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女性の移住者が増えているの? | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

女性の移住者が増えているの?

女性の地方移住が右肩上がりで増えているようだ。センターの来場者アンケートを見ても、2015年には32.2%であったものが、2022年には46.2%となっている。このデータは、夫婦や子育て中の方が移住相談に来て、アンケートに回答する際に女性が回答すると女性にカウントされることから、やや正確さに欠くようだが、こうしたことを前提にしても、46.2%と半数に迫る勢いだ。 相談部門との意見交換で、そんな傾向にあるのではと話し合っていたら、女性誌の「Oggi・オッジ12月号」(小学館/10月28日発売号)が、「30代で始める『地方暮らし』って悪くない」―20~30代で移住した、その理由はなんですか?―という特集を8ページに渡って掲載していた。この特集では福島、広島、栃木、静岡、愛媛、埼玉、長野など全国各地に移住した10名の女性の暮らしをレポートしている。特集最後の198ページにはふるさと回帰支援センターの移住相談員が移住先で失敗しないために「できること5」を紹介している。移住を考えている人は読んでみては、面白いと思う。 先週末も、熊本県の「火の国 水の国 熊本移住祭り2023」や、広島県の「オールひろしま移住フェア2023 広島とつながれる1日」を始めとして11回の移住セミナーが開かれ賑わった。熊本県の移住セミナーや広島県のフェアには、それぞれの県の移住相談員を担当していた方が久しぶりに顔を見せてくれた。地元でしっかり移住の受け皿作りに頑張っており、嬉しい限りである。特に、広島県と和歌山県は、当初から県職員が出向の形でセンターの移住相談員を担っており、その経験が県の政策にも反映されているようだ。さらに、過日には和歌山県に帰られたセンター職員が旬に入ったみかんを2箱も送付してくれた。職員の健康を祈念してのことと、喜んでいる。ふるさと回帰運動も、こうした全国に散った、多くの相談員たちの声援に支えられてここまで広がっているのではないかと思う。仲間たちの期待に答えるためにもしっかり成果を出していこうと思っている。 来客・取材は、22日は岡山県民生活部長が視察、意見交換。24日は兵庫県市町振興課が13名の研修員を同行で視察に、挨拶した。元電機連合副委員長が表敬訪問、懇談。25日は内閣府デジタル田園都市国家構想実現会議事務局長と懇談。福島県石川郡内町村監査委員協議会の視察で15名と挨拶。26日は連合本部元役職員と懇談。27日は宮崎県五ヶ瀬町長、議員と懇談。産経新聞挨拶。28日は青森県八戸都市圏市町村長が視察に。率直な意見交換をした。  

セミナー報告 10月19日~22日

10月19日~22日は17回の地方移住セミナーを開催した。 19日愛知県は、あいちの山里&離島暮らしのリアルを伝えるセミナー「愛に⾏こう︕島の仕事人編」を佐久島の仕事紹介をテーマにオンラインで行った。島暮らし初心者の地域おこし協力隊が、島の主産業(宿・飲食・漁業)を担う3人の「仕事人」から、リアルな暮らしの本音を引き出すという趣向。先輩島民であるゲストの仕事人は、島の良いところも悪いところも本音で語り、島暮らしの現実を視聴者に十分お伝えできたと思う。5名が視聴した。 20日は、群馬県が「群馬科6限目オーガニック学」を会場とオンラインのミックスで開催した。自然を生かした活動をしている3名の先輩移住者がゲスト。リアル会場は定員いっぱいとなり(25名)、沼田在住の園芸家によるワークショップ「苔テラリウムづくり」で自然を感じられる作品作りを楽しんだ。自然派ワイン作りを目指す地域おこし協力隊の方が用意した群馬ゆかりのワインやチーズ・パンの試食会も喜ばれた。また、オリーブ苗の栽培とオリジナル商品の開発を手掛ける方の事業化までのストーリーは非常に興味深く、参加者の満足度の高いセミナーとなった。会場とオンライン合わせて68名が参加した。 福島県は「女性農家が語る福島の農業のイマ!」をミックス開催。西会津町でオランダ人のご主人と共に、人が集まる有機農業を営む農場の女性と、東日本大震災直後に来日し、昨年から大熊町で自然農法に取り組むフランス人の女性がゲスト。グローバルな視点を持ちながら福島の地で新しい形の農業に取り組む様子を語ってもらった。移住は出来ないけれど、福島県を応援したいという参加者も多く、関係人口拡大を狙ったセミナーとしては成果あり。会場参加者11名中7名は女性であった。オンラインと合わせて27名が参加した。 埼玉県は「埼玉高速鉄道沿線で暮らす~浦和美園編~」と題したミックスセミナーを開催。「埼玉高速鉄道」は、東京メトロ南北線等と直通運転をしていて都内への交通アクセスがよい。その終着駅の浦和美園駅周辺で、農村文化体験施設の運営や子育て支援、自宅カフェをしているゲスト3名が沿線での暮らしの魅力を紹介した。様々な観点から地域の話を聞けたので、「移住後の暮らしについてイメージを膨らませることが出来た」等、参加者は満足されたようだ。20代をはじめ各世代から21名が参加した。 宮城県は、「自分らしい『田舎暮らし』をカタチにする、最初の一歩。~ローカルキャリアデザインワークショップ~」を開催した。自分自身の「キャリアデザイン」「人生設計」について体系的に考え、地方移住・田舎暮らしに向けて一歩踏み出す機会にしようという企画。移住者の経験談を聞いてのディスカッションに加えて、参加者自身が目指したい暮らし方や自分の制約条件を言語化して整理した。元地域おこし協力隊でキャリアコンサルタントとして活躍しているファシリテーターが、キャリア理論を交えつつ上手く進行した。具体的な生活費の話題から、豊かさとは何かなど哲学的な話にも及び、有意義なセミナーだったと思われる。3名が参加。 21日は、佐賀県が「はたらくらすSAGA~エンジニア・ものづくり編~」と題して、県内企業の「技術職」に就きたいと考えている人を対象にオンラインセミナーを開催。ものづくりを行う5社が参加し、会社説明、参加者との交流会を実施した。佐賀で技術職として活躍できる可能性や、佐賀の暮らしをイメージできる内容だった。24名が参加した。 和歌山県は「本屋×移住~地元の本屋さんが紹介する文化系わかやまライフの魅力~」をミックスで行った。和歌山市の独立系書店本屋プラグの嶋田店主が配信する人気podcast「本屋プラグラジオ」の出張版として、ラジオの公開収録形式で行った。個性的な移住者の話ではなく、町に住む市井の人の目線での話が共感を呼び、アンケートでも「移住にそこまで興味がなかったが、関心がわいてきた」「回帰センターの存在を知ることができて良かった」「引っ越しの延長という感覚での移住という言葉に安心した」といった感想が多く寄せられ、今まで接点のなかった層にもアプローチできた。146名が参加した。 群馬県は「太田・邑楽・館林地域移住セミナー」をミックス開催した。ゲストは、会社員を経てキュウリ農家へ新規就農した方と、横浜から移住して空き店舗をDIYし、珈琲豆焙煎所を開いた夫妻。このエリアは雄大な山々などの大自然はないが、麦畑が広がり川遊びのメッカでもある。都市と隣接したちょうどよい自然環境があることで、暮らしに便利さとゆとりがある事を発信していた。4名が参加した。 石川県は「【あなたの知らない金沢】いしかわ暮らしセミナー」をミックスで実施した。金沢市のIターンのゲスト2名に、移住を決めた理由、住まいや買い物や外食などの暮らし、移住して困ったことなどについて話を聞いた。参加者の関心の高い内容で、会場もオンライン共に多くの質問が出た。今回のセミナーで金沢に興味を持っていただき、現在募集中の金沢市域おこし協力隊に、多くの方に応募していただきたいとのこと。11名が参加した。 鹿児島市は「大人気ワークショップ 『移住はじめの一歩』」を行った。昨年度も大好評だったグループごとのワークショップ形式で、ワークシートを使い、参加者同士が考えをシェアすることで移住に向けてのイメージをより具体化した。クロストークでは火山灰や甘い醤油など鹿児島ならではの話題が次々と飛び出し和気あいあいと盛り上がった。10名が参加し、参加者アンケートも非常に満足度の高い結果となった。 兵庫県丹波市は「【有機農業】『丹波市立農の学校』-第6期生募集説明会を開催します!!」を行った。丹波市が全国に先駆けて設置した「全日制有機農業学校」の説明会。学校の紹介以外にも、「農業」や「有機農業」についてのわかりやすい話、地域の農業事情、土や肥料に関する解説もあり、参加者は3名と少数ながら満足度は高いセミナーになり、終了後も話に花が咲いていた。 山梨県は「やまなしで暮らす・働く 移住相談会」を3階グリーンルームとオンラインでミックス開催した。出足が早く、午前中に40組を超える参加者が来場。特に就農体験談セミナーは椅子が足りなくなるほど盛況となり、質問も複数出ていたため、時間を延長した。出展者ブースも賑った。長時間回る人、センターへ以前にも相談した人、通りかかって興味を持った人など、さまざまな方が相談しており地道な告知が功を奏したと言える。112名が参加し、40~60代のご夫婦が多い印象であった。 22日は、宮崎県日向市が「サーフィン移住セミナー」をミックスで開催した。兵庫県からサーフィンと自然豊かな環境での子育てを目的に移住した夫妻がゲスト。移住コーディネーターとしても活動する2人から移住体験談を聞いた。ほかに日向市の仕事事情や、企業からの仕事紹介もあり、最後はトークセッションを行った。6組の参加があった。 佐賀県は「起業で開くNEXT DOORⅡ『移住起業の本音とリアル』地方で起業するって、ホントのとこどうなの? - 佐賀編 -」をミックスで開催した。佐賀県が任命した移住起業支援コーディネーターと、起業家3名をゲストに招き、起業する際のリアルな経験談や本音を包み隠さずに熱いトークを展開。佐賀県の移住起業の強みについて広く知ってもらい、かつ参加者側の本気度や満足度が感じられるセミナーとなった。29名が参加した。 福島県ふくしま12市町村は「未来ワークふくしま移住セミナー [はじめよう、私とふくしまの小さな物語。] Vol.9 “ふつう” に楽しい移住暮らし編」を3階グリーンルームとオンラインで開催した。12市町村で活躍する多様なゲストをテーマ別に招き、移住のきっかけやその経緯、移住後の実際の生活や活動の様子について聞いた。後半では福島12市町村の各種支援制度の説明や、座談会、移住担当スタッフに気軽に相談できる個別相談会も実施した。48名が参加した。 岡山県は「晴れの国おかやま秋の大移住祭2023 in東京」と題して、1年に1回の大規模移住フェアを12階カトレアサロンで開催した。県内16市町、多様な就職相談ブース、住まい、学校関連などが東京に集結。センターで相談継続中の方や移住先地域未定の方が、市町や就職ブースで相談し意気投合するなど進展もあった。移住セミナーでは山と海それぞれに近いエリアで暮らす人や、子育て中の先輩移住者による体験談を聞いた。113組178名の参加。 栃木県は「オールとちぎ移住&しごとフェア2023」を12階ダイヤモンドホールで開催した。県内25市町と19の企業団体が出展した。セミナー(先輩移住者・芸能人・ファイナンシャルプランナー・出展者PRタイム)、体験コーナー(日光産の鹿革を使ったワークシップ)、県内特産物を販売するマルシェコーナーと、様々な移住検討フェーズの来場者に合わせたプログラムをそろえた。芸能人ゲストの森三中・大島美幸さん(大田原市出身)は、子育てのしやすさや、環境の良さなどをアピールしていた。145組 203名が来場し、相談件数は443件と、多いに賑わった。    

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移住の必要性が、地方から大都市まで ?

今日も東京・有楽町の空は秋晴れで、白い雲が浮かんでいる。季節は確実に進んでいるようで、各地からは紅葉の便りも聞こえてくる。 相変わらず、マスコミの取材は多く、16日付の日経夕刊のトップ記事は「大都市、移住者獲得に力」と見出しが踊り、リードでは「人口100万人以上の大都市が移住者の獲得に本腰を入れ始めた」とある。全国で100万都市は11都市あり、そのうち、人口が多い順に横浜市、札幌市、神戸市、京都市、広島市が前年を下回るという状況となっている。センターとして、これまですべての都市で強弱があるが移住に取り組んできたが、これからは、移住は地方だけの問題ではなく、大都市の課題となりつつあるようだ。各自治体はさらに魅力度アップに取り組むことも求められていると書いてあった。 急激な人口減の影響が、地方都市に限らず大都市までにも拡大していることから10年単位の先を見越した、抜本的な対策の必要性が浮き彫りとなっている。 一方で、各自治体では今秋も工夫をこらした移住セミナーの企画が目白押しで、21日(土)は佐賀県、和歌山県、群馬県、石川県、鹿児島市、兵庫県丹波市、山梨県の7県が、22日(日)は宮崎県日向市、佐賀県、栃木県、岡山県、福島県ふくしま12市町村の5県が移住セミナーを企画し、首都圏の移住希望者にアピールしている。21日には、久しぶりに石川県が県都・金沢をテーマに「【あなたの知らない金沢】いしかわ暮らしセミナー」を予定している。成果を期待したい。 取材・来客は、14日は「しまね暮らし推進課」が来訪、あいさつ。17日は自治体会員拡大アドバイザーの氏家氏と打ち合わせ。18日は岡山県玉野市柴田市長と懇談。会員化を要請。11月の知財セミナー「つながる特許庁in鳴門」に参加することから運営事務局と打ち合わせ。19日は元電機連合副委員長の鈴木氏と懇談。20日は福島県相馬市企画政策課長他が新たに自治体会員になったので表敬訪問。北海道斜里町企画総務課長他と名刺交換。山口県周防大島町前町長立ち寄り。

セミナー報告 10月13日~15日

10月13日~15日は13回の地方移住セミナーを開催した。 13日栃木県日光市は、「日光市移住促進セミナー“NIKKOで暮らす”&現地見学・交流会」をオンラインで開催した。「起業」をテーマに、Uターン起業し、「自然を身近に感じる働き方」を実践するゲストを迎えて、日光市での暮らしの特徴や楽しみ方について聞いた。13名が参加し、質疑応答の際に多くの質問があがった。翌週予定されていた日帰りの現地交流会にも、セミナー後に早速複数名から申込があったとのことだ。 佐賀県は、「あなたはどっち?佐賀県だから実現したキャリアチェンジ」をオンラインで開催した。初の大学生対象イベントだったが、参加申込が無く急遽対象を20、30代に広げた。参加者は1名で、今後の大学生向けイベントは再考しなければと反省。 愛媛県は「えひめで学び、暮らす。」をオンラインで実施した。愛媛県では県外から高校進学することを「愛顔(えがお)留学」と呼んでいる。セミナーでは、「愛顔留学」を機に移住した三崎高等学校保護者の方ほか、弓削・北宇和高等学校の生徒の皆さんが登場。愛媛の暮らし・実際の学校生活を通して、変化したことについて詳しく聞いた。楽しく充実した生活を送っている様子がゲストの方々の表情や話し方からもよく伝わった。32名が参加した。 広島県は「昭和レトロだけじゃない!?尾道の“3つの島”の違いと魅力体験セミナー ~転職なき移住で叶える多様な暮らしと働き方~」をオンラインで行った。街並みや瀬戸内海が魅力の尾道だが、地元の人や移住者との繋がりからイベントに参加したり、住まいを見つけたりすることも多い。そうした尾道での「人」との素敵な出会いが、移住者が増えている(=移住者が新たな移住者を呼ぶ)要因なのだと感じた。ゲストへの質問も多く寄せられ、参加者の尾道移住への関心の高さが伺えた。セミナーの最後には、市役所職員から尾道の地域の紹介と来月の現地ツアーの説明があった。55名が参加した。 14日、群馬県は「【就農者トークセミナー】ぐんまのまんなかオーガニックマルシェ~移住×有機農業にチャレンジ~」をオンラインで開催した。前橋市、伊勢崎市、玉村町合同の移住イベント。元カメラマンの新規就農者と、実家が養豚業を営んでいた縁でサラリーマンから農業へ転身した2人のゲストから話を聞いた。「有機農業は、まだ一般的には知られていない。付加価値を付けて周知をすることも大切」「移住をしていきなり農業をはじめなくてもよくて、2~3時間のアルバイトでも農業と言えるのではないか。」などの言葉が印象的だった。107人が参加した。 兵庫県は「農業っておもしろい!わたしの農業物語」をオンラインと会場のミックスで行った。「農業」という働き方が気になるけれど、何から始めればいいかわからないという方に向け、49 歳で脱サラしてぶどう農家へ転職した方と、教師から移住相談員を経て農業法人を立ち上げた方の2人をゲストに迎え、それぞれの取り組みや、今だから言える話などを聞いた。20代~80代の18名が参加した。 山口県は「<YY!ターンセミナー>やまぐちで働こう!第4回 ~移住就業・創業の話~」を開催。山口県にIターンして転職した方と、Uターンして起業した方をゲストにむかえ、移住までのプロセスと移住後の生活についての話を聞いた。セミナー後の個別相談会では熱心に相談が行われていた。29名が参加した。 山形県山形市は「山形市まるごと移住相談会 in 東京 ヤマガターンvol.3」を開催した。Uターンして「給与は東京時代よりアップした」というゲストのトークでは、山形での仕事やプライベートの過ごし方、グルメの話題などで盛り上がった。個別相談会では無料体験ツアーに申し込む方など、真剣な相談者が多かった。8名が参加。 佐賀県佐賀市は「『移住』・『転職』 佐賀を伝えるココだけの話2023」を交通会館3階グリーンルームで開催した。5社の企業が自社事業の強みや働きやすさをアピール。また佐賀市のグルメを紹介し、生活の魅力についても語った。イベント後には、個別相談会も行った。40名が来場した。 15日、福井県は「失敗しない!?地方移住の”トリセツ”」をミックスで開催した。移住に興味があるけれど何から始めていいのかわからない、どのように情報収集すればいいのか等の疑問を解消してもらうことが目的。事前質問も多く、福井県への移住に限らず地方移住について参考になったようだ。セミナー後の交流会もゲストと気軽に話ができて好評だった。参加者は20代~60代の19名。 山形県は「最上地域移住セミナー ~雪国で教わる豊かな暮らしのレシピ~」をミックスで開催。ゲストスピーカーに最上地域在住のおばあちゃんを迎え、手間ひまかけた料理や冬期間の厳しい寒さの中でのくらしの知恵や工夫を紹介し「里山暮らし」の魅力を伝えた。8つの自治体もそれぞれ映像や写真を使い、山林が多く積雪量も多いが、恵まれた自然に囲まれて暮らす地域の人々の暮らしを楽しく紹介した。ゲストスピーカーのおばあちゃんの魅力により始終和やかなセミナーだった。17名が参加した。 長野県岡谷市は「岡谷市移住相談会 ~諏訪湖のほとりでゆったり暮らし~」を行った。最大4組の募集に対して3組の予約があり、3組とも50~60代の夫婦。2組はよく諏訪湖畔である岡谷市を訪問し気に入っており、1~3年後の移住に向けて住まい探しや転職、起業など具体的な相談。もう1組は岡谷市についてはほぼ知らない状態だが、3年後に地方移住と起業を実行できるよう長野県内で広く情報収集している。今後のライフスタイルを真剣に考えている方ばかりで、1時間ずつ丁寧な対応を行っていた。 愛媛県は「移住検討のセカンドステップセミナー “愛媛で働く” 愛媛にはどんな仕事があるの?」をオンラインで開催した。日々相談業務にあたっている就職相談員が、愛媛県の就職事情の解説と、事前に参加者から頂いた質問について一つ一つ回答していく内容。63名が参加し、男女比はほぼ同数。申込者全体の年齢構成は40代と50代で約75%、現住所は関東と関西で全体の約70%であった。

9月の移住相談、初めて岩手、宮城がトップに

秋はふるさと回帰支援センター的にはセミナーや各県主催の移住フェアが多くなる。季節的には、秋は人恋しくなったり、ふるさとをしのんだり、少し感傷的になったりすることから移住関連イベントも増加するのだろうか。今月も66回の移住セミナーを開催する予定。この中には、東京交通会館12階のイベントホールで開催する6回の全県(福島・和歌山・岡山・栃木・熊本・広島の各県)規模のフェアも含まれる。開催方法を見ると、昨年はコロナ禍もあって61%(392回)のセミナーがオンラインで開催されたが、今年はコロナ禍も少し落ち着いてきたことから、9月までの開催実績363回の52%(187回)がオンライン開催となっている。主催する側としては、移住希望者の人となりを知るためには、やはりオンラインよりはリアル開催のニーズが高いようだ。一方、テーマや関係人口の拡大など、より幅広い参加者を求めるためにはオンライン開催となっているようだ。 9月の移住相談件数が明らかになった。全体では9月としては過去最高の5,317件と初めて5,000件を上回り、過去最高の相談件数となった。セミナーで450人を上回る集客のあった岩手県が初めてトップとなり、次いで群馬・栃木・宮城・広島の順となっている。本気度の高い電話・Eメール・面談での相談ではこちらも初めて宮城県がトップとなり、広島・群馬・静岡・福岡の順であった。ここに来て一部の県を除く東北各県の活動が活発化し、成果を上げているようだ。                                    取材・来客は、6日は山口県周防大島町の泊清寺新山住職来訪。10日は千葉県国民民主党県議団2名が視察。群馬県西担当副部長表敬訪問。11日は自治労本部総合組織部長訪問。12日は山田参議員、藤田副理事長と打ち合わせ。静岡県立憲民主党杉山県会議員視察。

セミナー報告 9月27日~10月1日

9月27日~10月1日は20回の地方移住セミナーを開催した。 27日に、福島県が「3人の移住女子が語るクリエーティブな浜・中・会津の楽しみ方」をオンラインで開催した。Iターンし、クリエーティブな職に就く3人の女性ゲストが、移住先での楽しみ方を紹介。またクリエイター目線で語られる福島県の新たな魅力を発信した。共通点が多くある3人だが、話を深く聞いていくと、それぞれの地域(浜・中・会津)の暮らしや楽しみ方には違いがあるとわかった。福島県では多様な暮らし方が営めることを発信できた。33名が参加した。 28日、群馬県は「群馬科2023(5限目) ローカル×アート学」をオンライン開催。地方でアート活動を続ける移住者と、受け入れ地域のキーパーソンが対談した。藤岡市鬼石で、海外からアーティストを誘致し、滞在プログラム(アーティスト・イン・レジデンス)を営むアメリカ人と、中之条町で地域おこし協力隊後に定住した彫刻家を迎え、地方での制作時の姿勢やインスピレーションについて聞いた。また移住コーディネーターからは、地方で芸術制作をする際の地域に馴染むコツや空き家活用について聞き、過疎こそアート活動の発起点になり得るのでは、という印象を受けた。参加者は94名。   山口県は、やまぐちYY!ターンLiteセミナー「山口の絶景海岸線 第1回 3人の海好きが語る『萩の海』とは」をオンラインで開催した。山口県の特長である‟海‟をテーマとして、漠然層へ県の魅力を紹介し、県への関心と理解を深めてもらうことが目的。今回は萩市の海に惹かれて移住した3名が魅力や、仕事と暮らしについて熱く語った。24名が参加した。 富山県の富山市・射水市・氷見市は「第2回とやま地域おこし協力隊募集セミナー」をオンラインで実施。それぞれの市の紹介と、現在募集中の地域おこし協力隊の内容や地域の特徴について説明。現役の協力隊員の参加もあり、実際の活動内容についてイメージしやすかった。6名が参加した。 29日は、佐賀県が「さが暮らしセミナー Vol.3 ~第1回 おいしい佐賀を知る~」をオンラインと会場のミックスで行った。唐津市在住・漁師歴17年の先輩移住者と、東京在住の料理研究家をゲストに、生産者と料理研究家ならではの視点で、佐賀県の豊かな食や暮らしの良さについて紹介した。会場・オンラインともに参加者から質問が多く寄せられ、佐賀暮らしに興味関心をもっていただく時間となった。65名が参加した。 山形県大江町は「山形県大江町で農業をはじめよう ~移住就農相談会~」を開催予定であったが、残念ながら参加者が0であった。翌日に「新・農業人フェア」が都内で開催されたこともあり、就農に関心がある方はそちらへの参加が集中したのかもしれない。次回は開催時期を良く検討すべきだと思う。 30日は、岩手県  「THE いわて DAY 2023 【合同開催:岩手県U・Iターン就職フェア】」を年に1度の岩手ファンミーティングとして開催。毎年首都圏で開催していた就職イベントを同時開催とし、昨年より更に充実した内容とした。各市町村や企業ブースも途切れることなく相談があり、参加者、出展者ともに満足度の高いイベントになったと思う。約500名が来場し活況を呈した。 サブ会場として8階セミナールームでもセミナーを3件開催。1つ目は学生と岩手県で働く民間企業3社(岩手銀行・美和ロック・岩手日報社)の先輩との交流会。「就活」や「仕事」について若手社会人が語り、賑わった。2つ目は5市町(一関市、岩泉町、軽米町、紫波町、遠野市)の個性あふれる地域おこし協力隊5名が、競うように仕事や卒業後の活動を紹介した。最後は県内の企業や法人と県外の岩手ファンを、仕事を通じてマッチングする事業の説明会。県内の地域課題解決に参画する関係人口を増やすための取り組みについて、参加者が真剣なまなざしで聞き入っていた。それぞれ8~9名が参加し、真剣度の高い方々の来場で会場は賑わった。また参加者のほとんどが女性であることが印象的であった。 新潟県は「にいがた暮らしセミナーvol.5 新潟の『食材』を使ったオンライン料理教室~子どもに伝えたい地域の食文化~」をオンライン開催。有料参加者へトウモロコシとお米を送り、オンラインでとうもろこしご飯の作り方を実演した。御飯の炊き上がり時間を利用して、津南町の紹介や食材の話、農業、子育てについて、地元へUターンしたゲストがくり広げた。最後に出来上がったとうもろこしご飯を試食し、おいしいと現地は盛り上がりを見せた。22名が参加した。 三重県は8つの市町が集まり「伊勢志摩移住サミット 2023 ええとこやんか三重移住相談会」を開催。海のイメージの強い伊勢志摩地域だが、山も川もあり、食べ物も美味しい伊勢志摩全体の魅力を広く知ってもらうために開催した。どの市町の担当者も地域全体を把握しており、参加者も地域の詳しい話を聞けて満足されたようだ。24名が来場した。 富山県は「とやま移住セミナー2023 距離感、いろいろ。富山の住まいのカタチ」をオンラインで開催した。相談時に多く質問がある「住まい探し」について、賃貸だけでなく、いくつかの選択肢があることを伝えることができた。特に都会と富山県のシェアハウスの違いを案内でき、今後の利用者増も期待できる。18名が視聴した。 北海道は「北森カレッジ&森林のお仕事ガイダンス」と題して、2020年に旭川に開校した林業大学校「北森カレッジ」の生徒募集と、林業への就業に関心がある方へ向けたセミナーを行った。北森カレッジ現役生やOBの体験談を語るコーナーは、職員との掛け合い形式で、日頃の関係性の良さが感じられる和やかな雰囲気で進行した。参加人数は4名と少なかったが、会場参加組は全員が個別相談まで残り意欲的に質問をしていた。 10月1日、北海道は「~旭川圏域 上川町で自分らしく暮らしませんか?~北海道・大雪山国立公園の玄関口にあるアウトドアパラダイス」をセミナールームで開催。アウトドアプロデューサーの男性が、協力隊になるまでの経緯や充実した暮らしぶりを語り、まち全体がこれからの未来を作りあげていく過程にあることも伺えた。個別相談でも、その伸びしろの魅力が語られていたので、まちの今後の歩みに注目したい。5名が参加。 東京都は「遊び×仕事 西多摩の「自然」と「人」を知る! 東京たましま移住セミナー」をミックスで開催。2名の移住者ゲストが、遊びを仕事につなげていった体験談や、東京ならではの田舎暮らしのメリットをわかりやすく解説。説得力のある話に参加者も納得の様子。参加13名の男女比は約半数ずつ、30~60代と幅広かった。終了後はゲスト、参加者同士で連絡先を交換するなど和気あいあいとした雰囲気のセミナーとなった。 長野県は「話題のゲストハウスが大集合 楽園信州移住セミナー」と題して、7市町村と宅建協会が参加するオンラインセミナーを開催した。ゲストハウスの魅力を案内し、現地訪問のきっかけづくりを狙う。オンラインの利点を生かし、5つのゲストハウスの施設内をリアルタイムで中継した。長野市善光寺門前にあるゲストハウス「1166(いちいちろくろく)バックパッカーズ」のオーナーは『ゲストハウスを100倍楽しむ方法』というタイトルでトーク。市町村からは移住お試し住宅の紹介もあった。「施設内をカメラ越しで見せてもらえるのは、とてもよかった」「それぞれに全然雰囲気が違って、どれも面白かった」「8市町村に山との暮らしがあることを改めて実感」など多くの感想が集まった。19名が参加し、アンケートからも継続して関係性を持ちたい方がいることが分かった。 鹿児島県日置市は「『戦国島津×メタバース』薩摩・日置市テゲテゲ軍議大会in東京」をリアル開催した。同市が進める「ネオ日置計画」と「戦国島津」という異色の取合せで参加者の期待度も高かったようだ。メタバースでの交流の可能性など活発な意見交換が行われた。メタバース「ネオ日置」を利用した交流の実演も興味深かった。事前の告知期間が短く、参加人数は5名と多くなかったが、かえって移住担当者との交流が密になってよかった。第2部では日置市特産の紅茶を試飲しながらのリラックスした雰囲気で同市の魅力について紹介できたのではないかと思う。 福島県は「福島くらし&しごとフェア2023」を55市町村、69団体が参加し、過去最大規模で開催した。セミナーやイベントは行わず、市町村・仕事・住まい・先輩移住者などのブースを設置し、様々な移住相談に対応できる体制を構築した。来場者数285人と過去最高を記録した。センターで事前に相談された方も多く来場され、全体的には、本気度が高い幅広い年齢層の方の来場が見受けられた。 岡山県の笠岡市・井原市・浅口市・矢掛町・里庄町は「岡山県南西部オンラインセミナー ~井笠圏域の暮らしを覗いてみよう!~」を開催した。座談会をメインとした交流を行うことが目的のイベント。空き家バンク、就労についての質問があがり、自治体も本音を伝えた。参加者は1名であったが、本気度が高く具体的な相談になり、お試し視察を利用してみたいという話まで発展した。

東北2県(岩手、福島)の移住フェアがにぎわった | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

東北2県(岩手、福島)の移住フェアがにぎわった

10月に入ってやっと、朝夕すっかり秋めいてきた。数日前には中秋の名月を望むことができた。3週間ぶりに、1日の日曜日に休みを取った。恒例にしている1万歩の散歩は8754歩でやめたが、道端にシャクナゲを発見した。例年になく暑かったこともあるのか10日ほど開花が遅れたようで、あの真っ赤な花を見ることができた。シャクナゲはパッと咲いて、線香花火の燃えカスのように花が消えるようになくなってしまう。その潔さが好きだ。 9月30日と10月1日の連日、東北の岩手県、福島県が力と思いのこもったフェアを開催した。30日は岩手県が「THEいわてDAY 2023」を年に一度の岩手ファンミーティングとして開催。今年は毎年首都圏で開催してきた就職イベントと同時開催し、さらにNHKの朝の連ドラの「あまちゃん」のヒロイン・のんちゃんも参加。500名(速報値)というかつてない集客となった。県内の33全自治体が参加し、出展者、参加者とも満足度の高いフェアとなった。また、同時並行で8階では上記フェアのサブ会場として、3件のセミナーを開催。「企業✕学生交流会『いつかシゴトで会うかもね』」と、遠野市を始めとした2市3町の「地域おこし協力隊募集プレゼン」に加え、県内の企業と県外の岩手ファンを仕事を通じてマッチングする「遠恋複業課 説明会」。同説明会は、参加者の多数が女性であった。 10月1日(日)には福島県が「福島くらし&しごとフェア」を県内59自治体中55自治体が参加という、過去最大規模で開催した。福島県は従来にもまして移住の取り組みに力が入っている。すでに県内13市全てがセンターの会員化となり、移住者の受け入れ態勢も確立している。今回はセミナーやイベントは開催せず、市町村への移住相談、仕事相談、空き家などの住まい相談、先輩移住者との具体的移住生活のイロハ相談などのブースを設置して、移住に関する全ての相談に対応できる体制とした。来場者は本気度の高い人を中心に、197組285人と過去最高の参加者となった。 取材・来客は、29日は青森県東北町長久保町長が初めて視察に。長芋とにんにくの産地とかで、センターへの入会を考えたいと話された。東京都下、伊豆七島の御蔵島村清水副村長、三宅支庁の田代支庁長が有楽町駅前でのイベント参加に併せて視察に。本格的に移住者受け入れに取り組みたいと語った。千葉県鴨川市議会議員5名が視察に。鴨川市は早い段階から移住に取り組み、市役所内に鴨川市ふるさと回帰支援センターを置いて移住者の受け入れに取り組んでいた時代もあった。市内には20年ほど前からセンター理事の加藤登紀子(歌手)さんが有機農法による農業法人「鴨川自然王国」を設立し、現在も継続している。30日は岩手フェアに参加。全自治体に挨拶。4日は山口県防府市池田市長、挨拶。福島県小野町の菅野副町長視察。5日は東京海上ホールディングスの永野会長(経団連副会長)が視察に。過日の経団連の地域部会の視察に次ぐもので、経済界のこの問題に対する関心の高まりは大いに歓迎されるものである。

テレ朝の情報番組で移住者を紹介中です! | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

テレ朝の情報番組で移住者を紹介中です!

彼岸も過ぎて、東京はやっと朝夕しのぎやすくなった。驚くほどに暑い夏だったと記憶に残る夏も、やっと終りが見えていると言っていいようだ。 ここに来て、アジアからの移住希望者が散見できる。過日は友人の新潟県の農業改良普及員の知人の紹介で、タイ人(大学教授)が本国と日本の2国間を行き来した生活をしたいと訪ねてきた。また、パートナーが上海出身で、相談者本人が日本人というご夫婦が移住したいと長野県ブースに相談に来た。 すでに気がついている方もいると思うが、NHKの「いいいじゅー!!」に続いて、テレビ朝日の朝の情報番組「グッド!モーニング」(朝4時55分から8時)の「あらいーな」(主に7時30分以降頃)というコーナーで、関東近郊で移住におススメの市町村を放送している。こちらもセンターが全面的に取材協力し、9月28日は「第9弾」として静岡市を紹介いただいた。これまで、栃木県・鹿沼市、群馬県・みなかみ町、千葉・南房総市、神奈川県・山北町などを取り上げ、その都度センターの各県相談員が出演。現地取材は、自治体の全面協力を得て、移住者やご当地グルメ、美しい景観を撮影し、毎回7~8分程度の放送となっている。取材前の打ち合わせもしっかり行われ、センターも紹介されているので継続的な放映を要請したい。番組の反響も大きく、番組を見て来訪されたり、移住相談の予約が入ったりし、二桁に達している。こうした情報番組で地方移住がより身近になれば、さらに地方移住の機運が広がることなる。そのためにも市町村の会員化の取り組みの重要性は増していると考える。何もせず、都市と地方の格差拡大・人口減・高齢化・過疎化など自治体の抱える様々な看過できない重要な課題の解決にはならない。 1年を通し、センター的には秋はイベントが目白押しで、過日の「ふるさと回帰フェア2023」が終わったと思ったら、24日には東京交通会館12階のイベントスペースで「青森U・Iターン交流フェア」が知事も参加して開催された。参加自治体は昨年より多い29自治体で、140組197名が集まった。以降、10月1日(日)には福島県が「福島くらし&しごとフェア」をほぼ全55自治体が参加して開く。現在の参加予約は昨年を上回る160名となっており、ここに来て県を挙げての移住政策の推進が展開されている意気込みを感じさせる状況だ。7日(土)には和歌山県が「わかやまLIFE移住フェアー五感で楽しむ!心地いい暮らしと自然!ー」を開催。紀北、紀中、紀南の各地域から12自治体と就業関連8団体が相談ブースを出展する。 取材・来客は、20日は埼玉県副知事が視察。22日は自治労共済本部長が挨拶に、午後には岩手県出身の(株)雨風太陽の高橋代表と意見交換、千葉県海匝地域振興事務所長他が視察。24日は青森県フェアに参加、宮下知事に挨拶。昨年から就任したJOIN(一社 移住・交流推進機構)の顧問会議に初めて出席し、改めて連携の強化としっかり役割分担をして地方創生推進の取り組みをめざしたいと挨拶した。出席者は島田晴雄慶應大名誉教授、椎川忍地域活性化センター前理事長と事務局スタッフ。27日は和歌山県湯浅町議員3名と事務局長が視察に。産経新聞取材。

セミナー報告 9月13日~24日

8月13日~24日まで、ふるさと回帰フェア以外に13回の地方移住セミナーを行った。 13日、福島県が「『ふくしまのゲストハウスは地域の関係案内所!宣言』 〜浜通り相馬地域で自分だけの“よりみち”に出会おう〜」をオンラインで開催した。相馬市のゲストハウス「mawari」のオーナーと、南相馬市移住相談窓口「よりみち」のスタッフがゲストに登壇。どちらも地域への関わり方のハードルを下げながら若い世代を中心に受け入れており、参加者も行ってみたくなるような内容であった。20代~40代がメインの13名が参加した。 20日は、鹿児島県が「鹿児島移住セミナー #移住で叶える古民家暮らし編」をオンラインで実施。伊佐市の地域おこし協力隊として活躍したのち、宿「その火暮らし」を営む先輩移住者をゲストに迎えた。築100年を超える古民家の改修・DIY、生計の立て方、地域の方々や宿泊客との交流など古民家暮らしの魅力をたっぷりと聞いた。事前申込みは81組、リアルタイムで44組が参加した。(申込者は後日アーカイブ視聴可能) 広島県は「趣味も起業も、ぜんぶ移住が叶えてくれた!〜ゼロから始めて竹原で豊かな暮らしを手に入れた先輩移住者と巡る移住体験ツアー開催決定!〜」と題して、オンラインセミナーを実施。竹原に移住してイタリアンレストランを経営しながら趣味を満喫しているゲストが、起業にかかった資金等リアルな話から、食材の生産者と地域との関わり方、地域での起業に必要なことを話した。加えて、都会では体験できない自然の中での子育てや、瀬戸内で、夫婦で趣味のサイクリングを楽しむ様子まで、「可能性があふれたまち」竹原での豊かな暮らしについて紹介し、18名が参加した。 21日は、京都府が「京都暮らし おしゃべりCafe ~海の京都編~」をオンラインで実施。京都府北部の自治体の移住担当者が主役となり、移住検討者の方に向けて地域の魅力などをPRした。今回の企画を皮切りに今年度は全3回実施予定。7名が参加した。 22日は、愛知県が「あいちの山里&離島暮らしのリアル! Vol.1 愛に行こう!体験紹介編」をセミナールームで開催した。地域に詳しい「案内人」が、関人口づくりについて最新情報を話した。買い物はどこでするか、仕事の紹介や住居、バスの運行情報など移住を念頭においた質問もあった。参加者は50-60代がメインの10名。「訪ねてみたい」、「体験してみたい」という興味を大いに持っていただけたようであった。 栃木県は「栃木県移住セミナー『U字工事さん!栃木県で暮らす魅力を教えて!!』」をオンラインと会場のミックスで行った。スペシャルゲストとして栃木県出身のお笑い芸人「U字工事」の二人を招き、「栃木県で暮らす魅力」を栃木愛あふれる漫才とトークで紹介。最後まで笑いの絶えない賑やかなセミナーとなった。会場・オンライン併せて81名が参加し、栃木県主催の単独セミナーでは過去最高の参加人数となった。 24日、愛知県は「あいちの山里&離島暮らしのリアル!Vol.2 愛に行こう!交流拠点編」を会場でリアル開催。民泊やレンタルスペースなど、豊田市と岡崎市それぞれの “交流拠点” とその取り組みを紹介し、山里暮らしのリアルな情報を伝えた。3名のゲストは、リラックスした和やかな雰囲気のなか、自身の運営する交流拠点と取り組みについて、熱のこもった話をした。田舎での人付き合いについての質問にも真摯に答え、他の参加者にも参考になったのではないか。アンケートでは「機会があれば民泊などで(紹介された拠点を)利用したい」などの感想があった。7名の参加者は50代以上がメインとなった。 高知県は「移住者が活躍できるまち、東洋町に会いに行こう」を会場でリアル開催。町単独の移住イベントは初めてとなる。東京交通会館1階マルシェコーナーで町の特産品販売ブース、8階セミナールームでは先輩移住者や役場担当者たちとの交流をしながら町の暮らしや仕事の特徴を紹介し、計9名が参加した。 奈良県は「奈良で働くセミナー相談会 奈良で働いてみませんか、暮らしてみませんか」を会場で実施した。奈良県職員や他の参加者とざっくばらんに話す座談会も織り込み、参加者の間に「奈良県への親しみやすさ」を創出していたことが印象的であった。また、今回は特に、奥大和地域活力推進課職員が参加し、首都圏の人にあまり知られていない奥大和エリアの紹介と個別相談会を実施。8名が参加。 青森県は「青森県UIターン・交流フェア2023」を12階のダイヤモンドホールで開催。年に一度の青森県最大の移住イベントで、2回目の開催。元むつ市長の宮下知事の初参加もあり、下北地域、上北地域出身者の参加も増。197名が来場し、各ブースでの相談は長時間におよび、市町村の満足度も高かった。12階カトレアサロンでは、青森にUIJターンしたい首都圏在住のIT人材向け交流会「#交流しようぜ2023」を同時開催した。青森でのIT業界の最新動向の把握や、県内IT企業の経営者・人事担当とのマッチングの機会を提供するイベント。毎年好評で、このイベントがきっかけで移住と仕事が決まった方もいる。25名が来場し、今回もUターン希望の方を中心に活発な交流が行われた。 和歌山県は「わかやまデリシャスLIFE~ホントにおいしい地元ご当地グルメ~」をオンラインで開催した。阪神百貨店梅田本店で開催中の和歌山物産展の会場から生中継という形で、物産展に出店している先輩移住者や、自治体関係者が地域の魅力や和歌山の食の魅力を語るというスタイル。関西圏の30代を中心の73名が参加、「食」をきっかけに和歌山に興味を持っていただける内容となった。 長野県は「何にもない小さな村だけど、めちゃ楽しい親子留学!長野県平谷村」をオンラインで開催。7月に続き、今年2回目の親子留学相談会。前回参加した1組はすでに留学が決まっている。1回目と同様、すでに留学した2組がゲストで実際の移住後の生活や子どもの変化を披露した。30代、40代の家族が3組参加し、具体的な質問も多く上がった。1組は現地ツアーに参加することが即日決まった。

ふるさと回帰フェア、過去最高の2万1845人が参加! | ふるさと回帰フェア VIEW MORE

ふるさと回帰フェア、過去最高の2万1845人が参加!

年間を通しての一大イベントの「ふるさと回帰フェア2023」が終わった。年に一度くらいはお祭りをやろうと、2005年に初めて丸の内の農協ビルを中心にしたエリアで開催して今回が19回目。最初は、参加自治体は48自治体、参加者は約8000名だった。集客のためにお米1000袋を当時のJA全中の原田会長自らが参加して配布したことを覚えている。5回目からは場所を立松理事長などの母校の早稲田大学に移した。そして、10回目からは有楽町の国際フォーラムに場所を移し、参加自治体・団体は319団体、1万7000人の参加者数だった。 今年のテーマは「移住で変えるニッポンの未来」で参加団体は390自治体・団体で参加者は目標にした2万人を超え、2万1845人と過去最高を達成した。 前夜祭はテーマを「社会的共通資本(コモンズ)の視点から考えるこれからのニッポン~都市と地方の役割とは~」とし、中央大学研究開発機構の石川幹子教授に基調講演をお願いした。石川教授は、最近話題の明治神宮外苑の再開発について、持続可能な社会創りといったコモンズ的な発想で地域のあるべき姿を考える必要があるのではないかと、問題提起している。パネル討議は、富山県朝日町長、北海道東川町長、神奈川県真鶴町の担当者も交えコモンズ的発想による地域づくりについて語っていただき、多くの参加者から「面白かった」「参考になった」の声が聞かれ好評であった。 社会的共通資本の考えを提唱した、経済学者の宇沢弘文先生は30数年前、私が自治労にいた頃、自治研集会でお会いし、以降何回か謦咳に接する機会があった。当時よく通っていた新宿ゴールデン街も、ご一緒したこともある。影響を受けた先生の一人である。 また、ふるさと回帰フェアのロビーギャラリー「地方暮らし応援コーナー」には、JA全中を始めとした17団体が出展し、移住希望者のさまざまな質問に答えた。日本全国ふるさとマルシェにも49自治体が店を出し、移住者などが自慢の農作物や季節の果物、加工品などを持ち寄り、販売。こちらにも5000人を超える方々が押しかけ、賑わいに華を添えた。 来年は20回目のふるさと回帰フェアとなる。さらにスケールアップし、9月21日、22日の2日間に渡って開催する予定。初日の夕方からは、参加自治体による交流レセプションを考えている。この運動にご尽力いただいた各方面からのゲストの参加も予定し、これまでの歩みを検証することにしたい。 取材・来客は、17日は先月当選された大分県日田市の椋野市長がフェア視察に。彼女とは厚生労働省課長時代に意見交換してきた関係で、親しい。19日はITmediaの取材。20日は埼玉県副知事の視察。

7月、8月、連続で過去最高の移住相談件数確保へ! | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

7月、8月、連続で過去最高の移住相談件数確保へ!

東京は雲ひとつない秋空。かつてない酷暑が続いた今年の夏も行きつつあるのか。JR有楽町駅前の東京交通会館8階のふるさと回帰支援センターの理事長室からは、駅のホームが丸見え。このホーム、周りをぐるりとビルに囲まれ、その上の空はどこまでも青く澄み渡っている。山手線、京浜東北線、東海道線、新幹線がひっきりなしに行き交っている。鉄道マニアには羨ましいような景色ではないだろうか。 さて、週末の19回目の「ふるさと回帰フェア2023」まで、いよいよカウントダウンに入り、センター内はなんとなく落ち着かない雰囲気が漂っている。心配ごとは尽きないが、やはり集客が一番の課題である。昨年は350自治体の参加に1万8,572名の参加であり、今年は390自治体の参加を得たことから、この数字を上回り、2万人を超える参加者を確保し、参加自治体の期待に応えたいと思っている。 8月の移住相談件数が明らかになった。8月は約1週間の夏休みもあり、相談件数は例年、そんなに多くない。まして、今年はかつてない酷暑とあって移住希望者の足も少しは止まるのではと思っていたら、なんと初めて4,000件を超える4,232件と、過去最高を記録した。この結果は、設立20年目にして初めてのことで、ふるさと回帰運動の大都市所在地を中心に、全国への広がりを実感させる意味ある結果と言える。 全国状況を俯瞰すると、セミナー参加者を含む合計では、群馬・長野・広島・宮城・富山の順で頑張られた。富山がベスト5に入ったのは初めてのことで、2名のベテラン相談員の頑張りが花開いたと言っていいのではなかろうか。本気度の高い電話・電話・面談でも広島・宮城・富山・福岡・静岡の順と、富山の頑張りが光った。さらに、面談による移住相談に限定すると長野・静岡・山梨・福岡・北海道の実力県が並び、順当な結果と考える。 8月としての過去最高の相談件数は、青森・宮城・福島・埼玉・千葉・東京・富山・静岡・鳥取・山口・宮崎・鹿児島の12県となった。特に、宮城・富山の2県が前年の2倍の実績を上げた。 取材・来客は、8日は午後、自治労元委員長の氏家氏、千葉県自治研究センター椎名副理事長と会員拡大のための意見交換。12日は、タイのThammasat大学のブンミー・チュンポル教授が来訪、久しぶりに語り合った。14日は自治労大津市労連近藤氏、来訪。14日は三重県議会の中瀬古議員が視察に。15日はデジタル田園都市国家構想実現会議事務局の吉川事務局長ほかが視察、日本経済新聞の取材対応。

セミナー報告 9月5日~10日

9月5日~10日は、15回の地方移住セミナーを開催した。 5日は新潟県が「にいがた暮らしセミナーvol4 新潟で開業! 旅・暮らしの概念を変える“宿”」をオンラインで開催した。新潟へ移住して宿を開業したゲストを迎え、話を聞いた。当事者ならではの開業に関する情報が満載であった。申し込み64組(参加は44名)で、セミナー中も申し込みがあった。チャットでの質問も多く、ゲストの話題も豊富で、時間が足りないと感じられた。 6日、栃木県が「シゴトも暮らしも楽しみたい~わたしのとちぎLife~」をオンラインで実施。女性の移住に焦点を当て、矢板市・茂木町に移住した女性をゲストに、雰囲気も和やかで、終始笑顔の絶えない明るいセミナーとなった。MCの進行やゲストとのトーク展開もテンポよく、移住を検討している方々が「知りたい」と思うような内容となり、セミナー中に寄せられた視聴者からの質問も多かった。71名が参加した。 福井県は「福井県庁ジョブセミナーin東京」と題して、県庁職員募集のためのセミナーを開催。学生及び社会人を対象に、福井県職員の仕事紹介と募集案内をした。1時間単位の2部制。各部ごと県庁の仕事紹介と交流会形式の質疑応答を行った。9組9名の参加。社会人7名(男性)、学生2名(女性)。社会人募集枠(移住定住促進枠)の応募締切が目前の9/19ということもあり、社会人の参加者が多かったようだ。 7日は広島県が「どうしても伝えたい!こだわりの食材と生産者の想いをつなぐ広島の食の魅力」をオンライン開催。G7広島サミットで料理を担当したホテルレストランの料理長と、サミットでふるまわれた牛乳を生産する牧場経営者がゲスト。海や山で様々な食材が採れる広島の食の魅力を伝えるセミナーとなった。加えて、広島には、シェフや生産者を海外に送り出し、それを広島に還元する研修制度が整備されており、より魅力的な食の街「広島」を目指す取り組みについても紹介した。25組が参加。 愛媛県は「えひめの絶景に出逢う旅」と題して、西条市と愛南町に移住したゲスト2名の経験談を中心に、観光情報も同時に紹介するセミナーをオンラインで開催した。二つの市町とも町から海と山と川が身近にある地域。川では今流行のSUPやカヤック、海ではスキューバダイビングなどが盛んで、2人ともインストラクターとして旅行客や移住者とつながり、地域の魅力を発信し続けている。移住したらこんな生活をしてみたいと思える話であった。参加者は15名であった。 和歌山県は「【地方移住”ホンネ”サロン#22】人生を探し辿り着いた和歌山での農のある生活 〜 自分らしい人生の探し方 〜」をオンラインで実施。「農ある生活」を営む海自然農苑の白﨑海さん、株式会社日向屋の田中和広さんの2名をゲストに話を聞いた。対象的な性格のお二人の話を通して、参加者の方の視野が広がる内容のセミナーとなった。70名が視聴した。 9日は、鳥取県と島根県が合同で「とっとり・しまね どっちがどっち!?Part2 ~先輩移住者連れてきました!とっとり・しまねに暮らしたら・・・?」をオンラインで開催した。海辺の地域の暮らしや子育て環境をテーマに、鳥取県岩美町、島根県海士町(隠岐の島)からゲストを2名迎え、普段の暮らしの様子や近所づきあい、移住したきっかけ、お子さんの反応などについて、写真も交えながら語ってもらった。参加は11名。 山口県は「第3回 YY!ターンセミナー オンラインワークショップ やまぐちを食べよう!~山口県民のソウルフードチキンチキンごぼう~」をオンラインで開催した。「チキンチキンごぼう」は学校給食をきっかけに県内全域に広まった山口県民のソウルフード。長門市の移住窓口職員が実際に調理しながら参加者との交流を行った。アンケートでは「早速作ってみたい」「楽しく山口のことを知ることができた」などのほか、自宅では料理しないという担当者が材料を切ったり揚げたりしながら盛り付けまで行ったこともあり「だんだん手つきが良くなって微笑ましかった」などの感想があがった。39名が視聴した。 石川県は「地域の暮らしとキャリアの両立~テレワーク・複業・パラレルキャリアという働き方~」をオンラインで開催。東京から珠洲市へ移住しコワーキングスペースなどを立ち上げたゲストから、地域の暮らしとキャリアについて話を聞いた。現在テレワークをしている参加者からは、「移住の可能性を考えられる面白いセミナーだった」という感想が多くあがった。29名が参加した。 静岡県は「先輩移住者が語るリアル移住!伊豆南部でみつける あなたの仕事とくらし」をセミナールームにて開催。静岡県の伊豆南部地域に移住し、地方公務員、地域おこし協力隊、会社員として働く3名をゲストに迎えて、仕事と暮らしについて話を聞いた。当日参加もあり、幅広い年齢層の8名が参加。質問も多く、盛況だった。 福島県は「福島での暮らしとものづくりを知る、夕暮れワークショップ」をセミナールームで開催、会津木綿のトートバッグ制作のワークショップを行った。会津木綿の制作を行う「株式会社はらっぱ」のサブマネージャーをゲストに招き、リアルな会津の暮らしと会津木綿の魅力について語ってもらった。16名が参加し、裁縫をするのが久しぶりという方も楽しんでいた。アンケート結果は「満足」が80%、「やや満足」までいれると満足度100%となった。ふるさと回帰支援センターに初めて来たという人が約半分いたので、センターのPRにもつながったと思う。 10日は、群馬県が「ぐんま地域おこし協力隊募集相談会」を会場でリアル開催した。地域おこし協力隊を募集中の6市町村が参加。現役・OB協力隊4名をゲストに迎えたトークライブでは、なぜ群馬を選んだか。実際の活動、生活ぶりなど本音を聞くことができた。市町村のPRタイムは動画や画像を使い、現地の環境、各市町村の特徴、求める人物像などが伝わる効果的なプレゼンを実施。来場者5名と少なめではあったが、個別相談会では十分な時間が取れたため、話が盛り上がっているブースも多かった。 同日、群馬県が「【藤岡市】鬼石で誰もがありのままで輝く田舎暮らし~甘酒スムージー作りと発酵講座付き~」をオンラインで開催した。古民家宿を経営する星野潤さんをゲストに迎えたウェビナー。星野さんは東日本大震災をきっかけに食への関心をもち、地域おこし協力隊として県内で移住をした。「発酵食」を活動テーマにして、糀・味噌の製造、ワークショップ開催などをしている。オンライン参加者と一緒に甘酒スムージーを作る内容は女性参加者に好評だった。30名が参加した。 山形県東南村山地域は「仕事×子育てを実現!やまがた移住セミナー」を会場で開催。第1部は、東南村山地域の概要と県市町村の支援制度を紹介。山形市にUターンし、子育てをしながら起業したゲストが山形での暮らしぶりを語った。第二部は、各市町村が個別相談を実施。参加者10組13名のうち、5組が個別相談に残り、真剣に今後の移住について相談する様子が伺えた。 高知県は、ラジオ感覚で気軽に参加できるイベント「高知県移住コンシェルジュが贈る高知家移住ラジオ」の4回目を開催した。3名のコンシェルジュが、秋から冬に向けて開催が増える移住イベントの効率的な活用方法や、おすすめのイベントを紹介した。また、参加者から寄せられた質問にも答えながらトークを展開。計10名が参加した。    

「ふるさと回帰フェア2023」への入場は事前登録制になります! | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

「ふるさと回帰フェア2023」への入場は事前登録制になります!

東京は9月に入ったにも関わらず酷暑が続いている。温暖化もあってのことと思うがそれにしてもの暑さである。19回目の「ふるさと回帰フェア2023」も来週末に迫り、なんとなくの慌ただしさが加速している感がある。今年のフェアから参加は事前登録制にした。当日でも登録は可ですが、事前登録いただくと入場がスムーズになるので、是非とものご協力をお願いしたい。 我が国を取り巻く状況は、年々深刻なものとなっている。軍備費の増額、少子高齢化、貧困、都市と地方の格差、低迷する食料自給率、温暖化など様々な課題がなし崩し的に拡大・増加している。こうした中で、地方の抱える諸課題もまた深刻なものだ。過疎化の進行などがその最たる問題である。その問題の是正のために都市から地方への人に流れを作り、地域からもう一度この国を活性化させようと20年間取り組んできた。 これまで、意識しなくとも自治体会員は増加してきた。気がつけば、570自治体(7月末現在)が会員になっていただいているが、それを1000自治体まで引き上げることを通して、都市から地方への人の流れをしっかり定着させれば、必然的に地域に有為な人が集まり、地域がにぎわい活性化し、地域からこの国がもう一度元気になる。このためにこれから3年、本気で組織拡大に取り組み、過半数の自治体の総意としてふるさと回帰運動の推進を国民的合意が得られるような体制作りをめざしたい。全国各地の自治体の皆さんの協力もぜひ、お願いしたい。 このことと並行して、首都圏における移住希望者の掘り起こしにも全力で取り組み、地域になじみ地域住民とともに生活していく人材を各地につなぎたい。そのために、地域おこし協力隊事業にも、非営利団体へ門戸を開くよう政府に要請していく。 地域政策は人口減を嘆いてばかりではなんの解決にもならない。ふるさと回帰運動の成功の秘訣は20年間の実践の中にある。そのヒケツを紡ぎ出しながら今年度もしっかり取り組んでいきますのでご期待ください。 取材・来客は、8月31日は福島県二本松市の三保市長が視察に。9月5日には新潟県の元農業普及員の堀井修氏が来訪。旧交を温めた。東京都葛飾区の夏目議員が視察。夕方から総務省の新旧地域力創造審議官と意見交換。6日は山口県総務企画委員会の視察があり、8名の県議団と意見交換。センターのこれまでの取り組みなどを報告し、理解をいただいた。長野県売木村清水村長が久しぶりに来訪、挨拶した。午後には富山県副知事、秋田県副知事が視察に見えられ、挨拶した。中央公論早乙女氏が数年ぶりに来訪、意見交換。夕方からはニューオータニでのJA全中山野徹会長の就任レセプションに出席、山田俊男参議員と懇談。7日はJOINの椎川常勤顧問、嶋津センター顧問、藤田副理事長などと懇談。

セミナー報告 8月23日~27日

8月23日~27日は13回の地方移住セミナーを開催した。 25日は、徳島県が「地方で創る!自分だけの働き方 “新しいふるさと” とご縁をつなぐ “まちしごと”」をオンラインと会場のミックスで開催した。今回のゲストは出身地で藍染め工房を立ち上げた協力隊OGと、孫ターン移住後サテライトオフィス勤務から独立した起業家。開催後には参加者とゲストで各自情報交換を行うなど活気のある会となった。16名が参加した。 福島県は「福島で新規就農した2人が語る農業のイメージが変わる90分」と題したミックスセミナーを開催。ゲスト2人から農業を生業にするなかでの様々な出来事や心の葛藤、苦労話を聞くことが出来てとても興味深かった。就農支援制度や具体的な就農方法のセミナーが多い中、2人のゲストの話から、生産から販売に至る中で「農業」という仕事がいかに他者とのつながりが重要であるかを知ることができた。 長野県は「8人の山マニアに聞く!信州秋山の魅力!楽園信州オンライン移住セミナー」を開催した。初心者向けの山の楽しみ方や、先輩移住者による「身近に山がある暮らし」について聞いた。山が好きで移住したり、登山中心の生活をしたり、世界初の SEA TO SEVEN SUMMITS(海抜0mから人力のみで七大陸最高峰を登る)に挑戦中の冒険家がトレーニングする話などを紹介。「トレイルランにはまり、大会で長野に多く行くようになったのがきっかけで地方移住を検討中」「ゲストの話は、登山の醍醐味を聞けて楽しかった」「8つの市町村それぞれに山との暮らしがあることを改めて実感」などの感想が聞かれた。 スクール形式にしたことでメモをしやすい環境だったためか、熱心にメモをとる様子がみられた。個別相談にも7組の夫婦が残り、時間が押すほど話に花が咲いたようだった。30~40代中心の42名が参加。首都圏だけでなく関西方面からの参加もあった。 岡山県は「\島暮らしの不安・疑問解消/ 島ぐらしの説明書」と題して、笠岡諸島に焦点を当てたオンラインセミナーを開催。離島に移住をした子育て中の2名のゲストが島ぐらしの魅力だけでなくデメリットを含めて本音を話した。「人とのご縁により直感で移住を決めた」という言葉が印象的だった。15名が参加した。 26日は、兵庫県が「みんなで考えよう!《移住×防災》」と題して、9月1日の防災の日を前に、「暮らしの中の防災」をテーマにミックスセミナーを開催した。被災地県としての創造的復興の歩みに加え、移住者であり防災士のゲストを迎えて話を聞き、後半は2つの参加型ワークショップを行った。40代~80代の10名が参加した。 静岡県静岡市は「静岡移住計画セミナー&個別相談会 ~静岡市の『暮らし』と『住まい』と『仕事』」を会場で開催した。静岡市移住支援センターが「静岡市で暮らす」、静岡鉄道株式会社が「静岡市に住む」、株式会社TurnXが「静岡市で働く」、市役所移住相談員が「静岡市の移住施策やイベント」を紹介。トークセッションでは、移住までの具体的なスケジュールなどの話に熱心にメモを取る参加者が多く、質疑応答も活発だった。セミナー後の個別相談会は全員が参加、今後のまち歩き案内、お試し住宅、お試しテレワーク体験、就職相談など具体的な移住促進へ繋がった。参加者6名。 岩手県は「いわてローカルトーク!~遠野市・一関市~」をミックスで開催した。担当者が知るホットな地域情報(スポーツ、文化、仕事)を参加者に伝えることをコンセプトに、遠野市と一関市の協力で開催した。13名の参加者は30代~40代が中心。参加者同士でも会話が盛り上がっていた。 茨城県は「出会って、知って、見つかる茨城~自然と暮らしながら、豊かにあそび楽しむことのススメ~」をセミナー会場で開催した。5テーブル設定し、各テーブルに市の担当者を配置。4市からは自慢の地域やイベントなどを全体に向けて紹介。交流会形式で各テーブルにて交流会を実施した。その後個別相談会を実施した。13名が来場した。 群馬県は「移住希望者と県内企業との交流会 ~ぐんまの魅力ある企業を知ろう編~」をオンラインで実施。設計事務所、小売業、製造業、新進気鋭のベンチャーと幅広いラインナップの企業が参加。ZOOMのブレイクアウトルームを利用し、企業ごとのルームに分かれる仕組みで活発に交流していた。後半では、先輩移住者との座談会でリアルな体験談を聞くことができた。U・Iターンの就職希望者11名が参加した。 27日は、福島県が「福島県南会津U・Iターンセミナー 南会津で始める憧れの里山暮らし~わたし達が思う移住とは~」を会場で開催。2名の先輩移住者が南会津地域での「暮らし」「仕事」「子育て」のリアルを語った。参加町村からの「お試し移住」「住宅支援」等の支援制度の説明、参加町村との個別相談会も行われた。参加者は5名と少なかったが、町村が自ら東京に来て個別相談会を通じて地域ならではの情報を伝えるセミナー手法は、意味があると思う。 和歌山県は「空き家ではじめる新しいコト ~先輩移住者が伝授する活用のヒケツ~」をオンラインで実施した。空き家をリノベーションして飲食店やゲストハウスを営んでいる先輩移住者2名をゲストに迎え、空き家改装の過程や費用面について経験談をもとに話を聞いた。質疑応答の時間も多く取り、空き家の購入やリノベに興味がある人にとっては、具体的な話を聞くことができる満足度の高いセミナーとなった。95名が参加した。 愛知県豊橋市は「『TOYOHASHI RECRUIT』- 豊橋市役所採用ガイダンス in 東京 -」を会場で開催、豊橋市が9月より募集する採用に先立つガイダンスであった。セミナールーム内に4つの小ブースを設け、参加者は一定時間ごとにそのブースを回って話を聞くという形態。6名が参加。和やかな雰囲気の中、ほぼマンツーマンで職員から直に話を聞けた点は良かったようである。会を締めた後も、残って質問している参加者もいた。 長野県下諏訪町と新潟県三条市は、「空き家・移住セミナー」を開催した。地域おこし協力隊のつながりで実現した県を超えての初コラボ。1部は新潟県三条市で空き家のセミナーを、2部はセンターで移住セミナーを行った。どちらも会場とオンラインの両方で行い、主にオンラインでの参加者が多かったが、リアルにも4組参加があった。魅力度対決では、最後に両市町の首長も参加して、双方の魅力についてプレゼンし、参加者の投票で最終的に三条市に軍配があがった。移住した人たちが楽しそうに生活している様子が伝わったようだ。

日韓親善交流事業で青少年交流団30名が視察に! | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

日韓親善交流事業で青少年交流団30名が視察に!

昨年4月からセンターに移住相談ブースを開設した東京都は、25・26の両日にJR有楽町駅の広場と東京交通会館1・3階のイベントスペースを使って初めての「多摩島しょ移住・定住フェア2023」を開催した。土曜日はあいにくの雨模様とあって広場の集客はもう一つであったが、3階のセミナースペースでの「知れば住みたくなるたましまセミナー」には三宅島など5つのエリアの紹介イベントがあり、それぞれ定員いっぱいの参加者がありにぎわった。 この週末は、茨城・和歌山・福島・群馬・兵庫・愛知・長野・岩手・静岡市など9県・市が多岐にわたるテーマの移住セミナーを開き、にぎわった。なかには兵庫県のように「みんなで考えよう!《移住×防災》」、茨城県の「出会って、知って、見つかる茨城~自然と暮らしながら、豊かにあそび楽しむことのススメ~」、和歌山県の「空き家ではじめる新しいコト~先輩移住者が伝授する活用のヒケツ~」などユニークなテーマでの移住セミナーも開催され、話題になった。 9月に入る、今週末の2日、3日も宮崎、山形、島根、千葉、鳥取、福井、広島・山口・島根は3県の合同、東京、徳島、岡山、石川の13県が移住セミナーを予定している。なかでも、福井県は12階のイベントスペースで「移住交流フェアWelcome!!福井県~旅する!関わる!暮らす!~」を12市町の参加で開催。ほかに総合案内や観光案内、若狭塗り体験コーナーなどもあってにぎやかなフェアとなる予定。広島・山口・島根の3県は合同で「ひろしま広域都市圏移住フェア2023」を開催。山口県からは周防大島町・上関町が参加。島根県からは美郷町が参加。全体で19自治体が集合する。石川県も「いしかわUIターン大相談会in東京」を予定している。例年のことながら、9月以降は移住セミナーやフェアが1年の中でも一番開催数が多い時期に入り、移住を考えている人にとっては目が離せない時期となる。 22日から1泊2日の日程で和歌山県へ。和歌山放送主催の「人口減少シンポジウム『移住・定住問題を中心に』」に参加。出席者は130名で自治体関係者を中心に集まった。4名のパネリスト移住者のうち、3名がセンターを利用して移住した方々でそれぞれが元気に移住生活を送っていることが報告され、嬉しかった。また、自治体を代表して参加された、すさみ町長の岩田氏は元漁師とのことでざっくばらんな話し方で好感が持てた。和歌山県は全国で唯一の定住センターが古座川町にあり、その維持管理運営業務をセンターが約10年間請け負い、毎年通ったところで、前仁坂知事には大変お世話になった。 取材・来客は、24日に(一財)青少年国際交流推進センターの紹介で30名の韓国の親善交流団が来訪。東京以上にソウルへの一極集中が進む韓国で、NPOによる移住支援団体の存在に大いに興味を持ったようで、活発な意見交換が行われた。25日は山口県周防大島町にある周防大島高校太田校長が来訪。率直な意見交換をした。26日は岐阜県大垣市副市長が視察に。前東京都の島しょ振興公社事務局長が有楽町駅前広場などで開催されたイベント参加後、表敬訪問に来られ意見交換。30日は長崎県議会副議長が視察に見えられた。夕方には山口県下松市長が視察に。7年ぶりに人口減になったということで総務省の帰りに立ち寄られた。そこで話し込んでいる中で元山口県知事の山本繁太郎氏の話になった。山本氏とは30年ほど前の彼が建設省住宅局長時代に高齢社会の住宅政策の勉強会を厚生省の担当者と自治労でやっていたことがあり、ひとしきり思い出話に花が咲いた。市長も山本氏にはとりわけの思い入れがあり、初めて会ったが大いに盛り上がった。

7月の相談件数5686件、7月としては過去最高!

東京は連日、猛暑日が続き、データ的には過去最高の暑い夏となっている。過日の台風7号も紀伊半島に上陸し、列島を横断し、鳥取県を始め、各地で猛烈な雨が振り、被害が出ている。一方で、首都圏は雨が少なく、酷暑となっていることもあり、水源地の水不足が懸念され始めている。 センターは、恒例の夏休みも17日で終わり、18日からフル回転の活動となっている。19日には早速、12階全体(カトレアホール、ダイアモンドホール)を確保した静岡県の「静岡まるごと移住・就職フェア」が開催され、昨年並みの150組255名の参加があった。この猛暑日の中の参加ということから健闘したと言っていい状況であった。また、この日は今年始めて、ブース出展のない奈良県が奈良で働く相談会セミナー「奈良で働いてみませんか、暮らしてみませんか」をオンラインで県と橿原市が共同で企画、開催した。参加者は13名。ゲストは橿原市に移住した人で参加者は半数が奈良県相談者であった。今春、知事も変わられたこともあり、奈良県のふるさと回帰センターへの出展も検討していただきたいと思う次第である。 暫定値だが7月の移住相談件数がまとまった。総数は7月としては2019年7月の5530件以来、過去最高の5686件と多かった。これは移住セミナーが62回の開催と、多かったことも影響している。電話・Eメール・面談の本気度の高い相談件数では、広島・北海道・宮城・福岡・静岡の順となっている。これにセミナーを加えた合計では長野・群馬・富山・福島・愛媛の順となり、長野・群馬は、セミナーでの集客で成果を上げた。また、7月としての過去最高の相談件数は北海道・青森・宮城・山形・群馬・千葉・東京・富山・静岡・滋賀・兵庫・長崎・熊本の13県にのぼった。 取材・来客は、お盆休みもあってほとんどなく、10日の岐阜県高山市副市長が来訪。22日は宮城県加美町の猪俣町長が退任挨拶。8月の町長選で4期目をめざしたが惜敗。町長は早い段階から地方創生に取り組み、センターにも上京するたびに顔を出し、意見交換してきた。移住者もこれまで410名を受け入れるなど、成果を出してきた。個人的には捲土重来を期待したい。

テーマから探す移住フェアに335組が参加! | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

テーマから探す移住フェアに335組が参加!

ふるさと回帰支援センターは11日から17日まで1週間、恒例となっている夏休みに入ります。センター設立当時からお盆には故郷に帰り、しっかり故郷の今を見てきて、ふるさと回帰運動に活かしてほしいと恒例としてきた。そして、夏休みが終われば、9月16日前夜祭、17日は本番の19回目となる「ふるさと回帰フェア2023」が控えている。場所は有楽町の国際フォーラム。今年のフェアには過去最高の390自治体が参加。2万人の参加を見込んでいる。また、いつもの移住者の作った野菜の販売など、マルシェも48店が店を出す。前夜祭は明治神宮外苑の再開発がホットな話題になっている中、その問題点を指摘する石川幹子中大研究開発機構・機構教授が「社会的共通資本(コモンズ)の視点から考えるこれからの日本~都市と地方の役割とは~」を話す。パネルディスカッションは、コモンズ的考え方で地域づくりを展開している3自治体が登場する。是非ともの参加を期待したい(事前登録制)。 7月の移住セミナーは64回と健闘した。8月はお盆の休みも入ることから46回と若干開催数は少ないが、8月6日に開催された「テーマから探す!移住フェア」は、今年初めてセンター主催で開催し335組の参加と集客に成功した。会場は12階のイベントスペースで、参加自治体は「住まい」「テレワーク」「農林漁業」「地域ならではの仕事」」「子育て」「ライフスタイル」「暮らしの環境」などのカテゴリーごとに90自治体ブースが並び、あたかも夏祭りのような盛り上がりとなった。このフェアの特徴は、興味・関心のある分野ごと地域を探すことができる。従来の移住したい自治体を探すフェアとは逆の発想で、移住者目線で地域も探しやすいと話題になっている。 各県の動向では、鳥取県が動いている。鳥取県は東銀座にセンターがあった時代からこの運動に参加し、ブース開設も最初の5県のうちの一つである。5日に12階で開いた「住む・働く鳥取県移住フェア」は完全リアルで開催、54組77名の参加と健闘した。このフェアはU・J・Iターン希望者が移住と就職の両方の相談ができ、先輩移住者とも直接話ができることをPRした。参加自治体は11自治体。その他、ハローワーク、住宅・就職関係団体、政策金融公庫、県人事委員会、事業継承関係で県産業未来創造課が参加。また、(財団)鳥取県ふるさと定住機構理事長に「とっとり暮らし支援課」元課長が就任し、移住・定住政策の強化を図っている。 取材・来客は、4日は宮崎県五ヶ瀬町小迫町長が来訪。共通の友人の話しが出て盛り上がった。5日、いわき市小名浜花火大会参加。6日は12階で初開催となった「テーマから探す移住フェア」に参加、NHKの取材。回帰フェア前夜祭の記念講演の石川教授と打ち合わせ。2時間以上の打ち合わせで盛り上がった。小島敏郎弁護士同席。熊本県荒尾市長来訪、あいさつ。8日は静岡県議会議員5名が視察。春の自治体選挙で初当選した5名の方々で活発な意見交換ができた。石川県議会善田議員が視察。1日に8名の能美市議会議員の視察を受け、参加された市議会議員からの紹介・要請もあって視察に。熱心な意見交換ができた。9日は鳥取県の東京本部副本部長と懇談。              宮崎県五ヶ瀬町小迫町長と               静岡県議会議員ら6名と             石川県議会善田議員と

栃木県が活性化、宇都宮市が移住・定住相談窓口を昨年開設!

今年の7月の平均温度は過去最高になったとマスコミが報じた。8月に入ってもその暑さに陰りはない。先週末の隅田川の花火は多くの見物客が押しかけるなど、コロナ禍で開催が見送られてきた分、盛り上がったようだ。また、宮城県・三陸沿岸の塩竈港や気仙沼港でクロマグロやカツオの水揚げが本格化している。塩釜港は6年連続クロマグロ水揚げ日本一になったとか。気仙沼港はカツオ漁が早くも昨季超え、連日豊漁に湧いているようだ。 センターへの来客は、夏休みに入っていることもあるが、この暑さの中、週末に限定せず一週間を通して多く移住相談者がきている。中には、TVを見たので来てみたという人もあるようだ。前にも報告したように相変わらず漠然相談が多く、また予約無しでの来訪者が目立つとの報告を受けている。 さらに、市議会などの議員団の視察もコンスタントにある。一人でも多くの議員の方々にセンターの取組みの重要さをアピールするよう心がけている。 各県の動向では、栃木県の取り組みが活発化している。昨年11月からは、宇都宮市が駅前の再開発に伴って、JR宇都宮駅東口に宇都宮市移住定住相談窓口『ミヤカム』を開設。2名の相談員を配置して、これまでの8ヶ月累計で203件の相談を受け、来訪が130件、メールが54件と成果を上げている。また、8月には移住体験ツアーを25日から2泊3日で計画。場所は那珂川町、大田原市で対象は栃木県に移住を検討している方。参加費は中学生以上が10000円、小学生は3000円となっている。 取材・来客は、25日は大正大学塚崎教授がインターン希望の学生2名と来訪、懇談。26日は北海道上士幌町竹中町長来訪。27日熊本県八代市議会議員団12名視察。フリーの記者から移住ビジネスについての取材あり。北海道歌志内市長視察。28日はトレジオン社謝罪に来訪。1日は静岡県袋井市自民・公明市議団視察9名。石川県能美市議団7名視察。大阪センター所長、同次期所長候補来訪、懇談。山田参議院議員、柴田・秋田県議会議員と懇談。2日はいわき市東京事務所所長来訪。静岡県裾野市議員視察、福島県矢祭町長来訪懇談。日経取材。センター内のハラスメント研修会で挨拶。

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長野県、東北6県のフェア、過去最高の参加者に

22日、やっと梅雨明けが宣言された。東京はこのまま暑い日が続くようだ。そうした中で山形県尾花沢市の結城市長が立ち寄られ、名産のスイカの差し入れがあり、職員たちを喜ばせた。2週間ほど前には恒例となっている鳥取県の名産「大栄西瓜」の差し入れがあり、職員を喜ばせていた。 前回のブログで予告したように先週末は移住セミナーやフェアで賑わった。特に22日土曜日の12階ダイヤモンドホールなどで開いた「信州で暮らす・働くフェア2023」は353組495名の参加と、過去最高の集客になった。このフェアには県企画振興部長を始め、信州暮らし推進課長などラインの関係者が集まり、意気込みを感じさせた。また、同日の12階で開かれた「四国・愛媛・宇和島圏域連携移住フェアえひめ南ラフLifeー移住者たちが“いなか”のリアル話しますー」も、家族連れを中心に136組198人とにぎわった。日曜日の12階イベントホール「東北移住&つながり大相談会2023~あなたの“暮らしたい”“知りたい”がきっと見つかる~」は、福島県の33ブースを初め東北6県の参加自治体が108と過去最高を記録し、集客も279組328名と過去最高となった。福島県は最近、県下の全市が自治体会員になるなど受け入れ態勢が整い始めており、移住者の誘致に成果を上げている。この日は山口県も「やまぐちと津和野のんびり移住Life2023~知る・見る・楽しむ~」を3階グリーンルームで7市町の参加で開催、55組が参加。各自治体ブースには移住希望者が相談に訪れ、にぎわっていた。 また、各県の動向では、青森県が6月としては過去最高の相談件数を記録。相談のきっかけは家族や友人からの口コミ、県が開催した若者向けの移住イベントも参加者が多く、にぎわった。相談者の属性は様々ではあるものの、最も目立ったのが20歳代~30歳代のカップルやご家族。そのどちらかが青森県内の出身(Uターン)で、結婚やお子さんの誕生会などをきっかけに青森で新生活を始めたいという前向きな相談が多かった。仕事も様々ではあるものの、医療・福祉職に従事されている方の相談が目立った。それは、今年度から「あおもり医療・福祉職の子育て世帯のための移住支援金」を実施予定。医療・福祉職の資格を持つ子育て世帯や、医療・福祉職の資格取得をめざす子育て世帯に支援金を支給するというもの。こうしたケースもあり、人材不足の解消に少しでもつながればという期待がかかっている。 取材・来客は、14日は岩手県遠野市の山里暮らしネットワークの菊池会長ほかが来訪、意見交換。ハナマルキャリアの上田代表が来訪、懇談。岐阜県清流の国推進部長、同課長が来訪、意見交換。20日、岐阜県下呂市長視察。静岡県議会議員視察。22日は長崎県対馬振興局長視察。山口市ふるさと産業振興課長来訪。日本政策金融公庫信越地区統括室長来訪挨拶。長野県木祖村村長視察、会員化に前向きの考えを示された。23日は青森県五戸町若宮町長がフェアの窓口に座り、状況を視察。                  山形県尾花沢市の結城市長と                   岐阜県下呂市の山内市長と

セミナー報告 7月12日~16日

7月12日~16日は、地方移住セミナーを11回開催した。 12日は、福島県が「いわき い~住チャンネル Vol.2『実は〇〇』いわきの山ぐらし」をオンラインで開催。生配信+アーカイブに残すことによって、移住希望者がいつでも好きなテーマを視聴できる。今回は、いわき市の中山間地域の中でも最も人口減少が深刻な「川前地区」をロケ場所とし、そこでの暮らしや地域への入り方を発信した。視聴者数は最高78名。時間帯によって増減はあったが、開始30分以降は常時60人以上をキープした。地元の人々が出演し、いわきの方言や郷土料理の隠し味などの地域情報を届けた。チャット機能を利用した視聴者との双方向のやりとりも活発に行われ、「現地に行ってみたい。」「郷土料理を食べてみたい。」とコメントする視聴者も多く、セミナーを通して中山間地域での暮らしを魅力的に感じたり、移住を考えるきっかけづくりになったようだ。 富山県は「とやまで育つ!~子育てで気づいた富山の魅力~とやま移住セミナー2023【第4回】」をオンライン開催した。氷見市、射水市に移住したゲスト二人に富山での子育ての魅力をそれぞれの視点から語ってもらった。「東京では子育てに対して罪悪感すら感じる場面も多かったが、富山では本当に地域の目が暖かく、子宝として接してくれる」という話が印象的だった。11名が参加した。19:30~20:30というのは子育て世代には参加しにくい時間だったかもしれない。 14日は、長野県上田市が「農ある暮らし 上田で始める農業のイロハ 上田市就農セミナー」を会場で開催した。JAの子会社「信州うえだふぁーむ」では、新規就農希望者を雇用、2年間の栽培技術や経営管理などの研修を通じて独立をサポート、これまで55名の研修生が独立就農している。特にりんごなど果樹の担い手育成に力を入れている。参加者は20代後半から50代後半の10名。熱心にメモをとるなどの姿が見られた。研修制度が確立され実績のある新規就農者育成事業への興味は大きそうであった。 福島県は「GOOD FRAME CATCH FUKUSHIMA トークとワークショップで「だから福島が好き」を見つけよう!~食×まちおこし編~」を会場とオンラインのミックス開催。 「ゲストトーク」「ワークショップ」「おみやげ」3つのコンテンツを通して、福島のことを深く知っていきながら、実際に「福島に行ってみたい」と思えるような気持ちを参加者に持ち帰っていただいた。10代から60代まで幅広い層から23名が参加。参加者同士でコミュニケーションを取る様子も見られた。 15日は、富山県南砺市が「富山県南砺市移住セミナー 空き家DIYで作る理想の住まい」をミックス開催。空き家DIYを実践している2名がゲストが、それぞれ現地からの中継と東京会場での参加。今の家を見つける経緯やDIYの行程、かかった費用などを詳しく聞いた。8名が参加、以前南砺市の移住ツアーに参加したことがある相談者さんも来場し、全体的にアットホームな雰囲気で開催することができた。 東京都は「移住するなら東京の島「三宅島」~リアルな生活とは~」を会場で開催。昨年のセミナーに参加していた方が、今年は移住し役場職員として登壇し「去年はそちら側に座っていたんです」と自己紹介。他にも島で生まれ育った役場職員と地域おこし協力隊の3名が、自身の移住や引っ越し、家探しや現在暮らしている家、家賃や生活費等についても赤裸々に話してくれた。お試し移住ができる「島暮らし体験事業」が紹介され、過去64名が参加し22名が移住した実績が紹介された。参加者は3名。 新潟県魚沼市は「魚沼市移住セミナー 結・魚沼 ~魚沼の人とくらしごと結びます~」を会場で開催。UIターンの先輩が魚沼市について本音で語るセミナー。直前キャンセルなどが相次ぎ、参加は2名。急遽ゲストを縮小しセミナー形式から個別相談形式に変更して開催した。個別相談のようなアットホームな会となったが、参加者は十分に話を聞くことができ、満足した様子だった。 宮崎県は「宮崎県小林市 地域おこし協力隊募集説明会&移住相談会」を会場で開催した. 元地域おこし協力隊で地域商社を起業した移住者が登壇し、小林市の魅力とともに小林市の地域おこし協力隊の特長を市職員とトークセッション形式で説明した。2組2名が参加した。 16日は、島根県が「しまねアグリセミナーin東京 ~島根の就農制度と津和野の魅力~」を会場で開催した。しまね農業振興公社より、就農制度や就農に向けたツアー等の紹介を行い、ツアー訪問先5市町のPRや、県以内で新規就農者の募集が多い地域や品目について聞いた。2名が相談に参加した。今後も方法や内容を検討し、開催していきたい。 静岡県は「“畑のある暮らし”セミナー」を会場で開催。家庭菜園と半農半Xを実践している2組のゲストを招いて話を聞いた。30代から70代までの18名の参加があり、セミナー後の個別相談も時間ぎりぎりまで盛り上がっていた。

セミナー報告 7月4日~9日

7月4日~9日は13回の地方移住セミナーを行った。 4日は、新潟県が「にいがた暮らしセミナー2023 vol.2 新潟だからこそできる『リモートワーク・複業』の面白さ」と題してオンラインセミナーを開催した様々な。課題に立ち向かいながらも、新潟移住を実現したゲストをお呼びし、にいがた暮らしの魅力を紹介。体験者ならではの苦労話や現在の暮らし方などを伝えてもらい、チャットでの質問も活発に飛び交っていた。30名が参加した。 5日は、栃木県が「まちと自然のいいとこどり とちぎで子育てライフ」をオンラインで開催した。栃木県が今年度、子育てや自己実現に関心がある方に向けて開催する全6回のイベントの第1弾。鹿沼市と足利市で子育て中の移住者をゲストに招き、体験談を聞いた。63名が参加、栃木県単独開催のセミナーでは過去最高を更新し、注目度の高さが伺えた。 福島県は「関係人口から考える~自分らしく福島と関わり続けるには~」と題して、会場とオンラインのミックスセミナーを実施。関係人口として福島県の食を通じた魅力発信を続けている方、SNSでの情報発信をきっかけに福島の仕事が増えた東京在住の福島出身者、関東からUターンしてスキルの物々交換という形で関わり始めた方、三人三様の関わりが視聴者を引き付けた。20~50代と参加の幅も広く、関東圏だけでなく、福島県内からの視聴者も多かった様子。35名が参加した。 広島県は「アウトドアの聖地『アキオオタ』で実現する趣味全振りの暮らし方!」を会場で実施した。自然豊かでアクティビティも豊富な安芸太田町に移住し、狩猟、釣りやスノーボードなどを楽しむ3名をゲストに招いた。中山間地域といえば、農業やキャンプといった印象が強いが、ひろびろとした環境で、様々な「趣味」を実現できる魅力的な環境であると感じた。また、8月に開催される安芸太田の移住ツアーの案内もあった。15名が参加した。 6日は、長野県平谷村が「何もない小さな村だけど、めちゃ楽しい親子留学!」をオンラインで行った。今回は親子留学中の3人の女性をゲストに留学のリアルを伝えようと企画。参加者は3人の子どもを持つ30代の女性。終始和気あいあいとした雰囲気で、途中からはでゲストと参加者の子どもたちも加わり、おしゃべり会のようなセミナーになった。その日のうちに現地への訪問が決まった。 8日は福井県が「福井の魅力×日本酒~福井テロワール~」をミックスで開催。福井県の魅力発信をすることで県に興味を持っていただき、そこから現地訪問、移住検討に結びつけることを目的とした。清らかな水と米どころとして古くから多くの酒蔵がある福井県の中から、2つの蔵元よりオンラインにて日本酒造りを紹介した。事前申込み138名に対して、実際の参加は38名にとどまった。 香川県は「トカイナカかがわ! 地域おこし協力隊&起業セミナー」をリアルで開催した地域おこし協力隊に関心があるのではなく「起業」に関心のある参加者が大半のようだった。参加は6名で、30代1名、50代3名、60代2名であった。 大分県は「教育移住トークセッション~おおいた暮らし塾~」をミックスで開催した。大分STEAM教育セミナーと個別相談会を実施。大分市、中津市、竹田市、宇佐市、就職、移住全般が相談に対応、相談件数は12件であった。教育セミナーの集客に苦戦したが、個別相談に参加された方の満足度は高かったと思われる。 8日~9日で、長崎県が「五島で暮らすってどんな? 島ぐらしセミナー」をリアルで開催した。セミナーは2部制でおこない、1部は基本情報を題材にしたクイズ大会(暮らしと移住)、島の生活費、環境、島の働き方(職種や求人情報)、移住支援制度を紹介。2部は移住相談員(東京からの先輩移住者)の体験などを交えた内容となっており、島暮らしのメリットやデメリット、離島移住で失敗しやすい人、成功ポイント、島暮らしのアドバイスなど紹介。離島移住の大変さもしっかり伝えた濃い内容のセミナーになった。8日は20代~60代が12名、9日は30代~50代の方が11名参加した。 9日は、神奈川県小田原市が「参加型移住セミナー 小田原子育てSTORY」をミックスで開催した。「移住」と「子育て」という大きなライフイベントを両方経験している先輩移住者と話すことのできる参加型のイベント。小田原の保育園事情や、遊び場、習い事、コミュニティなどを直接相談できる。ゲストスピーカーに加えて、小田原市の保育課の職員も参加し移住する際の保育園の手続き方法なども聞けた。グループに分かれてのフリートークは盛り上がるほど声が大きくなり、聞き取りづらい状況に感じられた。課題としてトークルームに分かれることを検討したい。22名が参加した。 滋賀県は「滋賀・東近江市 移住セミナー&相談会『農あるくらし』」を会場で開催した。東近江市は、近畿最大の耕作面積を誇り、米をはじめブドウ、ナシ、イチゴなど多様な農産物を産出している地域だ。その自然豊かな東近江市で農業を志して移住し、農業法人で活躍されている方をゲストに招いた。参加者は若い方を中心に5名。「移住者の生の声、率直な感想などが聞けて大変参考になった」と好評だった。次回の課題として、テーマを絞り過ぎず、滋賀らしさをもっとアピールできるテーマを選びたい。 長野県は「楽園信州移住セミナー ~夫婦でつくる理想の暮らし!あなたと私の移住計画~」を会場で開催した。20~30代のカップルや夫婦9組が集まった、世代が近いことで会場は一体感があったように思える。内容は、夫婦での移住の進め方や、夫婦での話し合い方のポイントを学び、コロナ禍で移住を実現した先輩移住者のお話を聞くもの。後半は市町村によるPRと個別相談。スクール形式で、熱心にメモをとる様子がみられた。個別相談にも7組の夫婦が残り、時間が押すほど話に花が咲いたようだった。「来てよかった」などの感想もあり、濃厚なセミナーになったと思われる。16名が参加した。

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来週末は有楽町へ!人気の移住セミナーが目白押し

東京は梅雨の中休みとはいえ、35度を超える猛烈な暑さとなっている。梅雨明けも近いのではなかろうか。一方で、九州・中国地方の一部は線状降水帯による大雨が降り、被害が出ているようだ。心からのお見舞いを申し上げます。 6月の移住相談件数がまとまった。4547件と2019年の4771件にわずかに及ばず、過去2番目の件数となった。移住相談件数に陰りはない。合計の相談件数が多いのは群馬・高知・広島・富山・福岡の順となった。高知のベスト5入りは久しぶりで、移住フェアで216人を集めたことがベスト5入りに繋がった。本気度の高い電話・Eメール・面談による移住相談では広島・群馬・福岡・宮城・静岡の順であり、群馬県以外の各県のセミナー開催はなく、中身の濃い移住相談があったことが伺われる。 7月は例年、移住セミナーの開催が多い。昨年は61回の開催であったが、今年は64回の移住セミナーが予定されている。とくに、子どもたちが夏休みに入る来週末の22日の土曜日は、人気の長野県が「信州で暮らす・働くフェア2023」として12階ダイヤモンドホールで過去最大規模で開催予定。山梨県も3階グリーンルームで「『やまなし移住相談会』子育て・教育セミナー&自治体やプロへの移住相談」など計7回を予定。23日の日曜日は「東北移住&つながり大相談会2023~あなたの“暮らしたい”“知りたい”がきっと見つかる~」が東北6県の100以上の自治体が参加して開催される。この日は山口県も「やまぐちと津和野のんびり移住Life2023~知る・見る・楽しむ~」を3階グリーンルームで予定。あわせて6回が予定されている。是非、有楽町まで足を運んでいただきたい。 取材・来客は、11日は秋田県移住担当課長などが来訪、今後の移住政策推進にいかに取り組むかを巡って意見交換した。宮城県名取市市長、同部長、なとりの魅力創生課長などが来訪、意見交換。和歌山県移住定住推進課杉本課長他来訪。埼玉県移住担当者研修会で15自治体33名が視察に。12日午前は全国市長会立谷相馬市長と情報誌で対談。岐阜県多治見市高木市長ほか来訪。大分県町村議長会会長(玖珠町議会会長)、同事務局長が来訪。13日共同通信取材。島根県の2名の公明党県会議員の視察があった。

セミナー報告 6月27日~7月2日 | セミナー VIEW MORE

セミナー報告 6月27日~7月2日

6月27日の週は、12回の地方移住セミナーを行った。 28日、鹿児島県は「鹿児島移住セミナー  #憧れの離島暮らし編」をオンラインで開催した。ゲストに東京から奄美大島・龍郷町へ移住したプロボディボーダーで、普段はご夫婦で「たぐちうどん店」を営む田口裕子さんを迎え、島暮らしの魅力、苦労や大変な面も含めてざっくばらんに聞いた。参加者からの質問も台風、買い物、地域コミュニティなど多岐に渡り、離島暮らしへの関心の高さを実感する非常に熱量の高いセミナーとなった。申込数は93組、当日参加は51組だった。当日不参加の場合も後日アーカイブ視聴可能な形式であった。 富山県は「先輩に学ぶ、ソロ移住のヒント ~とやま移住セミナー2023【第3回】~」をオンラインで開催。単身で移住した先輩移住者3人をゲストに迎え、きっかけや、目標、それぞれの生活について伺った。現在進行形で語っていただくため、移住経験の浅い方をゲストとして選定した。市町紹介の部分でも単身で移住した方に向けた支援策を中心に紹介。受け入れ態勢が整っていることが伝わったと思う。32名が参加した。 29日、和歌山県は「古民家でつくる『しごと』と『暮らし』」をオンラインで実施。しごと暮らし体験の受入を行っている古民家カフェを営む美浜町の山本三紗さんと、古座川町の久保拓也さんをゲストに招き、空き家を利活用するにあたっての経験談ややりがいを話してもらった。しごと暮らし体験を検討している方をはじめ、さまざまな方81名が参加した。 群馬県みどり市は「日本の旧石器時代の始まりの地『岩宿遺跡』から生配信! ~岩宿博物館オンラインツアー&石器づくりワークショップ~」をオンラインで開催した。歴史文化を子どもも一緒に学びながら地域を知るウェビナー。申込者へは事前に「黒曜石」をお送りし、当日は“石のエキスパート”小菅将夫学芸員による石器づくりの様子を見ながら、古代の人の暮らしや自然環境について学ぶ内容。ゲストは地域おこし協力隊OGで現在は古民家でパン屋を営業している子育て中の女性。家族で耕作放棄地を耕し、小麦を栽培している様子や、渡良瀬川流域での自然と隣り合ったゆとりある暮らしの風景を写真映像で見ながら市の魅力を伝えた。28名が参加した。 6月30日は、兵庫県が「古民家リノベーション×里山暮らしの再生」をオンラインで開催した。古民家リノベーションと周辺の里山再生に取り組むゲストの話を中心にしたセミナー。17名が参加し、オンラインのためか近畿圏からの参加者が多かった。「リノベの信念とやり抜く力に共感」「良い意味でのこだわりがすばらしい」といった感想が聞かれた。 7月1日は、徳島県が「とくしま・丸ごと魅力発見!ハイブリッド型移住相談会」を会場とオンラインのミックスで開催。毎年恒例の移住相談会で、自然の豊かさを活かしたアクティビティ、都会へのアクセスの良さを中心としたとくしま暮らしの魅力紹介し、移住の極意を伝えた後で個別相談に対応した。徳島へ行ったことがない方から移住決定済みの方まで幅広く12名が参加した。 山口県は「やまぐちYY!ターンセミナーVol.1 やまぐちで子どもを育てよう!~子育て&教育の話~」を会場で開催した。県内の特徴的な子育て・教育環境づくりの活動として、周南市の6人の子供を持つお母さんの「異世代交流子育てサロン」活動と、元サッカー日本代表が塾長を務めテーマ別の体験を通じて成長を促す美祢市の公設塾「mineto」を紹介。28名が来場。子どもと一緒に参加した家族もあり、会場が賑わった。各市担当者との個別相談会も盛況で、本気度の高い方々が多く参加したセミナーとなった。 山形県は「子どもも親も のびのび暮らせる山形暮らし~山形で子育て移住~」をオンラインで開催した。県内から参加希望自治体を募り、15市町村が参加。3名の移住者インタビュー動画と、県と市町村がそれぞれ子育て環境や支援制度などを紹介、個別相談も実施した。6名の参加者があった。 岩手県は「いわてで看護師 スタートアップセミナー」を会場とオンラインのミックスで開催した。岩手県医療局、医療政策室と連携し、初めて看護師向けのセミナーを開催した。岩手県にU・Iターンした看護師4名から、移住前と後の仕事、暮らし、休日について紹介があった。会場とオンライン合計で6名が参加、参加者からの質問もあり、少人数ながらアットホームに盛り上がった。 佐賀県は「さが暮らしセミナーVol.1 佐賀県職員として働きませんか?」をミックスで開催。「公務員という職種はない」というキャッチコピーで、従来の堅苦しいイメージを払拭するユニークな視点の佐賀県公務員セミナー。先輩職員の体験談では、首都圏からUJIターン枠で佐賀県庁に転職した後の仕事内容、佐賀での暮らし、移住のきっかけ等リアルな声を聞くことができた。2部のグループトークでは、会場・オンラインチームに分かれたが、どちらも質問が絶えず参加者の本気度の高さが伺えた。28名が参加した。 7月2日は、神奈川県が「【山北・箱根・湯河原】山だけじゃない!? おすすめの あしがらいふ」をオンラインで実施。県西の足柄エリア山北、箱根、湯河原の3町からゲストを迎えた参加型イベント。交流を促すことで地域とのつながりづくりを目的とした。参加自治体からもおススメの場所やイベントを紹介し、地域へ足を運ぶきっかけをつくった。参加者にもカメラオンの方には自己紹介や、どんな移住を考えているのか等をお話いただき、双方向性を高め場へのコミットを強化したので、情報提供のみの一方通行のセミナーと違い、手応えのあるセミナーとなった。13名が参加、アンケートからも「和気あいあいとした会話に参加しやすい雰囲気が良かった」「初めての参加で、緊張したが、あっという間だった。もっと、いろいろなセミナーに参加したい」「各自治体でのサポートの熱量や体制がわかり、今後移住を検討する中で心強い窓口を得られた」等、嬉しい回答が多かった。 東京都青梅市は「青梅市移住・定住セミナー ~街と里山が交わる陸の汽水域~」をミックスで開催。自然豊かな地域ならではの暮らし方ができる一方、新宿まで電車で1時間という交通の利便性の良さ。何も捨てない、諦めない、そんな歴史ある青梅市のPRがされた。 また都内では初である市独自の移住支援金制度をはじめ、様々な制度の説明があり、今後もどんどん充実させていくつもりと説明された。15名が参加した。

女性参加が過半数、移住・定住担当者会議開く | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

女性参加が過半数、移住・定住担当者会議開く

1年の半分が終わり、7月も今日は七夕。月日の流れは早く、駆け足で過ぎていくような気がする。また、7月は霞が関の人事の季節でもある。内閣官房 デジタル田園都市国家構想実現会議事務局長と総務省地域力創造審議官の両名も異動になった。腰を据えて地方創生や地方移住の現状やあり方を意見交換し、さらにこの20年のふるさと回帰運動の取り組み経験を踏まえた、意見具申をと思っていたのに残念であった。両名のさらなる活躍を祈念したい。 6月30日には3年ぶりに「2023年度移住・定住業務新任者担当研修会」が有楽町のふるさと回帰支援センターで14県、3団体(県レベル)、43市町村の参加で開かれた。今年の特徴は女性の参加者が半数を超え、和気あいあいとした雰囲気の中で開かれた。講義は「移住・定住と地域づくり」と「移住相談員の心構えとセンターとの連携」で、終了後は交流会も行われた。短い時間であったが集中して開催され、参加者は「大いに役に立った」、「役に立った」と概ね好評であった。また、感想も「移住・定住の取り組みの意義などを知ることができた」「他府県の取り組みが知ることができてよかった」「なんのために移住促進するのか、目的がきちんと定まった」「移住者のための移住施策と思っていたが、地域づくり、市民のためのものとの視点が重要ということに気づいた」など多彩な意見が出た。次年度も開催予定で、参加者は県や市町村の移住担当者で、具体的で実践的な移住相談やその取り組みを共有化するために開催しており、さらに幅広い参加が望まれる。 取材・来客は、28日は元大津市労連近藤氏。29日は椎名千葉自治研センター副理事長来訪、打ち合わせ、宮城県東松島市長来訪。30日小島弁護士打ち合わせ。7月1日は法政大学大学院連帯社会インステイテュート「連帯社会とサードセクター」で講演。ハウジングトリビューン取材。5日はデジタル田園都市国家構想実現会議事務局長退任挨拶、ふるさと鳥取県定住機構に就任した理事長懇談。彼は、以前県の移住担当課長経験者で、話は盛り上がった。ふるさと回帰支援センターの退任理事と懇談。今春の選挙で初当選された北海道滝上町清原町長来訪、意見交換。7日は長崎県松浦市川下市議が視察に来訪、意見交換。

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