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11月3日、創立20周年レセプションを麹町で開催! | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

11月3日、創立20周年レセプションを麹町で開催!

日々、秋が深まりつつある。銀座の街路樹も紅葉が始まっている。ふるさと回帰支援センターは11月に創立20周年を迎える。3日の文化の日には祝賀レセプションを予定し、その準備に追われている。振り返れば、よくぞ20年もやってこられたものと思ってしまうことが時々ある。このレセプション、誰に参加していただくか人選に苦労している。あまりにも多くの方々にお世話になり、ご協力いただいたことから苦慮している。また、20年記念誌を当日参加者にお配りすることにし、やっと84頁を校了したところだ。自治体会員や個人会員の方などにもお送りいたしますので、楽しみにしていただければと思う。 18日から大正大学社会共生学部の3年生2名がインターンで来ている。当面2週間の予定でがんばっている。今日も「どう、中身が濃いんじゃない?」と聞いたら「ハイ」と答えた。なぜなら、初日から全国ハイヤー・タクシー連合会の要請行動に、相手の了解のもと同席し、具体的なやり取りをヒアリングした。午後も和歌山県企画部長が意見交換に2名で来たので、そこにも同席させたからだ。ただ、最近学生個人のレポートや卒論のためのヒアリングが多くなり、仕事に差し障りが出かねないようになり、苦慮している。 6月以降、熊本県の移住相談が急増し、9月には100件を超えた。どうしたことかと原因を聞いたら、現地訪問の旅費支給をほぼ無条件で3万円を支給しはじめたことが寄与しているのでは、ということであった。いくつかの県も交通費の支給を行っているが条件はついている。この現象、地方移住のニーズが相変わらず高いことの一つのあらわれと言っていいようだ。また、各県の9月の移住相談のうち、同月比過去最高は13県となり、うち広島県の204件が最高で、100件を超えている県は7県となっている。 取材・来客は、11日は、岩手県雫石町議会加藤議長、同小志戸前議会事務局長が視察に。14日は共同通信取材、自治労共済専務ほか2名が意見交換。18日は自治労前委員長が意見交換に。午後、全国ハイヤー・タクシー連合会が要請行動に、和歌山県企画部長表敬訪問。19日は福島県湯川村村議会議員8名が視察、福島県東京事務所所長表敬訪問。日経新聞取材。20日は鹿児島県日置市長が視察に。21日午前は山梨県韮崎市長が視察。午後、上毛新聞取材。 山梨県韮崎市の内藤久夫市長と 地方移住セミナーは17回開催した。 10月12日には群馬県が「群馬課2022 “継ぐ” から始まる『地域ビジネス』の可能性」と題したオンラインセミナーを開催。事業継承、共同経営、スモールビジネスをテーマに話を展開した。ゲストは川場村で家業の継業をしながら、地域活性化に関わるプロジェクトデザインを行う方と、片品村で第三者継承として「自然体験活動」に取り組む方。終始笑いがあり、楽しいセミナーとなった。家族継承と他人継承という形の違いによる、それぞれの課題が分かり参考になった。51名が参加した。 14日には、群馬県が「やりたいことを仕事に!地域おこし協力隊の魅力!~碓氷峠鉄道文化むらの魅力再発見!~」をオンライン開催。安中市を舞台に、群馬から軽井沢までをつないでいた信越線・碓井峠の鉄道文化を配信しながら、地域おこし協力隊をゲストにトークするウェビナーセミナー。情報発信する隊員と、全国2位の生産量を誇る梅林で梅農家を継ぐ隊員それぞれの活動から、「自分の好きな事を仕事にする」エネルギーを感じるトークを繰り広げた。49名の参加者が集まった。 長野県は、「楽園信州移住セミナー 消費するのに疲れた人へ 地球と一緒に共存する生活」をオンライン開催。「環境、社会、人などに配慮した消費(=エシカル消費)」や暮らしを実践している方の話を聞いた。長野市、阿智村、信濃町、宅建協会からの取り組みの紹介、長野県庁から長野県ゼロカーボン戦略について説明があった。畑やニワトリとの生活を営む自然食品店店主、プロスノーボーダーで自伐型林業を行う女性、エネルギー循環型の地域づくりを実行中の方によるクロストークでは、地球や地域に根差し、肩の力を抜いた暮らしや考え方が語られ、自然の中で暮らす心地良さを共有した。参加者は27名で、20代から50代まで男女比は半々。主に首都圏からの視聴参加が多かった。「東京の消費生活、湿度の高い気候に疲れており、移住を考えています。山村地域など憧れますが、まずは今の暮らしに近い市街地に家を探してみようと思います」などの声も聞かれた。 15日は徳島県・香川県・愛媛県・高知県が「四国暮らしフェア2022 in 東京」を東京交通会館12階カトレアサロンにて開催。四国4県の相談員による各県紹介セミナー、先輩移住者によるパネルディスカッション、先輩移住者との個別相談会などを行った。73組89名の来場があった。 山形県は「移住×起業スタートアップ in YAMAGATA」を会場とオンラインのミックスで開催。地域おこし協力隊をしながら副業で起業を目指すことについて、山形大学の小野寺氏が「ソーシャルイノベーション」をテーマに講演。鮭川村の協力隊と役場職員が、実際の取り組みや現状を語った。会場、オンライン合わせて34名が参加、20~30代の若年層の参加が目立った。 奈良県は「奈良で働く相談会-奈良で働いてみませんか、暮らしてみませんか-第1回副業できる地域おこし協力隊でソーシャルイノベーション!」と題して、県内での暮らしと仕事をテーマにした恒例のセミナーをオンライン開催。3名の参加であったが、アットホームで親しみのある進行は、参加者との双方向な交流につながり、今後より詳しい移住相談希望の声が聞かれた。 新潟県は「にいがた暮らしセミナーvol.5 地方移住して変化した『夫婦のカタチ』と「子育て」教えます!」をオンライン開催。新潟市でテレワークをしながら子育中の方と、長岡市でこども園を開所したご夫婦がゲスト。新潟県が子育てしやすく、地域の方も子育てに理解がある環境だという話だった。9名が参加。地域との関わり方や物件の探し方などの質問があがり、本気度の高さがうかがえた。集客が今度の課題だと感じる。 宮城県加美町は「かみカフェへようこそ~「移住」をゆったり対話しよう~」をリアル開催。ワールドカフェ形式で加美町について語り合うセミナーを目指していたが、相談者は0組であった。セミナー企画内容や集客のあり方に課題を残した。 長野県松本地域は「暮らす・働く 信州まつもと広域圏まるごと移住相談会-信州まつもと地域をまるごとご紹介します!-」を東京交通会館3階グリーンルームで開催。3市5村が勢ぞろいし、地域の魅力のPRとセミナー、住宅・就職相談、市町村との個別相談を行った。ゲストは、40代5人家族で大阪から安曇野市へ移住した中学校の教師の方、30代で東京から筑北村へ2段階移住した茅葺き職人の方で、移住する決断のポイントを紹介。また、長野県ハローワークが松本地域の就業状況を解説した。出だしこそ人が多かったが、後半は伸び悩んだのが残念だった。しかし、人気の松本、安曇野に集中すると思われた相談が、意外にどの市村にもまんべんなくあったことはよかった。30、40代のファミリーが圧倒的に多く、複数の市町村とじっくり話す様子が見られた。外国人の相談が5件あったことも印象的だった。「皆さんがとても温かく、移住するのに前向きになった」「移住するための要点が一度に学べて有意義だった」との感想が聞かれた。74名が来場。 群馬県は「ぐんま暮らし交流会【県内UIターン歓迎企業と交流会】」と題して、群馬県内企業4社による企業説明会をオンラインで開催。4社の説明を求職者が交互に参加して質疑応答を行った。以前はリアル面談だったものがコロナ禍ですべてオンラインとなった。東京の求職者にとっても便利になったが、どうしても距離感がある。その点、運営のジョブカフェ担当者がかなり工夫していて、リアルに近い反応となっていた。19名が参加。 16日、高知県は「理想の暮らしを高知で実現 移住まるわかり講座7 地元民が深~く語る!この地域のココが良い(おらんく自慢)東部×まんなか×れいほく編」を開催。「移住まるわかり講座(全16回)」の第7回。東西に長い高知県を6つのブロックに分けた地域紹介の前編として開催した今回は、高知のお笑い芸人・おだちさんによる取材動画を用いて、各ブロックの担当者が地域の魅力紹介(おらんく自慢)を行った。今回はオンライン配信のみで、計28名が参加。アーカイブ動画は特設サイトに掲載する。https://kochi-iju.jp/lp/iju-maruwakari/ 北海道士別市と上川町は「北海道のだいたい真ん中 旭川圏域 士別市・上川町で自分らしい仕事と暮らしはじめませんか。」をリアル会場で行った。キャリアバンク(株)より北海道の求人の特徴等を、大雪カムイミンタラDMO(観光地域づくり法人)からは、エリアの魅力と北海道の四季の暮らしを具体的に話した。大雪山系の素晴らしさを体感したくなる内容であった。5名が来場した。 宮城県丸森町は「のんびり子育てしませんか~丸森町ゆるいじゅー相談会②~」をリアル会場で。町のPRと古民家活用を例にした移住者実例を、柔らかな雰囲気のなかで紹介された。子育て世帯と子育てを終了した世帯の3組に対してオーダーメイド型の相談を個別にうけたところ、3組ともに、現地での体験ツアーをその場で申し込むことになった。満足度の高いセミナーとなった 岩手県雫石町は「クリエーター移住~手製本ノート作家さんの古民家新生活~」をミックスで行った。クリエーター移住として手に職のある方、また古民家での暮らしを伝えるテーマで開催。手製本ノートの販売をしている方をゲストに、雫石町でも更に山奥での暮らしの魅力を語っていただいた。ゲストにも告知のご協力をいただき、30代~40代を中心に14名参加があった。 香川県は「移住・UJIターン相談会」を開催。就職、転職、就農、起業、住まい、子育てなど移住全般の相談をオンラインおよび、リアルにて受付。参加者は44歳と41歳の男性2名であった。 島根県は「しまね移住の先輩が語る!地方暮らしのアレやコレvol.3 ~気になる!離島暮らし編~」をオンライン開催。隠岐諸島の海士町の先輩移住者の実体験や地域の情報について話を聞いた。現地訪問のときに活用した支援制度や、現在の仕事に就くまでの経緯などのほか、引っ越しの際、引っ越し業者へ依頼するよりも宅配便の方がお得な場合もあるといった離島特有の話は参加者の参考になった。そのほか、休日の過ごし方や子育て環境など、島暮らしを意識した質問があがった。単身4組、ファミリー3組の7組10名が参加。年代は20代~50代、男女比も約半々であった。 熊本県は、3年ぶりの大規模相談会「くまもと移住祭!~~暮らす・働く・楽しむ まるごと大相談会~」をリアル開催。前回より多く18市町村の参加となり、スタンプラリーのおかげか各市町村の個別相談もそれなりに対応だった。ステージではくまモンが2回登場し、熊本出身の行定勲監督のトーク、先輩移住者トーク、リノベ宅からの生中継など開催、ミニ物産展も好評だったよう。自治体からは先日のふるさと回帰フェアよりも、具体的な相談者が多かったとの感想があった。187組が来場、3年前の108組と比較して大幅に来場者が増えた。

10月、セミナーが花盛り、70回も開催!

先週のブログでも触れたように、10月は例年移住セミナーが多いが、今年も70回の開催予定と盛り上がっている。9日には山形県が今年で4回目となる、全市町村が参加する「くらすべ山形移住・交流フェア」を開催した。山形県の特徴は、一般社団のふるさと山形移住・定住推進センターが実施主体で行われているところだが、その特徴がうまく生かされているのかが問われているようだ。一部オンライン参加があったが、全自治体が参加しているのは評価できる。言い方を変えれば、移住者の受け入れ体制がほぼ完成したとも言える。次は集客をどうするかが課題だ。また、8日には愛知県が初めて「あいちの山里&離島Day~みたことない!あいちの山里&離島~」を開催し、移住者の受け入れに一歩踏み出した。 この程、9月の移住相談実績が明らかになった。総件数は4594件で前年比104.3%増となっている。頑張った県は栃木・長野・富山・群馬・広島の順で栃木県のトップは初めて、セミナーでの集客が幸いした。相談件数では広島・福岡・山梨・静岡と熊本が同数となっている。 取材・来客は、7日は産経新聞取材。鳥取県東京事務所本部長、副本部長表敬訪問。副本部長は10数年ぶりの東京勤務ということで、東銀座の事務所で平井知事、立松初代理事長と移住セッションをした思い出話もでて、往時を懐かしんで盛り上がった。9日は3年目となる「くらすべ山形!移住交流フェア」で共催あいさつ。その後、主催の一般社団・駒林専務(兼)事務局長等と意見交換。午後は北海道滝上町斎藤副町長と懇談。11日は朝日新聞熊本総局取材。午後は共同通信取材。北海道森町の岡嶋町長がふらりと立ち寄られ、意見交換し、移住に取り組みたいので会員化を検討したいと語る。12日は群馬県西担当副部長、公立高崎経済大大宮名誉教授とランチ。大宮教授は2010年からの内閣府補助事業「農村六起」のビジネスコンペの審査委員をお願いし、ご協力いただいた。往時の思い出話しに花が咲いた。 先週は12回の地方移住セミナーを行った。 10月5日には、広島県が「『瀬戸内』×『古民家』ではじめる自由自在な暮らし方。~実践者&専門家が語る 空き家の探し方・活用のリアル~」をオンラインで開催。ゲストは、島で移住相談や空き家案内を行う男性、高専の講師として空き家の活用に携わる専門家、空き家に特化した不動産を営む男性の3名。移住するうえでの空き家の探し方や、修繕の方法、住む以外の活用方法について聞いた。25名の参加があった。 6日には、福島県いわき市が「いわき い~住 チャンネル vol1. 発見!いわきとの『関わりシロ』」をオンライン開催。YouTubeチャンネルを開設し、いわきの移住・二地域居住・関係人口について配信するセミナー。いわき在住でローカルアクティビストとして活動する小松理虔氏をMCに起用し、フリーライターと、二地域で活動する公認会計士兼税理士の女性をゲストに招いた。第一部では、いわきに住んでいなくても関われる団体・個人や、自分らしい活動をしている人を紹介。第二部ではいわきで起業するメリットや起業までのステップを提示した。39名が参加。セミナーの様子はYouTubeでアーカイブ配信されている。 7日は、石川県能登地域が「能登ってどこ?能登の3勇者がご案内!」を行った。昨年はオンラインでの開催だったが、今年度はミックス形式で開催した。自然栽培、能登地域の起業、狩猟の3つのテーマのゲストから話していただいた。特に狩猟について、狩猟免許を取るフローや、金額だけでなく、猟の種類や実際の活動内容についてもリアルに語っていただき命の大切さを再認識するとともに大変学びの多い内容だった。女性の参加者からも質問が出るなど、石川県の狩猟事情を知ることができる良い機会となったと感じる。14名が参加。 鹿児島県は「鹿児島・移住オンラインセミナー2022 vol.2 #二拠点居住~東京と鹿児島の二拠点で手に入れた”いいとこ取り”の暮らしとは?~」を開催。鹿児島県出水市と東京に拠点を持つステンドグラス作家の夫妻をゲストに迎え、話を聞いた。「時間に追われていないから、描く線に余裕があるかもしれない」という言葉に、出水での伸びやかな暮らしが感じられた。一方で東京では良い刺激も受けているとのこと。働く場所を選ばない人たちへのお手本となるような暮らしぶりに、46名の参加者からは質問も数多く寄せられた。 8日、神奈川県が「大磯暮らしの始め方がわかる秋の移住セミナー」をオンライン開催した。前半は役場から町の概要説明、後半はトークセッションという構成で、行政と民間の協力体制が感じられ、内容もバランスがとれていた。特に、後半の最近移住した先輩移住者のトークセッションでは大磯の魅力や、買い物や病院等の気になる暮らしのポイントが分かりやすくまとめられていた。参加者のうち半分以上がカメラオンで参加していただけたこともあり、参加者の反応をみながらセミナーを進めることができた。告知期間が短かったため申し込み状況が心配されたが、10組の申込みがあり大磯町のポテンシャルの高さが感じられた。逆に言えば、もう少し早くから告知に力を入れることでより集客が見込めたと思われる。 静岡県は「ふじのくに静岡で農業を始めた先輩新規就農者たち」を会場でリアル開催。研修後に独立就農した方と農業法人に就職した方2名を招いて、農業を仕事にしたい方向けのセミナーを開催した。30~40代を中心に8組10人の参加があった。 高知県は「理想の暮らしを高知で実現 移住まるわかり講座 6先輩移住者が語る!『私が高知を選んだワケ』」をミックス開催。高知県では、9/17~11/23にかけて「理想の暮らしを高知で実現 移住まるわかり講座(全16回)」を開催。今回は先輩移住者3名をゲストに、移住までの事前準備、現在の仕事や活動についてトークセッションを行った。会場とオンライン、計28名が参加。アーカイブ動画は特設サイトに掲載する。 愛知県は「あいちの山里&離島Day~見たことない!あいちの山里&離島~」を会場で開催。大都市のイメージが強い愛知県の中で、豊かな自然に囲まれた田舎暮らしができる地域の魅力や半農半Xの暮らしについて、トークセッション。参加者から「地域へ最初の一歩を踏み出した時の印象は?」「半農半X」に興味があり、自分の仕事が地域で実践できるか知りたい」等の真剣度の高い質問が寄せられた。「具体的な話が聞けて刺激になった」「現地を訪問したい」と前向きな感想を多数あった。40代、50代を中心に12名が参加。 石川県は「いしかわUIターン大相談会 in 東京」をダイヤモンドホールで開催。県内の自治体のほぼ全域が参加した。3年ぶりのリアル開催となった今回は、仕事の相談もできるよう14の団体にも出展いただいた。先輩移住者によるセミナーのほか、能登上布のしおりを作成するワークショップも開催した。自治体を表すキーワードを掲示するなど工夫を凝らしたブースもあり、相談者もよく足を止めていた。101名の来場があった。そのほか、事前に回収したアンケートを個人情報をマスキングした上で、システム上で自治体が見られるようにしブースでの相談の際に参考にできるようにするなど、新たなチャレンジもしたフェアだった。 9日、広島県三次市は「三次まるごと!ツナグセミナー」をリアル開催。広島県の山間部に位置する三次市のセミナーで、ゲストには、三次市長と先輩移住者(2名)をお呼びした。移住希望者にとって、広島県の山間部はイメージがほとんどないため、今回の三次市の単独セミナーは、広島県の新たな側面をPRした。今後も、三次市との接点を持ってもらえるよう、毎年継続して、セミナーに取り組む。仕事が少ない点が課題なので、仕事の発掘は、今後も三次市と協議していきたい。11名が参加した。 大分県は「おんせん県おおいた空き家活用セミナー&移住相談会」をリアル開催。空き家セッションではかかった費用の提示もあり、参考になったとの声が聞かれた。前回セミナーにいらっしゃった方、センターでご相談された方など再度のご参加が4組あり、本気度の高さ、および移住に向けてより詳細な情報を求めてこられる方が多いと感じられた。11名が参加した。 山形県は「くらすべ山形!移住・交流フェア」をダイヤモンドホールで開催した。今回が4回目の開催で全市町村が参加、164名の来場があった。1階のピロティで就農した移住者が農産物の販売を始めて行ったが好評で、早い時間にほとんどの店舗が完売した。  

10月のセミナー、9日までに22回の開催! | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

10月のセミナー、9日までに22回の開催!

東京は今日から天気が崩れ、寒くなると予想されている。季節の変わり目の一日になるようだ。フェアも終わり、ちょっと一服の感はあるが移住相談はそれなりに賑わっている。9日には、今年も山形県が全市町村の参加した形での「くらすべ山形移住・交流フェア」が予定されている。合わせて、1階のピロティでは移住者が生産した美味しい農産物の直売会が10時30分から行われる。このフェアは3年前から開催され、多くの移住希望者を集めている。 今月に入って、9日までの移住セミナーはなんと22回も予定され、活発な展開となっている。1月から7月までのフェア開催は前年比35%増で推移しており、過去最高を更新する勢いとなっている。因みに山形移住・交流フェアは今年、4回目の開催となっている。 取材・来客は、28日は九州朝日放送の取材があった。29日は和歌山県伊都振興局舩富局長と懇談。30日は、午前中は経団連産業政策本部と地方移住についての意見交換、連携を深めることを話し合った。10月4日は日本農業新聞取材、移住の定義、考え方について意見交換した。午後からは福島市木幡市長が来訪、親しく意見交換。同じく福島県の川内村、葛尾村の両副村長が来訪。鹿児島県大崎町長も来訪。5日は共同通信生活報道部兼地域報道部の4人と移住全般について意見交換。岐阜県中津川市青山市長、同柘植市議会議長が見えられ、名刺交換。立憲民主党岩手県選出の階衆議院議員が視察に見えら、移住相談ブースの充実ぶりに驚かれていた。            階衆議院議員と岩手県ブースで 地方移住セミナーは12回開催した。 9月29日は広島県が「\こんなことでも相談していいのかな?!/広島にゆかりのある移住相談員が、そっとサポートします!」をオンライン開催。センターの移住相談員2名がゲストとなり、移住相談窓口をもっと気軽に利用してもらうための移住サポートや、普段の相談の様子について話した。7名が参加した。 長野県南信州地域は「都会×地方~ゆるやかな農住のススメ~」をオンライン開催。古民家を購入し、東京との二地域居住をしながら農ある暮らしを実践しているご夫婦と、食の雑誌「うかたま」編集者のトークセッション、農産物と就農の情報&ワーキングホリデーの紹介、市町村別の相談の3部制とした。真剣な相談者が多く、1年以内のUターンを目指す方や、現地訪問をされる方も。19名が参加し、「今回で3回目のセミナー参加、移住を決心しました」「移住窓口の方とつながることができありがたい」「次回はぜひ相談会にも参加したい」との声が寄せられた。 30日には、「北海道蘭越町、深川市、上川町、栗山町 地域おこし協力隊として働いて、地域を盛り上げませんか?~北海道の仕事と暮らしセミナー~」を会場とオンラインのミックス開催。協力隊として活躍する地域資源プロモーター(深川市)、商工振興支援担当(蘭悦町)、フード、アウトドア、クラフト等のプロデューサー(上川町)、森林サービス産業チャレンジ隊員(栗山町)を紹介し、多様な働き方を提案した。幅広い世代から10名の参加。 10月1日には、福島県が「\わくわくする/ふくしまぐらし。~こんなはずじゃなかった! を解消するお試し移住~」をミックス開催。移住を具体的に進めるためのイロハ、新しい事業として注目されている「お試し移住村」の概要を説明後、「磐梯町」の様々な現地体験プログラムについて説明。参加者は、8名と少なかったが、福島県の県民性や仕事探しについて突っ込んだ質問も出た。 北海道渡島地域は「南北海道どうでしょう! まちの人がリアルな暮らしを伝えます」をオンラインで開催し、函館市をはじめとする管内8市町が参加した。地域の買い物・子育て環境や休日の過ごし方から住民の気質といった情報まで幅広いテーマをトーク形式でテンポよく紹介。町の課題も正直に伝えたことで「逆に好感が持てた」と参加者からは好評。司会や町の担当者の穏やかな人柄が良く伝わったとの声も。10名が参加。 山形県寒河江市は「寒河江ぐらしのはじめ方~就農×子育て編~」をミックス開催。残念ながら集客が伸びずオンライン2名の参加だったが、先輩移住者が就農の魅力や苦労話をしっかり伝え、参加者も積極的に質問をし、濃い内容のセミナーだった。 栃木県日光市は「NIKKOで暮らす」と題して、起業をテーマにしたセミナーを、ミックス開催。日光市の概要から生活環境、支援制度の紹介と、日光市に移住・起業したゲストより、体験談や起業する上でのポイントを解説いただいた。事前予約の段階から具体的な質問もあり、質疑応答では気候や物価、ウェブ環境や公共交通、暮らしの魅力、昨今の観光客数の状況など積極的に質問が上がった。14名が参加した。 徳島県、香川県、愛媛県、高知県は、「【四国移住相談会】四国のあれこれ、ざっくばらんに聞いてみん?」を四国暮らしフェアのプレイベントとして会場で開催した。四国を訪れたことがなく、いろいろな事を知りたい層へ向けた入門編の相談会。2週間後に行う「四国暮らしフェア2022」の予習のような機会として、フェアへの動員につなげたい狙いだ。10名が参加した。 山梨県は「移住・多拠点・ワーケーション。自然と暮らせるヒントを見つけよう。『新しい住まいの見つけ方』」をミックス開催。前回開催時の反省(インフラ不備)を生かし、前半のセミナーはオンラインと対面ミックス、個別相談ブースは対面のみとした。また各エリアごと、市町村及び企業をまとめてブース配置したため、動線もよく、相談もよりスムーズに行うことが出来た。直近まで集客が増えず回帰フェア翌週ということもあり心配したが、結果は速報で45名(オンライン20名、対面25名)と前回を上回る結果となった。年齢層は全体的に50~60代が多かったように思う。 2日には、佐賀県 「さが暮らしセミナー Vol.11 ~起業で開くNEXT DOOR 地域資源でオーガニック・コスメ」をミックス開催。唐津市の離島産の素材を生かしたコスメ原料を企業に提供している株式会Retocos(リトコス)の取り組みを紹介。オーガニックコスメをつくる先には、持続可能な事業の仕組みづくりを実践し、島の課題解決(地域振興)に取り組む姿があった。さらに地元経済の活性化も見据えたゲストの思いを聞き、起業と地方創生の在り方について気づきを得た内容だった。また、当日はオーガニックオイルの「天然の香り」が会場中に広がり、参加者の感性にも訴えかけ記憶に残るセミナーとなった。10名が参加。 高知県は「理想の暮らしを高知で実現!移住まるわかり講座」を全16回に分けて行っている。今回は講座5として「先輩移住者が語る!『私の高知での暮らし方』」を開催。休日の過ごし方や移住後のコミュニティの広げ方などを、3名のゲストがざっくばらんに紹介した。会場とオンライン、どちらでも参加が可能な形式で、計42名が参加。アーカイブ動画は特設サイトに掲載し、当日参加者以外も視聴可能だ。 山口県は「やまぐちYY!ターンカレッジ第4回」として「山口とつながるpart1~地域へのイリグチからシゴトまで~」を交通会館3階で開催した。人気移住地、萩市の伝統的建築物を改修した宿泊施設を営むゲストと、萩市役所から2名というキーマン3名による、地域のイリグチと繋つながり方を伝えるセミナー。元地域おこし協力隊が萩市をテーマにデザインしたイラストを使うカレンダー作りのワークショップも実施。参加者は楽しみながら、さらに萩のことを知ることができた。セミナーの出口としてオンライン移住ツアーを準備しており、今回の参加者からも申し込みにつながった。37名が参加した。

ふるさと回帰フェア2022は大盛況。1万8572人が参加! | ふるさと回帰フェア VIEW MORE

ふるさと回帰フェア2022は大盛況。1万8572人が参加!

なにかに追われ、もがきながら生きたような気がする9月でしたが、24日前夜祭、25日が本番の「ふるさと回帰フェア2022」が無事終わり、気がつけばもう9月も残すところあとわずか。何十年かぶりに群生して咲く赤い曼殊沙華も見ないでしまった。残念の一言に尽きる。 この「ふるさと回帰フェア2022」は、コロナ禍で移住相談が大きく伸びていることを反映して1万8572人の参加とほぼコロナ前の2019年に匹敵する参加者となり、午前、午後と終日、活気溢れるものとなった。前夜祭も満員の盛況。記念講演に立った山本群馬県知事は就任3年目にして35全自治体をふるさと回帰支援センター会員に組織し、県をあげて移住政策の前進に努めている、その心を熱っぽく訴えた。 相談件数は速報値ということで、ざっくり集計したものを公表すると、県専属相談員を配置したブースで50件を超えたところは千葉県が93件、広島が76件、福岡が75件、神奈川が63件、北海道が62件、静岡が61件、東京が60件、徳島が59件、群馬が56件、山梨が50件と、従来からの人気県に加え、関東圏が健闘した。他に徳島が善戦した。これは長年にわたって移住受け入れに取り組んできた地元のコンシェルジェなどが頑張ったことが影響したようだ。 内容的には「6~7割が、真剣度が高い人」と回答した県が全体の6割を占めた。Iターン希望者は全体の8割。Uターンは青森・秋田・東京・宮崎などが多かった。U・Iターンが半々は山形・京都・兵庫・福岡・熊本など。 コロナ禍もあって、近年は真剣度の高い移住希望者が増加していると言われているが、そのことを裏付ける結果となった。詳細は後日報告します。 取材・来客は、14日は長野県山ノ内町の竹節町長が来訪、懇談した。15日は20周年記念誌の座談会を増田日本郵政社長、土生デジタル田園都市国家構想実現会議事務局長とで行った。このメンバーに全国知事会平井会長(鳥取県知事)が参加することになっているが日程が調整できず、別途個別に対談し、掲載することになっている。16日は朝日新聞事業部打ち合わせ。山口市周南市シテイネットワーク推進部長とあいさつ。座光寺理事、自治労前委員長氏家委員長と懇談。17日は長崎県平田副知事あいさつ。21日は鳥取県江府町白石町長懇談。22日は滋賀県長浜市長と懇談、センター会員化を要請。新任町長で移住政策に取り組みたいと抱負を述べておられていた。24、25日はふるさと回帰フェアで愛知県林副知事、鹿児島県日置市永山市長、北海道上士幌町竹中町長が参加され、あいさつ。27日は全国知事会会長の平井知事と上記の理由で対談。知事とは連合時代からの知り合いで盛り上がった。 先週、先々週合わせて、地方移住セミナーを16回行った。 9月15日には、三重県が「みえの就職応援!合同説明会」をオンライン開催した。全体への説明後、企業がブレイクアウトルームに入り、参加者は話を聞きたい企業のルームに入り説明を受けた。4回ターンで行った。予約していても内定が決まりキャンセルされる方もいたが、5名の参加があり、進行は滞りなく進んだ。 群馬県は「『群馬科・3限目』持続可能な地域づくりについて考える SDGs維持可能な地域づくりについて」をオンライン開催。上野村振興公社代表と富岡市のキャンプ場経営者をゲストに展開。日本、世界の現状を考えると大きなテーマだが、日々一生懸命生きる人々にとっては身近な話だと感じた。46名が参加した。 17日には、静岡県、下田市、東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町、西伊豆町が「子育て×ワーカー ~伊豆南部のワーク&ライフのリアル~」と題して、共同で子育て世代をゲストに迎えてオンラインセミナーを行った。移住地としても人気の伊豆南部地域を舞台に、仕事と子育てについて等身大の話を聞いた。40代を中心に9名が参加。 高知県は「理想の暮らしを高知で実現!移住まるわかり講座1~4」として、全16回の移住セミナーの第1回目をミックス開催。初日の9/17は、「移住への不安を解消する」をテーマに講座1~4を開催。移住相談者にふんしたお笑い芸人が高知県UIターンコンシェルジュに移住相談する動画を流したり、3名のゲストを招いてのリアルトークを繰り広げた。アーカイブ動画は特設サイトに掲載する。会場とオンライン合わせて46名が参加。 和歌山県紀の川市は「先輩農家の経営を徹底解剖! 移住先の職業として考える『イチゴ農家』という選択」をミックス開催。イチゴで新規就農を目指す研修プログラムでは、現在2期生を募集中。担当者から初期投資や収支構造、経営シミュレーションについて説明があった。ゲストの先輩イチゴ農家さんからは、1年目から現在に至るまのでの話や現在の事業内容、将来のイメージ、なぜイチゴを選択したかなどリアルな声を伝えた。5名の参加者はメモを取りながら話を聞いており本気度の高さが伺えた。 栃木県は「第3回とちぎ暮らしセミナー 子育て支援+α!子育て世帯に“とちぎ”が選ばれるワケ」をオンラインで開催。今回は栃木での子育てに焦点を当てた。日光市と大田原市で子育て中のゲスト2名をお招きし、子供とのリアルな生活を語っていただいた。市町別の質疑応答コーナーでは子育てに関する質問が多く飛び交った。 山梨県は「二拠点居住とやまなし2022 Vol.2 都心×地方の『いいとこ取り』な暮らし」と題し、二地域居住をテーマとした全3回シリーズの第2回をオンラインで開催した。トークでは甲府~北杜エリアで活躍する3名が登場。今回は二地域居住先としての山梨の魅力に重点を置きトークを展開した。ゲスト同士仲の良い雰囲気も良かった。チャット欄が盛り上がり暮らしに関する具体的な質問が多く寄せられた。46名が参加した。 18日、富山県は「地域ともっともっと仲良くしたい方大集合 ~移住の先輩に聞いてみよう!地域との付き合い方~」をオンライン開催。地域に溶け込めるか心配があるという方に、地域の方との打ち解け方や失敗談を県内各地の地域おこし協力隊員が紹介。6市町の参加もあり、移住者交流会なども案内した。参加者の平均年齢が高く、高齢者のほうが、地域での付き合いに関心が高い(不安が大きい)ことが浮き彫りなった。13名が参加。 福島県は「ちょっとDeepなふくしまを知る 会いたくなるふくしまのキラキラWomen Vol.1」をオンラインで開催。女性ゲストから「新たなチャレンジ」や「地域との関わり」、「福島だからできること」を聞いた。震災後からトルコギキョウを栽培している方、新幹線が通る利便性を生かして東京と二拠点でデザイナーとして活動している方、伝統の会津塗に北欧テイストを加えた作品を制作する、うるし作家が登壇した。クイズの時間にはディープな問題が多く、場が盛り上がった。19名が参加。 佐賀県は「さが暮らしセミナーVol.10 林業で働く『リアルな声』が聞けるセミナー」をミックス開催。悪天候の中、6名が会場参加した。年齢は10代から50代まで、中には女性で林業を志す人も。学生の方は、夏休み期間の林業アカデミー開催を希望されるなど、「なんとなく」ではなく真剣に林業に関わりたい方で活気あるセミナーとなった。合わせて13名が参加。 宮城県丸森町は「のんびり子育てしませんか~丸森町ゆるいじゅー相談会~」を会場で開催。保科町長自ら子育て環境や趣味の時間の充実ぶりを伝え、まずは現地訪問に結び付けることを目標とした。参加者は残念ながら1名だったが、1時間に及ぶ個別相談の末、現地に足を運ぶスケジュールまで調整でき、満足度の高いセミナーとなった。 島根県は「豊かな暮らしトークセッションin東京」をミックス開催。参加者に「豊かな暮らし」を一緒に考えてもらうためのワークとグループでの共有タイムを行った。目的の通り、ゲストの話を聞きながら、参加者自身が「自分にとっての幸せ」や「豊かな暮らし」について熱心にメモを取ったり一緒に考えたりしてもらうことができた。17名が参加。 21日、香川県は「かがわ×テレワーク移住セミナー」をオンライン開催。テレワークを実践している先輩移住者の体験談や、「お試しテレワーク助成金」など各種支援金を紹介するセミナー。16名が参加、男女比は10:6、年代別人数は60代:1、50代:6、40代:3、 30代:2、20代:2となった。 群馬県嬬恋村は「移住&起業のリアルがわかる!愛妻とキャベツとアウトドアの村@嬬恋村」をオンラインで開催。東京のワインセラーで勤めながら起業の夢をあたためていたJターンの方をゲストに招いた。嬬恋村とは交流人口の関係にあったことや、起業支援金をつかった開業について、また浅間高原の暮らしに馴染むまでの不安感、東京との生活費の違いを聞いた。参加者からは「自ら人生を切り開いてゆく力強さに感銘を受けた」との感想があった。48名が参加した。 22日は兵庫県が「ひょうごで働こう!おためし企業体験事前説明会」をミックス開催。兵庫県労政福祉課の事業「ひょうごで働こう!おためし企業体験」の説明と「ビジネス上のコミュニケーションスキルアップ」について紹介した。集客はセンターHPのほか(株)学情イベントページ等で行った。集客はリアル1名、オンライン6名。今後も複数回の実施が予定されている。

8月の移住相談3666件、7月に続き過去最高に

今年の中秋の名月はことのほか美しかった。関東は一点の雲もなく、中天で煌々と銀色に輝いていた。身が洗われるような美しさであった。生きている喜びを感じ、わが国の四季の移ろいの確かさを想った。 英国のエリザベス女王が亡くなられた。70年7ヶ月に及ぶ献身的な君主としての振る舞いに国民は大いに励まされ、救われたことも多かったのではないかと思う。チャーミングな方でもあった。ご冥福を祈りたい。翻ってわが国の前総理の国葬儀は賛否両論、手続き論や法制度上の懸念などいくつか整理が必要な問題も指摘され、議論が尽きないようだ。 前回でも取り上げたが移住セミナーの開催が順調に推移している。1月から7月までの移住セミナーの開催数が2021年比で135%増の343回となっている。健闘している県は更に開催数を伸ばし、そうではない県は相変わらず低迷、格差は拡大傾向。残念なことである。人口減が著しい地方において、せっかくの地方移住の盛り上がりをみすみす見逃していいのだろうか。是非、移住セミナーなどを計画して、地域への移住希望者の積極的な受け入れに努力されたい。希望があれば相談に乗ります。 8月分の移住相談件数が明らかになった。総数は3666件と過去最高の相談件数で7日間のお盆休みを考えると善戦したと言える。7月に続き、2ヶ月連続で過去最高となった。頑張った県は、熊本・広島・群馬・愛媛・長野の順となった。熊本県のトップはオンラインによる移住セミナーで197名を集客したことが大きかった。また、本気度の高い電話・Eメール・面談の件数は、広島・福岡・山梨・熊本、長野・静岡は同数の順であった。 取材・来客は、7日は読売新聞パブリック戦略部にあいさつ、総務省地域力創造審議官、大臣官房審議官、自立応援課長が視察及び打ち合わせに。9日は日経新聞取材。13日はダイヤモンド社取材。14日は放送開始からほぼ半年のNHKの「いいいじゅー!!」について、制作社と打ち合わせ。 先週は地方移住セミナーを16回行った。 9月7日は富山県 が「とやま 移住者 スカウト セミナー」と題して、人材募集のセミナーをオンライン開催。射水市のシェアキッチンと、氷見市の継業希望の2店舗の、それぞれの周辺地域の様子、設備、条件などを案内。平日の昼間のためライブでの参加は2名だったが、後日アーカイブご希望が4名。 8日には福島県が「これから生まれるゲストハウスの一員になりませんか?地域で汗かくお手伝い募集!」をオンンラインで実施。人々に居場所を提供したいという思いから、現在立ち上げ中の2つのゲストハウスのオーナーを迎え、設立の経緯などを聞いた。20代で起業して怖くないかという質問に、確かに怖い面もあるが、それがエネルギーにもなっていると答えてくれた。同時に苦労もあるが、自分が楽しむ事が一番で、そうでなければその活動に意味がないと言い切る。こうした思いの詰まったゲストハウスが増えていく事はとても楽しみだ。参加者は24名。 10日、和歌山県は「わかやまアウトドアLIFE」をオンライン開催。移住者を含むゲスト3名をお迎えし、海も山も川もある和歌山県の自然の魅力やアウトドアライフ、移住後の暮らしについて話を聞いた。近年のアウトドアブームもあってか、幅広い年代からの参加があり、参加者合計は速報値で125名となった。 山形県西村山地域は「女性移住者に聞く!家族で幸せ山形ぐらし」を5市町(寒河江市・河北町・西川町・朝日町・大江町)の合同開催。子育て世代をターゲットとし、女性移住者2名がオンラインで自然いっぱいの家族との暮らしの様子を紹介した。会場とオンラインのミックスで、20-40代の女性を中心とした19名の参加者があった。 新潟県は「にいがた暮らしセミナーvol.4 新潟の食材で、郷土料理を作ろう!」と題して、食文化を通じ新潟県を学ぶ体験型セミナー、笹団子を作る料理教室をオンライン開催。27名の参加。蒸している時間に、講師から移住体験や地域の食についてトークをしてもらった。試食タイムでは参加者より「新潟に興味がでた」「新潟に行ってみたくなった」という前向きな言葉が聞かれた。 福島県は「副業・兼業で広げる“ふくしまの輪”」を会場で開催。県内の経営課題を解決したい事業者と、福島県への想いを持ち県内で複業したい人材をつなぐ「福島県複業人材マッチングサイト」に登録し、成果を上げた3人をゲストに、彼らの働き方や課題解決事例を紹介。参加者は、個人事業主や大手企業勤務者など幅広く、福島と関わりたい、自身の専門分野を活かして貢献したいという意思をもっている方が多い。セミナー終了後に懇親会も行われ、主催者との関係性を深めた。参加者14人。 群馬県は「ぐんま地域おこし協力隊募集相談会~ぐんまの未来を一緒につくりませんか~」を開催。地域おこし協力隊に募集検討中の方や群馬県へ移住をしたい方へ向けた、県内市町村と直接オンラインで相談ができる会。実際に活動をしている現役隊員とOBOGをゲストに迎え、移住相談員からの問いかけで、群馬を選んだ理由や活動内容、退任後の定住化に向けた具体的な話を聞くことができた。24名が参加した。 広島県は「ひろしま瀬戸内移住フェア2022」として県の東部地域の移住フェアを開催。人気の尾道はじめ、瀬戸内の自治体や、転職・起業支援の窓口が集合。会場・オンライン合わせて105名が参加、どの相談窓口も相談が絶えなかった。オンラインでも参加可能なセミナーも行い、特に仕事セミナーは人気だった。 静岡県浜松市は「単身×地方都市移住~暮らしと働き方をシフトチェンジ~」をオンライン開催。浜松に移住した3名の単身者に、移住のきっかけや進め方、浜松での暮らしを等身大の視点でお話しいただいた。20代~60代まで13組14名が参加、ほとんどが単身の方だった。 山口県は「【満員御礼・受付終了】<YY!ターンカレッジ第3回>[ワークショップ]山口をあじわう part.2 ~山口県の郷土料理(いりこ出汁の取り方から)~」をオンライン開催。県の郷土料理である「けんちょう」「重ね煮味噌汁」の2品を、ゲストの影山みづき先生の解説でオンライン料理教室のような形で進行。北海道から沖縄まで全国から参加があり、素材の地域的な違い(山口県産の味噌、いりこを事前に参加者に送付済み)や、自宅にある素材を使いながら、やさしい味わいの料理ができることに驚きと発見をされていたようだった。69名が参加。山口県の食の豊かさを感じ、山口県への移住につながることを期待したい。 10日、11日と連日開催したのは、宮城県の「宮城まるごとOnline 移住フェア」。県内全35市町村のリアルな情報をオンラインで紹介する年に一度の大型イベント。午前中は参加市町を3グループに分け、宮城県のライフスタイルやエリア別休日の過ごし方等のテーマで参加者とざっくばらんな交流を行った。その後の「リレートーク」においては、子育てや仕事、自然、食、教育、住まい、交通手段等について、各市町からリアルな情報を提供した。午後は各市町村別にの個別オンライン面談を実施した。オンラインで出入り自由のイベントであり、盛況のうちに終了した。 11日は山梨県が「山を眺めて暮らす・働く やまなしテレワーク生活のリアルトーク」をオンライン開催。ゲストのコワーキングスペースのマネージャーも移住者ということもあり、移住するまでの道のりや現地情報などを聞いた。これから移住や二拠点居住を検討する際に非常に役立つセミナーであったと思う。テレワークの需要は更に多様化する傾向にある。8名の参加。次回は集客に向けて、早期情報発信および発信の方法等、県と取組を強化していきたい。 三重県は「ええとこやんか三重移住セミナー ~農ある暮らし~」をオンラインで。本格的な農業ではなく、「素人でも出来る家庭菜園」をテーマに、津市美杉町と名張市から2名をゲストスピーカーにして話を聞いた。市の地域の作物や制度なども紹介され、自然な形で地域のPRにもなっていた。セミナー内では参加者から事前に募った質問を基に、担当者とゲストスピーカーに答えていただいた。30代~60代の7名が参加者。 鹿児島県は「鹿児島・移住オンラインセミナー2022 vol.1 #離島移住編 ~屋久島の自然の中で見つけた、”そのままの自分”でいられる暮らし~」をオンライン開催した。北海道出身で屋久島へ移住、漁師の暮らし体験宿を営むゲストを迎え、大自然がすぐそばにある日々の生活や移住先での関係性の築き方など、島ならではの話をじっくり聞いた。180組を超える申し込みがあり(申込者は後日アーカイブで視聴可能)、当日参加者は70組だった。 長野県は「楽園信州移住セミナー ソロ移住、はじめの一歩」をリアル開催した。一人で移住する単身男女を対象に、移住の不安や悩みなどを共有し前に進むために企画した。地域おこし協力隊から起業した20代(男性デザイナー)と40代(女性、ジャイロキネシストレーナー)の男女2名をゲストに、起業の経緯、地域のフォロー、移住のポイントをざっくばらんに紹介。市町村PRの後には個別相談を行い、「今回のセミナーでより移住が具体的になった」「一歩進んでみようと力を得られた」という感想が寄せられた。参加者は23名、20代から60代と幅広く、特に30代女性と50代男性が多かった。

週末のセミナー開催、20回。昨年は福島がトップの46回

一昨日、テレビを見ていたら情報番組で気象庁が今年の梅雨明けを7月下旬まで一ヶ月程度繰り下げ、7月23日頃にしたと話していた。例年になく早い梅雨明けだと感じていたが、それにしてもの話しだ。原因は偏西風の蛇行によるものだと言っていたがそれにしてもの話である。日々の生活に直結した天気予想がこれだから、信が置けない。一方で、気象庁の長年に渡るデータの蓄積が使いものにならないほどに地球上の異変が起こっているということなのか。私たちを取り巻く環境はとんでもないことになっているようだ。 9月は移住セミナー開催が多い。先週の土日で20回と紹介したが、今週の10日、11日も16回と多く、そのうちオンラインが11回を占める。東京は少しコロナが落ち着き始めたが油断はできない。オンライン開催もやむを得ないが、やはりリアル開催にはスムーズな意思の疎通ということからは勝てず、残念だ。 3日の岩手県の「THEいわてDAY~イーハトー部に入ろうファンミーテイング~」は3年ぶりのリアル開催。多くの人が集まり、参加した県の商工労働観光部長は「昔の上野駅のようだ」と東北出身の私に話しかけるほどの賑わいであった。また、翌4日の「これからのライフスタイルは地方で描く!オールとちぎ移住&しごとフェア」も県内の全25自治体が参加する意気込みで盛り上がった。 この間、コロナ禍の中で移住相談が各県とも増加傾向にあり、この傾向を具体的な移住につなげるためには各自治体がふるさと回帰支援センターへの会員となり、受け入れ体制を整えることが重要と、会員化を要請してきたが、ここに来て福島県の自治体の会員化が進んでいる。2020年度以降17自治体が会員登録、とくに今年に入ってからは10自治体が会員に登録し、全59自治体のうち、37自治体と62%の加盟率となった。東日本大震災で大きなダメージを受けた福島県だが、懸命に移住者の受け入れ体制を整備しており、移住セミナー開催も2021年は全国トップの46回と頑張っている。 取材・来客は、2日は徳島県の勝野副知事が初めて視察に。農水省からの出向の方で意気込みを感じた。5日はふるさと回帰フェア前夜祭のパネルデスカッションでコーディネーターをお願いしている都立大の山下教授と打ち合わせ。参加者にしっかりとメッセージが発信できればと話し合った。6日は静岡県議会移住・定住等促進特別委員会のオンラインによる調査を受けた。出席議員は10名。こうしたこともありかと新鮮な気分を感じた。 地方移住セミナーは24回開催された。 8月30日は、京都府が「しごと&くらし お悩み相談会」をオンラインで開催し、2組の相談に対応した。夜でないと相談できない人に向けてスタートした試みだが、実際には他の時間でも調整できる人の申し込みが多いのが現実となっている。今後の開催時間については、検討していきたい。 8月31日は、広島県が「歴史情緒あふれる竹原で「本業+α」ワーケーション!~地域とつながる体験ツアーも実施します!~」と題したオンラインセミナーを開催。ゲストは、東京との2拠点ワーカー、Uターンし地域づくりも行う竹原のキーパーソン、8月に移住し新たな挑戦を行うご夫婦で、それぞれの暮らしについて伺った。33名が参加した。 9月1日 は、香川県が「小豆島・豊島 移住の手引き 一度は海も山もある島ぐらし!」をリアル開催。香川県内でも人気の移住先、さらに3年ぶりのリアルセミナーとあって、平日の夜開催にもかかわらず、定員を超える31人の参加となった。第1部セミナーは「家」「仕事・お金」「交流」について。第2部は4つのグループに分かれての座談会。参加者は男女ほぼ同数、20代以下8人、30代13人、40代5人、50代5人。 9月2日 は群馬県が「やりたいことを “ぐんま” でチャレンジ!~実践者がリアルな起業をお伝えします!~」をミックス開催。移住して起業・継業したゲストを迎え、群馬を選んだきっかけや地方で事業を行う上でのポイントを聞いた。群馬県のスタートアップ支援、事業継承の相談口など支援体制の紹介もあり、来場者と具体的な話ができたようだ。 福島県相双地方は「ふくしま相双地方移住セミナー」をオンライン開催。ファシリテーターのヒラムさんと4名の女性のゲストの話を聞いた。生活に密着した地域情報や、自身の仕事の立ち上げや地域への溶け込み方など、移住を考えている人には非常に役立つ話を聞くことが出来た。ゲストが確信をもって自身の住む地域を誇っていることが参加者に伝わったと思う。参加者は16人。 9月3日は、岩手県は「THE いわて DAY~イーハトー部に入ろうファンミーティング~」と題し、県内全33市町村が参加して交通会館12階と4階で開催。(11自治体はオンライン参加)。3年ぶりのリアル開催で、328名が来場、相談ブースでも本気度が高い相談が多々見られた。オープニングセッションでは、岩手出身者や移住者が岩手の魅力を伝えたり、現地からの市町村対抗PR合戦がライブ中継された。また、岩手出身者が首都圏で活動するグループによる「さんさ踊り」や、岩手に移住して2年の天津木村さんのトークセッションが披露され、タイトル通りイベント全体で岩手を楽しめる工夫が見られた。 同日、4階のセミナーコーナーでは、以下のセミナーも開催した。 「遠恋複業課 ~岩手で複業をしてみませんか~」:地域複業という方法で、県との新しい関わり方を提案。4年前から東京で複業しているゲストが語る大変さや醍醐味に質問も多く出た。12名参加。 交通会館3階では、北陸新幹線沿線4県が「長野×新潟×富山×石川 4県合同移住フェア “Bon appetit!食と暮らしのお話スペシャルコースを堪能あれ!”」と題して、合同フェアを3年ぶりにリアルも交えての開催。各県からそれぞれ市町村が参加し、相談ブースを設け個別相談(会場のみ)を行ったほか、「食」をテーマに各県からゲストをオンラインで参加し、クロストークを展開。ゲストはそれぞれ「食」に関する仕事に就いていて、仕事の話や地域に対する思いなどを語った。105名が来場。同日12階、4階で多数セミナーを開催しており、イベント間での回流効果もあった。 岡山県は「知らなきゃ損!! 知って得する住まいのお金の話 ~岡山県津山圏域移住・定住フェア~」をオンライン開催。リフォーム会社のプロから空き家を改修するにあたっての見分け方や費用の話や、都市部から津山市に移住をし、空き家を購入して改修経験をしたゲストのリアルな話を聞いた。後半は個別相談希望者と座談会。座談会では出展市町の本音の部分も聞けて有意義な時間となった。東京圏、関西圏、海外などから12組が参加。 静岡県静岡市は「しずおかし子育てセミナー 入園・支援あれこれ」をリアル開催した。次年度の保育園入園申請開始の10月が近く、例年子育て世代の相談が多い時期に合わせて開催。市職員から園の募集、申し込み状況の報告や子育て支援の説明、先輩移住者の座談会を行い、個別相談につなげた。2組が参加、予想に反して申込が少なく、コロナ禍でもあり、子育て世代の会場参加はハードルが高かったのかもしれない。 大分県は「医療・福祉の国家資格など取得サポート 第3回おおいた暮らしオンライン説明会」を開催。介護職、看護職、保育士の資格取得支援&移住をテーマにした。アンケート回答は17名。男性9名女性8名で、意外と男性参加者が多く、かえって本気度が高いのではと感じた。 佐賀県は「さが暮らしセミナー Vol.9 ~起業で開くNEXT DOOR 地方起業のダイナミズム~」を会場とオンラインで開催。ゲストは、不動産業で起業し、事業が軌道に乗った段階で異業種のラーメン店を継業。そこで子ども食堂を展開。また、就労継続支援A型事業所を開設し地域に貢献している。地方ならではのビジネスチャンスのつかみ方や事業承継の実体験など、リアルな話を聞き、なぜ一つの分野だけでなく、いろいろな業種を経営するのかが伝わる内容だった。4名が参加。 群馬県下仁田町は「下仁田町オンライン体感事業セミナー」をオンライン開催。役場・学校・駅・牧場・畑の風景と歌にあわせてその場の人たちがダンスを踊るストーリーのある映像からスタートし、神津牧場のバター作りと、世界遺産「荒船風穴」紹介に続いた。最後にふるさと回帰支援センターの紹介と回帰フェア2022のご案内で終了した。センターHP・フェイスブック・インスタグラム、そしてぐんまな日々サイトで告知・宣伝を行い、27名参加。 9月3~4日、連日で愛媛県は「愛あるえひめ暮らしフェア」としてオンラインで市町や就職、農業、起業などについて相談できる移住フェアを開催。移住を考え始めた漠然としている段階での相談も行った。関東以外からも関西や東北、中国地方などから参加。西条市や今治市が特に人気だった。また、3日には2つのオンラインセミナーも同時開催。「えひめで始める農業・林業」では、林業と農業に従事する移住者ゲストに話を聞いた。久万高原町で、夫婦でトマト農家になった方からは農業を選択するまでのきっかけや経緯、農地の取得について具体的に聞き、西条市で林業の会社を起業された方は、写真を使い石鎚山のふもとで生き生きと子育てをしている様子を伝えた。「えひめお仕事相談会」では、就職相談窓口の担当者とオンラインでつなぎ、現在の仕事に近い求人がある地域はどのエリアか、そもそも何のために移住するのかなど、後悔しにくい移住の選択のポイントなどについて紹介した。 9月4日は、栃木県が「これからのライフスタイルは地方で描く!オールとちぎ 移住&しごとフェア」を交通会館12階で開催、県内全25市町と23企業が出展した。出展市町のブースは概ねどこも盛況であり、フェア出展での過去最高の相談件数に対応した市町もあった。那須町が最多で20件、次いで那須塩原市が18件。企業は市町と比べると相談の少ないブースもあったが、採用面接に繋がるケースもあった。会場レイアウトは、自治体と企業で分けるのではなく、エリアごとに自治体と企業が共存するスタイルとした。今後はより自治体と企業が連携して相談者に対応できるよう、センターとしても支援していきたい。 富山県は「地域おこし協力隊募集セミナー ~魚津で一緒にぶどう・ワインを作りましょ!~」をオンライン開催。地域おこし協力隊とは何かの説明も加え、魚津市の場合の施設と受入先、待遇や採用プロセスなどを詳しく説明。質問もあり、理解を得られたセミナーとなった。6名が参加。 徳島県は「東京から徳島にUターンしたFPが伝える 地方でのライフプランとお金の話」をミックス開催。東京からUターンしたファイナンシャルプランナーと大阪からUターンした移住アドバイザーの経験談やFP自身のライフプランをもとに地方と都会の暮らしの違いを紹介。会場とオンライン合計19名が参加。 岩手県釜石市は「三陸・釣りのある暮らしセミナー」をミックス開催。趣味(釣り)の時間の充実ぶりを伝え、まずは現地訪問や窓口相談に結び付けることを目標とした。告知はDM、メルマガ、個別メール送信を中心に岩手県と釜石市、陸前高田市のSNSでも発信。参加者は30代から40代の男性が中心の5名。ゲストは実際に釣りをする服装で登壇し、会場を盛り上げた。 千葉県多古町は「移住セミナー ― 多古町と“縁”結びしませんか?―」をミックス開催。13名の参加者の7割が30~40代。成田空港が近く、のどかな田園風景が広がる多古町は、“世界に近い田舎町”。現地移住コーディネーターと移住者ゲストの対談では、豊かな自然と町民の温かさに包まれ、のびのびと子育てできる恵まれた環境について紹介。また、町内企業ゲストによるフレッシュな求人情報提供もあり、多古町での暮らしがよく分かる内容だった。 滋賀県は「滋賀で暮らそ。意外と都会 ほどよく田舎がちょうどいい~滋賀でお茶会編~」をオンライン開催した。日本最古とされ、日本五大銘茶の1つである“朝宮茶”をはじめとしたお茶の生産地でもある滋賀県甲賀市信楽町のお茶園から、「滋賀県のお茶の魅力」を紹介した。参加者には事前にお茶とお菓子を送付し、当日はお茶を楽しみながら参加していただく、参加者体験型オンラインセミナーとした。また、信楽町への先輩移住者2人に「滋賀での暮らし」について話を聞いた。28名が参加。アンケートでは、「率直な感想などが聞けて大変参考になった」「現地へコンタクトを取りやすい雰囲気で今後に繋がる」と好評だった。

米国オハイオ州から来日し、移住相談を

今日から9月。なんか今年は梅雨も短く、あけたと思ったら無茶苦茶に暑い日が何日か続き、それ以降ははっきりしない天気がくり返され、9月になった感じがある。不順な天候というのだろうか。コロナもよくわからない。7波というのだが、毎日何万という人が感染している。センター職員は何人か罹患したが大きな騒ぎにもならず、顔が見えないと思っていると治って出勤してくる。こうした状況を見ていると、自分は4回もワクチンを打ち、マスクを手放さずに、毎日体温を測り、手洗いを励行し、コロナと向き合って生活している。今のところ、これでやっていけそうな気でいる。自分的には深酒を控え、睡眠に気をつけ、疲れを持ち越さないようしている。これがコロナ禍の私の健康法である。読者の方々もこうしてうまくコロナと折り合いをつけ、withコロナを生きていきましょう。 今月末の24日、25日には「ふるさと回帰フェア2022」が予定されている。なんとか成功をめざしたい。広報担当がフェアの成功に向けて、色々とマスコミに協力をお願いする関係でこれまで何人の方の取材を受けたかを調べたら、なんと649件もの取材リストがあった。なんとも凄まじい数である。感謝の気持でいっぱいです。ありがとうございます。30日と31日、それぞれ3時間ずつ日経新聞の取材を受けた。自分の半生を語ったので、記事が楽しみだ。29日に8階の相談コーナーを回っていたら、山口県の相談ブースに白髪の御婦人が二人、移住相談をしていた。声をかけたら、なんと米国オハイオ州から、「最後は日本で終わりたい」と移住相談で来日した日本人の70代の方。お一人は米国へ留学し、向こうで結婚して50年の方。もう一人は日本で結婚し、渡米して30年の方。なんともユニークな二人の移住相談。最近の移住相談は20代から40代の働き盛りの男女が中心だが、時にはこういう人も来る。この二人、4日の栃木県の移住フェアにも参加して移住先を探すことにしている。日本の地方移住の広がりは、米国にも広がっているようだ。 取材・来客は、26日はNHK出版と打ち合わせ。午後は北海道建設新聞の取材があり、コロナ禍の移住動向について話した。また、新潟の長岡工科大の前学長の水流さんが来訪。懇談した。彼は35年ほど前に高齢社会の住宅政策の勉強会のメンバー。懐かしい。 地方移住セミナーは15回開催した。 8月25日は愛媛県が「南予の自然あふれる環境で気づいた、子育てするのにホントにホントに大切なこと<地方移住“ホンネ”サロン#17 えひめ編>」をオンライン開催、68名が参加した。愛媛県の中でも南西部に広がる南予(なんよ)の宇和島市・八幡浜市・大洲市・西予市・内子町、5市町では「南予子育て移住促進協議会」を立ち上げ、子育て世帯の移住を応援している。今回は、「西予(せいよ)市」在住、“森のようちえん”を営むご夫婦がゲスト。自然保護団体で仕事をされていた二人が移住先に選んだ西予市での暮らしやそこでの活動について詳しく聞いた。「周りには同世代の移住者もいて、相談しあえる環境がある」といった話が印象的だった。 広島県は「伝統芸能・神楽が日常に根付くまちでの暮らしぶり【現地ツアー開催決定】」をオンラインで開催した。テーマは、神楽のまち安芸高田市での暮らし。ゲストは、地域団体代表兼カメラマンの男性、学びの交流事業等を行う地域おこし協力隊の女性、神楽団でも活動する市の職員の3名。28名が参加し、それぞれの暮らしについて伺った。 26日には、福島県が「福島暮らしへの“スロースタート”セミナー 福島在住ときどき東京勤務な暮らし はじめてみませんか?」を会場とオンラインでミックス開催した。ゲストは東京の仕事がフルリモートとなり福島市にUターンした女性と、夫の転勤を機に会社に交渉して東京の仕事をリモートで継続した女性の2人。福島での生活や利便性、仕事以外での地域との関わりについて語った。今回の企画運営をした「tente」は転入女性の支援をメインとしているためか女性の参加者が目立った。会場5名、オンライン16名が参加した。 広島県は「~"働く場所"だけじゃない~ ひろしまコワーキングスペースの世界vol.2【都市・海・山編】」をオンライン開催。ゲストは、都市・島・山でWeb制作や地域活動を行いつつ、コワーキングを管理する3名。コワーキングを拠点とした暮らしについて聞いた。9名が参加した。 千葉県は「\銚子市・旭市・匝瑳市/ ちば移住セミナー ちばのとっぱずれでくらす」をオンラインで開催した。9名の参加者の半数が、30~40代。銚子市・旭市・匝瑳市は、千葉県の東端にありながら、高速バス等の活用で都心へ好アクセス。温暖な気候や豊かな自然だけでなく、人とのつながりが最大の魅力であることを、ゲスト移住者による体験談(暮らし・仕事)を通してアピールした。 27日は、愛媛県内子町が「えひめ内子町移住フェア in 東京<テレワーク×手しごと編>」をリアル開催。現地で開催していたクラフトフェアと中継でつなぎ、町の様子を堪能したり、たくさんのゲストの声を生で聞いたりした。手しごととテレワークがテーマで、7名の参加者の多くが女性なのも特徴的だった。 山形県庄内地域は「ショウナイスタイルコレクション~じぶんのスタイルにマッチングする地域~」をミックス開催。庄内地域(鶴岡市、酒田市、庄内町、三川町、遊佐町)の合同セミナーで、それぞれの季節をテーマにしたファッションと、自治体の紹介を併せて行うというユニークな試み。三川町は春の花見スタイル(菜の花娘)と田んぼスタイル、庄内町は夏のアクティビティスタイル(登山、砂金取り)で紹介。途中、飛島からの釣りスタイルを中継した。遊佐町は秋の芋煮スタイル、酒田市は冬の雪かきスタイルで酒田市の紹介を行った。会場は向かい合わせの座席を2列つくり、間をランウェイのようにしてそれぞれのファッションスタイルを歩き見せる工夫が面白い。会場とオンライン合わせて26名の参加があった。 27日~28日の2日間にわたり、熊本県は「火の国 水の国 熊本ONLINE 移住祭 夏の陣」をオンラインで開催した。ALL熊本の移住イベントは初開催で、市町村がイチ押ポイントをPRするリレートークには全45市町村が参加した。個別相談には両日ともに70名以上の相談があり、起業や地域おこし協力隊の少人数グループトークへの申込みも満席だったようだ。 28日は、岡山県が「林業と森林の癒やしセミナー」をミックス開催。面積の9割が森林で林業が盛んな新見市、新庄村の担当者をゲストに、「林業と森林の暮らしをテーマ」にセミナーを行った。林業希望者や森の中での暮らしに興味のある3名が東京、大阪、岡山県南部より参加。前半は各地区の暮らしや林業情勢について、後半はゲスト同士のトークセッションを行いながらチャットでの質問に回答した。 北海道は「ほっかいどうの森林ではたらく 北森カレッジ&森林のお仕事ガイダンス」をオンライン開催。参加者は2名と少なったものの、道立北の森づくり専門学院への入学と就業、林業の仕事内容について具体的な話があった。参加者で実際に体験に行くと言われる方もいて、満足度が高かったようだ。 福井県は「福井県 公務員セミナー&相談会」をリアルで開催。学生及び社会人を対象とした福井県職員の募集セミナーで、9名の参加。社会人4名(女性1・男性3)、学生5名(男性のみ)。県人事委員会と県警察本部の担当者が事前準備と当日運営を行った。セミナー後の個別相談は、人事委員会対応が6名、移住定住対応(当窓口)が2名。初めての県職員募集セミナー開催となった。 群馬県藤岡市は「多野藤岡ってどんなところ??移住者が日々の暮らしについて話します!」を82名が参加してオンラインで開催した。県職員の仕事や採用試験について、社会人経験者試験を受験予定の方及び関心のある方へ向けたオンライン説明会。実際に本試験を経て入職した県職員による試験対策や、民間企業から公務員を志した理由等を具体的に聞いた。 静岡県は「静岡県西部の達人に聞く “私の移住物語”」をオンラインで開催。静岡県西部地域森町に移住した地域おこし協力隊員と、浜松市に移住したお笑い芸人コンビ「やらまいかカンパニー」をゲストに迎えてのオンラインセミナー。移住した経緯や地域の魅力について語っていただいた。11名が参加し、40代~60代男女の参加が目立った。 富山県は「第4回 全部伝えます!富山移住セミナー “地方移住に車は必要? YES or NO”」をオンラインで開催。車の免許がない方、免許は所持しているがペーパードライバーの方の相談が多いため、今回は車なしでも生活できるかがテーマ。結論は提示せず、車がなくても生活できる地域を紹介するとともに、車がある場合の利便性も案内。また通勤や業務に車が必要な場合も多いことを伝えた。20名が参加し、好評であった。

セミナースペースなどが8階へ、総会で可決

8月も下旬に入り、夏は盛りが過ぎ、陰りを感じる陽気となっている。時の移ろいは早い。23日は東京・九段下にある暁星中学校・高等学校の中学生2名、高校生10名がアンテナショップをめぐる中で「地方自治体のブランド戦略や地方の移住政策、各県の課題など」について調査を行う一貫で、ふるさと回帰支援センターへ見学にきた。さすが歴史のある私学は問題意識が高いと感心し、翌日にはその感想文が送られてきた。その中では、ほぼすべての都道府県がブースを構え、移住相談を行っていることに驚き、将来移住ということを考えたときには利用したいと感想を述べていた。 また、24日には臨時総会を開催した。これは現在の4階と8階に分かれているセンターを効率的、効果的な運営のために、8階にスペースの空きが出たことから4階部分を8階の移住相談コーナーの真向かいに引っ越すことにする。それにともなって引越し費用などが発生することから、総会を開いて費用を基金から出すことを議案として提案し、可決していただいた。順調に行けば、11月1日には4階部分はすべて8階に引っ越すことになる。 取材、来客は、23日は朝日新聞「仕事力2022」の取材。24日は自民党富山県連の県会議員1名、富山市議会議員2名、魚津市議会議員1名、滑川市議会議員1名など7名の視察があり、熱心な意見交換ができた。午後には鹿児島県出水市長が視察に見えられた。 地方移住セミナーは、2週間で13回行った。 8月10日には、群馬県がオンラインで「IT・エンジニア xリモートワークの本音を語る会」を開催した。みなかみ町と高崎市に移住したテレワーカー2名を迎えてのトークと質問。53名が参加し、リアルな話はテレワークを目指す視聴者に大変参考になったと思う。お二人とも仕事に集中し、家庭内での時間も大事にされているようだったが、今後徐々に地域のかかわりも待ちながら田舎暮らしを体感してもらえたらよいと感じた。 8月18日は兵庫県が「ひょうごで働こう!おためし企業体験 事前説明会 in TOKYO」を会場とオンラインのミックス開催。兵庫県労政福祉課の事業「おためし企業体験」の説明をメインの企画に、兵庫県の交通・文化などの簡単な解説、就職活動に関するアドバイスを加えた内容であった。平日の昼開催でもあり集客はリアル3名のみだった。次回は時間帯の再考を検討したい。 愛媛県は「移住先の決め方ファーストステップ 〜そもそも移住相談って何をしているの?〜」をオンライン開催。年間5,000件以上の移住相談が寄せられる愛媛県で、多くの相談に対応してきた板垣コンシェルジュが 相談内容などを説明。49名が参加し、家や仕事の探し方や、相談する前に家族で話しあっておくべきことは何かなど、具体的な質問がたくさん寄せられた。 19日には、群馬県が「自然史博物館からお届けする子育て満喫ライフ~親子で満喫!恐竜コーナーのリモートツアー付き!~」をオンライン開催。富岡市「群馬県立自然史博物館」にて、迫力ある展示物の紹介や施設内をリモートツアーで巡ったあと、子育て中の移住者より、家探しや移住のステップ、地域ぐるみでの子育て事情等を聞く二部構成。“恐竜”というキーワードに惹かれ、首都圏以外の方など41名が参加し、群馬の魅力を伝えた。 福島県は「第1回福島県 移住×仕事セミナー 移住と就農ってどう準備すれば良いの?」をミックス開催。漠然と就農への憧れを持つ移住希望者をターゲットに、就農3年目の南郷トマト農家と県農業振興公社就農支援センター長がゲスト。就農方法(独立就農・雇用就農・地域おこし協力隊)によるメリット・デメリット、農業技術の習得(研修)方法、選ぶべき作物、年間・1日の農作業スケジュール等をレクチャー。参加者10名中7名は女性、参加者の多くが熱心にメモを取りながら聞いており、途中退出者もいなかった。 20日は、青森県弘前市が「ひろさき移住・農ある暮らし」をミックス開催。就農をテーマにしたセミナーで、Uターンりんご農家2組をゲストに招き、農業法人への就職と独立自営就農の2つのパターンを紹介。弘前ファンの方から本気で就農を検討している方まで、様々な層の17名の参加があった。 大分県は「おおいた暮らし塾 暮らしと転職セミナー&個別相談会」をリアル開催。6の市町と就職・移住全般の大分県移住相談会で、17組の申込に対し13組20名が参加。年代は40~50代の夫婦のみ(もしくは子育て終了)が多かった。オンラインも含めて32件の相談で就職相談が多かった。 長崎県は「長崎県で働こう!U・Iターン転職個別相談会in東京」をリアル開催。事前予約制の転職個別相談会で8名の募集に対して満席の申込(1名欠席)。年齢は20代前半から50代、Uターンが1名、その他Iターン。パートナーが長崎出身で結婚を機に長崎へ移住される方が2名、年内または2023年4月までに移住が決まっているなど、真剣相談が5組、漠然が2組。事前に履歴書、職務経歴書を提出頂いているため、レジュメを見ながら相談対応を行った。 鹿児島県奄美群島は「奄美群島 島暮らし相談会」として、オンライン個別相談会を初開催した。3組限定の枠に10組近い申込みがあり、世界自然遺産にも登録された奄美群島の人気を改めて実感した。参加者からは、集落行事、地域のコミュニティ、台風の影響など離島移住についてしっかり情報収集したいと熱心な質問が続いた。参加者全員の真剣度が高く、現地訪問の話も出るなど、初開催にして嬉しい結果となった。 群馬県は「オンラインぐんま暮らし交流会」と題し、群馬県内のUIターンを積極採用している企業と求職者とのオンライン交流会を開催。企業紹介のあとの各ルームには進行役が1人スタッフで付き、参加者からの積極的な発言を促し、企業からの話を取りまとめており、オンライン上でも対面時のようにコミュニケーションを多くとれる工夫があった。参加者は全員顔出し、本名表示し、参加者からも必ず発言できるよう、能動的な参加ができる仕組みであった。18名が参加した。 福島県は「GOOD FRAME CATCH FUKUSHIMA」と題して、浜通り(南相馬)・中通り(郡山)・会津(西会津)の3地域に移住し、地域活性・地域資源の掘り起こし・起業家育成に取り組む若手3人によるリレー形式のトークイベントをオンライン開催。それぞれが仕事や地域との関わりの中で、よそ者目線で地域を捉え評価。ふくしまのことを良く知らない参加者に向けて、地域特性・住民気質・地域に眠っている資源等の紹介から、将来の地域の可能性やそれぞれがやってみたいことを熱く語った。27名が参加した。 21日は和歌山県が「農業×移住 わかやまセミナー」を、6月から3ヶ月連続で開催してきた農業セミナーのトリとしてオンラインで開催した。就農希望者の支援を行う「新規就農者受入協議会」が2団体参加し、研修内容や支援制度について紹介した。質疑応答では、本気で就農を検討している方々から多くの質問が飛び交った。セミナー終了後には個別相談会も実施。全体で22名が参加。 愛媛県は「愛あるえひめ暮らしフェア\仕事・住まい・暮らしを相談/」をリアル開催。今年度3回目の東京での相談会。6市町(松山市、宇和島市、西条市、上島町、伊方町、松野町)の出展に加えて、移住と転職をテーマにした先輩移住者のセミナーを開催した。就職活動をサポートする「ジョブカフェ愛work」の担当者をゲストに迎え、自分の強みを生かした就職活動の重要性を聞いた。30名が参加し、小さいお子様と一緒に参加された方が目立った。  

ふるさと回帰フェアのポスターなどは26日に発送

気のせいか、スーツケースを引いた人が多いような気がする。今年の夏は昨年のような行動制限もなく、お盆の休みに入りそう。しかし、コロナは相変わらず幅を利かせている。これも慣れによるものなのかは分からないが、政府は手をこまねいているようだ。ただ一方で、政府は、マスコミ報道によれば予定を1ヶ月前倒して内閣改造を行った。目的がいまひとつわからないが、安倍元総理の銃撃事件など、従来では考えられない暴挙があり、ウクライナへのロシアによる侵略や台湾問題が米国下院議長の訪問によって一挙に緊張が高まるなど、この国を取り巻く情勢は大きな転換点にあることは確かなような気がする。 センターは、情報誌の発行や9月の「ふるさと回帰フェア2022」のチラシやポスターの作成などで広報部門は大忙し。これも26日には各自治体などへの発送が行われる。また、やっと9月24日の前夜祭の自治体代表のパネリストが決まった。記念講演は県下35自治体すべての自治体がセンター会員となり、移住者受け入れの体制が整い、21年の人気ランキングが5位に入った群馬県の山本知事が「移住推進のための戦略的地域づくりとは」をテーマに話す。パネル討論は、山本知事に加え、政府から大村総務省地域力創造審議官、自治体代表が17年間で400世帯の移住を達成した萩市の釼物佳代子総合政策部課長補佐、センターから小生。モデレーターは都立大の山下祐介教授(地域社会学)に務めていただく。 7月の相談件数がまとまった。相談件数等は4915件と7月としてはコロナ禍前の2019年に次ぐ多さとなった。相談件数等では広島・福岡・長野・山口・静岡が健闘した。セミナー参加者を含む数では長野・群馬・広島・静岡・北海道の順となった。セミナー開催は63回を数え、参加者では長野・群馬が300名を超えて健闘した。 取材、来客は、5日は群馬県地域創生部西副部長が連携強化をさらに図りたいと来訪。率直な意見交換を行った。セミナー開催も次年度は倍増を目指したいと決意を語っていただいた。宮城県加美町ひと・しごと推進課長が来訪。愛媛県愛南町清水町長他も来訪。読売新聞長野支局の電話取材。10日は静岡市葵区前田区長が来訪。政令市では唯一の移住相談ブース開設に尽力された方で、移住・定住推進アドバイザーへの就任を要請した。 地方移住セミナーは10回開催した。 8月3日は、富山県が「第3回全部伝えます!富山移住セミナー『ソロ地方移住』」をオンライン開催した。単身で富山に移住した女性の体験談や現在の生活を紹介。仕事の探し方、コミュニティーへの溶け込み方、単身であるが故に困ったことなど質問も多岐にわたった。41名と参加人数も多く、予定を30分超過し大盛況であった。 8月5日 は、長野県が「The信州の山~『山が好き』から始まる信州暮らし~楽園信州移住セミナー」と題して、登山好き、山空きをターゲットにオンライン開催。最初の30分間はプロローグとして、市町村担当者やゲスト10人で山で食べるとおいしいもの、山での出会い、好きな山のテーマでカジュアルなトークを展開。その後、信州登山案内人で登山ガイドの方から「信州の山の多様性」について聞いた。山のある環境が好きで大町市へ移住した方の話や市町村からは山の中での暮らし、3,000m級の山にすぐにアクセスできる暮らし、ハイキングやトレイルラン、渓流釣りなど様々な楽しみ方を紹介。53名の参加者は、20代から60代まで男女比は半々。首都圏のほか、大阪、福岡からも参加があった。アンケートでは「山の情報を伝えつつ生活や支援など移住定住の説明をバランス良く盛り込んでおり、イメージを持てた」「『移住を決めた頃の感動が今も続いている』という言葉は心に残った。考えすぎて動けなくなる事が多いので、直感も大事にしたい」という感想があった。 8月6日には、茨城県が「第3回いばらき暮らしセミナー『ゼロからはじめる農と生活』」をオンラインで開催。今年度3回目の開催で、就農されたイチゴ農家さんと農林振興公社とのクロストークを実施した。告知はセンターのHP・FB・Twitterで行い、6名の参加者は、50~60代の男性が多かった。 佐賀県は「~起業で開くNEXT DOOR farm to table 考える肉屋の挑戦~」を会場とオンラインでミックス開催。「考える肉屋」TOMMY BEEFさんは、牧場と食肉加工、カフェを経営。有名な「佐賀牛」ではなく白石町独自のブランド牛で勝負していることに、参加者からは熱心な質問があった。7名が参加。 兵庫県は「移住相談窓口担当者によるワイワイガヤガヤ移住トークvol.1&相談会」をセミナ―ルームでリアル開催。各自治体の移住相談員がクロストーク形式で移住にまつわる“あれこれ”を話すというプログラム。内容は「仕事」「住まい」「近所付き合い」から「今自分が移住するとしたらどうする」「実際に現地に行って何をする?」といった実践的なことも。参加者は、30~50代の男性3名、女性7名で、相談会は3件。参加者の満足度は高く、アンケートは「とても良かった」との回答を得た。 新潟県長岡市は「長岡のはじめ方トークイベント~お試し移住と地域との関わり方~」を会場とオンラインのミックス開催。お試し移住施設の完成をきっかけに、地域を知ってもらうためのセミナー。長岡市在住の3名が、それぞれ独自の視点で地域の楽しみ方や関わり方を語り、盛りだくさんの内容となった。配信終了後には会場参加者が市の担当者と交流会を行い、次につながる場となったようだ。会場6名、オンライン25名の計31名が参加。 鳥取県は、「住む×働く鳥取県移住フェア」をオンラインで開催。7月開催のフェア参加者をやや上回り、トータル66名の参加。当日いくつかの自治体が欠席になったが、相談者はフリートークチャンネルやセミナー視聴等で空いた時間を有効活用できた様子。前回に比べ、多くの自治体へ相談予約を入れている方が多くみられたのは良かった。 8月7日は、石川県が「0からスタートいしかわの農林漁業」をミックス開催。農林漁業就業希望者をターゲットにしたセミナーで、未経験から農・林・漁業に就いた3名を招いた。農業・漁業のゲストは会場から参加し、就業の経緯や移住後の生活について語った。希望者には個別相談も行い、農・林・漁業すべての個別相談を希望された方もいて、会場も大変盛り上がった。計13名が参加した。 岡山県は「二地域居住応援セミナー~ヨク晴れ岡山~」をオンライン開催。今回は、「二地域居住」をテーマにテレワークやワーケーションをしたい方に向けて開催した。実際に東京と岡山を二拠点生活しているゲストのライフスタイルをYouTubeで生配信し、チャットでも様々な質問が飛び交った。20代~60代の幅広い年齢の29組が参加した。 新潟県は「にいがた暮らしセミナーvol.3 起業・開業のイロハを教えます!『やりたいこと』を新潟でカタチに。」をオンラインで開催した。ゲストは村上市、阿賀野市で起業した女性2名。小さい規模から時間をかけ少しずつ地域と関係性を築き、現在の仕事に至っているという話を聞いた。参加者からは、資金面や雪についての質問等も多かったが、最後にゲストから「皆さんのサポートをしたい。とにかく一歩、行動に移してみましょう」というアドバイスがあり、起業を目指す方には心強く感じたと思う。34名が参加し、大いに盛り上がった。

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センターは11日から1週間夏休み

8月に入り、東京はうだるような暑さとなっている。夏だから暑いのは仕方がないがそれにしてもの暑さである。コロナも連日記録を更新するような勢いで広がり、その禍が足元まで迫っているような感じがある。3年目ということで慣れもあるが油断大敵!「密」の回避や手の消毒、マスクの着用、体温のチェックなどを忘れずに励行していれば回避できると思っている。 ふるさと回帰支援センターは、8月11日の山の日から17日までの7日間、恒例の夏休みに入る。それぞれが英気を養って、秋の取り組みに備えて欲しいと思っている。 取材、来客は、29日は福島県会津振興局の局長が当日開かれたセミナー参加に合わせて来訪。懇談した。8月2日はNHK大阪の取材。NHKは、毎週火曜日の昼のニュースの後の「いいいじゅー!!」に見られるような、意欲的な番組制作に取り組んでいるようだ。福島県いわき市東京事務所所長があいさつに。埼玉県地域政策課主幹と意見交換。福島県矢祭町長、同棚倉町長が視察に。矢祭町は7名いる地域おこし協力隊の中から初めて結婚する人が出たと喜んでいた。3日は山口県美祢市議会議長が表敬訪問、滋賀県大津市佐藤市長が視察に、会員化を検討していただくことになった。4日は午後、日本一小さな市で知られる北海道歌志内市の柴田市長が見えられた。率直な意見交換ができ、しっかり移住者の受け入れに取り組もうと話し合った。 地方移住セミナーは10回開催した。 7月26日は、福島県相双地域が「ふくしま相双地方移住セミナー」をオンラインで開催。楢葉町、楢葉町、浪江町から4名のゲストを招き、話を聞いた。現地は、キャンプ場(天神岬)で開催したため、開放感があり気持ちよそそうだったが、音声やキャンプ場紹介のビデオが途切れる等のトラブルもあった。せっかくキャンプ場での開催なので、これにちなんだコンテンツもあってもよかったと思う。次に期待している。12名が参加した。 7月27日は、京都府が「【京都×移住×住居】『古民家に住む』という選択肢 vol.3〜じぶん仕様に、しつらえる〜」をオンライン開催。実際にゲストハウスをDIYした方をゲストに招き、どれだけの費用と手間と人件費がかったのか、また、大変だったことなどを伺った。実際に経験したからこそ話せる内容は、参加者にも響いたのではないかと思う。32名が参加した。 7月29日は神奈川県が「アノまちコノまち井戸端会議!海・山選べる”かながわ”でテレワーク移住」をオンライン開催した。セミナー開始前から参加者にカメラオンをお願いし、3割ほどの参加者がカメラオンで参加。参加者がほぼカメラオフで発言が少なかった前回に比べ、今回はゲストの話に頷く様子が見られたり、カメラオフでも積極的に話していただいたり、チャットで質問や感想があり、コンセプトに沿うセミナーに近づくことができた。前回セミナーの反省が活かされ、「交流する」セミナーに一歩前進したように感じている。定員20組に対して15組の参加。開催時間が平日夜だったのも良かったのかもしれない。全体で2時間弱のオンラインセミナーは、やはり飽きるし疲れるので、1時間にまとめられるとベスト。また、参加者へ次のアクションを促すようなイベントを続けて準備できると尚よい。 福島県会津地方は、「ちょっと会津de『しごと×くらし』してみない?」を会場とオンラインのミックスで開始。会場参加者6名、オンライン15名の計21名が参加した。セミナー前の個別相談会では各町の移住コーディネーター、就農コーディネーターが対応した。セミナーのゲストにはテレワーク移住の日本酒好きな人、転職とともに夫婦で移住し週末は野菜農家で副業している人、地域おこし協力隊として移住し現在はブドウと梨を育てワインをつくっている夫婦の3組が登壇。移住歴が浅いながらもそれぞれに会津の魅力を語った。ファシリテーターは地域おこし協力隊から、現在は移住支援を行っているUターン者だったので、移住の魅力だけでなく辛かったことの引き出し方が上手だった。 群馬県が、「『HANI×ぐんまな日々』埴輪から見える群馬の暮らし ~古代の王様と巡る夜の博物館リモートツアー~」をオンラインで開催。群馬県の東国文化を、暮らしと密接した内容で群馬県立歴史博物館の学芸員と移住者親子でトークした。事前に参加者から集めた質問に答え、移住前の疑問を解消した。98名の参加者を集めた。夏休み中の子どもの参加も複数あり、「歴史を学べた」と親子で群馬への関心を持っていただいた。 7月30日には、静岡県が「静岡まるごと移住フェア」をダイヤモンドホールで開催。静岡県内の多数市町が出展する大移住相談会で、リアルでは約3年ぶりの開催。194名の来場者の年齢層は幅広く、静岡県東部地域の三島市などは整理券を配布する盛況ぶりだった。来場者は地域未定であっても移住への真剣度は高いように思われ、同日に複数市町への相談ができるメリットがあったと思う。 埼玉県は「移住セミナー 埼玉ではじめる農ある暮らし~越生町で農ある暮らしを体感しよう編~」をオンラインで開催。20名の参加者は、英国はじめ県内、東京・千葉・神奈川からで、年齢層も30代~70代の方までと幅広い。越生町という埼玉でもあまり知名度がない自治体がメインだったが直前まで参加申し込みがあり、今年度第1回目の農業セミナーということで、埼玉での農ある暮らしへの関心の高さも伺えた。梅農家の女性園主のゲストの話もユーモアがあり、とても興味深かった。離脱者も少なく、最後の交流タイムでの質問も活発に行われた。 愛媛県は、「【DAY1】愛あるえひめ暮らしフェア in 東京」を会場で開催。今治市、松野町、上島町、砥部町と愛媛県の相談ブースで個別相談を行った。また、地域おこし協力隊として東温市に移住し、協力隊卒業後に就農して梨園を営んでいる方をゲストに迎え、移住のリアルな話を聞いた。「愛媛には行ったことがないけれど興味があります」という方もいて、興味を深めていただく良い機会になった。参加者は25名。 同日、愛媛県宇和島市、松野町、鬼北町、愛南町が「極南予(きわみなんよ)移住フェアー愛媛・宇和島圏域連携移住フェアー」を個別相談会形式で開催し、7名が参加。1部で開催した【愛あるえひめ暮らしフェア in 東京】の参加者が引き続き来場されるケースもあり、うまく連動できたと思う。参加者もあらかじめ相談ブースを決めているなど、本気度の高い相談もあった。 7月31日は、愛媛県が「【DAY2】愛あるえひめ暮らしフェア in 東京 えひめってどんなところ?」を連日開催し、31名が参加。宇和島市、鬼北町、松野町、今治市、松前町、久万高原町、ふるさと愛媛Uターンセンター(就職相談窓口)が参加した。夫婦での参加も多くみられ、本気度の高い方が多い印象だった。地域おこし協力隊や起業など、新たな挑戦をしてみたいとの声も目立った。また、出身者が多いのもうれしい結果だった。  

週末の北海道、東北6県の移住セミナーは賑わった!

どうも天候は相変わらず不順である。しかし、晴れれば真夏の太陽が照りつけ、夏本番を実感させられる。この時期は、例年秋口にかけて移住相談も増加していく時期である。ちなみに、24日日曜日の12階の「北海道移住相談会」と東北エリアの「~東北の魅力・暮らし大発見!東北移住&つながり大相談会~」はそれぞれ爆発的なコロナ感染者の増加の中で、それなりの集客があり盛り上がった。北海道はコロナ禍で3自治体のキャンセルが出て、40自治体が出展し、167組215人の参加。東北エリアもキャンセルが出たものの95ブースに246組320人の参加で昨年を大きく上回った。現段階までの移住相談件数も陰りは見えていない。 9月24日前夜祭、25日は本番の日程で開催される「ふるさと回帰フェア2022」は第18回目となる。有楽町の国際フォーラムが会場で、全国から350自治体が結集する。参加者は約2万人を見込んでいる。是非ともの参加をお願いする。 取材、来客は、22日は新潟県魚沼市長が企業誘致もあって、仕事があるので移住者の受け入れに取り組みたいと訪問があり、懇談した。午後からは総務省地域力創造審議官、地域振興担当官房審議官と懇談。地域力創造審議官には9月24日の夕方からのふるさと回帰フェア前夜祭のパネリスト参加を要請し、受け入れられた。その後、デジタル田園都市国家構想実現会議事務局長に初めてお会いし、意見交換。地方創生の継続を要請した。24日は共同通信の取材を受けた。26日はNHK仙台支局の取材。復興庁原子力災害復興班が来訪、懇談。岩手県滝沢市議会議長視察。鹿児島県鹿屋市長来訪。自治労本部元岡本書記長と懇談。27日、3ヶ月前に当選した三重県名張市長と懇談。しっかりと移住に取り組みたいと語っていただいた。福島県県南9市町村「ふれあいの場」創出事業実行委員会と意見交換。28日は宮城県名取市長来訪懇談。 地方移住セミナーは20回開催した。 7月21日には、福島県いわき市・白河市が「ふくしまのゲストハウスが提案!地域とかかわる週末プラン」を会場とオンラインのミックス開催。参加者は会場3名、オンライン19名、計22名だった。50代の参加者もいた20代の参加者が圧倒的に多かった。セミナーは福島の2つのゲストハウスの成り立ちから、そこに集う人たちの暮しぶりを聞いた。いわきにある“FARO”のオーナーの北林さんは、ご両親経営の商店をリノベし、ゲストハウスを2020年4月にオープン。訪れた人にいわきと繋がって欲しいという思いが伝わった。もう一つの白河の“blanc”は、同じく2020年に若者が集える場所を提供する事を目的に設立。実際に、20代の若者がさまざまな目的で集い、人を繋ぐ起点となっている。こうした動きが、福島の相双地区で展開出来れば、復興の大きな力になると感じた。ここに集まる若者たちは大学生ながら、より自分の興味のある事に傾注していく姿が見える。コロナの影響で自分の人生や、大学とは、と考える若者の姿が見えた。 広島県は「最新版!ひろしま暮らしの現在地 -広島で暮らしながら東京の仕事と給与で働くITエンジニアの目線-」をオンライン開催。ゲストは広島に進出したIT企業の人事担当、広島で働くITエンジニア2名、県の企業誘致担当。IT企業が広島に進出した背景や現地での暮らしについて伺った。16名が参加。 22日、23日は連日長野県長野市が「地域おこし協力隊募集 相談会」をリアル開催。毎年開催している、長野市の地域おこし協力隊についての個別相談会。23日には、12階で開催していた『信州で暮らす、働くフェア』の参加者が飛び込みで参加するなど、大型フェアと連動した対応もできた。相談者の年齢・性別も幅広く、1対1での相談会だったため、話もじっくり聞くことができたようだった。 22日には、群馬県・徳島県が「『徳島県&群馬県』コラボセミナー 移住相談員おしゃべりタイム!」をオンライン開催。全国各地の移住情報があるふるさと回帰支援センターの強みを活かした、移住相談員同士のトークセミナー。他県との文化や地域の違いや魅力、「移住は手段」であり理想の暮らしを創るお手伝いができることを、相談窓口の紹介と共に伝えた。50名が参加した。 静岡県は「移住×農業~富士山を望む農ある暮らし~」を開催。沼津市、裾野市に移住し自力で農業を始めた方がゲストのオンラインセミナーで、首都圏を中心に福岡県、宮城県、大阪府など遠方からの申込もあった。途中離脱者もなく、農業への関心の高さが伺えた。 23日には長野県が「信州で暮らす、働くフェア」を開催。297組402人が来場し、大変にぎわった。32市町村による個別相談ブースのほか、転職相談、農業、林業、地域おこし協力隊、医療従事者の転職、住まい関連、信州やまほいく(自然保育)、信州リゾートテレワークなど暮らし方、働き方ごとの相談や情報提供のできるブースを設置。本格的に移住を考えている方はもちろん、情報収集をはじめたばかりという方含め多くの方が参加した。トークライブでは、個性的な4名の移住や地域での活動をそれぞれ披露。それぞれ満席に近い様子だった。 富山県は「第1回富山県移住・転職フェア『みんな納得!ベストマッチ相談会』」を開催。23社の企業と9市町の参加で、3年ぶりの大会場でのリアル相談会の開催。企業、市町とも直前のキャンセルがあったものの、来場者は154名、本気度の高い方が多かった。 24日は、和歌山県が「【地方移住”ホンネ”サロン#16】ふるさと和歌山で見つけた!農業と人生を同時にアップデートする方法~都会にいたから気づけた、これからの農業の可能性と自分らしい生き方~」を開催。Uターン移住し、「農業プラスα」で自分自身の人生をアップデートするような取り組みをしている方2名をゲストに招き、これまでの経緯やこれからの目標を”ホンネ”で語っていただいた。参加者にとっても大変興味深い内容であった様子。会場とオンラインの同時開催で合計93名が参加した。 奈良県曽爾村は「移住セミナー~SONI CHALLENGE SUMMIT」を初めて開催。小さな村でチャレンジをしてきた方の「人生折れ線グラフ」を紹介した後、参加者自身のグラフをワークで作成・発表することにより、チャレンジしたいことの整理と、曽爾村での可能性を探る内容。4名が参加し、全員が積極的な自己開示により、有益なアドバイスが得られ、曽爾村への期待感が高まった時間となった。 北海道は「北海道移住相談会2022」を開催。3年ぶりの開催で、40団体が参加し、167組215名が来場した。コロナ前と同程度の参加人数ではあるが、テレワーク移住希望者や、若い子育て世代等新しい層の参加者が目立った。 山口県は「やまぐちYY!ターンカレッジ 第2回 『山口ではたらく part.1 ~農ある暮らし~』」として、農林業への就業をテーマに開催。セミナー前半の移住就業者のゲストトークでは、ゲスト(農業法人経営、林業従事者の2名)が自身の経緯や正直な現状を紹介。セミナー後半は、34名の参加者のうち10名が、周南市就農担当者、岩国市移住・就農担当者、山口県の就農窓口担当者・林業就業窓口担当者と個別相談を実施。具体的な行動を検討していた。男女比は2:1、参加者は40代以上が7割であった。

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今週、移住セミナーを20回開催!

梅雨の戻りのような雨天が続き、今日は東北地方が、明日は九州地方が、などと大雨の予報が出て、梅雨の末期のような天気が続いている。天気予報に注意し、備えを万全にしていただきたい。 今週から子どもたちの夏休みが始まった。心なしか、朝の出勤時の電車が少し空き始めたようだ。こうした中で各県や市町村主催の移住セミナーが今週(24日まで)だけでも20回の開催が予定されている。一方でコロナは18日には7万6000人が確認され、7日連続で7万人を超え、前週の月曜日の倍に達している。今回は感染型が強いとされるオミクロン型の派生型「BA・5」への置き換わりが進んでいることによるものといわれている。3年目ということで慣れもあるのかもしれないが油断大敵。マスクの着用、「密」の回避、体温のチェックや手の消毒など原則的な対応を欠かさず、なんとか乗り越えたいものだ。 今週末の移住セミナーは土曜日、日曜日で15回予定されている。とくに23日の土曜日は夕方の6時から「瀬戸内移住交流会」が兵庫・岡山・広島・香川・徳島・愛媛の6県が初めて開催、人気のエリアだけに期待が高まる。同じく12階のイベントホールでは11時から長野県が「信州で暮らす、働くフェア」を34自治体が参加して開く。富山県も11時から「第1回富山県移住・転職フェア『みんな納得!ベストマッチ相談会』」を11自治体参加で開催するなど大型のセミナーが続く。24日も12階のイベントホールで11時から北海道移住相談会を43団体が参加して開く。この日は同じく11時から東北エリアも「~東北の魅力・暮らし大発見!東北移住&つながり大相談会~」を6県98自治体ブースが出展予定で開催する。移住を考えている方にとっては見逃せない大型のイベントが続く。乞う!!!ご期待。 取材、来客は、15日は香川県監査委員の方の視察があり、意見交換した。監査委員の訪問は香川県だけで、緊張の中にも身が引き締まる思いがあった。20日は朝から北九州市議会議員団5名の視察があった。政令市に対する期待を含め、率直な意見交換ができた。その後、公明党長崎県議団3名の1年ぶりの視察があり、コロナ禍における移住相談の現状と傾向について意見交換を行った。このほか、NHK出版の担当者が来訪し、意見交換した。              公明党長崎県議団と 地方移住セミナーは11回開催した。 7月13日には、広島県が「遊びと暮らしのユートピア!幸福度が高まる安芸太田の暮らし」をオンラインで開催した。ゲストは、移住後フリーランスとして働くご夫婦、自然豊かな環境で子育てをする女性、様々なアクティビティを楽しむ男性、町の職員。それぞれの暮らしについて伺った。23名が参加した。 群馬県は「『移住』したから実現したクリエイティブな暮らし:群馬科2022(1限目)」を開催した。移住の目的をテーマとし「ぐんま暮らし」について、授業のように聴講するオンラインセミナーで、今年度6回開催する。第一回目の本セミナーでは、群馬県の中之条町、桐生市、高崎市へ移住をしてクリエイティブに暮らし、働く3名をゲストに迎え、既存コミュニティーとの関わり方や住民との距離感、群馬へ移住をした現在の心境について熱く語っていただいた。91名が参加した。 京都府は「【京都×移住×住居】『古民家に住む』という選択肢 vol.2〜古材を生かして、修繕する〜」をオンライン開催。前回の第一回のセミナーに引き続き、内容の濃いセミナーだった。冒頭音声のトラブルがあったが、無事開催できた。37名の参加者は、第一回のセミナーに参加された方がほとんどで、興味の高さがうかがえた。 14日に広島県は「森ガキ監督監修プロジェクト始動!23市町の動画制作するHIROBIRO WEEKEND CREATORS募集!」をオンライン開催。市町PR動画作成に向けたクリエイター募集セミナーで、ゲストは、広島出身の映画監督、県の移住コーディネーター、移住コンテンツのマネージャー。企画の背景や今後の進め方について聞いた。36名が参加した。 16日には長野県飯山市が「東京生まれ東京育ちの田舎満喫!雪国ライフ 北信州いいやま ふるさと暮らしセミナー」をセミナールームで開催した。2017年に移住し地域おこし協力隊を3年務めた方が移住体験談を披露。雪国ならではの暮らしの工夫や四季の美しさ、普段の生活がイメージできるような話を多くの写真と共に発表した。上下水道の話などのインフラ面や産業は、生活者として分かりやすい内容だった。除雪の時間帯や方法も具体的で安心材料となった。ゲストの自宅のベランダからの風景がとても美しく、日常的な自然の恵みが伝わってきた。地域の田んぼの稲の生育や色の移り変わりを見ているだけで癒されているという、「田んぼセラピー」という言葉も印象的だった。後半25分間は座談会。11名の参加者の素朴な質問に市役所担当とゲストが答え、対面開催ならではのコミュニケーションが実現した。小さな子どもと一緒の家族の参加もあり、にぎやかなセミナーとなった。飯山市からペットボトルお茶1本ずつプレゼント、アンケート回答者に蕎麦をプレゼントした。 静岡県静岡市は「ワークショップ型セミナー 静岡移住計画 自分好みの暮らしをするために~」を約2年ぶりのリアル開催。10名の参加者が先輩移住者と共に移住計画を深堀りし、移住前後の差異を少なくすることが目的。大切にしている価値観・移住後の理想の1日や未来年表を書き出した。 愛媛県内子町は「えひめ内子町移住フェア in 東京<テレワーク編>」と題して、初めての単独セミナーをリアル開催した。内容は、内子町のテレワーク環境をはじめ、テレワーカーの先輩移住者の話や、ワーケーションで内子町を訪れた事業者さんの話、参加者の質問も交えたクロストーク等。ゲストの場の雰囲気づくりや話し方、内子町の魅力の言語化が上手く、参加者が内子町の魅力に引き込まれていたように感じた。10名が参加。セミナー終了後、参加者同士でも繋がり盛り上がっていた。 鳥取県は「住む×働く 鳥取県移住フェア」を、15市町・8団体がオンライン開催した。参加者には、事前予約時に興味のある市町、目指す移住環境、現段階での移住への意向を記載してもらった。集客方法は、WEB広告、DM、SNS告知を中心に実施。継続相談者の参加も複数名あり、特に仕事や住まいについては、具体的に話が聞けて良かったという反応があった。48名が参加した。 17日には長野県南信州が「南信州つながりオンラインツアー2022~職人と出会い、地域を知る旅~阿智村&清内路フリマ、平谷村、根羽村から中継!」をオンライン開催。地域の概要説明のあと、ゴキゲンニッポン代表(松川町在住)の進行で、職人で移住者の3人と共に、3つの村を巡る旅をオンラインで展開。阿智村はパン屋を経営する女性が、ドイツで修行をつんだ後Uターンして、ドイツパンの店を開業。2児(3歳、4ヶ月)の母として、子育てをしながら地元に愛されるパン屋を経営している様子を披露。本日、初開催だった清内路地区フリーマーケットも紹介した。平谷村は、ファミリーで移住し、わら細工職人、観光ガイド、地域おこし協力隊、狩猟など、自分のやりたいことを次々と実行している元ツアーガイドの男性が登場。自分のやりたいことを果敢に挑戦できる村の包容力や人の魅力を紹介した。最後に根羽村でトマトを中心とする小林農園を一家で営む男性がお子さんと奥さんと登場。農業を通じて根羽村に雇用を生み出したいと奮闘する様子や、地域おこし協力隊で南信州にやってきた奥さんとの充実した生活の様子も語った。どの人もそれぞれの村への愛着が感じられるとともに、自分のやりたいことを応援してくれる村ならではのよさが随所に感じられるセミナーだった。最後に各村の今後のイベントを紹介した。参加者は9名。 岡山県は「おかやま起業相談会~おしごとカフェ~」を会場とオンラインのミックス開催。今回のテーマは起業で、移住後に起業をした先輩移住者、起業支援金担当者が東京に集結。前半は起業家によるクロストーク。後半の個別相談では話が大変盛り上がり次回の岡山視察の行先や地域の選定につながった。10名の参加者は、東京圏のほか、オンラインでは関西圏、岡山県内からも集まった。 宮崎県は「宮崎市 移住 リモートスタイル ~キックオフMTG リアル交流イベント~」をリアル開催、20代から50代まで幅広い層の9組10名が参加した。前半は宮崎市の利便性の良さやコワーキングスペースの紹介とともに支援制度を詳しく説明。後半のトークセッションのゲストは、リモートワーカーの夫婦。実体験を踏まえ、質問にも気さくに答えていた。セミナー終了後にゲストと「次は宮崎市で会いましょう」と連絡先の交換をする参加者もいて大いに盛り上がった。

印象に残る安倍元総理の施政方針演説! | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

印象に残る安倍元総理の施政方針演説!

8日の奈良市における安倍元総理に対するテロには驚いた。令和の時代においてこうした暴力事件が起こるとは信じられなかった。かつて1930年代には5・15事件などいくつかのテロ事件が起こり、その道は先の大戦につながった。多くの場合、こうしたテロに走るのには貧困や社会に対する不満、出口のない閉塞感など社会が荒廃していることによる場合が多い。こうしたテロが起こるほどにわが国は荒廃してしまっているのかも知れないと思った。 安倍元総理には格別の思いがある。彼が推進した地方創生に関連し、国会の施政方針演説などでふるさと回帰支援センターにかかわる地方創生に触れられ、「移住相談がこの10年で13倍に増加している」「地方移住をしっかり進めるためには全国に1000ヶ所の移住相談センターが必要」と語っている。こうした発言は私どもふるさと回帰支援センターの取り組みに対して大いなる励ましとなった。また、昭恵夫人は、かつて早稲田大学でふるさと回帰フェアを開催したときに参加され、山口県のブースに行かれて、激励していただいた。また、この時、福島県金山町の赤かぼちゃを味見され、「おいしい」と言って元総理に食べさせると購入いただいたことを思い出す。心からご冥福をお祈りする。そして、ご供養のためにもより一層のふるさと回帰支援センターの前進を心に誓っている。 6月の相談件数がまとまった。従来からの集計によれば4204件で、2018年6月の4253件、2019年6月の4771件に次ぐ件数であった。ただ本気度の高い電話、メール、面談による移住相談は過去最高の2993件に達し、コロナ禍の中で地方移住の勢いは衰えず、人気度は広島・福岡・宮城・静岡・山梨の順となっている。従来からのセミナーを含む参加者数では広島・高知・山梨・富山・福岡の順となっている。 取材、来客は、12日は新潟県糸魚川市の谷村建設・梅澤氏、長野県立科町の三矢工業、山口県周防大島町新山元町会議長が表敬訪問。日本経済新聞の取材。13日は岐阜県下呂市山内市長、岐阜県議会平岩議長と午前中は移住人気が高まっている岐阜県関係者の来訪が続いた。午後には栃木県大田原市相馬市長、同定住応縁隊坂内代表が見えられた。大田原市は市長が変わったことから、改めて移住者の受け入れに取り組みたいと顔を出された。愛媛県東温市は市議会議員団2名と全国農業協同組合連合会菅野会長が東温市出身ということで同行され、意見交換した。 先週は地方移住セミナーを10回行った。 7月6日に京都府 が「【京都×移住×住居】『古民家に住む』という選択肢 vol.1 〜探す、そして計画する〜」と題してオンラインセミナーを開催した。実際に古民家リノベをされている建築家の方から、古民家を買い改修するまでの流れについてレクチャーがあった。41組51名が参加し、参加者の半分以上は今まで相談対応した方であった。移住を検討している方にとって聞きたい内容だったのではないかと思う。シリーズ開催のため、次回も楽しみだ。 8日には、北海道南空知地域が「『北』にあるけど『南』そらち 北海道南そらちを知るオンラインセミナー」を開催した。年代・居住地共に幅広い13名が参加。市町の発表は短時間でまとめ、クロストーク部分で地域の暮らしがわかる会話が行われ、担当者も丁寧に回答していたのが好評だった。 島根県は「移住の先輩が語る!地方暮らしのアレやコレ vol.1」をオンラインで開催した。県の西部・益田市に移住した30代女性をゲストに、移住に至る経緯や現在の暮らしぶりのほか、地域の結びつきが強いメリットや困りごとなども紹介した。地域行事やお裾分けの料理など近隣住民との交流の様子を写真を交えてわかりやすく伝え、移住後の暮らしの具体的なイメージを持つヒントとなった。6名が参加した。 9日には新潟県上越市が「令和4年度第1回上越市ふるさと暮らしセミナー ファミリー移住×上越暮らし」をオンライン開催。神奈川県より移住した夫婦が、以前の暮らしとの違いを、子育てを切り口に話した。子育て施設の職員が親切で、移住を検討するきっかけになったという言葉が印象的だった。参加者は2名だったが、事前質問も多く、セミナー終了後は個別相談の申込みもあり、本気度の高い方が参加していただいた印象。内容が良かっただけに告知・集客が今後の課題と感じる。 福井県は「福井県地域おこし協力隊募集セミナー」を会場とオンラインのミックス開催。6市町15名の協力隊募集のためのセミナーで、50代夫妻2名と20代男性1名が来場された。少人数参加のため質疑応答他で1時間ほど個別対応できた。20代男性にお試しテレワークを勧めたところ、積極的に検討されるとのことだった。 奈良県は「奈良で働く相談会 in 有楽町-奈良で働いてみませんか、暮らしてみませんか-」をリアル開催。今年度初の奈良県セミナーは、入退室自由の座談会形式と就職個別相談の2本立て。10名の参加者は主に40代~60代で、20代の参加者も見られた。個別相談は早くに満席、座談会には奥大和エリア担当の県庁職員が飛び入り参加するなど、リアル開催ならではの充実ぶりとなった。 宮城県南三陸町は、「せきららトーク『ぶっちゃけ、地元の人から見た移住者ってどうなの?』 」をリアルで開催。地元でもリーダー的存在のゲストを3名(うち1人オンライン)にお話しを聞いた。まず参加者を3グループに分け、ゲストも交えた自己紹介など交流時間を10分程度、その後は、南三陸町を写真で紹介(ウニなどの海産物や漁業の様子、里山での暮らしや果物などの生産物)し、オンライン参加のゲスト宅の牛舎とぶどう畑を中継で映した。トークタイムでは、地元住民目線で移住者についてどのように思っているのか、移住者と関わるなかでショックだったこと、こうしてほしくないことなど、せきららにお話いただき、逆にどのように関わると地元住民の輪に入れていくのか具体例を交えて伺った。20代から70代までの男女10名が来場し、アンケートでは、「移住者に対するリアルな声が聞けて良かった」と大変満足いただけたようだ。 10日は、北海道上士幌が「北海道十勝 上士幌暮らしセミナー 上士幌町でのちょっと暮らしを経て、今」をミックス開催。会場、オンライン合わせて15名の参加者は40代以上が多く、家族構成は単身者と世帯で約半分ずつ。お試し暮らしを経て移住したゲストが、今に至るまでのことや、移住者目線で毎日の暮らしのリアルを語られたのが興味深かった。 三重県は「ええとこやんか三重移住セミナー わたしにも出来るリノベーション」をミックス開催した。家の改修支援制度などについての紹介の後、鳥羽市へ移住をし、自身でリノベーションをした方の話を聞いた。家を購入する際には、残置物の処分に費用について事前に交渉をした方がいい事や、YouTubeなどでプロからセミプロまでリノベーションの方法を紹介をしているので、それらを参考にすると良いなど具体的なお話を聞いた。希望者にはセミナー後に個別相談を行い、セミナーでは聞けなかったより詳しい地域の紹介をした。会場参加者は「夏休みなどを利用して現地を見に行きたくなった」という方もいて、現地訪問に繋がるよう今後もフォローをしていきたい。参加者は20代から60代まで10名。 福島県県中地域は「ふくしま移住計画セミナー ~佐藤夫妻が福島移住のリアル話します!~」をミックスで開催した。ゲストは、東京から須賀川市にUターンした30代の佐藤夫妻。夫はデジタル推進支援やデジタルプロダクト開発を行う郡山市の(株)プレイノベーションで活躍、妻はゲストハウス運営・ライター・ウェブデザイナーと幅広い仕事をこなす。セミナーでは、特にこれから福島への移住を検討している若い世代に向け、自分たちが福島移住後にQOL(クオリティ・オブ・ライフ)が高まったこと、福島で生活する為には、移住後の生業と暮らしを明確にし、自分たちで創り出すことも重要あることを具体的に説明した。会場、オンライン合わせて22名が参加した。

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国家的な課題が山積、投票に行こう!

今回の7月10日の参議院選挙はどうも低調だという情報がマスコミから流れている。ロシアによるウクライナへの侵略もあって、わが国の安全保障や防衛問題、はたまた憲法改正から日常的な暮らしやエネルギー問題など課題が山積しているのにどうしたことかと心配している。選挙は国民の義務と考えるがいかがであろうか。私はここ何十年も選挙だけはしっかり行って投票している。 コロナ禍もあって、各県の移住相談が増加しているが、滋賀県もこの間、相談件数を伸ばし、5月はこの5年間の移住相談の平均値の倍の相談件数になっているとの報告が上がっている。加えて、大阪を取り巻く京都・和歌山・兵庫の各県も過去最高の相談件数を記録している。滋賀県は京阪神の奥座敷的な要素を持ち、自然環境もよく守られ、県民性もよく、かねがね住みやすい地域と思っていたが、これもコロナ禍の影響があるといえる。他に、中京地区を取り巻く、三重県や岐阜県も5月としては過去最高となっている。 こうした状況の中で、移住希望者は「どこで、誰と、何をして暮らす」のかをしっかり考えて、移住相談に来ていただくことが失敗しないためにも大切なことと考えている。受ける側の自治体側は、受け入れ体制を整えて、受け入れていただくことをお願いしたい。 取材、来客は、7月1日は愛知県新城市議会議員の視察があった。2日は唯一政令市で移住相談ブースを開設し、成果を上げている静岡市議会の議長など5名の議員団の視察があり、率直な意見交換を行った。その中では、成果については満足しているとの考えも示された。6日は佐賀県の山口知事が、時間が空いたからと顔を出され、相談ブースを激励された。7日は新潟県糸魚川市米田市長が久しぶりに見えられ、2016年12月の大規模火災からの復興も進み、本格的に移住に取り組みたいということで率直な意見交換を行った。8日は三重県の服部副知事が視察に見えられ、最近の状況などを説明し、懇談した。また、岡山県の町村会長の鏡野町の山崎町長も久しぶりに顔を出され、要望などを受けた。 先週は13回の地方移住セミナーが開催された。 6月29日には、北海道日高地域が「北海道“ひだか”オンライン移住カフェ~初夏編~」を開催。平日昼40分間で開催し、司会と参加市町の掛け合い形式を中心に、気候の話や休日の過ごし方などを伝えた。33名が参加し、「昼の時間を有意義に過ごせた」「わかりやすく端的にまとまっていて情報が頭に残った」と好評だった。バーチャル背景を駆使して町内のスポットを紹介するなど工夫をすることでテンポよく進行できたセミナーとなった。今後も同スタイルで情報発信を続ける予定。 佐賀県は「起業で開くNEXT DOOR ~温泉街に移住して、古道具と洋裁と喫茶のお店、はじめました~」をオンラインで開催した。起業をテーマにした全11回の連続セミナーの4回目。今回のテーマは、「個店・場づくり型」で、「古道具とリメークと喫茶」のお店をオープンした夫婦をゲストに迎え、移住・起業の経緯やお店の様子、今後の目標について聞いた。人との出会いが佐賀県への移住や今の暮らしへつながっているとの話が印象的だった。8名が参加した。 栃木県は「食のオアシスとちぎでテレワークしてみませんか?」をオンラインで開催。矢板市と佐野市にフォーカスを当て、とちぎの食とテレワークについて紹介した。矢板市へUターンし今は移住者のサポートもしている方、佐野市へIターンし佐野らーめんのお店を開業されたご夫婦2組のゲストがそれぞれの体験を語り、トークセッションではチャットで様々な質問が出た。15名が参加した本編はウェビナー配信だったが、その後ミーティングへ移動し質疑応答を受ける時間も設けられており、5名程がそちらへも参加した。 7月2日には、徳島県が「とくしま・丸ごと魅力発見!ハイブリッド型移住相談会をミックス開催した。内容は自然・ネット環境の良さを活かし、阿波徳島ならではの「アワーケーション」推進事業の紹介、移住の極意、個別相談など。徳島へほとんど行ったことがない方から移住決定済みの方まで幅広く参加、会場10名、オンライン11名の合計21名が参加した。 佐賀県は「さが暮らしセミナー Vol.6 ~佐賀県職員として働きませんか?~」をオンラインと会場のミックス開催。「公務員という職種はない」というキャッチコピーで、公務員セミナーの従来の堅苦しいイメージを払拭するようなユニークな視点で開催した。グループトークでは3つに分かれ、先輩職員を交えて活発なトークで盛り上がった。リアル参加は予約された方全員に参加頂き本気度の高さが伺えた。会場参加12名、オンライン参加18名。 愛媛県は「先輩移住者と話すホンネ交流」をオンラインで開催。20代から50代まで幅広い層の9名が参加し、移住の先輩や移住コンシェルジュと話す交流会を行った。就農や農ある暮らし、田舎暮らしに興味がある方が多かったように感じた。園地の借り方や地域の人との距離感などリアルな話がたくさん聞けた。 愛媛県は同日、動画を見ながら地域を紹介する「まるごと紹介!えひめってこんなところセミナー」をオンラインで開催。移住の受け入れに積極的な八幡浜市と新居浜市を取り上げた。八幡浜市は移住体験ツアーに参加し、お子さんと移住した女性、新居浜市は離島・大島に地域おこし協力隊として移住した男性にそれぞれ話を聞いた。愛媛県で同じ海沿いの地域でも、東予と南予で異なる風土や環境があることを紹介できた。26名が参加した。 7月3日には、神奈川県小田原市が、参加交流型トークイベント「小田原の先輩移住者と直接話せる」を会場とオンラインのミックス開催。まず、動画で小田原の景色とそれぞれの暮らしぶりを大画面で紹介(買い物の様子、海遊びやBBQ、ロードバイクや湘南ベルマーレフットサルクラブの応援など)、ワクワクする演出がよかった。フリートークでも参加者から色々な質問が出て、盛り上がった。今回は参加交流型ということで、定員を会場15名・オンライン5組としていたが、満員御礼で当日の欠席もなく参加率100%となった。また、セミナー後のアンケートでは、ほぼ全ての参加者の移住意欲が高くなったという回答がありうれしい結果となった。市民の紹介で移住した人に特典を付与する「リファラル移住制度」がこの7月からスタートし、市民が活動するきっかけになっていくと思われる。これからの小田原移住ブームがどうなるか楽しみだ。 長野県は「起業のノウハウ勉強会 楽園信州移住セミナー」をリアル開催。起業を漠然と考え始めた方をターゲットにし企画。県が運営する創業支援拠点「信州スタートアップステーション」が、県内で実施する起業希望者向けワークショップのショートバージョンとして実施した。ゲストは自分の原体験を振り返り、やりたいことを見える化することが大切と提案。起業体験談として、⻑野県の特産品りんごの残りかすを有効活⽤したりんごレザーを開発し、オリジナルバッグの企画販売を立ち上げたゲストの30代女性が、原体験と経営理念を披露した。これらの話を基本に、参加者は自身の原体験を振り返り、ビジョンを言語化するため感情曲線を書き出し、ビジョン(成し遂げたい世界観)を考えるワークを実施した。中盤は参加市町村(長野市、岡谷市、小諸市、千曲市、箕輪町、小川村)及び、長野県宅地建物取引業協会から5分ずつの起業に向けた補助金や起業実例、サポートする市民の温かさなどを具体的に紹介。後半40分間は個別相談会。7名が参加した。 群馬県は「群馬県職員採用試験説明会」を開催した。社会人経験者試験を受験予定の方及び関心のある方へ向けた、県職員の仕事や採用試験についてのオンライン説明会。実際に本試験を経て入職された県職員による試験対策や、民間企業から公務員を志した理由等を具体的に聞いた。約80名が参加した。 大分県は「おおいた暮らし塾 in 東京 個別移住相談会」をリアルで開催。13の市町と起業、就職・転職、農業、移住全般の話ができる大分県移住相談会。11名の申込に対し10組14名が参加。年代は40-50代が多く男女比は7:3であった。予約制だったが予定より多くのブースで相談をする様子が目立ち、真剣さが感じられた。 愛媛県は、「愛あるえひめ暮らしフェア」と題して、県内の市町や仕事の相談窓口と個別相談ができるオンラインフェアを開催。今回は県庁所在地の松山市が特に人気だった。県の窓口では、コミュニティに入る方法や仕事の探し方、おすすめのスポットなどについて紹介した。漠然と移住を検討し始めた段階でも気軽に相談できるので、移住準備の第一歩に活用していただきたい。

移住・定住新任担当者研修会を開催

まだ、6月というのに梅雨明け宣言がなされた。そして、連日30度後半の気温が続き、26日には経済産業省が初めて電力の需要ひっ迫注意報を発令した。今後とも酷暑が予想され、27日にも東電管内で午後4時半から5時の電力の予備率が3.7%まで下がったことから節電を呼びかけられた。それにしても異常な暑さであり、電力不足にとどまらず、水不足も懸念されるなど、わが国を取り巻く状況は国内外を問わず、政治、経済を含め、四方八方で困難なことが目白押しのような状況にある。 30日、例年行っている「移住・定住業務新任担当者研修会」が45自治体の参加で開かれた。テーマは「移住・定住施策と地域づくり」と「移住相談員の心構えとセンターとの連携について」で、講演の後、10班に分かれてワークショップを行い、実践的な学びを共有した。 取材、来客は、23日は時事通信の取材、石川県加賀市からの来訪。24日は自治労副委員長、島根県共済原田会長来訪。28日は日経新聞取材、山口県県民生活課長来訪、千葉県地方自治研究所理事長来訪。29日は広島県神石高原町長挨拶。30日福島県田村市企画調整課渡辺氏来訪、広島県北広島町議会議長、同議員視察。 先週は地方移住セミナーを10回開催した。 6月24日には、鹿児島県霧島市が「鹿児島県霧島市移住相談会」をオンラインで開催した。鹿児島空港からのアクセスが抜群で美味しい水と泉質豊かな温泉に恵まれ、四季折々の自然を満喫できる霧島市の担当者がオンラインで直接移住相談に対応した。霧島市は長年移住に取り組んでいる県内でも人気の地域で、予約枠の4組はすべて満席となった。 岡山県は「おかやまぐらしナイター移住オンライン座談会」を実施。岡山県内の12市町と相談員が参加した座談会形式のセミナーで、移住前に地域に「知り合い」と呼べる人を作ることをコンセプトにした企画。関東圏、関西圏、中国地方と様々な地域から15組17名が参加し、複業、農業、アルバイトなどの多様な働き方や、住まいの探し方、物価の違い、子育て環境などについて質問が出た。 25日は、京都府が「京都移住のイロハ -移住に向けたファーストステップ-」を会場とオンラインのミックスで開催した。福知山市に家族4人で移住・農業をスタートした男性をゲストに、移住の進め方や、地域で暮らすにあたっての心構え、移住にかかったお金など、具体的なエピソードを聞いた。また、最長1年まで借りられるお試し住宅の情報に参加者は興味津々の様子だった。会場とオンライン合わせて17名が参加、会場には家族や夫婦の参加者もいて、熱心に話を聞かれていた。 新潟県は「にいがた暮らしセミナーvol.2地元企業への『就職』で『Uターン』がもっと楽しくなるヒントを学ぶ」をオンライン開催。ゲストは、新潟県にUターンして伝統文化や技術を継承し、魅力を発信する企業へ就職した女性2名。移住時の心境や、新潟での生活についてリアルな声を聞くことができ、参加者からも仕事内容について質問が飛び交い盛り上がった。また、燕市・三条市・五泉市について自治体から説明があり、詳しく知ることができた。7名が参加した 和歌山県は「移住×農業 わかやまセミナー 農ある暮らし~入門編~」をミックス開催。県庁職員として働く傍ら、農ある暮らしを実践するゲストに、和歌山県の農業・移住に関する話を聞いた。参加者は、会場、オンライン合わせて26名で、農業に関心はあるがまだ実践していない方ばかりだった。「暮らしに農業を取り入れてほしい」との思いから、来場者には自宅で作れる梅シロップ作成キットの配布があり、好評の様子だった。 徳島県阿南市は、「持続可能な社会の実現~阿南市の挑戦ep.1」と題したセミナーをリアルで開催した。阿南市でチャレンジを続けている事業家をゲストに迎え、「東京から見る阿南市」、「アクティビティとSDGs」、「Made In Ananの農業」というテーマでそれぞれゲストトークを展開。海・川・山がそろった豊かな自然をもちながら、自然と調和した産業都市としても発展している阿南市の特徴を印象付けるセミナーとなった。7名が参加した。 山梨県は「自然と暮らす『新しい住まい』の見つけ方」と題して、例年開催の自治体と住宅系企業が参加して行うイベントをミックス開催。コロナ禍でオンライン中心での開催が続いたが、3年ぶりに出展自治体がリアルで出展、参加者も会場28名、オンライン14名と賑わった。参加者の滞在時間も長く、複数自治体を巡る方が多かった。セミナー、個別相談ともに盛況で、出展自治体からも久しぶりのリアル参加に手ごたえを感じる声が多かった。 26日には静岡県が「海と暮らす。~静岡でマリンレジャーのある暮らし~」と題して、海辺暮らしの魅力を伝えるセミナーを2年半振りに対面式で開催した。海沿いの町・伊東市、牧之原市、御前崎市に移住し、それぞれのスタイルで海辺暮らしを楽しんでいるゲストを会場に迎え、魅力を存分に語っていただいた。その後、ゲストや自治体の担当者を交えて3グループに分かれての座談会を実施。7名が参加。対面で質問もしやすかったようで、大いに盛り上がった。 山梨県はやまなし農業セミナー「私たち移住して農家になりました!」をオンラインで開催。県の就農担当者から農業の特徴や支援制度の説明があり、先輩就農者2組(果樹農家と野菜農家)を迎えたゲストトークを展開した。トークでは就農のきっかけ、候補地、作物をどのように選んだか、土地や家はどのように確保したか、1日の流れやお金事情などリアルな話をいろいろと聞くことができた。就農支援センター職員からの解説もあり就農希望者にとって大変参考になる内容だった。参加者は17名。 富山県は「第2回 全部伝えます!富山移住セミナー『地方でなりたい自分を実現する』」を、「それって都会じゃないとできないこと?」をテーマに開催。Uターンし県内でeスポーツ関連事業を展開している方を特別ゲストに、日々のルーティンや仕事の進め方や拠点についてなど富山での生活を聞いた。また、氷見市・射水市・富山市・魚津市・黒部市・入善町の自治体からは、地方での挑戦に対する支援についても聞いた。クイズコーナーもあり、参加者も積極的に発言して明るいセミナーとなった。27名が参加した。 神奈川県は「みんなで話そう! 湘南でテレワーク移住」を湘南地域の3市町が参加してオンラインで開催。テレワークの普及後、海がある湘南での暮らしを求めて移住した先輩移住者の暮らしぶりや、テレワークで利用できる施設のほか、地域やコミュニティの魅力を紹介。海岸からの中継を交えるなど湘南暮らしの魅力をライブで体験できる工夫もあり、参加者からも好評だった。11名が参加した。

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NPO通常総会、議案は原案通り承認された

21日に開催された認定NPOふるさと回帰支援センターの第25回通常総会は第1号議案「2021年度事業報告」、第2号議案「2022年度事業計画」、第3号議案「役員の選任」がそれぞれ原案通り承認された。また、今回(一社)移住・交流推進機構業務執行理事の椎川忍さんが新たに顧問に就任され、従来以上に連携を強め、協力しあって地域から日本を元気にさせたいと決意が述べられた。このことにともなって、私が向こうの組織の顧問に就任することが確認されている。 19日には高知暮らしフェア2022夏が開催され、移住フェアには県下全34市町村が出そろい、168組232名の参加があり、同時開催の就職フェアには地元の企業50社以上が出展し、53組57名の参加があった。このフェアは26日にも大阪で開催する予定。 取材、来客は、16日内閣官房のデジタル田園都市国家構想実現会議事務局の高原事務局長が来訪、これまでとこれからの取り組みについて議論した。17日は全国賃貸住宅新聞の取材。22日、いわき市創生推進課小島課長他が来訪。山陰中央報聞取材、大分県竹田市土居市長来訪。 先週の地方移住セミナーは以下の通りである。 6月15日に福島県が「『地方(いなか)』で起業を夢見るあなた、いわきでその『夢』叶えませんか?」を、若い世代へ訴求するためYou Tubeライブ形式で実施した。U・Iターンの形で起業を果たした3組のゲストが、移住経緯や地域との交流などを話し、いわき市に決めた経緯や支援制度の使い勝手などを紹介。経験に裏打ちされた話には視聴者からのコメントも多く寄せられた。ライブ配信で事前登録不要、という要素が奏功したためか、59名が視聴した。内容はYoutubeの「IWAKIふるさと誘致センター」チャンネルで視聴可能なので、ご覧になってみてはいかがだろうか。 広島県は「瀬戸内の島から学ぶ地域との関わりシロ~あなたも新たな一歩を踏み出してみませんか?~」と題したオンラインセミナーを開催。瀬戸内海の島で地域に根付いた暮らしをしている移住者3名に招き、地域での活動や人々との暮らし、移住の経緯について聞いた。ゲストは、自分がやりたいこと、自分が地域でできることが地域とマッチするということが重要と考えており、関わりながら地域の未来を作っていく大切さを伝えていた。15名が参加した。 16日には京都府が「しごと&くらしお悩み相談会」と題して、京都移住コンシェルジュと就職相談員がペアとなりオンライン個別相談を受け付けた。京都府全般の漠然とした相談希望に対して、地域情報や就職事情などをトータルで案内することができ、本相談会のメリットが活かせた形となった。 17日には、長野県が「平谷村農山村親子留学説明会~夏休み 親子移住ツアー絶賛募集中~」を実施。R4年度に初の「農山村親子留学」受け入れをする平谷村の説明会。人口400人に満たない小さな村ではあるが支援制度、教育費・給食費無償などの手厚い助成があり、体験ツアーは一日一家族限定で、自由なプランで体験が可能。後半は本気度の高い参加者が熱心に質問され、終わりに「すぐに現地体験に行きたい」と言われていた。10名が参加した。 18日には岩手県雫石町が「サラリーマンから田舎でコメ作り 先輩移住者の就農物語」を会場とオンラインで実施した。ゲストは地域おこし協力隊を経て、町内の集落営農法人に勤める先輩移住者。移住に至る経緯から農業に携わるようになるまでの道のり、現在の生活などを紹介。等身大の暮らしぶりが伝わる内容で、参加者からは「移住前から移住後までの話を詳しく説明いただけ参考になった」と好評を得た。会場6名、オンライン11名の参加者は20代から60代まで幅広い層であった。 同日、岩手県が「あのヒトは今、あのマチの今 ~Uターン先輩の足取りと暮らし~」と題して、釜石市と山田町の移住者4名をゲストに、Uターンと沿岸暮らしの実情を伝えるセミナーをミックス開催。メリットやデメリット、金銭面や休日の変化などをゲストに聞き、自治体紹介も合わせて行い生活イメージを深めてもらった。会場、オンラインそれぞれ7名ずつ参加。防寒対策や光熱費、Iターン支援制度など質問も多く寄せられ、関心の高さがうかがえた。 熊本県は「くまもとに暮らす人のある1日を見てみたら意外と○○だった件」をリアル開催した。熊本県内3市町が参加し、各地の魅力と暮らしぶりをクロストーク形式で紹介するセミナー。参加者は8名と多くなかったが、後半の個別相談会は、県庁・熊本県相談員・3市町いずれにも相談希望があり、じっくりと情報収集ができる有意義な時間となった。 三重県は「三重県UIターン就職情報セミナー みえの移住就職はじめてガイド」として、移住と就職の両方をテーマに、セミナーを実施。県内の仕事や生活事情のほか、三重県へのUIターン就職・転職を果たした先輩移住者の体験談、県内の企業3社の仕事や採用情報も具体的に紹介。参加企業や就職相談員への相談を希望する参加者もおり、次のステップへつながる内容だった。 19日は岡山県が「瀬戸内×古民家くらしき移住はじめの一歩セミナー」を開催。去年も大変好評だった「倉敷市×瀬戸内×古民家」がテーマのセミナー。20組22名が参加した。セミナーでは、全国古民家再生協会岡山第一支部の代表による古民家の基本や選び方について、更に代表の拠点である「倉敷市下津井地区」のまちおこしの取組を紹介した。座談会では、先日岡山に視察をした参加者もいて、古民家についてさらに具体的な質問がでたほか、下津井への視察希望など、様々な話題で盛り上がった。

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5月も過去最高の相談件数だった

6月も中旬。12日に関東、14日に近畿、東海、北陸なども梅雨入りし、鬱陶しい季節となっている。梅雨入りは、東京はほぼ平年並みだが、他は遅かったようだ。 先週末の大型フェアは、コロナも幾分落ち着きつつある中で、リアルとオンラインで、ほぼコロナ禍前の勢いで、それなりの集客があった。 11日に東海・近畿エリアが「地域とつながるきっかけ作り!<交流&移住>井戸端会議Vol.3」を12階カトレアAで、広島県が「ひろしま広域都市圏移住フェア2022」を12階カトレアBでオンラインを含むハイブリットで、大分県が「第2回おおいた暮らし塾in東京(空き家セミナー)」を3階グリーンルームで、それぞれ開いた。12日は香川県が「香川県移住フェアin東京2022」を12階カトレアで開催した。 このうち、東海・近畿エリアと広島県は、コロナ前の19年以来3年ぶりの開催で賑わった。東海・近畿エリアは26自治体・団体が参加、来場者数は147組155名で、ほぼ2019年開催時と同程度。広島県は、山口県の2自治体を含む17自治体の参加で、比較的漠然層が多い149名の参加者でオンラインの参加も43人。それぞれが市町と面談し、移住のイメージが深まったようだ。会場内では仕事や暮らしのセミナーも開かれ、賑わった。 5月の移住相談件数がまとまった。例年のことながら連休もあり、少ないものの3,000件を超えて3,190件と、5月としては過去最高の件数に達し、依然として移住希望者の拡大傾向が続いている。移住相談等では広島・福岡・山口・山梨・長野の順となり、セミナーの集客については愛媛・群馬・長野・広島・福島の順だった。全体では広島・長野・愛媛・福岡・山梨と山口の順となっている。 取材、来客は、8日に京都府舞鶴市副市長が視察に見えられ、懇談した。9日はソーシャル・サービスが来訪、テレビ信州がセンターを取材。10日は立憲民主党の2名の都議会議員が、11日には都民ファーストの会の都議が視察。14日は静岡県菊川市長が視察し、その様子を静岡新聞が取材。市長としっかり移住の受け入れに取り組みたいと意見交換した。また、雑誌「BE-PAL」編集部から問い合わせがあった。 合同フェア以外の地方移住セミナーは以下の通り。 6月11日にリアル開催した大分県「第2回おおいた暮らし塾in東京(空き家セミナー)」には、43組86名が参加。特に、過去にセンターへ相談に来られた方が多数来場。自治体担当者と直接顔を合わせることができ、本気度を確認できた。DIYをテーマにした空き家セミナーも、満席になるほどの盛況であった。 愛媛県は4階のセミナールームB・C・Dで「愛あるえひめ暮らしフェアin東京」を開催。これまでオンラインにて定期的に開催しているフェアを今年度からリアル開催することとなり、その第1回目。今回は、今治市・四国中央市・八幡浜市・西予市・鬼北町の5自治体と就職・就農がそれぞれブースを構えて個別相談会を実施し、同時に別室でセミナーを開催した。ゲストには関東から松山に移住した先輩移住者の方を迎え、リモートワークをテーマにお話をしていただいた。質問も多く出て、久しぶりのリアル開催だったが活気のあるセミナーとなった。19名が参加した。 長崎県は「長崎県で働こう!U・Iターン転職個別相談会in東京」をセミナールームで開催。長崎県の就職専任相談員が、県外からの就職・転職に関する相談を受ける個別相談会。20代~50代の幅広い年代の5名の方が参加し、長崎の就職支援の手厚さに驚く参加者もいた。 12日には、香川県内15市町の担当者や関東圏から香川に移住した先輩移住者が、かがわ暮らしの魅力等をお伝えする「香川県移住フェアin東京」を3年ぶりにリアル開催し、91組139名が参加した。直島へ移住した音楽プロデューサー福島節さんによるミニコンサート、今年開催している瀬戸内国際芸術祭2022を紹介するセミナーもあり、エンターテイメント性にも富んだ内容だった。 長野県長野市は「子どもの可能性をのばす長野教育移住 長野市移住セミナー」をオンライン開催。長野地域にある教育機関「OZ-Field(オズフィールド)」、「グリーンヒルズ小/中学校(学校法人いいづな学園)」、「みんなの学校」の代表・保護者が集まり、各機関の教育の特徴や長野地域の移住情報などを紹介した。長野地域の豊かな自然を活かした五感を刺激する学びが印象的だった。また実際にそれぞれの学校に子どもを通わせている保護者からは移住のきっかけや長野での暮らしについて語られた。10組15名が参加した。 茨城県は「第2回いばらき暮らしセミナー&FREAK’S『日常が非日常~Out Door Life~』」オンライン開催した。“The Camp”FREAK‘S STORE店内にシェアコミュニティ型ワーキングスペース&FREAKを立ち上げた加藤さん、結婚を機にUターン転職し趣味のアウトドア等好きなことやこだわりを形にしている緑川さんをゲストに迎え、日常にアウトドアを取り入れた暮らしをテーマに話を聞いた。緑川さんは理想の暮らしを詰め込んだ自宅から中継し、庭で普段からバーベキューや家庭菜園を楽しめる様子を伝えた。参加市町村からはまちのお勧めのアウトドアスポットなどを紹介した。想像以上に自然が多いことなどに驚く参加者もいた。6組8名が参加した。

各県のオンライン市町村個別相談会が広がってきた

東京は昨日、梅雨入りした。ほぼ平年並みの突入だ。なんとなく、道端のあじさいも勢いを増している感じだ。東京はコロナも落ち着いた感じで、人出も多くなってきた。先週末の4~5日、各県の移住相談ブースでオンラインの市町村主催の個別相談会が開催され、人気となっている。4日の土曜日は北海道・岩手県・群馬県・山梨県・静岡県など5県が開催したが、群馬県、岩手県は初開催。帯広・十勝、陸前高田市、藤岡市、甲府市、韮崎市、中央市、浜松市が登場した。浜松市は商工会議所の協力を得て開いた。5日は北海道帯広・十勝、静岡県伊豆の国市が開催した。ちなみに、この市町村個別相談会は、昨年は499回開催している。移住セミナーは昨年、562回開催で合計1061回、増加する移住希望者に寄り添った相談の場の拡大は、一人でも多くの本気の移住希望者に寄り添うためにも必要なことで、更に拡大したいと思っている。 また、5月31日現在の自治体会員が明らかになり、4月末から28自治体が増加し、494自治体と500自治体まであとわずかとなった。内訳は福島県が5自治体、千葉県ほか4県が2自治体、13県が1自治体。例年4,5月は新規加入が多くなるが、今年はさらに多かった。これも移住希望者の増加に連動したものと喜んでいる。また、山梨県は5月の相談件数が過去最高で、特徴は20代から30代、子どものいるファミリー層、農ある暮らし、比較的便利に暮らせる地方都市希望などが目立ったようだ。 取材、来客は、7日に5月26日からオープンした東京都の西多摩地域と東京の島々を対象にした移住相談ブースが開設されたことから「東京七島新聞」の取材があった。まだ開設して10日あまり、反応や反響などを聞かれてもまだ応える材料がない。しかし、各方面では関心は高いようで、これからの展開に注目といったところ。担当移住相談員は新島での移住生活を15年実践した男性で、より離島への移住希望者に寄り添った相談ができるのではと期待が高まっている。福島県浅川町副町長が視察にきた。この町は県中通り南部、阿武隈地域に位置し、石川郡にある。地方移住の現状を視察に来た。福島テレビから問い合わせがあった。 地方移住セミナーは7回行った。 6月1日は佐賀県が「起業で開くNEXT DOOR “事業承継でイノベーションを起こす”」を開催。連続セミナー3週目で、よろず支援拠点コーディネーター、佐賀県事業承継・引継ぎ支援センターサブマネージャーなどが事業承継について事例や具体的なプロセス、注意点や支援内容について紹介した。参加者にとって、具体的な検討の参考になる内容だった。5名が参加した。 2日には広島県が「現役地域おこし協力隊員が語る!なった経緯と応募前に考えたい事~募集内容も公開!」を開催。尾道市、呉市、世羅町で地域おこし協力隊として活動する3名をゲストに迎え、協力隊になった経緯、現在のミッション、将来について聞いた。募集内容のチェックポイント、応募の決め手、面接の内容などかなり深い内容まで聞くことができた。特に任期の3年後について、最初から未来を見据えていたのか、日々の活動の上で決めていったのか、など応募する上で気になるポイントも網羅していた。19名が参加した。 4日には佐賀県が「株式会社プロシップ x 株式会社ディックソリューションエンジニアリング~IT企業で働きませんか~」と題して、大学生対象に2つのIT企業を紹介するセミナーを開催。(株)プロシップは固定資産管理に特化したシステムでニッチな市場で認知度が高い企業。(株)ディックソリューションエンジニアリングは自動車の自動運転制御システムや電気を供給するシステムなども手掛けるSEのプロ集団。両社とも難しい業務内容を就活中の大学生に分かりやすくプレゼンし、IT企業への就職を目指す大学生にとって非常にためになるセミナーであった。6名が参加した。 新潟県は「農業+商品開発で“子育て×里山暮らし”をもっと豊かにする」を開催。2011年に移住し3人の子育てをしながらさつまいもの無農薬栽培と女性農業経営者コミュニティの運営を行う方と、農事組合法人を三ヶ村で運営する方から話を伺った。「食の価値を上げたい」という事業に対する思いや農ある暮らしが子育てに与える影響などについて語られた。トークセッションでは参加者からは農業や子育てなどについて様々な質問が寄せられた。 埼玉県川島町は「川島町 地域おこし協力隊 募集セミナー」を開催。地域商社やふるさと納税を盛り上げる地域おこし協力隊を募集中で、町担当者と現役協力隊がわかりやすく業務を説明し、やりがいや町への思いを語った。3名が参加し、個別相談にはつながらなかったが、ひき続き募集を続けていくとのこと。 長野県は「ツナギビトと考えるゆるやかな移住~つながりと暮らしの魅力~」を開催。「ゆるやかな移住」をテーマに、人と人とを結びつける2人のツナギビトが語った。東京と南信州下條村で二地域居住をしている方の話を、南信州で外から来た人と地元の人をつなげる方がインタビュー。二地域居住の暮らしの様子や、地域とのつながり方、移動時間の過ごし方まで実体験をもとに語られ、参考になる内容だった。下條村のキャンプ場から中継した。 5日には石川県が「能登半島の“くらし”と“しごと”」と題して、能登地域に位置する珠洲市・穴水町・能登地域移住交流協議会(七尾市、中能登町、羽咋市)から移住者ゲストを招き地域の方との交流や慣習、移住者がどんな職に就いているかなど様々な話を聞いた。石川県では初めての会場&オンラインのハイブリット型セミナーだったが、会場参加者9名のうち5名が個別相談につながった。

愛媛県、昨年度移住者4910人と過去最高に!宮城県市長会9市長視察 | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

愛媛県、昨年度移住者4910人と過去最高に!宮城県市長会9市長視察

東京のプラタナスの緑が日々濃くなっている。いよいよ6月に入った。日も長くなり、夏も近いと実感させられている。 4月から始まったNHKのドキュメント番組「いいいじゅー!!」が5月31日火曜日のお昼のニュース終了後の12時20分から始まった。ウクライナ戦争でニュースが延長されたこともあってスタートが遅れていたが、やっと1回目が放映された。今後1年間放映される予定だ。次回は7日の同じ時間。乞うご期待!28日に東京交通会館12階で開催した「九州・山口・沖縄 暮らシゴト2022」は開催自体がコロナ禍で久しぶりである。リアル形式で行われ、コロナ前の活気を取り戻したような9県51自治体が参加。来場者は277組346名(速報値)と賑わった。参加した自治体も相談者が多く、昼食をとる時間のなかった自治体も多く、成果のあったフェアとなった。 この程、愛媛県の2021年度の移住者等についての報告が明らかになった。移住者については過去最高の4910人となった。前年度比2450人で99.6%増となった。移住先としては松山市が最多の1938人。松山市、今治市、西条市で全体の約7割の3443人を占めた。移住元は東京圏と大阪圏で全体の4割以上を占めている。年代では20代が最多の1779人、30代が889人で全体の5割以上を占めた。 1日午後、宮城県市長会が視察に見えられた。県の市長会の視察は初めて。見えられた市長は仙台市・大崎市・気仙沼市・白石市・名取市・角田市・多賀城市・岩沼市・富谷市の各9市長。当初、参加を予定していた東松島市・登米市の市長は急用で残念ながら欠席となった。随行者が各市長にそれぞれ付き、市長会事務局など総勢23名の視察団となった。私の方から、移住を取り巻く全国状況や各自治体の取り組み、当面の課題などについてご説明申し上げた。こういう形で、地方6団体が各県ごとに視察に見えられるのは大歓迎である。 取材、来客は、27日がNHK「いいいじゅー!!」制作プロダクションと番組放映開始から1ヶ月の打合せ。出来たこと、出来なかったことなどを率直に意見交換した。また、5月から移住相談ブースを開設した都総務局行政部17名の視察。八丈島町議会議長、他議員3名視察。28日は福島県南相馬市担当部長、同課長他と意見交換。31日はいわき市東京事務所長、同課長と意見交換。6月1日は気仙沼市赤川副市長、青森県担当角田課長、福岡県大牟田市高井良副市長が来訪、懇談。2日は広島県三原市岡田市長来訪。市長はUターン市長で知られる。兵庫県姫路市東京事務所山下所長懇談。 地方移住セミナーは10回行った。 5月25日は山口県が「山口暮らし 夜の相談会2022」をオンラインと会場のミックスで開催した。県の創業支援窓口「やまぐち産業振興財団」の担当者が来場し、相談員と一緒に対応した。相談者は、現在公募中の「創業支援金」に応募される予定の方と、退職後に独立して地域貢献をする事業を検討中の方の2名。山口県は全国的にも創業相談の伸び率が上位ということもあり、今後も連携して対応していきたい。 佐賀県は「起業で開くNEXT DOOR 地域おこし協力隊から起業する」をミックス開催。佐賀県よろず支援拠点と連携して開催する「学び」と「事例」全10回で構成する起業セミナー、学びの第2回目。ゲストには、地域おこし協力隊から起業した特定非営利活動法人灯す屋代表理事の佐々木さん。7名が参加し、若い方・女性も多かった。起業は考えていたが協力隊入口に始めるということは考えていなかったという方もおり、地域での起業に必要なことを知る良い機会となった。 27日には、長野県が「ふらっと立ち寄れる居場所ができる“多拠点”という暮らし 楽園信州移住セミナー」をオンライン開催。前半は東京と長野の2地域居住をされている方をゲストに迎え、「多拠点」暮らしの定義や、メリットやデメリット、心構えなどについて聞いた。後半は参加自治体(小諸市・茅野市・千曲市・飯綱町・信濃町)が、それぞれの多拠点の事例や、おすすめの情報を紹介した。自治体ごとに個性があり、多拠点の可能性に気付いてポジティブになることができるセミナーだった。38名が参加した。 28日には山梨県が「やまなしで起業する! 地方ビジネスのはじめ方&支援制度活用術」をオンラインで開催。「起業・創業」をテーマに山梨中央銀行の担当者が資金計画と、起業支援制度について解説した。また山梨で起業した先輩2名によるトークも開催。果物販売事業を行う方は、地元の最高峰の果物を日本・世界に発信したいという思いを、ボディペイントができる写真館をオープンした方は、出産を機に移住へ至った経緯や実際に活用した制度などを紹介した。6名が参加した。 富山県は「全部伝えます!富山移住セミナー」をオンライン開催。人気企画の「おうちでとやまさんぽ」では、参加市町村の担当者が富山の今を動画で紹介。射水市は観光でも人気の内川エリアから、空き家をリノベーションしてお店をオープンする方のインタビュー映像を、氷見市は移住応援センターから出発し、町を紹介しながら海まで歩く様子を中継した。各市町村が準備した映像でそれぞれの個性が伝わった。18名が参加した。 岩手県は「いわてわくわく住まいセミナー」と題して、移住者への住宅支援に力を入れる県内3市町が参加し、「住まい」をテーマに開催した。移住体験住宅を利用した体験ツアーの様子や、空き家バンクの登録物件とその周辺環境を動画で紹介した他、先輩移住者の実体験に基づく物件探しのコツや、移住前に検討すべきポイントなどを具体的に紹介。県内の住環境や支援制度がイメージしやすく、参加者にとって参考になる内容だった。13名が参加した。 愛媛県は「愛あるえひめ暮らしフェア」を5月21日に開催したオンラインフェアの2日目として開催。前回はセミナー形式、今回は個別相談会形式で実施した。今年度からの取り組みとして【総合案内】【街】【先輩移住者】【地域おこし協力隊】【就職】などのカテゴリーを設け、相談者が特に関心のあるテーマを選択できるようにした。13名が参加した。 29日には神奈川県が「今日からスタート!私の移住プロジェクト。-かながわでお試し移住-」を開催。小田原市、三浦市、箱根町、清川村の移住担当者と、お試し暮らしや移住相談窓口を担う地元のキーパーソンが参加して、お試し暮らしで地域を知るメリットを伝えた。22名が参加者し、参加者からの事前質問にも詳細に答えて充実した内容となった。 和歌山県は「わかやま移住相談会」として、和歌山県(市)、田辺市、由良町の4ブースでの移住相談会をリアル開催した。4つの時間帯に分けて各回30分のご相談とした。当日参加も含めて満席と盛況であった。同じ方が各地域をはしごして相談される傾向がみられ、14名の本気度の高さがうかがえた。 群馬県は「SDGs持続可能な暮らしを楽しむ“群馬での暮らし”+ランプシェードワークショップ」を開催。富岡市の移住者で造形作家の齊藤公太郎さんをゲストに招き、実践している持続可能な暮らしについて聞いた。移住前の生活との激変ぶりや移住して得た豊かな経験を気さくに語る姿は参加者を引き付けたようだ。35名が参加し、一緒に木製ランプシェードを作るワークショップも盛況であった。  

来訪者、続々と!

ここ数日、東京は五月晴れが続いている。コロナが収まりつつある中、25日は朝から来客が続き、嬉しい悲鳴となった。まず、10時には山形市議会鈴木議長が視察に見えられた。次いで山口県岩国市議会片山・植野両議員、鹿児島県日置市議会池満議長が、佐賀市議会堤議長が、広島県竹原市議会大川議長がそれぞれ見えられた。 午後からは石川県能美市議会田中議長が、福井県大野市の石山志保市長も顔を見せられた。市長は環境省出身ということ共通の知り合いの話題で盛り上がった。聞くところによれば全国市議会議長会が直ぐ側の有楽町国際フォーラムで開催されるとのこと。その前に、ということで朝から立ち寄っていただいた。それぞれの方々は公務で忙しいとは思うものの、時間を取って顔を見せていただけるのはそれだけふるさと回帰センターが知られ、覗いてやろうとの思いがあってのことと大歓迎である。また、夕方には富山県知事政策局舟根次長・成長戦略室長が立ち寄られ、10月にスタートする富山県創業支援センター、富山県創業・移住促進住宅の説明を受けた。 今年で5年目となる移住相談ブース出展自治体との意見交換会は中間点を過ぎ、先が見えてきたようだ。江森事務局長を中心に、稲垣副事務局長、宗像部長、早田部長、谷村部長の体制で、各団体1時間をメドに行っている。今年の特徴として、それぞれ工夫をこらした移住受け入れの取り組みを行っていることが目についた。また、出席者が担当課長級以上の方も増えており、意気込みを感じさせるものとなっている。この1週間の中で行われた意見交換会では、岩手県が過去5年間で、センターに置かれているブースでの相談件数は一貫して右肩上がりで、昨年は1,289件に達している。また、宮城県は相談者のU・I・Jターンの割合はIターンが50%と大都市仙台市を抱えることもあって一つの傾向を示している。福島県は2015年から2020年までの6年間で一貫して移住世帯が増加している。特徴のひとつは県内7振興局に2017年度から各1名の移住コーディネーターを配置していること、また今年度からモデル地域「お試し移住村(3エリア程度)」を用意していることなど。 取材、来客は、19日はNHKクローズアップ現代の取材。20日は山形県真室川町副町長、三重県地域連携部長、徳島県農林部長、秋田県議会柴田議長。24日は静岡県袋井市議会議員団4名。25日愛知県東三河総局長ほか。26日はテレビ東京取材。 地方移住セミナーは8回行った。 17日には、広島県が「~"働く場所"だけじゃない~ ひろしまコワーキングスペースの世界 【広島・尾道・庄原編】」と題して、広島市、尾道市、庄原市でコワーキングスペースを運営している3名をゲストに迎えてオンラインセミナーを開催。スペースが、人と人の偶然の出会いやつながりをつくったり、情報集積の場になるなど、地域コミュニティを知る存在になっており、移住者とのかかわりにもオープンな様子が伝わった。23名が参加した。 18日は佐賀県が「企業創業x佐賀移住 起業で開くNEXT DOOR」として、連続セミナー全10回の初回を会場とオンラインのミックスで開催。3週連続学びセッション「起業は誰にでもできる」の第一回のテーマは“起業チャンスをつくるツボ、こっそり教えます”。3回に分けてレクチャーする事で初心者にもわかりやすく、また3つのワークをオンライン参加者に投げかける事で興味とやる気を掻き立てる内容となった。最後に佐賀県独自の支援制度の紹介があり、佐賀県の移住に対する熱意の高さを感じた。 20日は、福島県が「誰も教えてくれなかった“地方移住”のはじめかた」をオンライン開催。福島県東京事務所職員とセンター福島県相談員が、ふたりで会話をしながら、移住を考え始めた段階の層を主対象としてさまざまに話題を提供して展開していた。参加者を定員制にした上で、随時投票形式でのアンケートを参加者に求めたり、チャットでの質問を場面ごとに呼びかけるなど、 Zoomのウェビナーを使ってのセミナーながら参加型のセミナーとして運営していたことが印象的であった。23名が参加した。 21日は、京都府が「いなか子育て&教育 vol.1~自然の中で、育てたい!-3つのユニークな園を巡る-」と題して、大自然の中でのユニークな子育てをテーマにしたオンラインセミナーを実施。宇治田原町、亀岡市、与謝野町の3つの保育園の園長先生・先輩パパ・ママがゲスト。園長先生からは自然活動を積極的に行う、できるだけ大人が手を貸さず「自分で考える・感じる」を大切に、などそれぞれの園の考え方を紹介。クロストークでは、スーパーや病院が少ない大変さ、習い事について、選ぶ学校によって送り迎えが大変などの具体的なお話があり、田舎で子育てしたい移住希望者の関心を集めた。 島根県は、「しまね暮らし入門セミナー」をオンライン開催。島根暮らしの入門編をテーマに島根定住財団スタッフとセンターの竹田相談員の2名のトークでお届けした。19の全市町村をスライド形式で紹介。参加者からチャットで島根弁でのトークを求められ、会話が進むにつれて二人のネイティブな島根弁を聞く事ができ、和気あいあいとした回となった。12名が参加した。 愛媛県は『愛あるえひめ暮らしフェア』を2週にわたり開催。1週目の21日は、第1部に「えひめ移住ファーストステップセミナー」として移住を考え始めた初期層の方をターゲットとしたセミナーを開催。都会と地方の違いや、移住までのステップ、仕事や、家計についてなどをお伝えした。先輩移住者とのホンネ交流会では、ゲストに首都圏から宇和島市に移住された方2名をお招きし、都心とのギャップやコミュニティについてなどお話いただいた。49名が参加し、チャット形式で質問も多く出て、盛り上がった。 2部では「Uターン移住者の話を聞いてみよう!」と題して、先輩移住者2名(上京後、他拠点生活を経てUターンした人、首都圏で整骨院をされてから戻った人)をゲストに話を聞いた。本気度の高い移住者の方が6名参加、具体的なプランも決まっている方もいた。先輩移住者もアクティブに活動されている人であったことから交流会でも盛り上がった。 22日は、茨城県が「空き家ではじめるLocal Life」をオンライン開催。常陸太田市と大子町で空き家をリノベーションして暮らす移住者や二地域生活者をゲストに迎え、茨城での暮らしを語った。キャンプや畑作業、地域とのかかわりが日常生活にあること、自分でもっと暮らしを楽しもうとしている様子が伝わった。石岡市、常陸太田市、高萩市、牛久市、大子町も参加し、空き家紹介や地域の暮らしを紹介した。9名が参加した。

高知県、移住者の8割が40歳以下!

はっきりしない日が続くなど天候は不順だが、東京も緑があふれる季節を迎えている。この程、4月の移住相談件数が明らかになったが2,978件、7ヶ月続いた4,000件の移住相談件数が2,000件台まで落ち込んだ。それでも調べたら4月としては過去最高の数字となっていた。例年、4月、5月は年度の変わり目ということで移住相談や移住セミナー開催は少ない。移住セミナーについては4月は7回と、多い月の1/10という少なさだ。こうしたことの中で、コロナ禍も影響していると思われるが健闘しているとそれなりに評価できる。順位は福岡県・広島県・静岡県・宮城県・長野県となっている。また、個別面談については4月としては過去最高に達している。 各県との意見交換も順調に進んでいる。17日は高知県との意見交換があり、参加した。高知県は2017年から(一般社団)高知県移住促進・人材確保センターで移住政策推進に取り組んでいる。順調に実績を積み上げ、2021年には1,167組1,638人の移住者を確保、相談件数は3,976人となっている。その傾向は、20代、30代、40代で全体の80%を占め、全国平均の72%を上回っている。内訳は関東約40%、関西30%となっている。また、Uターン者の移住は30%ということであった。 取材、来客は、17日に石川県の能美市長が来訪。企業誘致が順調に進み、移住希望者の受け入れに真剣に取り組みたいと抱負を語り、協力を要請された。NHK高知から高知県の取り組みに関しての取材があった。18日には愛知県東三河地域の新城市長、設楽町長、東栄町長、豊根村長が揃って視察に見えられ、率直な意見交換をした。愛知県は昨年から移住相談ブースを開設し、本格的に移住者受け入れに動いている。東三河地域8自治体が一体となって移住者受け入れに動いていただければと要請した。また、香川県三豊市長が見えられ、教育政策を重視した市政運営を熱っぽく語られた。こちらからも、ふるさと回帰運動への参加を要請した。 地方移住セミナーは5回行った。 5月14日に兵庫県と愛媛県が「私らしい暮らし、地域にあった暮らし ~ゲストハウスから始める地方移住~」と題して初の合同開催セミナーをオンラインで開催。ゲストハウスを立ち上げた女性移住者2名のトークがメイン。移住した経緯や地域での暮らし、ゲストハウス立ち上げに関する話が交わされた。クロストークでは「地方あるある」と題し野菜や魚等のおすそ分けや飲み会などで随所に地元の方との親密な交流が感じられる内容であった。お二人の人柄と暮らしぶりが伝わり「ゲストハウスに行ってみたくなった」と参加者からチャットで感想が寄せられた。33名が参加した。 石川県は「いしかわ地域おこし協力隊 #里山里海暮らし#地域密着」として、4月に引き続き2回目の「地域おこし協力隊」をテーマにしたオンラインセミナーを開催。今回は穴水町と珠洲市の地域おこし協力隊経験者の2人が、移住先の地域との出会いや活動内容について語った。各自治体の職員からは現在募集中の地域おこし協力隊の情報の紹介もあった。参加者は9名で、4月のセミナーと今回のセミナー両方に参加している方もいた。 岡山県は「真庭市里山暮らしセミナー~『車がいるね』と君が言ったから5月14日は移住記念日~」と題して県の北部にある真庭市にスポットを当てたセミナーをオンラインと会場のミックスで開催。ゲストに、真庭で移住サポート窓口を運営している方と地域おこし協力隊として活躍される方の2名をゲストに、【車とそれにまつわるお金】をテーマに話を聞いた。地方暮らしでは必須となる車。真庭でも必要か?ということをチャート形式で紹介したり、車がなくても生活できるエリアに住んでいる方の普段の生活について話を聞くことができ、大変参考になるセミナーだった。会場、オンライン合わせて11名が参加し、トークセッション後にはそれぞれ座談会を開催、質問も多数出て盛り上がった。 5月14日と15日は山形県大江町が「大江町で農業はじめてみませんか」と題して「農業をはじめるための個別相談会」を、土曜の夜、日曜の午前と連続で開催した。大江町に移住して新規就農した方やその受け入れ農家など4人が相談役として参加。スモモ産地としての魅力や可能性、新規就農者に手厚い支援制度などを丁寧に説明し、参加者の疑問や不安に応えていた。2日間で6名と参加人数は少なめだったが、本気度の高い人が多く、現地ツアーへの申し込みにつながるなど、移住・新規就農への手応えを感じる内容だった。

福井県、2年連続で移住者1000人越え! | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

福井県、2年連続で移住者1000人越え!

5月の連休も過ぎ、銀座のマロニエ通りの花が満開。新緑が目に眩しく、初夏も近い。連休最終日には衣替えを行い、ジャケットは夏用に変えた。 恒例の移住相談ブースを配置している各県との意見交換会も始まり、更にコロナ禍も少し落ち着いた感があることから来客もうなぎのぼり。忙しい日々を送っている。 いつの間にか5月も中旬、事業部では9月24日、25日のふるさと回帰フェアの準備も始まっている。今年は、コロナ禍前の2019年秋のフェアの350自治体の参加を目標に準備を進めている。 昨年来、各県の移住相談が増えている中で、三重県が4月としては移住相談が過去最高の61件を記録したとの報告があった。昨年9月に知事が変わり、人口対策元年として移住政策の拡充をめざし、新たに移住促進課も立ち上がっている。今後が期待されている。また、福井県も知事が変わられ、10日にはアポ無しで突然、杉本知事が来た。総務省出身ということでフットワークが売りのようで率直な意見交換をした。この中では県内17市町のうち、若狭町、越前町の2自治体にとどまっているセンターの自治体会員を、移住者の受け皿を整備するために拡大していただけるよう要請した。また、11日に行われた意見交換会では近年、移住者が増加し、2020年と2021年の2年連続で移住者が1000名を超え、とくに3大都市圏からの移住者が7年前に比べ2.7倍に増加していること、内訳はIターンが約6割もあったこと、従来まで全市町が参加する「ふるさと福井移住定住促進機構」を昨年から「福井暮らすはたらくサポートセンター」に改称し、体制を強化。また、全自治体に移住者による移住サポーターを配置する制度を始め、これが成果につながっていることが報告された。 取材、来客は、連休ということもあり、10日から実質始まっている。この日は午前に山口県岩国市の市民生活部小玉部長、中山間地域振興課松尾課長が来訪され、親しく意見交換した。上記のとおり、福井県杉本知事来訪。鹿児島県さつま町上野町長と意見交換。TBSとフジテレビ、日本経済新聞から取材があった。11日は午後、宮崎県東京事務所丸山所長以下が表敬訪問、懇談した。朝日新聞から問い合わせがあった。

3年ぶりの中央メーデーに参加

いつの間にか4月も下旬。今週末からはゴールデンウィークに入る。29日には3年ぶりに中央メーデーが開催された。例年のことながら、ふるさと回帰支援センターのブースを出して、地方移住をアピールしてきたが、今年はコロナ禍の影響もあり、参加者を絞ったこともあるのかもしれないが、参加者が激減していた。最寄りのJR原宿駅は通常と同じように人影がまばら。今日はメーデーじゃなかったのかと一瞬戸惑うような閑散たる状況。代々木公園に向かって歩き出すが、政治団体や政党が演説をしながらチラシ配りをしているが人影が少ない。会場に近づいてもまばら。40年以上、毎年メーデーには参加してきたがこうしたことはなかった。なにか潮目が変わったのではないかと思わずにいられない状況であった。世界を見渡せばウクライナでは戦争があり、物価はうなぎのぼりに上がる中で労働者の賃金は20年も上がらない。こうした状況下のメーデー。もう少し労働者の切実な声が反映されたものであってもいいのではないかと思ったのは私だけではあるまい。 過日、稲垣副事務局長が山口県の職員研修に出かけ、萩市まで足を伸ばしたようだが、そこで昨年の移住実績を聞いたら、なんと60世帯に達したそうだ。さらに新潟県佐渡市も令和2年は504名のUIターン者があり、翌3年は1名減ったが503名。40歳未満の働き盛りが31人増の326人。コロナの影響もあって働き方が変わり、転職せずともリモートワークが可能になったことが離島移住のハードルを下げたのではと市の担当者の声。また、4月の岡山県の移住相談件数が過去最高の71件との速報値が入った。ここにきて、コロナ禍もあって、しっかりと移住者の受け入れ体制を整え、移住情報を発信している自治体は、確実に成果を上げているようだ。 先週に引き続き、来客が多い。20日は岡山県議会副議長の視察、岩手県観光部長が来訪。21日は福島県石川町総務課長と長野県信州暮らし推進課長が来訪。22日は岩手県の胆江日日新聞取材、福島県小野町村上町長、愛知県水野地域振興室長、静岡県暮らし環境部長、群馬県創生部長が来訪。福井県白嵜首都圏統括監と懇談。26日は日経BP取材、総務省馬場審議官打ち合わせ。27日はマガジンハウスHanako取材。東京都総務局行政部長など各担当部長4名が視察、東京交通会館副社長も前総務部長ということもあって同行。鹿児島県塩田知事視察、宮城県加美町猪股町長懇談、宮城県担当課長打ち合わせ。28日は山梨県富士川町長視察、茨城県担当課長他で打ち合わせ、長野県安曇野市長と懇談。前副知事で昨年10月に初当選、移住をしっかり取り組みたいとお訪ねいただき懇談。 地方移住セミナーは4月23日に3件行った。 山梨県が「やまなし移住&二拠点居住はじめ方セミナー」をオンラインで開催。地方移住や二地域居住に興味を持ち始めた方に向けたセミナーで、県のエリア別の特徴や暮らし方、企業への転職、就農や起業といった働き方など、「やまなし暮らし」の基本から移住・二地域居住の進め方までを幅広く紹介した。 後半は山梨に移住、二地域居住をしているゲストによるトークを行った。移住のきっかけとなったゲストハウスでの出会いの話や、首都圏での生活との違いなどが語られた。17名が参加した。 石川県は「地域おこし協力隊#石川#七尾#地域づくり」と題して、現役の地域おこし協力隊と、協力隊を卒業したOGの方をゲストに招きオンラインでトークセッションを行った。 今年度七尾市で新たに募集する協力隊の募集内容等についても紹介した。地域おこし協力隊の活動内容や活動する際に工夫したこと・気を付けたことなどを具体的に紹介し、暮らしの様子が伝わる内容だった。16名が参加した。 高知県は「高知県で公務員として働く!地方公務員セミナー」を公務員を希望している方をターゲットに開催した。県の概要説明の後、先輩職員による【県職員・警察職員】それぞれの募集要項についての説明や、求める人材などについての話の他、職員として働いてみての感想などについても話があった。30名が参加し、質問も出て真剣度の高い方が多かった様子。そのあとは個別相談の時間を多くとり(約6時間)しっかり相談できる時間を設けていた。

新年度で滋賀県知事など来客が続く | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

新年度で滋賀県知事など来客が続く

有楽町駅前の街路樹、つい最近まで冬枯れで寒々としたものであったが、気がつけばしっかり葉をつけ、まばゆいばかりの新緑になっている。急速に季節が変わり始めたようだ。 新年度がスタートして来客も増えてきた。各県の東京事務所の所長も新任されたところから挨拶に見えられているが、昨日は新年度になって初めて三重県の東員町の議員団7名が視察に来られた。愛知県寄りに位置し、名古屋市へも通勤可能なところとかで子育て支援に力を入れているとのこと。話しをしているうちにメンバーのうち数人が6年前にも来ているということに気が付き、にわかに視察内容が打ち解けたものとなり盛り上がった。戻ったら自治体会員になるということで入会申込書を持ち帰っていただいた。移住希望者の移住先の選択肢を広げるためにも、今年度は100自治体の会員化を目標に掲げていることから幸先の良い議員団の視察受け入れとなった。 また、この間産休に入っていた北海道、山梨などの各県相談員が職場復帰し始めた。子育て中の移住希望者も近年増加していることから、職場復帰した相談員の相談内容がそうした視点も加味したものになれば、更に充実した内容になることを期待したい。 取材、来客は次の通り。14日は滋賀県三日月知事が突然来訪、懇談。岐阜県各務原市浅野市長来訪、和歌山県湯浅町ふるさと振興課長来訪、長野県千曲市ふるさと振興課長来訪。15日は北海道共和町成田町長来訪、会員になって移住を頑張りたいと決意を語っていただいた。静岡市企画課長来訪。東京都西多摩選出田村都議視察、日刊わかやま新報取材。16日は群馬県担当課長来訪、懇談。19日は岡山県県民生活部長来訪、懇談。三重県東員町議員団視察。日本経済新聞とNHK松江放送局から問い合わせ。20日は岡山県議会池本副議長視察、岩手県U・Iターン藤本センター長来訪、島根県安来市議会議員団視察。 地方移住セミナーは4回開催された。 新年度の1回目のセミナーは、広島県が4月14日にオンライン開催した「~もう都会には戻れない~広島で実現する理想のライフスタイル」。東京から広島へ移住して理想のライフスタイルを手に入れた2名(Iターン者とUターン者)が、移住を選択した場合の環境や暮らしについて話した。コロナ禍が移住のきっかけとなった共通点をもつ2人の移住者が、県庁職員の司会のもと、話は尽きないといった雰囲気でトークを繰り広げ、広島県での新しい生活を心から楽しんでいる様子が伝わってくるセミナーだった。26名が参加した。 16日には、三重県が「ええとこやんか三重移住セミナー~知ってる? 移住のススメ方~」をオンラインで開催。移住を検討し始めた方向けのセミナー。移住に向けた9つのステップを紹介しながら、参加自治体が各ステップのポイントをプレゼンし、各地の魅力と熱量が感じられた。先輩移住者の古民家暮らしの紹介も、初心者には興味深く伝わったようだ。14名が参加した。 大分県は「第1回 おおいた暮らし塾in東京」をオンラインで、完全個別相談会として開催。別府市・中津市・日田市・佐伯市・臼杵市・津久見市・豊後高田市・宇佐市・由布市・日出町・玖珠町・起業・就農・就職・移住全般の担当者が参加。13名が参加し、複数ブースに立ち寄り、相談をされた方も多かったようだ。 岩手県は、「いわてU・Iターン転職スタートアップセミナー」を会場とオンラインのミックスで開催した。岩手県への U・I ターン転職に特化したセミナーで、U・Iターン転職の流れやポイントを事例を交えて紹介した。また、移住後の生活を具体化するための個人ワークも実施。参加者全員に就職相談員が個別のアドバイスをするなど、きめ細やかな対応で、参加者からは「とても参考になった」と好評だった。23名が参加し(うち、10名が会場参加)、参加者の半数以上が20代30代で、本気度の高さがうかがえた。

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