セミナー報告 6月20日~25日

セミナー報告 6月20日~25日 | セミナー

6月20日~25日は、16回の地方移住セミナーを行った。

20日は、愛媛県が「移住検討のファーストステップセミナー ~移住先はどこが良い?より良い移住先と出会うコツ~」をオンラインで開催した。思い立ってから実際に移住するまでのステップについて、「なぜ移住したいのか」に主眼をおいた内容。参加者からは住い探しや仕事探しの情報、必要な費用、ご当地ルールなどについて様々な質問が飛び交い、相談員も経験を踏まえた回答をした。海外在住の方も含め、様々な地域から57名が参加した。

21日、栃木県が「栃木県オンライン移住セミナーvol.1私たち、栃木に移住して起業しました」をオンラインで開催した。実際に移住して起業したゲスト2名から「とちぎを選んだきっかけ」「起業にあたり大変だったこと」など赤裸々に話してもらった。ラストの市町ごとの質疑応答タイムでは、参加者から多くの質問があがり、終始盛り上がりを見せていた。44名が参加、栃木県単独のセミナーとしては過去最多となり、よいスタートを切れたと思う。

群馬県は「バリアフリーな #ぐんまな日々 車いすの熱きテレワーカーが語る!ココロFreeなぐんま暮らしへ」をオンラインで実施した。バリアフリー情報の取集・発信を行う渋川市出身の20代の女性ゲストは、筋ジストロフィーという難病を抱え、現在は電動車いすでの生活をしている。「旅行がしたい!」という願いから全国の情報を調べるうちに、群馬では未だバリアフリーツアーの情報が少ないことから、自身で現地へ足を運び当事者の声を伝える活動を開始。“無い答えは自分で解決する” 群馬の女性の芯の強さが伝わり、また「上毛かるた」をユニバーサルな手法で体験できることなどを聞いた。10名が参加した。

22日は広島県が「現役司法書士&都会からの家族移住 島のかんきつ農家継業ばなし」を会場とオンラインのミックスで行った。日本一のレモン・柑橘の島である尾道・生口島で柑橘農家を承継した司法書士と、千葉県からの移住者をゲストに迎えた。事業承継までの過程や農家としての働き方、田舎ならではの人間関係など、リアルな話を聞いた。例えば、田舎への移住では、「余った野菜をもらえる」と聞くが、それは受入側にとって「どのような移住者か見定める」行為でもある、という話など、島暮らしならではの人付き合いについても赤裸々に語っていた。21名が参加した。

23日と24日は、長野県長野市が「長野市地域おこし協力隊募集相談会」を2日間にわたり会場で開催した。20~30代で協力隊に関心ある方が4名、それぞれ1対1でじっくり相談した。長野県出身者、パートナーが県内出身、登山好き、農業ボランティア多数経験者という方だった。

23日、東京都あきる野市が「自然と遊ぶ 秋川渓谷アドベンチャーライフのはじめ方」を会場とオンラインのミックスで開催。ダイアローグと題し、対話する事に主眼を置いた今回のセミナー、行政職員からのPRなどは最小限にした。ゲストやファシリテーターが一方的に話す場面はほとんどなく、会場で車座になり参加者も話の輪に入り、大いに盛り上がった。オンライン参加者からも、チャットで沢山の質問が寄せられ、それらに対しても丁寧な回答がされた。ファシリテーター主催のイベントが翌日開催されるという告知に、参加者から「明日私も参加したいです!」との声も上がり、短時間ながらダイアローグの効果を実感できたセミナーとなった。18名が参加した。

24日は、山梨県が「やまなし暮らしオンラインセミナー 農業編 ー移住・就農ステップや雇用就農を知るー」をオンラインで開催。先輩移住者農家と、研修生受入農家をゲストに招いた。前半は県庁より就農希望者向けの支援制度を紹介。後半はインタビュー形式でゲストトークを行い、就農に至った流れや日々の過ごし方について聞いた。参加者は13名にとどまったが30代~60代と幅広く、チャットにて活発に質問が寄せられた。就農支援センターによる個別相談も実施、具体的なこれからの行動がイメージできたと好評であった。

岡山県は「美味しい!絶品・海ぐらし~おかやまの”魚”の魅力~」を会場で開催した。岡山県の「お魚かたりべ」として活躍中のゲストによる魚愛溢れるトークで盛り上がった。瀬戸内海エリアの3市が参加し、それぞれの釣り場や道の駅の情報、暮らしにまつわる情報を聞いた。後半の座談会では、暮らしや食の質問のほか、釣り好き同士による穴場話で盛り上がっていた。会場参加者限定で若海苔のプレゼントも実施した。10組11名の参加。

群馬県は「高崎子育て移住セミナー・ハンドメイドワークショップ」を、高崎市在住のファミリーをゲストにウェビナー形式で開催。会場には子連れファミリー含む4組、オンラインでは17組が参加。エコバッグ作りをしながら、楽しい交流が行われた。適度な自然と共に、習い事や教育も充実していて、様々な経験ができるといったリアルな子育て事情が参加者に伝わったようだ。アンケートでは「都会と田舎の両方のよさを味わえるのが良いと思った」「子ども連れで遊びにいくスポット情報が参考になりました」といった声が届いた。

広島県は「ひろしま瀬戸内移住フェア2023」を東京交通会館3階で開催した。県の東部地域6市町が参加し、転職や創業のブースも設置、3つのテーマ別セミナーも開催した。ブースでは相談が絶えず、相談用のテーブルも足らなくなるほど盛況だった。複数の市町で相談する方も多く、地域は漠然としていても移住への関心は高いことが伺えた。先輩移住者が参加したセミナー会場も多くの席が埋まっていた。現地での暮らしの様子を聞いて、移住に向けて実際に動いていきたいという方も多かった。100名が来場した。

25日は、三重県が「みえのイマドキおしごと事情」をミックス開催した。就職相談アドバイザーから移住や就職の流れ、仕事の探し方の注意点、どのようなところにお金がかかるかなどの紹介をした。実際に移住をし、三重県庁に就職した方は、「転勤などでいろいろな地に住んだが、残りの人生をどんな地で住みたいのか?を考えた時、三重県民の人の好さとのんびりとしているところが気に入り、三重県への移住を決断した」と話していた。人それぞれ選ぶ基準は違うが、移住後の人間関係を考える上でも地域の人々がどのような人達なのかも重要であることがわかった。9名が参加した。

岩手県雫石町は「狩猟って何だろう?移住者のための狩猟セミナー」をミックスで開催。ふるさと回帰支援センターHPを見て参加した方が多く、「狩猟」というテーマは普遍的に人気があると感じた。また、子供連れで参加する方が多かったのが新たな発見だった。オンライン、会場合わせて25名が参加した。

島根県は「しまね移住の先輩に聞く!~悩み多き移住への道~」をオンラインで実施。ゲストの相談員が、転職活動で苦労した体験や地域の情報について話した。「イベントや個別相談などでどんなことを聞いたらいいか」「家賃はどれくらいか」「公共交通の様子はどうか」「自治会活動などは盛んなのか」などの質問があがった。20代~80代の7名が参加した。

高知県は「高知就職・転職フェア2023」を東京交通会館12階で開催した。高知県の優良企業45社や公務員など約50の相談ブースを構え、採用担当者と話せる機会を提供したほか、キャリアカウンセラーによる履歴書・職務経歴書の添削サービスを提供した。熱心な相談者が多く、計64名が参加した。

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