セミナー報告 5月17日~19日

5月17日~19日は9回の地方移住セミナーを行った。

17日は、群馬県 が「ぐんま園芸ワークショップ スワッグづくり」を開催した。抜群の自然環境がある利根沼田エリアに移住し、花き農家・講師業をしている方をゲストに、ワークショップを行った。群馬の素材とふれあい、移住を意識してもらうことが目的。県内で採取されたヒバやカモミール、クリスマスローズ等を用いてオリジナルのスワッグ(植物を用いた壁飾り)を作った。11名の参加者はほぼ女性で、ふるさと回帰支援センターに初めて来館された方も多かった。平日夜間の開催ながら、手を動かしつつ、講師の話も相まって、自然と隣の人たちと会話が生まれるような和気あいあいとした雰囲気で満足度の高いセミナーであった。

18日、群馬県が「ぐんま×教育~あの人気塾講師が教える!群馬だから実現できること3選」をオンラインで行った。子育て世代の相談者が増え、地方移住を考える際に心配ごとの一つでもある教育をテーマにした。群馬県出身で県内の人気予備校講師をゲストに迎え、都会と群馬の教育の違い、群馬県ならではの取り組み、進学の特徴などを聞いた。参加者の関心が高いテーマでチャットでの質問も多かった。24組が参加した。

石川県能登地域は、「いしかわ暮らしセミナー ~次世代の能登移住者たちが語るこれから~」をオンラインで行った。能登半島地震で大きな被害を受けた能登への移住は、すぐには難しいが、まずは関係人口づくりからスタートしようと企画した。被災地で奮闘する若手移住者をゲストに迎え、「人手が不足し、多くの人に来てほしいが、震災により物件がない」と、被災地ならではの話を聞いた。ボランティアなどで訪れた際には地元の方と交流し、人脈を作るところからはじめることが移住の秘訣だと語った。チャットでの質問も盛り上がり、すぐに行動したいとの意見もあり、ゲストの想いが伝わったと思う。6名が参加した。

鳥取県は「移住したライダーとモノづくりのお話 ~バイク・モノづくり好きの人集まれ!」を実施した。鳥取県へ移住し、趣味も仕事も充実させている先輩移住者2名をゲストに迎え、実体験を聞いた。ツーリングが趣味の奈良県からの移住者は、偶然自分のバイクと同じ名前の駅が鳥取県八頭町にあると知った。そのことがきっかけで移住。もう一人は、藍染のブルーに魅了され、鳥取県智頭町の藍染め工房で働くことになり移住した。後半は、FPによる「県内の空き家を購入する場合と賃貸で借りる場合のメリット・デメリット」などを参加者へ紹介をした。趣味や住まいをテーマにより現実的な内容を盛り込んだ。9名が参加した。

18日、19日は、山形県大江町が「自分らしく稼ぐ、やりがいのある農業」と題して大江町就農研修生受入協議会(OSINの会)による就農個別相談会を企画した。様々な媒体を使い告知したが、両日ともに残念ながら参加者を募ることができなかった。新規就農者向けの相談会で対象が狭くなってしまったことが考えられる。次回の開催はもう少し間口を広げた内容を検討する必要があるだろう。OSINの会は県内でもトップクラスの就農支援を行っているため、農業に関心のある多くの方が参加できるような出張相談会の形式も検討してはどうか。

19日は、岡山県倉敷市が「おかやま高梁川流域移住セミナー」を会場とオンラインのミックスで開催した。前半は各自治体の紹介と2人の先輩移住者による話を聞き、後半は会場参加者で交流会を行った。ゲストから移住の経緯や農業の話を美しい写真を見ながら聞いた。移住コンシェルジュは「移住する前に知っておいてほしい4つのこと」を具体的な例を挙げながら話した。交流会では参加者からいくつも質問が出て、自治体担当者が交代で回答した。15名が参加し、個別相談を行った方もいた。

徳島県は「とくしま・丸ごと魅力発見!移住相談会in東京  」を開催した。毎年恒例の個別相談会で、とくしま暮らしのPR動画、移住支援金、参加市町村を紹介後に個別相談。終始にぎやかな雰囲気で進行した。「詳しい話が聞けて良かった」という感想が聞かれた。担当者と連絡先を交換する参加者もいて、関係性が築かれている様子だ。ただし集客は3名と振るわず。企画が遅れ、PRが不十分だったことが要因として考えられる。

福島県は、「ふくしまぐらし相談センター移住相談員に聞く!地方移住のはじめかた」をオンラインで行った。福島県への移住を考え始めた方、地方移住が気になっている方に向けて、福島県の特徴、移住相談でよくある質問や支援制度などについて、わかりやすく説明。「移住活動のはじめの一歩」となることを目的とした。10名の参加者からは、中級編、上級編などのシリーズ化を望む声が上がり好評だった。中には当日中に福島ブースでの相談を予約された方もおり、その後につながるセミナーとなった。

 

 

 

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