セミナ―報告 2月7日~10日

2月7日~10日は、16回の地方移住セミナーを行った。

7日は、北海道が「北海道の暮らしと仕事セミナー【地図に載る仕事!建設業界編】」をオンラインで開催した。道内の建設会社の代表と、入社2年目の先輩就業者が業界の魅力や仕事内容、体験談を伝えた。先輩就業者は、商学部出身で未経験からの入社だったが、最新技術を活用しながらDX推進などの業務に日々奮闘しており、業界のイメージを変えるような貴重な話が聞けた。9名が参加した。

富山県は「とやま移住セミナー2023 価値観いろいろ。富山の暮らし。~移住後の生活コストを考える~」をオンラインで実施した。先輩移住者2名をゲストに迎え、単身世帯、家族世帯の電気代、ガス代などを具体的な数字で紹介。お金の話に加えて、県がコンパクトで渋滞もないことから、タイムパフォーマンスが良い点も強調。「地方ならではの出費があるか」など、質問も多く、関心の高いテーマであったと思う。19名が参加した。

新潟県上越市は「上越市移住オンラインセミナー 地方移住と起業のストーリー」をオンラインで行った。カフェと食堂を起業した2名の先輩移住者をゲストに迎え、起業した経緯や現在の様子などを聞き、上越市からは支援制度を説明した。フリートークでは、参加者の熱量が高く、移住支援策や中古住宅の探し方、人間関係の作り方など、具体的な質問が多かった。ゲストと参加者が、直接会話するアットホームなセミナーとなった。市内在住者の申込もあり、10名が参加した。

8日は、兵庫県が「移住者がホンネで語る移住セミナー ~地域おこし協力隊編~【淡路島・洲本市】」をオンラインで開催した。協力隊としての仕事や暮らしのほか、家計や活動費のことや、協力隊のメリットデメリットについて、わかりやすく聞ける良い内容だった。7名が参加、協力隊募集ではなかったためか参加者数が伸びなかったのは反省点。

熊本県は「Talk Cafe in 関東(有楽町)」を県庁職員募集をテーマに2部制で開催した(両部とも内容は同じ)。平日の開催だったが、1部3組4名、2部は3組3名が参加。内訳は学生4組、社会人が2組。1対1で1時間半以上話しており、笑顔や笑い声もたくさんあり、和やかな雰囲気だった。公務員になりたい方は一定数いること、学生だと平日も可能であることがわかった。終了後2組2名は移住相談も受けていただいた。

9日、熊本県が「阿蘇地域移住相談会~阿蘇の暮らし」を2部制で開催した(両部とも内容は同じ)。ゲストは起業した30代単身女性で、移住後の生活の大変なことや、地域での疎外感なども話し、参加者も興味を持って聞いていた。阿蘇地域の説明が薄かったのが残念。1部は4名、2部は12名が参加。(2部は実際の移住希望者は4名ほどで、ほかは関係者やゲストの友人など)

栃木県は「【日光市】令和5年度第2回オンライン移住セミナー NIKKOで暮らす」をオンラインで実施した。「起業」をテーマに、日光市が暮らしの魅力や移住者・起業者向けの支援制度を紹介した。またUターン起業し、自然を身近に感じる働き方を実践するゲストを迎えて日光市での暮らしについて聞いた。3名が参加した。2名は移住に向けて具体的に繋がっていきそうであり、少人数に向けて密度の濃いセミナーとなった。

長野県は「キャンプからひろがる田舎暮らし 楽園信州移住オンラインセミナー」をオンラインで開催。日頃からキャンプを楽しんでいる層をターゲットにし、幅広く参加を募るカジュアルな移住セミナーとして企画。ゲストにキャンプ好き移住者、キャンプ場運営者、専門ライター、を迎え、長野県のおすすめキャンプ地や移住した生活のようすを伝えた。5市町村も自慢のキャンプ場と移住の支援内容を紹介。普段の生活にアウトドアのエッセンスがあるとどれだけ充実したものになるのかが分かりやすく伝わったようだ。13名が参加した。

福島県は「ちょっとDeepなふくしまを知る クリエイティブな浜・中・会津の楽しみかた」をオンラインで開催した。Uターンした4名の女性ゲストが、移住して再発見した地元の魅力や自身の暮らしぶりについて発信した。「デザイン・写真・食」で地域を盛り上げる若きクリエーターたちが、地域に根差した働き方から観光物産情報まで、幅広い情報を聞き手に届けた。関係人口創出に特化したセミナーとなった。25名が視聴した。

10日には、山形県が「やまがたの明日をつくる!山形県職員セミナー」を会場とオンラインのミックスで開催。第1部は県職員紹介動画を上映後、具体的な仕事内容を職種ごとに解説。第2部は、オンライン、会場に分かれ、現役の県職員と個別相談会、座談会を開催した。参加者は少数だったが、全員が出身者で、大学3年生も数人いたため、具体的な応募方法や個別の職種の仕事内容、やりがい、残業時間など具体的な質問が多かった。5名の参加。

神奈川県秦野市山北町は「丹沢ライフ座談会」をオンラインで開催した。神奈川県西の山エリア、丹沢の暮らしを楽しむ先輩移住者をゲストに招き、移住のきっかけや経緯、現在の暮らしの様子について聞き、参加者も交流できる会。秦野市は弘法山から、山北町は丹沢湖からの中継が入り、景色も楽しめた。定年後の田舎暮らしを検討している夫婦や、子育てファミリーの参加もあり、充実した暮らしぶりを知れて楽しかったという声が聞かれた。ペットとの生活についても触れられ、丹沢の水はおいしいので飼っている犬が水をたくさん飲むようになったという話が印象的だった。

三重県は「ええとこやんか三重 移住相談セミナー ほどよく便利な地方都市ぐらし」をミックスで行った。自然の豊かさと、ある程度の便利さの両方をほどよく持ち合わせる四日市市と亀山市の担当者が、暮らしや仕事事情をテーマに話した。「駅の近くであれば車の無い生活もできるが、やはり車社会なので車があると活動エリアが広がる」「空き家バンクの物件が少なくても地方都市であれば、地域によって不動産屋が多いので利用することができる」などの話を聞くことができた。6名が参加。

続けて、三重県が「ええとこやんか三重 移住相談セミナー ~伊勢志摩の協力隊のリアルを知る~」を伊勢志摩地域を県外に知ってもらう事を目的に開催。テーマは地域おこし協力隊で、鳥羽市の元協力隊隊員と志摩市・度会町の隊員に、移住までの経緯や実際の生活などについて聞き、その後個別相談をおこなった。協力隊の方が今後宿泊施設の立ち上げていく計画について話したので、移住をしてゲストハウスをしたいという目標がある参加者が、丁度よい事例を聞くことができて喜んでいた。7名が参加した。

愛媛県は「愛媛県庁就職セミナー ~中途採用の職員に聞くホンネ座談会~ 愛媛県へのUターン移住」をオンラインで開催した。公務員試験(教養・専門試験)のない採用枠の周知を目的とした。首都圏でIT企業勤務の後、愛媛県庁へUターン転職をした職員が登壇。「生まれ育った愛媛県を強くしたい」「地元に貢献したい」という決心が伝わった。また座談会では中途採用者と新卒採用者の待遇面の違いや、中途採用者の様々な職歴が話題の中心となった。20代の学生の方から40代まで幅広い9名が参加頂いた。

 

 

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