セミナー報告 11月17日~19日

11月17日~19日は、17回の地方移住セミナーを開催した。

17日は、福島県会津美里町が「地域おこし協力隊募集説明会」をオンラインと会場のミックスで開催した。「観光振興」「伝統技術継承」「農業」の3つの分野で募集しており、協力隊のミッション、環境、雇用条件、卒隊後に想定される進路、サポート体制をきめ細かに説明。現役隊員が自身の具体的な経験事例を交えながら、プラス面・マイナス面も紹介し、参加者にも好評だった。15名が参加した。

東京都の式根島は「式根島アイランドワーケーション 移住定住プログラム」をミックスで開催した。2名の先輩移住者が島のリアルな情報や、東京の島ならではの公共交通の充実ぶりなどを紹介。会場やオンラインから夏以外の島の様子や実際の働き方、過ごし方など多くの質問があった。1週間から1か月の移住体験プログラムへの参加に興味を持って頂けるセミナーとなった。参加者男女比は半数ずつ、30~50代の14名が参加した。

18日、香川県は「香川県UIターン 就職・転職セミナー in 東京」を開催した。先輩移住者をゲストに迎え、移住と転職の経験談を語ってもらった。参加者は30代~60代の6名。セミナー後の個別相談会には4組が参加し、真剣さを感じた。テレワークのできる職種以外は、転職が必要な場合が多いので、今回のようなセミナーは移住を検討する人にとっては意義のあるものだと強く感じた。

千葉県南房総市は、館山市との共催で「千葉県南房総市・館山市コラボ移住セミナー ~南房総の『就職のしかた』ぶっちゃけます!~」を開催した。仕事にテーマを絞った3部構成で、第1部は、先輩移住者による就職体験談、第2部は、医療、観光、不動産など4社の企業紹介、第3部では個別移住相談会を展開。参加者の9割が個別相談会まで参加し、相談デスクを回遊していた。「仕事のぶっちゃけトークが聞けて現地で働くイメージができた」「不動産情報も入手できて満足した」との感想があがった。26名が参加し、40~50代が7割。

静岡県は「達人に聞く!空き家の利活用」~リノベーションではじめる新しいこと~」をオンラインで開催し、掛川市と森町で空き家バンク運営や空き家の利活用を行う2名をゲストに迎えて話を聞いた。事前質問や当日オンラインチャットで「住んでみて感じる不便さ」や「空き家の探し方」などに関して質問があり、真剣度が高い方が多く参加していると感じた。8名が参加した。

群馬県は「【リベンジ企画!!】渋川市地域おこし協力隊 長沼未希とゆく!! オンライン石段さんぽ」をオンラインで行った。8月に企画した際は、現地が雷雨のため内容を変更せざるを得ず、リベンジ企画として開催した。伊香保温泉の町を歩きながら、一般的な観光ツアーでは見つけられないおすすめスポットを巡った。合間で、地域の人々と協力隊員との交流場面も見られ、人のあたたかさを知ることができた。19名が視聴した。

島根県は「\しまね移住フェア2023/前夜★ しまね交流会」を、セミナールームで開催した。翌日に東京国際フォーラムで行われた「しまね移住フェア2023 in東京」の前に、7市町村が地域をPRした。交流会も行い、時間を区切って2回開催とした。1回転目は「暮らしの環境」をテーマに、山間・海辺・市街にある市町村に分かれ、それぞれ興味のある参加者が入ってざっくばらんに交流。2回転目は「仕事、住まい、地域おこし協力隊」のテーマで分かれ、同様に交流をした。非常に盛り上がり、進行上中断するのが難しいほど会話が途切れることがなかった。8名が参加した。

高知県は「やりたいコト×地域資源に出会う ミッション別地域おこし協力隊セミナー」をバーチャル空間oviceを利用してオンラインで開催した。高知県内各地域で募集中のミッションにフォーカス。やりたいことや興味のあるミッションから市町村を選べる内容で、計28名が参加した。

宮城県は「みやぎ移住・交流フェア」と題して、初めて県内全35市町村が出展して12階カトレアサロンで開催した。会場の端にセミナーコーナーを設置し、反対側の端に人気が高い仙台市近郊の市町村ブースを設置したことで、限られたエリアに来場者が集中することなく、会場内を巡回して複数の市町村に相談できるようにした。相談するともらえるメッセージカードを集めると、くじに参加できるイベントがあり、知名度が高くない市町村も集客できたようだ。276名が来場。ファミリー層から、高齢の単身者まで幅広い層の方が参加した。

長野県北アルプス地域は「北アルプスの麓で暮らし・働く大相談会2023」を3階グリーンルームで開催した。毎年恒例の5市町村によるイベント。市町村ブースは20分ごとに時間制としたため待ち時間も少なくスムーズに相談が進行した。また、今年は、就農、就林、ハローワークのほか、地域の文化芸術活動を支援する組織「信州アーツカウンシル」の出展があったことが新しかった。8月から告知やチラシでアピールするなど十分に準備をして臨み、39組69名が来場、対昨年度で組数が2割近く増えた。参加者の傾向は、昨年は家族連れ中心だったが、単身や夫婦、カップルでの来訪が多かった。

19日は富山県は「とやま暮らし・仕事大相談会2023【秋】」を12階ダイヤモンドホールで開催した。13市町村、22の企業が参加。富山県新田知事との対談、先輩移住者のトーク、富山県のシンボル立山連峰を紹介するセミナーも行った。例年よりも少し平均年齢は高めであったが、非常に本気度の高い方の割合が多く、意義のある相談会となった。191名が参加した。

群馬県は、「オールぐんま移住フェア2023【つながり&交流 ぐんままつり in 東京】」を12階カトレアサロンで開催した。27市町の移住相談やセミナーのほか、群馬にまつわるさまざまなワークショップやマルシェを準備した。来場者数269名、相談件数は568件であった。県の「群馬を知ってもらうための裾野を広げたイベントにしたい」という明確な意図があり、体験コーナーなどを充実させたことより、ファミリー層の来場や、滞在時間の長時間化につなげる事ができたと感じている。

静岡県は「暮らし×仕事×住まい 伊豆半島移住相談会」を3階グリーンルームで開催した。伊豆半島南部地域を中心に11市町4団体が出展。午前中からコンスタントに入場があり、各市町とも待ち時間も少なく1件1件丁寧に対応できていた。78名が来場し、年齢層は幅広かったように思う。

長野県平谷村は「何にもない小さな村だけど、めちゃ楽しい親子留学!長野県平谷村」をオンラインで実施した。新築の留学用住宅のお披露目をして、留学中の当事者が現在の生活や子どもの変化を語った。留学中の子どもだけでなく村の子どもたちの状況、それを見守ってきた親の感想と親自身の変化も語られた。温かい心の交流とつながりができたセミナーになり、少人数の良さが発揮された。参加者はお試し山村留学が決まった親子と、山村留学を卒論テーマにした大学生の3名。次回はもう少し参加人数を増やせるよう工夫したい。

山梨県は「やまの暮らしCafe -やまなし市町村相談DAYスペシャル-」を開催した。各自治体担当者がリアルな暮らしぶりを語り、和やかな雰囲気の中進行した。10月の中規模相談会から時期が近かったこともあり集客には苦戦した。参加者は予約者が4組、当日参加が3組、20~50代の幅広い世代構成。個別相談にも4組が参加し、少人数ながら本気度の高い移住者と自治体にとって満足感のある会になったと感じた。

滋賀県は「街道を行く~滋賀暮らしオンラインセミナー~」をオンラインで開催。自治体の紹介と先輩移住者のインタビューを行った。県の市町振興課と各自治体の移住担当者の連携や、操作の切り替えがうまく行き、リアル感も伝わったと思う。滋賀県の今年度のオンラインセミナー集大成だと感じた。19名が参加した。

山口県は「やまぐちをもっと知ろう~オンライン移住体験ツアー」を行った。県内6市町(山口市、美祢市、山陽小野田市、萩市、防府市、周防大島町)の移住担当者や移住者が、地元の暮らしや仕事の様子を紹介した。セミナー後は市町とのオンライン個別相談会も行い、本気度の高い参加者が、市町と情報交換を行っていた。18組21名参加。

 

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