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将来世代応援知事同盟主催「いいね!地方の暮らしフェア」を開催 | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

将来世代応援知事同盟主催「いいね!地方の暮らしフェア」を開催

昨日、東京は春一番が吹いたとマスコミが報道していた。やっと冬の寒さが峠を超えたのかと喜んでいる。窓から見えるJP有楽町駅前の街路樹も心なしか喜んでいるように思われる。 26日は、初めて23県の若手の知事の集まりである「日本創生のための将来世代応援知事同盟」主催の「いいね!地方の暮らしフェアオンライン運営事務局」を受託した。移住セミナーは、昨年は647回開催し、東京交通会館の3階や12階を利用しての地方移住推進の取り組みに参加している各県主催のイベントも52回も開催や運営をしているが、知事同盟主催ということで失敗は許されないと担当の事業部は緊張したようだ。 開会冒頭のスペシャルセミナー「地方との関わりから見つけるこれからの時代の生き方」には、地域活性化活動にも多く関わっているシンガーの相川七瀬さんがゲスト出演し、場を盛り上げた。相川さんは、センターの初代理事長の立松和平君が始め、例年6月に北海道・知床で開催されている「知床・知久泊村毘沙門祭」に常連で参加している。 「いいね!地方の暮らしフェア」はオンライン形式で行われた。移住セミナーと相談コーナーの2本立てで、セミナーはテーマ別セミナーとエリア別セミナーに分かれ、相談コーナーも参加23県が東北から九州までの7つのエリアに分かれて移住相談を受け付けた。視聴については、WEBサイトへのアクセスは2003件、移住相談件数は62件、対応数は53件と本気度の高い移住相談が多かったようだ。 取材・来客等は、28日は一昨年当選された栃木県日光市長が初めて視察に来られた。「スマートワークライフ#NIKKO」を軸に、移住をしっかり取り組みたいと決意を語られていた。この日は12月初旬にセンターを視察に来た経団連地域活性化部会と懇談会を開いた。この懇談会には部会長の東京海上日動の徳川斉正氏も参加。率直な意見交換が行われた。センターからは藤田副理事長、江森事務局長も参加した。

2022年移住希望地人気ランキング3年連続で静岡県がトップ | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

2022年移住希望地人気ランキング3年連続で静岡県がトップ

東京は梅も咲き出し、2月も残り少なくなってきた。恒例の2月20日から21日にかけて開催した「都市と農山村漁村の交流・移住実務者研修セミナー」は無事終わった。今年もコロナ禍があり、リアルの参加者は37名と少なかったが中身の濃いセミナーとなった。基調講演はデジタル田園都市国家構想実現会議の土生事務局長が、デジタル田園都市国家構想の目指す「全国どこでも誰もが便利で快適に暮らせる社会」をテーマに話した。次いで、地域づくり・交流・移住・定住に関連する4省庁の課長が2023年度予算についての説明・解説を行った。総務省地域力自立応援課長が「地域力創造施策にについて」、国交省地方振興課長が「交流促進に関わる施策について」、農水省地域振興課長が「中間地域の農用地の保全と農村RMOの形成について」、厚労省地域雇用対策課長が「地域雇用対策の概要について」、デジタル田園都市国家構想実現会議事務局参事官が「移住・定住施策の概要について」を紹介、説明した。このように、関係省庁の課長が一同に会して移住・定住に特化した説明を行うのはセンターだからのことで、中身の濃いセミナーとなった。また、昨年4月からNHKで放送されている「『いいいじゅー!!』の制作を通して」と題して担当プロデューサーがその想いや狙いなどについて講演した。 事例報告は、「地方移住と地域おこし協力隊の取り組み」をえひめ暮らしネットワークから、「年間500人が移住する人口50000人の島」は佐渡UIターンサポートセンターから、「デジタル村民とはじめる『集落存亡』をかけた挑戦」を新潟県山古志住民会議から、「移住定住促進施策について」を神奈川県小田原市企画政策課から、「宮城県気仙沼市における移住定住・関係人口の取り組みについて」を気仙沼市移住・定住支援センターMINATOから、それぞれ受けた。参加者からは大いに学んだ、もっと多くの人にも聞かせたかったと概ね好評であった。 毎年、恒例となり、マスコミを賑わせている「2022年の移住相談の傾向、移住希望地ランキング」が24日、情報の解禁日として明らかにされた。その内容は、<2022年の傾向>としては、相談件数は2年連続で過去最高を更新した。具体的には前年比で5.7%増の5万2312件。また、移住相談会・セミナー等の開催は前年比で14.5%増の647回となった。窓口相談では、3年連続で静岡県が1位に、2位は昨年4位の長野県が巻き返し、3位は栃木県が9位から駆け上がった。4位以下は、山梨・福岡・広島・宮城・和歌山・群馬・神奈川と続いた。セミナー参加者では2年連続で広島県が1位となり、新潟が9位から2位と大きく伸びた。次いで、愛媛・長野・静岡・北海道・高知・和歌山・福島・富山と続いた。また、年代別では、20代から70代まですべての世代で静岡県がトップを独占した。 取材・来客等は、15日に出身母体の自治労書紀会議2023年度「書紀力」UPセミナーで講演。「ふるさと回帰運動のいま」を語った。その後、小島敏郎弁護士、稲城市選出の石川都議と懇談。22日はふるさと島根定住財団事務局長,UIターン推進課長が挨拶に。24日は共同通信OBと懇談。

1月、移住相談件数4000件を越える | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

1月、移住相談件数4000件を越える

僅かだが、日が長くなったような気がする。気持ちが春を待ちわびているからなのかもしれない。数日前に所用があって水戸に行った。後楽園の梅は咲き始め、かすかに春が近づいていることを感じさせられた。 2022年の移住相談の傾向・移住希望地ランキングの公開は、内部的には20日から21日の日程で開催される「2022年度都市と農山漁村の交流・移住実務者研修セミナー」で行われ、対外的には総務相記者クラブおよびセンター取材記者には24日午前0時に解禁される。このセミナーへの参加は会場にまだ余裕があるのでセンターのHPから申し込みが可能となっている。今年はコロナも緩み、久しぶりに初日の終了後は交流会も予定され、理事長も参加予定。是非ともの参加をお願いします。 1月分の移住相談者の集計が明らかになった。合計は1月としては4819人と昨年2022年1月の4876人に次ぐ多さとなった。今年の移住相談を予想するうえからも4000人を超えたという数字は参考になる数字である。総計のトップ5は静岡・群馬・福島・富山・岩手の順となっている。静岡県のトップはセミナーの集客がほぼ400人に達したことが大きかった。面談・Eメール・電話での本気度の高い相談では福岡・広島・富山・静岡・栃木と熊本は同数の順となった。 取材・来客は、8日はいわき市東京事務所来訪。自治労本部書記協の事務局長と打ち合わせ。10日は東京新聞と読売新聞福井市局が福井県のある町が「移住者受け入れるための7か条」を制定した件について見解を求められた。13日は水戸市で電機連合OBと打ち合わせ。15日は鹿児島県中種子町の田渕川町長来訪挨拶。

移住相談件数、セミナー開催実績、過去最高を達成

年度末は何かと忙しい。気がつけばもう2月も9日、心なしか寒さが緩んできたような気がする。数日前の6日、明け方にスノームーンを見た。2月の満月をスノームーンと呼ぶことを初めて知った。最も地球から遠い月で、西の空にポカリと浮かんだような小さな月、なんか心がほっこりするようなものを感じた。 昨年の移住相談件数が明らかになったが、5万を超える5万2312件と初めて5万件を超えた。移住セミナー開催件数も647回と前年比で85回上回り、こちらも過去最高であった。移住相談のトレンドは右肩上がりの傾向が続いている。 取材・来客は、1日は大分県宇佐市議会の4名の市議団が視察。2日は赤坂のスタジでラジオの収録を行った。正月発売の週刊新潮の対談を読んで、DJを皇族の竹田恒泰氏がつとめる「ニホンのナカミ」に呼ばれた。四国放送・西日本放送など8局ネットで19日から26日にかけて放送される。3日は共同通信の取材。5日は初代理事長の立松和平君の14回目の遠雷忌。時の流れの速さに驚かされた。今年も上野・入谷の法昌寺の緋寒桜は満開であった。7日は福島県郡山市議会4名の議員が視察。3月議会で質問に立ちたいと決意を語ってくれた。三重県熊野市議会も5名の議員が視察に。

岩手県達増知事がフェア出席で来訪 | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

岩手県達増知事がフェア出席で来訪

1月も今日でおしまい。次年度の取り組みについての様々な動きもあって忙しい1ヶ月であった。会員自治体向けのレポート「東京発!~移住相談の現場から~」第3号も、配信した。この中のトップ記事は「移住のキッカケとは」の解説だ。2022年中に移住相談で登録のあった新規相談のデータで、「移住のキッカケ」1位は「地方暮らしに興味がある」で50.2%、2位が「安心・安全な暮らし」で12.1%、3位が「子育て環境」で10.1%となっており、年齢別では30代から40代では「子育て環境」と回答した割合が他世代に比べて高く、子育てが移住のキッカケになっていることが明らかになった。 また、総務省が30日に発表した2022年の住民基本台帳人口移動報告で東京都への転入者が転出者を3万8023人上回り、超過幅が3年ぶりに拡大し、東京集中が再加速したとマスコミでは報じられている。この件についてマスコミからコメントを求められたが、こうしたことについて、一喜一憂するようなことではなく、長いスパンで考えてほしい。移住希望者の増加は、価値観の多様化や競争社会の推進による貧富の格差など様々な格差の拡大などが背景にあり、ある種必然的な現象ではないのか、もっとスローな暮らしがあってもいいという人が増加した結果で、この現象は今後も続くのではないかと答えた。 過日の朝日新聞に「2022年10月1日現在、推計で日本から海外に生活の拠点を移した永住者の累計が過去最高の55万7000人」とあった。永住者は前年比で約2万人増の記事に目が止まった。識者は「賃金や労働環境、社会の多様性・寛容性などの面で北米や西欧諸国に相対的な魅力を感じる人が多くなっているのではないか」とコメントしている。こうした現象にもわが国の閉塞状況の一端が感じられる。ちなみの永住者の多い国は米国、オーストラリア・カナダの順となっている。 取材・来客は、19日に前全国市長会会長の森民夫氏(元新潟県長岡市長)が上京したのでと立ち寄られた。彼とは35年ほど前からの付き合いで、高齢社会の住宅政策を巡って厚労省、建設省の住宅局との勉強会でご一緒させていただいた。懐かしい仲間である。22日は岩手県達増知事が「岩手県U・Iターンミニフェア」に出席のため上京。8階のセンターも視察。その充実ぶりを評価いただいた。24日は兵庫県東京事務所所長視察、鹿児島県さつま町上野町長視察。時事通信取材。26日は読売新聞甲府支局取材。秋田県移住・定住促進課長と打ち合わせ。静岡県松崎町町長と懇談、東京都あきる野市中嶋市長と懇談。それぞれ移住受け入れに取り組みたいと抱負を語っていただいた。27日は和歌山県田辺市議団4名の視察あり、あいさつ。28日ラジオ出演打ち合わせ。29日は静岡県移住フェアあいさつ。午後、友人の作家・佐野眞一の偲ぶ会。31日は新潟県妙高市城戸市長視察、福井県坂井市議会議長ほか6名市議団視察。               岩手県の達増知事と             新潟県妙高市の城戸市長と              あきる野市の中嶋市長と 1月17日~22日に、地方移住セミナーを18回開催した。 群馬県中之条町は17日、「今宵、『古民家BAR久美子』にて(吾妻編)」をオンラインで開催した。中之条町の移住コーディネーター、村上久美子さんがバーテン役を模したトークセミナーは好評で第3弾目となる。「吾妻郡6町村」を対象とし、温泉と浅間高原の自然が広がる地域の魅力と移住者の受け皿体制を発信した。高山村移住コーディネーターなどゲストは3組で、移住するには何から始めたらよいのか、どんな人が地方暮らしに向いているのかを伝えた。移住後も集落支援員からのあたたかいフォローを受けているという高齢者ゲストからは、高原地の冬暮らしの厳しさと、何物にも代えがたい自然環境の魅力を話していただいた。57名が参加した。 18日は、東京多摩地域が「たま暮らしセミナー 東京が好き 自然が好き だから私は多摩に住む(後編)」を会場とオンラインのミックス開催。子育て中のママでもあり、多摩地域の情報発信をするローカル出版社社長をファシリテーターに迎え、東大和市・東村山市・羽村市・あきる野市の先輩移住者とトークセッションした。移住のきっかけや経緯、実際に住んでみた感想が聞けた。地域とのつながり等、東京でありながらも地域に根ざした暮らしぶりが知れた。また、参加者からも複数の質問があり活発なやり取りとなった。オンライン終了後、会場参加の方とミニ座談会を開催。市町村職員も参加して良い雰囲気のまま終了となった。合計11名が参加。 鹿児島県は「鹿児島移住オンラインセミナー2022 vol.6 #転職なき移住編」をオンラインで実施。ゲストは「自然豊かな場所でキャンプ場をやりたい」という夢を持って東京から霧島市に移住した方。リモートワークで東京の仕事を継続しながらの生活していることや、物件の探し方や費用、ローンの話までざっくばらんに語り、あっという間に時間が過ぎた。参加者からもたくさんの質問が寄せられ、関心の高さがうかがえた。申込者数は70組のうち、当日参加は24組。申込者は期間中アーカイブ視聴することが出来る。 19日、愛媛県は「愛あるえひめ暮らしフェア 『えひめでお店をはじめる方法』」と題して、Uターンして起業した2名をゲストにオンラインで開催した。1名は松山市でクラフトビールを製造販売している方、もう1名は、脱サラし大洲市でサスティナブルストアを開業した方。44名の参加者の年齢層は20代から50代までそれぞれの年代が同じ割合だった。 20日、千葉県旭市は「海辺のまちの“ちょいなか暮らし”移住セミナー  僕らのちょいなか暮らし~変化とそのままと~」をオンライン開催。今年度3回予定しているオンラインセミナーの2回目。昨年4月にオープンした多世代交流施設「おひさまテラス」より配信した。子どもから大人までが生涯活躍できるまちづくり「みらいあさひ」の構想と、街の中心地にオープンしたイオンタウン旭「おひさまテラス」の活用状況を紹介。セミナー後半では、都内から移住し、イオンタウン旭のシェアキッチンに勤務する30代男性がゲストスピーカーとして登場。忙しい都内では得られなかった穏やかな日常や、町の人との関わりから得られる刺激など、旭市での充実した暮らしぶりを語った。30~60代の5名が参加。 21日には、千葉県多古町が「多古町移住セミナー 多古町で新生活!!」をミックス開催。成田空港が近く、のどかな田園風景が広がる多古町は“世界に近い田舎町”。町の中心地にあるコミュニケーションスポット「たこらぼ」から、多古町の魅力を発信した。現地移住コーディネーターがインタビュアーとなり、地域密着型の不動産会社、新規就農を実現した移住経験者、地域おこし協力隊(4名)と軽快なトークを繰り広げた。賃貸・購入物件の効率的な探し方、町内のリアルな空き家状況、就農までのステップ、協力隊の任期終了後の予定など、移住希望者が欲している情報を引き出した。10名が参加し、8割が20~30代であった。 滋賀県は「滋賀で暮らそ。意外と都会 ほどよく田舎がちょうどいい 【滋賀のお祭り編】」をオンラインで開催した。850年以上の歴史をもち、県の無形民俗文化財に指定されている馬見岡綿向神社の例祭「日野曳山祭」を紹介し、魅力を発信。日野町曳山囃子方交流会の方に特別に演奏していただいた。12名の参加者も生演奏に大変満足された様子で、アンケートでは「日野町に行ってみたい。お祭りに参加したい。子供の頃を懐かしく思い出した」との感想があった。連携体制もよく、来年度のセミナーにも生かしたい。 北海道十勝地域は「北海道十勝で暮らそう!移住相談会 本別町/足寄町/陸別町」と題して、十勝東北部の3町合同で会場で行った。ゲストハウスを経営する先輩移住者が体験談を語った。50代2名、30代1名の方が参加し、全員が3町全てと個別相談を行い熱心に話を聞いた。 山形県山形市は「ヤマガターン 第2回 山形市暮らしと仕事まるごと相談会in東京」をリアル開催。仕事に焦点をあてた内容で、前半は宮大工を目指す女性先輩移住者のトーク、後半に個別相談会とした。10名の参加者は20~30代が多く、ほぼ全員が個別相談会に参加。それぞれ約1時間かけて担当者とじっくり話し合い、その真剣度の高さがうかがわれた。 宮崎県は「あったか宮崎ひなた暮らし 移住相談会」を東京交通会館12階で開催した。セミナー講演は実施せず、ブースでの個別相談に特化した。17市町村ブース他、仕事や住まいなど計25ブース出展の他に観光PRコーナーやVR体験コーナーを設け宮崎県をアピールした。ブース周回スタンプラリーも行い、できるだけ多くのブースを訪れていただくよう工夫したこともあり、ブースには常に相談者がいる状態が続いた。62組99名が来場した。 埼玉県は「埼玉県移住支援金PRセミナー」をオンライン開催。埼玉県観光バーチャル大使の春日部つくしさんが支援金支給対象地域を紹介する動画に登場し、セミナーの司会進行も行うという初めて試みで実施。YouTubeやTwitterのフォロワーが約5万人いる人気者の登場で、参加者の平均年齢も30代前半と若い層にまで届けることが出来た。また、北は北海道から南は岡山までと全国各地から参加があり、まずは埼玉を知ってもらう一歩にもなったのではと思う。加えて、支給対象地域の職員をリレー方式でつないだり、先輩移住者2名を招いてのトークセッションを行うなど、バーチャルとリアルを楽しめる充実した内容のセミナーとなった。20名が参加した。 22日、岩手県は「岩手県U・Iターンミニフェア」を3階グリーンルームで開催。就職・転職をメインとしたイベントで、今回ミニフェアとして当センターと共催した。U・Iターンフェア自体は、東京で開催を続けてきたイベントであるが、コロナ禍で約3年ぶりの開催となった。Uターンを中心に学生から一般まで幅広い層が参加。90名が来場し、セミナーでは椅子を追加するほど盛況となった。岩手県の達増知事も来訪し、盛況な状況を視察していただいた。 茨城県は「第6回いばらき暮らしセミナー ストレスフリーな子育てのススメ~みんなで話そう!座談会~」をミックス開催。子育てに絞ったテーマで各市町(水戸市、常陸大宮市、つくばみらい市、龍ケ崎市、境町)から支援制度について話を聞いた。その後ゲストによる座談会を実施し、最後に個別相談会を開催した。4名が参加した。 山形県置賜地域は「あっぺした、おきたま!~置賜のおいしい!きれい!たのしい!まいライフお伝えします~」と題し、置賜地域8市町がミックスで開催した。それぞれの市町が工夫を凝らした動画で地域の特徴や雪国の暮らしを紹介し、地域の魅力を伝えた。U・Iターンした先輩移住者の本音トークに、熱心に聞き入っていた。その後の個別相談もほとんどが参加し、関心の高さがうかがえた。21名が参加した。 石川県は「いしかわ冬暮らしの豆知識」をオンラインで開催。石川への移住で多くの人が気にする冬の暮らし方に焦点を当てたセミナー。白山市、能美市、穴水町、珠洲市、能登地域の5地域からゲストが参加し、「雪はどのくらい積もるか」「電気代はいくらぐらいか」など質問が出た。ゲストに海外出身の方もおり、様々な視点で石川の冬について知ることができた。20名が参加した。 岡山県備前市は、「備前で暮らす 備前で働くセミナー」をオンラインで開催。備前市が主催する二度目のセミナーとなり、「暮らし」と「働き方」をテーマにした。夫がカフェ起業準備、妻が地域おこし協力隊をしている移住者をゲストに体験談を聞いた後、市内の求人を案内。後半は参加者全員で座談会を行い、住居や交通機関、仕事など幅広く質問が出た。関東、関西、東海、北陸と各地から7組8名が参加した。 沖縄県は「島ぐらしのリアルをお届け!沖縄移住セミナー&相談会(久米島・伊江島・その他離島)」を会場で開催。沖縄県全般(協力隊)・就職・久米島町・伊江村の個別相談ブースが出展し、途中セミナーやフリートークの時間を設けた。伊江村は初めての参加となった。参加者は50代が多く、申し込みは9名満員御礼であった。 和歌山県は「移住×サッカー×農業!?移住者によるサッカークラブ 南紀オレンジサンライズFCの挑戦!!」をオンラインで開催。移住者のみで構成されたサッカークラブ「南紀オレンジサンライズFC」とのコラボセミナー。代表や選手、選手の雇用先企業から、和歌山県を選んだ経緯、現在の活動、移住後の生活について聞いた。事前申込者(19組20名)限定で、後日アーカイブ動画を案内する。  

昨年、マスコミ取材は279回、ありがとうございました。

いよいよ東京も冬の寒さが本格化する季節となってきた。そうした中で週末を中心に行われている移住セミナーも先週は12回の開催。今週は18回の開催が予定され来訪者も多くなってきている。有楽町で見ている限り、地方移住の波は今年も続いているようだ。 今年もマスコミの取材が多いが、このほど昨年の取材一覧がまとまった。これを見ると昨年は279回。2021年の292件に比べ微減となっているがそれにしても多く、この対応に少なからずの時間を取られ、正月から相変わらずの忙しさとなっている。また、例年2月に公表している「移住希望地ランキング」は、今年は2月16日にマスコミへリリースを配布。2月21日から22日に予定される移住実務者セミナーで発表を予定し、24日に情報解禁を考えている。 取材・来客は、12日に今年最初の視察が山梨県市議会議長会によりあった。事務局を含む25名の参加で、率直な意見交換を行った。13日朝日新聞の取材。午後、ふるさと総研玉田社長と懇談。14日は山口県岩国市まちづくりサポートセンター、市労働政策山崎課長と懇談。17日は福島県企画調整部次長、地域振興課長と移住政策の強化について意見交換。午後、岩手県八幡平市市議会議員団10名の視察を受けた。18日はカナダのマスコミのオンライン取材。午後ウェブメディア「アスティオン」の取材。群馬県県議会星名議長の視察もあり、全国唯一の全自治体参加による取り組み推進の重要性を巡って率直な意見交換をさせていただいた。夕方から自治労新年交換会出席。19日、静岡市葵区前田区長他と懇談。 先週は地方移住セミナーを12回開催した。 1月11日は、富山県が「とやま地域おこし協力隊募集セミナー」をオンラインで開催した。住まいや、休日、働く場所など具体的な質問が多く、口頭で回答しきれない質問には、チャットで対応したが、それでも予定時間をオーバーした。地域おこし協力隊について、非常に関心の高い参加者が多く、充実したセミナーとなった。23名が参加した。 12日は、愛媛県が「愛あるえひめ暮らしフェア オンラインセミナー 移住検討の “ファーストステップ” ~おしえて!移住支援サイトって何がのってるの?~」と題して、移住を考え始めた方に向けて、移住のポータルサイト「えひめ移住ネット」の活用方法を紹介するオンラインセミナーを開催。参加者の年齢層は幅広く、住んでいる地域も、東京と大阪が多いものの九州や中国、北関東などこれまで以上に様々だった。44名が参加した。 13日は、長野県天龍村が「自然を五感で感じよう!天龍村親子留学募集セミナー」をオンラインで実施した。2023年4月から新規スタートする親子留学の募集説明会。同日に信州自然留学(山村留学)推進協議会」が設立され、県を上げて推進していく。参加者1名だったが、本気の相談者で、具体的に話が進展し現地訪問へとつながった。担当者も小学生のお子さんのいる移住者だったため「忌憚のない話ができた」と相談者、主催者双方から好評だった、今後も定期的に継続していくことになった。 兵庫県は「ひょうごで働こう!おためし企業体験 事前説明会 in TOKYO」を会場とオンラインのミックスで開催した。兵庫県労政福祉課の事業の説明をメインとした内容でセミナー7回目(最終回)。事業説明の後に、就職活動における「自己PR対策」について講師から解説があった。集客はリアル4名、オンライン1名。 14日は、岡山県笠岡市が「瀬戸内の島とボクとのいい関係」をミックス開催。笠岡市が主催する初めてのセミナー。人口40人の離島、笠岡市高島で地域おこし協力隊として活躍している先輩移住者のリアルな日常とこれからの展望を包み隠さず本音で話してもらった。後半では参加者からの質問も飛び交い、和気あいあいとした雰囲気だった。オンライン8組、会場4組5名、計12組13名が参加した。 香川県は「うどん県香川の住まい探しセミナー~香川で見つけるあなたの住まい~」をセミナール―ムで開催。8年前に神奈川県から香川県三木町に移住し、現在不動産業を営む方をゲストに迎え、「物件を探すときに、おさえるべきポイント」と自宅をD.I.Y.でリノベーションした経験について聞いた。20代~60代の14名が参加した。 宮崎県は「宮崎県 にしもろ移住相談会 宮崎県えびの市・小林市・高原町合同移住セミナー」を、宮崎県西に位置する2市1町で合同でリアル開催した。それぞれの担当者が地域の魅力を説明し、その後先輩移住者のトークと個別相談を実施。参加人数は5名と少なかったものの参加者全員が個別相談をし、大いに盛り上がった。「じっくりと話ができて有意義な時間だった」「今後につながる出会いになった」と好評を得た。 静岡県は「移住×林業・建設業 ~自然豊かな静岡県を満喫する働き方・暮し方~」をリアル開催した。林業と建設業に携わっている2名のゲストを迎えてのセミナー。どのようにして移住し、現在の仕事に就いたかなどを聞いた。2名の参加者は、年齢層が40代~60代と高めだったが、親族が県内に山林を所有している方で林業関係者との個別相談につながった。 15日は、北海道釧路・根室地域が「自然とともに北海道で働く!釧路・根室で酪農を始める相談会」をミックスで開催。道内でも指折りの酪農地帯から8市町が参加し、3組4名の方と個別相談を実施。一部オンラインで現地とつなぎながら、参加者はみな真剣に相談していた。夫婦1組と単身者2名で酪農を希望。今後現地体験につながりそうである。 鳥取県は「鳥取県IJUターンBIG相談会」を開催。大型リアルイベントは約3年ぶりの開催であった。集客方法は、SNSやネット広告、DMをはじめ、今回は有楽町駅前のサイネージにも広告を出して宣伝を行った。71組88名の参加となり、100名に届かなかったことが悔やまれるが、移住への本気度が高い層が多かったことは良かった。 福島県会津地域は「移住は会津を見てから 会津移住者トークセッション・交流会&個別移住相談会」をミックス開催。イベントは「参加市町村との個別相談会」「Iターン移住を果たしたゲスト3名によるトークセッション」「ゲストと参加者との交流会」の3部構成で、会津暮らしの不安や疑問を払拭してもらえる内容となった。ゲストは、東京生まれで農業大学校で学んだ後に喜多方市に移住し養豚業を始めた女性、北海道生まれで科学研究所勤務から会津坂下町の地域おこし協力隊となった女性、センターで相談後に広告会社役員から郡山市のプロバスケットボールチームの広報役員となり猪苗代町に移住した男性と多種多様で彼らの興味深い話に参加者は聞き入っていた。13名が参加。 同日、福島県は「未来ワークふくしま移住セミナー『はじめよう、私とふくしまの小さな物語。』 vol.5 自分らしさを活かした起業編」を会場とオンラインでミックス開催。福島県が主催する12市町村関連の移住セミナーの第5回で、72名が参加した。3時間半の長丁場のセミナーで、ゲスト自己紹介/活動状況の紹介、ゲストによるパネルディスカッション、支援制度の案内、ワークショップ、座談会/個別相談会、と盛りだくさんな内容。ゲストの方々は、志も高く素敵な活動をされている方ばかりであった。一方こうした活動はキラキラし過ぎて、普通の方が、これを事例として移住を進めるのには無理があるように思う。もっと地域性やイベント等がハイライトされても良いかと感じた。

今年もそれなりに順調にスタート!

新年も2週目に入り、通勤電車もそれなりに混み始め、徐々に日常を取り戻しつつある。移住相談もコンスタントに来客があり、それなりの数となっている。その原因の一つは、政府が今年4月から一定の条件のもとに子ども連れの移住者に対し一人あたり最大30万から100万の加算を決めたことへの問い合わせなどもあるようだ。移住セミナーも7日、8日の週末にはそれぞれ2回ずつ開催され、スタートを切った。トップを切ったのは長野県と山形県遊佐町。翌日は福井県と鳥取県・島根県の初コラボセミナー。それぞれの主催自治体の今年への意気込みを感じさせ、それなりの集客もあった。(詳細は下記へ) この程、12月の相談件数が明らかになった。相談等件数では広島・福岡・静岡・長野・富山の順で多かった。セミナーを含む参加者では群馬・長野・和歌山・愛媛・広島の順となった。トータルの件数では3487件と2年ぶりに4000件を割り込んだ。これは12月のセミナーの開催数が前年と比べ15回ほど少ない62回に留まったことが原因のようだ。 取材・来客は、6日は読売新聞甲府支局の取材、同じく日テレの夕方のニュース番組の「news every.」の取材。10日は福島県の年始の集い参加。11日は米国通信社「Feature Story News」の取材と日生協賀詞交歓会参加。 年明けの第1週目は、週末に4件の地方移住セミナーが行われた。 7日には、長野県が「教育移住のリアル 楽園信州移住セミナー」をセミナールームで開催した。教育移住をテーマに、イエナプラン、山村留学など特色のある教育を行っている8市町村が参加。40代の家族を中心に16組25名(子供5名)が出席した。家族で移住した2組と、全国的に有名になった私立小学校設立に携わり長野県教育委員となった女性をゲストに、体験談や教育事情を紹介した。真剣に移住を検討している10組ほどの家族が個別相談まで残り、各市町村と熱心に懇談した。 山形県遊佐町は「アウトドア×子育て ゆざを楽しむ愉快な仲間達」をオンラインで開催。神奈川県から移住した先輩移住者をゲストに迎え、雄大な鳥海山を眺めながら自然豊かな町で、親子でアウトドアを楽しみながら生活をする様子や、仕事、住まいの紹介をして参加者を魅了した。現地からの中継や地域おこし協力隊の活動紹介もあり、盛り沢山の内容だった。13名が参加した。 8日には、福井県が「福井県公務員セミナー&相談会 ~来年度の募集に向けて~」をリアル開催。人事委員会からの要請があり、昨年8月28日開催に続き2回目の公務員セミナーとなった。学生及び社会人を対象として、来年度の福井県職員、県警察官・職員の募集のために開催。社会人2名と学生1名が参加した。セミナー後の個別相談会では、少人数のため時間をかけて説明や相談対応をすることができ、参加者にとって好印象となった。 鳥取県・島根県は合同で「とっとり・しまね どっちがどっち!?山陰ゆったりトークタイム~冬の味覚編~」を会場とオンラインのミックスで実施した。参加者へ今まで知らなった山陰の魅力や文化を伝える目的で開催。山陰の冬の味覚をテーマにして相談員3名で、写真も交えながらトークを展開。セミナー途中にミニクイズも組み込み、参加者とコミュニケーションをとりながら進めることが出来た。会場12組13名、オンライン23組23名、合計35組37名の参加。

マンネリ化を排し、さらなる前進を目指します!

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 ふるさと回帰支援センターも職員一同、お陰様で無事新年を迎えることができました。4日10時からは全員集会を開き、新たな20年をめざして、マンネリを排し、移住希望者に寄り添う相談の実現に頑張ってほしいと訓示しました。移住希望者を受け入れるための環境整備の一環として、当面100自治体の会員化と、このふるさと回帰運動が国民的運動として社会的に定着させるために目標としての1000自治体の会員化に努力することを要請しました。 政府は次年度予算で移住支援事業について、東京圏から地方に移住する世帯について、子どもを連れて行く場合の移住支度金を一人30万から100万に引き上げることにした。この事により、子ども一人の世帯では最大で合計200万が支給される。ただ、これには条件があり、23区に住んでいるか、東京圏から23区に通勤している人が対象。23年度から実施される。この事業はこれまでも実施されてきたが、おおよそ全国で1300弱の市町村で実施されている。 例年、2月に発表している移住者人気ランキングは今のところ例年並みの2月中旬頃に発表予定である。また、合わせて発表している移住セミナーの開催実績はこの程、速報値が明らかになり、2022年は649回と昨年比で15.5%の87回増加した。ちなみにトップは42回開催した長野県で、内訳は県主催が13回、長野市が5回、平谷村が4回、飯山市が3回、2回が宮田村など3団体。他に自治体・団体と幅広い開催主体が11回、移住セミナーを開催し集客している。一方、5回以下の県は10県に達し、開催していない県も2県ある。 取材・来客は、年末・年始ということで少なく、年末の23日に福島県本宮市総務部長外が見えられた。1月5日は朝日新聞が年始あいさつに。イギリスのBBCが移住全般についてメール取材。 2022年最後の週は、7回の地方移住セミナーを開催した。 12月20日には、広島県が「穏やかな瀬戸内へ転職なき移住!人気3エリアの違いと魅力体験セミナー【現地ツアー開催決定】」をオンラインで開催。尾道・福山・三原のツアー事前セミナーで、26名が参加した。転職なき移住をテーマに、リモートワーク等で移住した方をゲストに迎え転職せず移住する際の流れや移住後の生活について聞いた。ツアーに参加してイメージを醸成することや、移住後のコミュニティへの参加の大切さについて,参加者に伝えることが出来た。 和歌山県は「移住×しにゃごはん 和歌山の旬の食材!やみつきごはん」をオンライン開催。県内在住でフォロワー数44万人超えのインスタグラマー「しにゃさん」、東京から移住され醸造家として活動している方の2名をゲストにYoutubeでライブ配信した。地元の方と移住者、それぞれの視点から和歌山県について語っていただいた。事前申込者(34組39名)限定で、後日アーカイブ動画を案内する。 21日には、東京都多摩地域が「たま暮らしセミナー ー東京が好き 自然が好き だから私は多摩に住む 前編-」をオンラインと会場のミックス開催。地域密着の出版社「けやき出版」の小崎さんから都会でもない田舎でもない(都会もある田舎もある)「トカイナカ」をPR。30市町村を5つのエリアに分けて地域的な特徴について説明、泊まれる酒蔵や罠シェアリング等のコミュニティを紹介した。また地元密着の建設会社社長で地域の仕掛人の相羽さんから、多摩だからできる暮らし方を提案。9名が参加し、多くの質問やコメントが寄せられた。1月18日に開催される(後編)に繋がる内容となった。 山口県は「やまぐち夜カフェ② オンライン交流&相談会」をオンラインで、「女性目線でみた山口県の暮らし」をテーマに、7市町の移住部署の女性担当者(計10名)との情報交流会として開催した。市町の支援情報や下見をした参加者からの現地の印象の紹介、子育て環境の情報など女性目線ならではの関心の高い話題で活発な交流となった。あっという間の1時間となり、再催の希望もあった。参加者は20代~60代で50代が44%(7名)で最多。ご夫婦での参加も1組あった。 22日は、茨城県那珂市が「移住相談会・地域おこし協力隊募集セミナー」をミックス開催した。那珂市の地域情報の提供と地域おこし協力隊員による仕事内容の紹介で、農家さんによるゲストトークを実施。地域おこし隊員の募集要項の説明もあった。最後に個別相談会を行った。合計で6名が参加した。 和歌山県は「ゲストハウスとシェアハウスオーナーが語る「わかやまだからこその魅力」交流会」をオンラインで開催した。和歌山県のプログラム「しごと暮らし体験」をメインにしたイベントで、県内にUIターン移住し、ゲストハウスやシェアハウスを運営しているゲスト3名から、移住のきっかけやその後の活動について語っていただき、後半にはゲストと参加者がグループに別れての交流タイムを設けた。34名が参加した。 年内最後のセミナーとして、23日に埼玉県が「秩父市地域おこし協力隊募集相談会」リアル開催した。秩父市は、2023年度6つの業務で8名の地域おこし協力隊を募集する。年末に差し迫った金曜の夜開催ということで、当初集客を心配していたが、埼玉屈指の人気移住先の秩父だけに会場、オンライン合わせて合計13組14名の参加となった。セミナー前半は秩父や募集業務の説明、現役隊員によるトークを行い、後半は秩父市のスタッフ6名による個別相談会。参加者は終了時間過ぎまで熱心に耳を傾けていた。帰り際に「協力隊に応募します」という力強い参加者の声も聞くことが出来、今年の締め括りに熱気あるセミナーとなった。14名が来場した。

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新年は1月4日から通常営業します!

今年最後のブログです。1年間の購読ありがとうございました。今年はふるさと回帰支援センターを立ちあげ、20年というひとつの区切りの年でした。11月にはお世話になった方や団体、関係者の皆さんに参加いただき、ささやかな記念レセプションを開かせていただき、20年誌も発行し参加者に配布した。HPも利用者目線で全面リニューアル。事務所も使い勝手を考え、東京交通会館8階に一元化した。セミナールームはこれまでと同じく4ヶ所を確保した。そして、ふるさと回帰運動をこの国に定着させるために、なんとしても1000自治体の会員化を達成し、移住希望者の移住先の選択肢を広げ、さらなる高みをめざすことを決意している。 政府は16日、5カ年のデジタル田園都市国家構想総合戦略(案)を明らかにした。その内容は、デジタルの力を活用して地方創生を加速化・深化し、「全国どこでも誰でもが便利で快適に暮らせる社会をめざす」とした。また、東京圏への過度な一極集中の是正や多極化を図り、地方に住み働きながら、都会に匹敵する情報やサービスを利用できるようにすることで、地方の社会課題を成長の原動力とし、地方から全国へとボトムアップの成長につなげるという。さらに、基本的な考え方では、これまでの地方創生の取り組みも、蓄積された成果や知見に基づき、改善を加えながら推進していくと明らかにし、政策の継続性も担保した。施策の方向では、地方の社会課題解決として、①地方に仕事をつくる、②人の流れをつくる、③結婚・出産・子育ての希望をかなえる、④魅力的な地域をつくる、を取り上げ、その工程表の中では通年で(a)東京圏から地方への移住・定住の推進を明確にしている。 こうしたことから、ふるさと回帰支援センター的には新年以降、この5カ年が取り組みの総決算になるとの認識で、全力で地方移住推進に取り組むこととしている。 取材・来客は、年末ということで少なく、22日に中日新聞東海本社論説委員から、静岡県の移住の取組みに関する取材をうけた。午後には、宮城県加美町長が来訪、意見交換した。先日、週刊新潮の企画で、作家の佐藤優氏(元外交官)と対談した。12月27日発売号に掲載されるので、ぜひご覧いただきたい。また、12月29日19時30分から、NHKBSプレミアムで「いいいじゅー!!年末スペシャル」を放送予定。これまで放送した個性的な移住者を紹介するので、こちらもぜひ!              作家・元外交官の佐藤優氏と 先週は地方移住セミナーを20回行った。 12月13日は広島県が「広島ワインがローカルを元気にする ~人と地域をつなげるワイン造りのお話~」をオンライン開催。ゲストは、料理本等のフリー編集者の女性、ワインを通じた地方創生に取り組む男性、実家の醸造所を再興した男性の3名。海・山それぞれのワインの特徴や地域との関わり方について伺った。海のワイン瀬戸内醸造所は、地方創生に携わる企業家の方が三原にUターンして立ち上げた。地域で取れた葡萄でワインを造ることで、地域の葡萄の良さをアピールするという好循環を作り地域の活性化に取り組んでいる。山のワイン福光葡萄醸造所は、果実酒特区での葡萄酒造りで地域のイベントでのみグラス提供が可能。栽培にはできるだけ手をかけず、気候風土を表現した葡萄栽培を行っている。海と山それぞれの栽培・製造手法や地域との関わり方があり、ワインと地域活性化の可能性を感じるセミナーだった。 岐阜県は「学生と岐阜県内企業との交流会in東京」を、初めて岐阜県東京事務所の企画・運営でリアル開催した。県内から優良企業10社の人事担当が参加し、通常の合同説明会ではなく交流会形式で実施した。告知が遅れたため、参加学生は4人であったものの車座でざっくばらんに話をする時間では、笑い声も聞こえ和やかな雰囲気であった。県の移住関連事業「岐阜住学」(現地滞在型)に参加した他県出身学生もいて、滞在したことで岐阜県内への就業にも興味を持ち参加したとのこと。関係人口事業の中での好事例であった。 愛媛県と高知県は合同で「いなかで暮らす、地域で働く 自分を満たすライフワークの見つけ方 ー 多業・複業編 ー」を開催。両県から、多業・複業を実践している先輩移住者2名をゲストに招き、今の働き方にたどり着いた経緯や現在の仕事や暮らしの状況などを聞いた。今回はオンラインでのみ配信し、計15名が参加。アンケートでは、セミナー内容が魅力的だと感じた声が多く見られた。後日、アーカイブ動画を愛媛県YouTubeに掲載する予定。 16日には佐賀県が「さが暮らしセミナーVol.14 ~起業で開く NEXT DOOR~ “街の日常”をDESIGNする~シャッター街のエリアリノベーションに挑戦する若手経営者の話~」を会場とオンラインでミックス開催した。ゲストは、空き店舗が増えた佐賀市の中心街に業態の違う6店舗を展開している。「自分が開業して成功すれば、他の人も近くで起業を考えるので、街全体をデザインすることにつながる。」信念を持ってシャッター街の復興に取り組む経営者が、リアルな数字を提示しながら佐賀県での経営ノウハウを伝授。13組14名の参加者が聞き入る中身の濃いセミナーになった。 群馬県桐生市とみどり市は「群馬で新たなライフスタイルin桐生みどり」をオンライン開催。群馬の東部、桐生市とみどり市へ移住、なりわいを作り出して生活しているゲスト2名を迎えた。織物の産地でものづくりをしたいという思いで移住したゲストからは、地域の人との交流を通して家、店舗が見つかり、創作のしごとが広がった経緯を聞き、地元の方々との上手な付き合い方を知る。また山間部で地域おこし協力隊として活動しながら子育てをしているゲストからは、過疎化が進む地域で子ども達の学びに対する危機感などの話もあり、良い事だけではない地方暮らしの実情を知ることができた。50名が参加した。 兵庫県は「ひょうごで働こう!おためし企業体験 事前説明会 in TOKYO」をミックス開催した。兵庫県労政福祉課の事業「ひょうごで働こう!おためし企業体験」の説明をメインとした内容セミナーの6回目。事業説明以外では、「就活の進め方」についての講義であった。3名が参加した。本企画はさらに継続予定。 17日は愛知県蒲郡市が「暮らしセミナー ねほり はほり がまごおり」をミックスで開催した。海・山・温泉がある蒲郡市で暮らす先輩移住者と、移住希望者と地域を繋ぐ地元の団体、市職員によるクロストーク。参加者は10名で、30~40代がメイン。サブテーマに「子育て」を掲げていたが、子育て世帯以外の割合が高かった。内容が子育てに寄っていたため、該当しない参加者にとっては興味がない話になってしまったが、子育て以外にも市の魅力や実情、スーパー・病院・交通等の地域情報もしっかり組み込まれていたので、その点は良かった。オンライン参加者から多くの質問が寄せられ、アンケート結果でも「移住を検討したい」「訪問してみたい」という声があり、蒲郡市に興味を持って頂けたと感じた。 岐阜県は「岐阜県のリモートワーク施設を徹底解説!~あなたにぴったりな施設を探してみませんか?」をオンライン開催。県内4か所の拠点を繋ぎ、実際の施設を中継しながら紹介した。全ての施設で移住者が運営などに関わっているため、単に施設の紹介にとどまらず、周辺環境や地域性などについても合わせて話があった。9名の参加者からも積極的に質問があり、各地域から回答を返すなど、充実したセミナーとなった。セミナーの様子は後日岐阜県の「ふふふぎふ」(移住定住ポータルサイト)にアーカイブとして掲載し、いつでも見られるようにしている。 群馬県嬬恋村は「オンライン体験旅~ぐんまの過疎地域とオンラインで繋がってみませんか~【語ろう、触れよう 嬬恋村の暮らし。】」をオンライン開催。高原キャベツで名高い「嬬恋村」の冬の暮らしをオンライン越しに伝えた。クリスマスツリーの生産地でもある村をドローン映像で見せながら、浅間高原の雄大な自然や、自然素材を利用したショップを営む方へのインタビューを、暖炉のある村の中継先より伝えた。参加者の自宅にはクリスマスツリーワークショップのキットが届き、手も動かしながら村の暮らしを聞いた。ゲストの地域おこし協力隊からは、つまごいライフの楽しみや、子育てする上で田舎育ちの良い点などを聞いた。13名が参加した。 島根県は「しまね移住の先輩が語る!地方暮らしのアレやコレ vol.4  -移住先での住まい探し編-」をオンラインで開催。飯南町へ移住したゲストから経緯や飯南町に移住を決めた理由を聞いた。続いて「移住前と移住後の暮らしのこと」「地域の繋がりのこと」「の住まい支援や就農支援のこと」を、ゲスト目線で話していただき、参加者からは頷いたり笑顔になったりする様子も見られた。飯南町は雪が降ることを紹介すると、「雪が降る地域で暮らす覚悟とはどんなものですか?」と、具体的な質問も寄せられ、雪が降る地域での暮らしについてもリアルな声を届けることができた。参加者は30代~70代の5名。 山梨県韮崎市、笛吹市、甲府市は「山梨県3市合同セミナー&個別相談会『山から街まで』」と題し、山梨でも人気の高い3市が合同でリアル開催。第一部は、各市移住相談員(市職員)3名によるトークセッション。それぞれの市の特徴や、自治体やご近所との関わり合い等を話し、参加者も熱心にメモを取るなど聞き入っており、盛り上がった。第二部は各市個別相談。現地に行かなければ相談出来ないことを、このセミナーで聞くことが出来るとあって、参加者は集中して質問し積極的に相談していた。相談者の真剣度も伝わり、相談員も対応、各20~30分枠の予定がずれ込むこともあった。アンケートも全員にご回答いただき、好評であった。13名が参加した。 福島県会津若松市は「会津若松市移住セミナー『移住するなら、就職or起業 あなたはどっち?』」をミックス開催。多くの移住相談を受けている会津若松の視点で、就職・起業を軸に、普段からよく聞かれる内容を専門家に質問する内容だった。そのためかUターンを希望する30代の割合が高かった。就職は県の就職相談窓口であるふくしま・生活就職応援センター会津若松事務所長、起業は会津若松市のコワーキングスペース運営や、県のインキュベーションルームを統括している方にお越しいただいた。また、4月に採用予定の地域おこし協力隊の募集情報を今回のセミナーで初公開した。9名の参加。 石川県・和歌山県は、「5県を巡る暮らしの魅力発見紀行として第4回 和歌山×石川セミナー『暮』」を東京交通会館3階で開催。石川県が中心となって開催してきた、『世界塗業遺産認定県連携リレーセミナー』の第4回目。石川県からは地域おこし協力隊として移住したアートに造形の深い方、和歌山県からは嫁ターンをして肉処理加工施設でジビエに携わりつつ格闘家としても活躍している方のお二方をゲストにお迎えし、お話いただいた。お二方とも話が上手で大変盛り上がった。マルシェも開催し、ゲストにちなんだものも販売するなど一体感のあるセミナーとなった。マルシェも含めて50名が来場した。 17日、18日は、2日間連続で沖縄県が「【満員御礼】おきなわ田舎ぐらし・街ぐらし 移住セミナー&相談会」をリアル開催。沖縄県全般(協力隊)と就職の個別相談ブースを設け、途中セミナー形式でそれぞれの視点から沖縄県を紹介する時間も作った。両日あわせて14名の参加、年齢層は30~60代で、かなり本気度の高い具体的な相談が多かった。 18日、富山県は「第8回富山移住セミナー『普通の会社員』の富山移住計画」をオンラインで実施。一番多い移住層である「普通の会社員」にスポットを当て実施。実体験での仕事の探し方、住まいの探し方を「普通の会社員の目線」で紹介。また雪のこと、車が必要かなどの疑問にも答え、当日の雪の様子もライブで伝えた。18名が参加した。 滋賀県は「滋賀で暮らそ。~滋賀の歴史文化 お城編について~」をオンラインで開催。現在世界遺産登録に向けて盛り上がりを見せる彦根城を紹介し、「滋賀の城郭」をテーマに、滋賀県の魅力を発信する。城下町の歴史文化が根付く地域に惹かれて移住したゲストから移住のきっかけや滋賀県でのリアルな暮らしなどについて聞いた。滋賀の歴史文化の見どころを発信しながら情報提供を行うことで、移住に興味を持っていただき、移住者や関係人口の拡大を目指す。13名が参加し、セミナー後、個別相談を2件実施した。 山形県は「徹底解説 移住後のライフプランニング 家計はこうやって見る。」と題してセミナールームでリアル開催。第一生命経済研究所のフィナンシャルプランナーからライフプランニングのノウハウと、Uターン移住者から実際の移住前後の生活の違いや家計簿の変化について発表した。参加者は2名。参加人数は伸びなかったが、具体的に移住を検討する参加者があった。 熊本県は「イジュカツ!くまもと移住活動 趣味移住でディープな暮らし」をリアル開催。趣味移住がテーマだが、参加者6名のうち、若い方の参加はゼロだった。ターゲット層に響く告知ができていないのが毎回の課題。ゲストトークは20代ご夫婦の話で南阿蘇の生活やリノベーションなどとてもよかったので、もっと参加者が欲しかった。集客が課題である。リアル一辺倒よりもミックス開催も検討しても良いかもしれない。 長野県北アルプス地域振興局は「北アルプスの麓で暮らし・働く大相談会~Life with THE NORTHERN ALPS~」を交通会館3階で開催。セミナーは実施せず、個別相談会だけを4時間開催した。北アルプスの5市町村と仕事(就職・福祉・農業)、スイーツのマルシェブースの9つを出展。広い相談コーナーでは、北アルプス地域に移住した3組のゲストが対応した。62名が参加。山好きの参加者がほとんどで、20代から50代が中心、特に単身男性が目立っていた。カジュアルな雰囲気で相談をゆっくりできたことが良かったと好評だった。参加市町村も手ごたえを感じたようで来年度も実施したいとの意向だった。

11月の相談件数も5000件超え!

12月も中旬、今年も残すところあと僅かになってきた。今年は2月にウクライナ戦争が勃発し、世界をえーっと言わせた。特に日本は平和憲法のもと、再び戦争は起こさないと誓い、平和に77年間暮らしてきたが、一方的なロシアのウクライナへの攻撃は77年前の戦争を思い出させ、そこにある危機と現実を思い出させた。そのことをきっかけに、政府は長年守ってきた防衛予算のGDP比1%の壁はまともな議論もなく簡単に破り、27年度から2%にすることで自民党内の議論が進んでいる。そして、ことは財源問題になっている。考えれば防衛予算は単年度のものではない。通常予算としてほぼ永続的に予算化が図られなければならない。そのために限られた予算からひねり出されなければならない。しかし、この国の財政はすでに1200兆円にも達する赤字国債が積み上がっている。この現実を考えれば、防衛費増額の前に他になすべきことがあるのではないだろうか。そして、あの不戦の誓いはどこに行ってしまったのか。その議論をまずしっかりと行うことなくしての現状肯定は先の大戦以前と変わりがないのではないのか。310万人の邦人の犠牲の上に作り上げられた日本国憲法を踏みにじることに繋がりかねず、団塊の世代の一人として納得いかない。 11月の相談件数が明らかになった。11月の相談件数が5000件を超えた。1か月の相談件数が5000件を超えたのは、これまで7回ある。2019年が3回、2021年が2回、2022年が2回となっている。多かったのは北海道の515件を筆頭に、広島・福島・新潟・高知の順となっている。それぞれが県レベルでの移住セミナーを開催し、集客に努めたことがこうした結果となっている。その次に、最近頑張っている群馬・富山と続く。一方、移住相談件数が一桁の県は4県となっている。抜本的に手を入れて、その取組強化に尽力しなければと考えている。 取材・来客は、14日には俳優の松山ケンイチ氏が立ち寄られた。彼とは映画「ノルウェイの森」の時代考証を早稲田大学から頼まれた時に知り合い、以後付き合いが続いている。彼も移住者の一人である。15日は新潟県見附市の稲田市長が立ち寄られた。会員化をめざし、移住に取り組みたいと決意を語られた。16日は(株)KADOKAWAの出版事業担当、(株)浪漫堂の打ち合わせ。 先週は地方移住セミナーを18回開催した。 12月7日には、栃木県が「ちょうどいい街とちぎでアグリライフ始めませんか?」と題し、農ある暮らしから本格的な就農まで、 “アグリライフ”に興味のある方に向けてオンライン移住セミナーを開催。真岡市と栃木市に移住し就農した2名のゲストから、地域の暮らしや農業の魅力についてリアルな視点から話を聞いた。就農をテーマとしたものとしては過去最多の34名が参加し、質疑応答でも多くの質問が寄せられ、盛況だった。 群馬県は「東京のシゴトを “群馬でも”。『転職なき移住』のリアルを語る会」をオンライン開催。高崎に移住して首都圏通勤のゲストは、住まい探しに2年をかけ、現在は通勤時間を活用して生活を満喫している。もう一人は高崎に移住してテレワークを実践する方で、ワークライフバランスを充実。テレワークと首都圏通勤について、二人とも大きな問題はなく満足しているとのこと。群馬県への移住に関する、これからのトレンドを感じた。67名が参加した。 8日は、兵庫県洲本市が「『起業・テレワーク編』淡路島 洲本市から島の恵をお届け! おうちで食べながら『島暮らし』のぞき見ツアー」をオンラインで実施。ライト層向けに、移住して起業もしくはテレワークしているゲスト2名に洲本市での暮らしについて話してもらう内容。20名が参加した。プレゼント目当ての参加者も見受けられるため、次回からは計画の変更を検討中とのことだ。 大分県は「"働く女性のUターン転職を応援!おおいたでの仕事と暮らし トークセッション&相談会 ~先着順ハンドマッサージ付き」を会場で開催。Uターン女性をターゲットとしたセミナー&個別相談会。別府市、佐伯市、由布市、国東市、就職、移住、移住全般で相談。相談件数は14件。相談者30代~50代(男性6名、女性1名)で、ターゲットとした層にはリーチしなかった。 9日は、新潟県魚沼市が「魅力度ランキング県内1位ってマジですか?正直どうなの?魚沼市~育児と仕事と豪雪と~」を会場で開催。ゲストは2人とも東京都出身で異業種からのIターン。移住当初は雪のある生活に驚いたものの、東京からの近さ、安定した仕事がある安心感、市や地域のサポートが手厚いので満足しているとの事であった。参加者が2名と少ないのが残念だったが、アットホームな座談会形式となり、笑顔が多く朗らかな雰囲気で、継続相談につながった方も居たのはよかった。 宮崎県は「後継者として移住しませんか?『継業』について学ぶセミナー」を会場とオンラインのミックス開催。宮崎県の継業セミナーは6年連続で開催している。今回も後継者を探す未公開情報をセミナー参加者だけに公開した。実際に承継した方のリアルな声を動画で流すなどの工夫もされており、参加者からは具体的でわかりやすい説明だったと好評だった。7名の参加。 千葉県旭市は「生涯活躍のまち『みらいあさひ』を紹介します!」をオンラインで開催。4月にオープンした多世代交流施設「おひさまテラス」より配信。子どもから大人までが生涯活躍できるまちづくり「みらいあさひ」の構想と、街の中心地にオープンした「おひさまテラス」の活用状況を紹介。セミナー後半では、社団法人みらいあさひのメンバー5人が登壇。軽快なフリートークを展開し、旭市の魅力を語った。20~60代の6名が参加。 10日は、新潟県が「にいがたくらしセミナーVol.6『移住×リモートワーク』でライフスタイルを豊かにする」をオンラインで実施。新潟県で、リモートワーク×移住を実践中の2人がゲスト。地域との繋がり方についても踏み込んで話をきいた。新卒で入社したゲストの「本社と同待遇なら地元で友達や家族の近くで働きたい」、「リモートワークで地域と関わる事で、企業や地域にもよい影響がある」というコメントに、新しい観点を学べた内容だった。16名が参加した。 三重県は「ええとこやんか三重移住セミナー みえで始める新しい働き方」をミックス開催。二地域居住・地域おこし協力隊・コワーキングスペースなどを紹介しながら「新しい働き方」をテーマにセミナーを行った。名張市と東京都での二地域居住をしている方からは「地域の方と知り合い、色々な情報を得て移住に繋がった」という話、地域おこし協力隊の方からは「事前に地域を見に行き、担当者と仕事内容についてしっかり話し合いミスマッチにならないようにする」などのアドバイスがあった。6名が参加、2組の個別相談につながった。 福岡県北九州市と熊本県熊本市は「ライバル都市が初コラボ@北九州市x熊本市『九州への移住のススメ」をミックスセミナーで初コラボ開催。北九州市のゲストは関東出身の女性で移住と共に起業。第一印象は治安が悪くやくざが多い所というお話に会場の笑いが起こった。熊本市は子供の進学を機にUターンした男性。くまもとの暖かい人柄を再確認されたそう。会場参加は男女半々位で比較的シニア層が多く、両市の暮らしやすさが分かるセミナーであった。会場、オンラインあわせて29名が参加。 長野県茅野市は「不動産業者が教える『物件の探し方』」を会場で開催。茅野市の移住担当窓口による地域の説明、不動産業者による物件の探し方、移住体験者であり建築士である方からの土地の選び方や家づくりについて経験談をきいた。後半は3グループに分け、座談会、最後30分間は事前予約者との個別相談。茅野市ならではの地形、土地の成り立ちからの具体的なアドバイスもあり、参加者は真剣に耳を傾けていた。不動産(家探し、家づくり)にターゲットを絞ったため、17名の参加者は40代以上。移住先を探しているという方でなく、茅野市への移住が第一希望で、本気で物件を探したいという方ばかりであった。 奈良県橿原市は「橿原市移住セミナー ~橿原市は歴史だけじゃない!「しごと」と「ふるさと」が両立する町~」を会場で単独開催。市内の重要伝統的建造物群保存地区へ移住し、まちづくりに携わる方と、関東から移住・県内企業に転職した方を迎えた。4名が参加し、参加者の関心ポイントとゲストの属性が一致していたことで、全員が真剣にゲストトークを聞き入り、具体的な質疑を交わしていた。橿原市での暮らしがより具体化した時間となったに違いない。 山形県米沢市は「米沢市移住セミナー ~米沢の「今」をのぞく~」を会場とオンラインのミックスで開催した。Uターン・Iターンをして企業のトップとして活躍する二人をゲストスピーカーに迎え、米沢の仕事・暮らしの魅力を伝えた。参加者は大学生や会社員の20~30代が中心で、米沢市地域おこし協力隊員の司会による活気に満ちたセミナーだった。20名が参加。 11日は、長崎県・佐賀県が「長崎県・佐賀県の移住相談員がオススメする西九州新幹線の旅」をオンラインでコラボ開催。新幹線ルートと、かつて砂糖を長崎から運んだ街道「シュガーロード」の関係や、新幹線建設に因るまちの変化を動画とスライドで解説したほか、相談員がお互いの県のオススメスポットを紹介。チャット機能を用いた参加型のセミナーで、「どのコンテンツも興味深い」「和やかで良かった」「相談員がお互いの県のおすすめスポットを紹介したのが斬新」「訪れたい」など概ね好評だったが、「ハウリングなどがあり、聞き取りにくい。マスクで聞こえない。」といった次回に繋がる反省点あり。次回のセミナーで知りたい内容を感想と併せて回答いただいた方もいた。18名が参加した。 徳島県は「とくしまでみつけた自分らしい生き方」をミックス開催した。Uターン後、地元にブルワリーを立ち上げた経営者と、徳島県移住アドバイザーが登壇。後半はUターン・嫁ターン後県庁に就職した職員を交えてクロストーク。「自分らしい生き方」を見つけるヒントにしていただく狙い。オンライン、会場あわせて20名が参加した。 鹿児島県は「鹿児島移住オンラインセミナー2022 vol.5#子育て編」をオンラインで実施した。ゲストに鹿屋(かのや)市に移住してわんぱくな3人の男の子を育てる最強ママを迎え、話を聞いた。東京から移住して感じた暮らしの変化や、移住で実現したストレスフリーな子育ての秘訣、鹿屋の子育て環境の素晴らしさなどを元気いっぱいに語り、参加者からも共感の声が寄せられていた。申込者数は50組(後日アーカイブ視聴可能)。当日参加は16組だった。 滋賀県は「滋賀・長浜移住セミナー~新しい働き方の長浜暮らし~」を会場で開催。県の北東部に位置し、日本一の琵琶湖のほとりにある風光明媚なまち長浜市。市長と先輩移住者のゲストが登壇するリアルセミナー。自然豊かなまちでリモートワークなど新しい働き方を活用し、移住前のスタイルを維持しつつ、快適に暮らす事例を中心に紹介する。21名の参加者は、長浜市出身者と滋賀県へ興味を持つ方半々のようだった。長浜市長の話もとてもわかりやすく、暖かくて、長浜の良さが移住希望者の方々に十分伝わったようだ。参加者からは「いろいろと勉強になった。長浜がますますいい所だと思った」との声も多く聞かれた。 群馬県下仁田町は「ねぎとこんにゃくの下仁田町からお届けする子育て満喫ライフ」をオンラインで。県の特産品として名高い、ネギとコンニャクの名産地・下仁田町と群馬県が共同で初めて開催した。ブランドねぎ「下仁田ねぎ」の旬の時期に、ふるさと納税PRもかねて、役場担当から町の様子を移住支援の説明と共に聞いた。移住コンシェルジュによるこんにゃく作り体験もオンラインで開催し、国内シェア1位ということ、手作りでこんにゃくをよく作る地域文化など群馬ならではの内容を伝えた。下仁田町で子育て中のワーキングママにも登壇いただき、家族で妙義山のふもとの雄大な自然の中で川遊びやキャンプをするなど田舎の子育て事情と子育て世代への移住ポイントを話していただいた。38名が参加した。

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経団連が視察に、意見交換を行う

今週は気圧配置が冬型で日本海側は天気が悪く、太平洋側は快晴が続いている。セミナーは今週の7日から11日で18回が予定されている。来週13日から18日で19回と、それなりに多く、テーマも多岐にわたり、その充実ぶりが伺われる。 5日には3年ぶりにセンター職員向けの研修を行った。テーマは、①効果的な情報発信について、②地方移住の意義を考える~地域づくりの観点から~、③東京における移住行動の促進について~自治体からみた「ふるさと回帰支援センター」の意義、④個人情報管理、⑤グループ・デスカッション、を集中して行った。参加した職員からは実践的内容で参考になったと概ね好評であった。この研修には大阪センターから2名の職員が参加した。 また、6日にはふるさと回帰支援センター立ち上げの参加団体である日本経済団体連合会(経団連)の地域経済活性化委員会企画部会がセンター視察とヒアリングを行うために来訪。まず、ふるさと回帰運動のこれまでの経過と現況、これからの課題などについて話し、質疑応答を行った。部会長は水戸徳川家の15代宗家の徳川斉正氏(東京海上日動)で、生まれて初めて殿様と呼ばれる方にお会いし、歴史に触れた感があり、感動した。 取材・来客は、11月は取材が多く、35件を数えた。変わったところではフランスの雑誌フィガロジャポンの取材が4日にあった。また、同日東大文学部の社会調査実習で東大人文社会系研究科院生らが取材にきた。2日は宮城県大崎地域農業委員会の方々が視察に見えられた。その中の涌谷町の農業委員の方からこのほどハガキが送られてきて、賛助会員に申し込みたいと行ってこられた。視察に見えられた方からのこうした申し出は珍しく、大いに励まされた。8日は群馬県館林市長が来訪。館林市出身の江森事務局長は率先して対応していた。9日は福島県の郡山市など5市町村の方々が視察に。佐賀県の一ノ瀬県議が視察へ。2月議会で移住政策を取り上げたいと質疑を重ねた。        経団連・地域経済活性化委員会企画部会の徳川斉正部会長と          一ノ瀬 裕子佐賀県議会議員と 先週は16回の地方移住セミナーを行った。 11月30日は鹿児島県が「鹿児島・移住オンラインセミナー2022 vol.4」を、「空き家/古民家活用」をテーマにオンラインで実施。セミナー申込数は160組を超え(申込者は後日アーカイブ視聴可能)、当日参加は54組。空き家・古民家活用やDIYへの関心の高さがうかがえた。ゲストはノープランで徳之島に移住し、DIYでカフェを開業した夫妻。離島への引越しや空き家改修費用も低予算で押さえ、美しい海でサーフィンを楽しむなど、やりたいことを実現している二人に質問も多く集まった。「いまこの瞬間を楽しむ」というゲストのポリシーが印象に残った。 12月1日に愛媛県は「地方移住”ホンネ”サロン# えひめ編 内子町で築170年の古民家が育む、古くて新しいコミュニティの魅力とは?」をオンラインで開催した。愛媛県の中でも南西部に広がる南予(なんよ)の宇和島市・八幡浜市・大洲市・西予市・内子町。5市町では「南予子育て移住促進協議会」を立ち上げ、子育て世帯の移住を応援している。今回は、内子町で、地域おこし協力隊を卒業後にゲストハウスを開業した方がゲスト。観光だけでなく移住のきっかけができる場所になっている。「町に必要だと思うことは何ですか?」など具体的な質問がチャットでたくさん寄せられた。107名が参加した。 2日、長野県は「楽園信州移住セミナー 薪ストーブのある暮らし」をオンラインで実施した。漠然層をターゲットに、薪ストーブと共にある生活にフォーカスした企画。県内で薪ストーブ制作を手掛ける職人と薪ストーブ愛好家4名から話を聞いた。8市町村が参加し、それぞれ薪ストーブ設置に対する補助金、役場庁舎で活用されている様子と共に地域の魅力を紹介した。オンラインセミナーの良さを生かし、現地から薪ストーブの炎が揺らぐ様子も楽しめるよう演出。趣味の延長で地域情報がわかる内容は評判がいいと思う。「とても参考になった」「贅沢品のイメージだったが、暮らしに身近なものだとわかった」などの声が聞かれた。34名が参加した。 栃木県は「ジブンスタイルでゆるやかにつながる「地方移住のMeetup in有楽町」~話し合える仲間を見つけよう~」を実施した。移住検討層に向けて、地方と関わるキッカケとなる交流を目的に、座談会形式の完全リアル開催。栃木市、鹿沼市の両移住コーディネーターと、県専属相談員も輪に加わり、小規模ながら参加者同士の密度の濃いやり取りも生まれた。終始和やかな雰囲気の中、移住のキッカケや決め手、暮らし、仕事、コミュニティ、食などの話題で盛り上がった。11名が参加した。 北海道南空知地域は、「『北』にあるけど『南』そらち ほどよい田舎の先輩移住者と語ろう!オンラインセミナー Part 2 ~美唄市・長沼町・栗山町~」をオンライン開催した。プロ野球独立リーグに魅せられて移住した地域おこし協力隊、転勤で北海道に来てそのまま定住・起業した方、サラリーマンだったが転勤で北海道の魅力に触れ、農業法人へ転職した方などバラエティ豊かな先輩移住者のトークが大変好評だった。参加者は8名。 3日、八ヶ岳定住自立圏(山梨県北杜市、長野県富士見町・原村)は「八ヶ岳で暮らそう!相談会」をリアル開催した。従来から人気のエリアで、今回も申込開始1週間程度で満席となり、当日はセミナールームにぎっしり人が入る盛況ぶり。年代は50代前後が最多で、夫婦での参加が多かった。前半はセミナー形式で各エリアの説明と、先輩移住者3名によるトークセッション。後半は個別相談会を行った。アンケート結果では「じっくり話が聞けて参考になった」「物件が少ないことや気候の特徴がよくわかったので時間をかけて検討したい」といった感想が見られた。25名が来場した。 福井県は「空き家×地方移住~ローカルな暮らしの最前線 in 福井」を会場とオンラインのミックスで開催した。地域で空き家の活用を推進する移住者(越前市Uターン者)、空き家をリノベして住む移住者(池田町Iターン者)の2名をゲストに迎え、空き家、古民家のリアルを知ってもらう中で、福井での田舎暮らし実現の一助としてもらうことを目的として開催。セミナー後の個別相談では、2名の方とのオンライン相談も行った。15名が参加した。 岩手県盛岡地域は「盛岡エリアでエンジョイする生活~盛岡エリアで楽しむ子育て!~」をリアルで実施。子育て世代に、現役で子育中のゲストからの体験談を届けること、また市町担当者とつながることを目的に開催。ゲストの体験談から、盛岡エリアで子育てするイメージが明確にできた。また、個別相談の時間を長く確保したので、地域おこし協力隊、就職など、幅広い相談に対応。ご当地グッズをプレゼントし、盛岡エリアの移住歓迎の気持ちが伝わった。12名が来場した。 岡山県真庭市は「真庭市・里山暮らしセミナー 実録!真庭24時 真庭在住ファミリーの目覚めから眠るまで(眠った後も)に密着!!」をリアル開催。真庭市のキーマンである先輩移住者と真庭市生まれ育ちの市職員が登壇し、日常生活の24時間をプラス部分もマイナス部分もざっくばらんにお伝えし、穴場スポットや裏話も披露した。会場ではセミナー後にも具体的な相談を受け充実した時間となった。もっと多くの人に知ってほしい内容だった。2組3名参加。 山形県遊佐町は「ゆざを楽しむ愉快な仲間達 vol.1鳥海山のふもと町へ ~Iターンの本音・Uターンの覚悟~」をリアル開催した。鳥海山のふもと町へIターン・Uターンした女性3名をゲストに迎えた。移住する際の覚悟と移住後の本音トークに会場全体が沸き、参加者からも多くの質問が寄せられ、和気あいあいとしたセミナーだった。11名が参加した。 4日は、奈良県が「奈良で働く相談会 -奈良で働いてみませんか、暮らしてみませんか-」をオンラインで開催した。県内就職アドバイザー同席の奈良県庁主催セミナー。1組のみの参加であったため、参加者のご希望に寄り沿う形でオーダーメイドでの対面相談形式に切り替えたことで、個人の疑問点に丁寧に答えることができ、満足度の高いセミナーであったとのコメントが頂けた。 山形県東南村山地域は「山形での自分らしい色とりどりの働き方・暮らし方」をミックス開催。山形市、山辺町、中山町、天童市、上山市の合同開催セミナーで、Uターン者2名のゲストトークと個別相談を行った。個別相談は真剣度の高い相談が多く、長時間話す相談者が複数見られた。会場6名、オンライン5名の参加。 長崎県は「長崎県で働こう!U・Iターン転職個別相談会in東京」をリアルで開催。事前予約制の転職個別相談会。相談時間は1枠30分で設定だが、長い方は1時間ほど話をしていた。夫婦で2枠使用し、相談員2名とご夫婦4名で相談されていた方もいた。参加者のほとんどが、継続相談の方で、事前に履歴書・職務経歴書を提出頂いているため、レジュメを見ながら相談対応を行った。9名が参加した。 愛知県東三河総局(東三河8市町村)は「愛知県東三河で理想の暮らしを叶えよう vol.2 海と暮らす(蒲郡市・田原市)」をミックス開催。東三河の中で海がある暮らしができる蒲郡市と田原市の担当職員に加え、「海がある理想の暮らし」を叶えた先輩移住者2名をゲストに、移住までの経緯や現在の取り組みをトークセッション形式で展開。参加者は40~50代の割合が80%と年齢層が高かった、同じ東三河でも前回の「豊橋市・豊川市」では20~30代が半数弱だったが、今回は30代が1人だった。ゲスト2人は移住者かつ住民の目線で個人の体験談を詳細に語り、参考になった。参加者の満足度は高く、「関わりを持ちたい」「訪問してみたい」という声も。参加者の満足度は高いため、いかに集客を伸ばすかが大きな課題だと感じた。10名が参加。 石川県・新潟県は「5県を巡る暮らしの魅力発見紀行 第3回 新潟×石川「趣」セミナー」をミックス開催。石川県が中心となって開催する、世界農業遺産認定県連携リレーセミナー第3回目で、今回は新潟県と石川県がコラボし、「趣」をテーマに実施した。石川県からは釣りやスノーボードを趣味にする女性を、新潟県からは山登りや温泉巡りを趣味にもつ男性をそれぞれゲストに迎え、両県の自然環境などについて語っていただいた。同時に写真展も開催し、両県の魅力をうまく伝えられていたように感じる。7名が参加した。

創立20年でHPが全面リニューアルしました!

12月に入ったらすかさず寒波が到来した。北海道や北東北は雪とか。東京はどんよりとした曇り空。心はあんまり弾まない。創立20周年事業の一環でHPの全面リニューアルを目指してきたが、11月30日に、そのサイトが立ち上がった。だいぶ使い勝手がよくなったのではないだろうか。是非、のぞいていただきたい。早速、移住相談の予約申し込みが相次いだと広報チームは喜んでいた。 NTT東日本は働き改革の一環で人事制度を変え、7割を超える社員のテレワーク勤務が7月から可能になった。これは自宅がオフィスになることを意味し、今後は地方移住や2地域居住へのニーズが高まってくると考えられる。こうしたことから、NTT東日本と連携して、対象となる3万人の社員に向けて、センターの移住セミナーなどの開催日程を社内向けSNSで11月から定期的に情報提供することになった。ITに強いNTT職員が地域に住めば、地域の可能性は高まる。働き方改革と地方移住、これがトレンドになればさらに生き方・暮らし方の多様性も高まり、分権・分散化が進むものと期待している。 11月26日、宇都宮市がJR宇都宮駅東口の再開発地区に移住相談センターを開設した。このため、市からセンターにこの運営を委託したいと要請があった。コロナ禍で北関東3県の移住先としての人気もこのところ高くなってきており、協力することにした。担当を稲垣副事務局長にし、当面軌道に乗るまでしっかり支えることにした。 取材・来客は、29日はTV制作会社と移住の現況について意見交換。朝日新聞都内版担当の取材。30日は読売新聞富山支局取材。 地方移住セミナーは20回開催した。 22日、福島県県北地域が「おいでよ。FUKUSHIMA オンラインセミナー~故郷を出て戻ってきたからわかる福島の仕事と暮らし。~」をオンラインで実施。4名のゲストを迎え、移住の動機、起業や就農に至る経緯についてのトークセッションを展開、当時の不安を赤裸々に語っていただいた。福島には、移住者を気にかけ、助けてくれる人がいたという話は、強い応援メッセージだと感じた。後半は、「Uターン起業・まちづくり」、「Uターン就職・就農」の2テーマに分けて、参加者がゲストに聞きたい事を質問できるセッション。リアル会場で実施出来たらもっと迫力ある内容になったかと思う。福島にはチャンスがあると感じさせる内容だった。21名が参加した。 兵庫県は「ひょうごで働こう!おためし企業体験 事前説明会 in TOKYO」を会場とオンラインのミックス開催。兵庫県労政福祉課の説明をメインとしたセミナーの5回目。事業説明以外では、ビジネスマナーや面接の際の第一印象に関する内容だった。集客はリアル1名、オンライン2名。本企画はさらに継続予定だ。 千葉県鴨川市は「『知りたい!カモワーク。』~鴨川市お仕事事情をリサーチしよう!~」と題して、豊かな自然環境と温暖な気候、観光資源にも恵まれた鴨川市が、仕事に特化したオンラインセミナーを開催。サービス業、医療機関等、3つの現地法人が業務内容や職種、どんな働き方ができるかを丁寧に説明した。現在募集中の求人情報も紹介した。移住し入社した職員からは、地域と関わりの深い仕事のため、現地になじみやすかったこと、通勤時間が短縮され暮らしに余裕が生まれたことが語られた。20~60代の10名が参加。半数以上が男性であった。 23日には高知県が、移住フェアと就職フェアを東京交通会館の12階で開催した。移住フェアの「高知暮らしフェア2022冬」では、県内全34市町村や各就業分野の担当者がブースを構えたほか、先輩移住者交流会、高知県地域おこし協力隊サミットなど多彩なプログラムを用意し、‟オール高知“の体制で移住検討者を迎えた。当日はあいにくの雨だったが、130組180名(速報値)が来場した。 就職フェアである「U・Iターン相談会 高知就職・転職フェア2022冬」では、製造業を中心に8業種33社が出展し、52名が来場。参加者アンケートでは、ブース訪問をした企業について「就職・転職したい」が回答者の42%、「会社見学や再度面接したい」が11%、「もっと詳しい情報を知りたい」が45%という結果で、フェアの参加により、高知の企業への就職意欲が高まった方が目立った。 25日は、東京都青梅市が「青梅を知る、見る、聞いてみる~東京で山のある暮らし~」をミックス開催。山や多摩川のある、自然豊かな地域での暮らし方を市職員より説明。その後、先輩移住者から自然との触れ合いや子育てのエピソード、NPO「かぷかぷ山の幼稚園」「森のとしょかん」の活動を紹介した。質疑応答では会場、オンラインともに参加者から多くの質問が出て、活発なやり取りが見られた。数人の参加者が先輩移住者の活動に共感、ボランティアを兼ねて訪れる約束をしていたのが印象的だった。13名が参加。 北海道南空知地域は「『北』にあるけど『南』そらち ほどよい田舎の先輩移住者と語ろう!オンラインセミナー Part 1 ~岩見沢市・南幌町・由仁町~」をオンラインで。移住するならここしかない!と大阪府岸和田市から4人のお子さんを連れて岩見沢市に移住した方が、豪雪地帯での子育て、豊かになった暮らしを語った。3市町とも日本ハムファイターズ新球場から近く利便性も高い。10名が参加した。 群馬県東吾妻町は「カタテマグンマTALKING~土偶界のスーパースター『ハート型土偶』作りワークショップ~」をオンライン開催。「緑のふるさと協力隊」をきっかけに大阪府から移住した20代女性をゲストに迎え、縁もゆかりもなかった群馬での地元住民との交流や、地域おこし協力隊として過ごした3年の活動について聞いた。同町で出土した、日本を代表する原始造形ともいわれるハート形土偶の制作ワークショップも同時開催し、画面越しに親子でぐんま暮らしを体感いただいた。34名が参加。 三重県は「三重県UIターン就職情報セミナー みえの田舎ぐらしと仕事について語ろう!」と題して、地元企業を迎えて暮らしと仕事をテーマにしたセミナーをミックス開催。企業紹介の他、先輩移住者が就職先の探し方、移住前と移住後の違いなどを紹介した。実際の経験に基づく話を聞くことができ、20~50代の4名の参加者からは「移住のリアルな話が聞け興味深かった」との感想があった。 26日、和歌山県は「メルカリshops×和歌山県 和歌山県から発信する地方ビジネスの可能性」と題して、ECサイト「メルカリShops」を手がける株式会社ソウゾウの協力のもとオンラインで開催。メルカリ社員からのメルカリShopsの概要説明の後、実際に活用されている県内在住者からそのコツを聞いた。56名が参加(後日アーカイブ視聴を含む)。 兵庫県は「幸せ運ぶひょうご移住セミナー『ひょうご暮らしのリアル教えます』in東京」をミックス開催。「若い層、子育て層」をターゲットに、peatixを使って参加者を募集した。「地方暮らしの魅力」を的確に伝えるプレゼンや、ある牧場に一目ぼれしてまっしぐらに移住したゲストの話が印象的だった。11名が参加した。 福島県南会津地域は「南会津U・Iターンセミナー~豪雪地域の暮らしと南郷トマト農家~」を開催。南会津地域の本年度初セミナーで、第1部は特色である「豪雪」と「南郷トマト」をテーマにトークセッションを行った。第2部は参加自治体と個別相談。参加自治体は南会津町、只見町、下郷町、南会津建設事務所、南会津農林事務所、トークゲスト2組。30代~70代の幅広い層が参加し、多くの方が個別相談会に残った。個別相談も各自治体が単独で受けるだけでなく、自治体とゲストや関係機関が同席することで丁寧な個別相談になった。 山口県は「やまぐちYY!カレッジ<第6回>山口とつながる part.2~温泉街のミライをつくる、地域おこし協力隊のススメ~」をリアル開催した。長門市俵山温泉の活性化に地域おこし協力隊が関わり続け、活気を取り戻している取り組みの紹介と、県内3市(長門市、光市、山陽小野田市)の地域紹介・地域おこし協力隊募集案内、3市担当者との個別相談会を実施した。集客は、DMやメールでの直接案内、SNS、県人会経由、外部移住情報サイトの掲載など様々な手法を実施、26名が参加した。 27日、福島県が「福島くらし&しごとフェア2022 移住 with You!」を、県内63団体47市町村が参加し、東京交通会館12階で過去最大規模で開催した。セミナーやイベントは行わず、市町村・仕事(企業・就農・起業・副業・テレワーク・地域おこし協力隊等)・住まい・お試し移住・先輩移住者などのブースを設置し、様々な移住相談に対応できる体制を構築した。150件を超える事前予約もあり、来場者数254人は過去最高となった。本気度が高い幅広い年齢層の方の来場が見受けられた。 岡山県は、「暮らしJUICY!岡山県 秋の大移住祭2022in東京(個別相談会)」を東京交通会館3階で開催。100名を超える来場者に恵まれ、どの市町のブースでも相談が入り、フェア会場が狭く感じるほどの盛況ぶりであった。3テーマで開催された8階セミナーでは、特に「住まい」テーマが人気が高く、3テーマすべてに参加した来場者もいた。 静岡市は「静岡市職員採用セミナー ~まちづくりの舞台裏にプロフェッショナルの仕事がある~」をオンラインで実施。静岡市の職員採用では多様な人材獲得を目指しており、20~40代の学生・社会人を対象に、当市へ移住(UIJターン)して、市職員としてまちづくりに関わる魅力を伝える機会の提供を目的として実施した。73名の参加者があり、ゲストの先輩職員への質問も活発に出て、大盛況であった。 長野県飯山市は「雪なし県から雪国へ!20代夫婦の四季の楽しみ方 北信州いいやまふるさと暮らしセミナー」を会場で開催。都会での暮らしに息が詰まり、アウトドア関連の転職先を探して信州いいやま観光局に就職した先輩移住者の話を聞いた。若い移住者にとって雪国や田舎での暮らしは新鮮なことが多く、地元の人には当たりまえのことがそうではないことも多い。参加者にとって非常にわかりやすい表現、説明であった。移住1年目の冬に買ったものとして、スノーブラシ、こたつとこたつホース、テムレス手袋(防寒、防水加工)、冬用ワイパー、撥水加工のリュックといった紹介は具体的で暮らしがイメージしやすいものだった。4組7名が参加した。 愛知県東三河総局(東三河8市町村)は「愛知県東三河で理想の暮らしを叶えよう vol.1 街で暮らす(豊橋市・豊川市)」をミックス開催した。「街で暮らす」をテーマに豊橋市と豊川市の移住担当職員と、両市への移住者ゲスト2名を迎え、東三河の魅力、移住までの経緯、移住で叶えた暮らし等をトークセッション形式で展開。参加者は20~40代の割合が77%で、全体としては満足と答えた方が多数だったが、ゲストがともに子育て世代(子育て目的の移住)であり、「独身向けの意見が無かった」「人生を見直し移住するシニア世代の事例を聞きたい」という意見も寄せられた。ゲストの属性が被らないことが大事だと感じた。ミックス形式で開催したが、会場1名、オンライン12名という割合だった。同日にサッカーW杯日本戦があったため、オンライン参加が多数であったと推察される。 「東洋のフロリダ」と言われる鹿児島県肝付町は「【鹿児島県肝付(きもつき)町】移住とお金のセミナー」をミックス開催。移住専門のファイナンシャルプランナーが「移住とお金」をテーマに移住資金の計画や助成金についてじっくり説明した。個別相談を希望される方も多く、参加者の真剣度が高いことが印象的だった。会場6名、オンライン22名の計28名が参加した。

齋藤兵庫県知事が突然、視察に来訪!

11月23日、ついに後期高齢者の仲間入りとなった。2025年問題とかいうものがあるらしいことが今日、知った。団塊世代の最後に生まれた人も後期高齢者になることを指し、医療費などが膨らみ、要介護者も増加し、大変になることを意味しているようだ。しかし、この世代、年間の出生者がピーク時で270万人。それが、昨年の出生者は80万人、今年はさらに減る見込みとか。比較すると途方もない少子化がこれからのこの国の足かせになる。これだけではない、赤字国債もすでに1200兆円もある。こうした中でウクライナ戦争絡みで防衛費がGDPの2%への引き上げが議論され、財源は赤字国債で賄うといった議論がある。これはすべからく次の世代へのつけ回しを意味する。ことほど左様に多くは一事が万事の対応。なかなか明日に希望が持てる政策は見当たらない。 11月はセミナー開催が多いと前に書いたが、今日26日と明日27日を合わせるとなんと12回のセミナー開催になる。この分で行くと2022年は昨年の562回を上回る600回を超えそうである。また、各県相談ブースで開かれている個別相談会も昨年の499回を上回りそうとの報告が来ている。「移住セミナーへの参加無くして移住なし」、コロナ禍のなかで各県の健闘が際立っている。 取材・来客は、17日は岡山県玉野市柴田市長が来訪。20日は福島県東白川地方町村会の塙町など4町長が来訪、最近の移住動向巡って懇談。さらに、宮城県色麻町早坂町長も見えられた。20日は日曜日であったが群馬県のセミナーがあったので出勤し、群馬県の西担当副部長、担当課長に挨拶。セミナー冒頭でも最近の移住を取り巻く状況を報告させていただいた。22日は齋藤兵庫県知事が、時間が空いたのでと視察に来ていただいた。知事から「前に会っていますよ」と声をかけられ、恐縮した。午後は、山口県岩国市の石原市議が12月議会で移住を取り上げたいと来訪。意見交換した。24日は秋田県の移住・定住促進課長が来訪。これからの取組みについて率直な意見交換を行った。25日はフジテレビの「ポップUP!」にオンラインによる取材を受けた。 地方移住セミナーは24回開催した。 11月9日、高知県が「Uターン、Iターン、嫁ターン歓迎!『高知のきらりと光る個性派企業』」をオンライン開催。全16回の「理想の暮らしを高知で実現 移住まるわかり講座」シリーズの14回目。個性が光る高知の企業3社をピックアップし、社長への事前取材動画を交えてその魅力を伝えた。実際にその企業で働く先輩移住者をゲストに迎え、職場の魅力や都市部とのワークスタイルの違いを深堀りした。今回もオンラインでのみ配信し、計14名が参加。アーカイブ動画は特設サイトにて公開する。https://kochi-iju.jp/lp/iju-maruwakari/ 10日、富山県は「TOYAMA テレワーク+移住を考える 3DAYS」をオンライン開催。自宅ではなく、Wi-Fi環境が整っているところで仕事したり、子供がいる場合は自宅で仕事し、昼休みに家事をしたりするテレワーク移住の様子を紹介した。また仕事以外では、富山ならではの食事や、広い公園で遊ぶなど、ゲストの属性に合わせた、富山での日常の楽しい過ごし方を伝えることができ好評だった。14名が参加した。 11日は宮崎県が「宮崎県日向市サーフィン移住セミナー」をリアル開催。実際にサーフィン移住したゲストのトークを中心に、日向市内の企業ともつなぐなど濃い内容となった。30代~50代の6組8名が参加者し、多くの質問も出て盛り上がった。 長野県宮田村と石川県穴水町は「住むならどっち!?~石川・能登半島で海暮らし/信州・アルプスの麓の山暮らし~」をリアル開催。防災協定を結んだ2つの自治体が初めて共催した。セミナーには町長と村長も参加し、トップの想いを披露するとともに、それぞれの特産物や魅力をクイズ形式で紹介。後半は市町村の職員が参加者に交じり、グループに分かれてフリートークして盛り上がった。9名の参加者は、男女比は6:3で、年代は20代の大学生から50代まで幅広かった。 岡山県は「おかやまぐらしオンライン移住ナイター座談会」をオンライン開催。県内の11市町が参加。各市町の特徴をPRした後、岡山に縁ある方と、縁もゆかりもない方にわかれてフリートークをした。農業や住まい、空き家のリノベーションといった質問が飛び交い、各市町や岡山県担当が回答した。関西、関東、九州など様々な地域から9組が参加。 12日は、群馬県桐生市が「オンライン体験旅~ぐんまの過疎地域とオンラインで繋がってみませんか~【キャンプで体感する桐生市編】」を開催。桐生市の山間部にある花見ケ原キャンプ場が舞台。キャンプ場管理者(地域おこし協力隊員)のトークを中心に、地域の案内を含め情報を発信した。参加者に事前に材料を送付し、キャンプ場での火起こしの方法などを実践しながら中継した。若者に人気のキャンプ生活をぐんまの魅力として大いに発信できたと思う。関係人口の増加にも期待ができる。31名が参加した。 北海道中頓別町は「北海道中頓別町 移住フェア~移住者の声をリアルに伝えたい!~」を3年ぶりに開催。個別相談会の時間を多めに設定し、イベント中盤にはミニセミナーも開催した。4組の先輩移住者の声を動画にまとめて発信。会場スタッフも全員移住者であり、生の声を届けたセミナーとなった。11名が参加した。 神奈川県小田原市は「小田原、ときどき東京~あなたの大切なものの圏内で移住してみませんか~」をミックス開催。3名の先輩移住者が自己紹介スライドを使用しながら都内から小田原へ来て暮らしがどう変化したか、プレゼンした。わかりやすく小田原の魅力が伝わるものだった。フリートークでも参加者から色々な質問が出て、盛り上がった。セミナー後のアンケートでは、満足度は100%、移住意欲も高くなったという回答が多く嬉しい結果だった。28名が参加。 富山県南砺市は「南砺で見つけるはたらくかたち 富山県南砺市移住セミナー」をリアル開催。通常の仕事紹介にプラスして、南砺市ならではの働き方(伝統工芸の継承、職人)をフックにして紹介した。当日参加の方も、そういった働き方に興味を持たれた方であった。5名参加。 山口県は「やまぐちYY!ターンカレッジ<第5回>移住オンラインツアー」をオンライン開催。各市担当職員が、地域おこし協力隊員や新規就農者、移住起業者を訪ね、移住の経緯や生活を紹介した。参加者からの多くの質問が出て、山口県の暮らしぶりを感じていただけた様子だった。27名参加。 岩手県県南地域は「南いわて暮らしセミナー~ゆったり暮らし 自分らしく働こう~」をミックス開催。告知はDM、メルマガ、個別メールを中心に岩手県のSNSでも発信。20~40代の参加者が多く、狙い通りとなった。製造業、建設業、サービス業、林業から企業人をゲストに招き、様々な分野の取り組みを聞いた。働く目線で南いわてを知ることができた。14名が参加した。 鹿児島県は「好きからはじまる 鹿児島移住」と題して、鹿児島市が今年度初の主催セミナーを開催。ワークショップやトークを中心に参加者と共に創り上げるプログラム。同じテーブルの参加者同士が楽しく交流し、終始和やかで良い雰囲気だった。さまざまな立場から鹿児島と関わる4名のゲストトークも盛り上がった。参加者アンケートも「ワークショップが楽しすぎて時間が足りなかった」「いろいろな方と話ができて自分の想いや考えを再認識できた」と満足度の高い結果となった。満席で大盛況のセミナーだった。17名が参加。 佐賀県は「~起業で開く NEXT DOOR~ 主婦のゼロイチ起業「想い」を叶える魔法のブレーキ」をミックスで開催した。ゲストは、専業主婦の頃に指のケガで自転車に乗れなくなった経験から、“握らないブレーキバー「パームブレーキバー」”を開発された方。強い思いと行動力が伝わるセミナーだった。会場、オンライン合計で10名が参加し、会場にはお子さん連れの参加もあった。 愛媛県は年間6回ほど開催している、オンラインでの個別相談会「愛あるえひめ暮らしフェア」を実施。農業や地域おこし協力隊に漠然と興味がある方たち11名から相談があった。移住時期はすぐにではなく、3年以内で検討しているという方が目立った。 13日は、新潟県は「新潟県U・Iターンフェア2022 -いっちゃえNIIGATA –」を東京交通会館12階で開催。大規模フェアとしては3年ぶりの開催で、市町村と関係団体を合わせ36団体のブースが出展。「いっちゃえNIIGATA」と題し、気軽に新潟県に行きたくなるような楽しい雰囲気を目指した。セミナーコーナーは、常にほぼ満席で、相談ブースも順番待ちがでるところも多く、若い世代の来場も目立った。391名が来場し盛況であった。 広島県は「~暮らす・働く・繋がれる~ もっとまるごと! オールひろしま移住フェア2022」を東京交通会館12階で開催。広島県内23市町中、18市町が参加する、今年度でもっとも大きなイベント。相談者は、本気度の高い方が多く、各ブースでは常に、相談対応を行った。広島往復チケットなどが当たる抽選会も実施した。速報値で200組以上が来場した。 三重県亀山市、熊野市、伊賀市、多気町、大台町は「ええとこやんか三重移住セミナー ~聞いてみよう♪ いなか暮らしのリアル~」をオンラインで開催。三重県全体の地域の説明と働き方について説明した後、各参加市町を紹介。座談会で少人数という事もあり、積極的な質問が相次いだ。農業に興味を持っている方が多く、補助や新規就農の方法、有機農法についての質問が出た。その他、住宅事情や地域おこし協力隊についての質問も出た。10名が参加。 茨城県は「エリアにとらわれない暮らし方~みんなで話そう!座談会~ 第5回いばらき暮らしセミナー」をリアル開催。笠間市、桜川市、古河市、稲敷市、利根町を紹介した。元地域おこし協力隊隊員がファシリテーターになり、座談会形式で開催し、最後に個別相談会を実施。各市町が相談を受けた。5名の参加であった。 福島県県北地域は「お家で農業体験!ふくしま県北の暮らしと文化を五感で感じるオンラインツアー」を開催。二本松市の農家に嫁いだり、移住して農業を志す女子が作った「あぶくまの里農ganic女子」のメンバーをゲストに迎えた。参加者は、事前に送った特産品セットで、田舎団子作りなどを楽しんだ後、二本松産の麦酒やリンゴジュースを飲みながらゲストとの交流を深めた。15名が参加した。 長野県は「ながので暮らそう!就農・住まい探しのススメ ぐるっとながの移住セミナー’22秋」をオンラインで開催。長野市を中心とした周辺9市町村による移住セミナー。新規就農と住まい探しに焦点を当て、コンパクトに紹介。新規就農した高山村のゲストによる体験談では、開墾した苦労や行政から受けたサポート、移住した感想を聞いた。後半は飯綱町に移住した方の家探しの苦労と物件探しのポイントを聞いた。39名が参加し、「気候やお金のこと、良い面悪い面関係なくバランス良く聞けて良かった」「ネット情報だけでなく、実際に現地に足を運び、つながりを作ることが大切さだと実感した」との感想があった。今後の現地訪問につながることを期待する。 鹿児島県は「【鹿児島県肝付町】南国!鹿児島で暮らす 移住希望者のための「空き家バンク」活用セミナー」をミックスで開催した。国内初の移住プランナーを講師に迎え、空き家バンクのしくみや移住者が活用できる制度、注意点など細やかにレクチャーした。また、肝付町の紹介では、ロケット打ち上げの様子を捉えた動画が壮大で、とても印象的だった。会場11名、オンライン11名の計22名が参加し、空き家バンクへの関心の高さが感じられた。 大分県は本年度6回目のオンラインおおいた暮らし塾「おおいた暮らし オンライン相談会」を開催。中津市、臼杵市、竹田市、豊後高田市、宇佐市、由布市、日出町、就職、就農、移住全般で個別相談に対応した。移住全般の相談では、Uターン決定、IT移住支援にエントリー済み、森林アカデミーの2次募集に応募済みの方など、移住に向けた具体的な相談が多かった。7組が参加。 静岡県浜松市は「移住して地域でコトを起こすなら~浜松の場合~」をオンラインで開催。浜松市の郊外エリアに移住し、お店を開いた移住者と、受け入れ側の地域の方をゲストに、双方から話を聞ける貴重な機会になった。30・40代を中心に12名の参加。

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10月、過去3番目の5745件の移住相談等達成!

11月1日に引っ越したが、部屋が片付かない。まだ、ダンボール10箱分が積み上げられたまま。8階の窓からはJR有楽町駅が丸見え、夕方になると西陽が厳しい。ビルの谷間に沈む秋の夕焼けを楽しむ余裕はまだ、ない。 10月の移住相談件数がまとまった。昨年もそうだが10月は12階のイベントルームを使用する大きな移住セミナーが多く、昨年の移住相談等は6181件と過去2番目の多さ。今年も5745件と昨年に次ぐ、多さだった。開催数は昨年57回で今年は63回。ただ夏頃までは前年開催数を約35%超えの開催実績だったが、それはここに来て少し落ち着いている感じだ。参加実績の順番は、初めて青森がトップ。次いで熊本・福井・群馬・高知の順となっている。これらはオンラインセミナーでの集客に成功したことによるものであるようだ。これが、移住セミナーを加えない移住相談等で見ると福岡・広島・静岡・熊本・富山と山口は同数、の順となる。しっかり受け皿を整備して取り組んでいる県が成果を上げていると感じられる。 セミナー開催も活発で、工夫をこらしたテーマでの開催が目立つ。先週は今年度初めて鹿児島市が開催し、満員の盛況であったと報告を受けている。この週は、長野県宮田村が石川県穴水町と姉妹都市協定を結んでおり、共同での移住セミナーを開催、これも盛り上がったようだ。今週末の19日には久しぶりに、静岡県が伊豆半島移住セミナーを12階のカトレアで開催する。20日日曜日は同じく12階で、35全自治体が参加する「オールぐんま移住フェア2022」と「移住・就職フェア富山くらし・仕事相談会」の移住実績のある両県が大きなイベントを計画しており、こちらも人を呼びそうだ。 取材・来客は、9日午前に初めて東京交通会館社長に面会。20周年でお祝いの花を頂いたお礼に伺った。若干、国の有り様などについて意見交換。その後、広島県竹原市今栄市長と懇談。午後、長野県南箕輪村の藤城村長と懇談。村長は、東京・江戸川区職員を経て5年前に移住。「県内からを含む約73%が移住者の1万6000人の村で、製造業が盛んな地域」らしい。今後、43歳の町長の手腕が問われそう。期待したい。10日は福岡県八女市の副市長が移住動向の視察に。山口県労働政策課山崎課長が来訪、懇談。静岡市議、来訪。11日は山形県置賜総合支庁西澤支長がセミナー参加で来訪。地域の移住者受け入れについての意見交換を行った。打てば響く人だった。午後、文芸春秋記者と雑談。12日、セミナー参加の宮田村小田切村長が来訪、懇談。セミナー参加の鹿児島市移住担当3名と意見交換。15日、徳島県阿南市職員6名視察。広島県府中市長来訪。富山県砺波市竹田市議来訪。長野県江沢飯山市長来訪。先月28日に初当選し登庁したばかりとか。増加する移住者と従来からの住民との融合・共生を考えてみたいと率直な考えを巡って意見交換。16日、NHK出版と意見交換。 長野県飯山市の江沢市長と 地方移住セミナーは15回。 11月2日に、移住候補地として人気が高い千葉県南房総市と館山市が「コラボ移住セミナー~南房総回帰フェア2022秋~」をリアル開催。それぞれ、起業、就職、就農等、テーマごとに相談デスクを設け、回遊して話が聞ける形式。相談者同士で情報交換する姿も見られ、リアル開催ならではの熱気が感じられた。セミナー後半には、館山市「NPO法人おせっ会」理事長が、不動産探しのポイントについて講演。参加者のほとんどがセミナー終了間際まで熱心に情報収集する様子から、本気度の高さがうかがえた。20~60代の16名が参加。 鹿児島県は「鹿児島・移住オンラインセミナー2022 vol.3 #農ある暮らし編」を、初めて、農業+宿経営にチャレンジしたご夫婦をゲストに迎えオンライン開催した。東京での慌ただしい商社勤めの生活から、雄大な自然に囲まれた暮らしに大きくライフチェンジ。指宿での生き生きした暮らしぶりが伝わった。資金面に関しては、たくさんの質問が寄せられ関心の高さが伺えた。33組が参加した。100組の申込があり、当日参加できなくても、後日アーカイブ視聴が可能。 高知県は「理想の暮らしを高知で実現 移住まるわかり講座12 高知ならではの働き方を徹底特集! 『私が高知で見つけた働き方』」をオンライン開催。全16回のシリーズの12回目。都会ではあまりない、ユニークな働き方を実践する20~50代の先輩移住者3名が登場し、今の働き方にたどり着いた経緯や現在の仕事や暮らしの状況などを語った。今回はオンラインでのみ配信し、計31名が参加。「移住まるわかり講座」初の平日開催だったが、アンケートでは「平日夜の開催はありがたい」との声も見られた。 4日には、千葉県 が「千葉県就農&移住セミナー『ちょうどいい千葉への就農のススメ』~千葉県立農業大学校で研修して就農する~」をオンラインで開催。県内農業の現状や、千葉県立農業大学校で学べる内容について、スペシャリスト3名が丁寧に説明した。ゲストとして、農業大学校を卒業し、就農を実現したいちご農家の男性(30代)が登壇。ファシリテーターとの対話形式で、農業を始めるまでの経緯や苦労、農家の日々の暮らしなどを、笑いを交えた軽快なトークで語った。30~50代の16名が参加。 群馬県と岡山県は「移住相談員おしゃべりタイム!群馬VS岡山」をオンライン開催。ふるさと回帰支援センターの特性を活かし、漠然と移住を考え始めた方にも参加しやすいセミナーを企画した。両県の距離は離れているが群馬県と岡山県の意外な共通点、将来移住を検討している岡山県相談員の移住活動体験をざっくばらんにトークセッション。40組が参加した。 5日、徳島県が「とくしま・丸ごと魅力発見!ハイブリット型移住相談会」をミックス開催。自然の豊かさを活かしたアクティビティ、都会へのアクセスの良さを中心としたとくしま暮らしの魅力紹介や移住の極意について触れ、個別相談も行った。徳島へ行ったことがない方から移住決定済みの方まで幅広い18名が参加。 青森県青森市・平内町・今別町・外ヶ浜町・蓬田村"が「青森圏域移住・就農じっくり大相談会」をリアル開催。青森市を中心とした青森圏域5市町村による合同相談会で、暮らしの魅力や支援制度をPRした後、移住と就農に関する個別相談会を実施。小規模な相談会となったが、参加者全員が本気度の高い方で、これからの展開が楽しみだ。 北海道上士幌町は「憧れの北海道で介護の仕事をしてみませんか?~北海道十勝 上士幌町暮らしセミナー」をミックス開催した。福祉の仕事に従事する2名をゲストに迎え、異業種からの転職の経験談や具体的な求人情報をPR。会場スタッフの多くが移住者であり、それぞれがご自身の言葉でなぜこの町で暮らすのか、なぜ今の仕事をしているのかを伝える姿が印象的であった。セミナー途中には竹中町長も登壇し、町長自らPRを行った。10名参加。 和歌山県は「わかやま林業体感セミナー2022(第1回)」をミックス開催。県の林業の特徴等を座学形式で紹介した後、レイアウト変更して、移住後林業就業したゲストを交えたトークセッションを実施。熱心な質問が飛び交い、終了後も残って質問される方もいた。12名が参加した。 愛媛県は「えひめ移住オンラインセミナー 気になる!えひめの子育て環境を大公開!」をオンライン開催。地方の子育て環境についてリアルな声を伝えるセミナー。ゲストの「移住先の小学校では、少人数なのですべての子どもにスポットライトがあたる」「学力低下が心配だったが、先生の目が行き届くので、わからないところはすぐ教えてもらえた」という話が印象的だった。12名が参加した。 同日、愛媛県が「移住検討の“ファーストステップ” ~ドキドキ!移住相談って最初に何カラ聞かれるの?~」をオンライン開催。移住について考え始めたばかりの方や移住相談をしたことがない方を対象に、わかりやすく解説した。初めての面談ではどのような話をするのか、仕事の相談先、移住の準備期間などについて、よくある相談の傾向や先輩移住者の情報をもとに説明した。翌週以降の移住フェア(個別相談会)の申し込みもつながった。32名が参加。 6日、北海道が「北海道移住・交流フェア2022 東京会場」を交通会館12階で開催。86の市町村・団体が出展した。(うち2自治体は直前にコロナの影響で出展中止)来場者数579名と、目標の500名を大きく上回る集客があり、コロナ前とほぼ同水準の参加となった。現役世代を中心に多くの来場者でにぎわい、ミニセミナーなどは立ち見が出るなど、北海道移住の関心の高さが伺えた。 静岡県と石川県は「5県を巡る暮らしの魅力発見紀行第2回「技」静岡×石川セミナー」をミックス開催。石川県が中心となって開催する、『世界塗業遺産認定県連携リレーセミナー5県を巡る暮らしの魅力発見紀行』第2回目。今回は静岡県と石川県がコラボし、伝統工芸に焦点を当て、魅力や地域の特徴などを紹介した。ゲストは静岡からは『修善寺和紙』に携わる方、石川からは『漆芸』の魅力を発信している方が登壇。そのまま個別相談を希望された方もおり、ゲストや自治体とじっくり話していただける機会となった。6名が参加した。 福島県は「GOOD FRAME CATCH FUKUSHIMA二拠点生活の魅力を知るゲストトーク×オリジナルふくしまマップづくり」をリアル開催。福島市と東京の二拠点生活を実践している建築家をゲストに迎え、ふくしまの魅力と建築家としての福島市の街づくりへの想いを聞いた。 その後、参加者9名によるグループワークを行い、これからどのようにふくしまと関わっていきたいかを語り合った。 長野県は「長野ならどっちも行ける!本気の就農、趣味の菜園 楽園信州移住セミナー」をリアル開催した。就農と菜園では農業への関わり方が違うため、テーマ別にセミナーを実施。40、50代が中心で男女比は半々だった。就農では、地域おこし協力隊から一人農業に取り組む30代女性、菜園では、移住後に公務員をしながら週末農業を楽しむ50代男性がゲスト。参加者は9名と少なかったが、活発な意見交換が展開、アットホームで密度の濃い内容となった。個別相談も時間オーバーまで行われ、「半農半Xについて、具体的に質問できてよかった」「第二の人生で農業を目指すことに躊躇があったが、じっくり話せて前向きになれた」と感想が聞かれた。

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20周年レセプションに自治体・政府・大学など関係者160名が参加!

今日(11月7日)は立冬、北国では雪が舞うかという季節である。11月1日には、セミナールームなどが4階から8階へ引っ越しが終わった。これでふるさと回帰支援センターは8階にすべてが集約された。3日は文化の日であったが、会場の関係でふるさと回帰支援センターの20周年祝賀レセプションを平河町のルポール麹町で開催した。文化の日ということもあって各県知事や市町村の首長は公務が入っており、出席が叶わぬと欠席。唯一、東京から新幹線で1時間、政令市でブースを配置し、移住希望者の取り込みに頑張り、成果をあげている田辺静岡市長が顔を見せられた。ありがたいことである。来賓挨拶はまず日本郵政の増田社長にお願いした。2014年春の増田レポートが今回の地方創生の口火を切り、ふるさと回帰運動の背中を押し、政府の「まち・ひと・しごと創生本部」の設置につながったからである。ついで、上記の田辺市長が地方移住の意義を力強く語った。政府からは田園デジタル都市国家構想実現会議事務局長、総務省からは地域力創造審議官が挨拶。更に、「第5回ふるさと回帰フェア」から5年間、大学のキャンパスを開放してフェア開催に協力し、2006年からは早大ボランテイアセンター連携講座「都市と農村関係論」を2年間にわたり開講させていただくなど、この運動に協力いただいてきた早稲田大学から第16代の鎌田総長が「早稲田は建学の精神は地方から有為な若者を集め、卒業後は地方にもどり、地域で活躍してもらうことを目標に掲げてきた」と挨拶した。連合からは清水事務局長が挨拶した。出席者はブースを開設し、相談員を配置している各都道府県、友好市町村、霞が関関係者、大学関係、移住者など160名が集まり盛り上がった。 乾杯の音頭は嶋津顧問が声高らかに行った。祝電などは全国知事会長、経団連、農協中央会、理事の加藤登紀子さんなどから多数寄せられた。 祝辞は、山田俊男顧問(参議院議員)、鈴木元厚労省事務次官、皆川元農水省事務次官、伊藤明子前消費者庁長官、小島元環境省地球環境審議官、寺脇元文科省官房審議官、森元全国市長会会長・長岡市長、堀口早大名誉教授、神成内閣官房イノベーション戦略調整官・慶應大教授から、ふるさと回帰支援センターへの期待など心温まる挨拶をいただいた。 取材・来客は、4日に山口県周防大島町前椎木町長が顔を出され、懇談。8日は岩手県遠野市の山里ネットの菊池会長、鳥取県ふるさと人口政策課大呂課長が挨拶に見えられた。 先週は17回の地方移住セミナーを開催した。 10月25日、愛媛県が「春採用はいよいよ佳境だよSP 4週連続!協力隊トークセッション 協力隊って実際どうなの?を相談できちゃう愛媛県オンライン移住相談会」をオンラインで開催。現役の協力隊がゲスト登壇し、着任地での暮らしぶりや活動内容など、ここでしか聞けない貴重な本音トークを繰り広げた。また協力隊同士の中の良さが伝わってきたのもよかった。12名が参加した。 26日、岡山県は「令和4年度 晴れの国おかやま就農セミナーin東京」をリアル会場で開催。ぶどう農家の就農事例、新規就農制度、就農プランの立て方などをレクチャーする本気度の高いセミナーを実施。年齢は30代~50代、オンライン・東京を含め計7名が参加。セミナー終了後も担当者への具体的な質問が飛び交った。 山口県は「やまぐち 夜カフェ オンライン交流&相談会」をオンライン開催。「山口県を知り尽くすレジェンド担当者にやまぐち暮らしのリアルを聞いてみよう」というテーマの情報交流会として開催。周防大島町の職員による島暮らしの紹介、移住検討者からの体験談や質疑応答を通じて、参加者は理解を深めたようだ。12名が参加。 27日、長野県平谷村は「平谷村 親子留学の説明会」をオンライン開催。今年4回目の開催で、村の紹介や親子留学のしくみ、支援制度、申し込み方法などを紹介。体験ツアーも案内した。今回は、制度を使って親子留学している方も出演し、リアルな感想なども紹介。子どもたちの様子や自分がどう変わったか、仕事の様子など、参加者からの質問に答えた。今までもっとも手ごたえを感じたオンラインセミナーとなった。6組12名の参加があった。 28日には、群馬県みなかみ町が「群馬県みなかみ町『都会からUターンして農業に挑む男』」と題し、一度は都会でサラリーマン経験をしたUターン新規就農者をゲストに迎えて、ウェビナーで開催。なんでもある都会生活に違和感を覚えてから、地域に根差す「農業」に挑むまでの話を聞いた。みなかみ町はユネスコエコパークにも選出されている自然豊かな土地であり、四季に合わせた作目を変更や、閑期の作業についてなど、リアルな農業経営についても聞くことができた。36名が参加した。 29日、群馬県太田・邑楽・館林地域は「太田・邑楽・館林地域移住相談会~都心から約1時間・・・緑と水辺のある暮らしをあなたに~」と題してオンライン相談会を実施。ゲストは大阪出身で新規就農の受け入れをきっかけに移住した方と、子育てのために結婚相手の出身地へ移住してきたIターンの2名。この地域は、東京から近く首都圏への日帰りも可能。地域との関わり方や「何があるというわけではない豊かさ」を伝えた。7名が参加した。 京都府は「京都 WORK STYLE~みんなの移住・仕事それぞれのケース~」として、京都ジョブパークと連携し、仕事をテーマに会場とオンラインのミックス開催。京都に移住転職した方をゲストに、京都でのいろいろな働き方を紹介した。幅広い年代の参加者があった。リアル会場では、9組9名の方が参加、セミナー終了後も残り、ゲストの方や相談員と話をされていた。当初集客に苦戦したが、最後の1週間で約14組の方から申し込みをいただいた。また当日申込の方もおり、最終的に28名が参加。 山形県最上地域は「自然×子育て=最上だじゅ!!~“自分らしくを育む”山形県最上地域移住セミナー~」をミックス開催。「豊かな自然」の中での子育てをテーマにセミナーを開催した。19名の参加があり、会場参加者は個別相談の希望も多く、真剣度と関心の高さがうかがえた。 鹿児島県志布志市は「移住者Presents 田舎暮らしのリアルトーク・リターンズ」をミックス開催。ふるさとワーキングホリデーで初めて志布志を訪れた女性3名をゲストに迎え、志布志の魅力が地元の人には当たり前の日常になっていること、困ったことや辛かったことなど和気あいあいと話し合った。大型の台風に遭遇したエピソード、人との出会いや温かい交流など3名それぞれのリアルな声に参加者も聞き入っていた。会場6名、オンライン9名の計15名が参加した。 30日、高知県は「理想の暮らしを高知で実現 移住まるわかり講座 地域おこし協力隊編『地域おこし協力隊ミッション別トークリレー』& 『OB・OGが語る、台本なしのここだけ話』」をオンライン開催。「移住まるわかり講座(全16回)」の10、11講座目。現役隊員3名、OB・OG3名の計6名のゲストが登場し、それぞれの立場から協力隊のメリットやデメリットなどリアルなトークを繰り広げた。会場とオンライン、どちらでも参加が可能な形式で、延べ65名が参加。アーカイブ動画は特設サイトに掲載する。https://kochi-iju.jp/lp/iju-maruwakari/ 石川県は「#加賀白山暮らし 移住ぶっちゃけ座談会」をミックス開催。就職・転職等がきっかけで加賀地方に移住した方を招き、地域の様子や移住の感想など加賀の暮らしを紹介した。会場参加者からたくさんの質問が出て盛り上った。合計18名が参加した。 長崎県は「長崎県で働こう!U・Iターン転職個別相談会in東京」と題して、事前予約制の転職個別相談会をリアル開催。20代後半から50代の7名が参加。参加者の半数が30代だった。相談時間は1枠30分を予定していたが、1時間ほど話をしていた方も。事前に履歴書、職務経歴書を提出頂いているため、レジュメを見ながら相談に対応した。 熊本県は「くまもとお仕事大図鑑~移住で働き方もアップデート~」を会場で開催(林業のみオンラインで参加)。県の職員がスーツ姿で対応だったが、法被着用やブース装飾などすると賑わいがでて良かったかもしれない。「大図鑑」とうたっているので、もっと参加団体のバリエーションがほしかった。セミナーではなく「個別相談」ときちんとうたった方がもう少し集客できたかもしれない。今後の課題である。8名が参加。 和歌山県は「わかやまアウトドアLIFE移住フェア」を会場で開催。移住相談ブースのほか、地域おこし協力隊の座談会、アウトドアショップ等の物販やメダカ釣りの体験コーナーなど、気軽に立ち寄った方も楽しめるイベント内容となっていた。市町村の移住相談ブースでは、現地とオンライン中継し、地域の風景や暮らしぶりを見せる工夫を施された市町も見受けられた。207名の来場があった。 青森県は「青森県UIターン・交流フェア~知るほどに つながるほどに 好きになる青森~」と題して青森県最大の移住イベントを12階で初共催。30団体以上による相談ブースのほか、知事や先輩移住者のトーク、専門家によるセミナー等を実施。オール青森で移住・交流を全力応援することをアピールした。約300名が来場、Uターンが中心で本気度の高い相談が途切れず、ブースを一時も離れることができないほどであった。 同日、青森県が「#交流しようぜ 青森移住だョ!デジタル人財全員集合」を3階で開催。県内のIT業界事情に詳しい講師のほか、県内IT企業の経営者・人事担当者、先輩移住者を召集し、県内最新のIT事情、各企業の働き方、青森県企業ならではの取り組みを紹介した。36名が来場した。 神奈川県は「ENJOY農業!ちょこっと田舎な神奈川で農ある暮らし」をオンラインで開催。農地課を含めていくつかの各市町のPRは、スライド共有し文章を読み上げる旧式スタイルだったのでもう少し工夫してほしかった。愛川町は、役場職員と農ある暮らしを楽しむ移住者とのインタビュー形式で、暮らしがイメージできてよかった。山北町は空き家見学ツアーの案内を告知するなど、次につなげるPRになっていた。短時間のPRで全てを伝えるのは不可能に近く、イベント参加、動画視聴、個別相談へ促す等、セミナー参加者に次にどんなアクションをしてもらいたいのかを考えたPRが必要ではないかと思う。チャットやウェビナー「Q&A機能」で質問がいくつもあり、担当者は回答に追われる様子もみられたが、後日連絡する等、参加者のフォローをする方が移住にはつながるのではと思慮する。22名が参加した。

10月30日、センターのセミナールームが8階へ移動!

先週のブログでも紹介したとおり、11月3日に20周年記念レセプションを予定しているが、あわせて10月30日に4階にあるセミナールームと総務部、そして理事長室を8階に引っ越すことにした。結果として体力勝負の肉体労働がどっと押し寄せ、大変なことになっている。整理したはずの書類もダンボールで15箱、でもまだ足らない。来月、後期高齢者の仲間入りする身にとっては辛い日々となっている。 取材・来客は、25日に熊本県荒尾市浅田市長が視察に。26日には茨城県結城副市長が北関東の移住動向が知りたいと見えられた。27日は週刊朝日の取材。北関東3県の移住について意見交換。27日、宮崎県の河野知事が来訪。28日は愛媛県宇和島市議会議員6名が視察。午後、新潟県柏崎市議会議員の視察。ここに来て自治体議員など自治体関係者の視察が増加している印象がある。どこも人口減で、移住希望者を受け入れたいがどうしたものかと足を運んでいただいている。この取り組み、まだまだ先は長い・・・。              宮崎県の河野知事が視察に             宇和島市議会議員の方々と 地方移住セミナーは17回開催した。 18日には愛媛県が「春採用はいよいよ佳境だよSP!4週連続 協力隊トークセッション協力隊って実際どうなの?を相談できちゃう愛媛県オンライン移住相談会」をオンライン開催。松山市と新居浜市の離島に住む地域おこし協力隊をゲストに、来年度の採用に向けて、どんな仕事を、どのような環境でしているのかなどリアルな声で紹介。ネット環境や住居について等具体的な質問がチャットで寄せられた。11名が参加した。 19日は北海道日高地域が「北海道“ひだか”オンライン移住カフェ~しごと編~」と題して、「仕事」をテーマに管内の一次産業を中心に紹介。38名の参加者は、前回からのリピーターも目立ち、着実に日高エリアのファンが拡大していると感じられた。 栃木県小山市・那須塩原市は「東京に近い!テレワーク移住に最適!「とかいなか」とちぎのアクセス事情」として、テレワーク移住や二地域居住がしやすい栃木の魅力をオンラインで紹介。実際に移住したテレワーカーや、仕事と子育てに奮闘中の女性をゲストに、東京から近い栃木のメリットや地域の暮らしの魅力、移住の注意点などを聞いた。今年度4回目となるオンラインセミナーで、39名と最多の参加人数を記録した。 21日、佐賀県が「〜起業で開く NEXT DOOR〜 「おもしろそう」から始めるわくわくの生み出し方、教えます!」を会場とオンラインのミックス開催。ゲストの合同会社Lightgear代表取締役の山本卓さんは、2019年の九州・山口・沖縄のイベントをきっかけに東京から佐賀県へ移住を決定。地方ビジネスを始める際、相手のために「ちょっと得意なことを生かす」ことや、「おもしろそう」とワクワクすることの大切さを自身の体験談をもとに話された。笑顔と魅力的な語り口で、佐賀県で起業をめざす参加者の背中を押すような内容だった。13名が参加し、質問の多さからも参加者の関心度の高さが伺えた。 群馬県みなかみ町は「みなかみで見つけた!移住女子4人の『自然の中での自然な暮らし』」 をオンライン開催。「SDGs未来推進都市」でもある当町へ移住した4名の女性から話を聞いた。利根川源流域の自然豊かさは、暮らしを送る上では厳しいものと言い換えられる。「幸せとは、豊かさとは何か」を自分に問い続けた女性達が、環境保全の活動を通して、他者や地域とつながり力強く生きる様子を、朗らかなトークで展開。29名が参加した。 22日、宮崎県が「移住者が比べてみました!東京と日南の『暮らし・働き方・お金』ー宮崎県日南市単独移住相談会ー」をリアル開催した。移住して3年の移住アンバサダーが東京との暮らしを比較し、生活にかかるお金や働き方などの違いをざっくばらんに紹介。比較する点のバランスが程良く、わかりやすかったと好評だった。グループトークでは時間が足りないほど話が盛り上がった。30代~60代の10組14名が参加。 愛媛県は「えひめ地域おこし協力隊オンライン募集説明会」をオンラインで。四国中央市の地域おこし協力隊卒業生と、内子町の地域おこし協力隊がゲストに迎え、地域での活動について具体的に紹介した。また、協力体制度について、サポート団体のえひめ暮らしネットワークから説明があった。活動地域などについて具体的な質問もチャットで受け付けた。9名が参加した。 富山県は「コミュニケーションが苦手でも 地方移住ってできますか?」と題したオンラインセミナーを開催。地方は都会に比べて人間関係が濃い、と言われるが人付き合いが苦手でも地方移住はできるのか、最低限必要なことといったテーマを、おすすめエリア別に開催。架空の相談者を設定し、その質問に各自治体が回答していくという形式。回答にはフリップを用意してもらうことで、オンライン上の画面でも見やすかった。40代が7名と際立った。 茨城県行方市は「田舎で公務員ってアリですか!?」をミックス開催。行方市の地域情報と公務員の実際の仕事内容についてゲストトークを実施。また、行方市の定住移住支援金について紹介し、最後に公務員募集要項を紹介した。5名の参加があった。 愛知県は「あいちの山里&離島Day~体験したい!あいちの山里&離島~」をリアル開催。山里&離島から2人のゲストを迎え、移住への取っ掛かりとなる、体験プログラムなどを紹介。山里パートでは地元で暮らす高齢者から山里暮らしの知恵を学びながら人との交流を作る「おばあちゃんちプロジェクト(豊田市足助地区)」、離島パートでは島外ボランティアと行う海岸の漂着ゴミ拾いや黒壁の家並みの保存活動等の「島の未来を守るSDGs活動(佐久島)」を紹介。参加者からは「リアルな話が聞けてよかった」「虫は嫌いだが山里はやはり良い」「プレ移住のようなプログラムがあるととてもいい」「訪問してみたい」「関わりを持ちたい」と前向きな意見が多数寄せられた。17名が参加した。 山梨県は「二拠点居住とやまなし2022 Vol.3 豊かな自然の中で叶える私らしい暮らし ~富士吉田・都留エリア~」をオンラインで。都留市、富士吉田市杜で活躍する3名が登場、二拠点居住先として人気が高く個性的・特徴的エリアならではのトークを展開。二拠点居住は手段であり目的ではないこと、人が人を呼び、支えられていることが伝わる、和やかな温かいセミナーだった。32名が参加した。 石川県と岐阜県は「5県を巡る暮らしの魅力発見紀行 第1回 岐阜×石川「食」セミナー」をリアルで開催。石川県が中心となって開催する、『世界塗業遺産認定県連携リレーセミナー5県を巡る暮らしの魅力発見紀行』の第1回目。今回は岐阜県と石川県がコラボし、【食】をテーマに開催。ゲストは石川県で地域の食文化の発信事業に携わる方、岐阜県で有機農業を実践している方をお迎えした。セミナー後にもゲストと交流ができる場を設け、終了時間ギリギリまでお話をされている参加者もいた。県の相談ブースの他、暮らしの魅力を伝える写真展を開催するなど展示にも工夫を凝らした。20名の来場があった。 高知県は「理想の暮らしを高知で実現 移住まるわかり講座8 地元民が深~く語る!『この地域のココが良い(おらんく自慢)」 仁淀川×奥四万十×幡多編」を開催。高知県では、全16回の移住講座を開催中で、今回の講座で8回目。東西に長い高知県を6つのブロックに分けた地域紹介の後編として開催した今回は、高知のお笑い芸人・おだちさんによる取材動画を用いて、各ブロックの担当者が地域の魅力紹介(おらんく自慢)を行った。オンラインで配信を行い、計34名が参加。 23日は、高知県が「理想の暮らしを高知で実現 移住まるわかり講座9  起業編『起業×U・Iターン』のロードマップ-高まる地域での起業熱-」を前日に続きオンライン開催。“入門編”では地方で起業をするメリットやその方法についてのセミナー、“事例編”では実際に高知で起業した女性をゲストに招き、現在に至るまでのエピソードなどをトークセッション形式で紹介した。配信はオンラインで行い、累計30名が参加。両日とも、アーカイブ動画は特設サイトに掲載される。https://kochi-iju.jp/lp/iju-maruwakari/ 静岡県静岡市は「ナント!!社長が登場!静岡市へ拠点進出 起業・従業員向け移住セミナー」をミックス開催。コロナ禍を契機に、企業の地方進出やテレワーク移住の機運が高まっている。今回は、移住の課題の1つである「仕事」をテーマに、しずおか焼津信用金庫と連携して、静岡進出した2企業の社長と従業員をゲストに招き、その経緯やメリット、生活環境などの実態を伝え、静岡市で働くイメージを具体化し、企業拠点の進出や従業員の地方移住を促すことを目指した。11名が参加した。 兵庫県は「ひょうごで働こう!おためし企業体験 事前説明会 in TOKYO」をミックス開催した。今回は履歴書や職務経歴書を作成する際のポイントを解説。県内企業2社の人事担当者が自社の募集案件をPRした。集客はリアル4名、オンライン1名。年齢層は20代~50代(推定)。本企画はさらに継続予定だ。 福井県は「ふくいの暮らし&子育て、なぜイイの?ヒミツ大発見!フェア in 東京」を交通会館12階で開催。全17市町のうち15市町が出展した今年度最大の移住イベント。時期・や天候に恵まれたこともあり、385名に来場いただいた。交通会館の外でチラシ・ティッシュ配布や恐竜着ぐるみによる案内や、アンケート回答者に先着250名にプレゼントするということも功を奏したようだ。

11月3日、創立20周年レセプションを麹町で開催! | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

11月3日、創立20周年レセプションを麹町で開催!

日々、秋が深まりつつある。銀座の街路樹も紅葉が始まっている。ふるさと回帰支援センターは11月に創立20周年を迎える。3日の文化の日には祝賀レセプションを予定し、その準備に追われている。振り返れば、よくぞ20年もやってこられたものと思ってしまうことが時々ある。このレセプション、誰に参加していただくか人選に苦労している。あまりにも多くの方々にお世話になり、ご協力いただいたことから苦慮している。また、20年記念誌を当日参加者にお配りすることにし、やっと84頁を校了したところだ。自治体会員や個人会員の方などにもお送りいたしますので、楽しみにしていただければと思う。 18日から大正大学社会共生学部の3年生2名がインターンで来ている。当面2週間の予定でがんばっている。今日も「どう、中身が濃いんじゃない?」と聞いたら「ハイ」と答えた。なぜなら、初日から全国ハイヤー・タクシー連合会の要請行動に、相手の了解のもと同席し、具体的なやり取りをヒアリングした。午後も和歌山県企画部長が意見交換に2名で来たので、そこにも同席させたからだ。ただ、最近学生個人のレポートや卒論のためのヒアリングが多くなり、仕事に差し障りが出かねないようになり、苦慮している。 6月以降、熊本県の移住相談が急増し、9月には100件を超えた。どうしたことかと原因を聞いたら、現地訪問の旅費支給をほぼ無条件で3万円を支給しはじめたことが寄与しているのでは、ということであった。いくつかの県も交通費の支給を行っているが条件はついている。この現象、地方移住のニーズが相変わらず高いことの一つのあらわれと言っていいようだ。また、各県の9月の移住相談のうち、同月比過去最高は13県となり、うち広島県の204件が最高で、100件を超えている県は7県となっている。 取材・来客は、11日は、岩手県雫石町議会加藤議長、同小志戸前議会事務局長が視察に。14日は共同通信取材、自治労共済専務ほか2名が意見交換。18日は自治労前委員長が意見交換に。午後、全国ハイヤー・タクシー連合会が要請行動に、和歌山県企画部長表敬訪問。19日は福島県湯川村村議会議員8名が視察、福島県東京事務所所長表敬訪問。日経新聞取材。20日は鹿児島県日置市長が視察に。21日午前は山梨県韮崎市長が視察。午後、上毛新聞取材。 山梨県韮崎市の内藤久夫市長と 地方移住セミナーは17回開催した。 10月12日には群馬県が「群馬課2022 “継ぐ” から始まる『地域ビジネス』の可能性」と題したオンラインセミナーを開催。事業継承、共同経営、スモールビジネスをテーマに話を展開した。ゲストは川場村で家業の継業をしながら、地域活性化に関わるプロジェクトデザインを行う方と、片品村で第三者継承として「自然体験活動」に取り組む方。終始笑いがあり、楽しいセミナーとなった。家族継承と他人継承という形の違いによる、それぞれの課題が分かり参考になった。51名が参加した。 14日には、群馬県が「やりたいことを仕事に!地域おこし協力隊の魅力!~碓氷峠鉄道文化むらの魅力再発見!~」をオンライン開催。安中市を舞台に、群馬から軽井沢までをつないでいた信越線・碓井峠の鉄道文化を配信しながら、地域おこし協力隊をゲストにトークするウェビナーセミナー。情報発信する隊員と、全国2位の生産量を誇る梅林で梅農家を継ぐ隊員それぞれの活動から、「自分の好きな事を仕事にする」エネルギーを感じるトークを繰り広げた。49名の参加者が集まった。 長野県は、「楽園信州移住セミナー 消費するのに疲れた人へ 地球と一緒に共存する生活」をオンライン開催。「環境、社会、人などに配慮した消費(=エシカル消費)」や暮らしを実践している方の話を聞いた。長野市、阿智村、信濃町、宅建協会からの取り組みの紹介、長野県庁から長野県ゼロカーボン戦略について説明があった。畑やニワトリとの生活を営む自然食品店店主、プロスノーボーダーで自伐型林業を行う女性、エネルギー循環型の地域づくりを実行中の方によるクロストークでは、地球や地域に根差し、肩の力を抜いた暮らしや考え方が語られ、自然の中で暮らす心地良さを共有した。参加者は27名で、20代から50代まで男女比は半々。主に首都圏からの視聴参加が多かった。「東京の消費生活、湿度の高い気候に疲れており、移住を考えています。山村地域など憧れますが、まずは今の暮らしに近い市街地に家を探してみようと思います」などの声も聞かれた。 15日は徳島県・香川県・愛媛県・高知県が「四国暮らしフェア2022 in 東京」を東京交通会館12階カトレアサロンにて開催。四国4県の相談員による各県紹介セミナー、先輩移住者によるパネルディスカッション、先輩移住者との個別相談会などを行った。73組89名の来場があった。 山形県は「移住×起業スタートアップ in YAMAGATA」を会場とオンラインのミックスで開催。地域おこし協力隊をしながら副業で起業を目指すことについて、山形大学の小野寺氏が「ソーシャルイノベーション」をテーマに講演。鮭川村の協力隊と役場職員が、実際の取り組みや現状を語った。会場、オンライン合わせて34名が参加、20~30代の若年層の参加が目立った。 奈良県は「奈良で働く相談会-奈良で働いてみませんか、暮らしてみませんか-第1回副業できる地域おこし協力隊でソーシャルイノベーション!」と題して、県内での暮らしと仕事をテーマにした恒例のセミナーをオンライン開催。3名の参加であったが、アットホームで親しみのある進行は、参加者との双方向な交流につながり、今後より詳しい移住相談希望の声が聞かれた。 新潟県は「にいがた暮らしセミナーvol.5 地方移住して変化した『夫婦のカタチ』と「子育て」教えます!」をオンライン開催。新潟市でテレワークをしながら子育中の方と、長岡市でこども園を開所したご夫婦がゲスト。新潟県が子育てしやすく、地域の方も子育てに理解がある環境だという話だった。9名が参加。地域との関わり方や物件の探し方などの質問があがり、本気度の高さがうかがえた。集客が今度の課題だと感じる。 宮城県加美町は「かみカフェへようこそ~「移住」をゆったり対話しよう~」をリアル開催。ワールドカフェ形式で加美町について語り合うセミナーを目指していたが、相談者は0組であった。セミナー企画内容や集客のあり方に課題を残した。 長野県松本地域は「暮らす・働く 信州まつもと広域圏まるごと移住相談会-信州まつもと地域をまるごとご紹介します!-」を東京交通会館3階グリーンルームで開催。3市5村が勢ぞろいし、地域の魅力のPRとセミナー、住宅・就職相談、市町村との個別相談を行った。ゲストは、40代5人家族で大阪から安曇野市へ移住した中学校の教師の方、30代で東京から筑北村へ2段階移住した茅葺き職人の方で、移住する決断のポイントを紹介。また、長野県ハローワークが松本地域の就業状況を解説した。出だしこそ人が多かったが、後半は伸び悩んだのが残念だった。しかし、人気の松本、安曇野に集中すると思われた相談が、意外にどの市村にもまんべんなくあったことはよかった。30、40代のファミリーが圧倒的に多く、複数の市町村とじっくり話す様子が見られた。外国人の相談が5件あったことも印象的だった。「皆さんがとても温かく、移住するのに前向きになった」「移住するための要点が一度に学べて有意義だった」との感想が聞かれた。74名が来場。 群馬県は「ぐんま暮らし交流会【県内UIターン歓迎企業と交流会】」と題して、群馬県内企業4社による企業説明会をオンラインで開催。4社の説明を求職者が交互に参加して質疑応答を行った。以前はリアル面談だったものがコロナ禍ですべてオンラインとなった。東京の求職者にとっても便利になったが、どうしても距離感がある。その点、運営のジョブカフェ担当者がかなり工夫していて、リアルに近い反応となっていた。19名が参加。 16日、高知県は「理想の暮らしを高知で実現 移住まるわかり講座7 地元民が深~く語る!この地域のココが良い(おらんく自慢)東部×まんなか×れいほく編」を開催。「移住まるわかり講座(全16回)」の第7回。東西に長い高知県を6つのブロックに分けた地域紹介の前編として開催した今回は、高知のお笑い芸人・おだちさんによる取材動画を用いて、各ブロックの担当者が地域の魅力紹介(おらんく自慢)を行った。今回はオンライン配信のみで、計28名が参加。アーカイブ動画は特設サイトに掲載する。https://kochi-iju.jp/lp/iju-maruwakari/ 北海道士別市と上川町は「北海道のだいたい真ん中 旭川圏域 士別市・上川町で自分らしい仕事と暮らしはじめませんか。」をリアル会場で行った。キャリアバンク(株)より北海道の求人の特徴等を、大雪カムイミンタラDMO(観光地域づくり法人)からは、エリアの魅力と北海道の四季の暮らしを具体的に話した。大雪山系の素晴らしさを体感したくなる内容であった。5名が来場した。 宮城県丸森町は「のんびり子育てしませんか~丸森町ゆるいじゅー相談会②~」をリアル会場で。町のPRと古民家活用を例にした移住者実例を、柔らかな雰囲気のなかで紹介された。子育て世帯と子育てを終了した世帯の3組に対してオーダーメイド型の相談を個別にうけたところ、3組ともに、現地での体験ツアーをその場で申し込むことになった。満足度の高いセミナーとなった 岩手県雫石町は「クリエーター移住~手製本ノート作家さんの古民家新生活~」をミックスで行った。クリエーター移住として手に職のある方、また古民家での暮らしを伝えるテーマで開催。手製本ノートの販売をしている方をゲストに、雫石町でも更に山奥での暮らしの魅力を語っていただいた。ゲストにも告知のご協力をいただき、30代~40代を中心に14名参加があった。 香川県は「移住・UJIターン相談会」を開催。就職、転職、就農、起業、住まい、子育てなど移住全般の相談をオンラインおよび、リアルにて受付。参加者は44歳と41歳の男性2名であった。 島根県は「しまね移住の先輩が語る!地方暮らしのアレやコレvol.3 ~気になる!離島暮らし編~」をオンライン開催。隠岐諸島の海士町の先輩移住者の実体験や地域の情報について話を聞いた。現地訪問のときに活用した支援制度や、現在の仕事に就くまでの経緯などのほか、引っ越しの際、引っ越し業者へ依頼するよりも宅配便の方がお得な場合もあるといった離島特有の話は参加者の参考になった。そのほか、休日の過ごし方や子育て環境など、島暮らしを意識した質問があがった。単身4組、ファミリー3組の7組10名が参加。年代は20代~50代、男女比も約半々であった。 熊本県は、3年ぶりの大規模相談会「くまもと移住祭!~~暮らす・働く・楽しむ まるごと大相談会~」をリアル開催。前回より多く18市町村の参加となり、スタンプラリーのおかげか各市町村の個別相談もそれなりに対応だった。ステージではくまモンが2回登場し、熊本出身の行定勲監督のトーク、先輩移住者トーク、リノベ宅からの生中継など開催、ミニ物産展も好評だったよう。自治体からは先日のふるさと回帰フェアよりも、具体的な相談者が多かったとの感想があった。187組が来場、3年前の108組と比較して大幅に来場者が増えた。

10月、セミナーが花盛り、70回も開催!

先週のブログでも触れたように、10月は例年移住セミナーが多いが、今年も70回の開催予定と盛り上がっている。9日には山形県が今年で4回目となる、全市町村が参加する「くらすべ山形移住・交流フェア」を開催した。山形県の特徴は、一般社団のふるさと山形移住・定住推進センターが実施主体で行われているところだが、その特徴がうまく生かされているのかが問われているようだ。一部オンライン参加があったが、全自治体が参加しているのは評価できる。言い方を変えれば、移住者の受け入れ体制がほぼ完成したとも言える。次は集客をどうするかが課題だ。また、8日には愛知県が初めて「あいちの山里&離島Day~みたことない!あいちの山里&離島~」を開催し、移住者の受け入れに一歩踏み出した。 この程、9月の移住相談実績が明らかになった。総件数は4594件で前年比104.3%増となっている。頑張った県は栃木・長野・富山・群馬・広島の順で栃木県のトップは初めて、セミナーでの集客が幸いした。相談件数では広島・福岡・山梨・静岡と熊本が同数となっている。 取材・来客は、7日は産経新聞取材。鳥取県東京事務所本部長、副本部長表敬訪問。副本部長は10数年ぶりの東京勤務ということで、東銀座の事務所で平井知事、立松初代理事長と移住セッションをした思い出話もでて、往時を懐かしんで盛り上がった。9日は3年目となる「くらすべ山形!移住交流フェア」で共催あいさつ。その後、主催の一般社団・駒林専務(兼)事務局長等と意見交換。午後は北海道滝上町斎藤副町長と懇談。11日は朝日新聞熊本総局取材。午後は共同通信取材。北海道森町の岡嶋町長がふらりと立ち寄られ、意見交換し、移住に取り組みたいので会員化を検討したいと語る。12日は群馬県西担当副部長、公立高崎経済大大宮名誉教授とランチ。大宮教授は2010年からの内閣府補助事業「農村六起」のビジネスコンペの審査委員をお願いし、ご協力いただいた。往時の思い出話しに花が咲いた。 先週は12回の地方移住セミナーを行った。 10月5日には、広島県が「『瀬戸内』×『古民家』ではじめる自由自在な暮らし方。~実践者&専門家が語る 空き家の探し方・活用のリアル~」をオンラインで開催。ゲストは、島で移住相談や空き家案内を行う男性、高専の講師として空き家の活用に携わる専門家、空き家に特化した不動産を営む男性の3名。移住するうえでの空き家の探し方や、修繕の方法、住む以外の活用方法について聞いた。25名の参加があった。 6日には、福島県いわき市が「いわき い~住 チャンネル vol1. 発見!いわきとの『関わりシロ』」をオンライン開催。YouTubeチャンネルを開設し、いわきの移住・二地域居住・関係人口について配信するセミナー。いわき在住でローカルアクティビストとして活動する小松理虔氏をMCに起用し、フリーライターと、二地域で活動する公認会計士兼税理士の女性をゲストに招いた。第一部では、いわきに住んでいなくても関われる団体・個人や、自分らしい活動をしている人を紹介。第二部ではいわきで起業するメリットや起業までのステップを提示した。39名が参加。セミナーの様子はYouTubeでアーカイブ配信されている。 7日は、石川県能登地域が「能登ってどこ?能登の3勇者がご案内!」を行った。昨年はオンラインでの開催だったが、今年度はミックス形式で開催した。自然栽培、能登地域の起業、狩猟の3つのテーマのゲストから話していただいた。特に狩猟について、狩猟免許を取るフローや、金額だけでなく、猟の種類や実際の活動内容についてもリアルに語っていただき命の大切さを再認識するとともに大変学びの多い内容だった。女性の参加者からも質問が出るなど、石川県の狩猟事情を知ることができる良い機会となったと感じる。14名が参加。 鹿児島県は「鹿児島・移住オンラインセミナー2022 vol.2 #二拠点居住~東京と鹿児島の二拠点で手に入れた”いいとこ取り”の暮らしとは?~」を開催。鹿児島県出水市と東京に拠点を持つステンドグラス作家の夫妻をゲストに迎え、話を聞いた。「時間に追われていないから、描く線に余裕があるかもしれない」という言葉に、出水での伸びやかな暮らしが感じられた。一方で東京では良い刺激も受けているとのこと。働く場所を選ばない人たちへのお手本となるような暮らしぶりに、46名の参加者からは質問も数多く寄せられた。 8日、神奈川県が「大磯暮らしの始め方がわかる秋の移住セミナー」をオンライン開催した。前半は役場から町の概要説明、後半はトークセッションという構成で、行政と民間の協力体制が感じられ、内容もバランスがとれていた。特に、後半の最近移住した先輩移住者のトークセッションでは大磯の魅力や、買い物や病院等の気になる暮らしのポイントが分かりやすくまとめられていた。参加者のうち半分以上がカメラオンで参加していただけたこともあり、参加者の反応をみながらセミナーを進めることができた。告知期間が短かったため申し込み状況が心配されたが、10組の申込みがあり大磯町のポテンシャルの高さが感じられた。逆に言えば、もう少し早くから告知に力を入れることでより集客が見込めたと思われる。 静岡県は「ふじのくに静岡で農業を始めた先輩新規就農者たち」を会場でリアル開催。研修後に独立就農した方と農業法人に就職した方2名を招いて、農業を仕事にしたい方向けのセミナーを開催した。30~40代を中心に8組10人の参加があった。 高知県は「理想の暮らしを高知で実現 移住まるわかり講座 6先輩移住者が語る!『私が高知を選んだワケ』」をミックス開催。高知県では、9/17~11/23にかけて「理想の暮らしを高知で実現 移住まるわかり講座(全16回)」を開催。今回は先輩移住者3名をゲストに、移住までの事前準備、現在の仕事や活動についてトークセッションを行った。会場とオンライン、計28名が参加。アーカイブ動画は特設サイトに掲載する。 愛知県は「あいちの山里&離島Day~見たことない!あいちの山里&離島~」を会場で開催。大都市のイメージが強い愛知県の中で、豊かな自然に囲まれた田舎暮らしができる地域の魅力や半農半Xの暮らしについて、トークセッション。参加者から「地域へ最初の一歩を踏み出した時の印象は?」「半農半X」に興味があり、自分の仕事が地域で実践できるか知りたい」等の真剣度の高い質問が寄せられた。「具体的な話が聞けて刺激になった」「現地を訪問したい」と前向きな感想を多数あった。40代、50代を中心に12名が参加。 石川県は「いしかわUIターン大相談会 in 東京」をダイヤモンドホールで開催。県内の自治体のほぼ全域が参加した。3年ぶりのリアル開催となった今回は、仕事の相談もできるよう14の団体にも出展いただいた。先輩移住者によるセミナーのほか、能登上布のしおりを作成するワークショップも開催した。自治体を表すキーワードを掲示するなど工夫を凝らしたブースもあり、相談者もよく足を止めていた。101名の来場があった。そのほか、事前に回収したアンケートを個人情報をマスキングした上で、システム上で自治体が見られるようにしブースでの相談の際に参考にできるようにするなど、新たなチャレンジもしたフェアだった。 9日、広島県三次市は「三次まるごと!ツナグセミナー」をリアル開催。広島県の山間部に位置する三次市のセミナーで、ゲストには、三次市長と先輩移住者(2名)をお呼びした。移住希望者にとって、広島県の山間部はイメージがほとんどないため、今回の三次市の単独セミナーは、広島県の新たな側面をPRした。今後も、三次市との接点を持ってもらえるよう、毎年継続して、セミナーに取り組む。仕事が少ない点が課題なので、仕事の発掘は、今後も三次市と協議していきたい。11名が参加した。 大分県は「おんせん県おおいた空き家活用セミナー&移住相談会」をリアル開催。空き家セッションではかかった費用の提示もあり、参考になったとの声が聞かれた。前回セミナーにいらっしゃった方、センターでご相談された方など再度のご参加が4組あり、本気度の高さ、および移住に向けてより詳細な情報を求めてこられる方が多いと感じられた。11名が参加した。 山形県は「くらすべ山形!移住・交流フェア」をダイヤモンドホールで開催した。今回が4回目の開催で全市町村が参加、164名の来場があった。1階のピロティで就農した移住者が農産物の販売を始めて行ったが好評で、早い時間にほとんどの店舗が完売した。  

10月のセミナー、9日までに22回の開催! | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

10月のセミナー、9日までに22回の開催!

東京は今日から天気が崩れ、寒くなると予想されている。季節の変わり目の一日になるようだ。フェアも終わり、ちょっと一服の感はあるが移住相談はそれなりに賑わっている。9日には、今年も山形県が全市町村の参加した形での「くらすべ山形移住・交流フェア」が予定されている。合わせて、1階のピロティでは移住者が生産した美味しい農産物の直売会が10時30分から行われる。このフェアは3年前から開催され、多くの移住希望者を集めている。 今月に入って、9日までの移住セミナーはなんと22回も予定され、活発な展開となっている。1月から7月までのフェア開催は前年比35%増で推移しており、過去最高を更新する勢いとなっている。因みに山形移住・交流フェアは今年、4回目の開催となっている。 取材・来客は、28日は九州朝日放送の取材があった。29日は和歌山県伊都振興局舩富局長と懇談。30日は、午前中は経団連産業政策本部と地方移住についての意見交換、連携を深めることを話し合った。10月4日は日本農業新聞取材、移住の定義、考え方について意見交換した。午後からは福島市木幡市長が来訪、親しく意見交換。同じく福島県の川内村、葛尾村の両副村長が来訪。鹿児島県大崎町長も来訪。5日は共同通信生活報道部兼地域報道部の4人と移住全般について意見交換。岐阜県中津川市青山市長、同柘植市議会議長が見えられ、名刺交換。立憲民主党岩手県選出の階衆議院議員が視察に見えら、移住相談ブースの充実ぶりに驚かれていた。            階衆議院議員と岩手県ブースで 地方移住セミナーは12回開催した。 9月29日は広島県が「\こんなことでも相談していいのかな?!/広島にゆかりのある移住相談員が、そっとサポートします!」をオンライン開催。センターの移住相談員2名がゲストとなり、移住相談窓口をもっと気軽に利用してもらうための移住サポートや、普段の相談の様子について話した。7名が参加した。 長野県南信州地域は「都会×地方~ゆるやかな農住のススメ~」をオンライン開催。古民家を購入し、東京との二地域居住をしながら農ある暮らしを実践しているご夫婦と、食の雑誌「うかたま」編集者のトークセッション、農産物と就農の情報&ワーキングホリデーの紹介、市町村別の相談の3部制とした。真剣な相談者が多く、1年以内のUターンを目指す方や、現地訪問をされる方も。19名が参加し、「今回で3回目のセミナー参加、移住を決心しました」「移住窓口の方とつながることができありがたい」「次回はぜひ相談会にも参加したい」との声が寄せられた。 30日には、「北海道蘭越町、深川市、上川町、栗山町 地域おこし協力隊として働いて、地域を盛り上げませんか?~北海道の仕事と暮らしセミナー~」を会場とオンラインのミックス開催。協力隊として活躍する地域資源プロモーター(深川市)、商工振興支援担当(蘭悦町)、フード、アウトドア、クラフト等のプロデューサー(上川町)、森林サービス産業チャレンジ隊員(栗山町)を紹介し、多様な働き方を提案した。幅広い世代から10名の参加。 10月1日には、福島県が「\わくわくする/ふくしまぐらし。~こんなはずじゃなかった! を解消するお試し移住~」をミックス開催。移住を具体的に進めるためのイロハ、新しい事業として注目されている「お試し移住村」の概要を説明後、「磐梯町」の様々な現地体験プログラムについて説明。参加者は、8名と少なかったが、福島県の県民性や仕事探しについて突っ込んだ質問も出た。 北海道渡島地域は「南北海道どうでしょう! まちの人がリアルな暮らしを伝えます」をオンラインで開催し、函館市をはじめとする管内8市町が参加した。地域の買い物・子育て環境や休日の過ごし方から住民の気質といった情報まで幅広いテーマをトーク形式でテンポよく紹介。町の課題も正直に伝えたことで「逆に好感が持てた」と参加者からは好評。司会や町の担当者の穏やかな人柄が良く伝わったとの声も。10名が参加。 山形県寒河江市は「寒河江ぐらしのはじめ方~就農×子育て編~」をミックス開催。残念ながら集客が伸びずオンライン2名の参加だったが、先輩移住者が就農の魅力や苦労話をしっかり伝え、参加者も積極的に質問をし、濃い内容のセミナーだった。 栃木県日光市は「NIKKOで暮らす」と題して、起業をテーマにしたセミナーを、ミックス開催。日光市の概要から生活環境、支援制度の紹介と、日光市に移住・起業したゲストより、体験談や起業する上でのポイントを解説いただいた。事前予約の段階から具体的な質問もあり、質疑応答では気候や物価、ウェブ環境や公共交通、暮らしの魅力、昨今の観光客数の状況など積極的に質問が上がった。14名が参加した。 徳島県、香川県、愛媛県、高知県は、「【四国移住相談会】四国のあれこれ、ざっくばらんに聞いてみん?」を四国暮らしフェアのプレイベントとして会場で開催した。四国を訪れたことがなく、いろいろな事を知りたい層へ向けた入門編の相談会。2週間後に行う「四国暮らしフェア2022」の予習のような機会として、フェアへの動員につなげたい狙いだ。10名が参加した。 山梨県は「移住・多拠点・ワーケーション。自然と暮らせるヒントを見つけよう。『新しい住まいの見つけ方』」をミックス開催。前回開催時の反省(インフラ不備)を生かし、前半のセミナーはオンラインと対面ミックス、個別相談ブースは対面のみとした。また各エリアごと、市町村及び企業をまとめてブース配置したため、動線もよく、相談もよりスムーズに行うことが出来た。直近まで集客が増えず回帰フェア翌週ということもあり心配したが、結果は速報で45名(オンライン20名、対面25名)と前回を上回る結果となった。年齢層は全体的に50~60代が多かったように思う。 2日には、佐賀県 「さが暮らしセミナー Vol.11 ~起業で開くNEXT DOOR 地域資源でオーガニック・コスメ」をミックス開催。唐津市の離島産の素材を生かしたコスメ原料を企業に提供している株式会Retocos(リトコス)の取り組みを紹介。オーガニックコスメをつくる先には、持続可能な事業の仕組みづくりを実践し、島の課題解決(地域振興)に取り組む姿があった。さらに地元経済の活性化も見据えたゲストの思いを聞き、起業と地方創生の在り方について気づきを得た内容だった。また、当日はオーガニックオイルの「天然の香り」が会場中に広がり、参加者の感性にも訴えかけ記憶に残るセミナーとなった。10名が参加。 高知県は「理想の暮らしを高知で実現!移住まるわかり講座」を全16回に分けて行っている。今回は講座5として「先輩移住者が語る!『私の高知での暮らし方』」を開催。休日の過ごし方や移住後のコミュニティの広げ方などを、3名のゲストがざっくばらんに紹介した。会場とオンライン、どちらでも参加が可能な形式で、計42名が参加。アーカイブ動画は特設サイトに掲載し、当日参加者以外も視聴可能だ。 山口県は「やまぐちYY!ターンカレッジ第4回」として「山口とつながるpart1~地域へのイリグチからシゴトまで~」を交通会館3階で開催した。人気移住地、萩市の伝統的建築物を改修した宿泊施設を営むゲストと、萩市役所から2名というキーマン3名による、地域のイリグチと繋つながり方を伝えるセミナー。元地域おこし協力隊が萩市をテーマにデザインしたイラストを使うカレンダー作りのワークショップも実施。参加者は楽しみながら、さらに萩のことを知ることができた。セミナーの出口としてオンライン移住ツアーを準備しており、今回の参加者からも申し込みにつながった。37名が参加した。

週末のセミナー開催、20回。昨年は福島がトップの46回

一昨日、テレビを見ていたら情報番組で気象庁が今年の梅雨明けを7月下旬まで一ヶ月程度繰り下げ、7月23日頃にしたと話していた。例年になく早い梅雨明けだと感じていたが、それにしてもの話しだ。原因は偏西風の蛇行によるものだと言っていたがそれにしてもの話である。日々の生活に直結した天気予想がこれだから、信が置けない。一方で、気象庁の長年に渡るデータの蓄積が使いものにならないほどに地球上の異変が起こっているということなのか。私たちを取り巻く環境はとんでもないことになっているようだ。 9月は移住セミナー開催が多い。先週の土日で20回と紹介したが、今週の10日、11日も16回と多く、そのうちオンラインが11回を占める。東京は少しコロナが落ち着き始めたが油断はできない。オンライン開催もやむを得ないが、やはりリアル開催にはスムーズな意思の疎通ということからは勝てず、残念だ。 3日の岩手県の「THEいわてDAY~イーハトー部に入ろうファンミーテイング~」は3年ぶりのリアル開催。多くの人が集まり、参加した県の商工労働観光部長は「昔の上野駅のようだ」と東北出身の私に話しかけるほどの賑わいであった。また、翌4日の「これからのライフスタイルは地方で描く!オールとちぎ移住&しごとフェア」も県内の全25自治体が参加する意気込みで盛り上がった。 この間、コロナ禍の中で移住相談が各県とも増加傾向にあり、この傾向を具体的な移住につなげるためには各自治体がふるさと回帰支援センターへの会員となり、受け入れ体制を整えることが重要と、会員化を要請してきたが、ここに来て福島県の自治体の会員化が進んでいる。2020年度以降17自治体が会員登録、とくに今年に入ってからは10自治体が会員に登録し、全59自治体のうち、37自治体と62%の加盟率となった。東日本大震災で大きなダメージを受けた福島県だが、懸命に移住者の受け入れ体制を整備しており、移住セミナー開催も2021年は全国トップの46回と頑張っている。 取材・来客は、2日は徳島県の勝野副知事が初めて視察に。農水省からの出向の方で意気込みを感じた。5日はふるさと回帰フェア前夜祭のパネルデスカッションでコーディネーターをお願いしている都立大の山下教授と打ち合わせ。参加者にしっかりとメッセージが発信できればと話し合った。6日は静岡県議会移住・定住等促進特別委員会のオンラインによる調査を受けた。出席議員は10名。こうしたこともありかと新鮮な気分を感じた。 地方移住セミナーは24回開催された。 8月30日は、京都府が「しごと&くらし お悩み相談会」をオンラインで開催し、2組の相談に対応した。夜でないと相談できない人に向けてスタートした試みだが、実際には他の時間でも調整できる人の申し込みが多いのが現実となっている。今後の開催時間については、検討していきたい。 8月31日は、広島県が「歴史情緒あふれる竹原で「本業+α」ワーケーション!~地域とつながる体験ツアーも実施します!~」と題したオンラインセミナーを開催。ゲストは、東京との2拠点ワーカー、Uターンし地域づくりも行う竹原のキーパーソン、8月に移住し新たな挑戦を行うご夫婦で、それぞれの暮らしについて伺った。33名が参加した。 9月1日 は、香川県が「小豆島・豊島 移住の手引き 一度は海も山もある島ぐらし!」をリアル開催。香川県内でも人気の移住先、さらに3年ぶりのリアルセミナーとあって、平日の夜開催にもかかわらず、定員を超える31人の参加となった。第1部セミナーは「家」「仕事・お金」「交流」について。第2部は4つのグループに分かれての座談会。参加者は男女ほぼ同数、20代以下8人、30代13人、40代5人、50代5人。 9月2日 は群馬県が「やりたいことを “ぐんま” でチャレンジ!~実践者がリアルな起業をお伝えします!~」をミックス開催。移住して起業・継業したゲストを迎え、群馬を選んだきっかけや地方で事業を行う上でのポイントを聞いた。群馬県のスタートアップ支援、事業継承の相談口など支援体制の紹介もあり、来場者と具体的な話ができたようだ。 福島県相双地方は「ふくしま相双地方移住セミナー」をオンライン開催。ファシリテーターのヒラムさんと4名の女性のゲストの話を聞いた。生活に密着した地域情報や、自身の仕事の立ち上げや地域への溶け込み方など、移住を考えている人には非常に役立つ話を聞くことが出来た。ゲストが確信をもって自身の住む地域を誇っていることが参加者に伝わったと思う。参加者は16人。 9月3日は、岩手県は「THE いわて DAY~イーハトー部に入ろうファンミーティング~」と題し、県内全33市町村が参加して交通会館12階と4階で開催。(11自治体はオンライン参加)。3年ぶりのリアル開催で、328名が来場、相談ブースでも本気度が高い相談が多々見られた。オープニングセッションでは、岩手出身者や移住者が岩手の魅力を伝えたり、現地からの市町村対抗PR合戦がライブ中継された。また、岩手出身者が首都圏で活動するグループによる「さんさ踊り」や、岩手に移住して2年の天津木村さんのトークセッションが披露され、タイトル通りイベント全体で岩手を楽しめる工夫が見られた。 同日、4階のセミナーコーナーでは、以下のセミナーも開催した。 「遠恋複業課 ~岩手で複業をしてみませんか~」:地域複業という方法で、県との新しい関わり方を提案。4年前から東京で複業しているゲストが語る大変さや醍醐味に質問も多く出た。12名参加。 交通会館3階では、北陸新幹線沿線4県が「長野×新潟×富山×石川 4県合同移住フェア “Bon appetit!食と暮らしのお話スペシャルコースを堪能あれ!”」と題して、合同フェアを3年ぶりにリアルも交えての開催。各県からそれぞれ市町村が参加し、相談ブースを設け個別相談(会場のみ)を行ったほか、「食」をテーマに各県からゲストをオンラインで参加し、クロストークを展開。ゲストはそれぞれ「食」に関する仕事に就いていて、仕事の話や地域に対する思いなどを語った。105名が来場。同日12階、4階で多数セミナーを開催しており、イベント間での回流効果もあった。 岡山県は「知らなきゃ損!! 知って得する住まいのお金の話 ~岡山県津山圏域移住・定住フェア~」をオンライン開催。リフォーム会社のプロから空き家を改修するにあたっての見分け方や費用の話や、都市部から津山市に移住をし、空き家を購入して改修経験をしたゲストのリアルな話を聞いた。後半は個別相談希望者と座談会。座談会では出展市町の本音の部分も聞けて有意義な時間となった。東京圏、関西圏、海外などから12組が参加。 静岡県静岡市は「しずおかし子育てセミナー 入園・支援あれこれ」をリアル開催した。次年度の保育園入園申請開始の10月が近く、例年子育て世代の相談が多い時期に合わせて開催。市職員から園の募集、申し込み状況の報告や子育て支援の説明、先輩移住者の座談会を行い、個別相談につなげた。2組が参加、予想に反して申込が少なく、コロナ禍でもあり、子育て世代の会場参加はハードルが高かったのかもしれない。 大分県は「医療・福祉の国家資格など取得サポート 第3回おおいた暮らしオンライン説明会」を開催。介護職、看護職、保育士の資格取得支援&移住をテーマにした。アンケート回答は17名。男性9名女性8名で、意外と男性参加者が多く、かえって本気度が高いのではと感じた。 佐賀県は「さが暮らしセミナー Vol.9 ~起業で開くNEXT DOOR 地方起業のダイナミズム~」を会場とオンラインで開催。ゲストは、不動産業で起業し、事業が軌道に乗った段階で異業種のラーメン店を継業。そこで子ども食堂を展開。また、就労継続支援A型事業所を開設し地域に貢献している。地方ならではのビジネスチャンスのつかみ方や事業承継の実体験など、リアルな話を聞き、なぜ一つの分野だけでなく、いろいろな業種を経営するのかが伝わる内容だった。4名が参加。 群馬県下仁田町は「下仁田町オンライン体感事業セミナー」をオンライン開催。役場・学校・駅・牧場・畑の風景と歌にあわせてその場の人たちがダンスを踊るストーリーのある映像からスタートし、神津牧場のバター作りと、世界遺産「荒船風穴」紹介に続いた。最後にふるさと回帰支援センターの紹介と回帰フェア2022のご案内で終了した。センターHP・フェイスブック・インスタグラム、そしてぐんまな日々サイトで告知・宣伝を行い、27名参加。 9月3~4日、連日で愛媛県は「愛あるえひめ暮らしフェア」としてオンラインで市町や就職、農業、起業などについて相談できる移住フェアを開催。移住を考え始めた漠然としている段階での相談も行った。関東以外からも関西や東北、中国地方などから参加。西条市や今治市が特に人気だった。また、3日には2つのオンラインセミナーも同時開催。「えひめで始める農業・林業」では、林業と農業に従事する移住者ゲストに話を聞いた。久万高原町で、夫婦でトマト農家になった方からは農業を選択するまでのきっかけや経緯、農地の取得について具体的に聞き、西条市で林業の会社を起業された方は、写真を使い石鎚山のふもとで生き生きと子育てをしている様子を伝えた。「えひめお仕事相談会」では、就職相談窓口の担当者とオンラインでつなぎ、現在の仕事に近い求人がある地域はどのエリアか、そもそも何のために移住するのかなど、後悔しにくい移住の選択のポイントなどについて紹介した。 9月4日は、栃木県が「これからのライフスタイルは地方で描く!オールとちぎ 移住&しごとフェア」を交通会館12階で開催、県内全25市町と23企業が出展した。出展市町のブースは概ねどこも盛況であり、フェア出展での過去最高の相談件数に対応した市町もあった。那須町が最多で20件、次いで那須塩原市が18件。企業は市町と比べると相談の少ないブースもあったが、採用面接に繋がるケースもあった。会場レイアウトは、自治体と企業で分けるのではなく、エリアごとに自治体と企業が共存するスタイルとした。今後はより自治体と企業が連携して相談者に対応できるよう、センターとしても支援していきたい。 富山県は「地域おこし協力隊募集セミナー ~魚津で一緒にぶどう・ワインを作りましょ!~」をオンライン開催。地域おこし協力隊とは何かの説明も加え、魚津市の場合の施設と受入先、待遇や採用プロセスなどを詳しく説明。質問もあり、理解を得られたセミナーとなった。6名が参加。 徳島県は「東京から徳島にUターンしたFPが伝える 地方でのライフプランとお金の話」をミックス開催。東京からUターンしたファイナンシャルプランナーと大阪からUターンした移住アドバイザーの経験談やFP自身のライフプランをもとに地方と都会の暮らしの違いを紹介。会場とオンライン合計19名が参加。 岩手県釜石市は「三陸・釣りのある暮らしセミナー」をミックス開催。趣味(釣り)の時間の充実ぶりを伝え、まずは現地訪問や窓口相談に結び付けることを目標とした。告知はDM、メルマガ、個別メール送信を中心に岩手県と釜石市、陸前高田市のSNSでも発信。参加者は30代から40代の男性が中心の5名。ゲストは実際に釣りをする服装で登壇し、会場を盛り上げた。 千葉県多古町は「移住セミナー ― 多古町と“縁”結びしませんか?―」をミックス開催。13名の参加者の7割が30~40代。成田空港が近く、のどかな田園風景が広がる多古町は、“世界に近い田舎町”。現地移住コーディネーターと移住者ゲストの対談では、豊かな自然と町民の温かさに包まれ、のびのびと子育てできる恵まれた環境について紹介。また、町内企業ゲストによるフレッシュな求人情報提供もあり、多古町での暮らしがよく分かる内容だった。 滋賀県は「滋賀で暮らそ。意外と都会 ほどよく田舎がちょうどいい~滋賀でお茶会編~」をオンライン開催した。日本最古とされ、日本五大銘茶の1つである“朝宮茶”をはじめとしたお茶の生産地でもある滋賀県甲賀市信楽町のお茶園から、「滋賀県のお茶の魅力」を紹介した。参加者には事前にお茶とお菓子を送付し、当日はお茶を楽しみながら参加していただく、参加者体験型オンラインセミナーとした。また、信楽町への先輩移住者2人に「滋賀での暮らし」について話を聞いた。28名が参加。アンケートでは、「率直な感想などが聞けて大変参考になった」「現地へコンタクトを取りやすい雰囲気で今後に繋がる」と好評だった。

米国オハイオ州から来日し、移住相談を

今日から9月。なんか今年は梅雨も短く、あけたと思ったら無茶苦茶に暑い日が何日か続き、それ以降ははっきりしない天気がくり返され、9月になった感じがある。不順な天候というのだろうか。コロナもよくわからない。7波というのだが、毎日何万という人が感染している。センター職員は何人か罹患したが大きな騒ぎにもならず、顔が見えないと思っていると治って出勤してくる。こうした状況を見ていると、自分は4回もワクチンを打ち、マスクを手放さずに、毎日体温を測り、手洗いを励行し、コロナと向き合って生活している。今のところ、これでやっていけそうな気でいる。自分的には深酒を控え、睡眠に気をつけ、疲れを持ち越さないようしている。これがコロナ禍の私の健康法である。読者の方々もこうしてうまくコロナと折り合いをつけ、withコロナを生きていきましょう。 今月末の24日、25日には「ふるさと回帰フェア2022」が予定されている。なんとか成功をめざしたい。広報担当がフェアの成功に向けて、色々とマスコミに協力をお願いする関係でこれまで何人の方の取材を受けたかを調べたら、なんと649件もの取材リストがあった。なんとも凄まじい数である。感謝の気持でいっぱいです。ありがとうございます。30日と31日、それぞれ3時間ずつ日経新聞の取材を受けた。自分の半生を語ったので、記事が楽しみだ。29日に8階の相談コーナーを回っていたら、山口県の相談ブースに白髪の御婦人が二人、移住相談をしていた。声をかけたら、なんと米国オハイオ州から、「最後は日本で終わりたい」と移住相談で来日した日本人の70代の方。お一人は米国へ留学し、向こうで結婚して50年の方。もう一人は日本で結婚し、渡米して30年の方。なんともユニークな二人の移住相談。最近の移住相談は20代から40代の働き盛りの男女が中心だが、時にはこういう人も来る。この二人、4日の栃木県の移住フェアにも参加して移住先を探すことにしている。日本の地方移住の広がりは、米国にも広がっているようだ。 取材・来客は、26日はNHK出版と打ち合わせ。午後は北海道建設新聞の取材があり、コロナ禍の移住動向について話した。また、新潟の長岡工科大の前学長の水流さんが来訪。懇談した。彼は35年ほど前に高齢社会の住宅政策の勉強会のメンバー。懐かしい。 地方移住セミナーは15回開催した。 8月25日は愛媛県が「南予の自然あふれる環境で気づいた、子育てするのにホントにホントに大切なこと<地方移住“ホンネ”サロン#17 えひめ編>」をオンライン開催、68名が参加した。愛媛県の中でも南西部に広がる南予(なんよ)の宇和島市・八幡浜市・大洲市・西予市・内子町、5市町では「南予子育て移住促進協議会」を立ち上げ、子育て世帯の移住を応援している。今回は、「西予(せいよ)市」在住、“森のようちえん”を営むご夫婦がゲスト。自然保護団体で仕事をされていた二人が移住先に選んだ西予市での暮らしやそこでの活動について詳しく聞いた。「周りには同世代の移住者もいて、相談しあえる環境がある」といった話が印象的だった。 広島県は「伝統芸能・神楽が日常に根付くまちでの暮らしぶり【現地ツアー開催決定】」をオンラインで開催した。テーマは、神楽のまち安芸高田市での暮らし。ゲストは、地域団体代表兼カメラマンの男性、学びの交流事業等を行う地域おこし協力隊の女性、神楽団でも活動する市の職員の3名。28名が参加し、それぞれの暮らしについて伺った。 26日には、福島県が「福島暮らしへの“スロースタート”セミナー 福島在住ときどき東京勤務な暮らし はじめてみませんか?」を会場とオンラインでミックス開催した。ゲストは東京の仕事がフルリモートとなり福島市にUターンした女性と、夫の転勤を機に会社に交渉して東京の仕事をリモートで継続した女性の2人。福島での生活や利便性、仕事以外での地域との関わりについて語った。今回の企画運営をした「tente」は転入女性の支援をメインとしているためか女性の参加者が目立った。会場5名、オンライン16名が参加した。 広島県は「~"働く場所"だけじゃない~ ひろしまコワーキングスペースの世界vol.2【都市・海・山編】」をオンライン開催。ゲストは、都市・島・山でWeb制作や地域活動を行いつつ、コワーキングを管理する3名。コワーキングを拠点とした暮らしについて聞いた。9名が参加した。 千葉県は「\銚子市・旭市・匝瑳市/ ちば移住セミナー ちばのとっぱずれでくらす」をオンラインで開催した。9名の参加者の半数が、30~40代。銚子市・旭市・匝瑳市は、千葉県の東端にありながら、高速バス等の活用で都心へ好アクセス。温暖な気候や豊かな自然だけでなく、人とのつながりが最大の魅力であることを、ゲスト移住者による体験談(暮らし・仕事)を通してアピールした。 27日は、愛媛県内子町が「えひめ内子町移住フェア in 東京<テレワーク×手しごと編>」をリアル開催。現地で開催していたクラフトフェアと中継でつなぎ、町の様子を堪能したり、たくさんのゲストの声を生で聞いたりした。手しごととテレワークがテーマで、7名の参加者の多くが女性なのも特徴的だった。 山形県庄内地域は「ショウナイスタイルコレクション~じぶんのスタイルにマッチングする地域~」をミックス開催。庄内地域(鶴岡市、酒田市、庄内町、三川町、遊佐町)の合同セミナーで、それぞれの季節をテーマにしたファッションと、自治体の紹介を併せて行うというユニークな試み。三川町は春の花見スタイル(菜の花娘)と田んぼスタイル、庄内町は夏のアクティビティスタイル(登山、砂金取り)で紹介。途中、飛島からの釣りスタイルを中継した。遊佐町は秋の芋煮スタイル、酒田市は冬の雪かきスタイルで酒田市の紹介を行った。会場は向かい合わせの座席を2列つくり、間をランウェイのようにしてそれぞれのファッションスタイルを歩き見せる工夫が面白い。会場とオンライン合わせて26名の参加があった。 27日~28日の2日間にわたり、熊本県は「火の国 水の国 熊本ONLINE 移住祭 夏の陣」をオンラインで開催した。ALL熊本の移住イベントは初開催で、市町村がイチ押ポイントをPRするリレートークには全45市町村が参加した。個別相談には両日ともに70名以上の相談があり、起業や地域おこし協力隊の少人数グループトークへの申込みも満席だったようだ。 28日は、岡山県が「林業と森林の癒やしセミナー」をミックス開催。面積の9割が森林で林業が盛んな新見市、新庄村の担当者をゲストに、「林業と森林の暮らしをテーマ」にセミナーを行った。林業希望者や森の中での暮らしに興味のある3名が東京、大阪、岡山県南部より参加。前半は各地区の暮らしや林業情勢について、後半はゲスト同士のトークセッションを行いながらチャットでの質問に回答した。 北海道は「ほっかいどうの森林ではたらく 北森カレッジ&森林のお仕事ガイダンス」をオンライン開催。参加者は2名と少なったものの、道立北の森づくり専門学院への入学と就業、林業の仕事内容について具体的な話があった。参加者で実際に体験に行くと言われる方もいて、満足度が高かったようだ。 福井県は「福井県 公務員セミナー&相談会」をリアルで開催。学生及び社会人を対象とした福井県職員の募集セミナーで、9名の参加。社会人4名(女性1・男性3)、学生5名(男性のみ)。県人事委員会と県警察本部の担当者が事前準備と当日運営を行った。セミナー後の個別相談は、人事委員会対応が6名、移住定住対応(当窓口)が2名。初めての県職員募集セミナー開催となった。 群馬県藤岡市は「多野藤岡ってどんなところ??移住者が日々の暮らしについて話します!」を82名が参加してオンラインで開催した。県職員の仕事や採用試験について、社会人経験者試験を受験予定の方及び関心のある方へ向けたオンライン説明会。実際に本試験を経て入職した県職員による試験対策や、民間企業から公務員を志した理由等を具体的に聞いた。 静岡県は「静岡県西部の達人に聞く “私の移住物語”」をオンラインで開催。静岡県西部地域森町に移住した地域おこし協力隊員と、浜松市に移住したお笑い芸人コンビ「やらまいかカンパニー」をゲストに迎えてのオンラインセミナー。移住した経緯や地域の魅力について語っていただいた。11名が参加し、40代~60代男女の参加が目立った。 富山県は「第4回 全部伝えます!富山移住セミナー “地方移住に車は必要? YES or NO”」をオンラインで開催。車の免許がない方、免許は所持しているがペーパードライバーの方の相談が多いため、今回は車なしでも生活できるかがテーマ。結論は提示せず、車がなくても生活できる地域を紹介するとともに、車がある場合の利便性も案内。また通勤や業務に車が必要な場合も多いことを伝えた。20名が参加し、好評であった。

セミナースペースなどが8階へ、総会で可決

8月も下旬に入り、夏は盛りが過ぎ、陰りを感じる陽気となっている。時の移ろいは早い。23日は東京・九段下にある暁星中学校・高等学校の中学生2名、高校生10名がアンテナショップをめぐる中で「地方自治体のブランド戦略や地方の移住政策、各県の課題など」について調査を行う一貫で、ふるさと回帰支援センターへ見学にきた。さすが歴史のある私学は問題意識が高いと感心し、翌日にはその感想文が送られてきた。その中では、ほぼすべての都道府県がブースを構え、移住相談を行っていることに驚き、将来移住ということを考えたときには利用したいと感想を述べていた。 また、24日には臨時総会を開催した。これは現在の4階と8階に分かれているセンターを効率的、効果的な運営のために、8階にスペースの空きが出たことから4階部分を8階の移住相談コーナーの真向かいに引っ越すことにする。それにともなって引越し費用などが発生することから、総会を開いて費用を基金から出すことを議案として提案し、可決していただいた。順調に行けば、11月1日には4階部分はすべて8階に引っ越すことになる。 取材、来客は、23日は朝日新聞「仕事力2022」の取材。24日は自民党富山県連の県会議員1名、富山市議会議員2名、魚津市議会議員1名、滑川市議会議員1名など7名の視察があり、熱心な意見交換ができた。午後には鹿児島県出水市長が視察に見えられた。 地方移住セミナーは、2週間で13回行った。 8月10日には、群馬県がオンラインで「IT・エンジニア xリモートワークの本音を語る会」を開催した。みなかみ町と高崎市に移住したテレワーカー2名を迎えてのトークと質問。53名が参加し、リアルな話はテレワークを目指す視聴者に大変参考になったと思う。お二人とも仕事に集中し、家庭内での時間も大事にされているようだったが、今後徐々に地域のかかわりも待ちながら田舎暮らしを体感してもらえたらよいと感じた。 8月18日は兵庫県が「ひょうごで働こう!おためし企業体験 事前説明会 in TOKYO」を会場とオンラインのミックス開催。兵庫県労政福祉課の事業「おためし企業体験」の説明をメインの企画に、兵庫県の交通・文化などの簡単な解説、就職活動に関するアドバイスを加えた内容であった。平日の昼開催でもあり集客はリアル3名のみだった。次回は時間帯の再考を検討したい。 愛媛県は「移住先の決め方ファーストステップ 〜そもそも移住相談って何をしているの?〜」をオンライン開催。年間5,000件以上の移住相談が寄せられる愛媛県で、多くの相談に対応してきた板垣コンシェルジュが 相談内容などを説明。49名が参加し、家や仕事の探し方や、相談する前に家族で話しあっておくべきことは何かなど、具体的な質問がたくさん寄せられた。 19日には、群馬県が「自然史博物館からお届けする子育て満喫ライフ~親子で満喫!恐竜コーナーのリモートツアー付き!~」をオンライン開催。富岡市「群馬県立自然史博物館」にて、迫力ある展示物の紹介や施設内をリモートツアーで巡ったあと、子育て中の移住者より、家探しや移住のステップ、地域ぐるみでの子育て事情等を聞く二部構成。“恐竜”というキーワードに惹かれ、首都圏以外の方など41名が参加し、群馬の魅力を伝えた。 福島県は「第1回福島県 移住×仕事セミナー 移住と就農ってどう準備すれば良いの?」をミックス開催。漠然と就農への憧れを持つ移住希望者をターゲットに、就農3年目の南郷トマト農家と県農業振興公社就農支援センター長がゲスト。就農方法(独立就農・雇用就農・地域おこし協力隊)によるメリット・デメリット、農業技術の習得(研修)方法、選ぶべき作物、年間・1日の農作業スケジュール等をレクチャー。参加者10名中7名は女性、参加者の多くが熱心にメモを取りながら聞いており、途中退出者もいなかった。 20日は、青森県弘前市が「ひろさき移住・農ある暮らし」をミックス開催。就農をテーマにしたセミナーで、Uターンりんご農家2組をゲストに招き、農業法人への就職と独立自営就農の2つのパターンを紹介。弘前ファンの方から本気で就農を検討している方まで、様々な層の17名の参加があった。 大分県は「おおいた暮らし塾 暮らしと転職セミナー&個別相談会」をリアル開催。6の市町と就職・移住全般の大分県移住相談会で、17組の申込に対し13組20名が参加。年代は40~50代の夫婦のみ(もしくは子育て終了)が多かった。オンラインも含めて32件の相談で就職相談が多かった。 長崎県は「長崎県で働こう!U・Iターン転職個別相談会in東京」をリアル開催。事前予約制の転職個別相談会で8名の募集に対して満席の申込(1名欠席)。年齢は20代前半から50代、Uターンが1名、その他Iターン。パートナーが長崎出身で結婚を機に長崎へ移住される方が2名、年内または2023年4月までに移住が決まっているなど、真剣相談が5組、漠然が2組。事前に履歴書、職務経歴書を提出頂いているため、レジュメを見ながら相談対応を行った。 鹿児島県奄美群島は「奄美群島 島暮らし相談会」として、オンライン個別相談会を初開催した。3組限定の枠に10組近い申込みがあり、世界自然遺産にも登録された奄美群島の人気を改めて実感した。参加者からは、集落行事、地域のコミュニティ、台風の影響など離島移住についてしっかり情報収集したいと熱心な質問が続いた。参加者全員の真剣度が高く、現地訪問の話も出るなど、初開催にして嬉しい結果となった。 群馬県は「オンラインぐんま暮らし交流会」と題し、群馬県内のUIターンを積極採用している企業と求職者とのオンライン交流会を開催。企業紹介のあとの各ルームには進行役が1人スタッフで付き、参加者からの積極的な発言を促し、企業からの話を取りまとめており、オンライン上でも対面時のようにコミュニケーションを多くとれる工夫があった。参加者は全員顔出し、本名表示し、参加者からも必ず発言できるよう、能動的な参加ができる仕組みであった。18名が参加した。 福島県は「GOOD FRAME CATCH FUKUSHIMA」と題して、浜通り(南相馬)・中通り(郡山)・会津(西会津)の3地域に移住し、地域活性・地域資源の掘り起こし・起業家育成に取り組む若手3人によるリレー形式のトークイベントをオンライン開催。それぞれが仕事や地域との関わりの中で、よそ者目線で地域を捉え評価。ふくしまのことを良く知らない参加者に向けて、地域特性・住民気質・地域に眠っている資源等の紹介から、将来の地域の可能性やそれぞれがやってみたいことを熱く語った。27名が参加した。 21日は和歌山県が「農業×移住 わかやまセミナー」を、6月から3ヶ月連続で開催してきた農業セミナーのトリとしてオンラインで開催した。就農希望者の支援を行う「新規就農者受入協議会」が2団体参加し、研修内容や支援制度について紹介した。質疑応答では、本気で就農を検討している方々から多くの質問が飛び交った。セミナー終了後には個別相談会も実施。全体で22名が参加。 愛媛県は「愛あるえひめ暮らしフェア\仕事・住まい・暮らしを相談/」をリアル開催。今年度3回目の東京での相談会。6市町(松山市、宇和島市、西条市、上島町、伊方町、松野町)の出展に加えて、移住と転職をテーマにした先輩移住者のセミナーを開催した。就職活動をサポートする「ジョブカフェ愛work」の担当者をゲストに迎え、自分の強みを生かした就職活動の重要性を聞いた。30名が参加し、小さいお子様と一緒に参加された方が目立った。  

ふるさと回帰フェアのポスターなどは26日に発送

気のせいか、スーツケースを引いた人が多いような気がする。今年の夏は昨年のような行動制限もなく、お盆の休みに入りそう。しかし、コロナは相変わらず幅を利かせている。これも慣れによるものなのかは分からないが、政府は手をこまねいているようだ。ただ一方で、政府は、マスコミ報道によれば予定を1ヶ月前倒して内閣改造を行った。目的がいまひとつわからないが、安倍元総理の銃撃事件など、従来では考えられない暴挙があり、ウクライナへのロシアによる侵略や台湾問題が米国下院議長の訪問によって一挙に緊張が高まるなど、この国を取り巻く情勢は大きな転換点にあることは確かなような気がする。 センターは、情報誌の発行や9月の「ふるさと回帰フェア2022」のチラシやポスターの作成などで広報部門は大忙し。これも26日には各自治体などへの発送が行われる。また、やっと9月24日の前夜祭の自治体代表のパネリストが決まった。記念講演は県下35自治体すべての自治体がセンター会員となり、移住者受け入れの体制が整い、21年の人気ランキングが5位に入った群馬県の山本知事が「移住推進のための戦略的地域づくりとは」をテーマに話す。パネル討論は、山本知事に加え、政府から大村総務省地域力創造審議官、自治体代表が17年間で400世帯の移住を達成した萩市の釼物佳代子総合政策部課長補佐、センターから小生。モデレーターは都立大の山下祐介教授(地域社会学)に務めていただく。 7月の相談件数がまとまった。相談件数等は4915件と7月としてはコロナ禍前の2019年に次ぐ多さとなった。相談件数等では広島・福岡・長野・山口・静岡が健闘した。セミナー参加者を含む数では長野・群馬・広島・静岡・北海道の順となった。セミナー開催は63回を数え、参加者では長野・群馬が300名を超えて健闘した。 取材、来客は、5日は群馬県地域創生部西副部長が連携強化をさらに図りたいと来訪。率直な意見交換を行った。セミナー開催も次年度は倍増を目指したいと決意を語っていただいた。宮城県加美町ひと・しごと推進課長が来訪。愛媛県愛南町清水町長他も来訪。読売新聞長野支局の電話取材。10日は静岡市葵区前田区長が来訪。政令市では唯一の移住相談ブース開設に尽力された方で、移住・定住推進アドバイザーへの就任を要請した。 地方移住セミナーは10回開催した。 8月3日は、富山県が「第3回全部伝えます!富山移住セミナー『ソロ地方移住』」をオンライン開催した。単身で富山に移住した女性の体験談や現在の生活を紹介。仕事の探し方、コミュニティーへの溶け込み方、単身であるが故に困ったことなど質問も多岐にわたった。41名と参加人数も多く、予定を30分超過し大盛況であった。 8月5日 は、長野県が「The信州の山~『山が好き』から始まる信州暮らし~楽園信州移住セミナー」と題して、登山好き、山空きをターゲットにオンライン開催。最初の30分間はプロローグとして、市町村担当者やゲスト10人で山で食べるとおいしいもの、山での出会い、好きな山のテーマでカジュアルなトークを展開。その後、信州登山案内人で登山ガイドの方から「信州の山の多様性」について聞いた。山のある環境が好きで大町市へ移住した方の話や市町村からは山の中での暮らし、3,000m級の山にすぐにアクセスできる暮らし、ハイキングやトレイルラン、渓流釣りなど様々な楽しみ方を紹介。53名の参加者は、20代から60代まで男女比は半々。首都圏のほか、大阪、福岡からも参加があった。アンケートでは「山の情報を伝えつつ生活や支援など移住定住の説明をバランス良く盛り込んでおり、イメージを持てた」「『移住を決めた頃の感動が今も続いている』という言葉は心に残った。考えすぎて動けなくなる事が多いので、直感も大事にしたい」という感想があった。 8月6日には、茨城県が「第3回いばらき暮らしセミナー『ゼロからはじめる農と生活』」をオンラインで開催。今年度3回目の開催で、就農されたイチゴ農家さんと農林振興公社とのクロストークを実施した。告知はセンターのHP・FB・Twitterで行い、6名の参加者は、50~60代の男性が多かった。 佐賀県は「~起業で開くNEXT DOOR farm to table 考える肉屋の挑戦~」を会場とオンラインでミックス開催。「考える肉屋」TOMMY BEEFさんは、牧場と食肉加工、カフェを経営。有名な「佐賀牛」ではなく白石町独自のブランド牛で勝負していることに、参加者からは熱心な質問があった。7名が参加。 兵庫県は「移住相談窓口担当者によるワイワイガヤガヤ移住トークvol.1&相談会」をセミナ―ルームでリアル開催。各自治体の移住相談員がクロストーク形式で移住にまつわる“あれこれ”を話すというプログラム。内容は「仕事」「住まい」「近所付き合い」から「今自分が移住するとしたらどうする」「実際に現地に行って何をする?」といった実践的なことも。参加者は、30~50代の男性3名、女性7名で、相談会は3件。参加者の満足度は高く、アンケートは「とても良かった」との回答を得た。 新潟県長岡市は「長岡のはじめ方トークイベント~お試し移住と地域との関わり方~」を会場とオンラインのミックス開催。お試し移住施設の完成をきっかけに、地域を知ってもらうためのセミナー。長岡市在住の3名が、それぞれ独自の視点で地域の楽しみ方や関わり方を語り、盛りだくさんの内容となった。配信終了後には会場参加者が市の担当者と交流会を行い、次につながる場となったようだ。会場6名、オンライン25名の計31名が参加。 鳥取県は、「住む×働く鳥取県移住フェア」をオンラインで開催。7月開催のフェア参加者をやや上回り、トータル66名の参加。当日いくつかの自治体が欠席になったが、相談者はフリートークチャンネルやセミナー視聴等で空いた時間を有効活用できた様子。前回に比べ、多くの自治体へ相談予約を入れている方が多くみられたのは良かった。 8月7日は、石川県が「0からスタートいしかわの農林漁業」をミックス開催。農林漁業就業希望者をターゲットにしたセミナーで、未経験から農・林・漁業に就いた3名を招いた。農業・漁業のゲストは会場から参加し、就業の経緯や移住後の生活について語った。希望者には個別相談も行い、農・林・漁業すべての個別相談を希望された方もいて、会場も大変盛り上がった。計13名が参加した。 岡山県は「二地域居住応援セミナー~ヨク晴れ岡山~」をオンライン開催。今回は、「二地域居住」をテーマにテレワークやワーケーションをしたい方に向けて開催した。実際に東京と岡山を二拠点生活しているゲストのライフスタイルをYouTubeで生配信し、チャットでも様々な質問が飛び交った。20代~60代の幅広い年齢の29組が参加した。 新潟県は「にいがた暮らしセミナーvol.3 起業・開業のイロハを教えます!『やりたいこと』を新潟でカタチに。」をオンラインで開催した。ゲストは村上市、阿賀野市で起業した女性2名。小さい規模から時間をかけ少しずつ地域と関係性を築き、現在の仕事に至っているという話を聞いた。参加者からは、資金面や雪についての質問等も多かったが、最後にゲストから「皆さんのサポートをしたい。とにかく一歩、行動に移してみましょう」というアドバイスがあり、起業を目指す方には心強く感じたと思う。34名が参加し、大いに盛り上がった。

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センターは11日から1週間夏休み

8月に入り、東京はうだるような暑さとなっている。夏だから暑いのは仕方がないがそれにしてもの暑さである。コロナも連日記録を更新するような勢いで広がり、その禍が足元まで迫っているような感じがある。3年目ということで慣れもあるが油断大敵!「密」の回避や手の消毒、マスクの着用、体温のチェックなどを忘れずに励行していれば回避できると思っている。 ふるさと回帰支援センターは、8月11日の山の日から17日までの7日間、恒例の夏休みに入る。それぞれが英気を養って、秋の取り組みに備えて欲しいと思っている。 取材、来客は、29日は福島県会津振興局の局長が当日開かれたセミナー参加に合わせて来訪。懇談した。8月2日はNHK大阪の取材。NHKは、毎週火曜日の昼のニュースの後の「いいいじゅー!!」に見られるような、意欲的な番組制作に取り組んでいるようだ。福島県いわき市東京事務所所長があいさつに。埼玉県地域政策課主幹と意見交換。福島県矢祭町長、同棚倉町長が視察に。矢祭町は7名いる地域おこし協力隊の中から初めて結婚する人が出たと喜んでいた。3日は山口県美祢市議会議長が表敬訪問、滋賀県大津市佐藤市長が視察に、会員化を検討していただくことになった。4日は午後、日本一小さな市で知られる北海道歌志内市の柴田市長が見えられた。率直な意見交換ができ、しっかり移住者の受け入れに取り組もうと話し合った。 地方移住セミナーは10回開催した。 7月26日は、福島県相双地域が「ふくしま相双地方移住セミナー」をオンラインで開催。楢葉町、楢葉町、浪江町から4名のゲストを招き、話を聞いた。現地は、キャンプ場(天神岬)で開催したため、開放感があり気持ちよそそうだったが、音声やキャンプ場紹介のビデオが途切れる等のトラブルもあった。せっかくキャンプ場での開催なので、これにちなんだコンテンツもあってもよかったと思う。次に期待している。12名が参加した。 7月27日は、京都府が「【京都×移住×住居】『古民家に住む』という選択肢 vol.3〜じぶん仕様に、しつらえる〜」をオンライン開催。実際にゲストハウスをDIYした方をゲストに招き、どれだけの費用と手間と人件費がかったのか、また、大変だったことなどを伺った。実際に経験したからこそ話せる内容は、参加者にも響いたのではないかと思う。32名が参加した。 7月29日は神奈川県が「アノまちコノまち井戸端会議!海・山選べる”かながわ”でテレワーク移住」をオンライン開催した。セミナー開始前から参加者にカメラオンをお願いし、3割ほどの参加者がカメラオンで参加。参加者がほぼカメラオフで発言が少なかった前回に比べ、今回はゲストの話に頷く様子が見られたり、カメラオフでも積極的に話していただいたり、チャットで質問や感想があり、コンセプトに沿うセミナーに近づくことができた。前回セミナーの反省が活かされ、「交流する」セミナーに一歩前進したように感じている。定員20組に対して15組の参加。開催時間が平日夜だったのも良かったのかもしれない。全体で2時間弱のオンラインセミナーは、やはり飽きるし疲れるので、1時間にまとめられるとベスト。また、参加者へ次のアクションを促すようなイベントを続けて準備できると尚よい。 福島県会津地方は、「ちょっと会津de『しごと×くらし』してみない?」を会場とオンラインのミックスで開始。会場参加者6名、オンライン15名の計21名が参加した。セミナー前の個別相談会では各町の移住コーディネーター、就農コーディネーターが対応した。セミナーのゲストにはテレワーク移住の日本酒好きな人、転職とともに夫婦で移住し週末は野菜農家で副業している人、地域おこし協力隊として移住し現在はブドウと梨を育てワインをつくっている夫婦の3組が登壇。移住歴が浅いながらもそれぞれに会津の魅力を語った。ファシリテーターは地域おこし協力隊から、現在は移住支援を行っているUターン者だったので、移住の魅力だけでなく辛かったことの引き出し方が上手だった。 群馬県が、「『HANI×ぐんまな日々』埴輪から見える群馬の暮らし ~古代の王様と巡る夜の博物館リモートツアー~」をオンラインで開催。群馬県の東国文化を、暮らしと密接した内容で群馬県立歴史博物館の学芸員と移住者親子でトークした。事前に参加者から集めた質問に答え、移住前の疑問を解消した。98名の参加者を集めた。夏休み中の子どもの参加も複数あり、「歴史を学べた」と親子で群馬への関心を持っていただいた。 7月30日には、静岡県が「静岡まるごと移住フェア」をダイヤモンドホールで開催。静岡県内の多数市町が出展する大移住相談会で、リアルでは約3年ぶりの開催。194名の来場者の年齢層は幅広く、静岡県東部地域の三島市などは整理券を配布する盛況ぶりだった。来場者は地域未定であっても移住への真剣度は高いように思われ、同日に複数市町への相談ができるメリットがあったと思う。 埼玉県は「移住セミナー 埼玉ではじめる農ある暮らし~越生町で農ある暮らしを体感しよう編~」をオンラインで開催。20名の参加者は、英国はじめ県内、東京・千葉・神奈川からで、年齢層も30代~70代の方までと幅広い。越生町という埼玉でもあまり知名度がない自治体がメインだったが直前まで参加申し込みがあり、今年度第1回目の農業セミナーということで、埼玉での農ある暮らしへの関心の高さも伺えた。梅農家の女性園主のゲストの話もユーモアがあり、とても興味深かった。離脱者も少なく、最後の交流タイムでの質問も活発に行われた。 愛媛県は、「【DAY1】愛あるえひめ暮らしフェア in 東京」を会場で開催。今治市、松野町、上島町、砥部町と愛媛県の相談ブースで個別相談を行った。また、地域おこし協力隊として東温市に移住し、協力隊卒業後に就農して梨園を営んでいる方をゲストに迎え、移住のリアルな話を聞いた。「愛媛には行ったことがないけれど興味があります」という方もいて、興味を深めていただく良い機会になった。参加者は25名。 同日、愛媛県宇和島市、松野町、鬼北町、愛南町が「極南予(きわみなんよ)移住フェアー愛媛・宇和島圏域連携移住フェアー」を個別相談会形式で開催し、7名が参加。1部で開催した【愛あるえひめ暮らしフェア in 東京】の参加者が引き続き来場されるケースもあり、うまく連動できたと思う。参加者もあらかじめ相談ブースを決めているなど、本気度の高い相談もあった。 7月31日は、愛媛県が「【DAY2】愛あるえひめ暮らしフェア in 東京 えひめってどんなところ?」を連日開催し、31名が参加。宇和島市、鬼北町、松野町、今治市、松前町、久万高原町、ふるさと愛媛Uターンセンター(就職相談窓口)が参加した。夫婦での参加も多くみられ、本気度の高い方が多い印象だった。地域おこし協力隊や起業など、新たな挑戦をしてみたいとの声も目立った。また、出身者が多いのもうれしい結果だった。  

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