル~<やまぐち移住就業セミナー相談会>」を開いた。

7月、移住相談が5000件を突破した

18日の日曜日、恒例にしている目標1万歩の散歩で3匹のセミの亡骸を確認した。酷暑だった今年の夏もいよいよ往くのかと考えさせられた。11日から1週間のお盆休みも終わり、ふるさと回帰支援センターはこれから9月6日の前夜祭、7日の西日本エリアと8日の東日本エリアのふるさと回帰フェアの成功にむけて、一気に駆け抜けることになる。そうした中で、5年以内に地方移住をめざしているという女性の方から匿名の手紙を頂戴した。内容は民間企業が開催している移住セミナーについて、多くの場合、参加者がサクラというケースが多いという告発の文書であった。税金を使った移住セミナーや移住のためのツアーがこうしたサクラを動員した形で行われることは問題ではないかと指摘するものである。この話は2年前にもあり、各県に情報を提供してきたが、相変わらず同じことが行われていることに驚いている次第。今日来た長野県の担当課長も営業が来ていると語っていた。何らかの善処策を政府の創生本部とも検討したいと考えている。最近、高齢者などを対象にした詐欺行為が多発しているが、地方創生絡みの移住セミナーの参加者にサクラを動員して参加者を確保するなど許されることではなく、この国のモラルハザードぶりに驚愕している。 このように書いて、以下のことを紹介するのは憚れるが、7月の移住相談件数がこの程、明らかになったが、悲願であった月5000件の移住相談の達成を目指してきたがやっと5530件を達成することができた。このためには移住セミナーが56回開催され、そのうち12階での各県単位のセミナーが10回に達していた。喜ばしい限りである。移住相談が多かったのが長野県・富山県・香川県・群馬県・新潟県の順で、他に100件を超えたのが7県あった。 視察・来客・取材は、8月7日に山口県防府市議会議員7名の視察、長崎県佐世保市議会7名の視察、秋田県議会柴田議員の訪問があった。佐世保市は長崎県内で一番の移住実績を誇る自治体で移住に対する関心も高かった。9日は新潟県魚沼市議会副議長の訪問もあった。20日は長野県移住担当の出川課長の訪問もあった。 セミナー開催は、7日夕刻からの福島県の「ふくしまワークセッションvol 伝統✕新化『職人の技を生かし、革新に挑む』」を20代から50代の幅広い年代の16名の参加者で賑わった。酒づくりと民芸品つくりを例に、時代の変化の中でいかに継承していくかを巡って意見交換された。9日は岩手県盛岡エリアの8市町が参加して「盛岡エリアくらしホンネトーク」が初開催された。ゲストはたまたまIターンした人で、苦労話などが紹介された。とくに困ったのは、電話での話しでは相手の身振り、手振りが見えず、話していることがさっぱり理解できなかったことなどが紹介され、盛り上がった。初開催ではあったが参加自治体の満足度は高かった。23名の参加。12日は振替休日であったが新潟県・長野県・山梨県・静岡県中央日本4県合同移住相談会&セミナーが3階のグリーンルームで開催され、昨年を上回る102組152名を集めた。17日は新潟県上越市が「上越ふるさと暮らしセミナー“いいあんばい上越暮らし”」が開かれ5名の参加。Iターンした女性がもんぺ制作工房を経営しながらの上越暮らしを語った。北海道は「北海道移住支度金セミナー ~最大100万円をもらって東京圏から北海道に移住しよう!~」を開き、9名の参加。長野市は17日と18日の両日に渡って「長野を変えてみませんか?長野市地域おこし協力隊・応募前相談会」を開催し、8組9名の相談があった。 18日は大分県が「第4回おおいた暮らし塾in東京 大分県出身アーティストと夏のうちわを作ろう!」を中津市・臼杵市・竹田市・杵築市の参加で、夏休み特集のワークショップとして開催。20組24名を集めた。子供連れを想定したがシニアが多かったが参加自治体のブースは満席で手応えを感じたようだった。愛媛県は「愛あるえひめ暮らしフェア」を開き、87組104名の参加。県は年4回の同規模のセミナーを開催中。成果を上げている。

酷暑の中でも移住セミナーは盛況

酷暑の夏、梅雨が明けたと思ったら連日うだるような暑さが続いている。気のせいか電車は幾分空いており、ムードは夏休み気分。 香港は30年くらい前から気分転換によく訪れているが、ここに来て大変なことになっているようで、昨日はゼネストが決行された。ある種の無政府状態と言ってもいい状況だ。あのフリーな雰囲気が好きだったが、展開次第ではどうなるのか。そして、またしても若者の血が流されるのか。一方、日韓問題も抜き差しならない状況になっているようだ。新聞記事からの判断だが、なんか大事な一線を越えてしまったようで、着地点が見えなくなっている。何があっても、隣国という地政学的な条件は変えようがなく、相互理解に努力し、和解する以外にないのでは。 9月の「ふるさと回帰フェア2019」まで1ヶ月を切った。今年は国際フォーラムが来年の東京オリンピックの関係で使えず、集客のために有楽町の駅前に9月7・8の両日、テント村を開設し、東京交通会館1階のマルシェスペースも借りて、農産物の販売などを計画し、12階のフェア会場にお客さんの誘導を考えている。スペースがまだ埋まっていないので、各地のPRのために自慢の物産の販売を計画してはいかがでしょうか。早い者順で現在、募集中。問い合わせは事業部へ。 視察・来客・取材は、7月31日に香川県三豊市議会副議長、政策部長が視察。8月1日は新潟県上越市議会武藤議長、市議会事務局長の訪問があった。2日は宮城県色麻町早坂町長ほか2名の来訪があった。福井県定住交流課武部課長のあいさつもあった。その後、雑誌月刊「公評」の取材もあった。この日は、先の参院選で3回目の当選を果たした山田顧問のお祝い会もあり、出席した。6日は山形県南陽市みらい戦略課の山口課長の訪問が在り、改めて団体会員になり、本格的にふるさと回帰運動に参加したいと決意を語っていただいた。 セミナー開催は、先週は11回の開催で、2日金曜日夕刻からの北海道の「みなみ北海道で暮らしませんか」は知内町・木古内町の参加で相談者は4名。3日土曜日は長野県上田市の「~信州上田・大仕事相談会~仕事さえあれば移住したい人のための相談会」を開き、12組22名の参加。転職者向けの個別相談会で、上田市の社会人枠の公務員採用試験の説明もあり、参加者は真剣な人ばかりという感じであった。神奈川県の「第2回移住セミナーちょこっと田舎で自然豊かな神奈川で暮らす」は15組24名の参加。福岡県は「ふくおかよかとこ移住セミナーvol.2 就職・転職inふくおか」は26組34名の参加で、リピーターあり、Uターンあり、真剣味のある人ばかりで賑わった。 4日日曜日は山形県西川町が「山形県就農セミナー~西川町編~」を開き、2名の参加と苦戦したがじっくり話し込んだ。この地は名峰・月山の麓、月山を見ながら農業ができますが売りとなっている。岡山県倉敷市・総社市は「おかやま晴れの国ぐらしセミナー『古民家×移住』」は9組10名の参加。長野県は「本気のしごとスペシャルvol.1」は14組17名の参加。須坂市など15市町村が参加。転職完全マニュアルセミナーコーナーでは転職にあたっての具体的な対応の仕方も伝授され、好評であった。また、企業もUターン歓迎の4社が参加。長崎県は「長崎で働こう!U・Iターン転職個別相談会」を予約制で開催。満員御礼の14組17名を集めた。栃木県の「北関東最高級の『とかいなか』とちぎ県南大集合!あるある探検隊!」は22組25名の参加。6市町が参加。広島県は「ひろしま瀬戸内移住フェア 2拠点ワークラボ」を3階グリーンホールで開催。三原市・尾道市など県内7市町が参加。約100名の参加と頑張った。佐賀県は「ゼロからはじめる『やま』暮らし~山の魅力をEDITしよう!~」を佐賀のお山で地域おこし協力隊として活躍し、魅力あふれる山の仕事を取材してみませんか?と呼びかけ、9名の参加。今週は仕事関係のセミナーが多かったようだが、いよいよ本格的に移住を考える人が増えてきたのだろうか。

7月最後、多彩な15のセミナー開催された

東京は、やっと29日に例年に比べ8日遅れで梅雨明けした。そして、その日から満を持したように太陽がジリジリと照りつけ、この陽気は2週間続くとのこと。27日は、大阪が東京に先駆けて今年も「おいでや!!いなか暮らしフェア」を天満橋のOMMビルに全国から218自治体を集めて開催した。今年は移住者たちの物産ブースも20団体が参加し、賑わいに華を添えていた。天気の方は、昨年に引き続き2年連続で台風が来襲したが大きな影響もなく終了した。 視察・来客・取材は、24日に長崎県平戸市議会の議員団8名が視察に。平戸市は4月から東京交通会館の地下1階にアンテナショップを開設し、そのついでに顔を出したもの。26日は群馬県藤岡市高橋副市長が来訪。なんとか移住受け入れ自治体としての取り組みをと要請した。この日は雑誌「望星」の取材があった。記者は長野県への移住者で問題意識も的確で気持ちのいいインタビューであった。27日は日帰りで、大阪市で開催された上記のフェアに参加。西日本各地の自治体の方々と久しぶりにお会いし、ふるさと回帰運動の広がりを確認した。 セミナー開催は、先週は15回の開催で、25日の山口県は「やまぐち暮らし夜の相談会 YAMA JOB!ガイダンス 山口に移住して林業生活!はじめの一歩」を県内2地域の林業組合が参加して行われ、16組18名の参加と賑わった。日常的な山の管理の仕事が移住者の目線で紹介された。26日は愛媛県が「えひめの『住まい』と『お仕事』」セミナーin有楽町を8名の参加で開催した。 27日土曜日は7回とフル回転のセミナー開催となった。まず、栃木県が「見て触れて、とちぎの自然体験」と題した夏休みに栃木に田舎暮らしを体験しに来てほしいというタイムリーなセミナーを開催。7組14名で4名の子どもも参加。木工体験や昆虫研究家の話で盛り上がった。神奈川県は「第1回神奈川県移住セミナー  ちょこっと田舎で自然豊かな神奈川で暮らす」を18名25組の参加で開催。小田原市・三浦市・南足柄市・山北町・愛川町が参加。満員御礼の盛況となった。奈良県は「第7回奈良で働く相談会in有楽町」を予約制で開催。早々と満員になったが事前キャンセルや当日キャンセルが出て、3名の参加となった。参加者からは親身になった対応をいただき感謝している。益々奈良が好きになったとの声や奈良への移住の気持ちが深まったとの感想も述べられ、数は少なかったが手応えのある相談会になった。次回は9月にも同様の相談会が予定されている。北海道は「地域おこし協力隊合同募集フェア」を三笠市・倶知安町・福島町・知内町・鷹栖町・上川町・弟子屈町・別海町の8市町の参加で開き、23組27名の参加と賑わった。富山県は「TOYAMA DE SHIFT ②とやまで都会ぐらし」を開催し、ゲストは30代のダンサーと40代の映画とカフェの経営者でリアルな視点からの話で盛り上がった。神奈川県はこの日2回目の「第2回三浦市移住セミナー~三浦お試し居住のススメ(三浦Food付)~」を開き、16組21名の参加と健闘した。こちらのセミナーでは三浦弁当としてマグロかつと三浦野菜の弁当が配られ、好評だった。ゲストはトライヤルステイから2拠点居住を実践中の方と移住者が座談会形式でセッションを行った。最後は山梨県が「山梨で公務員になろう 山梨県・7市合同UIJターン公務員就職相談会」を開き、33名を集めた。 28日日曜日は、まず富山県朝日町が「お試し移住のハジメカタ~よくあるイナカの富山朝日町ふるさと暮らしセミナー~」を笹原町長も参加して開催された。参加者は9名で在日25年の中国人もおり、この夏にも訪れたいと気に入った様子であった。福井県は「ふくいのお試しを知るフォーラム~お試し居住で291(フクイ)を体験~」を開催し、県内11体験住宅の冊子を配布し、紹介した。8名の参加。長野県伊那市は夏休み企画として「伊那市の生きる力を育む教育~地方でこそ探究型の学びができる~」として、アクティブラーニング×総合学習をテーマに事前申込制で開催。18組27名の参加と大成功。伊那小の校長も参加してその実践を語った。和歌山県は「紀州わかやま発『新しい生活のヒント』~わかやまの森林、林業、山村と暮らしを愉しむ人たち~」を14名の参加で開催し、地域の特性を発揮したいい企画であった。滋賀県は「#ほどほど田舎 ほどほど都会 滋賀移住ラボ~歴史・文化編~」を15組17名の参加で開催。滋賀の歴史と文化を学び、そうした暮らしに思いを馳せた。最期は今年3回目を迎えた東北フェア「第3回東北U・Iターン大相談会~暮らす・働く・楽しむ~」は参加自治体が昨年比若干多い79自治体。参加者は196組256人。これから夏本番を迎える東北、その良さが表現できたフェアであったかと問えばもう少しの感があったが、ゆっくりではあるが東北各県の移住の取り組みも動き出した感のあるフェアではあった。 海の日に開催した群馬県は前回取り上げた。17日は広島県が「HIROBIRO.ひろしまinトーキョー 瀬戸内7島2泊3日移住~ウルトラマラニックと10のなりわいづくり~」を8名の参加で開催。企画は良かったが集客はもう一つであった。この日は、新潟県も恒例となった定員4名の「にいがた暮らしナイター相談会 転職・暮らしの個別サポート」を開き、20代2名、30代1名の3名の参加。このテーマでこの参加人数、丁寧に育てたいセミナーであった。19日は近畿・東海エリアの「夜の《移住》井戸端会議~地域を知ると行きたくなるディープな旅の案内編~」を開催。このセミナー、移住体験ツアーを計画するセミナーで初開催。参加者4名と寂しかったが5府県の移住相談員も参加して濃密なセミナーとなった。 20日土曜日は、石川県の「そうだったのか!石川県・能登暮らしのホンネ」ほか4つのセミナーが開かれた。石川県のセミナーには10組12名の参加。ゲスト2名も移住者で率直な意見交換ができた。北海道は「輪になって語ろう!北海道の農林漁業の働き方★暮らし方」を開催し、8名の参加。参加は少なかったが、農家の一日の暮らしや冬の過ごし方など具体的な暮らしの紹介などがあり、中身の濃いセミナーとなった。高知県は「第2回こうち東部移住フェア~8人の先輩移住者とまったりおはなししましょう~」を室戸市・東陽町など8市町村の参加で開催。16組19名の参加。熊本県・鹿児島県は「くまもと・かごしま お国自慢交流会~比べてわかる九州の暮らし~」を初開催。26組30名を集めた。山口県は「第2回やまぐちYY!ターンカレッジ やまぐちで創ろ。IWAKUNI ARCH BREWERY Special Talk Seminar」を、創業をテーマに開催。35名の参加。ゲストは岩国市にアメリカのビール文化をとクラフトビールを手がける兄弟の兄が参加し、盛り上がった。地域事情を踏まえた挑戦で注目される。 21日日曜日は徳島県が「『徳島で働く』がテーマの移住セミナー『とくしま仕事オールスターズ』やります!」を開催し、予約が9名のところ、17組24名の参加と大健闘。徳島県の移住相談ブース「住んでみんで徳島で!移住相談センター」では小林陽子徳島県移住アドバイザーが個別相談を行うなど、フル回転の忙しさであった。三重県は「Meet Mie Café Vol.4 伊勢志摩LIFEを知ろう うみの町で暮らしませんか?」を開催。7組の参加ではあったが従来よりもさらに深く突っ込んだ真剣な話しとなり、8月には現地を訪問したいという参加者もあり、成果のあったセミナーとなった。大分県は「おおいた就農・就職フェア×第3回おおいた暮らし塾」を12階イベントスペースで49組58名の参加で開催。昨年は11月に開催したが今年は夏にと開いたもので、大分市・中津市など9市2町が参加。農・林・漁業、畜産・しいたけ就業から企業就職までの相談を受けた。参加者は49組58名と天気は悪かったが昨年並の参加者を確保した。

静岡市、ブース開設5年で成果あったと総括

今日はもう大暑。昨年の今日は、東京の気温は39℃だったとか。今年は27℃。梅雨寒がまだ続いていると言ってもいいのでは。学校も東京は夏休みに入ったようで幾分人が少なめで通勤も楽になっている。参院選挙は大きな波乱もなく終わったが、投票率の低さには驚いた。政策課題は多く、今後の日本を占う上では極めて重要な選挙であったと考えるが、国民の関心はそうでもなかったようだ。山本太郎の「れいわ新選組」は比例区で2名の当選。既成の政党ではなく、政党の体もなしていなかった団体に票が集まったということは何を物語っているのであろうか。これが低投票率の原因の一つではあるまいか。 視察・来客・取材は、17日に政令市で唯一移住相談員を配置している静岡市の前田企画局長が断続的に行っている移住相談ブース開設自治体の移住・定住政策のヒアリングに出席。5年前のブース開設時からの担当責任者でこの5年間の経過と成果を語り、十分に成果はあったと総括していた。他に、福島県の井手副知事、滋賀県の三日月知事が顔を出された。19日は6月に人事異動があった北海道から高見地域創生局長と同課長が見えられた。20日は週刊誌のSPA!の「中高年のIターン」に関する取材があった。23日は岡山県の地域活性化推進監、同課長、岩手県八幡平市企画財政課長の訪問があった。 セミナー開催は、先週は12回の開催であったが、15日の海の日に開催した群馬県は前回取り上げた。17日は広島県が「HIROBIRO.ひろしまinトーキョー 瀬戸内7島2泊3日移住~ウルトラマラニックと10のなりわいづくり~」を8名の参加で開催。企画は良かったが集客はもう一つであった。この日は、新潟県も恒例となった定員4名の「にいがた暮らしナイター相談会 転職・暮らしの個別サポート」を開き、20代2名、30代1名の3名の参加。このテーマでこの参加人数、丁寧に育てたいセミナーであった。19日は近畿・東海エリアの「夜の《移住》井戸端会議~地域を知ると行きたくなるディープな旅の案内編~」を開催。このセミナー、移住体験ツアーを計画するセミナーで初開催。参加者4名と寂しかったが5府県の移住相談員も参加して濃密なセミナーとなった。 20日土曜日は、石川県の「そうだったのか!石川県・能登暮らしのホンネ」ほか4つのセミナーが開かれた。石川県のセミナーには10組12名の参加。ゲスト2名も移住者で率直な意見交換ができた。北海道は「輪になって語ろう!北海道の農林漁業の働き方★暮らし方」を開催し、8名の参加。参加は少なかったが、農家の一日の暮らしや冬の過ごし方など具体的な暮らしの紹介などがあり、中身の濃いセミナーとなった。高知県は「第2回こうち東部移住フェア~8人の先輩移住者とまったりおはなししましょう~」を室戸市・東陽町など8市町村の参加で開催。16組19名の参加。熊本県・鹿児島県は「くまもと・かごしま お国自慢交流会~比べてわかる九州の暮らし~」を初開催。26組30名を集めた。山口県は「第2回やまぐちYY!ターンカレッジ やまぐちで創ろ。IWAKUNI ARCH BREWERY Special Talk Seminar」を、創業をテーマに開催。35名の参加。ゲストは岩国市にUターンし、アメリカのビール文化をとクラフトビールを手がける兄弟の兄が参加し、盛り上がった。地域事情を踏まえた挑戦で注目される。 21日日曜日は徳島県が「『徳島で働く』がテーマの移住セミナー『とくしま仕事オールスターズ』やります!」を開催し、予約が9名のところ、17組24名の参加と大健闘。徳島県の移住相談ブース「住んでみんで徳島で!移住相談センター」では小林陽子徳島県移住アドバイザーが個別相談を行うなど、フル回転の忙しさであった。三重県は「Meet Mie Café Vol.4 伊勢志摩LIFEを知ろう うみの町で暮らしませんか?」を開催。7組の参加ではあったが従来よりもさらに深く突っ込んだ真剣な話しとなり、8月には現地を訪問したいという参加者もあり、成果のあったセミナーとなった。大分県は「おおいた就農・就職フェア×第3回おおいた暮らし塾」を12階イベントスペースで開催。昨年は11月に開催したが今年は夏にと開いたもので、大分市・中津市など9市2町が参加。農・林・漁業、畜産・しいたけ就業から企業就職までの相談を受けた。参加者は49組58名と天気は悪かったが昨年並の参加者を確保した。

小田原市の移住ポスターが話題に

今年の梅雨は長い。日照時間も極端に少ないようだ。しかも西日本の集中豪雨も例年のことになりつつあるようで心配だ。15日は海の日であったが、江ノ島は泳ぐ客とてなく、閑古鳥が鳴いているような状況とニュースで言っていた。農作物に被害が出なければいいがと思う。 視察・来客は、10日には長野県原村の議員団6名の視察があった。原村は人気の北杜市の隣に位置し、移住者にも人気の村で、村内に16名の田舎暮らし案内人を置いていることでも知られる。鳥取県の交流人口拡大本部長があいさつに。県はいくつかに分かれていた移住などのセクションを一元化し、ワンストップで対応できるように見直したとのことで画期的な取り組み。人口減対策に対する並々ならぬ決意が感じられる。また、この日は神奈川県小田原市長も顔を見せられた。小田原市は神奈川県の県西地域の中心都市で、5月から単独で移住者受け入れの情報提供ブースを開設している。移住受け入れのためのポスターのシンプルなデザインがセンター内で話題に。宮城県角田市大友市長もセミナーに合わせて来訪。12日は宮崎市議会副議長の視察があった。 セミナー開催は、10日水曜日の宮城県角田市など10回開催された。角田市は「宮城で飲食店開業!社長料理人目指す人募集!!」をテーマに地域おこし協力隊5名を募集した。地域での雇用を作るために角田市の農産品を使った飲食店の開業を求めたものであったが広報の時間が短く、参加者は3名に留まった。担当は次につなげたいと決意を語っていた。12日は和歌山県が3階のグリーンルームで「わかやま『the仕事人』展」を開催。このセミナーは今年6月から来年3月までの間、「わかやま しごと・くらし体験」を2泊3日・無料で体験してもらおうという意欲的な企画で、6月のセミナーには35名の参加、今回は98名の参加と健闘した。今回は説明員の中に白浜町にあるパンダが多数いることで知られるアドベンチャ-ワールドの移住者である飼育員が参加したことが影響したようだ。県内各地での体験が可能となっている。 13日土曜日は山形県など5回の開催。山形県は「やまがたハッピーライフカフェ 山形おきたまのお仕事と暮らしにふれてみませんか?」を24名参加で開催。参加者の中にはネットを見て当日参加した人が10名、男女は女性14名、男性10名。Uターン希望者に比べIターンが多数。山形への移住ニーズが高まっているのか健闘した。長野県長野地域は「ぐるっとながの移住相談会‘19夏」を、長野市を中心に広域8自治体で開催、18名の参加。ユニークなテーマのセミナー開催で話題の佐賀県は「移住者ぞくぞく!さがMONTHLYセミナー第1弾 民間等経験者枠採用CAFÉ TIME説明会」を32名の参加で開いた。県庁の採用ホームページを見て参加した人は11都府県から。ゲストは愛知・兵庫からの移住者。自分の経験を赤裸々に語った。参加者の内訳は20代4名、30代18名、40代6名など。セミナー開催の一つのパターンとなるものと評価したい。宮崎県はみやざきならではのテーマで「みやざき波乗り生活 サーフィン移住~あったか宮崎ひなた暮らしMini相談会Vol.1~」を日向市・川南町が参加して開催。11組17名の参加。このセミナー毎年開催しており、定番化。今回のゲストは2名で、リアルな生活の変化を率直に語り好評。参加者も生活のあり方がイメージできたと喜んだ。埼玉県の「比企地域ではじめる農ある暮らし」は県農林部が主催。ゲストは東松山市に移住した人と東松山と東京の二地域居住の実践者がその暮らしを語った。11組12名の参加。就農相談は9月に予定。 14日日曜日は香川県と鳥取県が開催。香川県は「香川県UJIターン就職・転職セミナー」を8階で開催。3連休の中日で集客が懸念されたが予約者はほぼ参加の18組21名。男性がやや多く、女性は20代から30代。司会からは香川県は東京に遜色ないくらいに求人倍率が高く、地方の給与水準は東京の7割だが、香川はそれを上回るとの話が紹介された。個別相談も4ブースで行われ賑わった。鳥取県は「住む×働く×鳥取県移住フェア」を12階で開催。76組107名の参加。8階の「とっとり暮らしサポートセンター」に移住相談に来た人の参加もあり、次に繋がるのではと担当相談員は期待している。15日は連休の3日目であったが群馬県が「夢を叶える移住先 縁結びフェア~オールぐんま暮らしフェア2019~」を12階で開催。80組180名の参加と頑張った。11月にもオール群馬のフェアを計画している。

一週間で20回の移住セミナー開催

七夕も過ぎ、少し日が短くなり始めたようです。6日、7日は函館に行ってきました。29回目の唐牛健太郎氏の墓参です。1990年に、60年安保闘争の全学連委員長の墓を函館山の市民墓地に建立し、例年有志が相集い行っているもの。曇り空だったが雨もふらず良かったです。ただ8000人が参加する函館マラソンとぶつかり宿舎の確保などが大変でした。 先週は、いままでの記録じゃないかと思うが、一週間の移住セミナーの開催実績が20回に達した。6月は一週おきに開催数に波があったが、先週はそれにしてもの数でした。また、6月の移住相談件数が明らかになったが、4771人に達し、6月としては過去最高の数字となった。実績は、北海道・静岡・広島・高知の順で、工夫したセミナーを開催するなどそれぞれよく頑張った結果と評価したい。 視察・来客・取材は、3日に鳥取県日南町の町議会議員8名が視察、山形県庄内町の原田町長が来訪、会員化をめざしたいと語られた。取材が週刊ポスト・女性セブンがあり、いずれも8日発売号に掲載予定とか。5日は島根県の担当部次長、同課長が打ち合わせに。9日は、2月にお邪魔した茨城県大洗町の議員3名が視察に、長野県宮田村の村長も久しぶりに見えられた。ほかに宮城県副知事も初めて来られた。取材は西日本新聞が地方創生絡みで移住の相談状況のヒアリングに。 セミナー開催は、先に紹介したとおり20回と大賑わいであった。5日金曜日は、佐賀県が「OPTiM×SAGA未来を拓くAI・loTセミナー~佐賀発!農業革命~」を開催し、13名の参加。このセミナー前回に続くITを活用した農作業を紹介、特徴のあるセミナーとなっている。 6日土曜日は、10回の開催と新たにオープンした4階のセミナールームや12階のイベントスペースも使ってのフル回転で賑わった。まず、埼玉県が「あなたの知らない埼玉北部」と銘打って熊谷市・深谷市・本庄市・神川町・美里町・上里町・寄居町の3市4町が集まって初開催。昨年の体験ツアーの報告も兼ね、お試し住宅や仕事の体験ツアーの周知として開催。17組23名を集めた。千葉県館山市も「館山人とのご縁結び 幸せに暮らすアイデイアソンinTOKYO」を開催。青森県も青森県だから実現できる多様な働き方・暮らし方を紹介した「あおもり暮らしまるごと相談会」を開催し、2名のUターン者がゲストで自分なりの青森暮らしを紹介し、21組22名を集め、健闘した。静岡県は「静岡で海活。~マリンスポーツ&マリンレジャーのある暮らし~」を牧之原市・御前崎市・沼津市の参加で、昨年に引き続いてて開催。一方的に話すのではなくワークショップ形式で聞きたいことが聞ける方式で開催。8組10名の参加。鹿児島県は「見つけてみない?幸せなかごしまライフ」を女子会として開いた。好感度で、参加してよかったの声も。次に繋がるセミナーとなったようだ。焼酎の試飲もあった。宮城県は「第3回みやぎ移住セミナー」を松島市など9自治体が参加。40歳以下で東北を希望する人で、地方で輝きたい人に対象を絞って開催。12組16名の参加。富山県は12階のイベントホールで石井知事も参加する形で開催。3年目か。「暮らす働く富山まるごと相談会2019」として開催し、180組243名を集めるなど健闘した。Uターン希望者が多かった。長野県も12階で「信州で暮らす、働くフェア」を316名の参加者で開催。Iターン希望の初参加が多く、家族連れも目立った。東海・近畿エリアの「地方とつながる出会いの場!<移住>井戸端会議in東京」は4回目の開催。参加自治体も増えた。160名を超える昨年並みの参加を確保した。3階グリーンルームで開いた佐賀県・長崎県主催の「ながさき×さが合同Uターン・Iターン相談会」は4回目の開催で昨年並みの79組99名の参加者を確保した。熱心な参加者が多く、移住に前向きな相談が多い印象。 7日日曜日は9回のセミナー開催。まず、長野県飯山市は「北信州いいやまふるさと暮らしセミナー WHY IIYAMA?~私が飯山を選んだ理由~」は5名の参加と少なかったが車座になってじっくりと話し込んだ。石川県は「先輩と達人に学ぶ 石川県加賀暮らしのススメ」は17名の参加と健闘。金沢・白山・能登への移住者も決まるなど成果のでたセミナーとなった。茨城県は「いばらき暮らしセミナー ちょこっと田舎へすてっぷスキップ!リラックス暮らしの始め方」は水戸市・那珂市・高萩市・稲敷市・利根町・小美玉市など6自治体の参加で11名を集めた。これだけの自治体の参加するセミナーならもっと集めても、課題が残った。福島県は「ふくしま 七夕女子会」を開催。8名の参加と少なかったが、和やかな雰囲気のもと、それぞれが自分を語り、Iターンが多かった。広島県は「HIROBIRO.ひろしまinトーキョー カープ女子会リーダーがお届けする”七夕移籍の夜”」を昨年に引き続き開催、23名の参加。このセミナーはカープファンのセミナーで昨年の参加者の中から広島へ移住した人も出るなどユニークなセミナーの一つ。島根県は3階グリーンルームで「しまねUターンIターン相談会in東京」を開催。110組152名と昨年を上回る参加者を集め、実力を示した。香川県は「「香川県移住フェアin東京2019」を12階のカトレアサロンで開催。移住者の体験談も聞け、昨年を上回る150組200名を集めた。新潟県は「にいがたU・Iターンフェア2019」を若い人を中心に157組188名の参加。夏は2回目の開催。新潟県は冬にもU・Iターンフェアを開催している。岡山県も「来て!見て!晴れの国おかやま移住・定住フェア」を開き、この時期ならではの名産のマスカットを始めとしたぶどうの試食もあって賑わった。109組140名の参加。

神戸市が県と合同でセミナーを開催

7月2日、東京は梅雨が明けず、はっきりしない天気が続いている。そして、西日本は昨年に続き、今年も長雨で避難勧告も出ているようで、心からのお見舞いを申し上げます。G20も無事終わったが課題が多く、米中の貿易摩擦がどうなるのかに振り回され、期待したほどの成果は挙げられなかったようだ。ただ、トランプの気まぐれは相変わらずで、いきなり電撃的に韓半島の軍事境界線で金正恩委員長と会うなど、来年の米大統領選を意識した話題作りが目を引いた。 また、6月28日には恒例となった2019年度の「移住・定住業務新任者研修会」が新装なった東京交通会館4階のセミナールームで開かれ、39名が参加。第2回目が7月9日に予定され、39名の参加申込と双方とも満員の盛況ぶり。移住・定住政策の重要性が各自治体においても理解が深まっていると考える。 視察・来客は、2日に愛媛県西条市の出口副市長が視察に見えられた。総務省からの出向者で真摯な態度が好印象であった。 セミナー開催は、6回にとどまり少し寂しい感があったがそれぞれ充実したセミナーとなった。29日土曜日は6回と賑わった。まず、岐阜県が「TURNSのがっこう【岐阜科Vol.1~観光まちづくり~】」を27名の参加で開催。30代を中心に若い人が多く、初参加の人もあった。ワークショップ形式で行い、岐阜県に関わりたいという出身者も参加していた。ゲストからは「私に会いに来てください」と呼びかける一幕もあり、「移住は人」を感じさせるセミナーであった。長野県松本市は「信州 松本で、創業してみない?2人の起業家とその魅力を考えよう!」を超満員の29組46名の参加で開催した。ゲストは若いイケイケの移住者でゲストハウスのオーナーとセレクトショップの経営者で盛り上がった。なお、松本市は7月1日から移住情報提供のためのブースを開設し、移住者の受け入れ体制の整備をアピールすることになった。宮城県栗原市は11名の参加で「伊達なくらしセミナー栗原版『農カルライフ@花山』」を開いた。参加者は学生から50代までの幅広い年齢層で、ゲストは移住者3名。うち一人は4姉妹の子どもを持つ女性で、栗原市の子育て環境の良さをアピール。もうひとりは継業で自然薯農家を引き継ぎ、その喜びと経験を語った。山形県尾花沢市は「山形県尾花沢市セミナー」を夏の移住体験ツアーのアピールを兼ねて開催したが5名の参加に留まった。尾花沢市は毎年セミナーを開いているが、その良さがうまくアピールできていないように感じた。東北一のスイカの産地で知られる尾花沢だが、もうひと工夫がいると思った。参加者目線での開催を考えてみよう!岩手県は「雫石町コテージむら滞在モニター募集説明会」は事前告知が一週間しかなく集客に課題を残したが8組9名の参加。殆どが50代で雫石町の紹介を受けての話し合いでは質問も出てそれなりに盛り上がった。 30日日曜日は兵庫県と神戸市の合同で「ベンリな都会とたのしい田舎 ひょうごで『いいトコどりライフ』KOBE×HYOGO 個別移住相談会」を初めて開催。22組24名の参加と賑わった。神戸市は昨年も2回開催するなど移住者の受け入れには熱心だが、県も参加したセミナーは初めてで、4ブースに分かれての個別相談会は当日参加の7名も加えて手応えのある相談会になった。

第22回通常総会が開かれ、方針は原案どおり

ふるさと回帰支援センターの通常総会が6月20日、新たに開設された4階のセミナールームで開かれ、活動方針は原案どおり承認された。また、人事についても提案通り承認された。そして途中、休会に入り、新たに専任された理事の互選で理事長、副理事長は留任となった。任期は2年で、いま大きく花開こうとしているふるさと回帰運動のさらなる拡大に向けて、老骨に鞭打ち、頑張ろうと密かに決意している。各位の応援をよろしくお願いします。また、約2ヶ月前に3回のインタビューを受けた週刊東洋経済の記事が7月1日発売号に掲載られることがこの程連絡があった。是非、読んでほしい。何を考えてふるさと回帰運動に取り組んでいるのか理解していただけると思う。 さらに、恒例となっている初代理事長の作家・立松和平君が北海道知床に建立した毘沙門台の例大祭が23日に行われ、参加した。今年は25回の記念すべき例大祭で全国から400名を超える多くの参列者が集まり、賑わった。この中では奈良法隆寺の大野玄妙貫主、京都仏教会の有馬頼底会長からの講話が行われ、平和の尊さが語られた。また、25日には中越地震からの復興に取り組む長岡市にある「山の暮らし再生機構評議委員会」に出席。1年間の取り組みの報告と新年度の活動目標などの検討を行った。この機構も来年3月を持って、一旦区切りをつけたいとの意向も示された。 先週の視察・来客は、総会などがあったことから26日の国際航業の田中執行役員とNHKの取材にとどまった。NHKの取材は毎週金曜日の22時50分からの「ドキュメント72時間」という番組で、引き続き継続して取材を続けるということになった。 セミナー開催は、12回の開催であった。まず、21日金曜日は香川県の人気の小豆島への移住がテーマの「小豆島居住の手引き」で幅広い世代から約25名程度の参加。盛況であった。22日土曜日は東日本エリアを中心に6回の開催。長野県が「移住したい女子のための会 楽園信州移住セミナー」を開催した。このセミナーは3回目の開催でいつも満員の盛況ぶり。前回参加者のうち、すでに3名が移住している。また、はじめての試みとして山梨県北杜市と北海道北斗市が「いいじゃん、北杜市。いいべえ~、北斗市」合同移住相談会を初開催。それぞれの市の移住相談員による自慢比べトークセッションも行われ、盛り上がった。23組29名の参加。群馬県の館林市は「たてばやし暮らし相談会~東京からちょっと離れたゆとりくらし~」を開催。昨年夏に会員になり、はじめてのセミナー開催であったが7名の参加と苦戦。市長や館林出身の見城美枝子さんも駆けつけたが移住の世界での知名度がもう一つということもあって苦戦。リベンジしたいと決意を語っていた。富山県は「富山移住支援金セミナーVol.2『女性活躍編』」を開き、12名の参加にとどまった。最近女性の移住の増加が話題になっており、初開催ではあったが工夫が必要であったかもしれない。山形県は「とびしまトーク第2回」を開催。昨年の第1回に参加した人がこの5月に移住し、酒田市で日本酒BARを開店予定とか。北海道は「北海道十勝で暮らそう~本別町・足寄町・陸別町~」を開き、15組16名の参加。足寄町には昨年秋北海道テラスに移住相談に来た方が移住し、林業で頑張っているとのこと。 北海道は23日日曜日にも12階のイベントホールで「北海道へ~本気の移住相談会2019~」を開催。道内各地から42市町村が参加し、195組を集め、気を吐いた。広島県もこの日、12階で「ひろしまCターンフェア2019 きっと見つかる、わたしらしい働き方。よくばりな移住ライフ!」を開催し、145組176名を集めた。このフェアには広島広域都市圏の20町村が参加。仕事と住まいの支援機関が集まり、ゲストはカープの北別府投手、賑わった。この日は、静岡県も「静岡まるごと移住フェア」12階で開催し、暫定値ながら176組251名を集めた。他に、栃木県が「とちぎ×お店のはじめ方・継ぎ方」を開催し、12組14名の参加。移住してお店をはじめた人や事業引き継ぎセンターからの話を聞くなど実践編としての話が聞けてよかったの声もあった。三重県も「Meet Mie Café vol.3 たのしさ×つながり 地方で輝く!私の生き方」を開き、6組7名の参加。今回は移住を真剣に考える人に絞って開催。和やかな雰囲気で開催できてよかったとのこと。

16日は7会場に924名が移住相談に

新潟県、山形県を襲った地震で被災された地域の方々に心からのお見舞いを申し上げます。先週、訪問いただいた鶴岡市皆川市長をはじめ、市民のみなさまにこの場を借りてお見舞いを申し上げます。 先週は、その前の週のセミナー開催が4回に留まったことからどうしたことかと心配していたが、13回の開催と例年並みのペースに戻り、ホッとしている。セミナースペースが確保できないと苦情が寄せられていた。それを克服するために4階に新たに3ヶ所のスペースを確保したのにと思った。こうしたことのないようにセミナースペースの予約状況をしっかり管理し、コンスタントなセミナーの開催をめざしたいと考える。 視察・来客は、13日は長崎県の公明党の県議団2名の視察をいただいた。その中では、県内の移住実績は佐世保市が一番人気とかで全国的な傾向などを知りたいということであった。一人の議員は前にも来ていただいており、最近の傾向を中心に話しをした。14日は山口県周防大島町町長が表敬訪問。町内の移住状況などを意見交換した。夕刻には冒頭紹介したように山形県鶴岡市長の訪問を受けた。鶴岡市は地方創生絡みで、就農希望者を対象に宿泊施設を併設した農業学校の開設をめざしているとのことで協力要請があった。しっかり連携していくことを約束した。詳細は別の機会に。 18日は山梨県の本年度の移住政策のヒアリングを行った。県は他県に比べ、若者の移住が少ないことに危機感を持ち、若者の移住対策を重視した施策を展開することを明らかにしていた。センターからは引き続き、連携を密にし、昨年の移住地人気ランキングが4位下がったことをしっかり総括し、上位をめざすことを話し合った。他に、福井県議会議員1名、全農大分の労働力確保の取り組みについての全農本部を含めた意見交換を行った。 セミナー開催は、13回の開催と通常ペースを確保した。特に16日日曜日は1月からリニューアル工事にはいっていた12階のイベントホールで九州・山口・沖縄IJUフェアとあのこの愛媛移住フェア、高知県最大の!Uターン,Iターン相談会「高知暮らしフェア2019夏」が5ヶ月半ぶりに開催され賑わった。集客も661名に達した。 まず、12日の広島県は「HIROBIRO.ひろしまinトーキョー 女性のためのアウトドア入門」を開催し、海側、山側それぞれのアウトドアを楽しむ移住者をゲストに、その楽しみ方を紹介した。参加者は14名で30代の若者が中心であった。15日土曜日は長野県の茅野市、佐久市をはじめ5回のセミナーが開催された。佐久市は「佐久市で『働く」『暮らす』移住相談会in有楽町」を開催し、家族連れを中心に12組18名の参加と健闘した。茅野市は「八ヶ岳の麓で働く茅野市セミナー 地元優良企業のフレゼンもあり!」を開催。参加企業は総合病院・信用金庫・半導体メーカー・設計事務所・一般企業などが参加。それぞれ移住者が勤めているという共通項があり、その方々の経験談も話され、本気度の高い24組27名の参加者を確保。若者の移住のネックは仕事と言われているが、今回の成功は移住者が就職した企業を連れてのセミナーという企画の良さが基本と見たがいかがか。佐賀県は「Simple Life~からつ七つの島留学&移住~」を開催。このセミナー3回目の開催で、子連れの参加者が多く実りあるセミナーとなった。中学生が自分から興味を持って参加するケースもあって、何かが変わり始めているような気をさせられるセミナーであった。山梨県は「韮崎市・大月市・上野原市 やまなし暮らしを始めよう!」を開き、10組13名の参加。長崎県は「長崎県で働こう!U・Iターン転職個別相談会(要予約)」を8組限定で開催。1名のキャンセルが出て7名の参加。じっくりと話し込んだ。 16日日曜日は4階、8階、12階のセミナー会場がフル回転の7会場でセミナーが開催された。まず、新潟県が「にいがた暮らしセミナー~あなた好みの移住体験をご案内します~」を新潟市・柏崎市など12市町村の参加で開催し、21組31名の参加者を集め、好評であった。宮城県も「第2回みやぎ移住フェア」を開き、14組17名の参加。福井県は「『ふくい×ちおこCafé』~第1回福井県地域おこし協力隊募集セミナー~」を開催し、6名の参加。徳島県は「とくしま移住入門」を開き、16名25名の参加。30代から50代が中心。この中ではワクワクパッケージの支援金の説明も行われた。このほか、12階のイベントホールで冒頭紹介した九州・山口・沖縄IJUフェアに338名の参加、高知県の「高知暮らしフェア2019夏」は239名の参加。愛媛県の「あのこの愛媛移住フェア」には約200名の参加とそれぞれ健闘した。セミナー参加者は16日一日で924名に達する盛況ぶりであった。  

アットホーム会長の偲ぶ会に参列

7日、東京は梅雨入りが宣言された。あじさいが雨に映え、くちなしも咲いている。6月は嫌いな季節ではない。6月4日は天安門事件から30年ということでマスコミも取り上げ、9日日曜日のNHKは21時から特集を組み、この天安門事件を振り返っていた。結局、中国共産党は党を優先し、人民軍は銃口を人民大衆に向け、力で弾圧した。しかし、全容は明らかになっていないし、決着はついていないのではないかと思った。それにしても時間の流れは早い。当時20歳代の参加者たちはすでに50歳代。多分、彼らはまだ気分的には30年前のことが数年前のような気分で生きているのではないかと思った。 この程、5月の移住相談件数の実績が明らかになった。今年になって初めて相談件数が3000件を下回り、2828件に留まった。昨年5月は2802件だったのでこれは上回り、5月の相談件数の実績としては過去最高であったが、残念な結果に終わった。やはり東京交通会館12階のイベントホールが工事中で使用できなかったことが大きかった。こうした中で健闘したのが広島県で、2位の長野県をダブルスコアで上回り、次いで北海道の順であった。広島はセミナー開催の企画がよく、開催するごとにしっかり集客できていることが今回の成果につながったようだ。 視察・来客は、4日に富山県担当部次長、県立静岡大教授の来訪があった。翌5日は早春の河津桜で有名な伊豆の河津町町長の来訪があった。6日は福島県雇用労政課長、富山県議会副議長の訪問もあった。7日は佐賀県議会議員4名の視察と福島県商工労働部長の視察があった。特に佐賀県は昨年の人気ランキングでいきなり10位にランクインしたこともあり、県内自治体議員団の視察が多くなっているようだ。11日は広島県府中市長の来訪があり、しっかり意見交換させていただき、ふるさと回帰運動への参加を要請した。また、富山県南砺市議会副議長、宮城県加美町猪股町長が表敬訪問に。加美町は9月にバッハホールでセンター理事の加藤登紀子さんを呼んでコンサートを計画しており、その報告に来た。12日はセンター発足の間もない頃から一貫してふるさと回帰運動に賛同し、支援していただいた(株)アットホームの松村会長の偲ぶ会に参列。10年以上渡る支援に感謝の意を表した。また、香川県丸亀市長の訪問もいただいた。 セミナー開催は、4回にとどまり、課題を残した。まず、8日土曜日は長野県南信州地方が「南信州 移住・Uターン大相談会in東京 暮らし・住まい・しごと」を3階グリーンルームで開催した。参加者は54組66名と大健闘。南信州に移住したらこうなった!と移住ファミリーたちの本音トークもあって、盛り上がった。参加自治体は中心の飯田市など1市2町7村で作る「南信州暮らし」応援隊に所属する各自治体。1自治体で集客に不安があるなら広域でセミナー開催し、結果につなげる見本となるようなセミナーであった。この日はもう1か所・長野市が「長野市で働かないか?」をテーマにセミナーを開き20組26名を集客。仕事に特化したセミナーであったために参加者全員が転職希望者という特色のあるセミナーとなった。他に和歌山県が「わかやま移住推進部 現地部員の『声』をお届けします」を開催し、19組25名を集め、成功した。参加自治体は和歌山市・田辺市・海南市・古座川町の3市1町。県は全自治体にワンストップ パーソンを配置し、きめ細やかな移住者支援体制を確立しており、参加前自治体のワンストップパーソンがそれぞれの自治体の現場を紹介し、個別相談に入った。手応えのあるセミナーとなった。 9日日曜日は長野県大町市が「大町暮らし おしゃべりカフェ~身近なアウトドアを楽しむ暮らし~」を開催。19組25名の参加。大町市は何よりも手厚い支援を売りにし、水も良く人気のある移住先であり、今回も老若男女が参加。例年年3回のセミナーを実施し、今回は第1回目。手応えのあるセミナーとなった。

センター会員、400自治体を超える

5月下旬の猛暑も治まり、今週末には梅雨入りかという6月。しかし、6月らしく蒸し蒸し感はあり、梅雨近しを思わせる。 今年のふるさと回帰フェアは、「なぜ、いま若者は地方に向かうのか」をテーマに9月7日と8日の両日に分けて、7日は西日本、8日は東日本エリアと別々に有楽町の東京交通会館12階で開催する。会場が狭いので参加自治体を会員に限定した関係からか、4月、5月と市町村の会員化が進み、400自治体を超えた。ふるさと回帰運動の成否は、受け皿となる会員自治体の数にあると考えているので嬉しい限り。 視察・来客は、前日に全国町村会議長会があった関係からか、29日に徳島県勝名地区町村会議長会の石井町・勝浦町・佐那河内村・神山町・上勝町の議長の方々の視察があった。それぞれユニークな地域活性化の取り組みで知られた町村で話が弾んだ。また、福島県県央町村議長会の視察もあり、石川町・浅川町・古殿町・玉川村・平田村の議長・副議長が参加。この地域、福島飛行場もあり、地域的には田舎暮らしに適した地域であり、受け皿を整備してのふるさと回帰運動への参加が期待されるところである。この日は、いきなり同県の宗方県議と伊達市議の飛び入り参加もあり、あたかも福島デーのような大賑わいの視察となった。さらに、兵庫県丹波篠山市議団3名の初めての視察もあった。 30日はふるさと回帰支援センター立ち上げ時から移住に取り組んできた長野県飯山市の出沢氏が突然、来局された。当時の苦労話に花が咲いた。氏は現在、経済部長の職にあるとのこと。センターに歴史があるように、人にも歴史があることを改めて感じ入った。 31日は長野県下條村の金田村長、岩手県岩手町みらい創造課長、同補佐、鳥取県湯梨浜町の来訪。千葉県房総地区の南房総市・館山市・鴨川市・鋸南町・ハローワーク館山所長の来訪もあり、房総半島の人口減の状況を鑑みて、もう一歩踏み込んだ移住・定住策の強化を話し合った。6月4日には、長野県飯山市長の来訪もあった。 セミナーの開催は、先週は7回に留まった。29日は高知県が「いなか暮らしの魅力発見ミーティング~あなたらしい充実の暮らしを再発見~」をテーマに、移住を通して自分の価値観を再発見してはどうかという提案型のセミナーを開催。イベントサイトでの集客もあって、ウイークデーにもかかわらず27名を集めた。30日は山口県が「やまぐち暮らし夜の相談会」を県外からの移住者2組をゲストに、じっくり相談型のセミナーとして開催。4組6名の参加。 6月1日土曜日は山形県の「やまがたハッピーライフカフェ『リノベで暮らす・もがみではたらく』」が最上地域を対象に11名の参加。山形にある東北芸工大の協力を受けて、3組に分かれて古民家のリノベーションのワークショップを開催。秋にはリノベーションされた古民家を訪ねる体験ツアーも計画される。福井県は「緊急開催!福井で農業・漁業はじめませんか 出張相談会」を7名の参加で開催。このセミナー、毎年好評で6月12日の締切で、22、23日にはバスツアーも計画されている。 2日日曜日は山口県が今年度初の「第1回 やまぐちYY!ターンカレッジ 里の暮らし・海の暮らし」を開いた。ゲストは30代の県外からの移住者で、農業と漁業の暮らしをそれぞれの移住ストーリーとして、きっかけからこれまでのリアルな暮らしを具体的に語っていただいた。49組58名の参加。静岡市は「転職成功者続出!静岡市U・Iターン転職セミナー」を16組20名の参加で開催。ドタキャンなしで、DM以外のエントリーが多く、潜在的なUターンの需要がある感じとのこと。岡山県玉野市・美咲町は「おかやま晴れの国ぐらしセミナー 移住・アート」を開催し、8組12名。それぞれの自治体がファッションとオブジェを売りに座談会も盛り上がった。

宮城県議会人材確保対策調査特別委員会が視察に

トランプ米国大統領が令和になって初の国賓として来日した。その厚遇ぶりがアメリカならず世界の話題になっているようだが、少し冷静になったらどうであろうか。友人関係を強調したいようだが、それとて程度があると思う。 天気の方も、5月下旬というのに連日30度を超え、帯広は38度を超えたとか、盛夏の到来が怖い。 視察・来客は、21日には石川県能美市企画振興部長、滋賀県商工観光労働部長、同労働雇用政策課長が来訪された。22日は宮城県議会産業人材確保対策調査特別委員会の視察があり、各県の移住・定住の取り組みや、東北各県の取り組みに比べ宮城県の状況はどうかなど、熱心に現状を聞いていた。午後も三重県議会副議長、新潟県県民部長、山形県南陽市議会議長の来訪があった。23日は宮崎県東京事務所長が来訪。25日は、昨年いきなり人気ランキング10位に登場した佐賀県から、県都佐賀市の訪問を受けた。佐賀県のさらなるランクアップには佐賀市の健闘が鍵ではと激励した。 24日は6月20日に予定されるふるさと回帰支援センターの第22回総会に向けた会計監査が行われた。 セミナーの開催は、先週は8回と少なかった。まず、22日は広島県が「Hirobiroひろしまinトーキョー アートで生活する10の方法」を開催。広島らしい凝ったセミナーの設定であったが集客は14名といま一歩であった。アートで生活するためにはという課題についてはゲストのアートプロデューサーは①絵書きなら絵を書き続けること、②諦めずにアピールし続けること、などを訴えていた。現地訪問につながる参加者も複数名参加しており、盛り上がった。 24日は岡山県が「岡山暮らしの相談会~岡山で暮らす、岡山で働く~」を開き、6名の参加に留まった。25日土曜日は栃木県が「座って通勤!?栃木で実現、東京通勤スタイル」と銘打って、栃木ならではの特徴を活かしたセミナーを開催して16組21名の参加と健闘した。参加自治体は那須塩原市・小山市・栃木市と特急料金などを補助している自治体が中心。ゲストもこの制度利用者で賑わった。北海道も「はじめの一歩!初心者のための北海道暮らしセミナー」を開催。従来は振興局が中心で開いてきたが、今回は地域戦略課が主催。移住希望の初心者を対象にしたのがあたって18組28名の参加と大健闘し、北海道人気を証明することになった。山形県遊佐町は「ゆざを楽しむ愉快な仲間たちvol.6」を今年度初開催。ゲストは地域おこし協力隊を3年経験して、地域で起業した人。反物をほどき、スカーフなどに加工することで生業を立てている方が遊佐での実践編を語った。8名の参加。遊佐の粘り強い取り組みが全国のモデルになるか? 26日日曜日は宮城県が「第1回みやぎ移住フェア~まずは、宮城県にきてみませんか?~」を開催。参加自治体は移住の取り組みで先行している登米市・栗原市・白石市・加美町・南三陸町・石巻市・気仙沼市・七ケ宿町などが参加。オーダーメードの体験ツアーの案内もあって28組31名の参加と盛況であった。静岡県は「働き方どうする?地方で始める副業・小商い・拠点活用のすすめin shizuoka」を関係人口の拡大をテーマに開催。5組6名の参加。通常はIターンが多い静岡県のセミナーだが、今回はゆかりのある人が多く、本気度の高い参加者が目立った。長野県は「楽園信州移住セミナー人生二毛作のススメ 第3弾」を開き。狙い通りシニア世代が中心のセミナーとなった。12名の参加。上田市・中野市・佐久市・長和町・諏訪圏エリアの各自治体が出席した。真剣な眼差しが印象に残った。

岐阜の移住支援金セミナー Uターン希望者が8割

東京は、今日は本格的な雨。雨が上がれば当分暑い日が続くと気象予報士は言っていた。相変わらず、移住相談者がじわじわと増えている感がある。移住相談員に聞くと、それに伴って、「どこか、いいとこないですか」という漠然移住希望の人がじわりと増えてきたようだととのこと。かつても、こうした漠然派が多かったが、それが少なくなって、また増えてきた。さらに、移住希望者の輪が拡大してきている気がする。 視察・来客は、15日には岐阜県揖斐川町議会議員13名が大挙してお訪ねいただき、率直な意見交換ができた。その後、かつて地域社会雇用創造事業の展開に協力いただいた慶應大SFC研究員が長崎県対馬市前市長を案内してきた。大いに話しが弾んだ。他に広島県理事の訪問も頂いた。16日は朝日新聞の取材があった。17日は朝から旧知の佐賀県唐津市議3名の訪問を受けた。「激励と応援に来ました」とのことで率直な意見交換を行った。他に福岡県企画・地域振興部次長の訪問を受けた。 セミナーの開催は、先週は12回と平均的開催回数に戻った。15日の新潟県の恒例となっている完全予約制の「にいがた暮らしナイター相談会」は3名の参加。17日の福島県の「ふくしま暮らし はじまりの大”縁”会」は16名の参加と夕方からの開催としては健闘。参加者からは現地訪問したときに各振興局に配置されている移住コーディネーターにフォローしていただけてよかったとの声もあった。18日土曜日は山梨県など4回の開催。山梨県は移住支援金をテーマにした初めての「やまなし暮らしガイダンス・セミナー」を開き、参加者は12組17名。30代の男性が中心。従来のセミナーとは顔ぶれが異なった印象。次回は6月15日に予定。鳥取県は「とっとりで、自然に育まれた子育てしています!」を20名の参加で開催。森の幼稚園の西村園長も参加して大賑わいのセミナーとなった。山形県も「やまがた暮らしガイダンス・セミナー」を開き、24名の参加。北海道占冠村も「北海道とつながるカフェ第10回『村のメープルを活かさナイト』」を開催した。 19日の日曜日は6回と多かった。まず佐賀県は「休日はMTB三昧~佐賀市地域おこし協力隊募集~」を行った。岡山県は「おかやまぐらし移住相談会」を岡山市など5市3町の参加で開き、24組50名の参加。宅建協会も参加して各自治体のお試し住宅の説明など実践的・具体的なセミナーとなった。長野県駒ヶ根市は「信州 駒ヶ根暮らしセミナー 今、駒ヶ根の『テレワーク』が面白い」を開催。12組16名の参加と市単独の開催としては健闘。シニアに人気で、移住者が勤務するIT企業も参加し、少し働きたい人を応援していると紹介。移住者本人も大変満足していると語る。普段は自転車のある生活を楽しみ、自転車サークルの結成を考慮中とか。富山県は「TOYAMA DE LIFE SHIFT ①とやまで 遊ぶ」を開催。このセミナー、遊ぶ・都会くらし・子育て・やりくり・働く・住まうの6回シリーズで移住を包括的に捉え、移住支援金で裏打ちする形で移住政策を展開したいと意欲的。2回目は6月22日に予定され、女性が活躍する3社がゲスト。富山県はこの間、796名―905名と移住者を増やしており、今年度1000名の移住者を確保したいと意気込んでいる。岐阜県は「ぎふ 移住支援金・起業支援金 講座」として初めてセミナーを開催し、注目された。参加者は12組17名とそれなりの参加者を集めたが、参加者に特徴があり、Uターン希望の参加者が80%、うち起業希望者が50%となった。 今週も、テーマが絞られた特徴あるセミナーが開催され、運動の手応えを感じている。

上士幌町の「ふるさと創生」が本になった

10日連休の余韻も日々遠のき、忙しい日常が戻ってきている。ただ、セミナーの開催は、先週は7回にとどまり、まだ本格稼働には至っていない。しかし、今週は12回が予定され、いよいよセミナースペースの倍増を受けて、フル活用となるかというところである。 4月分の移住相談件数が明らかになった。先月は2411件と1月から続いていた3000件超えには至らなかったが、昨年までの4月の相談実績は上回った。12階のイベントスペースの使用が6月一杯まで使用できないことが影響していることも間違いない。健闘した県は広島・大分・静岡・高知・長野の順となっている。 令和に入っての初めての視察は2名の和歌山県会議員で、一人は今回の統一自治体選挙で初当選した田辺市職員の方で、市では移住担当責任者をやっていたということで移住の概況には精通している議員であった。14日には徳島県政策創造部地方創生局長、市町村課長、地方創生推進課長の訪問があった。15日には北海道上士幌町の竹中町長が来訪。この程、上士幌町の地方創生の取り組みが「ふるさと創生 北海道上士幌のキセキ(木楽舎刊)」という本になったと報告に来てくれた。 セミナーの開催は、上記のとおり、7回であったがそれぞれ集客も多く、充実した内容のセミナー多かった。5月10日の栃木県大田原市は元号が変わって初の開催であったが3名と苦戦。前回は好評で第2弾「大田原市でとうがらし生産日本一の苗植え体験セミナー」としたが油断があったのかイマイチの集客であった。ただ大田原市は6月1日から一泊2日でとうがらし栽培体験と先輩移住者宅見学会を参加費2000円で募集中。また、お試し住宅もこの程完成し、移住者の受け入れ体制は着々と進んでいる。11日土曜日は広島県他か3県が開催。広島県は3階グリーンルームで「因島移住フェスタMOVE TO INNOSIMA FESTIVAR‘19」を開催。資料が足りなくなるほどの賑わいで143名の参加とグリーンルームが人で埋まった。しかも途中で帰る参加者が少なく、5つのワークショップも満員。広島県の仕掛けのダイナミックさに驚いていた。京都府は「京都移住のイロハ~移住って何からはじめたらいいの?~」をテーマに開催し、27名の参加と健闘。地域活性化担当課長も参加して盛り上がった。茨城県は「いばらきで農業やってみませんかセミナー&就農相談会in東京」と率直な呼びかけで開催。これまでの就農相談会の実績が物を言い24組28名の参加と就農セミナーとしては大成功であった。山形県大江町は初の単独開催で「先輩移住者と話せる!やまがた就農セミナー」を開催。参加者は少なかったが本気の人に参加してほしかったと満足の様子であった。 12日日曜日は長野県伊那市の「食から考える地方移住~空気・水・野菜・そして給食。毎日があたりまえに美味しい生活~」は21組26名と健闘。有機農業者・地域おこし協力隊・地産地消の学校給食を進める校長先生などがそれぞれの思いを語った。新潟県柏崎市の「移住ボードゲームであそぼう~新潟県柏崎市移住セミナー~」は柏崎の暮らしをボードゲームにして説明するなど工夫され、30代から60代の幅広い参加者6名を楽しませていた。

山梨・北杜市の移住実績、昨年は768名に

今年も銀座のマロニエ・ゲートのある1丁目と2丁目の街路樹のマロニエの白い花が咲きだした。ひとつ、ひとつの花が花房状に咲くその花は5月の青空に似合う。10日間の連休も終わり、東京はいつもの忙しい日常が戻ってきている。30年前の昭和から平成の御代代わりと違って、今回はお祭り騒ぎとなって、賑々しく「令和」の世を祝いでいる。ただ、10日間もの連休には、昭和生まれの小生にはある種の違和感がある。この国の抱える多くの課題を考えるとき、このまま浮かれて10日も休んでいいのだろうかという気分になってくる。話しが変わるが、様々なところで地方移住が話題になっているが、なんと山形市にある東北芸術工科大学の入試で、全学部共通の小論文の課題としてふるさと回帰支援センターのデータも活用する形で地方移住がテーマとして取り上げられ、話題となっている。この大学には、かつて「ゆとり教育の推進」を担当した文科省の寺脇研審議官に頼まれて、講演に行ったことがあり、時代の変遷に敏感な大学だけのことがあると感心した次第。 来客・視察は、4月20日は群馬県企画部長、同課長。岩手県八幡平市、福井県小浜市食・地域創生戦略室長の来訪があった。25日は愛媛県企画振興部長、同局長、岡山県中山間地・地域振興課長が見えられた。26日は山梨県北杜市担当課長他の来訪があった。この中では 2017年は834人、2018年は768人の移住実績があり、今年4月からは北杜市の長坂総合支所内に「移住定住・しごと相談窓口」を移転し、3名の相談員を配置し、さらなる移住実績の上積みをめざしたいと決意を語っていた。更に市内在住者のために「空き家の活用」についての相談も受け付けているとのことだった。移住希望地ランキングで常時、上位にランクされている山梨県に置いて、人気ナンバーワンは常に北杜市であったがこれほどの実績があることを聞いて、改めて驚いた次第。また、同市は日照時間が長いことで知られ、太陽光発電が多数の地域で行われていることから移住者からその無秩序な開発にクレームが付くようなところもあったが、この件についても規制条例が6月市議会に提案される事になっているとのこと。27日は代々木公園で中央メーデーが開催され、参加した。ふるさと回帰支援センターのブースでは地方移住の推進のリーフなどを配布したが、合わせて東日本大震災からの復興に取り組む福島県いわき市も復興支援の物販を行った。5月7日には鹿児島県の南日本放送が「令和」に入ってはじめての来客として来て、打ち合わせを行った。九州の中では、他県に比べて遅れている鹿児島県の移住・定住の取り組みの活性化に向けて地方のマスコミとしてどのような役割を果たせるのかを巡って意見交換をした。その中では地方の放送局として、各地域の移住者の暮らしをしっかりフォローする形で、移住者の暮らしの社会化を自治体と組んで発信するようなことも考えたらとアドバイスした。この街に移住したらこんな暮らしが楽しめるということが移住希望者の自治体選びのポイントの一つであることから具体化したら面白い展開になることは確かである。8日は8階フロアーもリニューアルしたことから朝礼を開き、元号も変わったことでもあり、新たな気持で移住相談に取り組もうと挨拶した。午後には、大分県東京事務所次長が新任あいさつに、3年前まで移住担当をしていたとのことであり、大いなる活躍を期待したい。 セミナーの開催は、連休前ということで少なく、4月24日に広島県が「Hirobiroひろしまinトーキョー 湯来温泉復活へ!皆さんのアイデアを募集!」を開催したのみであった。参加者は16名と広島のセミナーとしては少なかったが参加者全員の自己紹介もできて交流は深まり、参加者の中から早速、現地訪問希望者が出るなど成果のあったセミナーとなった。また、連休初日の27日はふるさと回帰支援センター主催で4階のセミナースペースで4月20日に続いて「『はじめての地方暮らしセミナー』失敗しない地方移住のために」を開催し、使用感を試した。20日の参加は15名で単身の若者が多く、27日は夫婦での参加が多く、20名の参加。初参加が70%を占め、終了後8階の移住相談コーナーでの移住相談を案内し、好評であった。集客はWebのみで行ったがそれなりの反響があり、地方移住の波が来ていることを実感させるものがあったった。

連休明けから4階がオープンします

今年、5月の連休は10日間の休みとか、なんとなく落ち着かない日を送っている。4月16日から4階に新たに100坪のスペースを確保し、3ケ所のセミナースペースを用意した。そして、10階にあった事業部と総務部の機能も一緒に4階に引っ越し、さらに理事長室も新たに開設された。4階のセミナースペースは5月の連休明け以降に使用可能になる。このことに伴って、10階のセミナースペースは2ヶ所から1ヶ所になり、そのスペースは移住相談コーナーとなり、さらにゆったりと移住相談が可能になる。今回のふるさと回帰支援センターのスペースの拡張は、参加自治体の移住セミナーの開催要望に応えきれなかったことを受けてのことで、年間600回の移住セミナー開催を展望している。是非、有効活用していただきたいる。 来客・視察は、16日は福島県東京事務所所長と県雇用労政課長、今年度から課に格上げされた長野県の信州暮らし推進課の出川課長があいさつに見えた。17日は岩手県の全県会議員を会員とした県政調査会で全国的な移住・定住の取り組みなどを話しに行った。岩手県は、今年度から従来地域振興部に置いていた移住・定住担当を商工労働・観光部に一元化し、新たに定住推進・雇用労働室を立ち上げ、東京事務所にも移住担当を配置している。18日は新潟県政策企画員、岐阜県くらし環境部長の来訪があった。また、福島県いわき市が27日の中央メーデーに震災復興支援の物販を予定していることから、打ち合わせを行った。19日は、昨年から初めた各県の移住担当者との懇談会の第1号として石川県と意見交換を行った。この中では、7890万円の地域振興課の予算の中に移住推進グループを置き、昨年より1名増の6名体制で取り組むことなどが報告された。この日は佐賀県嬉野市長の来訪もあった。20日は三重県移住促進監の訪問があり、この中では昨年度から29全市町村に移住の窓口を開設し、受け入れに努めていることなどが報告された。 セミナーの開催は、12日は福岡県と愛媛県がそれぞれ、「ふくおかよかとこ移住セミナー」と「愛あるえひめ暮らし交流会」を開いた。13日は、長崎県が昨年から2か月に1回のペースで8組限定の「長崎で働こう!U・Iターン転職個別相談会」を開催しているが、今年度第一回目が行われた。この相談会、ネットで募集されているが2日で満員という人気ぶり。この日、山梨県も「就農希望者集まれ!~山梨県就農セミナー&相談会~」を開催。個別相談がメインであったが15組17名の参加。14日は日曜日で、静岡県の「しずおかで就農・移住セミナーvol3 研修受け入れ農家と語ろう」は9組11名の参加。高知県は「地方公務員セミナー~県職員・教員・警察職員~」を行い、23名の参加と健闘した。 19日は、山口県がはじめてのウイークデーの夕方から仕事帰りのサラリーマンを対象に「やまぐち暮らしわくわく相談会~移住就業・創業支援金について最新情報お伝えします~」を開催。広報しなかったが24名が参加と大健闘。ニーズに応えた企画が成功したようだ。この日は石川県も「地域おこし協力隊募集と田舎暮らし相談会」を開いた。20日土曜日は5回のセミナーが開催され、大賑わい。まず、富山県が「富山県移住支援金セミナーVol1」を開き、20組22名の参加。対象の企業3社も参加。仕事や暮らしの話しがされ、6月に第2弾で「女性にやさしい暮らし」をテーマにしたセミナーが予定されている。ほかに、長野県佐久市が「移住女子会~女性移住者が語る佐久の暮らし~」を開催。30代から60代の女性が18名も参加。単身者・ファミリー世代・シニア世代と幅広い世代が集まり、それぞれの世代の佐久暮らしを語り合った。岡山県岡山市・倉敷市の「岡山移住”とっても小さな相談会“」は11組16名の参加。Uターン希望者の参加もあり、良かった。岩手県は「岩手移住を応援します!イーハトー部スタートアップ講座」を開催し、21組23名の参加。20歳から30歳代の移住に対する本気度の高い人の参加が多く、手応えが感じられるセミナーとなった。わくわくパッケージの話もあった。三重県は「Meet Mie Café Vol.1まずは知っておきたい!移住とお金編」を開催した。 21日日曜日は大分県が「第1回おおいた暮らし塾in東京」、鳥取県も「とっとりに移住しました!!~移住して解ったこと~」を開催した。

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