ふるさとブログ

blog blog

2月の移住相談件数、初の5000件超え!

東京の桜の開花宣言が14日にあった。例年並みを予想して25日の土曜日、いつもの句会のメンバーである映画監督の高橋伴明君が、この間撮った「夜明けまで バス停で」が第77回毎日映画コンクールで優秀賞、キネマ旬報の監督賞をダブル受賞したので、そのお祝いを兼ねて花見の宴を準備しているが、どうも散ってしまいそう。このメンバー、ほぼ全員が70歳代。訃報があってもこのようなおめでたい話は少なくなり、張り切っているので桜がないのはチト寂しい宴会になりそう。 2月の移住相談件数がこの程まとまった。それによれば、2月としては5464件と初めて5000の大台を超えた。これまで5000件を超えたのは2019年の7月、10月、11月の3回。2021年の10月、11月の2回。2022年の10月、11月の2回の計7回でいずれもふるさと回帰フェアが開催され、事前の開催周知に努力し、広報活動もそれなりに取り組んでいる時期で、納得できることではあるが、今回の2月という日数の少ない月の5000件超えはその理由を確認する必要があると思っている。そして、今年は毎月の相談件数5000件をめざしたい。2月の面談、Eメール、電話など本気度の高い移住相談は、広島・福岡・長野・富山・静岡の順となっている。セミナー参加を含む相談件数では群馬・山口・長野・北海道・福島の順となっている。また、特筆すべき成果について、唯一の政令市としてブースを置いている静岡市が198件と2名の相談員配置の成果を誇っている。この結果は全体でも3番目の実績で評価できるものである。 取材・来客等は、10日に静岡県島田市牛尾副市長が来訪、挨拶。14日は兵庫県竹村産業労働部長が視察に来て、職員に5月下旬から始める都内での兵庫県ゆかりの場所めぐりキャンペーンの説明をしていただいた。15日は愛知県松井副知事が退任挨拶。2021年4月からのブース開設にお骨折りいただいた。

2月のセミナー、2年連続で70回超えに! | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

2月のセミナー、2年連続で70回超えに!

東京は3月も中旬に入り、暖かい日が続き、今週は20度を超えるような日が続くようだ。桜も例年よりも早く、16日頃に咲くのではないかとの声も聞こえる。2月は昨年も70回を超える移住セミナーが開催されたが、今年もそれに匹敵する71回の開催実績があった。年度末に近く、駆け込み需要が出るのかもしれない。その実績を調べていたら面白い企画と出会った。3月3日に開かれた大分県と長崎県がコラボして開催した「釣りトーーーク!!釣り好きによる釣り好きのための釣りいじゅ~!(詳細はこちらのセミナー報告へ)」。ありそうな企画を実現してしまう九州各県のフットワークの軽さに敬意を評したい。オンライン形式であったが両県から9市が参加。参加者も37名と盛り上がったようだ。ぽかぽかの春も近い。硬軟取り混ぜた移住セミナー開催も楽しいのではないだろうか。 3月は年度末ということで退職者が出る。それぞれ次のステップを踏むために辞める訳だが、センターでの経験を踏まえて、さらなる飛躍をいつも願っている。そして、新たにメンバーに加わる人もいる。社会貢献に興味があり、頑張ってみたいと面接に来ていただく定年を迎えた方が近年増加しているように感ずる。面接は心ときめく瞬間でもある。常にセンターで働いて楽しかったと言ってもらえるのが一番嬉しい。 取材・来客等は、4日に佐賀県地域交流副部長が定年退職するのでと挨拶に来られた。2016年に現在の佐賀県・矢野相談員が入職するときの担当であった方で、いろいろとお世話になった方である。今後ともお元気で活躍されることを祈りたい。7日は千葉県自治研センターが若井理事長以下8名で視察に。昨年4月から千葉県も移住相談ブース設置に踏み切ったが、側面から協力を頂いたメンバーである。8日はシングルマザー協会が打ち合わせに。夕方からは中国新聞が久しぶりに岸田政権の地方政策について取材。9日は大石長崎県知事が視察に。40過ぎの若い厚生官僚で、期待の持てる好青年であった。その後、韓国の全北研究院研究員の行政視察団3名の視察があった。総務省過疎対策室、全国過疎地域連盟などに続いて視察を受けた。最近、わが国の少子化が80万人を割り込んだとのニュースが流れ、それに加えて韓国はさらに少子化が進んでいるとのニュースも流れ、話題になっている。彼の国には、まだふるさと回帰支援センターのような組織はないとのことであった。  

セミナー報告 2023年2月28日~3月5日開催 | セミナー VIEW MORE

セミナー報告 2023年2月28日~3月5日開催

広島県セミナーの様子(5日開催) 2月28日~3月5日は、地方移住セミナーを25回開催した。 2月28日は愛媛県が「移住相談の歩き方 愛媛」をオンラインで開催。相談員が対談形式で、「移住相談窓口の活用方法」について、ざっくばらんに“ぶっちゃけトーク”をおこなった。参加者に、相談しても良いか迷っているような内容をチャットで質問していただき、それに答えていった。今回のセミナーから、1週間後の個別相談会の参加につながった方もいてよかった。14名が参加した。 北海道日高地区は「北海道“ひだか”オンライン移住カフェ~冬の暮らし編~」をオンラインで開催。今年度3回目の開催で、45名が参加、過去一番の参加人数であった。知人からセミナーのことを紹介されて参加した方も3割ほどいるなど、日高のファン作りが進んできているようだ。 広島県は「The Rewards of Living Sustainably in Rural Japan」と題して、外国人のサステナブルな地方暮らしをテーマにしたオンラインセミナーを開催。広島に移住した外国人3名が、日本に移住した経緯や自然・空き家でのサステナブルな生活について紹介。日本での子育てや日本語の必要性などについてクロストークを行った。114名が参加し、国外からの参加も数名あった。 3月1日は、北海道胆振(いぶり)地域が「北海道“いぶり暮らし”オンラインセミナー~Part 1~」を開催。2週連続開催の1回目だ。エリア紹介のあと、市町のブレイクアウトルームへ分かれて実施。教育や体験談などをテーマとした40分間のフリータイム、参加者には興味のある自治体のルームに入室するという新しい試みに挑戦。トークセッション形式や動画やスライドを使っての紹介など市町ごとに工夫をしながらの実施となった。参加者は10名で、周知期間が短く集客は苦戦。次回以降の課題もあった。 東京都多摩島しょ地域は「たましまセミナー ~ たましまでワーケーションしよう!~」を題したオンラインセミナーを開催。式根島・青ヶ島・あきる野市より、ワーケーション受け入れの取り組みをしている方々をゲストにそれぞれのPR(不便さも含めて)し、その後トークセッションを行った。11名が参加した。 2日は佐賀県が「さが暮らしセミナーVol.15 俳優 伊万里有さん&ヨッピーが佐賀県について語るオンライン飲み会」をオンラインで開催。佐賀県を愛するライター「ヨッピー」さんと、県出身で佐賀にちなんだ芸名にするほど佐賀愛が強い俳優「伊万里 有」さんが、とにかく佐賀県のいいところを語る事とテーマにしたオンライン飲み会。今すぐ佐賀に移住すべき理由を、「グルメ」「住環境」「お出かけスポット」の視点で、伊万里 有さんの体験談を交えながら紹介する内容だった。二人の熱いトークに対し、参加者からは「(佐賀県に)親近感が湧いた」「行ってみたい」とのコメントが寄せられていた。89名が参加した。 兵庫県洲本市は「移住者が“本音”で語る移住セミナー 不動産編」をオンラインで開催。2回シリーズの1回目で、今回の内容は「島内の不動産事情」。長めにとっていた時間いっぱいまで多数質問が出るなど、内容の濃いセミナーとなった。17名が参加した。 3日には、長崎県と大分県が合同で「釣りトーーーク!!釣り好きによる釣り好きのための釣りいじゅ~!」と題したコラボセミナーをオンラインで開催。両県で情報交換した際に、相談者に「釣りが好き、移住後は釣りに挑戦したい」という共通ワードが多いことが判明。『釣り好き』にとって魅力ある県だと気づき、今回のセミナーが実現した。長崎県からは、諫早市、大村市、平戸市、壱岐市、南島原市の5市、大分県からは、臼杵市、佐伯市、津久見市、豊後大野市の4市、計9市が参加。相談員は釣りの素人である為、釣り好きの自治体職員(平戸市からは副議長が参加)、釣りキッカケで移住した先輩移住者を招き、釣りを通して各市の魅力を伝えた。次回も視聴者が参加しやすいクイズ大会など、内容を新たに開催したい。30名が参加した。 長野県東御市は「グルメ×じぶんらしい暮らし オンライン女子会 東御市移住セミナー」をオンラインで実施。日ごろから女性からの移住相談が多いという東御市によるセミナー。じぶんらしい暮らしを実現できるほどよい田舎として、市の魅力を紹介したのち、東御市に移住した3人の女性(30代外資系企業から地域おこし協力隊に転身移住2年目、40代移住5年目、50代夫と子どもは都内在住の二地域居住1年目)の体験談を聞いた。地に足のついた生活やとれたての野菜、新鮮な水で淹れるコーヒー、地元のワイナリーのワインやチーズ専門店、自慢のそば屋などグルメな話題で盛り上がった。20名の参加者は、40~50代の女性が多く、子育てが終わったあとの自分らしい人生を考えている方には響く内容だったようだ。 三重県は「みえの企業 to 大交流会」を県内企業に参加していただき、学生向けにオンラインでセミナーを行った。参加企業が1分間PRプレゼンテーションで企業情報などを紹介した後、個別相談を実施した。企業にはブレイクアウトルームに入り、参加者は4回ターンで各企業の話を聞いた。当日キャンセルが相次ぎ、参加者は1名であったが、その方には興味のある複数の企業と話をしていただく事が出来た。 福島県南会津地域は「田舎で暮らそう。南会津移住相談会」を会場とオンラインのミックスで開催。当初、管内4町村すべて参加する予定だったが、檜枝岐村に参加申込が入らなかった為欠席となった。相談者は6名で、うち4名が新規、2名は継続相談者であった。既に二地域居住を始めている方もおり、空き家の利活用や起業といった具体的な相談が多かった。今回は参加しなかった檜枝岐村も今後移住に力を入れていく最中なので次回はぜひ参加して欲しい。 群馬県沼田市・みなかみ町は「移住して実感した!沼田市・みなかみ町のいいところ!!」をオンラインで実施。谷川岳・尾瀬をはじめとする美しい自然に恵まれた「利根沼田」は多くの人を惹きつけているが、実際の暮らしの上では積雪や交通などの不便さを感じることもある。実際に沼田市とみなかみ町へ移住したゲストから「いいところ!!」を深堀し、田舎暮らしならではの体験談を伝えた。参加者からは「観光で訪ねて雄大な自然や美味しい果物をよく覚えている。移住となると心配な事が多いが良いことも悪いことも移住者が教えてくれてよかった」と学びを得た様子。43名が参加した。 4日は、静岡県「焼津市・吉田町・牧之原市 移住×カッコイイ30代  ~働き方・暮らし方・もっと自分らしく~」を会場で開催。3市町で自分らしく暮らしている20代、30代の3名をゲストに迎え、移住後の生活や海沿い地域の魅力について話を聞いた。4名の方が参加し、特に30代参加者の質問が活発で、ゲストや市町と直接やりとりができて有意義の様子だった。 群馬県・栃木県は合同で「都心から1時間 栃木と群馬が出会う場所~RYOMO~」と題して、県境6市5町からなる両毛地域にスポットを当て、会場とオンラインのミックスで開催した。足利銀行と群馬銀行が、地方暮らしの「お金」「仕事」に関わるトークを提供した。また館林市・足利市・佐野市の移住者をゲストトークに迎え、東京から1時間という田舎過ぎない地方暮らしのきっかけ、両毛地域の自然を活かした事業展望などを聞いた。44名が参加し、漠然と地方暮らしを考える方から「具体的な移住ステップを検討いただく機会になった」との声が聞かれた。 島根県は「しまね移住の先輩が語る!地方暮らしのアレやコレ vol.5 ~仕事探しサポート編~」をミックスで開催。2名の先輩移住者をゲストに、移住のきっかけや支援、移住前後の暮らしの変化について話を聞いた。参加者からは「経験や不安に思っていたことや地域の様子が聞けて参考になった」「自分の移住に伴う仕事探しですべき行動が明確になった」「移住先での働き方、可能性について視野が拡がった」との声が聞かれた。20代~80代まで幅広い年代の15名が参加した。 長野県は「住まいのプロと考える!古民家セルフリノベセミナー」を会場で開催した。センター会員の長野県宅地建物取引業協会が県との共催で年に一度実施しているもので、対面での開催は2019年以来。前半は古民家探しやリノベーションに焦点を当てたセミナー、後半は不動産事業者に物件探しのコツや地域ごとの特徴を聞ける個別相談という構成。飯田市に移住し、地域おこし協力隊として空き家の発掘や販売のサポートをした方がのちに自分も空き家を購入し、セルフリノベーションした体験談が非常に分かりやすく、好評だった。最低限用意すると良い工具の紹介や着工までの段取り、そして想定以上に時間と労力とお金がかかること、モノづくりスキルと知識が上がることなどを説明。具体的に役立つ情報が多く、15名が参加し、メモを取る姿が多くみられた。 同日に長野県が「長野県庁の”ほぼ”すべて、お話しします~ 長野県職員採用試験セミナー&座談会」を隣の会場で実施。2023年度長野県職員採用試験の説明会で、県庁を目指す学生4人と社会人採用を目指す30代男性が参加。少人数のため、県庁職員がリアルな体験談や今の県庁職員の実像を紹介し、ざっくばらんな雰囲気の中で参加者からも多数の質問がでて活発な説明会となった。 愛媛県は「愛あるえひめ暮らしフェア」と題して、オンラインでの個別相談会を実施した。過去のセミナーに参加した方の参加が目立った。移住時期については、1から3年後、もしくは仕事が決まったら移住したいという目途の方が多い傾向にあった。35名が参加した。 徳島県は「2028年移住の旅~徳島県小松島市~」をオンラインで開催した。関東圏を中心とした全国的な移住の傾向や、小松島市の住環境を紹介。「5年後を見据えた住みやすいまちづくり」をテーマに、単なるブームで終わらせない「未来の移住の考え方」を伝えた。6名が参加した。 5日は、石川県の能登町と穴水町が「石川県奥能登で協力隊やってみんけ?」と題して、地域おこし協力隊をテーマに、オンラインセミナーを開催した。協力隊として活動中の2名をゲストに、業務内容や地域の方とのコミュニケーションについて聞いた。また協力隊なってみた感想や、予想とのギャップについてもざっくばらんに話があり、地域を問わず参考になるセミナーだと感じられた。7名が参加した。 神奈川県小田原市は「小田原市移住セミナー 自分らしい働き方と暮らし方がはじまった話」を会場とオンラインのミックスで開催した。お試し移住を実施するゲストハウスオーナーと、2名の先輩移住者をゲストに、小田原暮らしの魅力を紹介。現在の働き方や、移住前からのライフスタイルの変化などについて話を聞いた。テーマに沿った、先輩移住者の起業の話は、小田原ならではのコミュニティの力を感じさせ、引き込まれる内容だった。20名が参加し、フリートークも盛り上がっていた。4つのワークスペースを体験できるチケットのプレゼントや、期間中の出張移住相談会やまち歩きイベントの案内等、セミナーだけで終わらず、次のアクションにつながるタッチポイントが準備されているのが素晴らしかった。 青森県の8市町(八戸市・三戸町・五戸町・田子町・南部町・階上町・新郷村・おいらせ町)は「八戸都市圏移住交流会 私らしく暮らす、生きる ~地方就職~」を会場で開催した。地方就職をテーマに先輩移住者3名を招き、就職活動の体験談、地元企業の採用事情等をトークした。参加者からは情報収集方法や、収支の変化への不安な気持ちなど率直な意見や質問が寄せられた。8市町村による個別相談も実施。16名が参加した。 沖縄県は「沖縄移住個別相談会」を会場で実施した。移住相談と就職相談の2つの相談窓口を設置。参加者のほとんどが両方の相談を受けており、真剣度の高さが伺えた。全10枠の相談枠はほぼ満席となった。近々に移住する予定でどのようなステップを踏めばよいか分からない方や、心機一転して新しい生活を営みたいという要望の方など6名が訪れたという。 青森県つがる市は「つがる市“関係人口つながるプロジェクト”活動報告&交流会」を会場で実施。今年度つがる市で実施した関係人口向けの現地ツアーとオンラインツアーの様子を紹介。受入先となった団体や農家とオンラインでつなぎ、振り返りや今後に向けたPRなどを行った。参加者からは「これからもつがる市と交流し続けたい」、「地元のために何かしたい」と前向きな意見が寄せられ、終始なごやかな雰囲気で進んだ。15名が来場した。 広島県は「移住者さん大集合!瀬戸内ひろしま移住の本音フェス」を交通会館3階で開催。県内7市町が参加した移住フェアで、先輩移住者も10名以上参加し,現地の生活について紹介したセミナーは,7~9割近くの席が常に埋まっていた。これまでのフェアと異なり,個別相談よりセミナーへの参加者が目立っていた。71名が来場した。

将来世代応援知事同盟主催「いいね!地方の暮らしフェア」を開催 | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

将来世代応援知事同盟主催「いいね!地方の暮らしフェア」を開催

昨日、東京は春一番が吹いたとマスコミが報道していた。やっと冬の寒さが峠を超えたのかと喜んでいる。窓から見えるJP有楽町駅前の街路樹も心なしか喜んでいるように思われる。 26日は、初めて23県の若手の知事の集まりである「日本創生のための将来世代応援知事同盟」主催の「いいね!地方の暮らしフェアオンライン運営事務局」を受託した。移住セミナーは、昨年は647回開催し、東京交通会館の3階や12階を利用しての地方移住推進の取り組みに参加している各県主催のイベントも52回も開催や運営をしているが、知事同盟主催ということで失敗は許されないと担当の事業部は緊張したようだ。 開会冒頭のスペシャルセミナー「地方との関わりから見つけるこれからの時代の生き方」には、地域活性化活動にも多く関わっているシンガーの相川七瀬さんがゲスト出演し、場を盛り上げた。相川さんは、センターの初代理事長の立松和平君が始め、例年6月に北海道・知床で開催されている「知床・知久泊村毘沙門祭」に常連で参加している。 「いいね!地方の暮らしフェア」はオンライン形式で行われた。移住セミナーと相談コーナーの2本立てで、セミナーはテーマ別セミナーとエリア別セミナーに分かれ、相談コーナーも参加23県が東北から九州までの7つのエリアに分かれて移住相談を受け付けた。視聴については、WEBサイトへのアクセスは2003件、移住相談件数は62件、対応数は53件と本気度の高い移住相談が多かったようだ。 取材・来客等は、28日は一昨年当選された栃木県日光市長が初めて視察に来られた。「スマートワークライフ#NIKKO」を軸に、移住をしっかり取り組みたいと決意を語られていた。この日は12月初旬にセンターを視察に来た経団連地域活性化部会と懇談会を開いた。この懇談会には部会長の東京海上日動の徳川斉正氏も参加。率直な意見交換が行われた。センターからは藤田副理事長、江森事務局長も参加した。

セミナー報告 2023年2月21日~26日開催 | セミナー VIEW MORE

セミナー報告 2023年2月21日~26日開催

2月21日~26日は、23回の地方移住セミナーを開催した。 21日は、栃木県が「とちまる就活カフェvol.9 学生と企業・団体との交流会」をオンラインで開催した。宇都宮市役所、JA宇都宮、栃木県警、栃木県庁が参加。冒頭にとちぎ暮らしセミナーと公務員セミナーを行い、その後各団体の紹介と質疑などを行った。学生側の参加者は21名で全員顔出しで参加し、各団体への質問も多く寄せられ活況だった。 神奈川県は「先輩移住者に聞いてみよう♪移住のリアルとあのまちの子育て 中井町・愛川町」をオンラインで開催。11月の日曜昼に同内容で予定したが申込みがゼロで中止、今回の平日夜セミナーとして改めて開催に至った。開始前より参加者との会話のキャッチボールがあり雰囲気がよく、目指していた対話型のセミナーとなった。アンケートでの参加者の満足度も高く、中井町は、来月開催のイベント参加にもつながり、自治体側も手応えを感じられるものとなった。申込みは3組で参加率100%となった。2組は赤ちゃんを抱っこしながらの参加で、子育て世代にとって参加しやすい時間帯を考慮する必要はあるようだ。 山口県は「やまぐち夜カフェ オンライン交流&相談会」をオンラインで実施した。山口市、柳井市、周南市、周防大島町、阿武町の県内5市町の移住担当者と参加者が地域の暮らしや仕事について、クロストークで行う相談交流会。12組のうち9名が女性で、2組3名が新規参加。やや年齢層が高めだったが、具体的に視察に行く方、自治体担当者と顔なじみになっている方もあり、本気の熱量を感じた。18名が参加。 栃木県は「第6回栃木県オンライン移住セミナー 古民家あり!お試し移住あり!とちぎで叶う新しい暮らしのはじめ方」を、栃木県の住環境やお試し移住、古民家暮らしに興味のある方に向けてオンラインで開催。足利市と益子町に移住し、古民家を改修後にアトリエをオープンした移住者2名から、地域の暮らしや古民家に住むことの大変さ、メリットなどを聞いた。35名が参加、全6回のセミナーの中で過去最多の申し込みがあり、Q&Aにも質問が寄せられ、盛り上がりを見せた。 24日は「沖縄県久米島町  久米島町出張移住相談会&りっか沖縄就職相談」を会場で開催した。久米島の暮らし、離島留学、沖縄県全体の就職相談に対応するブースを構え、個別相談会を実施した。30~50代の8名が来場。複数ブースで相談をする参加者もおり、移住コーディネーターや相談員の話に熱心に耳を傾ける姿が見られた。 栃木県は「栃木県庁の先輩職員とお話してみませんか?~トークCafe2022vol.7~」を、オンラインで開催した。人事担当者から、県庁職員の仕事や勤務に関することなどの説明の後、栃木県相談窓口からは栃木の概要紹介、移住相談窓口の紹介などを行った。セミナー中盤の質疑応答コーナーでは7名の視聴者全員から積極的な質問があり、終始明るい雰囲気でセミナーが進行し、視聴者にとっても実りある時間となったと思われる。 同じ時間に栃木県日光市が「NIKKOで暮らす 移住×起業」をオンラインで開催。テーマは「移住×起業」とし、日光市に移住してゲストハウスを開業された方を迎え、先輩移住・起業者として経験談を話してもらったほか、日光市の魅力と支援制度を紹介。10名が参加た。 25日には、福島県が「ネットでは検索できない!?福島移住1年生が先輩移住者に聞く How Toリアル福島暮らし」をオンラインで開催した。福島に来てまだ1年経たない女性の疑問を、福島で暮らし始めて数年経つ先輩移住者が答える形式。今回は子供を持つ女性ゲストがそろい、車の必要性や災害の事、仕事の探し方、友人の作り方やコミュニティの探し方まで、ローカルな疑問を実体験から答えてもらった。移住希望者のみならず、県内在住者も参加した。 徳島県は「徳島市オンライン移住体験ツアー 徳島市のものづくり 伝統の技『木工のしごと』」をオンラインで開催した。徳島市は、日本の6大家具産地のひとつであり、津田海岸を臨む「木材団地」にある㈲椅子徳製作所には全国から職人を志す人が集まる。社長と東京から移住した職人へのインタビューや、徳島市の支援情報を紹介した。9名が参加した。 愛媛県は「愛あるえひめ暮らしフェア えひめの島暮らし」をオンラインで実施。松山市と上島町それぞれの離島で暮らしている地域おこし協力隊の2人をゲストに迎え、移住に至る経緯や離島暮らしの現実、協力隊の仕事について聞いた。人口が少ない地域に行くと、市では気づかなかった自分の価値に気づくことができた、地域の文化に慣れるとのびのびと生活ができて生きやすさを感じているといった話が印象的だった。52名が参加した。 石川県能美市は「能ん美り のみ暮らしセミナー~自然いっぱい、ちょうどいい田舎で子育て~」を会場とオンラインのミックスで開催した。子育てと仕事にテーマを絞り、4名のゲストから話を聞いた。子育て環境についての話だけでなく、実際に仕事をされているところを中継でつないで話を聞くなど、工夫もされており、現地の様子も知ることができた。具体的な求人紹介や育児休暇についての言及もあった。会場ではワークショップも開催し、九谷焼の破片を使ったアクセサリー作りを楽しみながら、文化に触れることができた。会場とオンライン合わせて14名が参加した。 岡山県は「よくよく調べたら、岡山県。ほどよい田舎赤磐(あかいわ)で暮らすセミナー」をミックスで開催。赤磐市で「農業」「会社員」「フリーランス」というそれぞれ異なる働き方をしている3組をゲストに、体験談、移住の際のアドバイス、メリットとデメリットを本音でトーク。後半は、会場では赤磐市、岡山県担当が個別相談を対応した。オンラインの座談会では本気で就農をしたい方が多く、農業担当や移住者に積極的に質問をし盛り上がった。11名が参加した。 長野県駒ケ根市は「暮らしのかたわらにあるもの 会社員×〇○という生き方」をミックス開催。ターゲットを若い世代に絞り、「会社員+α」の生活をしている20代30代の男性がゲスト。山を中心に生活を楽しんでいる様子がうかがえた。7名の参加者の年齢層は20代から50代で想定よりも高く、1名を除きすべて男性。会場参加の4組は、山が好きという共通点があり、和気あいあいと個別相談まで全員残り盛り上がっていた。 香川県は「うどん県 ゼロから始める農業セミナー2023」をリアル会場で開催した。露地栽培農家(先輩移住者)と香川県農業経営課の職員の2人をゲストとし、移住・就農経験談や県内の農業事情および就農支援制度を紹介してもらった。セミナー後は希望者に対して個別相談を行った。20代~50代の9名が参加した。 北海道の興部町、雄武町、西興部村、滝上町は合同で「北海道オホーツク 西紋別移住フェア~西紋別ってどんなところ?~」を会場で開催した。4町村の担当者がそれぞれまちやエリアの魅力を、笑いを交えながらなごやかな雰囲気で語った。まちの保健師である先輩移住者はオンラインにて登壇。暮らしの良い部分も悪い部分も率直に語り、スローな毎日がいっそう魅力的に映った。参加者は8名。 愛媛県は「移住検討の“ファーストステップ” これでバッチリ!移住の準備で気を付けること」と題して、移住を考え始めた方に向けて、移住のステップについて紹介するオンラインセミナーを開催。「地域が決まっていない漠然とした段階で、相談してもよいのか」など質問も多く上がった。15分延長し、詳しく回答もできてよかった。55名が参加し、今回も前回に続き幅広い年齢層の方が視聴した。 佐賀県佐賀市は「『移住』・『転職』 佐賀を伝えるココだけの話」を交通会館3階とオンラインのミックスで開催。佐賀市へのUIJターンを促進する就職・転職セミナー。佐賀の産業・企業・労働市場の現状、先輩移住者が語る佐賀の魅力、市内の誘致企業(IT企業5社)の紹介など、セミナー参加者だけが知ることができる最新情報が盛りだくさんだった。行政の支援施策を紹介するコーナーでは、UJIターン転職経験者が東京窓口の移住コーディネーターと共に転職当時を振り返り、移住する際の様子を具体的にイメージできる内容だった。当日は、サテライト会場ともオンラインで繋ぎ、多くの方に「佐賀市の魅力」を知ってもらう機会となった。会場45名、オンライン30名が参加。 26日は「いいね!地方の暮らしフェア オンライン」を、センターでの受託事業として企画・運営全般を担当し、23県と合同で、1日を通じて各種セミナーと移住相談をオンライン上で展開した。スペシャルセミナーでは歌手の相川七瀬氏と嵩和雄氏(國學院大學)により、地方での活動を通じた人との関わりや学びの面白さが語られた。その後に続いたセミナーでは先輩移住者や県担当者などが48組が出演。移住先での暮らしを通じた魅力が、エピソードを交えながら紹介され、出展23県それぞれの良さが十人十色の出演者によって伝えられた。個別相談は全県で53件、WEBサイトのアクセスは約2,000であった。 和歌山県紀美野町は「里山で生活する、という選択 ~見渡せば山、見上げれば星、紀美野町~」をオンラインで開催。4名の先輩移住者(地域おこし協力隊、起業、転職)をゲストに、動画を交えつつ、移住のきっかけや、現在の活動についてお話いただいた。申込者限定で、未公開カットを加えたアーカイブ動画を後日案内予定だ。36名が参加した。 静岡県の静岡市・三島市・富士市は「移住者数TOP3 三島×富士×静岡 コラボ移住セミナー」と題して令和3年度における県外からの移住者数が多い上位3市がミックスでコラボセミナーを実施。人気の高い市が連携して情報発信することで、集客及び新規相談者の獲得を図り、各市の特徴や魅力を伝え、具体的な移住相談へとつなげることを目的とした。会場参加者は13組、オンラインは29組で、会場では子連れの家族も4組であった。中心層は30代から40代、参加者全体としては20代から70代までの幅広い年代層の64名が参加した。セミナー後の個別相談でも熱心に相談をされる参加者が多く、とても盛況であった 新潟県は「にいがた暮らしセミナーvol.8 地域に愛されるお店”のつくり方 ―新潟でできる「起業・開業」のヒント―」をオンラインで開催。県のオンラインセミナーの今年度最後の8 回目。小千谷市に U ターンしたバリスタの方と、 佐渡へ孫ターンをして民宿や一棟貸し宿を運営する方をゲストに、それぞれ開業の際の資金や心構えなどリアルな声を聞くことができた。チャットでの質問もかなり多く出て、賑やかだった。73名が参加し、申し込み数は過去最高であった。

セミナー報告 2023年2月16日~19日開催 | セミナー VIEW MORE

セミナー報告 2023年2月16日~19日開催

2月16~19日は、18回の地方移住セミナーを行った。 16日は、福岡県が「選択希望サテライトオフィス指名会議」と題して、県内でサテライトオフィスを開設する6市町村(飯塚市、古賀市、小郡市、豊前市、大任町、東峰村)が、仕事環境のほか暮らしや自然環境などをPRし、参加者とのマッチングを図るセミナーを会場で開催。10名の参加者の半数は、地方移住に関心がある個人事業主だった。ドラフト会議を模した進行で、PRだけではなく、○×クイズやくじ引きで会場を盛り上げるなど準備が行き届いた、3時間の長さを感じさせない充実した内容だった。 北海道 檜山(ひやま)地域は「海道『檜山(ひやま)』で働く!地域おこし協力隊と本音対談!~令和4年度ひやま移住定住セミナー~」を会場とオンラインのミックスで開催。地域おこし協力隊制度の説明のあと、各町の生活情報や支援制度の紹介、募集状況、現役隊員の様子を紹介。現役隊員とOBによる対談もあり、苦労話なども含めリアリティある情報が届けられたのではと思う。応募前に調べておけばよかったことも伝え、今後移住や協力隊応募を考える方には参考になったのではと感じる。7名が参加した。 広島県は「瀬戸内発!まちと人を元気にするローカルワークのはじめ方 ~尾道でチャレンジしたい方募集中!~」をオンラインで開催した。尾道の瀬戸田で、飲食×宿泊の施設を開業するなど地域活性化に取り組む移住者2名、東京とフランスでフランス料理人として務め,尾道で旅館の料理長を務める移住者計3名で移住経緯や地域での活動についてクロストークを実施。3名とも,地域ならではの人とのつながりが地方での暮らしには重要だと語っていた。41名が視聴した。 17日、山口県は「『山口つながる案内所』関係人口プロジェクト報告交流会」をオンラインで開催した。県内各地で活動している団体や地域おこし協力隊員が企画し、実施後は地域内外の交流だけではなく世代間交流も生まれていることが報告された。地域とって、移住者を含め、様々な立場や経験・スキルのある人と交流する絶好の機会となる取り組みだと感じた。69名の参加があった。 愛媛県西予市は「ゲストトークイベント! ライフスタイルから考える、地方移住という選択」を会場で開催した。西予市に移住し、地域おこし協力隊として活躍している3名がゲスト。公営塾やカフェの運営、移住コーディネーターの仕事をしている。西予市での暮らしぶりや働き方について具体的に知ることができた。現在たくさんの協力隊を募集しているので、「お試し協力隊」でまず来てもらうことを勧めていた。参加者は2名。 香川県は「ほどよく都会とほどよい田舎の話が両方聞ける!かがわ県 よくばり移住イベントin東京 2023」を会場で開催。高松市、綾川町、三木町の3市町によるパネルディスカッションと、先輩移住者2名を囲んでのトークディスカッション。参加者は40~50代の男女3名。 東京都島しょ地域は「島での起業・事業継承 ~東京・大島町から~」をオンラインで開催。先輩移住者をゲストに迎え、大島町の魅力や移住までの流れ、移住後のリアルな体験、起業の流れを紹介した。また東京都商工会連合会から、起業や事業承継に関する支援や助成金の紹介があった。8名が参加した。 18日、岐阜県は「清流の国ぎふ暮らしセミナー 岐阜で起業・フリーランス~地方で『好き』を仕事にする~」をウェビナー形式で開催。岐阜へ移住した方などがテーマに沿ってクロストークを展開した。都市部から地方へ移住して起業する生きた情報をいつも以上に幅広く伝えることができた。15名が参加し、アンケートも好評価であった。 愛媛県は「愛あるえひめ暮らしフェア in 東京」を会場で開催。県内6市町への移住や就職、起業の相談ができるイベント。23組43名が来場し、夫婦や子供連れの若い世代が目立った。具体的な質問が多く、真剣度の高さも印象的だった。 群馬県は「ぐんま暮らし交流会~R4年度4回目(全4回)~群馬県には地元の優良企業がたくさんあります。」をオンライン開催。県内企業4社が4分割のブレークアウトルームを設定し、就職希望者も4分割し回転させてマッチングした。冒頭でジョブカフェぐんまの担当者から、企業の担当者との面談に備え細かな指導があった。15名の参加者の内訳は学生8名、社会人7名であった。 山形県は「宮城×山形×福島 コラボ移住セミナー ~とことん楽しむ銀世界 冬の南東北はいかがですか?~」をオンラインで開催し冬の楽しみ方を紹介した。各県の移住相談員3人から雪の感覚の違いや、各地の積雪量、冬の服装、靴、よくある交通トラブル、冬におすすめのグルメなどをテーマに「冬トーク」を展開した。18名の参加者はクイズにも積極的に参加しており、チャットでも質問が飛び交うなど、盛り上がる様子が見られた。 徳島県は「徳島市のものづくり 伝統の技 『藍のしごと』」をオンラインで開催。徳島市の主要産業である藍染めがテーマ。「人類最古の染料」と呼ばれる藍の歴史、染めに限らず化粧品や食用など様々な形で身近なものとなっている藍の現在を紹介。ゲストの藍染工房ルアフ代表・林氏は「若い世代が参入できる環境をつくりたい」と語った。参加者は9名。 千葉県は「千葉県就農・移住セミナー&個別相談会~就農相談にワンストップで対応 長生農業独立支援センター~」を会場とオンラインのミックスで開催。長生地域(一宮町、長生村、白子町)の特色や農業の現状、長生農業独立支援センターのサポート体制や具体的な研修内容について説明した。ゲストスピーカーとして、都内から一宮町に移住し、独立就農を実現したネギ農家の男性が登壇。ファシリテーターとの対話形式で、農業を始めるまでの経緯や苦労、日々の暮らしを語った。セミナー後、3町村、長生農業独立支援センター、県内農業漠然相談の5つのテーマごとに相談デスクを設け、個別相談を展開。終了ギリギリまで真剣に相談する参加者の姿が印象的だった。20~60代の20名が参加した。 佐賀県は「仕事と暮らしまるごと相談会 ~あなたにピッタリの佐賀が見つかる!~」を交通会館12階で開催。UIJターンを考えている学生、社会人を対象に、地元の有名企業や佐賀県に進出した企業など全29社が参加。7市町とともに県内の「仕事」と「暮らし」を同時に相談できるこれまでにない貴重な機会となった。76名が来場した。 19日、富山県は「第10回富山移住セミナー『ソロ地方移住』」をオンラインで開催。昨年8月に同テーマで開催し、好評だったため第2弾を実施した。ゲストの移住のきっかけ、移住後の良かったこと、困ったことを多岐にわたって紹介。全15市町村のうち8市町が参加。参加市町の紹介も、テーマに即沿って「ソロ移住者」向けの支援などを紹介し好評だった。28名が参加した。 熊本県は「くまもとに住む、くまもとで働く。」をリアル開催。熊本県菊陽町に世界的企業の半導体工場ができるので、注目のある地域だが、その菊陽町と隣接した2町が参加。内容は個別相談、自治体紹介とパネルディスカッション。仕事を決めるにあたり、近接した3町の聞き比べができたのはよかった。スライドも町の写真が多くイメージがしやすかった。時流に乗ったテーマで28名が参加し、熊本県初の満員となった。参加者が多かったため個別相談は15分制とした。SNS、センターからの集客が多かった。 長崎県は「長崎県で働こう!U・Iターン転職個別相談会in有楽町」と題して、事前予約制の転職個別相談会をリアル開催。事前に履歴書・職務経歴書を提出頂いているため、レジュメを見ながら相談対応した。20代後半から50代7名の参加者で、Uターンは4名、その他Iターンの方。参加者は「参加することを迷っていたが、相談したことで方向性が見えてきた。参加して良かった」「いろいろな情報をもらえて良かった」と笑顔で帰られていた。 福井県は「雪国×地方移住~雪国暮らしのリアルin福井~」を会場とオンラインのミックス開催。県内の中でも雪の多い勝山市に大阪から移住した子育て中のゲストを迎え、雪とともに暮らす移住者の声を聞いてもらった。また、、現地の積雪状況のライブ配信を行い雪国暮らしのリアルを知ってもらった。ライブ配信では現地勝山市の今の雪の状況や、生活の状況を見ることができて参考になったのではないかと思う。セミナー後の個別相談(事前申込)では、2名の方との対面・オンライン相談も行った。11名の参加者の年代は30代~70代までと幅広かった。

2022年移住希望地人気ランキング3年連続で静岡県がトップ | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

2022年移住希望地人気ランキング3年連続で静岡県がトップ

東京は梅も咲き出し、2月も残り少なくなってきた。恒例の2月20日から21日にかけて開催した「都市と農山村漁村の交流・移住実務者研修セミナー」は無事終わった。今年もコロナ禍があり、リアルの参加者は37名と少なかったが中身の濃いセミナーとなった。基調講演はデジタル田園都市国家構想実現会議の土生事務局長が、デジタル田園都市国家構想の目指す「全国どこでも誰もが便利で快適に暮らせる社会」をテーマに話した。次いで、地域づくり・交流・移住・定住に関連する4省庁の課長が2023年度予算についての説明・解説を行った。総務省地域力自立応援課長が「地域力創造施策にについて」、国交省地方振興課長が「交流促進に関わる施策について」、農水省地域振興課長が「中間地域の農用地の保全と農村RMOの形成について」、厚労省地域雇用対策課長が「地域雇用対策の概要について」、デジタル田園都市国家構想実現会議事務局参事官が「移住・定住施策の概要について」を紹介、説明した。このように、関係省庁の課長が一同に会して移住・定住に特化した説明を行うのはセンターだからのことで、中身の濃いセミナーとなった。また、昨年4月からNHKで放送されている「『いいいじゅー!!』の制作を通して」と題して担当プロデューサーがその想いや狙いなどについて講演した。 事例報告は、「地方移住と地域おこし協力隊の取り組み」をえひめ暮らしネットワークから、「年間500人が移住する人口50000人の島」は佐渡UIターンサポートセンターから、「デジタル村民とはじめる『集落存亡』をかけた挑戦」を新潟県山古志住民会議から、「移住定住促進施策について」を神奈川県小田原市企画政策課から、「宮城県気仙沼市における移住定住・関係人口の取り組みについて」を気仙沼市移住・定住支援センターMINATOから、それぞれ受けた。参加者からは大いに学んだ、もっと多くの人にも聞かせたかったと概ね好評であった。 毎年、恒例となり、マスコミを賑わせている「2022年の移住相談の傾向、移住希望地ランキング」が24日、情報の解禁日として明らかにされた。その内容は、<2022年の傾向>としては、相談件数は2年連続で過去最高を更新した。具体的には前年比で5.7%増の5万2312件。また、移住相談会・セミナー等の開催は前年比で14.5%増の647回となった。窓口相談では、3年連続で静岡県が1位に、2位は昨年4位の長野県が巻き返し、3位は栃木県が9位から駆け上がった。4位以下は、山梨・福岡・広島・宮城・和歌山・群馬・神奈川と続いた。セミナー参加者では2年連続で広島県が1位となり、新潟が9位から2位と大きく伸びた。次いで、愛媛・長野・静岡・北海道・高知・和歌山・福島・富山と続いた。また、年代別では、20代から70代まですべての世代で静岡県がトップを独占した。 取材・来客等は、15日に出身母体の自治労書紀会議2023年度「書紀力」UPセミナーで講演。「ふるさと回帰運動のいま」を語った。その後、小島敏郎弁護士、稲城市選出の石川都議と懇談。22日はふるさと島根定住財団事務局長,UIターン推進課長が挨拶に。24日は共同通信OBと懇談。

セミナー報告 2023年2月7日~12日開催

2月7日~12日は、地方移住セミナーを13回開催した。 7日には、群馬県の前橋市、伊勢崎市、玉村町が「【LIVE♪】ぐんまのまんなかを知っ得!~実は、ウクレレが盛ん!?~」をオンラインで開催した。群馬の“まんなか”の3市町にスポットを当て、関東平野部の暮らしぶりを先輩移住者が伝えた。エリア内にウクレレ生産の全国シェア8割の楽器メーカーがあり、地域内では子どもから大人までウクレレに親しみがあり、音楽を通じた地域とのつながりがあることを知ることができた。「オール群馬サポートチーム」として市町村境界を越えて移住サポートをする前橋市の担当者からは、移住するには「想い」が重要であると話があった。50名が視聴した 8日は、東京多摩島しょ地域が「地域おこし協力隊が語る島の魅力セミナー」をオンライン開催。八丈島、三宅島、利島から現役協力隊が、ミッションや趣味をとおして島の魅力を紹介。移住前に知っておきたかった事などのエピソードを披露し、島暮らしのリアルが聞けた。9名が参加した。 新潟県上越市は「上越市ふるさと暮らしセミナー 趣味から探した私の移住地 『大自然を楽しもう!』」をオンラインで実施した。趣味のスノーボードをするためにIターン移住した2組3名がゲスト。自身の経験から地域との繋がり方をメインに話を聞いた。6名の参加者からも積極的な質問があり「期待以上に楽しめた」とのコメントがあった。 群馬県と愛媛県は「移住相談員おしゃべりセミナー 地域選びのポイント解説!愛媛×群馬」をオンラインでコラボ開催した。全国各地の移住情報があるふるさと回帰支援センターならではのトークセミナー。全国1700以上の自治体から地域を選ぶポイント、移住を漠然と考え始めた方へ向けた解説を、愛媛と群馬の地理・文化、移住者の活動や魅力から伝えた。46名の参加者は20代が半数で、「移住を考え始めて間もない私にとって、とても良い内容でした」「地方に就職して暮らしたいというぼんやりとしたイメージなので、今月中にセンターへ足を運びたい」など、地方暮らしをしたい方々への後押しとなったようだ。 9日、徳島県が「起業チャレンジ!地方に関わるプロジェクト」と題して、信用保証協会との創業支援セミナーを会場とオンラインのミックスで開催。東京会場では年一回開催している。徳島県内で仕事をつくったゲストを招いて講演、意見交換を行い、開催終了後には参加者とゲストで各自情報交換を行うなど活気のある回となった。会場7名、オンライン15名の参加があった。 北海道は「北海道のおしごと事情~北海道の暮らしと仕事セミナー~【農林漁業篇】」をオンライン開催。北海道の農林漁業それぞれの特徴と、1日の働き方、平均年収等を詳しく紹介。首都圏の参加者の他、道内の参加者も3分の1ほどいた。冬の間はどうしているのか等の質問があった。16名が参加した。 埼玉県は「働きながら地域に関わる、小さな仕事のつくりかた」をオンラインで実施した。「移住先で地域の人たちと関わりながら、等身大の自分のまま今やれることを仕事にしていこう」という起業をテーマに開催。 杉戸町を中心に、「月3万円ビジネス」という小さな創業プログラムを県内外に展開している代表者などをゲストに迎えて、プログラムの紹介とそれぞれの移住・起業体験談をフリートークで行なった。「仕事のメガネを掛けかえる」、「自分の旗を立てる」、「急がない」といった、起業にあたっての大切なメッセージが数多くあり 、参加者に響く内容となった。また、女性の参加者が多いことを想定していたが、40名の参加者の内3割以上は男性で、複業への関心度の高さも感じられた。 10日は、長野県が「楽園信州移住セミナー 地域とお酒のいい関係」をオンラインで開催。県産の日本酒、ワイン、クラフトビールを切り口に、醸造などに実際にかかわる人が、長野県のお酒がおいしい理由、こだわり、産地ならではの地域の暮らしや交流について紹介。7市町村は自慢の地酒やワイン、ビール、さらにはクラフトジン、ウィスキーについてPR。嗜好品であるお酒を歴史的に、科学的に深く掘り下げる内容は知的欲求を満たすもので40~50代の参加が多かった。「これまで知らなかった高山村に本格的なワインがあり、びっくりした」という感想があり、現地訪問のきっかけになりそうである。32名が参加した。 福島県は「気軽な福島アウトドアLIFEのススメ」をオンラインで行った。全国有数のアウトドアスポットを数多く持つ福島が、アウトドアを楽しむ人にスポットを当てた企画。季節を問わない楽しみ方と穴場スポットを知り尽くすゲストが出演して魅力を語った。県内在住者からの参加も多く、移住した人にも、住んでいる人にも暮らしを楽しんでもらう発信となった。22名が参加した。 12日、大分県は「市町の担当者に直接聞く!移住個別相談会」をオンラインで開催した。本年度8回目のおおいた暮らし塾で、6組7名が参加した。中津市、佐伯市、竹田市、宇佐市、国東市、豊後大野市、日出町、就職、事業承継、移住全般で相談件数13件。移住全般では3件の相談をうけたが、大分での暮らしを経験している、繰り返し大分を訪れている、という方もおり、おおいた好きの方が多い印象だった。 山形県寒河江市は「寒河江(さがえ)ぐらしのはじめかたvol.2  ~雪のある暮らし編~」をオンラインで実施した。関西生まれの先輩移住者と、初めて雪国での生活を経験した地域おこし協力隊員をゲストに迎え、雪国での苦労や楽しさを、クイズを交えながらリアルに伝えた。また、市職員が駐車場雪かきタイムトライアルを中継し、雪かき終了後には参加者より拍手喝采を浴びた。参加者と一体感が感じられるセミナーで14名の参加があった。 長野県諏訪市・茅野市・原村は、合同で「信州 諏訪湖・八ヶ岳 わーくわく交流会 『ソロ移住、はじめの一歩』」と題して、ソロ移住(単身移住)をテーマに会場でリアル開催した。2人の女性ゲストが体験を語った。19名の参加者は1組の親子以外は全員単身。50代女性が多く、男女比は3:7だった。当初の予定は20代、30代がターゲットだったが、実際の参加者は年齢層が高く本気度が高かった。70%が個別相談まで残り、時間が足りないほど相談が盛り上がっていた。 三重県伊勢志摩地域は「ええとこやんか三重移住セミナー 伊勢志摩移住サミット」を会場でリアル開催した。伊勢志摩エリアの8市町が参加し、伊勢志摩エリア全体を知ってもらうためのセミナー。仕事・住まい・子育てなどをテーマに参加自治体にざっくばらんに話し、同時並行で個別相談も行った。自治体も広報やメールでの呼びかけを行い、多くの方に来ていただく事が出来た。事前予約者の欠席もあったが、その分当日飛込での参加もあり、たいへん賑やかなセミナーとなった。20代から60代までの32名が集まった。 10日に予定されていた、東京都東村山市のセミナーは、多摩地域大雪警報発令のため延期となった。

1月、移住相談件数4000件を越える | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

1月、移住相談件数4000件を越える

僅かだが、日が長くなったような気がする。気持ちが春を待ちわびているからなのかもしれない。数日前に所用があって水戸に行った。後楽園の梅は咲き始め、かすかに春が近づいていることを感じさせられた。 2022年の移住相談の傾向・移住希望地ランキングの公開は、内部的には20日から21日の日程で開催される「2022年度都市と農山漁村の交流・移住実務者研修セミナー」で行われ、対外的には総務相記者クラブおよびセンター取材記者には24日午前0時に解禁される。このセミナーへの参加は会場にまだ余裕があるのでセンターのHPから申し込みが可能となっている。今年はコロナも緩み、久しぶりに初日の終了後は交流会も予定され、理事長も参加予定。是非ともの参加をお願いします。 1月分の移住相談者の集計が明らかになった。合計は1月としては4819人と昨年2022年1月の4876人に次ぐ多さとなった。今年の移住相談を予想するうえからも4000人を超えたという数字は参考になる数字である。総計のトップ5は静岡・群馬・福島・富山・岩手の順となっている。静岡県のトップはセミナーの集客がほぼ400人に達したことが大きかった。面談・Eメール・電話での本気度の高い相談では福岡・広島・富山・静岡・栃木と熊本は同数の順となった。 取材・来客は、8日はいわき市東京事務所来訪。自治労本部書記協の事務局長と打ち合わせ。10日は東京新聞と読売新聞福井市局が福井県のある町が「移住者受け入れるための7か条」を制定した件について見解を求められた。13日は水戸市で電機連合OBと打ち合わせ。15日は鹿児島県中種子町の田渕川町長来訪挨拶。

セミナー報告 2023年1月31日~2月5日開催

2023年1月31日~2月5日は、地方移住セミナーを20回開催した。 1月31日は、山口県が「やまぐち夜カフェ③ オンライン交流&相談会」をオンラインで開催した。移住検討ライト層を獲得することを目的として、県内6市の移住担当者が対応するフリーテーマの相談会とした。参加者からは、「移住で気になっていることはみんな同じだなと安心した」、「フレンドリーな雰囲気が分かって相談しやすくなった」という感想があり、今後に繋がっていくきっかけができたのではないかと感じている。参加者は23名で、男女比は半々、年齢構成は20~60代、平均46歳であった。 2月1日と4日、高知県は「第1回 高知県UIターンコンシェルジュが送る『高知家移住ラジオ』」をオンラインで実施。参加者から事前に募った“当日取り上げてほしい内容”をメインにトークを繰り広げたほか、チャットでの質問もリアルタイムで受け付け、多数のコメントが寄せられ盛り上がった。それぞれ、28名、12名が参加した。 2日には、北海道が「北海道のおしごと事情~北海道の暮らしと仕事セミナー~【就業・起業編】」をオンライン開催。北海道庁の移住と雇用の担当者による移住初心者のためのセミナーで、就職の支援制度や補助金制度、事業承継の事例紹介の評判が良かった。東京出身の道職員から、移住者目線での北海道暮らしが語られたのも印象的であった。参加者は20代から50代の24名。 3日、福島県が「第2回 副業・兼業で広げる『ふくしまの輪』」をオンラインで開催。福島県は「パラレルキャリア人材共生促進事業」を通して、専門スキルを持つ人材と事業課題を持つ県内の企業・団体をマッチングして課題解決を行う取り組みを進めている。今回は専門スキルを活かして福島県に貢献したいと考えている方を対象に実施。実際に県内企業の課題解決に関わるゲスト3名が、地域性や関りを持つことになった経緯、どのように課題解決を進めたかを具体的に説明し、参加者からは質問も多くあがった。30名が参加した。 岐阜県各務原市は「かかみがはらで休日ナニする?トークセッション&移住相談」を会場とオンラインで開催。会場、オンライン参加者双方が対話できる交流会とした。事前に顔出しをお願いし実施。オンライン側が想定よりカメラオフが多かったものの、積極的に話をしてくれる参加者もあり、ゲストと市役所職員のトークはテンポが良く、活気ある各務原市の魅力が伝わった。合計11名が参加した。 4日は、愛知県東三河地区が「愛知県東三河で理想の暮らしを叶えよう vol.3 仕事を見つける」をミックス開催した。豊橋市を中心に東三河の企業情報や求人情報を取り扱う「株式会社タスキ」、スタートアップ支援を行う「Startup Garage 」からゲストを招き、東三河の産業構造、健康経営の優良企業の求人情報等、具体的かつ詳細な情報を聞いた。また移住者目線での暮らしの長短や、子育てママ目線での起業支援、実例も紹介され、誰もが起業できる環境やサポートがあることがよくわかった。参加者の満足度は高く、「事例が具体的に示されていたのでイメージが出来た。また、得たい情報の発信場所を教えて頂き、もっと調べてみようという気になった」「移住したい」「関わりを持ちたい」「訪問してみたい」という声も。テーマが仕事ということで、12名の参加者は20~50代の現役世代が占めた。 山口県は「やまぐちYY!ターンカレッジ 山口ではたらく part.2 ~アトツギ大募集! 創業&事業承継のススメ~」を会場で開催した。山口市で製菓店を事業承継した方をゲストに迎え、経緯や事業展開について紹介いただいた。事前予約者が全員参加し、セミナー後の3市との個別相談会でも相談予約枠が満員御礼となったため、山口県ブースで延長相談を行うなど、起業・事業承継や移住への関心の高さを感じた。26名の申込者には開催日前々日に個別リマインドメールを送り、参加への喚起を行ったことが、初の参加率100%に奏功したと考えている。 北海道渡島地域は「南北海道どうでしょう! 冬の暮らしとちょっと暮らし」をオンラインで開催した。渡島総合振興局主催による今年度2回目のセミナーで、冬の暮らしをテーマに雪国の生活事情をトーク形式で展開したほか、体験移住「ちょっと暮らし」のPRも行った。11名の参加者は女性が多く、アンケートも高評価。資料請求に繋がるケースもあった。 山口県岩国市は「市役所まるっと出張!いわくに暮らし相談会」を会場で開催した。「子育てサポート」「働き方」「移住全般」「農業」「英語教育・市政全般」の5テーマで、市役所担当職員との個別相談会として開催。移住検討者が熱心に情報交換を行っていた。事前予約者のほか、同日に開催した山口県セミナー「やまぐちYY!ターンカレッジ」参加者からも3組の参加があり岩国市への関心の高さを感じた。12名が参加した。 熊本県は「くまもとで元気になる。デトックス移住」を会場で開催した。今回は先輩移住者の話のあとに、座談会方式で30分を2回まわした。セミナーによく参加いただいている4自治体の参加だったため、準備や対応もよく、座談会が終わっても皆さん熱心に聞かれていた。「元気になる」というタイトルもよかったのかもしれない。9名が来場した。 鹿児島県と佐賀県は「鹿児島×佐賀 移住・交流セミナー ~離島を知る・好きになる編~」初のコラボ開催。両県は2023年の国体、「エールプロジェクト※」をきっかけに合同セミナーをオンラインで開催した。「離島を知る・好きになる」をテーマに鹿児島の喜界島と佐賀の小川島で地域おこし協力隊として活動する4名のゲストが和気あいあいと楽しいトークを繰り広げた。海を渡る離島への引越しや魚・野菜のお裾分け、台風や船欠航時の暮らしへの影響など地域ならではのトピックスが次々と飛び出し、島暮らしのリアルに触れる聞きごたえのある素晴らしいトークセッションであった。事前申込13組。当日は7組が参加した。 ※エールプロジェクトとは、2023年の「燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会」及び2024年の「SAGA2024国スポ・全障スポ」が2年連続での九州開催となることから、これを契機として、様々な分野で、佐賀県及び鹿児島県両県の一層の関係深化を図る目的で立ち上がったもの。 5日は、神奈川県が「MIURA 海に囲まれた暮らし~みうらの住環境~」をオンライン開催。先輩移住者と不動産事業者の2名のゲストスピーカーから、三浦の暮らしについて30分ずつたっぷり聞いた。光回線のネットワーク事情、バス・電車・タクシーの使用感や、暮らしの心地よさについて、また不動産事情も下水や都市ガスや家賃相場など細部にわたり説明があった。ただ、一方通行で情報提供をするスタイルのため、参加者の反応がみえなかったのが残念である。スピーカーにとっても視聴者のフィードバックがやる気につながるので、Q&A機能が使えることを冒頭に説明する等、リアクションを促すとよかったかもしれない。また、1時間半ひたすら視聴し続けるのは参加者にとっては疲労感もあり、今後移住を促していきたい若い層はなおさら離脱する可能性が高いと思われる。参加者は13名で、申込みに対して参加率は43%。日曜の午前中開催であり、天気も良く有楽町は人出が多かったので、オンラインセミナー参加のマインドも低下してしまったのかもしれない。 福島県、栃木県、群馬県、新潟県は「都心に近い”ちょい田舎”の暮らしを徹底比較!わが県PR合戦」を4県が合同でオンライン開催した。U・Iターンで各県に移住した4名の方をゲストに迎えた。各県のPR、4人の移住者の方のトークセッション、回帰センターの紹介、フリートークといった内容だった。福島県のゲストはサイボウズに勤めており、テレワーク移住をした方。移住して気づいた地域の良さや、食べ物自慢などで、全体的にほっこりできる内容で楽しめるセミナーだった。地方に転職した当初、収入が2/3程度になったが、副業をすることで、収入が増えかつ勤務時間は減ったという方もいた。こうした事例は、それだけで1つのセミナーを実施してもいいくらい貴重な話ではないかと思う。69名の事前登録に対し47名(オンライン)の出席だった。 静岡県静岡市と富士宮市は、「地方で飲食店・商店を開業するって、どうですか?~静岡市×富士宮市~」を会場で開催した。移住後に、飲食店、商店を開業した方をゲストに迎えて、静岡市はリアル、富士宮市はオンライン出演。移住後に開業を考えている11名の30代~70代の幅広い年齢層が参加した。 千葉県は「第2回千葉県移住相談会 16市町の個別相談イベント!」を題して合同相談会をリアル開催。開場と同時に参加者がなだれ込み、複数の相談デスクで熱心に相談する姿が目立った。県内加工品をプレゼントするスタンプラリーの実施も、多くの市町と相談するきっかけになったようだ。特に南房総方面エリアが盛況。幅広い年齢層の37組56名来場したが、半数以上が30~50代。小さな子供連れの家族も数組見られ、会場は終始にぎやかだった。参加自治体の多くから、全体的に本気度が高く、充実した相談会だったという感想をいただいた。 愛知県東三河地区は「愛知県東三河で理想の暮らしを叶えよう vol.4 農業をはじめる」をミックス開催した。農業が盛んな東三河で、農業を営む方と農家の人手不足を支援する会社の方の2名をゲストに招き、農業を始めるための進め方や問題点について紹介いただいた。「ゆたかわファーム」を経営するゲストは就農までの経緯、現在の活動内容、東三河の就農環境やメリットデメリットについて詳細に説明。もう一人のゲスト、アグリトリオの方は、農家の人手不足の問題をITで支援するサービスを提供している。空いた時間に農家の手伝い(農作業バイト)をするマッチングサービスを通じて、農家を支援すると同時に未経験者に興味関心を持ってもらい、農業振興や裾野拡大に努めている。農業未経験の参加者からも興味を持っていただき、セミナー終了後にはゲストに積極的に話を聞きにいくなど、参加者の真剣度が伝わってきた。11名が参加。 山梨県は「やまなしで地域とかかわりながら暮らす・働く3つのヒント」をオンラインで開催。今回は「山梨に移住したら、どんな地域に関われる?移住して地域貢献出来る仕事ってあるの?」といったテーマで企画し、移住相談員のミニセミナーと先輩移住者2名のトークから、「地域に根差した暮らし方」のヒントを見つけた。ゲスト2名の自己紹介中に通信が途切れるハプニングもあったが、参加者からチャットで質問も出て盛り上がり、アンケートも概ね好評であった。10組12人名の参加者は、全員関東圏在住、単身よりご夫婦やご家族の割合が多かった。 岡山連携中枢都市圏は「おかやまぐらし移住相談会」を交通会館12階で開催した。岡山県内の10市町、住まい、就職の担当が出展。3~4時間程複数のブースをまわりじっくり真剣に相談されている方も多かった。継続相談者からは「移住が具体化するきっかけになり良かった」「知人ができた」などのお声もいただいた。39組55名の参加。    

移住相談件数、セミナー開催実績、過去最高を達成

年度末は何かと忙しい。気がつけばもう2月も9日、心なしか寒さが緩んできたような気がする。数日前の6日、明け方にスノームーンを見た。2月の満月をスノームーンと呼ぶことを初めて知った。最も地球から遠い月で、西の空にポカリと浮かんだような小さな月、なんか心がほっこりするようなものを感じた。 昨年の移住相談件数が明らかになったが、5万を超える5万2312件と初めて5万件を超えた。移住セミナー開催件数も647回と前年比で85回上回り、こちらも過去最高であった。移住相談のトレンドは右肩上がりの傾向が続いている。 取材・来客は、1日は大分県宇佐市議会の4名の市議団が視察。2日は赤坂のスタジでラジオの収録を行った。正月発売の週刊新潮の対談を読んで、DJを皇族の竹田恒泰氏がつとめる「ニホンのナカミ」に呼ばれた。四国放送・西日本放送など8局ネットで19日から26日にかけて放送される。3日は共同通信の取材。5日は初代理事長の立松和平君の14回目の遠雷忌。時の流れの速さに驚かされた。今年も上野・入谷の法昌寺の緋寒桜は満開であった。7日は福島県郡山市議会4名の議員が視察。3月議会で質問に立ちたいと決意を語ってくれた。三重県熊野市議会も5名の議員が視察に。

セミナー報告 2023年1月24日~29日開催 | セミナー VIEW MORE

セミナー報告 2023年1月24日~29日開催

2023年1月24日~29日は、地方移住セミナーを20回開催した。 1月24日は、福島県会津美里町が「会津美里町 地域おこし協力隊募集説明会 ~会津本郷焼技術継承者~」を会場とオンラインのミックス開催。協力隊の活動内容や勤務条件等は、型通りのものだが、きちんと地域自慢の内容が入っていて好感が持てた。本郷焼の窯元で活動中の現役協力隊の2名のゲストトークは、応募者が実施に聞きたい内容で説得力があった。会津美里町での生活の感想や都会では経験しない年中行事、日々の仕事の進め方、周囲の人達の接し方などリアルな内容で有効な情報共有ができた。厳しい寒さにもかかわらず、このご時世でガス・電気代の高騰で暖房費を節約しながら作業している様子も語られた。5名が参加、少人数だが質問も活発に出てよいセミナーだった。 25日は、かごしま連携中枢都市圏(鹿児島市・日置市・いちき串木野市・姶良市)が「かごしまふぉ~らいふ『かごトーーーーク!リモートツアー&なんでも座談会」をオンラインで合同開催した。前半はいちき串木野市の地域おこし協力隊員が作成したオンラインツアー動画で各地域の魅力に触れ、後半のなんでも座談会は2つの部屋に分かれて、参加者と担当者が和気あいあいと交流した。4市それぞれの見どころや担当者の魅力的なキャラクターが際立つ、和やかで楽しいセミナーとなった。申込者は20組、当日の参加者は13組だった。 26日は、福島県が「50代・60代の方歓迎! 経験者に学ぶ 地方移住のはじめ方」を会場で開催した。最近相談が増えている「地方移住で悠々自適な生活をしたい」「若い時に夢見た新しいことにチャレンジしたい」というアクティブシニア向けのセミナー。東京から新幹線で80分の白河市と西郷村にスポットを当てた。最近両地域に移住してやりたかったことを始めた50代・60代の先輩移住者と、60年間西郷村で生活をしている方をゲストに迎え、移住者・受け入れ側双方のリアリティのあるトークセッションを通じて、シニア世代の地方移住の不安や疑問にきめ細かく対応した。8名が参加した。 27日、群馬県桐生市は「きりゅう暮らし相談会 そうだ。桐生で暮らそう」を、3年ぶりの相談会でリアル開催。桐生市は空き家バンク制度に県内で一番早くから取り組み、登録物件も多く(600物件~)市の移住政策の要となっている。行政、物件所有者、買い手の3者の立場の解説をしながらの話は興味深かった。参加者は7名。以前開催したセミナーは人気が高く常に30名前後の集客で、セミナー、個別相談、体験(絹織物)、地域の飲食物の試食などの内容が良かったと思われる。今回は空き家バンクと先輩移住のトークのみだったので集客力が落ちたのかもしれない。 福島県は「~ふくしま移住計画セミナー~ 企業経営者との座談会」をミックス開催。県中地域の企業経営者4名に参加いただき地方での働き方や企業の実態を説明。各企業の自慢の福利厚生制度や、未経験者への支援制度等の紹介をしていただいた。会場への来場者と企業の社長さんたちの丁々発止のやり取りを期待したセミナーだったが、会場の参加者がなく大変残念だった。次回は集客も含めて企画や告知の方法を考えたい。参加者はオンラインのみ4名。 熊本県熊本市は「くまもと移住ラボ  熊本はどう? ~地方移住が気になる方へ~」を会場にて単独開催。先輩移住者2名とゲストのクロストークは、コミュニティ、暮らし、副業、子育てなど、参加者が聞きたい内容で、終了後も先輩移住者と個別で熱心に何人も話をされていた。先輩移住者からの仕事先も紹介していただけるようで、熊本市での暮らし方がイメージできるよいセミナーだった。15名が参加した。 群馬県高崎市は「Uターン女子会~グルメなテレワーカー&ワーママ公務員が語る高崎市の魅力!~」をオンラインで開催。テレワーク移住をした女性と、子育て中の公務員女性をゲストに迎えた、Uターン移住のリアルを語るセミナー。「高崎グルメ」をキーワードに、日常生活をぐんまの都市で送る上での食の楽しみを伝えた。子育て環境をきっかけにUターン転職をされた方は、毎日の生活をこなしながら「移住+転職」をするポイントを具体的なスケジュールを示しながら話し、高崎での子育ての充実感が伝わった。70名が参加した。 28日は、富山県が「冬の富山の暮らし方~雪たくさん降るんでしょ?~」をオンラインで実施。富山県15市町村のうち11市町が参加。強い寒波の影響で、積雪が多い日にあたり、LIVEの映像など臨場感のあるセミナーとなった。参加市町が多かったので、予定時間をオーバーしたが、多くのチャットでの質問にも迅速に対応し、盛況であった。30名が参加した。 神奈川県は「かながわ西エリア移住セミナー 皆様の疑問に答えます!~子育て・仕事編~」をオンラインで実施。8市町がスライドで子育て・仕事について暮らしの制度等を紹介。参加者は9名。ウェビナーの「Q&A機能」でいくつか質問はあったものの、淡々とした進行で盛り上がりには欠けた。終了時間も30分伸び、全体で2時間ただ視聴するだけのセミナーは参加者に疲労感を与えたと思われる。セミナー後、主催の県西総合センターを中心に1時間振り返りの時間をとり、今後の運営について話し合った。今回のようなセミナーでは集客も弱く先細りになるため、今までなかった横の連携を深めながらアイデアを出し合っていこうという気持ちを共有できたことを評価したい。既存のやり方ではなく新しいセミナーのあり方を協創できれば、と期待がもてた。神奈川県西エリアは、県として力を入れていきたいエリアでもあり、実際に移住のポテンシャルは高いはずなのでしっかりサポートしていきたい。 群馬県は「ぐんま暮らし交流会~UIJターン・就職応援します~」をオンライン開催。県内のUIターン者を積極採用している企業と求職者とのオンライン交流会。企業紹介のあとの各ルームには進行役にスタッフ1人が付き、参加者からの積極的な発言を促したり、企業からの話を取りまとめて、参加者には必ず発言を誘うなど、能動的な参加ができる工夫があった。オンライン上ながらも対面時のようにコミュニケーションを多くとれる形式であり、より群馬の企業を身近に感じることができた。16名が参加した。 熊本県は「火の国水の国 熊本ONLINEドラフト」と名付けたオンラインセミナーを開催。4市町が参加し地域おこし協力隊募集を「ドラフト」制とし、参加者と4市町が個別相談でマッチングを行った。市町のPRタイム、フリー交流会後、市町から参加者を指名し、参加者がOKしたらマッチング成立で、9名のうち7名がマッチングできた。 兵庫県は「移住・地方就職のリアルが分かる!アナタは何しに兵庫へ?」と題して兵庫県労政福祉課による就職・移住セミナーをミックス開催。企業の人事担当者、UIターン就職経験者による座談会などで実際どうやって就職したのか、企業としてはどういうことを面接で聞くのかといった話題に。会場2名、オンライン14名が参加した。 愛知県は「あいちの山里&離島Day~暮らしたい!あいちの山里&離島~」を会場で開催。山里パートでは、地域おこし協力隊として東栄町へ移住し、ゲストハウスなどの事業を行いながら、地域外の人と住民を繋ぐ役割を果たしている女性、協力隊としてチョウザメ養殖と学習塾の二足の草鞋を履く青年、離島パートでは名古屋(都市)と佐久島の二拠点生活を行う女性、岐阜県から佐久島に移住しカフェや島おこしイベントを行う女性が登場。現在の暮らしに至るまでの経緯や現在の活動、今後の目標を実体験者の目線で語って頂いた。参加者7名のうち3名はリピートの方で、20代の女性は1回目のセミナーを契機に地域(東栄町)へ通い始めたとのこと。参加者は決して多くないが、セミナー開催による成果が出ていると感じる。 岡山県は「空き家リノベーション&地域とのつながり」をミックス開催した。神奈川県から岡山県高梁市にIターン移住をした移住者がゲスト。かつて地域から愛された商店が廃業し、長年空き家となっていたところを買い取りリノベーションし再び愛される拠点をつくった実体験を伝えた。後半では県内より4市が出展し、空き家支援制度を説明。東京・大阪・北陸などから7組8名の参加。 29日は、宮城県が「リアルde宮城・18市町トークショー『あなたに教えたい  宮城はじめの一歩!』」を会場で開催した。宮城県18市町村の暮らしや子育て、お試し移住など、宮城のリアルな情報を対面形式(12市町)とオンライン(6市町)で紹介する大型イベント。全6テーマ(各40分)のトークショーコーナーと、移住&地域情報の展示コーナーに分け、個別相談コーナーも設置。予約者のうち13名のキャンセル(来場せず)があったが、予約なしの当日参加も9名あり、特にトークショー「仙台近郊の町」は定員を超える21名が参加。30組41名が参加し、盛況のうちに終了した。 徳島県は「ママたちのとくしま暮らし おしゃべり会」をオンラインで開催。専業主婦、就職、起業したとくしま暮らしのママたちが、子育てを中心に働き方や日々の生活について語り合うセミナー。子育て移住のリアルをキーワードに、徳島を知らない方にも魅力を伝えた。15名が参加した。 新潟県は「にいがた暮らしセミナーVol.7 地域コミュニティで “生きる力”を身に付ける」をオンライン開催。糸魚川市で集落の温泉旅館を引継ぎ運営している夫婦がゲスト。前半はトーク、後半は味噌づくりをしながら移住の質問ができ、和やかな雰囲気の参加型イベントだった。移住を受け入れる側になった気持ちの変化や「覚悟を決めずにチャレンジし、辞める事を怖がらない」という言葉がとても印象的だった。32名が参加した。 福島県は「ちょっとDeepなふくしまを知る ~会いたくなる ふくしまのキラキラWomen vol.2~」をオンラインで開催した。福島県の浜・中・会津の地域特性を活かして仕事をしている女性達をゲストに「新たなチャレンジ」や「地域との関わり」、「福島だからできること」を話していただいた。浜通りからは震災後から、トルコギキョウを栽培している方、中通りからは新幹線が通る利便性を生かして東京と二拠点でデザイナーとして活動している方、会津からは伝統の会津塗に北欧テイストを加えた作品を制作する、うるし作家が登壇した。23名が参加した。 静岡県は「静岡まるごと移住フェア」を東京交通会館12階で開催した。静岡県31市町と山梨県と、県内の建設不動産店や民間企業団体が出展し、盛況となった。こども連れや若い方も多い印象だった。三島市、沼津市など人気の市町は整理券を出し対応していた。244組392名が来場した。 愛媛県は「愛あるえひめ暮らしフェア」として、今年度5回目となる愛媛県のオンライン移住フェアを開催。現地の相談員とZoomで個別相談できるイベント。愛媛県ブースでは、近畿、東海、九州などさまざまな地域からの相談があった。今すぐに移住というよりは、フィットする仕事や地域が見つかれば移住したいといった方が多い印象だった。参加者は29名。

岩手県達増知事がフェア出席で来訪 | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

岩手県達増知事がフェア出席で来訪

1月も今日でおしまい。次年度の取り組みについての様々な動きもあって忙しい1ヶ月であった。会員自治体向けのレポート「東京発!~移住相談の現場から~」第3号も、配信した。この中のトップ記事は「移住のキッカケとは」の解説だ。2022年中に移住相談で登録のあった新規相談のデータで、「移住のキッカケ」1位は「地方暮らしに興味がある」で50.2%、2位が「安心・安全な暮らし」で12.1%、3位が「子育て環境」で10.1%となっており、年齢別では30代から40代では「子育て環境」と回答した割合が他世代に比べて高く、子育てが移住のキッカケになっていることが明らかになった。 また、総務省が30日に発表した2022年の住民基本台帳人口移動報告で東京都への転入者が転出者を3万8023人上回り、超過幅が3年ぶりに拡大し、東京集中が再加速したとマスコミでは報じられている。この件についてマスコミからコメントを求められたが、こうしたことについて、一喜一憂するようなことではなく、長いスパンで考えてほしい。移住希望者の増加は、価値観の多様化や競争社会の推進による貧富の格差など様々な格差の拡大などが背景にあり、ある種必然的な現象ではないのか、もっとスローな暮らしがあってもいいという人が増加した結果で、この現象は今後も続くのではないかと答えた。 過日の朝日新聞に「2022年10月1日現在、推計で日本から海外に生活の拠点を移した永住者の累計が過去最高の55万7000人」とあった。永住者は前年比で約2万人増の記事に目が止まった。識者は「賃金や労働環境、社会の多様性・寛容性などの面で北米や西欧諸国に相対的な魅力を感じる人が多くなっているのではないか」とコメントしている。こうした現象にもわが国の閉塞状況の一端が感じられる。ちなみの永住者の多い国は米国、オーストラリア・カナダの順となっている。 取材・来客は、19日に前全国市長会会長の森民夫氏(元新潟県長岡市長)が上京したのでと立ち寄られた。彼とは35年ほど前からの付き合いで、高齢社会の住宅政策を巡って厚労省、建設省の住宅局との勉強会でご一緒させていただいた。懐かしい仲間である。22日は岩手県達増知事が「岩手県U・Iターンミニフェア」に出席のため上京。8階のセンターも視察。その充実ぶりを評価いただいた。24日は兵庫県東京事務所所長視察、鹿児島県さつま町上野町長視察。時事通信取材。26日は読売新聞甲府支局取材。秋田県移住・定住促進課長と打ち合わせ。静岡県松崎町町長と懇談、東京都あきる野市中嶋市長と懇談。それぞれ移住受け入れに取り組みたいと抱負を語っていただいた。27日は和歌山県田辺市議団4名の視察あり、あいさつ。28日ラジオ出演打ち合わせ。29日は静岡県移住フェアあいさつ。午後、友人の作家・佐野眞一の偲ぶ会。31日は新潟県妙高市城戸市長視察、福井県坂井市議会議長ほか6名市議団視察。               岩手県の達増知事と             新潟県妙高市の城戸市長と              あきる野市の中嶋市長と 1月17日~22日に、地方移住セミナーを18回開催した。 群馬県中之条町は17日、「今宵、『古民家BAR久美子』にて(吾妻編)」をオンラインで開催した。中之条町の移住コーディネーター、村上久美子さんがバーテン役を模したトークセミナーは好評で第3弾目となる。「吾妻郡6町村」を対象とし、温泉と浅間高原の自然が広がる地域の魅力と移住者の受け皿体制を発信した。高山村移住コーディネーターなどゲストは3組で、移住するには何から始めたらよいのか、どんな人が地方暮らしに向いているのかを伝えた。移住後も集落支援員からのあたたかいフォローを受けているという高齢者ゲストからは、高原地の冬暮らしの厳しさと、何物にも代えがたい自然環境の魅力を話していただいた。57名が参加した。 18日は、東京多摩地域が「たま暮らしセミナー 東京が好き 自然が好き だから私は多摩に住む(後編)」を会場とオンラインのミックス開催。子育て中のママでもあり、多摩地域の情報発信をするローカル出版社社長をファシリテーターに迎え、東大和市・東村山市・羽村市・あきる野市の先輩移住者とトークセッションした。移住のきっかけや経緯、実際に住んでみた感想が聞けた。地域とのつながり等、東京でありながらも地域に根ざした暮らしぶりが知れた。また、参加者からも複数の質問があり活発なやり取りとなった。オンライン終了後、会場参加の方とミニ座談会を開催。市町村職員も参加して良い雰囲気のまま終了となった。合計11名が参加。 鹿児島県は「鹿児島移住オンラインセミナー2022 vol.6 #転職なき移住編」をオンラインで実施。ゲストは「自然豊かな場所でキャンプ場をやりたい」という夢を持って東京から霧島市に移住した方。リモートワークで東京の仕事を継続しながらの生活していることや、物件の探し方や費用、ローンの話までざっくばらんに語り、あっという間に時間が過ぎた。参加者からもたくさんの質問が寄せられ、関心の高さがうかがえた。申込者数は70組のうち、当日参加は24組。申込者は期間中アーカイブ視聴することが出来る。 19日、愛媛県は「愛あるえひめ暮らしフェア 『えひめでお店をはじめる方法』」と題して、Uターンして起業した2名をゲストにオンラインで開催した。1名は松山市でクラフトビールを製造販売している方、もう1名は、脱サラし大洲市でサスティナブルストアを開業した方。44名の参加者の年齢層は20代から50代までそれぞれの年代が同じ割合だった。 20日、千葉県旭市は「海辺のまちの“ちょいなか暮らし”移住セミナー  僕らのちょいなか暮らし~変化とそのままと~」をオンライン開催。今年度3回予定しているオンラインセミナーの2回目。昨年4月にオープンした多世代交流施設「おひさまテラス」より配信した。子どもから大人までが生涯活躍できるまちづくり「みらいあさひ」の構想と、街の中心地にオープンしたイオンタウン旭「おひさまテラス」の活用状況を紹介。セミナー後半では、都内から移住し、イオンタウン旭のシェアキッチンに勤務する30代男性がゲストスピーカーとして登場。忙しい都内では得られなかった穏やかな日常や、町の人との関わりから得られる刺激など、旭市での充実した暮らしぶりを語った。30~60代の5名が参加。 21日には、千葉県多古町が「多古町移住セミナー 多古町で新生活!!」をミックス開催。成田空港が近く、のどかな田園風景が広がる多古町は“世界に近い田舎町”。町の中心地にあるコミュニケーションスポット「たこらぼ」から、多古町の魅力を発信した。現地移住コーディネーターがインタビュアーとなり、地域密着型の不動産会社、新規就農を実現した移住経験者、地域おこし協力隊(4名)と軽快なトークを繰り広げた。賃貸・購入物件の効率的な探し方、町内のリアルな空き家状況、就農までのステップ、協力隊の任期終了後の予定など、移住希望者が欲している情報を引き出した。10名が参加し、8割が20~30代であった。 滋賀県は「滋賀で暮らそ。意外と都会 ほどよく田舎がちょうどいい 【滋賀のお祭り編】」をオンラインで開催した。850年以上の歴史をもち、県の無形民俗文化財に指定されている馬見岡綿向神社の例祭「日野曳山祭」を紹介し、魅力を発信。日野町曳山囃子方交流会の方に特別に演奏していただいた。12名の参加者も生演奏に大変満足された様子で、アンケートでは「日野町に行ってみたい。お祭りに参加したい。子供の頃を懐かしく思い出した」との感想があった。連携体制もよく、来年度のセミナーにも生かしたい。 北海道十勝地域は「北海道十勝で暮らそう!移住相談会 本別町/足寄町/陸別町」と題して、十勝東北部の3町合同で会場で行った。ゲストハウスを経営する先輩移住者が体験談を語った。50代2名、30代1名の方が参加し、全員が3町全てと個別相談を行い熱心に話を聞いた。 山形県山形市は「ヤマガターン 第2回 山形市暮らしと仕事まるごと相談会in東京」をリアル開催。仕事に焦点をあてた内容で、前半は宮大工を目指す女性先輩移住者のトーク、後半に個別相談会とした。10名の参加者は20~30代が多く、ほぼ全員が個別相談会に参加。それぞれ約1時間かけて担当者とじっくり話し合い、その真剣度の高さがうかがわれた。 宮崎県は「あったか宮崎ひなた暮らし 移住相談会」を東京交通会館12階で開催した。セミナー講演は実施せず、ブースでの個別相談に特化した。17市町村ブース他、仕事や住まいなど計25ブース出展の他に観光PRコーナーやVR体験コーナーを設け宮崎県をアピールした。ブース周回スタンプラリーも行い、できるだけ多くのブースを訪れていただくよう工夫したこともあり、ブースには常に相談者がいる状態が続いた。62組99名が来場した。 埼玉県は「埼玉県移住支援金PRセミナー」をオンライン開催。埼玉県観光バーチャル大使の春日部つくしさんが支援金支給対象地域を紹介する動画に登場し、セミナーの司会進行も行うという初めて試みで実施。YouTubeやTwitterのフォロワーが約5万人いる人気者の登場で、参加者の平均年齢も30代前半と若い層にまで届けることが出来た。また、北は北海道から南は岡山までと全国各地から参加があり、まずは埼玉を知ってもらう一歩にもなったのではと思う。加えて、支給対象地域の職員をリレー方式でつないだり、先輩移住者2名を招いてのトークセッションを行うなど、バーチャルとリアルを楽しめる充実した内容のセミナーとなった。20名が参加した。 22日、岩手県は「岩手県U・Iターンミニフェア」を3階グリーンルームで開催。就職・転職をメインとしたイベントで、今回ミニフェアとして当センターと共催した。U・Iターンフェア自体は、東京で開催を続けてきたイベントであるが、コロナ禍で約3年ぶりの開催となった。Uターンを中心に学生から一般まで幅広い層が参加。90名が来場し、セミナーでは椅子を追加するほど盛況となった。岩手県の達増知事も来訪し、盛況な状況を視察していただいた。 茨城県は「第6回いばらき暮らしセミナー ストレスフリーな子育てのススメ~みんなで話そう!座談会~」をミックス開催。子育てに絞ったテーマで各市町(水戸市、常陸大宮市、つくばみらい市、龍ケ崎市、境町)から支援制度について話を聞いた。その後ゲストによる座談会を実施し、最後に個別相談会を開催した。4名が参加した。 山形県置賜地域は「あっぺした、おきたま!~置賜のおいしい!きれい!たのしい!まいライフお伝えします~」と題し、置賜地域8市町がミックスで開催した。それぞれの市町が工夫を凝らした動画で地域の特徴や雪国の暮らしを紹介し、地域の魅力を伝えた。U・Iターンした先輩移住者の本音トークに、熱心に聞き入っていた。その後の個別相談もほとんどが参加し、関心の高さがうかがえた。21名が参加した。 石川県は「いしかわ冬暮らしの豆知識」をオンラインで開催。石川への移住で多くの人が気にする冬の暮らし方に焦点を当てたセミナー。白山市、能美市、穴水町、珠洲市、能登地域の5地域からゲストが参加し、「雪はどのくらい積もるか」「電気代はいくらぐらいか」など質問が出た。ゲストに海外出身の方もおり、様々な視点で石川の冬について知ることができた。20名が参加した。 岡山県備前市は、「備前で暮らす 備前で働くセミナー」をオンラインで開催。備前市が主催する二度目のセミナーとなり、「暮らし」と「働き方」をテーマにした。夫がカフェ起業準備、妻が地域おこし協力隊をしている移住者をゲストに体験談を聞いた後、市内の求人を案内。後半は参加者全員で座談会を行い、住居や交通機関、仕事など幅広く質問が出た。関東、関西、東海、北陸と各地から7組8名が参加した。 沖縄県は「島ぐらしのリアルをお届け!沖縄移住セミナー&相談会(久米島・伊江島・その他離島)」を会場で開催。沖縄県全般(協力隊)・就職・久米島町・伊江村の個別相談ブースが出展し、途中セミナーやフリートークの時間を設けた。伊江村は初めての参加となった。参加者は50代が多く、申し込みは9名満員御礼であった。 和歌山県は「移住×サッカー×農業!?移住者によるサッカークラブ 南紀オレンジサンライズFCの挑戦!!」をオンラインで開催。移住者のみで構成されたサッカークラブ「南紀オレンジサンライズFC」とのコラボセミナー。代表や選手、選手の雇用先企業から、和歌山県を選んだ経緯、現在の活動、移住後の生活について聞いた。事前申込者(19組20名)限定で、後日アーカイブ動画を案内する。  

昨年、マスコミ取材は279回、ありがとうございました。

いよいよ東京も冬の寒さが本格化する季節となってきた。そうした中で週末を中心に行われている移住セミナーも先週は12回の開催。今週は18回の開催が予定され来訪者も多くなってきている。有楽町で見ている限り、地方移住の波は今年も続いているようだ。 今年もマスコミの取材が多いが、このほど昨年の取材一覧がまとまった。これを見ると昨年は279回。2021年の292件に比べ微減となっているがそれにしても多く、この対応に少なからずの時間を取られ、正月から相変わらずの忙しさとなっている。また、例年2月に公表している「移住希望地ランキング」は、今年は2月16日にマスコミへリリースを配布。2月21日から22日に予定される移住実務者セミナーで発表を予定し、24日に情報解禁を考えている。 取材・来客は、12日に今年最初の視察が山梨県市議会議長会によりあった。事務局を含む25名の参加で、率直な意見交換を行った。13日朝日新聞の取材。午後、ふるさと総研玉田社長と懇談。14日は山口県岩国市まちづくりサポートセンター、市労働政策山崎課長と懇談。17日は福島県企画調整部次長、地域振興課長と移住政策の強化について意見交換。午後、岩手県八幡平市市議会議員団10名の視察を受けた。18日はカナダのマスコミのオンライン取材。午後ウェブメディア「アスティオン」の取材。群馬県県議会星名議長の視察もあり、全国唯一の全自治体参加による取り組み推進の重要性を巡って率直な意見交換をさせていただいた。夕方から自治労新年交換会出席。19日、静岡市葵区前田区長他と懇談。 先週は地方移住セミナーを12回開催した。 1月11日は、富山県が「とやま地域おこし協力隊募集セミナー」をオンラインで開催した。住まいや、休日、働く場所など具体的な質問が多く、口頭で回答しきれない質問には、チャットで対応したが、それでも予定時間をオーバーした。地域おこし協力隊について、非常に関心の高い参加者が多く、充実したセミナーとなった。23名が参加した。 12日は、愛媛県が「愛あるえひめ暮らしフェア オンラインセミナー 移住検討の “ファーストステップ” ~おしえて!移住支援サイトって何がのってるの?~」と題して、移住を考え始めた方に向けて、移住のポータルサイト「えひめ移住ネット」の活用方法を紹介するオンラインセミナーを開催。参加者の年齢層は幅広く、住んでいる地域も、東京と大阪が多いものの九州や中国、北関東などこれまで以上に様々だった。44名が参加した。 13日は、長野県天龍村が「自然を五感で感じよう!天龍村親子留学募集セミナー」をオンラインで実施した。2023年4月から新規スタートする親子留学の募集説明会。同日に信州自然留学(山村留学)推進協議会」が設立され、県を上げて推進していく。参加者1名だったが、本気の相談者で、具体的に話が進展し現地訪問へとつながった。担当者も小学生のお子さんのいる移住者だったため「忌憚のない話ができた」と相談者、主催者双方から好評だった、今後も定期的に継続していくことになった。 兵庫県は「ひょうごで働こう!おためし企業体験 事前説明会 in TOKYO」を会場とオンラインのミックスで開催した。兵庫県労政福祉課の事業の説明をメインとした内容でセミナー7回目(最終回)。事業説明の後に、就職活動における「自己PR対策」について講師から解説があった。集客はリアル4名、オンライン1名。 14日は、岡山県笠岡市が「瀬戸内の島とボクとのいい関係」をミックス開催。笠岡市が主催する初めてのセミナー。人口40人の離島、笠岡市高島で地域おこし協力隊として活躍している先輩移住者のリアルな日常とこれからの展望を包み隠さず本音で話してもらった。後半では参加者からの質問も飛び交い、和気あいあいとした雰囲気だった。オンライン8組、会場4組5名、計12組13名が参加した。 香川県は「うどん県香川の住まい探しセミナー~香川で見つけるあなたの住まい~」をセミナール―ムで開催。8年前に神奈川県から香川県三木町に移住し、現在不動産業を営む方をゲストに迎え、「物件を探すときに、おさえるべきポイント」と自宅をD.I.Y.でリノベーションした経験について聞いた。20代~60代の14名が参加した。 宮崎県は「宮崎県 にしもろ移住相談会 宮崎県えびの市・小林市・高原町合同移住セミナー」を、宮崎県西に位置する2市1町で合同でリアル開催した。それぞれの担当者が地域の魅力を説明し、その後先輩移住者のトークと個別相談を実施。参加人数は5名と少なかったものの参加者全員が個別相談をし、大いに盛り上がった。「じっくりと話ができて有意義な時間だった」「今後につながる出会いになった」と好評を得た。 静岡県は「移住×林業・建設業 ~自然豊かな静岡県を満喫する働き方・暮し方~」をリアル開催した。林業と建設業に携わっている2名のゲストを迎えてのセミナー。どのようにして移住し、現在の仕事に就いたかなどを聞いた。2名の参加者は、年齢層が40代~60代と高めだったが、親族が県内に山林を所有している方で林業関係者との個別相談につながった。 15日は、北海道釧路・根室地域が「自然とともに北海道で働く!釧路・根室で酪農を始める相談会」をミックスで開催。道内でも指折りの酪農地帯から8市町が参加し、3組4名の方と個別相談を実施。一部オンラインで現地とつなぎながら、参加者はみな真剣に相談していた。夫婦1組と単身者2名で酪農を希望。今後現地体験につながりそうである。 鳥取県は「鳥取県IJUターンBIG相談会」を開催。大型リアルイベントは約3年ぶりの開催であった。集客方法は、SNSやネット広告、DMをはじめ、今回は有楽町駅前のサイネージにも広告を出して宣伝を行った。71組88名の参加となり、100名に届かなかったことが悔やまれるが、移住への本気度が高い層が多かったことは良かった。 福島県会津地域は「移住は会津を見てから 会津移住者トークセッション・交流会&個別移住相談会」をミックス開催。イベントは「参加市町村との個別相談会」「Iターン移住を果たしたゲスト3名によるトークセッション」「ゲストと参加者との交流会」の3部構成で、会津暮らしの不安や疑問を払拭してもらえる内容となった。ゲストは、東京生まれで農業大学校で学んだ後に喜多方市に移住し養豚業を始めた女性、北海道生まれで科学研究所勤務から会津坂下町の地域おこし協力隊となった女性、センターで相談後に広告会社役員から郡山市のプロバスケットボールチームの広報役員となり猪苗代町に移住した男性と多種多様で彼らの興味深い話に参加者は聞き入っていた。13名が参加。 同日、福島県は「未来ワークふくしま移住セミナー『はじめよう、私とふくしまの小さな物語。』 vol.5 自分らしさを活かした起業編」を会場とオンラインでミックス開催。福島県が主催する12市町村関連の移住セミナーの第5回で、72名が参加した。3時間半の長丁場のセミナーで、ゲスト自己紹介/活動状況の紹介、ゲストによるパネルディスカッション、支援制度の案内、ワークショップ、座談会/個別相談会、と盛りだくさんな内容。ゲストの方々は、志も高く素敵な活動をされている方ばかりであった。一方こうした活動はキラキラし過ぎて、普通の方が、これを事例として移住を進めるのには無理があるように思う。もっと地域性やイベント等がハイライトされても良いかと感じた。

今年もそれなりに順調にスタート!

新年も2週目に入り、通勤電車もそれなりに混み始め、徐々に日常を取り戻しつつある。移住相談もコンスタントに来客があり、それなりの数となっている。その原因の一つは、政府が今年4月から一定の条件のもとに子ども連れの移住者に対し一人あたり最大30万から100万の加算を決めたことへの問い合わせなどもあるようだ。移住セミナーも7日、8日の週末にはそれぞれ2回ずつ開催され、スタートを切った。トップを切ったのは長野県と山形県遊佐町。翌日は福井県と鳥取県・島根県の初コラボセミナー。それぞれの主催自治体の今年への意気込みを感じさせ、それなりの集客もあった。(詳細は下記へ) この程、12月の相談件数が明らかになった。相談等件数では広島・福岡・静岡・長野・富山の順で多かった。セミナーを含む参加者では群馬・長野・和歌山・愛媛・広島の順となった。トータルの件数では3487件と2年ぶりに4000件を割り込んだ。これは12月のセミナーの開催数が前年と比べ15回ほど少ない62回に留まったことが原因のようだ。 取材・来客は、6日は読売新聞甲府支局の取材、同じく日テレの夕方のニュース番組の「news every.」の取材。10日は福島県の年始の集い参加。11日は米国通信社「Feature Story News」の取材と日生協賀詞交歓会参加。 年明けの第1週目は、週末に4件の地方移住セミナーが行われた。 7日には、長野県が「教育移住のリアル 楽園信州移住セミナー」をセミナールームで開催した。教育移住をテーマに、イエナプラン、山村留学など特色のある教育を行っている8市町村が参加。40代の家族を中心に16組25名(子供5名)が出席した。家族で移住した2組と、全国的に有名になった私立小学校設立に携わり長野県教育委員となった女性をゲストに、体験談や教育事情を紹介した。真剣に移住を検討している10組ほどの家族が個別相談まで残り、各市町村と熱心に懇談した。 山形県遊佐町は「アウトドア×子育て ゆざを楽しむ愉快な仲間達」をオンラインで開催。神奈川県から移住した先輩移住者をゲストに迎え、雄大な鳥海山を眺めながら自然豊かな町で、親子でアウトドアを楽しみながら生活をする様子や、仕事、住まいの紹介をして参加者を魅了した。現地からの中継や地域おこし協力隊の活動紹介もあり、盛り沢山の内容だった。13名が参加した。 8日には、福井県が「福井県公務員セミナー&相談会 ~来年度の募集に向けて~」をリアル開催。人事委員会からの要請があり、昨年8月28日開催に続き2回目の公務員セミナーとなった。学生及び社会人を対象として、来年度の福井県職員、県警察官・職員の募集のために開催。社会人2名と学生1名が参加した。セミナー後の個別相談会では、少人数のため時間をかけて説明や相談対応をすることができ、参加者にとって好印象となった。 鳥取県・島根県は合同で「とっとり・しまね どっちがどっち!?山陰ゆったりトークタイム~冬の味覚編~」を会場とオンラインのミックスで実施した。参加者へ今まで知らなった山陰の魅力や文化を伝える目的で開催。山陰の冬の味覚をテーマにして相談員3名で、写真も交えながらトークを展開。セミナー途中にミニクイズも組み込み、参加者とコミュニケーションをとりながら進めることが出来た。会場12組13名、オンライン23組23名、合計35組37名の参加。

マンネリ化を排し、さらなる前進を目指します!

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 ふるさと回帰支援センターも職員一同、お陰様で無事新年を迎えることができました。4日10時からは全員集会を開き、新たな20年をめざして、マンネリを排し、移住希望者に寄り添う相談の実現に頑張ってほしいと訓示しました。移住希望者を受け入れるための環境整備の一環として、当面100自治体の会員化と、このふるさと回帰運動が国民的運動として社会的に定着させるために目標としての1000自治体の会員化に努力することを要請しました。 政府は次年度予算で移住支援事業について、東京圏から地方に移住する世帯について、子どもを連れて行く場合の移住支度金を一人30万から100万に引き上げることにした。この事により、子ども一人の世帯では最大で合計200万が支給される。ただ、これには条件があり、23区に住んでいるか、東京圏から23区に通勤している人が対象。23年度から実施される。この事業はこれまでも実施されてきたが、おおよそ全国で1300弱の市町村で実施されている。 例年、2月に発表している移住者人気ランキングは今のところ例年並みの2月中旬頃に発表予定である。また、合わせて発表している移住セミナーの開催実績はこの程、速報値が明らかになり、2022年は649回と昨年比で15.5%の87回増加した。ちなみにトップは42回開催した長野県で、内訳は県主催が13回、長野市が5回、平谷村が4回、飯山市が3回、2回が宮田村など3団体。他に自治体・団体と幅広い開催主体が11回、移住セミナーを開催し集客している。一方、5回以下の県は10県に達し、開催していない県も2県ある。 取材・来客は、年末・年始ということで少なく、年末の23日に福島県本宮市総務部長外が見えられた。1月5日は朝日新聞が年始あいさつに。イギリスのBBCが移住全般についてメール取材。 2022年最後の週は、7回の地方移住セミナーを開催した。 12月20日には、広島県が「穏やかな瀬戸内へ転職なき移住!人気3エリアの違いと魅力体験セミナー【現地ツアー開催決定】」をオンラインで開催。尾道・福山・三原のツアー事前セミナーで、26名が参加した。転職なき移住をテーマに、リモートワーク等で移住した方をゲストに迎え転職せず移住する際の流れや移住後の生活について聞いた。ツアーに参加してイメージを醸成することや、移住後のコミュニティへの参加の大切さについて,参加者に伝えることが出来た。 和歌山県は「移住×しにゃごはん 和歌山の旬の食材!やみつきごはん」をオンライン開催。県内在住でフォロワー数44万人超えのインスタグラマー「しにゃさん」、東京から移住され醸造家として活動している方の2名をゲストにYoutubeでライブ配信した。地元の方と移住者、それぞれの視点から和歌山県について語っていただいた。事前申込者(34組39名)限定で、後日アーカイブ動画を案内する。 21日には、東京都多摩地域が「たま暮らしセミナー ー東京が好き 自然が好き だから私は多摩に住む 前編-」をオンラインと会場のミックス開催。地域密着の出版社「けやき出版」の小崎さんから都会でもない田舎でもない(都会もある田舎もある)「トカイナカ」をPR。30市町村を5つのエリアに分けて地域的な特徴について説明、泊まれる酒蔵や罠シェアリング等のコミュニティを紹介した。また地元密着の建設会社社長で地域の仕掛人の相羽さんから、多摩だからできる暮らし方を提案。9名が参加し、多くの質問やコメントが寄せられた。1月18日に開催される(後編)に繋がる内容となった。 山口県は「やまぐち夜カフェ② オンライン交流&相談会」をオンラインで、「女性目線でみた山口県の暮らし」をテーマに、7市町の移住部署の女性担当者(計10名)との情報交流会として開催した。市町の支援情報や下見をした参加者からの現地の印象の紹介、子育て環境の情報など女性目線ならではの関心の高い話題で活発な交流となった。あっという間の1時間となり、再催の希望もあった。参加者は20代~60代で50代が44%(7名)で最多。ご夫婦での参加も1組あった。 22日は、茨城県那珂市が「移住相談会・地域おこし協力隊募集セミナー」をミックス開催した。那珂市の地域情報の提供と地域おこし協力隊員による仕事内容の紹介で、農家さんによるゲストトークを実施。地域おこし隊員の募集要項の説明もあった。最後に個別相談会を行った。合計で6名が参加した。 和歌山県は「ゲストハウスとシェアハウスオーナーが語る「わかやまだからこその魅力」交流会」をオンラインで開催した。和歌山県のプログラム「しごと暮らし体験」をメインにしたイベントで、県内にUIターン移住し、ゲストハウスやシェアハウスを運営しているゲスト3名から、移住のきっかけやその後の活動について語っていただき、後半にはゲストと参加者がグループに別れての交流タイムを設けた。34名が参加した。 年内最後のセミナーとして、23日に埼玉県が「秩父市地域おこし協力隊募集相談会」リアル開催した。秩父市は、2023年度6つの業務で8名の地域おこし協力隊を募集する。年末に差し迫った金曜の夜開催ということで、当初集客を心配していたが、埼玉屈指の人気移住先の秩父だけに会場、オンライン合わせて合計13組14名の参加となった。セミナー前半は秩父や募集業務の説明、現役隊員によるトークを行い、後半は秩父市のスタッフ6名による個別相談会。参加者は終了時間過ぎまで熱心に耳を傾けていた。帰り際に「協力隊に応募します」という力強い参加者の声も聞くことが出来、今年の締め括りに熱気あるセミナーとなった。14名が来場した。

新年は1月4日から通常営業します! | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

新年は1月4日から通常営業します!

今年最後のブログです。1年間の購読ありがとうございました。今年はふるさと回帰支援センターを立ちあげ、20年というひとつの区切りの年でした。11月にはお世話になった方や団体、関係者の皆さんに参加いただき、ささやかな記念レセプションを開かせていただき、20年誌も発行し参加者に配布した。HPも利用者目線で全面リニューアル。事務所も使い勝手を考え、東京交通会館8階に一元化した。セミナールームはこれまでと同じく4ヶ所を確保した。そして、ふるさと回帰運動をこの国に定着させるために、なんとしても1000自治体の会員化を達成し、移住希望者の移住先の選択肢を広げ、さらなる高みをめざすことを決意している。 政府は16日、5カ年のデジタル田園都市国家構想総合戦略(案)を明らかにした。その内容は、デジタルの力を活用して地方創生を加速化・深化し、「全国どこでも誰でもが便利で快適に暮らせる社会をめざす」とした。また、東京圏への過度な一極集中の是正や多極化を図り、地方に住み働きながら、都会に匹敵する情報やサービスを利用できるようにすることで、地方の社会課題を成長の原動力とし、地方から全国へとボトムアップの成長につなげるという。さらに、基本的な考え方では、これまでの地方創生の取り組みも、蓄積された成果や知見に基づき、改善を加えながら推進していくと明らかにし、政策の継続性も担保した。施策の方向では、地方の社会課題解決として、①地方に仕事をつくる、②人の流れをつくる、③結婚・出産・子育ての希望をかなえる、④魅力的な地域をつくる、を取り上げ、その工程表の中では通年で(a)東京圏から地方への移住・定住の推進を明確にしている。 こうしたことから、ふるさと回帰支援センター的には新年以降、この5カ年が取り組みの総決算になるとの認識で、全力で地方移住推進に取り組むこととしている。 取材・来客は、年末ということで少なく、22日に中日新聞東海本社論説委員から、静岡県の移住の取組みに関する取材をうけた。午後には、宮城県加美町長が来訪、意見交換した。先日、週刊新潮の企画で、作家の佐藤優氏(元外交官)と対談した。12月27日発売号に掲載されるので、ぜひご覧いただきたい。また、12月29日19時30分から、NHKBSプレミアムで「いいいじゅー!!年末スペシャル」を放送予定。これまで放送した個性的な移住者を紹介するので、こちらもぜひ!              作家・元外交官の佐藤優氏と 先週は地方移住セミナーを20回行った。 12月13日は広島県が「広島ワインがローカルを元気にする ~人と地域をつなげるワイン造りのお話~」をオンライン開催。ゲストは、料理本等のフリー編集者の女性、ワインを通じた地方創生に取り組む男性、実家の醸造所を再興した男性の3名。海・山それぞれのワインの特徴や地域との関わり方について伺った。海のワイン瀬戸内醸造所は、地方創生に携わる企業家の方が三原にUターンして立ち上げた。地域で取れた葡萄でワインを造ることで、地域の葡萄の良さをアピールするという好循環を作り地域の活性化に取り組んでいる。山のワイン福光葡萄醸造所は、果実酒特区での葡萄酒造りで地域のイベントでのみグラス提供が可能。栽培にはできるだけ手をかけず、気候風土を表現した葡萄栽培を行っている。海と山それぞれの栽培・製造手法や地域との関わり方があり、ワインと地域活性化の可能性を感じるセミナーだった。 岐阜県は「学生と岐阜県内企業との交流会in東京」を、初めて岐阜県東京事務所の企画・運営でリアル開催した。県内から優良企業10社の人事担当が参加し、通常の合同説明会ではなく交流会形式で実施した。告知が遅れたため、参加学生は4人であったものの車座でざっくばらんに話をする時間では、笑い声も聞こえ和やかな雰囲気であった。県の移住関連事業「岐阜住学」(現地滞在型)に参加した他県出身学生もいて、滞在したことで岐阜県内への就業にも興味を持ち参加したとのこと。関係人口事業の中での好事例であった。 愛媛県と高知県は合同で「いなかで暮らす、地域で働く 自分を満たすライフワークの見つけ方 ー 多業・複業編 ー」を開催。両県から、多業・複業を実践している先輩移住者2名をゲストに招き、今の働き方にたどり着いた経緯や現在の仕事や暮らしの状況などを聞いた。今回はオンラインでのみ配信し、計15名が参加。アンケートでは、セミナー内容が魅力的だと感じた声が多く見られた。後日、アーカイブ動画を愛媛県YouTubeに掲載する予定。 16日には佐賀県が「さが暮らしセミナーVol.14 ~起業で開く NEXT DOOR~ “街の日常”をDESIGNする~シャッター街のエリアリノベーションに挑戦する若手経営者の話~」を会場とオンラインでミックス開催した。ゲストは、空き店舗が増えた佐賀市の中心街に業態の違う6店舗を展開している。「自分が開業して成功すれば、他の人も近くで起業を考えるので、街全体をデザインすることにつながる。」信念を持ってシャッター街の復興に取り組む経営者が、リアルな数字を提示しながら佐賀県での経営ノウハウを伝授。13組14名の参加者が聞き入る中身の濃いセミナーになった。 群馬県桐生市とみどり市は「群馬で新たなライフスタイルin桐生みどり」をオンライン開催。群馬の東部、桐生市とみどり市へ移住、なりわいを作り出して生活しているゲスト2名を迎えた。織物の産地でものづくりをしたいという思いで移住したゲストからは、地域の人との交流を通して家、店舗が見つかり、創作のしごとが広がった経緯を聞き、地元の方々との上手な付き合い方を知る。また山間部で地域おこし協力隊として活動しながら子育てをしているゲストからは、過疎化が進む地域で子ども達の学びに対する危機感などの話もあり、良い事だけではない地方暮らしの実情を知ることができた。50名が参加した。 兵庫県は「ひょうごで働こう!おためし企業体験 事前説明会 in TOKYO」をミックス開催した。兵庫県労政福祉課の事業「ひょうごで働こう!おためし企業体験」の説明をメインとした内容セミナーの6回目。事業説明以外では、「就活の進め方」についての講義であった。3名が参加した。本企画はさらに継続予定。 17日は愛知県蒲郡市が「暮らしセミナー ねほり はほり がまごおり」をミックスで開催した。海・山・温泉がある蒲郡市で暮らす先輩移住者と、移住希望者と地域を繋ぐ地元の団体、市職員によるクロストーク。参加者は10名で、30~40代がメイン。サブテーマに「子育て」を掲げていたが、子育て世帯以外の割合が高かった。内容が子育てに寄っていたため、該当しない参加者にとっては興味がない話になってしまったが、子育て以外にも市の魅力や実情、スーパー・病院・交通等の地域情報もしっかり組み込まれていたので、その点は良かった。オンライン参加者から多くの質問が寄せられ、アンケート結果でも「移住を検討したい」「訪問してみたい」という声があり、蒲郡市に興味を持って頂けたと感じた。 岐阜県は「岐阜県のリモートワーク施設を徹底解説!~あなたにぴったりな施設を探してみませんか?」をオンライン開催。県内4か所の拠点を繋ぎ、実際の施設を中継しながら紹介した。全ての施設で移住者が運営などに関わっているため、単に施設の紹介にとどまらず、周辺環境や地域性などについても合わせて話があった。9名の参加者からも積極的に質問があり、各地域から回答を返すなど、充実したセミナーとなった。セミナーの様子は後日岐阜県の「ふふふぎふ」(移住定住ポータルサイト)にアーカイブとして掲載し、いつでも見られるようにしている。 群馬県嬬恋村は「オンライン体験旅~ぐんまの過疎地域とオンラインで繋がってみませんか~【語ろう、触れよう 嬬恋村の暮らし。】」をオンライン開催。高原キャベツで名高い「嬬恋村」の冬の暮らしをオンライン越しに伝えた。クリスマスツリーの生産地でもある村をドローン映像で見せながら、浅間高原の雄大な自然や、自然素材を利用したショップを営む方へのインタビューを、暖炉のある村の中継先より伝えた。参加者の自宅にはクリスマスツリーワークショップのキットが届き、手も動かしながら村の暮らしを聞いた。ゲストの地域おこし協力隊からは、つまごいライフの楽しみや、子育てする上で田舎育ちの良い点などを聞いた。13名が参加した。 島根県は「しまね移住の先輩が語る!地方暮らしのアレやコレ vol.4  -移住先での住まい探し編-」をオンラインで開催。飯南町へ移住したゲストから経緯や飯南町に移住を決めた理由を聞いた。続いて「移住前と移住後の暮らしのこと」「地域の繋がりのこと」「の住まい支援や就農支援のこと」を、ゲスト目線で話していただき、参加者からは頷いたり笑顔になったりする様子も見られた。飯南町は雪が降ることを紹介すると、「雪が降る地域で暮らす覚悟とはどんなものですか?」と、具体的な質問も寄せられ、雪が降る地域での暮らしについてもリアルな声を届けることができた。参加者は30代~70代の5名。 山梨県韮崎市、笛吹市、甲府市は「山梨県3市合同セミナー&個別相談会『山から街まで』」と題し、山梨でも人気の高い3市が合同でリアル開催。第一部は、各市移住相談員(市職員)3名によるトークセッション。それぞれの市の特徴や、自治体やご近所との関わり合い等を話し、参加者も熱心にメモを取るなど聞き入っており、盛り上がった。第二部は各市個別相談。現地に行かなければ相談出来ないことを、このセミナーで聞くことが出来るとあって、参加者は集中して質問し積極的に相談していた。相談者の真剣度も伝わり、相談員も対応、各20~30分枠の予定がずれ込むこともあった。アンケートも全員にご回答いただき、好評であった。13名が参加した。 福島県会津若松市は「会津若松市移住セミナー『移住するなら、就職or起業 あなたはどっち?』」をミックス開催。多くの移住相談を受けている会津若松の視点で、就職・起業を軸に、普段からよく聞かれる内容を専門家に質問する内容だった。そのためかUターンを希望する30代の割合が高かった。就職は県の就職相談窓口であるふくしま・生活就職応援センター会津若松事務所長、起業は会津若松市のコワーキングスペース運営や、県のインキュベーションルームを統括している方にお越しいただいた。また、4月に採用予定の地域おこし協力隊の募集情報を今回のセミナーで初公開した。9名の参加。 石川県・和歌山県は、「5県を巡る暮らしの魅力発見紀行として第4回 和歌山×石川セミナー『暮』」を東京交通会館3階で開催。石川県が中心となって開催してきた、『世界塗業遺産認定県連携リレーセミナー』の第4回目。石川県からは地域おこし協力隊として移住したアートに造形の深い方、和歌山県からは嫁ターンをして肉処理加工施設でジビエに携わりつつ格闘家としても活躍している方のお二方をゲストにお迎えし、お話いただいた。お二方とも話が上手で大変盛り上がった。マルシェも開催し、ゲストにちなんだものも販売するなど一体感のあるセミナーとなった。マルシェも含めて50名が来場した。 17日、18日は、2日間連続で沖縄県が「【満員御礼】おきなわ田舎ぐらし・街ぐらし 移住セミナー&相談会」をリアル開催。沖縄県全般(協力隊)と就職の個別相談ブースを設け、途中セミナー形式でそれぞれの視点から沖縄県を紹介する時間も作った。両日あわせて14名の参加、年齢層は30~60代で、かなり本気度の高い具体的な相談が多かった。 18日、富山県は「第8回富山移住セミナー『普通の会社員』の富山移住計画」をオンラインで実施。一番多い移住層である「普通の会社員」にスポットを当て実施。実体験での仕事の探し方、住まいの探し方を「普通の会社員の目線」で紹介。また雪のこと、車が必要かなどの疑問にも答え、当日の雪の様子もライブで伝えた。18名が参加した。 滋賀県は「滋賀で暮らそ。~滋賀の歴史文化 お城編について~」をオンラインで開催。現在世界遺産登録に向けて盛り上がりを見せる彦根城を紹介し、「滋賀の城郭」をテーマに、滋賀県の魅力を発信する。城下町の歴史文化が根付く地域に惹かれて移住したゲストから移住のきっかけや滋賀県でのリアルな暮らしなどについて聞いた。滋賀の歴史文化の見どころを発信しながら情報提供を行うことで、移住に興味を持っていただき、移住者や関係人口の拡大を目指す。13名が参加し、セミナー後、個別相談を2件実施した。 山形県は「徹底解説 移住後のライフプランニング 家計はこうやって見る。」と題してセミナールームでリアル開催。第一生命経済研究所のフィナンシャルプランナーからライフプランニングのノウハウと、Uターン移住者から実際の移住前後の生活の違いや家計簿の変化について発表した。参加者は2名。参加人数は伸びなかったが、具体的に移住を検討する参加者があった。 熊本県は「イジュカツ!くまもと移住活動 趣味移住でディープな暮らし」をリアル開催。趣味移住がテーマだが、参加者6名のうち、若い方の参加はゼロだった。ターゲット層に響く告知ができていないのが毎回の課題。ゲストトークは20代ご夫婦の話で南阿蘇の生活やリノベーションなどとてもよかったので、もっと参加者が欲しかった。集客が課題である。リアル一辺倒よりもミックス開催も検討しても良いかもしれない。 長野県北アルプス地域振興局は「北アルプスの麓で暮らし・働く大相談会~Life with THE NORTHERN ALPS~」を交通会館3階で開催。セミナーは実施せず、個別相談会だけを4時間開催した。北アルプスの5市町村と仕事(就職・福祉・農業)、スイーツのマルシェブースの9つを出展。広い相談コーナーでは、北アルプス地域に移住した3組のゲストが対応した。62名が参加。山好きの参加者がほとんどで、20代から50代が中心、特に単身男性が目立っていた。カジュアルな雰囲気で相談をゆっくりできたことが良かったと好評だった。参加市町村も手ごたえを感じたようで来年度も実施したいとの意向だった。

11月の相談件数も5000件超え!

12月も中旬、今年も残すところあと僅かになってきた。今年は2月にウクライナ戦争が勃発し、世界をえーっと言わせた。特に日本は平和憲法のもと、再び戦争は起こさないと誓い、平和に77年間暮らしてきたが、一方的なロシアのウクライナへの攻撃は77年前の戦争を思い出させ、そこにある危機と現実を思い出させた。そのことをきっかけに、政府は長年守ってきた防衛予算のGDP比1%の壁はまともな議論もなく簡単に破り、27年度から2%にすることで自民党内の議論が進んでいる。そして、ことは財源問題になっている。考えれば防衛予算は単年度のものではない。通常予算としてほぼ永続的に予算化が図られなければならない。そのために限られた予算からひねり出されなければならない。しかし、この国の財政はすでに1200兆円にも達する赤字国債が積み上がっている。この現実を考えれば、防衛費増額の前に他になすべきことがあるのではないだろうか。そして、あの不戦の誓いはどこに行ってしまったのか。その議論をまずしっかりと行うことなくしての現状肯定は先の大戦以前と変わりがないのではないのか。310万人の邦人の犠牲の上に作り上げられた日本国憲法を踏みにじることに繋がりかねず、団塊の世代の一人として納得いかない。 11月の相談件数が明らかになった。11月の相談件数が5000件を超えた。1か月の相談件数が5000件を超えたのは、これまで7回ある。2019年が3回、2021年が2回、2022年が2回となっている。多かったのは北海道の515件を筆頭に、広島・福島・新潟・高知の順となっている。それぞれが県レベルでの移住セミナーを開催し、集客に努めたことがこうした結果となっている。その次に、最近頑張っている群馬・富山と続く。一方、移住相談件数が一桁の県は4県となっている。抜本的に手を入れて、その取組強化に尽力しなければと考えている。 取材・来客は、14日には俳優の松山ケンイチ氏が立ち寄られた。彼とは映画「ノルウェイの森」の時代考証を早稲田大学から頼まれた時に知り合い、以後付き合いが続いている。彼も移住者の一人である。15日は新潟県見附市の稲田市長が立ち寄られた。会員化をめざし、移住に取り組みたいと決意を語られた。16日は(株)KADOKAWAの出版事業担当、(株)浪漫堂の打ち合わせ。 先週は地方移住セミナーを18回開催した。 12月7日には、栃木県が「ちょうどいい街とちぎでアグリライフ始めませんか?」と題し、農ある暮らしから本格的な就農まで、 “アグリライフ”に興味のある方に向けてオンライン移住セミナーを開催。真岡市と栃木市に移住し就農した2名のゲストから、地域の暮らしや農業の魅力についてリアルな視点から話を聞いた。就農をテーマとしたものとしては過去最多の34名が参加し、質疑応答でも多くの質問が寄せられ、盛況だった。 群馬県は「東京のシゴトを “群馬でも”。『転職なき移住』のリアルを語る会」をオンライン開催。高崎に移住して首都圏通勤のゲストは、住まい探しに2年をかけ、現在は通勤時間を活用して生活を満喫している。もう一人は高崎に移住してテレワークを実践する方で、ワークライフバランスを充実。テレワークと首都圏通勤について、二人とも大きな問題はなく満足しているとのこと。群馬県への移住に関する、これからのトレンドを感じた。67名が参加した。 8日は、兵庫県洲本市が「『起業・テレワーク編』淡路島 洲本市から島の恵をお届け! おうちで食べながら『島暮らし』のぞき見ツアー」をオンラインで実施。ライト層向けに、移住して起業もしくはテレワークしているゲスト2名に洲本市での暮らしについて話してもらう内容。20名が参加した。プレゼント目当ての参加者も見受けられるため、次回からは計画の変更を検討中とのことだ。 大分県は「"働く女性のUターン転職を応援!おおいたでの仕事と暮らし トークセッション&相談会 ~先着順ハンドマッサージ付き」を会場で開催。Uターン女性をターゲットとしたセミナー&個別相談会。別府市、佐伯市、由布市、国東市、就職、移住、移住全般で相談。相談件数は14件。相談者30代~50代(男性6名、女性1名)で、ターゲットとした層にはリーチしなかった。 9日は、新潟県魚沼市が「魅力度ランキング県内1位ってマジですか?正直どうなの?魚沼市~育児と仕事と豪雪と~」を会場で開催。ゲストは2人とも東京都出身で異業種からのIターン。移住当初は雪のある生活に驚いたものの、東京からの近さ、安定した仕事がある安心感、市や地域のサポートが手厚いので満足しているとの事であった。参加者が2名と少ないのが残念だったが、アットホームな座談会形式となり、笑顔が多く朗らかな雰囲気で、継続相談につながった方も居たのはよかった。 宮崎県は「後継者として移住しませんか?『継業』について学ぶセミナー」を会場とオンラインのミックス開催。宮崎県の継業セミナーは6年連続で開催している。今回も後継者を探す未公開情報をセミナー参加者だけに公開した。実際に承継した方のリアルな声を動画で流すなどの工夫もされており、参加者からは具体的でわかりやすい説明だったと好評だった。7名の参加。 千葉県旭市は「生涯活躍のまち『みらいあさひ』を紹介します!」をオンラインで開催。4月にオープンした多世代交流施設「おひさまテラス」より配信。子どもから大人までが生涯活躍できるまちづくり「みらいあさひ」の構想と、街の中心地にオープンした「おひさまテラス」の活用状況を紹介。セミナー後半では、社団法人みらいあさひのメンバー5人が登壇。軽快なフリートークを展開し、旭市の魅力を語った。20~60代の6名が参加。 10日は、新潟県が「にいがたくらしセミナーVol.6『移住×リモートワーク』でライフスタイルを豊かにする」をオンラインで実施。新潟県で、リモートワーク×移住を実践中の2人がゲスト。地域との繋がり方についても踏み込んで話をきいた。新卒で入社したゲストの「本社と同待遇なら地元で友達や家族の近くで働きたい」、「リモートワークで地域と関わる事で、企業や地域にもよい影響がある」というコメントに、新しい観点を学べた内容だった。16名が参加した。 三重県は「ええとこやんか三重移住セミナー みえで始める新しい働き方」をミックス開催。二地域居住・地域おこし協力隊・コワーキングスペースなどを紹介しながら「新しい働き方」をテーマにセミナーを行った。名張市と東京都での二地域居住をしている方からは「地域の方と知り合い、色々な情報を得て移住に繋がった」という話、地域おこし協力隊の方からは「事前に地域を見に行き、担当者と仕事内容についてしっかり話し合いミスマッチにならないようにする」などのアドバイスがあった。6名が参加、2組の個別相談につながった。 福岡県北九州市と熊本県熊本市は「ライバル都市が初コラボ@北九州市x熊本市『九州への移住のススメ」をミックスセミナーで初コラボ開催。北九州市のゲストは関東出身の女性で移住と共に起業。第一印象は治安が悪くやくざが多い所というお話に会場の笑いが起こった。熊本市は子供の進学を機にUターンした男性。くまもとの暖かい人柄を再確認されたそう。会場参加は男女半々位で比較的シニア層が多く、両市の暮らしやすさが分かるセミナーであった。会場、オンラインあわせて29名が参加。 長野県茅野市は「不動産業者が教える『物件の探し方』」を会場で開催。茅野市の移住担当窓口による地域の説明、不動産業者による物件の探し方、移住体験者であり建築士である方からの土地の選び方や家づくりについて経験談をきいた。後半は3グループに分け、座談会、最後30分間は事前予約者との個別相談。茅野市ならではの地形、土地の成り立ちからの具体的なアドバイスもあり、参加者は真剣に耳を傾けていた。不動産(家探し、家づくり)にターゲットを絞ったため、17名の参加者は40代以上。移住先を探しているという方でなく、茅野市への移住が第一希望で、本気で物件を探したいという方ばかりであった。 奈良県橿原市は「橿原市移住セミナー ~橿原市は歴史だけじゃない!「しごと」と「ふるさと」が両立する町~」を会場で単独開催。市内の重要伝統的建造物群保存地区へ移住し、まちづくりに携わる方と、関東から移住・県内企業に転職した方を迎えた。4名が参加し、参加者の関心ポイントとゲストの属性が一致していたことで、全員が真剣にゲストトークを聞き入り、具体的な質疑を交わしていた。橿原市での暮らしがより具体化した時間となったに違いない。 山形県米沢市は「米沢市移住セミナー ~米沢の「今」をのぞく~」を会場とオンラインのミックスで開催した。Uターン・Iターンをして企業のトップとして活躍する二人をゲストスピーカーに迎え、米沢の仕事・暮らしの魅力を伝えた。参加者は大学生や会社員の20~30代が中心で、米沢市地域おこし協力隊員の司会による活気に満ちたセミナーだった。20名が参加。 11日は、長崎県・佐賀県が「長崎県・佐賀県の移住相談員がオススメする西九州新幹線の旅」をオンラインでコラボ開催。新幹線ルートと、かつて砂糖を長崎から運んだ街道「シュガーロード」の関係や、新幹線建設に因るまちの変化を動画とスライドで解説したほか、相談員がお互いの県のオススメスポットを紹介。チャット機能を用いた参加型のセミナーで、「どのコンテンツも興味深い」「和やかで良かった」「相談員がお互いの県のおすすめスポットを紹介したのが斬新」「訪れたい」など概ね好評だったが、「ハウリングなどがあり、聞き取りにくい。マスクで聞こえない。」といった次回に繋がる反省点あり。次回のセミナーで知りたい内容を感想と併せて回答いただいた方もいた。18名が参加した。 徳島県は「とくしまでみつけた自分らしい生き方」をミックス開催した。Uターン後、地元にブルワリーを立ち上げた経営者と、徳島県移住アドバイザーが登壇。後半はUターン・嫁ターン後県庁に就職した職員を交えてクロストーク。「自分らしい生き方」を見つけるヒントにしていただく狙い。オンライン、会場あわせて20名が参加した。 鹿児島県は「鹿児島移住オンラインセミナー2022 vol.5#子育て編」をオンラインで実施した。ゲストに鹿屋(かのや)市に移住してわんぱくな3人の男の子を育てる最強ママを迎え、話を聞いた。東京から移住して感じた暮らしの変化や、移住で実現したストレスフリーな子育ての秘訣、鹿屋の子育て環境の素晴らしさなどを元気いっぱいに語り、参加者からも共感の声が寄せられていた。申込者数は50組(後日アーカイブ視聴可能)。当日参加は16組だった。 滋賀県は「滋賀・長浜移住セミナー~新しい働き方の長浜暮らし~」を会場で開催。県の北東部に位置し、日本一の琵琶湖のほとりにある風光明媚なまち長浜市。市長と先輩移住者のゲストが登壇するリアルセミナー。自然豊かなまちでリモートワークなど新しい働き方を活用し、移住前のスタイルを維持しつつ、快適に暮らす事例を中心に紹介する。21名の参加者は、長浜市出身者と滋賀県へ興味を持つ方半々のようだった。長浜市長の話もとてもわかりやすく、暖かくて、長浜の良さが移住希望者の方々に十分伝わったようだ。参加者からは「いろいろと勉強になった。長浜がますますいい所だと思った」との声も多く聞かれた。 群馬県下仁田町は「ねぎとこんにゃくの下仁田町からお届けする子育て満喫ライフ」をオンラインで。県の特産品として名高い、ネギとコンニャクの名産地・下仁田町と群馬県が共同で初めて開催した。ブランドねぎ「下仁田ねぎ」の旬の時期に、ふるさと納税PRもかねて、役場担当から町の様子を移住支援の説明と共に聞いた。移住コンシェルジュによるこんにゃく作り体験もオンラインで開催し、国内シェア1位ということ、手作りでこんにゃくをよく作る地域文化など群馬ならではの内容を伝えた。下仁田町で子育て中のワーキングママにも登壇いただき、家族で妙義山のふもとの雄大な自然の中で川遊びやキャンプをするなど田舎の子育て事情と子育て世代への移住ポイントを話していただいた。38名が参加した。

経団連が視察に、意見交換を行う | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

経団連が視察に、意見交換を行う

今週は気圧配置が冬型で日本海側は天気が悪く、太平洋側は快晴が続いている。セミナーは今週の7日から11日で18回が予定されている。来週13日から18日で19回と、それなりに多く、テーマも多岐にわたり、その充実ぶりが伺われる。 5日には3年ぶりにセンター職員向けの研修を行った。テーマは、①効果的な情報発信について、②地方移住の意義を考える~地域づくりの観点から~、③東京における移住行動の促進について~自治体からみた「ふるさと回帰支援センター」の意義、④個人情報管理、⑤グループ・デスカッション、を集中して行った。参加した職員からは実践的内容で参考になったと概ね好評であった。この研修には大阪センターから2名の職員が参加した。 また、6日にはふるさと回帰支援センター立ち上げの参加団体である日本経済団体連合会(経団連)の地域経済活性化委員会企画部会がセンター視察とヒアリングを行うために来訪。まず、ふるさと回帰運動のこれまでの経過と現況、これからの課題などについて話し、質疑応答を行った。部会長は水戸徳川家の15代宗家の徳川斉正氏(東京海上日動)で、生まれて初めて殿様と呼ばれる方にお会いし、歴史に触れた感があり、感動した。 取材・来客は、11月は取材が多く、35件を数えた。変わったところではフランスの雑誌フィガロジャポンの取材が4日にあった。また、同日東大文学部の社会調査実習で東大人文社会系研究科院生らが取材にきた。2日は宮城県大崎地域農業委員会の方々が視察に見えられた。その中の涌谷町の農業委員の方からこのほどハガキが送られてきて、賛助会員に申し込みたいと行ってこられた。視察に見えられた方からのこうした申し出は珍しく、大いに励まされた。8日は群馬県館林市長が来訪。館林市出身の江森事務局長は率先して対応していた。9日は福島県の郡山市など5市町村の方々が視察に。佐賀県の一ノ瀬県議が視察へ。2月議会で移住政策を取り上げたいと質疑を重ねた。        経団連・地域経済活性化委員会企画部会の徳川斉正部会長と          一ノ瀬 裕子佐賀県議会議員と 先週は16回の地方移住セミナーを行った。 11月30日は鹿児島県が「鹿児島・移住オンラインセミナー2022 vol.4」を、「空き家/古民家活用」をテーマにオンラインで実施。セミナー申込数は160組を超え(申込者は後日アーカイブ視聴可能)、当日参加は54組。空き家・古民家活用やDIYへの関心の高さがうかがえた。ゲストはノープランで徳之島に移住し、DIYでカフェを開業した夫妻。離島への引越しや空き家改修費用も低予算で押さえ、美しい海でサーフィンを楽しむなど、やりたいことを実現している二人に質問も多く集まった。「いまこの瞬間を楽しむ」というゲストのポリシーが印象に残った。 12月1日に愛媛県は「地方移住”ホンネ”サロン# えひめ編 内子町で築170年の古民家が育む、古くて新しいコミュニティの魅力とは?」をオンラインで開催した。愛媛県の中でも南西部に広がる南予(なんよ)の宇和島市・八幡浜市・大洲市・西予市・内子町。5市町では「南予子育て移住促進協議会」を立ち上げ、子育て世帯の移住を応援している。今回は、内子町で、地域おこし協力隊を卒業後にゲストハウスを開業した方がゲスト。観光だけでなく移住のきっかけができる場所になっている。「町に必要だと思うことは何ですか?」など具体的な質問がチャットでたくさん寄せられた。107名が参加した。 2日、長野県は「楽園信州移住セミナー 薪ストーブのある暮らし」をオンラインで実施した。漠然層をターゲットに、薪ストーブと共にある生活にフォーカスした企画。県内で薪ストーブ制作を手掛ける職人と薪ストーブ愛好家4名から話を聞いた。8市町村が参加し、それぞれ薪ストーブ設置に対する補助金、役場庁舎で活用されている様子と共に地域の魅力を紹介した。オンラインセミナーの良さを生かし、現地から薪ストーブの炎が揺らぐ様子も楽しめるよう演出。趣味の延長で地域情報がわかる内容は評判がいいと思う。「とても参考になった」「贅沢品のイメージだったが、暮らしに身近なものだとわかった」などの声が聞かれた。34名が参加した。 栃木県は「ジブンスタイルでゆるやかにつながる「地方移住のMeetup in有楽町」~話し合える仲間を見つけよう~」を実施した。移住検討層に向けて、地方と関わるキッカケとなる交流を目的に、座談会形式の完全リアル開催。栃木市、鹿沼市の両移住コーディネーターと、県専属相談員も輪に加わり、小規模ながら参加者同士の密度の濃いやり取りも生まれた。終始和やかな雰囲気の中、移住のキッカケや決め手、暮らし、仕事、コミュニティ、食などの話題で盛り上がった。11名が参加した。 北海道南空知地域は、「『北』にあるけど『南』そらち ほどよい田舎の先輩移住者と語ろう!オンラインセミナー Part 2 ~美唄市・長沼町・栗山町~」をオンライン開催した。プロ野球独立リーグに魅せられて移住した地域おこし協力隊、転勤で北海道に来てそのまま定住・起業した方、サラリーマンだったが転勤で北海道の魅力に触れ、農業法人へ転職した方などバラエティ豊かな先輩移住者のトークが大変好評だった。参加者は8名。 3日、八ヶ岳定住自立圏(山梨県北杜市、長野県富士見町・原村)は「八ヶ岳で暮らそう!相談会」をリアル開催した。従来から人気のエリアで、今回も申込開始1週間程度で満席となり、当日はセミナールームにぎっしり人が入る盛況ぶり。年代は50代前後が最多で、夫婦での参加が多かった。前半はセミナー形式で各エリアの説明と、先輩移住者3名によるトークセッション。後半は個別相談会を行った。アンケート結果では「じっくり話が聞けて参考になった」「物件が少ないことや気候の特徴がよくわかったので時間をかけて検討したい」といった感想が見られた。25名が来場した。 福井県は「空き家×地方移住~ローカルな暮らしの最前線 in 福井」を会場とオンラインのミックスで開催した。地域で空き家の活用を推進する移住者(越前市Uターン者)、空き家をリノベして住む移住者(池田町Iターン者)の2名をゲストに迎え、空き家、古民家のリアルを知ってもらう中で、福井での田舎暮らし実現の一助としてもらうことを目的として開催。セミナー後の個別相談では、2名の方とのオンライン相談も行った。15名が参加した。 岩手県盛岡地域は「盛岡エリアでエンジョイする生活~盛岡エリアで楽しむ子育て!~」をリアルで実施。子育て世代に、現役で子育中のゲストからの体験談を届けること、また市町担当者とつながることを目的に開催。ゲストの体験談から、盛岡エリアで子育てするイメージが明確にできた。また、個別相談の時間を長く確保したので、地域おこし協力隊、就職など、幅広い相談に対応。ご当地グッズをプレゼントし、盛岡エリアの移住歓迎の気持ちが伝わった。12名が来場した。 岡山県真庭市は「真庭市・里山暮らしセミナー 実録!真庭24時 真庭在住ファミリーの目覚めから眠るまで(眠った後も)に密着!!」をリアル開催。真庭市のキーマンである先輩移住者と真庭市生まれ育ちの市職員が登壇し、日常生活の24時間をプラス部分もマイナス部分もざっくばらんにお伝えし、穴場スポットや裏話も披露した。会場ではセミナー後にも具体的な相談を受け充実した時間となった。もっと多くの人に知ってほしい内容だった。2組3名参加。 山形県遊佐町は「ゆざを楽しむ愉快な仲間達 vol.1鳥海山のふもと町へ ~Iターンの本音・Uターンの覚悟~」をリアル開催した。鳥海山のふもと町へIターン・Uターンした女性3名をゲストに迎えた。移住する際の覚悟と移住後の本音トークに会場全体が沸き、参加者からも多くの質問が寄せられ、和気あいあいとしたセミナーだった。11名が参加した。 4日は、奈良県が「奈良で働く相談会 -奈良で働いてみませんか、暮らしてみませんか-」をオンラインで開催した。県内就職アドバイザー同席の奈良県庁主催セミナー。1組のみの参加であったため、参加者のご希望に寄り沿う形でオーダーメイドでの対面相談形式に切り替えたことで、個人の疑問点に丁寧に答えることができ、満足度の高いセミナーであったとのコメントが頂けた。 山形県東南村山地域は「山形での自分らしい色とりどりの働き方・暮らし方」をミックス開催。山形市、山辺町、中山町、天童市、上山市の合同開催セミナーで、Uターン者2名のゲストトークと個別相談を行った。個別相談は真剣度の高い相談が多く、長時間話す相談者が複数見られた。会場6名、オンライン5名の参加。 長崎県は「長崎県で働こう!U・Iターン転職個別相談会in東京」をリアルで開催。事前予約制の転職個別相談会。相談時間は1枠30分で設定だが、長い方は1時間ほど話をしていた。夫婦で2枠使用し、相談員2名とご夫婦4名で相談されていた方もいた。参加者のほとんどが、継続相談の方で、事前に履歴書・職務経歴書を提出頂いているため、レジュメを見ながら相談対応を行った。9名が参加した。 愛知県東三河総局(東三河8市町村)は「愛知県東三河で理想の暮らしを叶えよう vol.2 海と暮らす(蒲郡市・田原市)」をミックス開催。東三河の中で海がある暮らしができる蒲郡市と田原市の担当職員に加え、「海がある理想の暮らし」を叶えた先輩移住者2名をゲストに、移住までの経緯や現在の取り組みをトークセッション形式で展開。参加者は40~50代の割合が80%と年齢層が高かった、同じ東三河でも前回の「豊橋市・豊川市」では20~30代が半数弱だったが、今回は30代が1人だった。ゲスト2人は移住者かつ住民の目線で個人の体験談を詳細に語り、参考になった。参加者の満足度は高く、「関わりを持ちたい」「訪問してみたい」という声も。参加者の満足度は高いため、いかに集客を伸ばすかが大きな課題だと感じた。10名が参加。 石川県・新潟県は「5県を巡る暮らしの魅力発見紀行 第3回 新潟×石川「趣」セミナー」をミックス開催。石川県が中心となって開催する、世界農業遺産認定県連携リレーセミナー第3回目で、今回は新潟県と石川県がコラボし、「趣」をテーマに実施した。石川県からは釣りやスノーボードを趣味にする女性を、新潟県からは山登りや温泉巡りを趣味にもつ男性をそれぞれゲストに迎え、両県の自然環境などについて語っていただいた。同時に写真展も開催し、両県の魅力をうまく伝えられていたように感じる。7名が参加した。

創立20年でHPが全面リニューアルしました!

12月に入ったらすかさず寒波が到来した。北海道や北東北は雪とか。東京はどんよりとした曇り空。心はあんまり弾まない。創立20周年事業の一環でHPの全面リニューアルを目指してきたが、11月30日に、そのサイトが立ち上がった。だいぶ使い勝手がよくなったのではないだろうか。是非、のぞいていただきたい。早速、移住相談の予約申し込みが相次いだと広報チームは喜んでいた。 NTT東日本は働き改革の一環で人事制度を変え、7割を超える社員のテレワーク勤務が7月から可能になった。これは自宅がオフィスになることを意味し、今後は地方移住や2地域居住へのニーズが高まってくると考えられる。こうしたことから、NTT東日本と連携して、対象となる3万人の社員に向けて、センターの移住セミナーなどの開催日程を社内向けSNSで11月から定期的に情報提供することになった。ITに強いNTT職員が地域に住めば、地域の可能性は高まる。働き方改革と地方移住、これがトレンドになればさらに生き方・暮らし方の多様性も高まり、分権・分散化が進むものと期待している。 11月26日、宇都宮市がJR宇都宮駅東口の再開発地区に移住相談センターを開設した。このため、市からセンターにこの運営を委託したいと要請があった。コロナ禍で北関東3県の移住先としての人気もこのところ高くなってきており、協力することにした。担当を稲垣副事務局長にし、当面軌道に乗るまでしっかり支えることにした。 取材・来客は、29日はTV制作会社と移住の現況について意見交換。朝日新聞都内版担当の取材。30日は読売新聞富山支局取材。 地方移住セミナーは20回開催した。 22日、福島県県北地域が「おいでよ。FUKUSHIMA オンラインセミナー~故郷を出て戻ってきたからわかる福島の仕事と暮らし。~」をオンラインで実施。4名のゲストを迎え、移住の動機、起業や就農に至る経緯についてのトークセッションを展開、当時の不安を赤裸々に語っていただいた。福島には、移住者を気にかけ、助けてくれる人がいたという話は、強い応援メッセージだと感じた。後半は、「Uターン起業・まちづくり」、「Uターン就職・就農」の2テーマに分けて、参加者がゲストに聞きたい事を質問できるセッション。リアル会場で実施出来たらもっと迫力ある内容になったかと思う。福島にはチャンスがあると感じさせる内容だった。21名が参加した。 兵庫県は「ひょうごで働こう!おためし企業体験 事前説明会 in TOKYO」を会場とオンラインのミックス開催。兵庫県労政福祉課の説明をメインとしたセミナーの5回目。事業説明以外では、ビジネスマナーや面接の際の第一印象に関する内容だった。集客はリアル1名、オンライン2名。本企画はさらに継続予定だ。 千葉県鴨川市は「『知りたい!カモワーク。』~鴨川市お仕事事情をリサーチしよう!~」と題して、豊かな自然環境と温暖な気候、観光資源にも恵まれた鴨川市が、仕事に特化したオンラインセミナーを開催。サービス業、医療機関等、3つの現地法人が業務内容や職種、どんな働き方ができるかを丁寧に説明した。現在募集中の求人情報も紹介した。移住し入社した職員からは、地域と関わりの深い仕事のため、現地になじみやすかったこと、通勤時間が短縮され暮らしに余裕が生まれたことが語られた。20~60代の10名が参加。半数以上が男性であった。 23日には高知県が、移住フェアと就職フェアを東京交通会館の12階で開催した。移住フェアの「高知暮らしフェア2022冬」では、県内全34市町村や各就業分野の担当者がブースを構えたほか、先輩移住者交流会、高知県地域おこし協力隊サミットなど多彩なプログラムを用意し、‟オール高知“の体制で移住検討者を迎えた。当日はあいにくの雨だったが、130組180名(速報値)が来場した。 就職フェアである「U・Iターン相談会 高知就職・転職フェア2022冬」では、製造業を中心に8業種33社が出展し、52名が来場。参加者アンケートでは、ブース訪問をした企業について「就職・転職したい」が回答者の42%、「会社見学や再度面接したい」が11%、「もっと詳しい情報を知りたい」が45%という結果で、フェアの参加により、高知の企業への就職意欲が高まった方が目立った。 25日は、東京都青梅市が「青梅を知る、見る、聞いてみる~東京で山のある暮らし~」をミックス開催。山や多摩川のある、自然豊かな地域での暮らし方を市職員より説明。その後、先輩移住者から自然との触れ合いや子育てのエピソード、NPO「かぷかぷ山の幼稚園」「森のとしょかん」の活動を紹介した。質疑応答では会場、オンラインともに参加者から多くの質問が出て、活発なやり取りが見られた。数人の参加者が先輩移住者の活動に共感、ボランティアを兼ねて訪れる約束をしていたのが印象的だった。13名が参加。 北海道南空知地域は「『北』にあるけど『南』そらち ほどよい田舎の先輩移住者と語ろう!オンラインセミナー Part 1 ~岩見沢市・南幌町・由仁町~」をオンラインで。移住するならここしかない!と大阪府岸和田市から4人のお子さんを連れて岩見沢市に移住した方が、豪雪地帯での子育て、豊かになった暮らしを語った。3市町とも日本ハムファイターズ新球場から近く利便性も高い。10名が参加した。 群馬県東吾妻町は「カタテマグンマTALKING~土偶界のスーパースター『ハート型土偶』作りワークショップ~」をオンライン開催。「緑のふるさと協力隊」をきっかけに大阪府から移住した20代女性をゲストに迎え、縁もゆかりもなかった群馬での地元住民との交流や、地域おこし協力隊として過ごした3年の活動について聞いた。同町で出土した、日本を代表する原始造形ともいわれるハート形土偶の制作ワークショップも同時開催し、画面越しに親子でぐんま暮らしを体感いただいた。34名が参加。 三重県は「三重県UIターン就職情報セミナー みえの田舎ぐらしと仕事について語ろう!」と題して、地元企業を迎えて暮らしと仕事をテーマにしたセミナーをミックス開催。企業紹介の他、先輩移住者が就職先の探し方、移住前と移住後の違いなどを紹介した。実際の経験に基づく話を聞くことができ、20~50代の4名の参加者からは「移住のリアルな話が聞け興味深かった」との感想があった。 26日、和歌山県は「メルカリshops×和歌山県 和歌山県から発信する地方ビジネスの可能性」と題して、ECサイト「メルカリShops」を手がける株式会社ソウゾウの協力のもとオンラインで開催。メルカリ社員からのメルカリShopsの概要説明の後、実際に活用されている県内在住者からそのコツを聞いた。56名が参加(後日アーカイブ視聴を含む)。 兵庫県は「幸せ運ぶひょうご移住セミナー『ひょうご暮らしのリアル教えます』in東京」をミックス開催。「若い層、子育て層」をターゲットに、peatixを使って参加者を募集した。「地方暮らしの魅力」を的確に伝えるプレゼンや、ある牧場に一目ぼれしてまっしぐらに移住したゲストの話が印象的だった。11名が参加した。 福島県南会津地域は「南会津U・Iターンセミナー~豪雪地域の暮らしと南郷トマト農家~」を開催。南会津地域の本年度初セミナーで、第1部は特色である「豪雪」と「南郷トマト」をテーマにトークセッションを行った。第2部は参加自治体と個別相談。参加自治体は南会津町、只見町、下郷町、南会津建設事務所、南会津農林事務所、トークゲスト2組。30代~70代の幅広い層が参加し、多くの方が個別相談会に残った。個別相談も各自治体が単独で受けるだけでなく、自治体とゲストや関係機関が同席することで丁寧な個別相談になった。 山口県は「やまぐちYY!カレッジ<第6回>山口とつながる part.2~温泉街のミライをつくる、地域おこし協力隊のススメ~」をリアル開催した。長門市俵山温泉の活性化に地域おこし協力隊が関わり続け、活気を取り戻している取り組みの紹介と、県内3市(長門市、光市、山陽小野田市)の地域紹介・地域おこし協力隊募集案内、3市担当者との個別相談会を実施した。集客は、DMやメールでの直接案内、SNS、県人会経由、外部移住情報サイトの掲載など様々な手法を実施、26名が参加した。 27日、福島県が「福島くらし&しごとフェア2022 移住 with You!」を、県内63団体47市町村が参加し、東京交通会館12階で過去最大規模で開催した。セミナーやイベントは行わず、市町村・仕事(企業・就農・起業・副業・テレワーク・地域おこし協力隊等)・住まい・お試し移住・先輩移住者などのブースを設置し、様々な移住相談に対応できる体制を構築した。150件を超える事前予約もあり、来場者数254人は過去最高となった。本気度が高い幅広い年齢層の方の来場が見受けられた。 岡山県は、「暮らしJUICY!岡山県 秋の大移住祭2022in東京(個別相談会)」を東京交通会館3階で開催。100名を超える来場者に恵まれ、どの市町のブースでも相談が入り、フェア会場が狭く感じるほどの盛況ぶりであった。3テーマで開催された8階セミナーでは、特に「住まい」テーマが人気が高く、3テーマすべてに参加した来場者もいた。 静岡市は「静岡市職員採用セミナー ~まちづくりの舞台裏にプロフェッショナルの仕事がある~」をオンラインで実施。静岡市の職員採用では多様な人材獲得を目指しており、20~40代の学生・社会人を対象に、当市へ移住(UIJターン)して、市職員としてまちづくりに関わる魅力を伝える機会の提供を目的として実施した。73名の参加者があり、ゲストの先輩職員への質問も活発に出て、大盛況であった。 長野県飯山市は「雪なし県から雪国へ!20代夫婦の四季の楽しみ方 北信州いいやまふるさと暮らしセミナー」を会場で開催。都会での暮らしに息が詰まり、アウトドア関連の転職先を探して信州いいやま観光局に就職した先輩移住者の話を聞いた。若い移住者にとって雪国や田舎での暮らしは新鮮なことが多く、地元の人には当たりまえのことがそうではないことも多い。参加者にとって非常にわかりやすい表現、説明であった。移住1年目の冬に買ったものとして、スノーブラシ、こたつとこたつホース、テムレス手袋(防寒、防水加工)、冬用ワイパー、撥水加工のリュックといった紹介は具体的で暮らしがイメージしやすいものだった。4組7名が参加した。 愛知県東三河総局(東三河8市町村)は「愛知県東三河で理想の暮らしを叶えよう vol.1 街で暮らす(豊橋市・豊川市)」をミックス開催した。「街で暮らす」をテーマに豊橋市と豊川市の移住担当職員と、両市への移住者ゲスト2名を迎え、東三河の魅力、移住までの経緯、移住で叶えた暮らし等をトークセッション形式で展開。参加者は20~40代の割合が77%で、全体としては満足と答えた方が多数だったが、ゲストがともに子育て世代(子育て目的の移住)であり、「独身向けの意見が無かった」「人生を見直し移住するシニア世代の事例を聞きたい」という意見も寄せられた。ゲストの属性が被らないことが大事だと感じた。ミックス形式で開催したが、会場1名、オンライン12名という割合だった。同日にサッカーW杯日本戦があったため、オンライン参加が多数であったと推察される。 「東洋のフロリダ」と言われる鹿児島県肝付町は「【鹿児島県肝付(きもつき)町】移住とお金のセミナー」をミックス開催。移住専門のファイナンシャルプランナーが「移住とお金」をテーマに移住資金の計画や助成金についてじっくり説明した。個別相談を希望される方も多く、参加者の真剣度が高いことが印象的だった。会場6名、オンライン22名の計28名が参加した。

齋藤兵庫県知事が突然、視察に来訪!

11月23日、ついに後期高齢者の仲間入りとなった。2025年問題とかいうものがあるらしいことが今日、知った。団塊世代の最後に生まれた人も後期高齢者になることを指し、医療費などが膨らみ、要介護者も増加し、大変になることを意味しているようだ。しかし、この世代、年間の出生者がピーク時で270万人。それが、昨年の出生者は80万人、今年はさらに減る見込みとか。比較すると途方もない少子化がこれからのこの国の足かせになる。これだけではない、赤字国債もすでに1200兆円もある。こうした中でウクライナ戦争絡みで防衛費がGDPの2%への引き上げが議論され、財源は赤字国債で賄うといった議論がある。これはすべからく次の世代へのつけ回しを意味する。ことほど左様に多くは一事が万事の対応。なかなか明日に希望が持てる政策は見当たらない。 11月はセミナー開催が多いと前に書いたが、今日26日と明日27日を合わせるとなんと12回のセミナー開催になる。この分で行くと2022年は昨年の562回を上回る600回を超えそうである。また、各県相談ブースで開かれている個別相談会も昨年の499回を上回りそうとの報告が来ている。「移住セミナーへの参加無くして移住なし」、コロナ禍のなかで各県の健闘が際立っている。 取材・来客は、17日は岡山県玉野市柴田市長が来訪。20日は福島県東白川地方町村会の塙町など4町長が来訪、最近の移住動向巡って懇談。さらに、宮城県色麻町早坂町長も見えられた。20日は日曜日であったが群馬県のセミナーがあったので出勤し、群馬県の西担当副部長、担当課長に挨拶。セミナー冒頭でも最近の移住を取り巻く状況を報告させていただいた。22日は齋藤兵庫県知事が、時間が空いたのでと視察に来ていただいた。知事から「前に会っていますよ」と声をかけられ、恐縮した。午後は、山口県岩国市の石原市議が12月議会で移住を取り上げたいと来訪。意見交換した。24日は秋田県の移住・定住促進課長が来訪。これからの取組みについて率直な意見交換を行った。25日はフジテレビの「ポップUP!」にオンラインによる取材を受けた。 地方移住セミナーは24回開催した。 11月9日、高知県が「Uターン、Iターン、嫁ターン歓迎!『高知のきらりと光る個性派企業』」をオンライン開催。全16回の「理想の暮らしを高知で実現 移住まるわかり講座」シリーズの14回目。個性が光る高知の企業3社をピックアップし、社長への事前取材動画を交えてその魅力を伝えた。実際にその企業で働く先輩移住者をゲストに迎え、職場の魅力や都市部とのワークスタイルの違いを深堀りした。今回もオンラインでのみ配信し、計14名が参加。アーカイブ動画は特設サイトにて公開する。https://kochi-iju.jp/lp/iju-maruwakari/ 10日、富山県は「TOYAMA テレワーク+移住を考える 3DAYS」をオンライン開催。自宅ではなく、Wi-Fi環境が整っているところで仕事したり、子供がいる場合は自宅で仕事し、昼休みに家事をしたりするテレワーク移住の様子を紹介した。また仕事以外では、富山ならではの食事や、広い公園で遊ぶなど、ゲストの属性に合わせた、富山での日常の楽しい過ごし方を伝えることができ好評だった。14名が参加した。 11日は宮崎県が「宮崎県日向市サーフィン移住セミナー」をリアル開催。実際にサーフィン移住したゲストのトークを中心に、日向市内の企業ともつなぐなど濃い内容となった。30代~50代の6組8名が参加者し、多くの質問も出て盛り上がった。 長野県宮田村と石川県穴水町は「住むならどっち!?~石川・能登半島で海暮らし/信州・アルプスの麓の山暮らし~」をリアル開催。防災協定を結んだ2つの自治体が初めて共催した。セミナーには町長と村長も参加し、トップの想いを披露するとともに、それぞれの特産物や魅力をクイズ形式で紹介。後半は市町村の職員が参加者に交じり、グループに分かれてフリートークして盛り上がった。9名の参加者は、男女比は6:3で、年代は20代の大学生から50代まで幅広かった。 岡山県は「おかやまぐらしオンライン移住ナイター座談会」をオンライン開催。県内の11市町が参加。各市町の特徴をPRした後、岡山に縁ある方と、縁もゆかりもない方にわかれてフリートークをした。農業や住まい、空き家のリノベーションといった質問が飛び交い、各市町や岡山県担当が回答した。関西、関東、九州など様々な地域から9組が参加。 12日は、群馬県桐生市が「オンライン体験旅~ぐんまの過疎地域とオンラインで繋がってみませんか~【キャンプで体感する桐生市編】」を開催。桐生市の山間部にある花見ケ原キャンプ場が舞台。キャンプ場管理者(地域おこし協力隊員)のトークを中心に、地域の案内を含め情報を発信した。参加者に事前に材料を送付し、キャンプ場での火起こしの方法などを実践しながら中継した。若者に人気のキャンプ生活をぐんまの魅力として大いに発信できたと思う。関係人口の増加にも期待ができる。31名が参加した。 北海道中頓別町は「北海道中頓別町 移住フェア~移住者の声をリアルに伝えたい!~」を3年ぶりに開催。個別相談会の時間を多めに設定し、イベント中盤にはミニセミナーも開催した。4組の先輩移住者の声を動画にまとめて発信。会場スタッフも全員移住者であり、生の声を届けたセミナーとなった。11名が参加した。 神奈川県小田原市は「小田原、ときどき東京~あなたの大切なものの圏内で移住してみませんか~」をミックス開催。3名の先輩移住者が自己紹介スライドを使用しながら都内から小田原へ来て暮らしがどう変化したか、プレゼンした。わかりやすく小田原の魅力が伝わるものだった。フリートークでも参加者から色々な質問が出て、盛り上がった。セミナー後のアンケートでは、満足度は100%、移住意欲も高くなったという回答が多く嬉しい結果だった。28名が参加。 富山県南砺市は「南砺で見つけるはたらくかたち 富山県南砺市移住セミナー」をリアル開催。通常の仕事紹介にプラスして、南砺市ならではの働き方(伝統工芸の継承、職人)をフックにして紹介した。当日参加の方も、そういった働き方に興味を持たれた方であった。5名参加。 山口県は「やまぐちYY!ターンカレッジ<第5回>移住オンラインツアー」をオンライン開催。各市担当職員が、地域おこし協力隊員や新規就農者、移住起業者を訪ね、移住の経緯や生活を紹介した。参加者からの多くの質問が出て、山口県の暮らしぶりを感じていただけた様子だった。27名参加。 岩手県県南地域は「南いわて暮らしセミナー~ゆったり暮らし 自分らしく働こう~」をミックス開催。告知はDM、メルマガ、個別メールを中心に岩手県のSNSでも発信。20~40代の参加者が多く、狙い通りとなった。製造業、建設業、サービス業、林業から企業人をゲストに招き、様々な分野の取り組みを聞いた。働く目線で南いわてを知ることができた。14名が参加した。 鹿児島県は「好きからはじまる 鹿児島移住」と題して、鹿児島市が今年度初の主催セミナーを開催。ワークショップやトークを中心に参加者と共に創り上げるプログラム。同じテーブルの参加者同士が楽しく交流し、終始和やかで良い雰囲気だった。さまざまな立場から鹿児島と関わる4名のゲストトークも盛り上がった。参加者アンケートも「ワークショップが楽しすぎて時間が足りなかった」「いろいろな方と話ができて自分の想いや考えを再認識できた」と満足度の高い結果となった。満席で大盛況のセミナーだった。17名が参加。 佐賀県は「~起業で開く NEXT DOOR~ 主婦のゼロイチ起業「想い」を叶える魔法のブレーキ」をミックスで開催した。ゲストは、専業主婦の頃に指のケガで自転車に乗れなくなった経験から、“握らないブレーキバー「パームブレーキバー」”を開発された方。強い思いと行動力が伝わるセミナーだった。会場、オンライン合計で10名が参加し、会場にはお子さん連れの参加もあった。 愛媛県は年間6回ほど開催している、オンラインでの個別相談会「愛あるえひめ暮らしフェア」を実施。農業や地域おこし協力隊に漠然と興味がある方たち11名から相談があった。移住時期はすぐにではなく、3年以内で検討しているという方が目立った。 13日は、新潟県は「新潟県U・Iターンフェア2022 -いっちゃえNIIGATA –」を東京交通会館12階で開催。大規模フェアとしては3年ぶりの開催で、市町村と関係団体を合わせ36団体のブースが出展。「いっちゃえNIIGATA」と題し、気軽に新潟県に行きたくなるような楽しい雰囲気を目指した。セミナーコーナーは、常にほぼ満席で、相談ブースも順番待ちがでるところも多く、若い世代の来場も目立った。391名が来場し盛況であった。 広島県は「~暮らす・働く・繋がれる~ もっとまるごと! オールひろしま移住フェア2022」を東京交通会館12階で開催。広島県内23市町中、18市町が参加する、今年度でもっとも大きなイベント。相談者は、本気度の高い方が多く、各ブースでは常に、相談対応を行った。広島往復チケットなどが当たる抽選会も実施した。速報値で200組以上が来場した。 三重県亀山市、熊野市、伊賀市、多気町、大台町は「ええとこやんか三重移住セミナー ~聞いてみよう♪ いなか暮らしのリアル~」をオンラインで開催。三重県全体の地域の説明と働き方について説明した後、各参加市町を紹介。座談会で少人数という事もあり、積極的な質問が相次いだ。農業に興味を持っている方が多く、補助や新規就農の方法、有機農法についての質問が出た。その他、住宅事情や地域おこし協力隊についての質問も出た。10名が参加。 茨城県は「エリアにとらわれない暮らし方~みんなで話そう!座談会~ 第5回いばらき暮らしセミナー」をリアル開催。笠間市、桜川市、古河市、稲敷市、利根町を紹介した。元地域おこし協力隊隊員がファシリテーターになり、座談会形式で開催し、最後に個別相談会を実施。各市町が相談を受けた。5名の参加であった。 福島県県北地域は「お家で農業体験!ふくしま県北の暮らしと文化を五感で感じるオンラインツアー」を開催。二本松市の農家に嫁いだり、移住して農業を志す女子が作った「あぶくまの里農ganic女子」のメンバーをゲストに迎えた。参加者は、事前に送った特産品セットで、田舎団子作りなどを楽しんだ後、二本松産の麦酒やリンゴジュースを飲みながらゲストとの交流を深めた。15名が参加した。 長野県は「ながので暮らそう!就農・住まい探しのススメ ぐるっとながの移住セミナー’22秋」をオンラインで開催。長野市を中心とした周辺9市町村による移住セミナー。新規就農と住まい探しに焦点を当て、コンパクトに紹介。新規就農した高山村のゲストによる体験談では、開墾した苦労や行政から受けたサポート、移住した感想を聞いた。後半は飯綱町に移住した方の家探しの苦労と物件探しのポイントを聞いた。39名が参加し、「気候やお金のこと、良い面悪い面関係なくバランス良く聞けて良かった」「ネット情報だけでなく、実際に現地に足を運び、つながりを作ることが大切さだと実感した」との感想があった。今後の現地訪問につながることを期待する。 鹿児島県は「【鹿児島県肝付町】南国!鹿児島で暮らす 移住希望者のための「空き家バンク」活用セミナー」をミックスで開催した。国内初の移住プランナーを講師に迎え、空き家バンクのしくみや移住者が活用できる制度、注意点など細やかにレクチャーした。また、肝付町の紹介では、ロケット打ち上げの様子を捉えた動画が壮大で、とても印象的だった。会場11名、オンライン11名の計22名が参加し、空き家バンクへの関心の高さが感じられた。 大分県は本年度6回目のオンラインおおいた暮らし塾「おおいた暮らし オンライン相談会」を開催。中津市、臼杵市、竹田市、豊後高田市、宇佐市、由布市、日出町、就職、就農、移住全般で個別相談に対応した。移住全般の相談では、Uターン決定、IT移住支援にエントリー済み、森林アカデミーの2次募集に応募済みの方など、移住に向けた具体的な相談が多かった。7組が参加。 静岡県浜松市は「移住して地域でコトを起こすなら~浜松の場合~」をオンラインで開催。浜松市の郊外エリアに移住し、お店を開いた移住者と、受け入れ側の地域の方をゲストに、双方から話を聞ける貴重な機会になった。30・40代を中心に12名の参加。

10月、過去3番目の5745件の移住相談等達成! | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

10月、過去3番目の5745件の移住相談等達成!

11月1日に引っ越したが、部屋が片付かない。まだ、ダンボール10箱分が積み上げられたまま。8階の窓からはJR有楽町駅が丸見え、夕方になると西陽が厳しい。ビルの谷間に沈む秋の夕焼けを楽しむ余裕はまだ、ない。 10月の移住相談件数がまとまった。昨年もそうだが10月は12階のイベントルームを使用する大きな移住セミナーが多く、昨年の移住相談等は6181件と過去2番目の多さ。今年も5745件と昨年に次ぐ、多さだった。開催数は昨年57回で今年は63回。ただ夏頃までは前年開催数を約35%超えの開催実績だったが、それはここに来て少し落ち着いている感じだ。参加実績の順番は、初めて青森がトップ。次いで熊本・福井・群馬・高知の順となっている。これらはオンラインセミナーでの集客に成功したことによるものであるようだ。これが、移住セミナーを加えない移住相談等で見ると福岡・広島・静岡・熊本・富山と山口は同数、の順となる。しっかり受け皿を整備して取り組んでいる県が成果を上げていると感じられる。 セミナー開催も活発で、工夫をこらしたテーマでの開催が目立つ。先週は今年度初めて鹿児島市が開催し、満員の盛況であったと報告を受けている。この週は、長野県宮田村が石川県穴水町と姉妹都市協定を結んでおり、共同での移住セミナーを開催、これも盛り上がったようだ。今週末の19日には久しぶりに、静岡県が伊豆半島移住セミナーを12階のカトレアで開催する。20日日曜日は同じく12階で、35全自治体が参加する「オールぐんま移住フェア2022」と「移住・就職フェア富山くらし・仕事相談会」の移住実績のある両県が大きなイベントを計画しており、こちらも人を呼びそうだ。 取材・来客は、9日午前に初めて東京交通会館社長に面会。20周年でお祝いの花を頂いたお礼に伺った。若干、国の有り様などについて意見交換。その後、広島県竹原市今栄市長と懇談。午後、長野県南箕輪村の藤城村長と懇談。村長は、東京・江戸川区職員を経て5年前に移住。「県内からを含む約73%が移住者の1万6000人の村で、製造業が盛んな地域」らしい。今後、43歳の町長の手腕が問われそう。期待したい。10日は福岡県八女市の副市長が移住動向の視察に。山口県労働政策課山崎課長が来訪、懇談。静岡市議、来訪。11日は山形県置賜総合支庁西澤支長がセミナー参加で来訪。地域の移住者受け入れについての意見交換を行った。打てば響く人だった。午後、文芸春秋記者と雑談。12日、セミナー参加の宮田村小田切村長が来訪、懇談。セミナー参加の鹿児島市移住担当3名と意見交換。15日、徳島県阿南市職員6名視察。広島県府中市長来訪。富山県砺波市竹田市議来訪。長野県江沢飯山市長来訪。先月28日に初当選し登庁したばかりとか。増加する移住者と従来からの住民との融合・共生を考えてみたいと率直な考えを巡って意見交換。16日、NHK出版と意見交換。 長野県飯山市の江沢市長と 地方移住セミナーは15回。 11月2日に、移住候補地として人気が高い千葉県南房総市と館山市が「コラボ移住セミナー~南房総回帰フェア2022秋~」をリアル開催。それぞれ、起業、就職、就農等、テーマごとに相談デスクを設け、回遊して話が聞ける形式。相談者同士で情報交換する姿も見られ、リアル開催ならではの熱気が感じられた。セミナー後半には、館山市「NPO法人おせっ会」理事長が、不動産探しのポイントについて講演。参加者のほとんどがセミナー終了間際まで熱心に情報収集する様子から、本気度の高さがうかがえた。20~60代の16名が参加。 鹿児島県は「鹿児島・移住オンラインセミナー2022 vol.3 #農ある暮らし編」を、初めて、農業+宿経営にチャレンジしたご夫婦をゲストに迎えオンライン開催した。東京での慌ただしい商社勤めの生活から、雄大な自然に囲まれた暮らしに大きくライフチェンジ。指宿での生き生きした暮らしぶりが伝わった。資金面に関しては、たくさんの質問が寄せられ関心の高さが伺えた。33組が参加した。100組の申込があり、当日参加できなくても、後日アーカイブ視聴が可能。 高知県は「理想の暮らしを高知で実現 移住まるわかり講座12 高知ならではの働き方を徹底特集! 『私が高知で見つけた働き方』」をオンライン開催。全16回のシリーズの12回目。都会ではあまりない、ユニークな働き方を実践する20~50代の先輩移住者3名が登場し、今の働き方にたどり着いた経緯や現在の仕事や暮らしの状況などを語った。今回はオンラインでのみ配信し、計31名が参加。「移住まるわかり講座」初の平日開催だったが、アンケートでは「平日夜の開催はありがたい」との声も見られた。 4日には、千葉県 が「千葉県就農&移住セミナー『ちょうどいい千葉への就農のススメ』~千葉県立農業大学校で研修して就農する~」をオンラインで開催。県内農業の現状や、千葉県立農業大学校で学べる内容について、スペシャリスト3名が丁寧に説明した。ゲストとして、農業大学校を卒業し、就農を実現したいちご農家の男性(30代)が登壇。ファシリテーターとの対話形式で、農業を始めるまでの経緯や苦労、農家の日々の暮らしなどを、笑いを交えた軽快なトークで語った。30~50代の16名が参加。 群馬県と岡山県は「移住相談員おしゃべりタイム!群馬VS岡山」をオンライン開催。ふるさと回帰支援センターの特性を活かし、漠然と移住を考え始めた方にも参加しやすいセミナーを企画した。両県の距離は離れているが群馬県と岡山県の意外な共通点、将来移住を検討している岡山県相談員の移住活動体験をざっくばらんにトークセッション。40組が参加した。 5日、徳島県が「とくしま・丸ごと魅力発見!ハイブリット型移住相談会」をミックス開催。自然の豊かさを活かしたアクティビティ、都会へのアクセスの良さを中心としたとくしま暮らしの魅力紹介や移住の極意について触れ、個別相談も行った。徳島へ行ったことがない方から移住決定済みの方まで幅広い18名が参加。 青森県青森市・平内町・今別町・外ヶ浜町・蓬田村"が「青森圏域移住・就農じっくり大相談会」をリアル開催。青森市を中心とした青森圏域5市町村による合同相談会で、暮らしの魅力や支援制度をPRした後、移住と就農に関する個別相談会を実施。小規模な相談会となったが、参加者全員が本気度の高い方で、これからの展開が楽しみだ。 北海道上士幌町は「憧れの北海道で介護の仕事をしてみませんか?~北海道十勝 上士幌町暮らしセミナー」をミックス開催した。福祉の仕事に従事する2名をゲストに迎え、異業種からの転職の経験談や具体的な求人情報をPR。会場スタッフの多くが移住者であり、それぞれがご自身の言葉でなぜこの町で暮らすのか、なぜ今の仕事をしているのかを伝える姿が印象的であった。セミナー途中には竹中町長も登壇し、町長自らPRを行った。10名参加。 和歌山県は「わかやま林業体感セミナー2022(第1回)」をミックス開催。県の林業の特徴等を座学形式で紹介した後、レイアウト変更して、移住後林業就業したゲストを交えたトークセッションを実施。熱心な質問が飛び交い、終了後も残って質問される方もいた。12名が参加した。 愛媛県は「えひめ移住オンラインセミナー 気になる!えひめの子育て環境を大公開!」をオンライン開催。地方の子育て環境についてリアルな声を伝えるセミナー。ゲストの「移住先の小学校では、少人数なのですべての子どもにスポットライトがあたる」「学力低下が心配だったが、先生の目が行き届くので、わからないところはすぐ教えてもらえた」という話が印象的だった。12名が参加した。 同日、愛媛県が「移住検討の“ファーストステップ” ~ドキドキ!移住相談って最初に何カラ聞かれるの?~」をオンライン開催。移住について考え始めたばかりの方や移住相談をしたことがない方を対象に、わかりやすく解説した。初めての面談ではどのような話をするのか、仕事の相談先、移住の準備期間などについて、よくある相談の傾向や先輩移住者の情報をもとに説明した。翌週以降の移住フェア(個別相談会)の申し込みもつながった。32名が参加。 6日、北海道が「北海道移住・交流フェア2022 東京会場」を交通会館12階で開催。86の市町村・団体が出展した。(うち2自治体は直前にコロナの影響で出展中止)来場者数579名と、目標の500名を大きく上回る集客があり、コロナ前とほぼ同水準の参加となった。現役世代を中心に多くの来場者でにぎわい、ミニセミナーなどは立ち見が出るなど、北海道移住の関心の高さが伺えた。 静岡県と石川県は「5県を巡る暮らしの魅力発見紀行第2回「技」静岡×石川セミナー」をミックス開催。石川県が中心となって開催する、『世界塗業遺産認定県連携リレーセミナー5県を巡る暮らしの魅力発見紀行』第2回目。今回は静岡県と石川県がコラボし、伝統工芸に焦点を当て、魅力や地域の特徴などを紹介した。ゲストは静岡からは『修善寺和紙』に携わる方、石川からは『漆芸』の魅力を発信している方が登壇。そのまま個別相談を希望された方もおり、ゲストや自治体とじっくり話していただける機会となった。6名が参加した。 福島県は「GOOD FRAME CATCH FUKUSHIMA二拠点生活の魅力を知るゲストトーク×オリジナルふくしまマップづくり」をリアル開催。福島市と東京の二拠点生活を実践している建築家をゲストに迎え、ふくしまの魅力と建築家としての福島市の街づくりへの想いを聞いた。 その後、参加者9名によるグループワークを行い、これからどのようにふくしまと関わっていきたいかを語り合った。 長野県は「長野ならどっちも行ける!本気の就農、趣味の菜園 楽園信州移住セミナー」をリアル開催した。就農と菜園では農業への関わり方が違うため、テーマ別にセミナーを実施。40、50代が中心で男女比は半々だった。就農では、地域おこし協力隊から一人農業に取り組む30代女性、菜園では、移住後に公務員をしながら週末農業を楽しむ50代男性がゲスト。参加者は9名と少なかったが、活発な意見交換が展開、アットホームで密度の濃い内容となった。個別相談も時間オーバーまで行われ、「半農半Xについて、具体的に質問できてよかった」「第二の人生で農業を目指すことに躊躇があったが、じっくり話せて前向きになれた」と感想が聞かれた。

20周年レセプションに自治体・政府・大学など関係者160名が参加! | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

20周年レセプションに自治体・政府・大学など関係者160名が参加!

今日(11月7日)は立冬、北国では雪が舞うかという季節である。11月1日には、セミナールームなどが4階から8階へ引っ越しが終わった。これでふるさと回帰支援センターは8階にすべてが集約された。3日は文化の日であったが、会場の関係でふるさと回帰支援センターの20周年祝賀レセプションを平河町のルポール麹町で開催した。文化の日ということもあって各県知事や市町村の首長は公務が入っており、出席が叶わぬと欠席。唯一、東京から新幹線で1時間、政令市でブースを配置し、移住希望者の取り込みに頑張り、成果をあげている田辺静岡市長が顔を見せられた。ありがたいことである。来賓挨拶はまず日本郵政の増田社長にお願いした。2014年春の増田レポートが今回の地方創生の口火を切り、ふるさと回帰運動の背中を押し、政府の「まち・ひと・しごと創生本部」の設置につながったからである。ついで、上記の田辺市長が地方移住の意義を力強く語った。政府からは田園デジタル都市国家構想実現会議事務局長、総務省からは地域力創造審議官が挨拶。更に、「第5回ふるさと回帰フェア」から5年間、大学のキャンパスを開放してフェア開催に協力し、2006年からは早大ボランテイアセンター連携講座「都市と農村関係論」を2年間にわたり開講させていただくなど、この運動に協力いただいてきた早稲田大学から第16代の鎌田総長が「早稲田は建学の精神は地方から有為な若者を集め、卒業後は地方にもどり、地域で活躍してもらうことを目標に掲げてきた」と挨拶した。連合からは清水事務局長が挨拶した。出席者はブースを開設し、相談員を配置している各都道府県、友好市町村、霞が関関係者、大学関係、移住者など160名が集まり盛り上がった。 乾杯の音頭は嶋津顧問が声高らかに行った。祝電などは全国知事会長、経団連、農協中央会、理事の加藤登紀子さんなどから多数寄せられた。 祝辞は、山田俊男顧問(参議院議員)、鈴木元厚労省事務次官、皆川元農水省事務次官、伊藤明子前消費者庁長官、小島元環境省地球環境審議官、寺脇元文科省官房審議官、森元全国市長会会長・長岡市長、堀口早大名誉教授、神成内閣官房イノベーション戦略調整官・慶應大教授から、ふるさと回帰支援センターへの期待など心温まる挨拶をいただいた。 取材・来客は、4日に山口県周防大島町前椎木町長が顔を出され、懇談。8日は岩手県遠野市の山里ネットの菊池会長、鳥取県ふるさと人口政策課大呂課長が挨拶に見えられた。 先週は17回の地方移住セミナーを開催した。 10月25日、愛媛県が「春採用はいよいよ佳境だよSP 4週連続!協力隊トークセッション 協力隊って実際どうなの?を相談できちゃう愛媛県オンライン移住相談会」をオンラインで開催。現役の協力隊がゲスト登壇し、着任地での暮らしぶりや活動内容など、ここでしか聞けない貴重な本音トークを繰り広げた。また協力隊同士の中の良さが伝わってきたのもよかった。12名が参加した。 26日、岡山県は「令和4年度 晴れの国おかやま就農セミナーin東京」をリアル会場で開催。ぶどう農家の就農事例、新規就農制度、就農プランの立て方などをレクチャーする本気度の高いセミナーを実施。年齢は30代~50代、オンライン・東京を含め計7名が参加。セミナー終了後も担当者への具体的な質問が飛び交った。 山口県は「やまぐち 夜カフェ オンライン交流&相談会」をオンライン開催。「山口県を知り尽くすレジェンド担当者にやまぐち暮らしのリアルを聞いてみよう」というテーマの情報交流会として開催。周防大島町の職員による島暮らしの紹介、移住検討者からの体験談や質疑応答を通じて、参加者は理解を深めたようだ。12名が参加。 27日、長野県平谷村は「平谷村 親子留学の説明会」をオンライン開催。今年4回目の開催で、村の紹介や親子留学のしくみ、支援制度、申し込み方法などを紹介。体験ツアーも案内した。今回は、制度を使って親子留学している方も出演し、リアルな感想なども紹介。子どもたちの様子や自分がどう変わったか、仕事の様子など、参加者からの質問に答えた。今までもっとも手ごたえを感じたオンラインセミナーとなった。6組12名の参加があった。 28日には、群馬県みなかみ町が「群馬県みなかみ町『都会からUターンして農業に挑む男』」と題し、一度は都会でサラリーマン経験をしたUターン新規就農者をゲストに迎えて、ウェビナーで開催。なんでもある都会生活に違和感を覚えてから、地域に根差す「農業」に挑むまでの話を聞いた。みなかみ町はユネスコエコパークにも選出されている自然豊かな土地であり、四季に合わせた作目を変更や、閑期の作業についてなど、リアルな農業経営についても聞くことができた。36名が参加した。 29日、群馬県太田・邑楽・館林地域は「太田・邑楽・館林地域移住相談会~都心から約1時間・・・緑と水辺のある暮らしをあなたに~」と題してオンライン相談会を実施。ゲストは大阪出身で新規就農の受け入れをきっかけに移住した方と、子育てのために結婚相手の出身地へ移住してきたIターンの2名。この地域は、東京から近く首都圏への日帰りも可能。地域との関わり方や「何があるというわけではない豊かさ」を伝えた。7名が参加した。 京都府は「京都 WORK STYLE~みんなの移住・仕事それぞれのケース~」として、京都ジョブパークと連携し、仕事をテーマに会場とオンラインのミックス開催。京都に移住転職した方をゲストに、京都でのいろいろな働き方を紹介した。幅広い年代の参加者があった。リアル会場では、9組9名の方が参加、セミナー終了後も残り、ゲストの方や相談員と話をされていた。当初集客に苦戦したが、最後の1週間で約14組の方から申し込みをいただいた。また当日申込の方もおり、最終的に28名が参加。 山形県最上地域は「自然×子育て=最上だじゅ!!~“自分らしくを育む”山形県最上地域移住セミナー~」をミックス開催。「豊かな自然」の中での子育てをテーマにセミナーを開催した。19名の参加があり、会場参加者は個別相談の希望も多く、真剣度と関心の高さがうかがえた。 鹿児島県志布志市は「移住者Presents 田舎暮らしのリアルトーク・リターンズ」をミックス開催。ふるさとワーキングホリデーで初めて志布志を訪れた女性3名をゲストに迎え、志布志の魅力が地元の人には当たり前の日常になっていること、困ったことや辛かったことなど和気あいあいと話し合った。大型の台風に遭遇したエピソード、人との出会いや温かい交流など3名それぞれのリアルな声に参加者も聞き入っていた。会場6名、オンライン9名の計15名が参加した。 30日、高知県は「理想の暮らしを高知で実現 移住まるわかり講座 地域おこし協力隊編『地域おこし協力隊ミッション別トークリレー』& 『OB・OGが語る、台本なしのここだけ話』」をオンライン開催。「移住まるわかり講座(全16回)」の10、11講座目。現役隊員3名、OB・OG3名の計6名のゲストが登場し、それぞれの立場から協力隊のメリットやデメリットなどリアルなトークを繰り広げた。会場とオンライン、どちらでも参加が可能な形式で、延べ65名が参加。アーカイブ動画は特設サイトに掲載する。https://kochi-iju.jp/lp/iju-maruwakari/ 石川県は「#加賀白山暮らし 移住ぶっちゃけ座談会」をミックス開催。就職・転職等がきっかけで加賀地方に移住した方を招き、地域の様子や移住の感想など加賀の暮らしを紹介した。会場参加者からたくさんの質問が出て盛り上った。合計18名が参加した。 長崎県は「長崎県で働こう!U・Iターン転職個別相談会in東京」と題して、事前予約制の転職個別相談会をリアル開催。20代後半から50代の7名が参加。参加者の半数が30代だった。相談時間は1枠30分を予定していたが、1時間ほど話をしていた方も。事前に履歴書、職務経歴書を提出頂いているため、レジュメを見ながら相談に対応した。 熊本県は「くまもとお仕事大図鑑~移住で働き方もアップデート~」を会場で開催(林業のみオンラインで参加)。県の職員がスーツ姿で対応だったが、法被着用やブース装飾などすると賑わいがでて良かったかもしれない。「大図鑑」とうたっているので、もっと参加団体のバリエーションがほしかった。セミナーではなく「個別相談」ときちんとうたった方がもう少し集客できたかもしれない。今後の課題である。8名が参加。 和歌山県は「わかやまアウトドアLIFE移住フェア」を会場で開催。移住相談ブースのほか、地域おこし協力隊の座談会、アウトドアショップ等の物販やメダカ釣りの体験コーナーなど、気軽に立ち寄った方も楽しめるイベント内容となっていた。市町村の移住相談ブースでは、現地とオンライン中継し、地域の風景や暮らしぶりを見せる工夫を施された市町も見受けられた。207名の来場があった。 青森県は「青森県UIターン・交流フェア~知るほどに つながるほどに 好きになる青森~」と題して青森県最大の移住イベントを12階で初共催。30団体以上による相談ブースのほか、知事や先輩移住者のトーク、専門家によるセミナー等を実施。オール青森で移住・交流を全力応援することをアピールした。約300名が来場、Uターンが中心で本気度の高い相談が途切れず、ブースを一時も離れることができないほどであった。 同日、青森県が「#交流しようぜ 青森移住だョ!デジタル人財全員集合」を3階で開催。県内のIT業界事情に詳しい講師のほか、県内IT企業の経営者・人事担当者、先輩移住者を召集し、県内最新のIT事情、各企業の働き方、青森県企業ならではの取り組みを紹介した。36名が来場した。 神奈川県は「ENJOY農業!ちょこっと田舎な神奈川で農ある暮らし」をオンラインで開催。農地課を含めていくつかの各市町のPRは、スライド共有し文章を読み上げる旧式スタイルだったのでもう少し工夫してほしかった。愛川町は、役場職員と農ある暮らしを楽しむ移住者とのインタビュー形式で、暮らしがイメージできてよかった。山北町は空き家見学ツアーの案内を告知するなど、次につなげるPRになっていた。短時間のPRで全てを伝えるのは不可能に近く、イベント参加、動画視聴、個別相談へ促す等、セミナー参加者に次にどんなアクションをしてもらいたいのかを考えたPRが必要ではないかと思う。チャットやウェビナー「Q&A機能」で質問がいくつもあり、担当者は回答に追われる様子もみられたが、後日連絡する等、参加者のフォローをする方が移住にはつながるのではと思慮する。22名が参加した。

10月30日、センターのセミナールームが8階へ移動!

先週のブログでも紹介したとおり、11月3日に20周年記念レセプションを予定しているが、あわせて10月30日に4階にあるセミナールームと総務部、そして理事長室を8階に引っ越すことにした。結果として体力勝負の肉体労働がどっと押し寄せ、大変なことになっている。整理したはずの書類もダンボールで15箱、でもまだ足らない。来月、後期高齢者の仲間入りする身にとっては辛い日々となっている。 取材・来客は、25日に熊本県荒尾市浅田市長が視察に。26日には茨城県結城副市長が北関東の移住動向が知りたいと見えられた。27日は週刊朝日の取材。北関東3県の移住について意見交換。27日、宮崎県の河野知事が来訪。28日は愛媛県宇和島市議会議員6名が視察。午後、新潟県柏崎市議会議員の視察。ここに来て自治体議員など自治体関係者の視察が増加している印象がある。どこも人口減で、移住希望者を受け入れたいがどうしたものかと足を運んでいただいている。この取り組み、まだまだ先は長い・・・。              宮崎県の河野知事が視察に             宇和島市議会議員の方々と 地方移住セミナーは17回開催した。 18日には愛媛県が「春採用はいよいよ佳境だよSP!4週連続 協力隊トークセッション協力隊って実際どうなの?を相談できちゃう愛媛県オンライン移住相談会」をオンライン開催。松山市と新居浜市の離島に住む地域おこし協力隊をゲストに、来年度の採用に向けて、どんな仕事を、どのような環境でしているのかなどリアルな声で紹介。ネット環境や住居について等具体的な質問がチャットで寄せられた。11名が参加した。 19日は北海道日高地域が「北海道“ひだか”オンライン移住カフェ~しごと編~」と題して、「仕事」をテーマに管内の一次産業を中心に紹介。38名の参加者は、前回からのリピーターも目立ち、着実に日高エリアのファンが拡大していると感じられた。 栃木県小山市・那須塩原市は「東京に近い!テレワーク移住に最適!「とかいなか」とちぎのアクセス事情」として、テレワーク移住や二地域居住がしやすい栃木の魅力をオンラインで紹介。実際に移住したテレワーカーや、仕事と子育てに奮闘中の女性をゲストに、東京から近い栃木のメリットや地域の暮らしの魅力、移住の注意点などを聞いた。今年度4回目となるオンラインセミナーで、39名と最多の参加人数を記録した。 21日、佐賀県が「〜起業で開く NEXT DOOR〜 「おもしろそう」から始めるわくわくの生み出し方、教えます!」を会場とオンラインのミックス開催。ゲストの合同会社Lightgear代表取締役の山本卓さんは、2019年の九州・山口・沖縄のイベントをきっかけに東京から佐賀県へ移住を決定。地方ビジネスを始める際、相手のために「ちょっと得意なことを生かす」ことや、「おもしろそう」とワクワクすることの大切さを自身の体験談をもとに話された。笑顔と魅力的な語り口で、佐賀県で起業をめざす参加者の背中を押すような内容だった。13名が参加し、質問の多さからも参加者の関心度の高さが伺えた。 群馬県みなかみ町は「みなかみで見つけた!移住女子4人の『自然の中での自然な暮らし』」 をオンライン開催。「SDGs未来推進都市」でもある当町へ移住した4名の女性から話を聞いた。利根川源流域の自然豊かさは、暮らしを送る上では厳しいものと言い換えられる。「幸せとは、豊かさとは何か」を自分に問い続けた女性達が、環境保全の活動を通して、他者や地域とつながり力強く生きる様子を、朗らかなトークで展開。29名が参加した。 22日、宮崎県が「移住者が比べてみました!東京と日南の『暮らし・働き方・お金』ー宮崎県日南市単独移住相談会ー」をリアル開催した。移住して3年の移住アンバサダーが東京との暮らしを比較し、生活にかかるお金や働き方などの違いをざっくばらんに紹介。比較する点のバランスが程良く、わかりやすかったと好評だった。グループトークでは時間が足りないほど話が盛り上がった。30代~60代の10組14名が参加。 愛媛県は「えひめ地域おこし協力隊オンライン募集説明会」をオンラインで。四国中央市の地域おこし協力隊卒業生と、内子町の地域おこし協力隊がゲストに迎え、地域での活動について具体的に紹介した。また、協力体制度について、サポート団体のえひめ暮らしネットワークから説明があった。活動地域などについて具体的な質問もチャットで受け付けた。9名が参加した。 富山県は「コミュニケーションが苦手でも 地方移住ってできますか?」と題したオンラインセミナーを開催。地方は都会に比べて人間関係が濃い、と言われるが人付き合いが苦手でも地方移住はできるのか、最低限必要なことといったテーマを、おすすめエリア別に開催。架空の相談者を設定し、その質問に各自治体が回答していくという形式。回答にはフリップを用意してもらうことで、オンライン上の画面でも見やすかった。40代が7名と際立った。 茨城県行方市は「田舎で公務員ってアリですか!?」をミックス開催。行方市の地域情報と公務員の実際の仕事内容についてゲストトークを実施。また、行方市の定住移住支援金について紹介し、最後に公務員募集要項を紹介した。5名の参加があった。 愛知県は「あいちの山里&離島Day~体験したい!あいちの山里&離島~」をリアル開催。山里&離島から2人のゲストを迎え、移住への取っ掛かりとなる、体験プログラムなどを紹介。山里パートでは地元で暮らす高齢者から山里暮らしの知恵を学びながら人との交流を作る「おばあちゃんちプロジェクト(豊田市足助地区)」、離島パートでは島外ボランティアと行う海岸の漂着ゴミ拾いや黒壁の家並みの保存活動等の「島の未来を守るSDGs活動(佐久島)」を紹介。参加者からは「リアルな話が聞けてよかった」「虫は嫌いだが山里はやはり良い」「プレ移住のようなプログラムがあるととてもいい」「訪問してみたい」「関わりを持ちたい」と前向きな意見が多数寄せられた。17名が参加した。 山梨県は「二拠点居住とやまなし2022 Vol.3 豊かな自然の中で叶える私らしい暮らし ~富士吉田・都留エリア~」をオンラインで。都留市、富士吉田市杜で活躍する3名が登場、二拠点居住先として人気が高く個性的・特徴的エリアならではのトークを展開。二拠点居住は手段であり目的ではないこと、人が人を呼び、支えられていることが伝わる、和やかな温かいセミナーだった。32名が参加した。 石川県と岐阜県は「5県を巡る暮らしの魅力発見紀行 第1回 岐阜×石川「食」セミナー」をリアルで開催。石川県が中心となって開催する、『世界塗業遺産認定県連携リレーセミナー5県を巡る暮らしの魅力発見紀行』の第1回目。今回は岐阜県と石川県がコラボし、【食】をテーマに開催。ゲストは石川県で地域の食文化の発信事業に携わる方、岐阜県で有機農業を実践している方をお迎えした。セミナー後にもゲストと交流ができる場を設け、終了時間ギリギリまでお話をされている参加者もいた。県の相談ブースの他、暮らしの魅力を伝える写真展を開催するなど展示にも工夫を凝らした。20名の来場があった。 高知県は「理想の暮らしを高知で実現 移住まるわかり講座8 地元民が深~く語る!『この地域のココが良い(おらんく自慢)」 仁淀川×奥四万十×幡多編」を開催。高知県では、全16回の移住講座を開催中で、今回の講座で8回目。東西に長い高知県を6つのブロックに分けた地域紹介の後編として開催した今回は、高知のお笑い芸人・おだちさんによる取材動画を用いて、各ブロックの担当者が地域の魅力紹介(おらんく自慢)を行った。オンラインで配信を行い、計34名が参加。 23日は、高知県が「理想の暮らしを高知で実現 移住まるわかり講座9  起業編『起業×U・Iターン』のロードマップ-高まる地域での起業熱-」を前日に続きオンライン開催。“入門編”では地方で起業をするメリットやその方法についてのセミナー、“事例編”では実際に高知で起業した女性をゲストに招き、現在に至るまでのエピソードなどをトークセッション形式で紹介した。配信はオンラインで行い、累計30名が参加。両日とも、アーカイブ動画は特設サイトに掲載される。https://kochi-iju.jp/lp/iju-maruwakari/ 静岡県静岡市は「ナント!!社長が登場!静岡市へ拠点進出 起業・従業員向け移住セミナー」をミックス開催。コロナ禍を契機に、企業の地方進出やテレワーク移住の機運が高まっている。今回は、移住の課題の1つである「仕事」をテーマに、しずおか焼津信用金庫と連携して、静岡進出した2企業の社長と従業員をゲストに招き、その経緯やメリット、生活環境などの実態を伝え、静岡市で働くイメージを具体化し、企業拠点の進出や従業員の地方移住を促すことを目指した。11名が参加した。 兵庫県は「ひょうごで働こう!おためし企業体験 事前説明会 in TOKYO」をミックス開催した。今回は履歴書や職務経歴書を作成する際のポイントを解説。県内企業2社の人事担当者が自社の募集案件をPRした。集客はリアル4名、オンライン1名。年齢層は20代~50代(推定)。本企画はさらに継続予定だ。 福井県は「ふくいの暮らし&子育て、なぜイイの?ヒミツ大発見!フェア in 東京」を交通会館12階で開催。全17市町のうち15市町が出展した今年度最大の移住イベント。時期・や天候に恵まれたこともあり、385名に来場いただいた。交通会館の外でチラシ・ティッシュ配布や恐竜着ぐるみによる案内や、アンケート回答者に先着250名にプレゼントするということも功を奏したようだ。

1カ所で全国の移住情報を手に入れられるのは国内で唯一、ふるさと回帰支援センターだけ。
移住先が決まってなくても、相談員があなたにぴったりの移住先をご提案いたします。
まずはお気軽にご相談ください。

センターで相談する センターで相談する