セミナー報告 9月5日~10日

9月5日~10日は、15回の地方移住セミナーを開催した。

5日は新潟県が「にいがた暮らしセミナーvol4 新潟で開業! 旅・暮らしの概念を変える“宿”」をオンラインで開催した。新潟へ移住して宿を開業したゲストを迎え、話を聞いた。当事者ならではの開業に関する情報が満載であった。申し込み64組(参加は44名)で、セミナー中も申し込みがあった。チャットでの質問も多く、ゲストの話題も豊富で、時間が足りないと感じられた。

6日、栃木県が「シゴトも暮らしも楽しみたい~わたしのとちぎLife~」をオンラインで実施。女性の移住に焦点を当て、矢板市・茂木町に移住した女性をゲストに、雰囲気も和やかで、終始笑顔の絶えない明るいセミナーとなった。MCの進行やゲストとのトーク展開もテンポよく、移住を検討している方々が「知りたい」と思うような内容となり、セミナー中に寄せられた視聴者からの質問も多かった。71名が参加した。

福井県は「福井県庁ジョブセミナーin東京」と題して、県庁職員募集のためのセミナーを開催。学生及び社会人を対象に、福井県職員の仕事紹介と募集案内をした。1時間単位の2部制。各部ごと県庁の仕事紹介と交流会形式の質疑応答を行った。9組9名の参加。社会人7名(男性)、学生2名(女性)。社会人募集枠(移住定住促進枠)の応募締切が目前の9/19ということもあり、社会人の参加者が多かったようだ。

7日は広島県が「どうしても伝えたい!こだわりの食材と生産者の想いをつなぐ広島の食の魅力」をオンライン開催。G7広島サミットで料理を担当したホテルレストランの料理長と、サミットでふるまわれた牛乳を生産する牧場経営者がゲスト。海や山で様々な食材が採れる広島の食の魅力を伝えるセミナーとなった。加えて、広島には、シェフや生産者を海外に送り出し、それを広島に還元する研修制度が整備されており、より魅力的な食の街「広島」を目指す取り組みについても紹介した。25組が参加。

愛媛県は「えひめの絶景に出逢う旅」と題して、西条市と愛南町に移住したゲスト2名の経験談を中心に、観光情報も同時に紹介するセミナーをオンラインで開催した。二つの市町とも町から海と山と川が身近にある地域。川では今流行のSUPやカヤック、海ではスキューバダイビングなどが盛んで、2人ともインストラクターとして旅行客や移住者とつながり、地域の魅力を発信し続けている。移住したらこんな生活をしてみたいと思える話であった。参加者は15名であった。

和歌山県は「【地方移住”ホンネ”サロン#22】人生を探し辿り着いた和歌山での農のある生活 〜 自分らしい人生の探し方 〜」をオンラインで実施。「農ある生活」を営む海自然農苑の白﨑海さん、株式会社日向屋の田中和広さんの2名をゲストに話を聞いた。対象的な性格のお二人の話を通して、参加者の方の視野が広がる内容のセミナーとなった。70名が視聴した。

9日は、鳥取県と島根県が合同で「とっとり・しまね どっちがどっち!?Part2 ~先輩移住者連れてきました!とっとり・しまねに暮らしたら・・・?」をオンラインで開催した。海辺の地域の暮らしや子育て環境をテーマに、鳥取県岩美町、島根県海士町(隠岐の島)からゲストを2名迎え、普段の暮らしの様子や近所づきあい、移住したきっかけ、お子さんの反応などについて、写真も交えながら語ってもらった。参加は11名。

山口県は「第3回 YY!ターンセミナー オンラインワークショップ やまぐちを食べよう!~山口県民のソウルフードチキンチキンごぼう~」をオンラインで開催した。「チキンチキンごぼう」は学校給食をきっかけに県内全域に広まった山口県民のソウルフード。長門市の移住窓口職員が実際に調理しながら参加者との交流を行った。アンケートでは「早速作ってみたい」「楽しく山口のことを知ることができた」などのほか、自宅では料理しないという担当者が材料を切ったり揚げたりしながら盛り付けまで行ったこともあり「だんだん手つきが良くなって微笑ましかった」などの感想があがった。39名が視聴した。

石川県は「地域の暮らしとキャリアの両立~テレワーク・複業・パラレルキャリアという働き方~」をオンラインで開催。東京から珠洲市へ移住しコワーキングスペースなどを立ち上げたゲストから、地域の暮らしとキャリアについて話を聞いた。現在テレワークをしている参加者からは、「移住の可能性を考えられる面白いセミナーだった」という感想が多くあがった。29名が参加した。

静岡県は「先輩移住者が語るリアル移住!伊豆南部でみつける あなたの仕事とくらし」をセミナールームにて開催。静岡県の伊豆南部地域に移住し、地方公務員、地域おこし協力隊、会社員として働く3名をゲストに迎えて、仕事と暮らしについて話を聞いた。当日参加もあり、幅広い年齢層の8名が参加。質問も多く、盛況だった。

福島県は「福島での暮らしとものづくりを知る、夕暮れワークショップ」をセミナールームで開催、会津木綿のトートバッグ制作のワークショップを行った。会津木綿の制作を行う「株式会社はらっぱ」のサブマネージャーをゲストに招き、リアルな会津の暮らしと会津木綿の魅力について語ってもらった。16名が参加し、裁縫をするのが久しぶりという方も楽しんでいた。アンケート結果は「満足」が80%、「やや満足」までいれると満足度100%となった。ふるさと回帰支援センターに初めて来たという人が約半分いたので、センターのPRにもつながったと思う。

10日は、群馬県が「ぐんま地域おこし協力隊募集相談会」を会場でリアル開催した。地域おこし協力隊を募集中の6市町村が参加。現役・OB協力隊4名をゲストに迎えたトークライブでは、なぜ群馬を選んだか。実際の活動、生活ぶりなど本音を聞くことができた。市町村のPRタイムは動画や画像を使い、現地の環境、各市町村の特徴、求める人物像などが伝わる効果的なプレゼンを実施。来場者5名と少なめではあったが、個別相談会では十分な時間が取れたため、話が盛り上がっているブースも多かった。

同日、群馬県が「【藤岡市】鬼石で誰もがありのままで輝く田舎暮らし~甘酒スムージー作りと発酵講座付き~」をオンラインで開催した。古民家宿を経営する星野潤さんをゲストに迎えたウェビナー。星野さんは東日本大震災をきっかけに食への関心をもち、地域おこし協力隊として県内で移住をした。「発酵食」を活動テーマにして、糀・味噌の製造、ワークショップ開催などをしている。オンライン参加者と一緒に甘酒スムージーを作る内容は女性参加者に好評だった。30名が参加した。

山形県東南村山地域は「仕事×子育てを実現!やまがた移住セミナー」を会場で開催。第1部は、東南村山地域の概要と県市町村の支援制度を紹介。山形市にUターンし、子育てをしながら起業したゲストが山形での暮らしぶりを語った。第二部は、各市町村が個別相談を実施。参加者10組13名のうち、5組が個別相談に残り、真剣に今後の移住について相談する様子が伺えた。

高知県は、ラジオ感覚で気軽に参加できるイベント「高知県移住コンシェルジュが贈る高知家移住ラジオ」の4回目を開催した。3名のコンシェルジュが、秋から冬に向けて開催が増える移住イベントの効率的な活用方法や、おすすめのイベントを紹介した。また、参加者から寄せられた質問にも答えながらトークを展開。計10名が参加した。

 

 

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