セミナー報告 11月9日~12日

9日は、福島県が「ファミリーワーケーション、実際どうなの?~福島・石川町で考えよう!」をオンラインで開催した。8月に実施したファミリーワーケーションの参加者と、受け入れ地域の人々を招き、話を聞いた。参加した子供はもちろん、大人も滞りなく仕事をしながら福島も楽しめ、満足度が高かったようだ。今後も石川町とのかかわりや季節ごとのワーケーションを企画して欲しい、という要望もあった。23名が視聴した。10日は、佐賀県が「さが暮らしセミナー Vol.5 ~第2回 おいしい佐賀を知る~」をオンラインで開催した。嬉野市在住の酪農家ナカシマファームの中島さんと、料理系YouTuber1人前食堂」Maiさんによる対談で、Maiさんは嬉野市を訪問した様子を動画で紹介した。東京からのUターン経験者でもある中島さんは、酪農家・クリエーター・嬉野駅前開発に関わる立場から、大切にしている考えなどを語り、参考になる内容だった。65名が視聴した。

福島県玉川村は「移住するなら!福島県玉川村!~地域おこし協力隊と語る~」をオンラインと会場のミックスで行った。村内で活動する協力隊と交流することで、関係人口の創出・拡大及び将来的な移住につなげることが目的。2部構成で行い、前半は、協力隊OBと現役隊員のゲスト3名がテンポ良く掛け合い、村の良し悪しが魅力的に伝わるトークセッションとなった。後半は、リアル参加者限定で座談会を行い、ざっくばらんな質問が飛び交った。参加者の距離がグッと近づいたことで、セミナー終盤には「さっそく現地を訪れたい」という声も多く上がっていた。参加者はオンライン3名、リアル会場9名であった。

群馬県は「やりたいことを群馬でチャレンジ!~ぐんまで始める起業・継業~」をミックスで開催した。移住して起業をしたゲスト、事業承継先を探しているゲストを迎え、群馬県を選んだ理由、実際の事業立ち上げに際して困難や、やりがいを話してもらった。実務的な話もあり参加者から非常に参考になったとの声をきいた。群馬に縁が無かったカレー屋オーナーの、地域の人が見守ってくれている中で応援されている気持ちになったこと、店を経営するようになり人の温かみを感じるようになったとの話が印象的であった。15名が参加した。

11日は、三重県が「ええとこやんか三重 移住相談セミナー 田舎暮らしのススメ」をオンラインで行った。今回は海側の鳥羽市と山側の津市と大台町が参加し、地域の紹介をした。趣味の山登りがきっかけで移住した方がゲスト。山の関係で津市にも知り合いができ、地域の情報を聞いたり、空き家バンクを利用し気に入った物件を見つけたりと、移住するまではわりとスムーズに進んだとのこと。移住後は家庭菜園を楽しみ、今では地域の人が作らないような野菜も収穫できるようになったそう。他にも近所付き合いの注意点や獣害対策などについて話を聞いた。参加者は5名。

千葉県は「千葉県移住相談会」と題して、県内13市町による合同相談会を行った。開場と同時に参加者がなだれ込み、複数の相談デスクで熱心に相談する姿が目立った。スタンプラリーの実施も、参加者が各相談デスクを回遊するきっかけになったようだ。3050代夫妻の参加者が半数以上。二地域居住希望、もしくは二地域生活しながら定住を検討するという方が約3割を占めた。住まいをはじめ、広く現地情報を求める方が多かった、と自治体関係者の感想があった。6194名が来場した。

 岡山県は「ととのう。晴れの国ぐらし」をオンラインで実施。3大温泉が有名な岡山県北部から「ととのう暮らし」をテーマに、地域との交流を楽しみながら暮らしている2名のゲストが登壇。移住のきっかけや現在の活動、メリットデメリットなどの本音も伝えた。申込者限定のYouTube配信で実施し27組が参加した。

和歌山県は「わかやま林業体感セミナー2023~林業の仕事とやりがいを知り、林業就業への一歩を踏み出す~」を会場で実施した。県の林業振興課や農林大学校、労働力確保センターの担当者が、林業の現状や就業までの流れについて詳しく解説した。20代~50代まで幅広い年代の6名が参加し、中には息子に林業就職を勧めたいという親御さんも。林業移住した3名のゲストと参加者の座談会でも活発に意見交換が行われ、大いに盛り上がった。

北海道は「北海道移住・交流フェア2023」を12階で開催した。北海道として一年で最も大きなフェアで、昨年を上回る484674名(速報値)が来場。参加自治体&団体も90を超え、会場は熱心に語る担当者と真剣に聞き入る参加者の熱気に包まれた。計7回のセミナーも開催され、自身も移住者である美瑛町長が登壇し冬の暮らしと生活費について、北海道の観光業で働く魅力など多彩なテーマが語られ好評であった。

12日は北海道上士幌町が「2024年は上士幌へ!《最新》お仕事情報教えちゃいます!~北海道十勝 上士幌町暮らしセミナー~」を会場で開催した。前日に12階で行われた北海道移住交流フェアにも出展しており、上士幌にとっては2日連続での移住イベントとなった。大規模なフェア翌日ということもあり集客が心配されたが、5名と少人数ながら参加率は高く、個別相談まで残るなど本気度の高い人が集まった。移住後に福祉関係の仕事をする方々の話や、林産業の会社の社長自らPRを行うなど熱意のあるセミナーとなった。

富山県南砺市は「南砺で見つける自分らしい働き方~富山県南砺市移住セミナー」をミックスで開催した。南砺市で自分らしい働き方を実践している二人をゲストに迎えてトーク。特定地域づくり協同組合の実施例も紹介した。次週11/19開催の富山県移住イベントに参加予定の方も来場し、次につながるセミナーとなった。7名が参加した。

神奈川県小田原市は「20代~30代の先輩移住者の話が聞ける『小田原暮らしのトリセツ』」をミックスで開催した。前半は先輩移住者の座談会、後半は3組のグループに分かれて、先輩移住者とフリートークできる場を設けた。若者層にターゲットを絞り、人付き合い、仕事、遊び、交通手段などの移住検討者が知りたいトピックスについて座談会で取り上げた。個性ある先輩移住者もバラエティに富んでいた。30名が参加した。

鹿児島県十島村は「鹿児島の秘境で暮らそう!~トカライフ2023~」をミックス開催。「日本の最後の秘境」と言われる島々の特色と魅力を、豊富な映像と先輩移住者のリアルな島暮らしトークで参加者へ伝えることができた。座談会では、島暮らしの醍醐味だけでなく実際に暮らして戸惑ったことや困ったことなど、本音の発言もあり、参加者は具体的に暮らしのイメージを描くことができたのではないかと思う。移住への本気度が高い方の参加が多かった。23名が参加した。

新潟県は「にいがたUIターンフェア2023 NIIGATA LIFE FESTIVAL』」を12階で開催した。悪天候のせいか出足の集客が悪かったが、1345分のゲストイベントに向け徐々に来場者が増加していった。ゲストトーク時がピークとなり、17時過ぎには、入場者もかなり減ってきた。イベントが終わると、会場が相談ブースのみとなるので地域を決めていない相談者は、座りかねて、悩んでいたようだ。相談に誘導するような仕掛けづくりが必要だと感じた。265名が来場した。

徳島県・香川県・愛媛県・高知県は「移住交流相談会 四国暮らしフェア2023 in 東京」を12階で合同開催した。すっきりしない天気にも関わらず、開場時間から順調に来場者が訪れ、10時半開催のセミナーもほぼ満席の状態。4県の「ご当地自慢」では、方言クイズや県民性を表すエピソード紹介など4県の相談員と司会との掛け合いトークで大いに盛り上がった。その後も順調に来場者数を伸ばし、目標の150組を超えて196名の参加があった。単身者やファミリー層、シニアのご夫婦など、幅広い層が来場し、四国の魅力を知っていただく機会になった。

鳥取県は「とっとりまるごと移住カーニバル!2023」を同じく12階で開催。鳥取県のお祭りのような雰囲気で、移住希望者のみでなく鳥取県に興味がある方、観光や食を楽しみたい方など幅広く楽しんでもらえるイベントを目指した。集客は、SNS、県市町HPのほか、Facebook/Instagram広告で宣伝。若年層は、X(旧Twitter)で情報を知り来場した人が多かった。139名が参加、コロナが落ち着いて以降で初めて100組超えの集客となった。

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