セミナー報告 10月25日~28日

10月25日~28日の週は、地方移住セミナーを16回開催した。

25日は福島県が「ふくしまを日本酒で盛り上げたい!女性杜氏と考える課題とくらし」を開催。ゲストは会津地方の酒蔵の女性杜氏2名。杜氏の仕事や会津の暮らしについてリアルな話を聞くことができた。また、参加者から日本酒に合うおつまみについて質問があがり、女性杜氏ならではの視点での紹介があり盛り上がった。会場参加が4名、オンライン18名となった。

鹿児島県は「鹿児島移住セミナー #農ある暮らし編」をオンラインで実施した。種子島・西之表市に移住し、冬は農業、夏はアウトドア体験サービスをなりわいとする方をゲストに迎えた。夏は海、冬は畑と季節によってステージが変わるライフスタイルに多くの参加者が関心を持ったようだ農ある暮らしや島暮らしへの憧れを持つ方が多いことを実感した。事前申込みは76組、リアルタイムで32組が参加した。申込者は後日アーカイブ視聴が可能。

26日は京都府が「京都暮らしおしゃべりCafe ~森&マチナカの京都編~」をオンラインで行った。京都府北部・中央エリアの自治体の移住担当者が、移住検討者に向けて地域の魅力などをPRする場。2回目となり、参加者は増えてきた。14名が参加した。次回は「お茶の京都編」を開催の予定。

27日、福島県は「【福島県会津地方】移住セミナー&個別相談会 会津で“仕事×くらし”してみんべ!」と題して、喜多方市・北塩原村・猪苗代町・金山町にスポットを当てたセミナーを会場とオンラインのミックスで開催。セミナー終了後は参加市町村との個別相談会を実施した。参加者6名は移住する際の不安や疑問点について、詳しく説明を受けた。イベント開始時刻が17:30で、働く世代には早すぎたのか、参加者のほとんどが60歳代となり、本来参加していただきたかった20~40代の参加が無かったことは課題となる。

群馬県は「【まちなかに世界遺産がたたずむ街 “富岡市” 】親子でめぐる!世界遺産『富岡製糸場』」をオンライン開催。子育て中の移住者親子をゲストに迎え、移住定住コンシェルジュとフランス出身の国際交流員とが製糸場での歴史、人の営みを伝えるオンラインウェビナー。親子での参加が多く、特に女性の参加が目立ち、申し込み後の参加率は9割超え。セミナー後半では子育て世代が気になる病院関係や空き家情報について質問も飛び交い、詳しいの地域情報を届けることができた。35名が参加した。

28日は、徳島県が「ゼロから始める林業・漁業セミナー」を開催した。一次産業の担い手を育成する県の研修制度「林業・漁業アカデミー」による出張セミナーと個別相談会。アカデミーでは卒業後の進路までをサポートし、就業率100%を実現している。また受講料も無料なため未経験者でも挑戦しやすい。参加者は3名と少数だったものの、皆熱心に話を聞き関心度が高い様子だった。担当者ともに満足度の高いセミナーとなり、「今後も継続したい」との声が挙がった。

高知県は「田舎で民宿や飲食店を開業したい人向けセミナー&座談会」を開催した。第一部は起業と事業承継(継業) の2つの入り口から開業までのステップを紹介し、実際に開業した先輩移住者ゲストのトークセッションを実施。二部は先輩移住者や起業の専門家との座談会を行った。リアルな体験談のほか、起業の専門家のアドバイスなどを聞け、座談会も大いに盛り上がった。13名が参加をした。

神奈川県は「【茅ヶ崎・寒川】湘南地域への移住と暮らしのセミナー」をミックスで開催した。海のそばで暮らしたいけれど、都会の便利さも手放したくない人にはピッタリの湘南エリアの暮らしの魅力を、先輩移住者の話を通して伝えるセミナー。ゲスト1名がやむを得ず不参加となり、 内容の調整に時間がかかり告知が遅れたことなどが要因で、参加者数が5名にとどまった。進捗管理は今後の課題として意識したい。登壇したゲストは初めてのプレゼンながら生き生きと語り、今後も協力したいと熱い想いを伝えてくれた。

鹿児島県は「【茶レンジを続けるまち】 志布志(しぶし)市セミナー」を、「お茶」を通して地域を知り、交流するスタイルで開催した。製茶会社の堀口製茶と和香園からオンラインでゲストを迎え、志布志茶の魅力と未来について語ってもらった。会場はお茶の良い香りに包まれ、セミナールーム前でも多くの方が足を止めていた。セミナー終了後もほとんどの方がその場に残り、お茶の話題で盛り上がった。会場参加8名、オンライン参加6名の計14名が志布志のお茶の魅力を堪能した。

香川県は「トカイナカがわ! 香川で子育てしてんまい♪ イクケン香川移住セミナー」をミックスで開催した。ゲストはUターン経験者で、子育て支援団体「認定NPO法人わははネット」理事長の中橋恵美子さん。自身の子育て経験を基に、香川県の子育て環境の良さ、生活のしやすさなどを語ってもらった。参加は5組と少数だったが、中橋さんの温かくもパワフルな人柄と、ユニークなトークは参加者全員の心をわしづかみにし、笑いがあふれるセミナーだった。主催する「讃岐おもちゃ美術館」にある玩具の展示・紹介もあり、内容の濃い1時間半だったと思う。

熊本県は「火の国 水の国 熊本移住祭2023~秋の陣~」を12階で開催した。県のキャラクターのくまもんや、熊本大好き芸人ガリットチュウなども訪れ、盛り上がった。市町村ブースでは24市町村が移住相談に対応、縁日ブースではお祭り気分を味わえるゲームなどが用意されていた。223組が参加した

群馬県は「【就活応援セミナー】ぐんま暮らし交流会」をオンラインで実施した。群馬県主催、ジョブカフェぐんま運営のオンライン相談会。4企業が4ルームに分かれて相談者がそれぞれに入室しローテンションして進めるシステム。群馬県の優良企業の参加もあり、相談者との情報交換も活発だった。15名(東京圏9名、群馬県内6名)が参加した。

29日、山形県は「山形どまんなか西村山移住セミナー 自然とまちが作り出すのびのび子育てライフ」を開催した。山形県西村山地域(寒河江市、河北町、大江町、朝日町)4市町の合同セミナー。第一部は自然の中でのびのび子育てをする2組のゲストトークと、市町村のPR。第二部は個別相談会を開催した。参加者は3名。

岩手県は「南いわて 仕事と暮らしのセミナー」を、地域の仕事と暮らしについて広く知ってもらうことを目的にミックスで開催。各市町からのPRは、地域の魅力だけではなく、南岩手ならではの働き方として農業、地域おこし協力隊などを詳しく紹介した。ゲスト講師(一般社団法人いわて圏 佐藤氏)は、移住する準備方法や自分の心との向き合い方を解説した。個別相談も実施し、充実した時間となった。14名が参加した。

埼玉県は「移住セミナー 埼玉ではじめる農ある暮らし~飯能市での農の暮らし、森暮らしのススメ~」をミックスで開催した。都心へのアクセスの良さやムーミンのテーマパーク等、近年埼玉で人気移住先の一つとなっている飯能市をPR。早めに集客に取り組んだことで申込みもコンスタントにあり、会場13組17名、オンライン20組22名の参加となった。飯能市役所の農業・林業に加えて、移住窓口の担当職員も登壇し、厚みのあるオール飯能セミナーとなった。参加者から「本当に来て良かったです」との声があっていた。

広島県は「オールひろしま移住フェア2023 広島とつながれる1日」を12階ダイヤモンドホールで開催。自治体や団体の窓口に加え、移住コーディネーターや外国人相談の個別相談ブースを設けた。また、広島のお好み焼きを紹介するセミナー、先輩移住者も登壇するクイズ形式のセミナー、移住コーディネーターが移住のノウハウを伝えるセミナーを開催した。特に、先輩移住者が登壇したセミナーは参加者が多く、終了後、登壇者の相談ブースに向かう方も多い印象だった。移住先として人気の尾道や、就農相談のブースは相談が絶えなかった。197名が来場した。

 

 

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