セミナー報告 7月4日~9日

7月4日~9日は13回の地方移住セミナーを行った。

4日は、新潟県が「にいがた暮らしセミナー2023 vol.2 新潟だからこそできる『リモートワーク・複業』の面白さ」と題してオンラインセミナーを開催した様々な。課題に立ち向かいながらも、新潟移住を実現したゲストをお呼びし、にいがた暮らしの魅力を紹介。体験者ならではの苦労話や現在の暮らし方などを伝えてもらい、チャットでの質問も活発に飛び交っていた。30名が参加した。

5日は、栃木県が「まちと自然のいいとこどり とちぎで子育てライフ」をオンラインで開催した。栃木県が今年度、子育てや自己実現に関心がある方に向けて開催する全6回のイベントの第1弾。鹿沼市と足利市で子育て中の移住者をゲストに招き、体験談を聞いた。63名が参加、栃木県単独開催のセミナーでは過去最高を更新し、注目度の高さが伺えた。

福島県は「関係人口から考える~自分らしく福島と関わり続けるには~」と題して、会場とオンラインのミックスセミナーを実施。関係人口として福島県の食を通じた魅力発信を続けている方、SNSでの情報発信をきっかけに福島の仕事が増えた東京在住の福島出身者、関東からUターンしてスキルの物々交換という形で関わり始めた方、三人三様の関わりが視聴者を引き付けた。20~50代と参加の幅も広く、関東圏だけでなく、福島県内からの視聴者も多かった様子。35名が参加した。

広島県は「アウトドアの聖地『アキオオタ』で実現する趣味全振りの暮らし方!」を会場で実施した。自然豊かでアクティビティも豊富な安芸太田町に移住し、狩猟、釣りやスノーボードなどを楽しむ3名をゲストに招いた。中山間地域といえば、農業やキャンプといった印象が強いが、ひろびろとした環境で、様々な「趣味」を実現できる魅力的な環境であると感じた。また、8月に開催される安芸太田の移住ツアーの案内もあった。15名が参加した。

6日は、長野県平谷村が「何もない小さな村だけど、めちゃ楽しい親子留学!」をオンラインで行った。今回は親子留学中の3人の女性をゲストに留学のリアルを伝えようと企画。参加者は3人の子どもを持つ30代の女性。終始和気あいあいとした雰囲気で、途中からはでゲストと参加者の子どもたちも加わり、おしゃべり会のようなセミナーになった。その日のうちに現地への訪問が決まった。

8日は福井県が「福井の魅力×日本酒~福井テロワール~」をミックスで開催。福井県の魅力発信をすることで県に興味を持っていただき、そこから現地訪問、移住検討に結びつけることを目的とした。清らかな水と米どころとして古くから多くの酒蔵がある福井県の中から、2つの蔵元よりオンラインにて日本酒造りを紹介した。事前申込み138名に対して、実際の参加は38名にとどまった。

香川県は「トカイナカかがわ! 地域おこし協力隊&起業セミナー」をリアルで開催した地域おこし協力隊に関心があるのではなく「起業」に関心のある参加者が大半のようだった。参加は6名で、30代1名、50代3名、60代2名であった。

大分県は「教育移住トークセッション~おおいた暮らし塾~」をミックスで開催した。大分STEAM教育セミナーと個別相談会を実施。大分市、中津市、竹田市、宇佐市、就職、移住全般が相談に対応、相談件数は12件であった。教育セミナーの集客に苦戦したが、個別相談に参加された方の満足度は高かったと思われる。

8日~9日で、長崎県が「五島で暮らすってどんな? 島ぐらしセミナー」をリアルで開催した。セミナーは2部制でおこない、1部は基本情報を題材にしたクイズ大会(暮らしと移住)、島の生活費、環境、島の働き方(職種や求人情報)、移住支援制度を紹介。2部は移住相談員(東京からの先輩移住者)の体験などを交えた内容となっており、島暮らしのメリットやデメリット、離島移住で失敗しやすい人、成功ポイント、島暮らしのアドバイスなど紹介。離島移住の大変さもしっかり伝えた濃い内容のセミナーになった。8日は20代~60代が12名、9日は30代~50代の方が11名参加した。

9日は、神奈川県小田原市が「参加型移住セミナー 小田原子育てSTORY」をミックスで開催した。「移住」と「子育て」という大きなライフイベントを両方経験している先輩移住者と話すことのできる参加型のイベント。小田原の保育園事情や、遊び場、習い事、コミュニティなどを直接相談できる。ゲストスピーカーに加えて、小田原市の保育課の職員も参加し移住する際の保育園の手続き方法なども聞けた。グループに分かれてのフリートークは盛り上がるほど声が大きくなり、聞き取りづらい状況に感じられた。課題としてトークルームに分かれることを検討したい。22名が参加した。

滋賀県は「滋賀・東近江市 移住セミナー&相談会『農あるくらし』」を会場で開催した。東近江市は、近畿最大の耕作面積を誇り、米をはじめブドウ、ナシ、イチゴなど多様な農産物を産出している地域だ。その自然豊かな東近江市で農業を志して移住し、農業法人で活躍されている方をゲストに招いた。参加者は若い方を中心に5名。「移住者の生の声、率直な感想などが聞けて大変参考になった」と好評だった。次回の課題として、テーマを絞り過ぎず、滋賀らしさをもっとアピールできるテーマを選びたい。

長野県は「楽園信州移住セミナー ~夫婦でつくる理想の暮らし!あなたと私の移住計画~」を会場で開催した。20~30代のカップルや夫婦9組が集まった、世代が近いことで会場は一体感があったように思える。内容は、夫婦での移住の進め方や、夫婦での話し合い方のポイントを学び、コロナ禍で移住を実現した先輩移住者のお話を聞くもの。後半は市町村によるPRと個別相談。スクール形式で、熱心にメモをとる様子がみられた。個別相談にも7組の夫婦が残り、時間が押すほど話に花が咲いたようだった。「来てよかった」などの感想もあり、濃厚なセミナーになったと思われる。16名が参加した。

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