実りの秋、セミナー開催目白押し
10月も3日、東京は秋晴れの快晴。30度近くまで気温が上昇するとの予報である。絶好の行楽日和といっていいだろう。そんなこともあって、移住セミナーは5階も6階とも盛況で、笑い声が絶えない。やはりこの国の希望はいまや地方にあるといってもいいようだ。昨夜、偶然に見たNHKの「キッチンが走る」という料理番組は一流のシェフが地方の食材を求めて日本中を駆け巡るもので、今回は和歌山県であった。
醤油発祥の地といわれる湯浅町、高校野球で有名な有田市の箕島漁港、有田みかんの生産者、伝統野菜として今に伝わる丸茄子の生産者などが登場した。中でも驚いたのは箕島漁港のお母さんたち。港には1000台のリアカーがあり、それでお父さんが取ってきた魚を市場に運び、セリにかけ、セリ落とされた魚を店まで運ぶ。笑え声が絶えない明るさ。あのような生活もあったんだと感心して、最後まで見てしまった。漁港のそばで育った身としては懐かしい光景であった。番組も和歌山県や和歌山の女性、そして食材の豊かさなどもよく捕らえられていた。お笑いタレントの馬鹿笑いばっかりの番組よりは数段いいと思った次第。
今日のセミナーは栃木県と山口県。どちらも盛況で大賑わい。栃木県は5市1町がブースを出し、約30名の参加。担当課長も参加。山口県のセミナーには8市1町がブースを出し同程度の参加。広島県も隣りの県ということで応援参加。初めての試みだが、こうした相互乗り入れもあっていいのではないだろうか。夕方からは埼玉県秩父地域と長野県佐久市もセミナーを開催する。秩父地域は早い段階から不動産関係団体が移住促進の取り組みをやってきており、今回も30名を越える予約が集まっており、当日参加を含め50名の参加が見込まれている。佐久市のセミナーには20組31名が予約してきている。
明日は12階のイベントホールで「富山の酒とかまぼこフェア」予定され、17の蔵元から約100銘柄の清酒が出品される。富山は水もいいし、魚も旨い。きっと盛り上がることだろう。また、静岡市の「女性の活躍を応援します!静岡ライフのすすめ」、清流の国・ぎふくらしセミナー、ええとこやんか三重移住相談会が開かれる。
来週の12日は福島、茨城、栃木の3県が交わる地域を3県の頭文字をとってFIT地域と命名し、これまでさまざまな取り組みをしてきたが、今回は3地域を回る日帰りの移住・田舎暮らしのためのバスツアーを行う。ふるさと回帰運動の広がりとともに各県が知恵を絞り、イベント企画に取り組んでいる。