セミナー報告 5月8日~12日 

5月8日~12日は8回の地方移住セミナーを開催した。

8日は京都府福知山市が「【地域おこし協力隊募集/福知山市】地域のわくわくを一緒につくりたい方、集まれ!」を開催した。福知山市の紹介、協力隊の募集内容の説明、質問コーナーの流れで実施した。初めての福知山市単独セミナーだったが、事前に、企画・広報・リハーサルなどの打ち合わせを重ね、無事開催することができた。最初の一歩としては、良いのではないかと思う。今後は参加者へのサポートをしていく。5名が参加した。

10日、群馬県が「オンライングルメ旅前橋編~移住したシェフが営む隠れ家フレンチ~」をオンラインで行った。世田谷区で人気レストランを経営していたゲストは、「子育て環境を自然に近いところで」「安心安全な食の提供をしたい」と夫婦で考え、「オールぐんま移住フェア」(東京交通会館12階開催)に参加。その4か月後に前橋市に移住した。移住コンシェルジュによる丁寧な人つなぎや移住サポートが決め手となった。レストランには、地元大工による1枚板のオリジナルテーブルや、地元産木材を使ったカトラリーを使うなど、前橋ならではのレストランサービスが生まれていることが分かった。51名が視聴した。

11日は、岡山県が「晴れの国おかやま×地域おこし協力隊」をオンラインで行った。県の担当者による協力隊制度の説明に続き、協力隊OGで現在も地域貢献を続けている先輩移住者から当時の活動内容や想いを聞いた。また協力隊OBで岡山県協力隊ネットワーク「OEN」代表者から、協力隊について知っておいた方が良いことや参考となる地域選びについて、具体的で有益な話を聞いた。参加者からもチャットでコメントが飛び交い、中身の濃いセミナーとなった。参加者14名で、好評なテーマだったと感じている。

北海道清里町は「仕掛け人ラボ 募集説明会!“やりたい”をこの町で挑戦してみませんか?」を開催した。4月にセンター入会後、5月に早速セミナー開催というスピード感で行われ、告知期間は短いながらも、3名の参加があった。清里町では、新たなことに挑戦する人を「仕掛け人」と呼び、町全体でその挑戦をバックアップする「仕掛け人ラボ」というプロジェクトを立ち上げた。その1期生となる、4分野5名を協力隊として募集する。説明会では、役場職員や先輩移住者が、募集の背景や地域の課題、応募者に期待することなどを丁寧に説明した。参加者は全員男性で、登山やツーリングなどが趣味の方だった。応募につながり、オホーツク・清里の地で活躍してくれることに期待したい。

島根県は「サラリーマン家族のしまね移住 ~5人家族のサラリーマンがしまねに引っ越した話~」を開催。島根県浜田市で一棟貸し宿を営むゲストを迎え、都会の普通のサラリーマンがいかに移住に至ったか、また、現在の仕事と生活をテーマに話した。現地の宿からの中継も行い、施設や周りの環境などの紹介もあり、参加者は興味深く話を聞いていた。あわせて浜田市の移住担当が市の移住支援施策を説明した。10名が参加した。

長野県は「長野県とつながる大相談会 第1回楽園信州移住セミナー」を開催した。セミナールーム2室分を使い、時間も12時30分~19時と長丁場で行った。14団体とハローワーク、宅地建物取引業協会による専門相談と合わせて16ブースが出展。家族連れ、30~40代夫婦、男女単身など、多様な相談者が予約のうえ参加。松本市、安曇野市など知名度のある地域はもちろんだが木曽地域や下條村、千曲市等の知らなかった地域の情報収集ができたと相談者からは喜ばれた。75名が来場した。

青森県は「あおもり移住起業支援事業費補助金 事業説明会・個別相談会」を対面とオンラインのミックスで開催した。参加者は、首都圏での経験を生かして飲食店創業を目指す夫妻と、既に移住済みで今後の可能性を広げていきたい方の計4名。補助金制度について理解を深められただけでなく、専門家とじっくり面談でき、新たなアイディアや選択肢が生まれたとの感想をいただいた。周知期間が短かったこともあり、参加人数は少なかったが、満足度の高い相談会となった。今年度から補助金の対象者が広がったため、引き続き意欲ある創業検討者へ呼び掛けていきたい。

大分県は「FUN FAN OITA プロが教える! おんせん県で空き家探しのHow To」を開催した。まだ使える空き家を探し出し、内覧支援をし、専門的なアドバイスをする「おおいた空き家マッチングチーム」の2人が、具体例をあげながら説明した。「遺族が空き家を手放すタイミングは3回忌が終わってから」という話には納得させられた。テーマがはっきりしていたこともあり来場者からは「具体的でわかりやすかった」というものが多かった。その後の個別相談も盛況で、一部ブースではキャンセル待ちも出た。27名が来場した。

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