セミナー報告 1月7日~14日

年明け1月7日~14日は、9回の地方移住セミナーを行った。

7日、福島県いわき地方振興局は「新春!地方都市で子育てがしたい~ママたちのリアルボイス~」を開催した。子育て世代をターゲットとした託児付きの個別相談会。子連れのファミリーが来やすい環境で、他相談会との差別化を図った。予約は3組あったが、2組が事前キャンセルとなり、1家族3名の参加。リアル開催で子育て世代を集客する難かしさを実感した。参加者からは「託児完備で移住相談に集中することができ、内容も移住後のイメージができて大変満足」との感想をいただいた。

長野県は「移住×まちづくり!~人が集まる、住むのが楽しい街づくりを一挙紹介!~楽園信州移住セミナー」を会場とオンラインのミックスで開催した。早稲田大学で建築計画、環境心理、こども環境を専門とする佐藤将之氏の講演と、参加自治体のまちづくりの事例紹介を組み合わせたセミナー。佐藤氏から魅力的なまちづくりの成功のカギは、「幸運な出会いを生み出し楽しむことであること」と提案。自治体からも、移住者が地元住民や古民家と出会ったことで新しい風が吹いたと事例紹介があった。23名が参加した。対面会場では、後半は個別相談を実施。地方創生やまちづくりを学ぶ学生にも聞いてほしい内容だったが告知が行き届かなかった点を反省し、次回以降策を練りたい。

12日、栃木県栃木市と鹿沼市は「ジブンスタイルでゆるやかにつながる 地方移住のMeetup in有楽町~話し合える仲間を見つけよう~」を開催した。地方と関わるきっかけづくりを目的に、座談会形式のリアル開催で実施。当日は栃木市の移住コーディネーターと、各市職員、栃木県専属相談員も輪に加わり、少人数ならではの移住にまつわる少し踏み込んだ話も交えつつ、様々な話題で盛り上がった。参加者は4名。

兵庫県養父市は「養父市地域おこし協力隊 山こえ谷こえ大冒険!!『おもしろい人生の選び方』」をミックスで開催した。神奈川県から兵庫県養父市へ移住した、現役地域おこし協力隊員と兵庫地域おこし協力隊ネットワークの代表をゲストに迎え、手作りのライフラインチャートを使い、どん底期・MAX期・山こえ谷こえ期・上昇期になぞらえて会場で話を聞いた。「熱意が伝わった」「わかりやすかった」などのアンケート結果を得た。14名が参加、次回はさらなる集客に取り組みたい。

13日、青森県は「青森県の指導主事と現職教員との交流会」を開催した。青森県への移住を検討している現役教員の方を対象に、県内の教育現場での経験が豊富な指導主事との交流会を開催。印象に残ったエピソード、青森と首都圏の学校の違い、働き方改革などについてざっくばらんに活発な意見交換が行われた。青森と首都圏では、「県内の小規模校では、保護者や地域の人たちとの距離感も近く、教員も含め地域全体が見守っている」「自然を存分に生かした教育ができる」などの違いがあるそうだ。参加者は4名。中にはこの春に教員としてUターンが決定した方も参加され、これまでの経験を生かし故郷に貢献したいと話していた。

千葉県多古町は「たこぐらし ~移住者・地域おこし協力隊の先輩に聞いてみよう~」をミックスで開催した。地域おこし協力隊の先輩を集めて、移住の経緯、現在の活動や生活ぶりを伝えるセミナー。コミュニティFMにも出演する移住コーディネーターによるテンポ良い進行で、聞きやすくわかりやすい内容であった。参加者の居住地は関東のほか、四国からの参加者もいた。5名が参加した。

神奈川県山北町は「ぶらり山北探訪~『鉄道の町』山北駅前をめぐる~」をオンラインで実施。まずは町を知っていただくためのセミナーとして位置づけた。現地中継を主軸に構成し、かつて鉄道の町として栄えた歴史も紹介した。参加者は5名で、参加者と相互に会話することを想定していたが、実際には担当者からの情報提供にとどまった。県内参加者が8割で、途中離脱もあり、今回の参加者の求める内容ではなかったのかもしれない。中継の移動中に動画共有するなど工夫があり、新しいことに対する役場担当者のチャレンジは良かった。

14日は、福島県会津地方が「会津と南会津の移住大相談会」と題して、移住セミナーと個別相談会を行った。格安空き家物件の取得とセルフリノベーションを雪深い只見町で実践し、民泊施設を開業したゲストによるトークセッションや、住まいの選び方セミナーを実施。また、地域おこし協力隊募集説明会や、空き家コンシェルジュによる個別相談をセミナールームB・C・Dを使用して開催。それぞれ並行して実施し、参加者の希望に合わせて3つの会場を自由に行き来できるようにしたのが良かった。オンラインと会場あわせて18名が参加した。

鳥取県は「とっとり就職&移住BIG相談会」を東京交通会館12階で開催。就職・移住の相談のほか、今回は熱波師(サウナで大きなタオルなどを使って熱波を送る仕事をする人)として活躍する先輩移住者がトークショーにて来場者へ風を送るパフォーマンスを披露し、会場も盛り上がった。インターンや企業説明会が始まる時期と重なり、これから就活に向けて動く学生の参加も多く見られた。最年少は中学生の参加があり、企業ブースにて話を聞く姿も見られた。88名が来場した。

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